JPH03218424A - 分光測定装置 - Google Patents

分光測定装置

Info

Publication number
JPH03218424A
JPH03218424A JP23968490A JP23968490A JPH03218424A JP H03218424 A JPH03218424 A JP H03218424A JP 23968490 A JP23968490 A JP 23968490A JP 23968490 A JP23968490 A JP 23968490A JP H03218424 A JPH03218424 A JP H03218424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
double
spectroscopic
polarization
polarizing element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23968490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2599024B2 (ja
Inventor
Masataka Shirasaki
白崎 正孝
Hiroki Nakajima
啓幾 中島
Yukimitsu Watanabe
幸光 渡辺
Tomoichirou Yamamoto
山本 倫一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Advantest Corp
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp, Fujitsu Ltd filed Critical Advantest Corp
Priority to JP2239684A priority Critical patent/JP2599024B2/ja
Publication of JPH03218424A publication Critical patent/JPH03218424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2599024B2 publication Critical patent/JP2599024B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は例えば光スペクトラムアナライザに用いるこ
とができる分光測定装置に関する。
「従来の技術」 光スベクトラムアナライザ等の分光測定器には被測定光
を各波長成分に分光させるためにプリズムや、回折格子
等の分光素子が用いられる。
回折格子はその構造が第1ズに断面で示すようにガラス
の表面に微細な溝Uを等間隔におよそ10本〜数1(1
00本/IIIII1刻んだものである。格子溝Uと直
角な面内(即ち第1図の紙面内)に光軸を有する被測定
光Qがこの回折格子14に入射すると、この被測定光Q
に含まれる例えば波長成分λズ2が前記面内で格子溝U
の配列方向に分散されて反射される。分散される角度θ
1.θ2は波長λ1とλ2に応じた角度となる。以下こ
の明細書では波長に対する分散角度の変化方向Dを分光
方向と称し、分光方向Dの各角度位置を分光角位置と称
することにする。従って、分光方向Dは第1図の紙面内
にある。
分光された各波長成分λ1,λ2の光の量は受光器l6
を分光方向Dに相対的に走査させて測定する。受光器1
6が分光方向に走査されたとき、各分光角位置で得られ
る受光信号のレヘルを取り込むことによって光の波長分
布が求められる。受光器16を分光方向に相対的に走査
させる手段としては回折格子14を分光方向Dに回動さ
せるか、受光器16を分光方向Dに移動させるか何れの
方法でもよい。一般的には格子溝Uと平行な直線OLを
中心として回折格子l4を分光方向Dに回動させる方法
が採られる場合が多い。
「発明が解決しようとする課FaJ ところで、回折格子のような分光素子には、これに入射
される被測定光Qが偏光である場合、その偏波面の角度
に応して回折効率が変化し、分光される波長成分ハとλ
2の量が変動してしまう欠点を持つ。この現象を一般に
分光素子が持つ偏光依存性と呼んでいる。
