JP4119717B2 - 折り畳み式ベビーカー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は乳児や幼児あるいは歩行バランスや自立バランスを得ることに不自由を来している人等が利用するのに適した折り畳み式ベビーカーに関するものであって、特に着座部関連機構の改良に係るものである。
【0002】
【発明の背景】
乳児や幼児あるいは足の歩行バランスや自立バランスを得ることに不自由を来している人等が利用するのに適したベビーカーは、現在では折り畳み自在の構成を有するものが殆どであり、着座部についても折り畳み格納に応じられるように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。なお、成人が利用することを考慮すると「ベビーカー」の名称は必ずしも適切ではないものの、実質的に慣用されていることから、この用語を用いて説明するものである。ところで、着座部についてみると、この種のベビーカーでは折り畳み自在であることの要求を最重要課題としていることから、着座時の座り心地や機能については、最善のものが追求しきれていないとしても、そのこと自体止むを得ないとの一種の先入観があり、使用者側からみると、まだ改良の余地を感じさせるものであった。
特に体に障害のある幼児、児童等の中には、着座姿勢を正確に保持しておかねばならない等の要請もあるが、この要請の視点で従来型折り畳み式ベビーカーを見ると必ずしも満足できるものは少なかった。
【0003】
具体的には例えばいわゆる二つ折りの折り畳みタイプのベビーカーについては、座面が硬い方が好ましいという人間工学的な考え方も一方にあり、そのものは前後方向には折り畳めるようにはなっているものの、それぞれの部材は比較的剛性を高く採るような傾向があり、このため着座者の体をすっぽりと包み込むような形状が追求されていない。
またいわゆる四つ折りの折り畳みタイプのベビーカーについては、コンパクトさを追求したものであるため、拡げたときに着座部がキャンバスチェア状に不定形に形成されるにとどまって、その座り心地までも追求はしきれていなかった。
【0004】
また座り心地を決定するもう一つの決定要素であるリクライニング機構についてもその耐久性、強度の確保に過剰に意が払われ、結果的に重量増加をもたらしている。実際の使用状態を考慮すると、この種の折り畳み式ベビーカーを公共交通機関に持ち込む際、折り畳んで使用する機会が多く、しかもこの際、着座していた幼児等を更に抱き抱えた上でこの折り畳み式ベビーカーを持たなければならないため、総重量も重い従来型ベビーカーは、その点でも満足できなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−88710号公報
【0006】
【開発を試みた技術的課題】
本発明はこのような背景からなされたものであって、上記のような実際の使用者の要求に対応し得るような新規な構造の折り畳み式ベビーカーの開発を試みたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項1記載の折り畳み式ベビーカーは、チェア本体と、自立移動可能な走行体と、この走行体とチェア本体とを組み合わせ支持するフレーム部材とを具えて成り、前記チェア本体は、可撓シート部材でバケット状に形成されるとともに、上辺部と下辺部とを保形芯材で支持されるものであり、更に前記チェア本体には、上下段に二本のシートベルトが設けられ、このうち下部シートベルトは着座者の腰部を固定するものであって、前記チェア本体に対して固定され、一方、上部シートベルトは着座者の腹部から胸部に渡る 適宜の個所を固定するものであって、背もたれ面の上下に開口された二本の調節スリットに挿入されて上下位置を選択自在に係止され、この上部シートベルトのチェア本体への係止は、左右の基端側に設けられた面状ファスナを、前記調節スリットへ差し通した後にチェア本体背面側に設けられた面状ファスナに対し係着することにより行われるものであり、更に上部シートベルトにおける左右のベルト自由端の締結は、それぞれ先端に設けられた面状ファスナを互いに係着することにより行われることを特徴として成るものである。
この発明によれば、着座者が座るチェア本体が可撓シート部材のみで形成されているため、折り畳み式ベビーカーの総重量が軽くなる。更にチェア本体は、バケット状であるため、身体を包み込みサポート性に優れる。また特にチェア本体の上辺部の保形芯材中央部が後方に退去するように湾曲形成されているため、より身体の包み込みが強く、着座者の肩付近の支持にも優れる。また上下段に二本のシートベルトが設けられるため、確実なサポートが行い得る。また上部シートベルトは、チェア本体に固定される基端部が面状ファスナによって係着されるものであるため、簡単で細かな高さ調節が可能である。更に上部シートベルトの締結は、それぞれ先端に設けられた面状ファスナを互いに係着することにより行われるものであるため、基端部の止め位置により上部シートベルトの長さが変わっても特別にベルトの長さ調節を行う必要がない。
【0008】
また請求項2記載の折り畳み式ベビーカーは、前記請求項1記載の要件に加え、チェア本体の側面部上縁は、シート部材上辺部と下辺部との間で緊張状態に設定されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、チェア本体全体の保形性を必要な部位で高め、もって着座者のサイドサポート性に優れる。
【0009】
更に請求項3記載の折り畳み式ベビーカーは、前記請求項1または2記載の要件に加え、前記チェア本体の下辺部には面状ファスナが設けられており、下辺部を保形芯材に巻回した上でチェア本体の裏面に張設された面状ファスナに係着して固定するものであり、下辺部の巻回位置でチェア本体の座長が調節自在であることを特徴として成るものである。
この発明によれば、着座者の伸長に応じてチェア本体の座長を変更することが容易に行い得るものであり、着座者の体格に対応したバケット形状を形成できる。
【0010】
更にまた請求項4記載の折り畳み式ベビーカーは、前記請求項1、2または3記載の要件に加え、前記上部のシートベルトの取付け位置を調節するための調節スリットは、背面固定覆い面状ファスナにより覆われることを特徴として成るものである。
この発明によれば、上部シートベルトの位置調節のため背もたれ面が上下に裂かれたようになっている調節スリットを背面固定覆い面状ファスナにより効果的に塞ぐことができる。
【0011】
更にまた請求項5記載の折り畳み式ベビーカーは、チェア本体と、自立移動可能な走行体と、この走行体とチェア本体とを組み合わせ支持するフレーム部材とを具えて成り、前記チェア本体の上辺部は、背もたれフレームの保形芯材に固定されるものであり、この背もたれフレームは、全体が移動して傾倒角度自在に支持されることによりチェア本体の背もたれ面の傾倒角度が調節可能であり、更に前記チェア本体には、上下段に二本のシートベルトが設けられ、このうち下部シートベルトは着座者の腰部を固定するものであって、前記チェア本体に対して固定され、一方、上部シートベルトは着座者の腹部から胸部に渡る適宜の個所を固定するものであって、背もたれ面の上下に開口された二本の調節スリットに挿入されて上下位置を選択自在に係止され、この上部シートベルトのチェア本体への係止は、左右の基端側に設けられた面状ファスナを、前記調節スリットへ差し通した後にチェア本体背面側に設けられた面状ファスナに対し係着することにより行われるものであり、更に上部シートベルトにおける左右のベルト自由端の締結は、それぞれ先端に設けられた面状ファスナを互いに係着することにより行われることを特徴として成るものである。
この発明によれば、複雑なリクライニングアジャスト機構を具えず、折り畳み式ベビーカーの総重量を軽くできる。また上下段に二本のシートベルトが設けられるため、確実なサポートが行い得る。また上部シートベルトは、チェア本体に固定される基端部が面状ファスナによって係着されるものであるため、簡単で細かな高さ調節が可能である。更に上部シートベルトの締結は、それぞれ先端に設けられた面状ファスナを互いに係着することにより行われるものであるため、基端部の止め位置により上部シートベルトの長さが変わっても特別にベルトの長さ調節を行う必要がない。
【0012】
更にまた請求項6記載の折り畳み式ベビーカーは、前記請求項5記載の要件に加え、前記背もたれフレームは、門型に形成されたものであり、左右の縦フレーム部位にそれぞれ上下に係止ネジが固定されており、これら係止ネジがリクライニングアジャスト板の上下スライド溝及び段階係止溝に嵌挿されるものであり、下方の係止ネジは上下に長孔の上下スイライド溝に嵌挿され、上方の係止ネジは複数高さで且つ係止位置が前後方向に異なる係止溝を有する段階係止溝に嵌挿されることを特徴として成るものである。
この発明によれば、リクライニングアジャスト機構が極めてシンプルな構造であり、総重量を軽くできるとともに、安価な実施ができ、更に故障も生じにくい。
【0013】
更にまた請求項7記載の折り畳み式ベビーカーは、前記請求項5または6記載の要件に加え、前記チェア本体は、可撓シート部材でバケット状に形成されるものであり、上辺部と下辺部とを保形芯材で支持され前記上辺部の保形芯材が中央部が後方に退去するように湾曲していることを特徴として成るものである。