第2図に回折格子における偏光依存性特性を示す。同図
に示す曲線g(λ)は入射される光の偏波面が分光方向
Dと平行な場合、つまり偏波面が回折格子の格子溝Uと
直交する場合の各波長成分の回折効率を示す。曲if(
λ)は入射される光の偏波面が分光方向Dと直交する場
合、つまり偏波面が回折格子の格子溝Uと平行な場合の
各波長成分の回折効率を示す。この二本の曲線g(λ)
とf(λ)が意味するところは、回折格子に入射する光
の偏波面が分光方向と平行する状態から分光方向と直交
する方向まで回転した場合に曲線g(λ)から曲線[(
λ)までの間で分光された波長成分のレヘルが変化する
。一方波長λ。で偏光依存性が無く、λ0以外の波長で
は偏光依存性が生じることを意味している。特に光ファ
イハから出射された光を被測定光とした場合には光ファ
イハの状態によって出射光の偏波面が大きく変化するた
め分光素子の回折効率の変動の影響を大きく受ける。
この問題を解決した分光測定器が[特開昭62−286
23号公報」で提案されている。この公報に記載された
分光測定器は被測定光を分光素子によって分光した後、
この分光された光を偏光素子によって偏光面が互いに直
交するP偏光成分とS偏光成分に分離し、この分離され
たP偏光成分とS偏光成分を別々に二つの受光器に与え
、二つの受光器からP偏光成分とS偏光成分の光量に対
応した電気信号を得、この電気信号を基に、予め記憶器
に各波長ごとに記憶した分光素子におけるP偏光成分の
回折効率AP,S偏光成分の回折効率B,偏光素子にお
ける各偏光成分P.  Sに対する損失率Cp,D=及
び受光素子の光電変換効率LL,し2を読み出して被測
定光Qの絶対パワーを演算して求める方法を採っている
。上述の公報に提案された従来の分光測定器によれば確
かに分光素子乙こおける偏波面の角度の違いによる回折
効率の変動の影響を除去することができる。しかしなが
ら、そのためには記憶器に分光素子が持つ偏光成分PS
に対する回折効率A,及びB,.偏光素子における各偏
光成分P,Sに対する損失率C p , D s及び受
光素子の光電変換効率等の補正データを記憶しておかな
くてはならない。このデータは各波長ごとに必要なため
波長に対して分解能よく測定するにはかなりの量のデー
タを用意しなければならない。また、各データは各製品
ごとに異なる値となるため補正データを求める作業に手
間が掛り、装置の製造が面倒である。また、記憶器に記
憶した補正データの値によっては回折効率の変動の影響
を受ける状況もあるため、必ずしも分光素子が持つ偏光
依存性を除去できるとは限らない。
「課題を解決するための手段」 この発明の目的は、記憶器に各種の補正データを用倉し
なくても分光素子が持つ偏光依存性を除去することがで
きる分光測定装置を堤供しようとするものである。
この発明では被測定光を予め偏波面が互いに直交し互い
に異なる光軸を有する二つの偏光成分に分離する複像偏
光素子と、この複像偏光素子によって分離された二つの
偏光成分がそれぞれの偏波面が分光方向に対して±45
゜の角度で交叉するように照射され、二つの偏光に含ま
れる同じ各波長成分を同じ対応する分光角位置に分光す
る分光素子と、この分光素子で分光された二つの偏光成
分の光のパワーの和を計測する光パワー測定手段と、に
よって分光測定装置を構成する。
「作用」 この発明の積成によれば、被測定光をその偏波面が分光
素子の分光方向に対して予め±45゜の角廣で交叉する
ように二つの偏光に分離して分光素子に照射したから、
二つの偏光に対する回折効率は互いに等しい。よって被
測定光の偏波面が変化しても、二つの偏光のパワーは相
補的に変化し、つの偏光のパワーの和は常に一定値に維
持される。この結果、二つの偏光を分光した各波長成分
の光パワーの和を求めることによって分光素子が持つ偏
光依存性を除去することができる。よって、この発明に
よれば補正データ等を用いることなく、分光素子が持つ
偏光依存性を除去することができ、構成が簡単で製造が
容易な分光測定装置を提供することができる。また、補
正データを必要としないから波長方向に対する分解能の
制限はない。よって、精度の高い分光測定を行うことが
できる。
「実施例」 第3図にこの発明の一実施例を示す。第3図において1
1は被測定光を照射する光源を示す。この例では光ファ