この発明によれば、着座者が座るチェア本体が可撓シート部材のみで形成されているため、折り畳み式ベビーカーの総重量が軽くなる。更にチェア本体は、バケット状であるため、身体を包み込みサポート性に優れる。また特にチェア本体の上辺部の保形芯材中央部が後方に退去するように湾曲形成されているため、より身体の包み込みが強く、着座者の肩付近の支持にも優れる。
【0014】
更にまた請求項8記載の折り畳み式ベビーカーは、前記請求項5、6または7記載の要件に加え、前記上部のシートベルトの取付け位置を調節するための調節スリットは、背面固定覆い面状ファスナにより覆われることを特徴として成るものである。
この発明によれば、上部シートベルトの位置調節のため背もたれ面が上下に裂かれたようになっている調節スリットを背面固定覆い面状ファスナにより効果的に塞ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の実施の形態に基づき説明する。図中符号Aで示すものが本発明の折り畳み式ベビーカーであり、チェア本体1と、自立移動可能な走行体3と、この走行体3とチェア本体1とを組み合わせ支持するフレーム部材2とを具えて成る。なお本発明の折り畳み式ベビーカーAは、複数タイプの大きさのものを提供し得るものであり、乳児の他、幼児や歩行バランスや自立バランスを得ることに不自由を来している人にも利用することが可能である。
以下、各部材について説明する。
【0016】
まず上記フレーム部材2について説明する。フレーム部材2は、本体水平フレーム21、手押しフレーム22、脚部固定水平フレーム23、前輪支持フレーム24、後輪支持フレーム25及び背もたれフレーム26を主要部材として成るものである。
【0017】
前記本体水平フレーム21は、矩形枠状のフレームが水平に姿勢設定されて設けられるものであり、この前辺部においてチェア本体1の下辺部14を支持する。この本体水平フレーム21の左右後方側には直線棒状パイプの上部をほぼ直角に曲げ形成してグリップ22Aとした手押しフレーム22が、それぞれ中央よりやや下方寄りにおいて、回動自在に設けられるものであり、折り畳み式ベビーカーAとしての使用状態では、やや後側に傾倒した姿勢に設定される。また前記本体水平フレーム21の下方には、平面視で前方が開放したコの字状の脚部固定水平フレーム23が水平に姿勢設定されて設けられる。
【0018】
この脚部固定水平フレーム23に対し前記手押しフレーム22の下端が回動自在に接続されるとともに、前輪支持フレーム24が直接的に回動自在に接続され、後輪支持フレーム25がリンクプレート28を介して間接的に回動自在に接続される。前輪支持フレーム24及び後輪支持フレーム25の上端は、ブラケット21bにより前記本体水平フレーム21の前方寄り下端に回動自在に接続されており、その開閉角度が拡縮自在とされている。またそれぞれ左右二本の前輪支持フレーム24及び後輪支持フレーム25の下端付近は、それぞれ補強ロッド27F、27Rで連結されている。また左右の前輪支持フレーム24には、複数高さに調節孔24aが穿孔され、ここにフットレスト4が回動ピン4aにより回動自在に係止されている。なお符号24bで示す部材はフットレスト4の回動を制止するストッパである。前記フットレスト4は、前記調節孔24aの適宜位置に回動自在に係止でき、それに応じてストッパ24bも適宜位置に係止することが可能である。
【0019】
また後輪支持フレーム25上方に設けられる符号25aで示す部材は、折り畳み式ベビーカーAを折り畳んだ際にその姿勢を維持するための折畳固定フックであり、折り畳み式ベビーカーAを折り畳んだ状態で、前輪支持フレーム24上方に設けられる掛止ピン24cに掛け止められる。
また前記手押しフレーム22に対し、チェア本体1の上辺を支持する門状の背もたれフレーム26が、リクライニング角度が調節自在なように本発明の特徴的部材であるリクライニングアジャスト機構5を介して設けられるものである。
【0020】
上記リクライニングアジャスト機構5について詳細に説明する。前記手押しフレーム22側部の中央高さ付近には、平板状のリクライニングアジャスト板50が固定して設けられるものである。そしてこのリクライニングアジャスト板50の下部には、背もたれフレーム26の下端を上下にスライド自在に支持する上下スライド溝51が設けられ、この上下スライド溝51の後上方に対し、手押しフレーム22の下端より上方を複数段階高さに係止するための段階係止溝52が設けられている。なお本実施の形態では、この段階係止溝52における係止溝52aは三段階に設定されている。また符号53で示す部材は、リクライニングアジャスト板50を補強的に支持するための補強フレームである。背もたれフレーム26の係止は具体的には、背もたれフレーム26の下端及びそのやや上方には、それぞれスタッドボルト状に係止ネジ54A、54Bが固定して設けられており、これら係止ネジ54A、54Bを前記上下スライド溝51及び段階係止溝52に嵌挿した状態で上方の係止ネジ54Aを段階係止溝52の好みの高さの係止溝52aに係止させ、実質的にメネジ部材である固定ノブ55A、55Bにより固定する。もちろんこの固定手段は、いわゆるクイックレリーズ機構等を適用することも好ましい。なおリクライニングアジャスト板50の着座者側の位置の手押しフレーム22には、例えば着座者が上下スライド溝51及び段階係止溝52に指を挟むことがないようにするための保護板56が設けられる。
【0021】
次に走行体3について説明する。走行体3は、タイヤタイプのものを用いるものであり、前記左右の前輪支持フレーム24の下端にそれぞれ双輪キャスター状の前輪30が設けられ、前記左右の後輪支持フレーム25の下端にそれぞれ後輪35が設けられる。
前輪30は、一対の車輪31を車軸32で連結し、この車軸32を車軸受け33で回転自在に支持してこの車軸受け33を前輪支持フレーム24の下端に水平方向に回転自在に取り付ける。車軸受け33にはロック片34が設けられ、これを前輪支持フレーム24に上下に揺動自在に設けられる略U字形の回動規制環24dによってこのロック片34をホールドして、前輪30が直進姿勢を維持するように構成されている。一方、後輪35は単輪で構成されるもので、後輪支持フレーム25の下端に設けられた補強ロッド27Rの両端を実質的に支軸として兼用し、このものに対し回転自在に支持される。後輪35の内面側には後輪35の回転をロックする際に使用されるロック溝36が形成されている。
【0022】
次にチェア本体1について説明する。チェア本体1は、座面10Aと背もたれ面10Bを有し、可撓シート部材で全体としてバケット状に形成されるものであり、側面部10C上縁は、シート部材の上辺部13と下辺部14との間で緊張状態に設定されている。チェア本体1は全体的に表面側の布と背面側の面状ファスナの雌側のループ部材との間に弾性部材を挟んでキルティング状に縫製したものを用いている。
【0023】
チェア本体1の下辺部14には複数本に分かれた下辺固定用面状ファスナ14aが設けられており、本体水平フレーム21の前方辺の保形芯材21aに巻回して座面10Aの裏面に係着する。チェア本体1の側面部10C上辺には、側面部10C上辺の緊張状態を得やすいように補強ベルト19が張設されており、この補強ベルト19の先端にも本体水平フレーム21に巻回して係着を行うための面状ファスナ19aが設けられている。
一方チェア本体1の上辺部13は、背もたれフレーム26の上部に水平に架設された保形芯材26aに固定して設けられる。なおこの保形芯材26aは、図3において併せ示す平面図で示すように中央部が後方に退去するように湾曲形成されているため、チェア本体1の身体の包み込み性が強く、特に着座者の肩付近の支持にも優れている。座面10Aの裏面には引っ張りシート11が設けられ、これを引っ張りコイルスプリング12によって後下方へ引っ張っている。
【0024】
また一例としてチェア本体1には上下二つのシートベルトが設けられるものであり、下部シートベルト17は、腰部付近を留めるものであり、左右のベルトをバックル17aにて連結するタイプのものを用いる。一方、上部シートベルト16は、腹部から胸部を留めるものであり、左右のベルトを面状ファスナ16aにて連結するタイプのものを用いるものである。上部シートベルト16は、本実施の形態では、高さ調節自在とするものであり、チェア本体1の背もたれ面10Bには上下方向に二本の調節スリット15が平行に開口されており、ここに上部シートベルト16の基端側が挿入されて位置調節自在に固定される。上部シートベルト16は、左右のベルトのそれぞれ自由端側に面状ファスナ16aのフック部材とループ部材のいずれかが設けられ、これらを重ねて左右のベルトが連結可能とされている。一方、上部シートベルト16の左右のベルトの基端側にはそれぞれ両面に面状ファスナ16bのフック部材とループ部材が設けられている。左右の上部シートベルト16の基端側の固定は、図5に示すように前記調節スリット15に挿入した上で、背もたれ面10B裏面に貼り付け、調節スリット15を覆うように設けられる面状ファスナのループ部材である背面固定覆い面状ファスナ18を上から係着することにより固定される。
【0025】
更にフレーム部材2に付設される付設部材について説明する。