イハ10を通して送られてきた光を被測定光とした場合
を示す。
l2はこの光源11から出射された光を互いに偏波面が
直交する二つの偏光成分に分離する複像偏光素子を示す
。この複像偏光素子12は入射される光を偏波面が互い
に直交する二つの偏光に分離する機能の他に、光軸が互
いに異なる二つの光束に分離する機能を具備する。この
ような機能を持つ複像偏光素子は市販されている。複像
偏光素子の一例としてサヴァール板がある。サヴァール
板の構造を簡単に説明すると、水晶、方解石のような単
軸結晶を結晶軸Cxに対して斜めに切断して平行平面板
を作る。この平行平面板を二枚全く同じ厚さに作り、こ
の第1板12aと第2板12bを第4図に示すように主
断面が互いに90度回転され貼り合わせた構造になって
いる。
サヴァール板の第1板12aでの常光線22は第2板1
2bで異常光線24になり、第1板12aでの異常光1
23は第2板12bで常光線25になるので、二つの偏
光は第1板12aと第2板]2bとを通ることにより光
軸がそれぞれ1回互いに直角方向に平行横偏位し、二本
の互いに直角に偏光した光24.25に分離される。
この様子を第.5A.5B,5C,5D図に示す.第5
A図は第1仮12aに入射する任意の偏光状態の入射光
2lを示す。第5B図は第l板12aから出射して第2
板12bに入射する第1板と第2板の境界における常光
線22と横偏位した異常光線23の関係、第5C図は偏
光23が第2板l2bに入射し、そこからそのまま出射
される常光24と偏光22が第2板12bに入射し、そ
こから出射される横偏位された異常光25の関係を示し
、矢印はそれぞれ偏光方向を示す。第5C図を紙面内で
例えば時計方向に45゜回転させれば第5Dのように上
下方向に偏移され、その上下方向の軸Zに対し±45″
の偏光をもつ光軸が互いに平行な2光束24.25が得
られる。
第3図において複像偏光素子12は第5D図に示すその
Z軸が分光素子140回動中心軸O,と平行になるよう
に配置されている。尚、第5A〜5D図で光束22と2
3及び24と25は互いに分離して描かれているが、実
際の光束22.2324.25の径に比べて横偏位の大
きさが小さく、光束24と25は互いにほとんど重なっ
ている。
複像偏光素子12で分離された二つの偏光24と25は
必要に応してコリメート鏡l3で反射されてそれぞれ平
行光束とされて分光素子I4に入射される。
例えば、第6図に理解し易いように第3図の実施例にお
けるコリメート鏡13をコリメートレンズ13′に置き
替えて、光[1 1. ?3[像偏光素子12,コリメ
ートレンズ13′,分光素子14をこの順に直線上に配
列した光学系をその光学軸OXに沿って分光素子14の
回動中心軸OLと平行な断面で示す。コリメートレンズ
13′の焦点上に配置された光源11から放射された光
束21は複像偏光素子12に入射され、第5D図で説明
したようにそれぞれZ軸に対し±45゜の偏光面を存す
る二つの偏光光束24,25がZ軸方向に互いに偏移し
て出射される。光束24と25を互いに区別し易いよう
に前者は破線で、後者は実線でそれぞれ示してある。こ
れらの偏光光束24、25の中心軸24A.25Aは光
学軸O,,に平行である。偏光光束24.25はコリメ
ートレンズ13″によりそれぞれ平行光束にされて分光
素子14に入射されるが第6図に示すようにそれら平行
光束24.25の中心軸24A.25AはZ軸と光学軸
08を含む面内にあり、コリメートレンズの焦点面上で
互いに交叉する。従って分光素子14がコリメートレン
ズ13′の焦点面上にない場合、例えば懺点面より遠い
位置に配置された場合には第7図に示すように分光素子
l4として使用される例えば回折格子の格子面に対し偏
光光束24 25はZ軸方向、即ち格子溝Uの延長方向
に互いにずれて入射する。
上述のように同一光源11から出射された光を複像偏光
素子12によって光軸の異なる二つの偏光24及び25
に分離することによって、この二つの偏光24.25は
第6回に示すように実質的に異なる二つの光源11a,
llbから出射された光として取り扱うことができる。
よって、同一空間内を伝播しても、またコリメート鏡I
3、分光素子14あるいは集光鏡15において同一面上
で重なり合って反射面を利用しても二つの光束24と2
5の偏光性はそれぞれ保存される。よって、分光素子l