まずブレーキ機構6について説明する。後輪支持フレーム25の下部にはブラケット60により回動軸61が回動自在に架設され、この両端には前記後輪35のロック溝36へ嵌挿される回転停止片62が設けられ、片端には操作レバー63が設けられる。操作レバー63は、後輪支持フレーム25の下部に回動自在に設けられた案内溝64aを有する案内板64により操作角度が規制されるものであり、且つ引っ張りコイルスプリング65により、ロック状態および解除状態が維持されるように構成されている。操作レバー63は、本実施の形態では、前側に倒すと後輪35がロックされ、後側に倒すとロックが解除されるように構成されている。
【0026】
次に折り畳み式ベビーカーAが展開された状態で、その姿勢を維持するような展開姿勢維持機構7について説明する。すなわち左右の手押しフレーム22の下端には、左右の後輪支持フレーム25に設けられた係止ピン74に掛け止めするための固定フック板70が回動自在に設けられる。固定フック板70の基端部は、連結ロッド71で連結されている。一方、この固定フック板70を操作するための操作レバー板72が右側の手押しフレーム22に設けられ、この操作レバー板72と、前記連結ロッド71とを操作中継ロッド73で連結するものであり、操作中継ロッド73の一端が前記連結ロッド71に対し回動自在に連結され、他端が前記操作レバー板72の摺動溝72aに係止されている。
以上のようにして成り、幼児等を乗せ、折り畳み式ベビーカーAを展開した状態では、固定フック板70を係止ピン74に掛け止めた状態として使用する。なお固定フック板70は、引っ張りコイルスプリング75により係止ピン74側に掛け止めされるように常時付勢されている。
【0027】
以上のようにして成る折り畳み式ベビーカーAは、チェア本体1が布だけで構成されること、及びリクライニングアジャスト機構5が、リクライニングアジャスト板50を主要部材とした軽い構造のもののため、総重量が非常に軽いものに構成されている。
【0028】
本発明の折り畳み式ベビーカーAの一例は以上のような具体的形態を有するものであって、以下この作動態様を説明する。
(1)展開使用状態の説明
まず折り畳み式ベビーカーAの幼児を乗せる展開使用状態について説明する。この状態では、折り畳み式ベビーカーAは本体水平フレーム21及び脚部固定水平フレーム23が上下にほぼ水平に位置し、手押しフレーム22は垂直よりもやや後方に傾倒した姿勢をしている。前輪支持フレーム24及び後輪支持フレーム25は、開脚した状態で、前輪30及び後輪35が四隅に位置している。また展開姿勢維持機構7により展開姿勢を維持するものであり、折り畳み式ベビーカーAの右側部に位置した操作レバー63を前方に倒した状態とし、固定フック板70のフック部を係止ピン74に掛け止める。またフットレスト4を張り出した状態として、ストッパ24bに係止する。なお手押しフレーム22から手を放すような状態では、ブレーキ機構6により走行体3が走行しないようにするものであり、折り畳み式ベビーカーAの左面の操作レバー63を前方に倒して回転停止片62を後輪35のロック溝36に嵌挿して、ロックする。
【0029】
以上のような折り畳み式ベビーカーAの展開状態では、チェア本体1は、いわゆるフルバケットシートの完全な形態をしているものであり、中央部は、後方へ向かって湾曲しており、側面部10C上縁は、シート部材上辺部13と下辺部14との間で緊張状態に設定されており、着座者の体がチェア本体1にすっぽりおさまり、サイドサポートが強く、横には倒れにくい状態となる。なお身長等によってチェア本体1の後方への湾曲を調節する場合には、チェア本体1の下辺部14の本体水平フレーム21前辺の保形芯材21aへの巻設位置を変更するものであり、この変更は下辺固定用面状ファスナ14aを剥がして巻回個所を変更して再度係着するのみであるため、簡単に変更することが可能である。また安全のためシートベルトを締めるものであり、乳児のような場合には上部シートベルト16及び下部シートベルト17を締め、2、3歳児等の大きな子の場合には、上部シートベルト16を省略することが可能である。なお上部シートベルト16を締めない場合には、上部シートベルト16は垂れ下がった状態であるが、この場合においても上部シートベルト16の先端はバックル17aではなく、面状ファスナ16aであるため、身体に当接して着座者に不快感を与えることがない。
【0030】
(2)リクライニングアジャスト機構の説明
チェア本体1の背もたれ面10Bの傾倒角度を調節するには、左右の固定ノブ55A、55B四つをゆるめて背もたれフレーム26を持ち、段階係止溝52に嵌挿されている係止ネジ54Aが所望の高さの係止溝52aに係止されるように案内する。これに伴い上下スライド溝51に嵌挿されている係止ネジ54Bも自動的にスライド移動される。係止ネジ54Aを上の係止溝52aに係止するほど図9に示すように背もたれ面10Bの傾斜角度は、起立状態に近くなり、下の係止溝52aに係止するほど背もたれ面10Bの傾斜角度は、寝た状態に近くなる。