4では二つの偏光24と25は別々に分光され、分光さ
れた光は集光鏡15で集光され、スリットI7を通じて
例えばフォトダイオードのような受光器16に受光され
る。
スリット17の開口幅は分光測定装置に要求される波長
分解能に応じて決められる。一方スリット17の開口高
さ(Z軸方向の長さ)は迷光を遮断するためできるだけ
短いことが望まれるが、第6図で説明したZ軸方向に互
いにシフトした2つの偏光24、25をスリット17に
おいて常にそれぞれの偏光の光量の比率が変化しないよ
うにZ軸方向において切り取るように構成することは現
実的に困難であるので、第3図に示す集光鏡15によっ
て集光された偏光24、25が分光方向と直角なZ軸方
向において切り取られることなくスリットl7を通過す
るようにスリソト17の高さを選ぶ必要がある。
第3図において、コリメート鏡I3の焦点距離をr1、
集光1jl5の焦点距離を[2、コリメート鏡l3の焦
点面(第3図において光#11の光出射端が配置されて
いる)上に配置された物体のZ軸方向の高さをYMとす
ると、集光鏡15の隼屯面(第3図においてスリットl
7が配置されている)上に結像される物体の像のZ軸方
向の高さY,はY.=Y.  ・12/f.となる。一
方第6図で説明したサハール板l2によりシフトされた
2つの偏光24、25の中心軸24Aと24Bの間の距
離をd、光源11の光出射面の直径をRとすると、見か
け上の2つの光filla、llbの直径もRであり、
それら間の距M(中心から中心)もdである。従って、
2つの光filla,llbを2軸方向に縦断する線分
の長さ(即ち光源11aの下端から光源1lbの上端ま
での距離)はd十Rである。尚2つの光源11a、ll
bは互いに重ならないようにするためd>Rとなるよう
にサハール板12の厚さと光#1lの光出射面の径が選
ばれてえる。前述の物体の2軸方向の高さY。
をd十Rで!き換えれば、集光鏡I5の僚点面上に結像
される光a. 1 1 a、llbの2つの像の最外両
端間の距離は( d + R)fz/ftと表される。
スリット17の高さは集光鏡15の焦点面上において最
も短く選ぶことができ、その長さは(d+R)h/f+
 よりわずかに長くする必要がある.受光器16は二つ
の偏光24と25が分光されて得られた同じ波長成分の
二つの偏光を受光することによって、その波長成分につ
いて二つの偏光のパワーの和に対応した電気信号を出力
する.受光器16から得られる各波長成分についての二
つの偏光のパワーの和の値に対応した電気信号は被測定
光の偏波面が回転しても変動することなく、従って分光
素子l4の偏光依存性に影響されることなく、偏波面の
回転に対しては一定値を維持する。
この理由を分光素子14として回折格子を使用した場合
について以下に数式を用いて説明する。
偏光依存性未対策の状態で回折格子に入射する入射光及
び出射光は、それぞれ次式(1) . (2)で与えら
れる。
P ,,1(λ) = P .,,(λ,P)+Pi,
l(λ,s)  −(1)P0,(λ)一丁(λ)・P
.7(λ,P)千g(λ)・P,7(λ, s )  
−(2)ここで、 P.1(λ)二波長λの入射光量(パワー)P14(λ
,p)二入射光看P.7(λ)の回折格子の溝方向成分
(p成分)の光量 P,、(λ,S):入射光量P.、(λ)の回折格子の
溝方向に直交する成分(S成分)の 光量 P.,(λ)二回折された波長λの出射光量(パワー) r(λ):格子溝Uに対して平行(p成分)な偏波に対
する回折効率(第8図参照) g(λ):格子溝Uに対して垂直(S成分)な偏波に対
する回折効率(第8図参照) である。
式(2)は入射光のパワーが一定であっても偏光?態が
変化すると、回折効率が変化することを示している。
これに対しこの発明の構成では、入射光P.7(λ)は
複像偏光素子によって回折格子の溝に対して±45゜の
偏波面を持つ2光束に分離される。従って回折格子への
入射光は次式のように表される。
P,R(λ)一Pill.(λ)  +  P,.(λ
)  一−−(3)ここで、 P.,.(λ):入射光の回折格子の溝に対して+45
度の偏光成分の光量 P.一(λ)二入射光の回折格子の溝に対して45度の
偏光成分の光量 である。回折格子へ偏光成分Pil1。(λ)とP..
−(λ)が入射する場合、次式で示すようにそれぞれの
偏光成分は回折格子の溝の方向と溝に直角な方向に分け
られる. P...( λ)   =PL,.( λ ,p)+P
;a−( λ.s)   ■−−−−(4)P.,l−
(λ) 一Pi.−(λ,p)十Pin−(λ.s) 
−−−−−(5)従って各入射偏光成分に対する出射光
量は次式P0い(λ)一f(λ)PL,l.(λ.p)
十g(λ)Pi,l.(λ,s)−(6)P−L−(λ
)一f(λ)Piいバλ,p)+g(λ)Pi.−(λ
. s)−−−(7)で表される。
入射光の偏光面が回折格子の溝に対して±45゜の場合
、その入射偏光の回折格子の溝方向成分(ρ成分)とそ
れに直角な成分(S成分)は光量が互いに等しく、それ
ぞれ入射光量の1/2である。
即ち次式が成立する。
Pi,.(λ,p)=P.l1−(λ.!l)=1/2
 P.n.(λ’) 一−−−一(8)PL,l−(λ
++))=Pi*−(λ.s)=1/2 P,,,−(
λ) −(9)式(6) , (8)及び式(7) ,
 (9)から次式が成立する。
P−t−(λ)=Pin.(λ){r(λ)千g(λ)
}/2(10) Pot−(λ)=Pi.−(λ){r(λ)十g(λ)
}/2(11) 回折格子から出射される全光量P.t(λ)は次式で表
される。
pot(λ)  − p...(λ)  + p.t−
(λ)一 {r(λ)+−g(λN  ip,,1.(
λ)+Pi,l(λ)l /2=  (f(J)+g(
 λ)l   Pi,l(  λ)/2      −
−(12)式(12)から明らかなように回折効率は入
射光に対し常にf(λ)とg(λ)の平均値となり一定
であり、入射光の偏光状態に依存しない。この証明は回
折格子以外の他の分光素子にも当てはまる。
第9図はこの発明のもう1つの実施例を示す。
この第2の実施例においては複像偏光素子12としてコ
リメート鏡13と回折格子14との間に配置されたダブ
ルウオーラストンプリズムを用いる。
ダブルウオーラストンプリズム12は第10A10B図
に側面図と平面図で示すように二つのウオーラストンプ
リズム12a,12bを共通の光学軸08上で互いに9
0゜回転して配置した構成とする。この構成によれば第
1のウオーラストンプリズム12aに入射した光束2l
は第11A図に示すように互いに直角な方向に偏光した
二つの光束22.23としてZ軸方向に互いに分離され
、これらの光束22.23は第2のウオーラストンプリ
ズム12bにより、それらの偏光方向を保つたまま光学
軸0イとZ軸に直角なY軸方向に互いに分離され光束2
4.25として出射される。従って第5C図、第5D図
で説明した場合と同様にダブルウオーラストンプリズム
l2を光学軸o8を中心として45゜回転することによ
りZ軸方向にそれぞれ±45゜の偏光方向を有し、互い
にZ軸方向に離れた光束24.25が得られる。このよ
うにして得られた光束24.25をZ軸方向が回折格子
l4の回動中心軸OLと平行になるように回折格子14
に入射させることによって第3図の実施例と同樺に偏光
方向に依存しない分光パワーを受光器16で検出するこ
とができる。
「発明の効果J 以上説明したように、この発明によれば分光素子l4が
持つ偏光依存性が解消された分光測定装置を提供するこ
とができ、光パワーの絶対値を正確に求めることができ
る。また、この発明では記憶器に補正データを用意する
ことなく、分子素子が持つ偏光依存性を解消することが
できるから補正データの取込作業を行う必要がない。よ
って、製造が容易な分光測定装置を堤供することができ
る。
また補正データを用いなくとも波長を連続的に変化させ
任意の波長での分光量を測定できるから波長方向に対す
る分解能の制限は無い。従って光学系の精度を高めるこ
とにより精度の高い測定を行うことができる。
なお、受光器16は一個の受光器で二つの偏光成分の分
光パワーの和を求める実施構造の外に、二つの受光素子
を使って、二つの偏光成分の分光のパワーを別々に測定
して二つの測定結果を加算するように構成してもよい。
また受光器16は必ずしもフォトダイオードのような受
光素子でなくてもよく、必要に応して例えばガラスファ
イバ6こ二つの偏光成分の分光を入射させ、遠方に伝送
した状態で光一電気変換したり、あるいは他の測定器に
光のまま入力するように構成することもできる。
また、分光素子14は回折格子に限られるものでなく、
他の例えばプリズム等の分光素子を使うこともできる。
更に分光素子l4として凹面回折格子を使用すればコリ
メート鏡13を省略することができる。
また、複像偏光素子はサヴァール板や、ダブルウォーラ
ストンプリズムのみに限定されるものでなく、その他の
複像偏光素子を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は分光素子の構造及びその動作を説明するための
側面l、第2図は分光素子が持つ偏光依存性を説明する
ためのグラフ、第3図はこの発明の一実施例を示す光学
図、第4図はこの発明に用いた複像偏光素子の動作を説
明するための側面図、第5A.5B,5C.5D図は複
像偏光素子の動作を説明するための正面図、第6回は光
allから分光素子14に至る光束と光軸を説明するた
めの図、第7閏はこの実施例に用いた分光素子に対する
二つの偏光の照射状況を説明するための正面図、第8図
はこの発明の動作を説明するためのグラフ、第9図はこ
の発明の第2の実施例を示す光学図、第10A図はダブ
ルウオーラストンプリズムの側面図、第10B図はダブ
ルウオーラストンプリズムの平面図、第11A,IIB