【0031】
(3)折り畳み操作の説明
次にベビーチェアの折り畳み操作について説明する。例えば車等に乗る必要があり、ベビーチェアを折り畳む際には、展開姿勢維持機構7を解除するものであり、操作レバー板72を後側に傾倒して固定フック板70のフックを係止ピン74から外す。また適宜ブレーキ機構6により後輪35をロックする。
以上のような折り畳む前の準備を行った後、手押しフレーム22と、本体水平フレーム21の前辺である保形芯材21aとをそれぞれ左手と右手で持ち、保形芯材21aを手押しフレーム22側へ近づけるように折り畳む。折り畳んだ状態で折畳固定フック25aを掛止ピン24cに掛け止めて、折り畳み状態で固定する。この折り畳み状態においても、手押しフレーム22は、展開使用状態と同じ位置であり、本体水平フレーム21及び背もたれフレーム26は垂直に近い角度に位置される。また前輪支持フレーム24と後輪支持フレーム25は、間隔が狭まり閉じた状態となる。そして折り畳み式ベビーカーAは、後輪35と脚部固定水平フレーム23の後辺とが接地して折り畳まれた起立状態となる。このような折り畳み状態では、通常の体格の大人であれば、図8において仮想線で示されるようにチェア本体1の背面側を体の側部に位置させ、手でフットレスト4の先端を持ち、脇の下に抱え持つようにすることができ、持ち運びがし易い。
【0032】
【他の実施の形態】
本発明の基本的な実施の形態は以上のようであるが、その他種々の改変が行い得る。
例えば走行体3としては、砂地や凹凸道を容易に走破できるように、大径、大幅のバルーンタイヤを用いるようにしてもよい。また折り畳み式ベビーカーAにより、そのまま川やプール等へ入水し、水遊びできるように走行体を中空体等の水に浮く構造のもので構成してもよく、またこの場合前記バルーンタイヤを浮水力のあるもので構成してもよい。
【0033】
またリクライニングアジャスト機構5としては、前記リクライニングアジャスト板50を用いたものの他、図10に示されるような、可動スリーブ形態のものを用いるようにしても構わない。すなわち手押しフレーム22に対して下部可動スリーブ58Bが摺動自在に係止され、これに対し背もたれフレーム26下端が回動自在に接続されている。一方、手押しフレーム22の上方部と下方部とを連結する弓状のサブメンバー57が設けられ、ここに上部可動スリーブ58Aが摺動自在に嵌挿されるとともに、前記背もたれフレーム26に対し長手方向へ摺動自在に係止されている。サブメンバー57には、同図拡大図に示すように複数個所に係止溝57aが設けられており、ここに嵌まる係止爪58pが前記上部可動スリーブ58Aには設けられている。なおこの係止爪58pは、圧縮コイルスプリング58sにより常時サブメンバー57へ付勢されるものであり、これを引っ込めた状態に操作することのできる操作レバー59が背もたれフレーム26の上部に設けられている。この操作レバー59と、前記係止爪58pとが操作ケーブル59Cにより接続されている。この操作ケーブル59Cは、ワイヤケーブル59Caの外部を保護及び案内用のチューブ状のアウターケーブル59Cbで覆われており、このアウターケーブル59Cbは一端は操作レバー59に固定され、他端が上部可動スリーブ58Aに固定されている。
【0034】
【発明の効果】
請求項1記載の折り畳み式ベビーカーによれば、着座者が座るチェア本体1が可撓シート部材のみで形成されているため、折り畳み式ベビーカーAの総重量が軽くなる。更にチェア本体1は、バケット状であるため、身体を包み込みサポート性に優れる。また特にチェア本体1の上辺部13の保形芯材26a中央部が後方に退去するように湾曲形成されているため、より身体の包み込みが強く、着座者の肩付近の支持にも優れる。また、上下段に二本のシートベルトが設けられるため、確実なサポートが行い得る。また上部シートベルト16は、チェア本体1に固定される基端部が面状ファスナ16bによって係着されるものであるため、簡単で細かな高さ調節が可能である。更に上部シートベルト16の締結は、それぞれ先端に設けられた面状ファスナ16aを互いに係着することにより行われるものであるため、基端部の止め位置により上部シートベルト16の長さが変わっても特別にベルトの長さ調節を行う必要がない。
【0035】
また請求項2記載の折り畳み式ベビーカーによれば、側面部10C上縁は、シート部材上辺部13と下辺部14との間で緊張状態に設定されているため、着座者のサイドサポート性に優れる。
【0036】
更に請求項3記載の折り畳み式ベビーカーによれば、チェア本体1の下辺部14には面状ファスナ(下辺固定用面状ファスナ14a、面状ファスナ19a)が設けられており、下辺部14を保形芯材21aに巻回した上でチェア本体1の裏面に張設された面状ファスナに係着して固定するものであり、下辺部14の巻回位置でチェア本体1の座長が調節自在であるため、着座者の伸長に応じてチェア本体1の座長を変更することが容易に行い得るものであり、着座者の体格に対応したバケット形状を形成できる。
【0037】
更にまた請求項4記載の折り畳み式ベビーカーによれば、上部シートベルト16の位置調節のため背もたれ面10Bが上下に裂かれたようになっている調節スリット15を背面固定覆い面状ファスナ18により塞ぐことができる。
【0038】
更にまた請求項5記載の折り畳み式ベビーカーによれば、チェア本体1と、自立移動可能な走行体3と、この走行体3とチェア本体1とを組み合わせ支持するフレーム部材2とを具えて成り、前記チェア本体1の上辺部13は、背もたれフレーム26の保形芯材26aに固定されるものであり、この背もたれフレーム26は、全体が移動して傾倒角度自在に支持されることによりチェア本体1の背もたれ面10Bの傾倒角度が調節可能であるものであり、複雑なリクライニングアジャスト機構を具えないため、折り畳み式ベビーカーAの総重量を軽くできる。また、上下段に二本のシートベルトが設けられるため、確実なサポートが行い得る。また上部シートベルト16は、チェア本体1に固定される基端部が面状ファスナ16bによって係着されるものであるため、簡単で細かな高さ調節が可能である。更に上部シートベルト16の締結は、それぞれ先端に設けられた面状ファスナ16aを互いに係着することにより行われるものであるため、基端部の止め位置により上部シートベルト16の長さが変わっても特別にベルトの長さ調節を行う必要がない。
【0039】
更にまた請求項6記載の折り畳み式ベビーカーによれば、背もたれフレーム26は、門型に形成されたものであり、左右の縦フレーム部位にそれぞれ上下に係止ネジ54A、54Bが固定されており、これら係止ネジ54A、54Bがリクライニングアジャスト板50の上下スライド溝51及び段階係止溝52に嵌挿されるものであり、下方の係止ネジ54Bは上下に長孔の上下スイライド溝に嵌挿され、上方の係止ネジ54Aは複数高さで且つ係止位置が前後方向に異なる係止溝52aを有する段階係止溝52に嵌挿されるものであり、リクライニングアジャスト機構5が極めてシンプルな構造であるため、総重量を軽くできるとともに、安価な実施ができ、更に故障も生じにくい。
【0040】
更にまた請求項7記載の折り畳み式ベビーカーによれば、着座者が座るチェア本体1が可撓シート部材のみで形成されているため、折り畳み式ベビーカーAの総重量が軽くなる。更にチェア本体1は、バケット状であるため、身体を包み込みサポート性に優れる。また特にチェア本体1の上辺部13の保形芯材26a中央部が後方に退去するように湾曲形成されているため、より身体の包み込みが強く、着座者の肩付近の支持にも優れる。
【0041】
更にまた請求項8記載の折り畳み式ベビーカーによれば、上部シートベルト16の位置調節のため背もたれ面10Bが上下に裂かれたようになっている調節スリット15を背面固定覆い面状ファスナ18により塞ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の折り畳み式ベビーカーの使用状態を示す斜視図である。
【図2】 同上側面図である。
【図3】 同上正面図である。
【図4】 チェア本体を示す斜視図である。
【図5】 同上、上部シートベルトの背面固定前後の状態を比較して示す背面図である。
【図6】 展開姿勢維持機構を示す分解斜視図である。
【図7】 ブレーキ機構を示す分解斜視図である。
【図8】 折り畳み式ベビーカーの折り畳んだ状態を示す側面図である。
【図9】 リクライニングアジャスト機構によって背もたれ面の傾斜角度を調節する様子を示す側面図である。
【図10】 リクライニングアジャスト機構の構成を異ならせた他の実施の形態を示す側面図である。
【符号の説明】
A 折り畳み式ベビーカー
1 チェア本体
10A 座面
10B 背もたれ面
10C 側面部
11 引っ張りシート
12 引っ張りコイルスプリング
13 上辺部
14 下辺部
14a 下辺固定用面状ファスナ
15 調節スリット
16 上部シートベルト
16a 面状ファスナ
16b 面状ファスナ
17 下部シートベルト
17a バックル
18 背面固定覆い面状ファスナ
19 補強ベルト
19a 面状ファスナ
2 フレーム部材
21 本体水平フレーム
21a 保形芯材
21b ブラケット
22 手押しフレーム
22A グリップ
23 脚部固定水平フレーム
24 前輪支持フレーム
24a 調節孔
24b ストッパ
24c 掛止ピン
24d 回動規制環
25 後輪支持フレーム
25a 折畳固定フック
26 背もたれフレーム
26a 保形芯材
27F 補強ロッド
27R 補強ロッド
28 リンクプレート
3 走行体
30 前輪
31 車輪
32 車軸
33 車軸受け
34 ロック片
35 後輪
36 ロック溝
4 フットレスト
4a 回動ピン
5 リクライニングアジャスト機構
50 リクライニングアジャスト板
51 上下スライド溝
52 段階係止溝
52a 係止溝
53 補強フレーム
54A 係止ネジ
54B 係止ネジ
55A 固定ノブ
55B 固定ノブ
56 保護板
57 サブメンバー
57a 係止溝
58p 係止爪
58s 圧縮コイルスプリング
58A 上部可動スリーブ
58B 下部可動スリーブ
59 操作レバー
59C 操作ケーブル
59Ca ワイヤケーブル
59Cb アウターケーブル
6 ブレーキ機構
60 ブラケット
61 回動軸
62 回転停止片
63 操作レバー
64 案内板
64a 案内溝
65 引っ張りコイルスプリング
7 展開姿勢維持機構
70 固定フック板
71 連結ロッド
72 操作レバー板
72a 摺動溝
73 操作中継ロッド
74 係止ピン
75 引っ張りコイルスプリング

Claims (8)

  1. チェア本体と、自立移動可能な走行体と、この走行体とチェア本体とを組み合わせ支持するフレーム部材とを具えて成り、前記チェア本体は、可撓シート部材でバケット状に形成されるとともに、上辺部と下辺部とを保形芯材で支持されるものであり、更に前記チェア本体には、上下段に二本のシートベルトが設けられ、このうち下部シートベルトは着座者の腰部を固定するものであって、前記チェア本体に対して固定され、一方、上部シートベルトは着座者の腹部から胸部に渡る適宜の個所を固定するものであって、背もたれ面の上下に開口された二本の調節スリットに挿入されて上下位置を選択自在に係止され、この上部シートベルトのチェア本体への係止は、左右の基端側に設けられた面状ファスナを、前記調節スリットへ差し通した後にチェア本体背面側に設けられた面状ファスナに対し係着することにより行われるものであり、更に上部シートベルトにおける左右のベルト自由端の締結は、それぞれ先端に設けられた面状ファスナを互いに係着することにより行われることを特徴とする折り畳み式ベビーカー。
  2. 前記チェア本体の側面部上縁は、シート部材上辺部と下辺部との間で緊張状態に設定されていることを特徴とする請求項1記載の折り畳み式ベビーカー。
  3. 前記チェア本体の下辺部には面状ファスナが設けられており、下辺部を保形芯材に巻回した上でチェア本体の裏面に張設された面状ファスナに係着して固定するものであり、このチェア本体の下辺部の巻回位置を異ならせることによりチェア本体の座長が調節自在であることを特徴とする請求項1または2記載の折り畳み式ベビーカー。
  4. 前記上部のシートベルトの取付け位置を調節するための調節スリットは、背面固定覆い面状ファスナにより覆われることを特徴とする請求項1、2または3記載の折り畳み式ベビーカー。
  5. チェア本体と、自立移動可能な走行体と、この走行体とチェア本体とを組み合わせ支持するフレーム部材とを具えて成り、前記チェア本体の上辺部は、背もたれフレームの保形芯材に固定されるものであり、この背もたれフレームは、全体が移動して傾倒角度自在に支持されることによりチェア本体の背もたれ面の傾倒角度が調節可能であり、更に前記チェア本体には、上下段に二本のシートベルトが設けられ、このうち下部シートベルトは着座者の腰部を固定するものであって、前記チェア本体に対して固定され、一方、上部シートベルトは着座者の腹部から胸部に渡る適宜の個所を固定するものであって、背もたれ面の上下に開口された二本の調節スリットに挿入されて上下位置を選択自在に係止され、この上部シートベルトのチェア本体への係止は、左右の基端側に設けられた面状ファスナを、前記調節スリットへ差し通した後にチェア本体背面側に設けられた面状ファスナに対し係着することにより行われるものであり、更に上部シートベルトにおける左右のベルト自由端の締結は、それぞれ先端に設けられた面状ファスナを互いに係着することにより行われることを特徴とする折り畳み式ベビーカー。
  6. 前記背もたれフレームは、門型に形成されたものであり、左右の縦フレーム部位にそれぞれ上下に係止ネジが固定されており、これら係止ネジがリクライニングアジャスト板の上下スライド溝及び段階係止溝に嵌挿されるものであり、下方の係止ネジは上下に長孔の上下スイライド溝に嵌挿され、上方の係止ネジは複数高さで且つ係止位置が前後方向に異なる係止溝を有する段階係止溝に嵌挿されることを特徴とする請求項5記載の