図はダブルウオーラストンプリズムの動作を説明をする
ための正面図である。 11−光源、12:複像偏光素子、l3:コリメート鏡
、14:分光素子、l5:集光鏡、16:受光器、17
:スリット、U:格子溝、D=分光方向、24.25:
偏光光束。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被測定光を互いに直交する偏波面をもち光軸が互
    いに異なる二つの偏光成分に分離する複像偏光素子と、 前記複像偏光素子によって分離された前記二つの偏光成
    分の偏波面がそれぞれ分光方向に対して±45゜の角度
    で交叉するように照射され、前記二つの偏光成分に含ま
    れる同じ各波長成分を同じ対応する分光角位置に分光す
    る分光素子と、 前記分光素子で分光された同じ各波長成分の二つの偏光
    成分の光の量の和を計測する光量測定手段と、 を含む分光測定装置。
  2. (2)前記分光素子は回折格子である請求項1記載の分
    光測定装置。
  3. (3)前記複像偏光素子から出射される前記二つの偏光
    成分をそれぞれ平行にして前記分光素子に入射させるコ
    リメート手段が設けられている請求項1記載の分光測定
    装置。
  4. (4)前記複像偏光素子はサヴァール板である請求項1
    、2又は3のいずれかに記載の分光測定装置。
  5. (5)前記被測定光が入射され、それを平行光にして前
    記複像偏光素子に入射するコリメート手段が設けられて
    いる請求項1記載の分光測定装置。
  6. (6)前記複像偏光素子はダブルウォーラストンプリズ
    ムである請求項1、2又は5のいずれかに記載の分光測
    定装置。
  7. (7)前記ダブルウォーラストンプリズムはそれぞれの
    偏光分離方向が互いに直角になるよう同一の光学軸上に
    配置された二つのウォーラストンプリズムから構成され
    ている請求項6記載の分光測定装置。
  8. (8)前記分光素子により分光された光が入射され、そ
    れを前記光量測定手段上に集光するための集光手段が設
    けられている請求項1、2、3又は5のいずれかに記載
    の分光測定装置。
  9. (9)前記光量測定手段は前記分光された二つの偏光成
    分が同時に入射されそれらの光パワーの和に対応する電
    気信号を出力する1つの光検出器である請求項1記載の
    分光測定装置。
  10. (10)前記光量測定手段は前記分光素子からの前記2
    つ偏光成分の分光された光を所望の波長幅で分離するた
    めのスリットを含み、前記スリットの長さは分離された
    前記偏光成分が分光方向と直角な方向において切り取ら
    れずに通過できる長さに選ばれている請求項1、2、3
    又は5のいずれかに記載の分光測定装置。
  11. (11)前記複像偏光素子は前記2つの偏光成分を前記
    分光方向と直角な方向に互いに分離するように配置され
    ている請求項1、2、3又は5のいずれかに記載の分光
    測定装置。
JP2239684A 1989-09-12 1990-09-10 分光測定装置 Expired - Fee Related JP2599024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2239684A JP2599024B2 (ja) 1989-09-12 1990-09-10 分光測定装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23596789 1989-09-12
JP1-235967 1989-09-12
JP2239684A JP2599024B2 (ja) 1989-09-12 1990-09-10 分光測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03218424A true JPH03218424A (ja) 1991-09-26
JP2599024B2 JP2599024B2 (ja) 1997-04-09

Family

ID=26532430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2239684A Expired - Fee Related JP2599024B2 (ja) 1989-09-12 1990-09-10 分光測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2599024B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0559261U (ja) * 1992-01-27 1993-08-06 株式会社アドバンテスト 分光測定装置
WO2003058182A1 (fr) * 2001-12-28 2003-07-17 Nikon Corporation Spectroscope
JP2010151449A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Yokogawa Electric Corp 光スペクトラムアナライザ
WO2017183629A1 (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 ミツミ電機株式会社 分光器および測定装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5594144A (en) * 1979-01-10 1980-07-17 Hitachi Ltd Atomic-absorption photometer using zeeman effect
JPS63138840A (ja) * 1986-11-29 1988-06-10 Juki Corp コ−ドレステレホン
JPS63284432A (ja) * 1987-05-15 1988-11-21 Iwatsu Electric Co Ltd 分光測光装置
JPH01113626A (ja) * 1987-10-27 1989-05-02 Toyo Commun Equip Co Ltd 光波長測定方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5594144A (en) * 1979-01-10 1980-07-17 Hitachi Ltd Atomic-absorption photometer using zeeman effect
JPS63138840A (ja) * 1986-11-29 1988-06-10 Juki Corp コ−ドレステレホン
JPS63284432A (ja) * 1987-05-15 1988-11-21 Iwatsu Electric Co Ltd 分光測光装置
JPH01113626A (ja) * 1987-10-27 1989-05-02 Toyo Commun Equip Co Ltd 光波長測定方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0559261U (ja) * 1992-01-27 1993-08-06 株式会社アドバンテスト 分光測定装置
WO2003058182A1 (fr) * 2001-12-28 2003-07-17 Nikon Corporation Spectroscope
JP2010151449A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Yokogawa Electric Corp 光スペクトラムアナライザ
WO2017183629A1 (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 ミツミ電機株式会社 分光器および測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2599024B2 (ja) 1997-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4728027B2 (ja) 光測定装置
US8031401B2 (en) Laminated half-wave plate, polarizing converter, polarized light illumination device and light pickup device
US7898656B2 (en) Apparatus and method for cross axis parallel spectroscopy
US5657121A (en) Spectrum measuring device eliminating polarization dependency
CA2025204C (en) Spectrum measuring equipment
US7369232B2 (en) Stokes parameter measurement device and method
JPH0887724A (ja) フレア防止光学系、フレア防止方法、浮上量測定装置
JP4645173B2 (ja) 分光器、及びこれを備えている顕微分光装置
US7116848B2 (en) Optical spectrum analyzer using a diffraction grating and multi-pass optics
JP2995985B2 (ja) 偏光解消板
JPH03218424A (ja) 分光測定装置
JP2002365592A (ja) 偏光解消板及び偏光解消板を用いた光学装置
US6819429B2 (en) Multi-pass optical spectrum analyzer having a polarization-dependent tunable filter
JP2003083810A (ja) 分光装置および光測定装置
KR101825994B1 (ko) 직선편광으로 인한 계측오차가 보정된 휘도색도계
JPS63284432A (ja) 分光測光装置
JP2599024C (ja)
JP5176937B2 (ja) 光スペクトラムアナライザ
EP4143541B1 (en) Interferometric gas sensor
JP2755958B2 (ja) ダブルグレーティング型分光装置
JPH02159528A (ja) 二段式分光器
JPH01113626A (ja) 光波長測定方法
US11828648B2 (en) Reducing polarization dependent loss (PDL) in a grating-based optical spectrum analyzer (OSA)
JPH05302810A (ja) ヘテロダイン2波長変位干渉計
JPS60104236A (ja) 偏波保持光フアイバのモ−ド複屈折率測定方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees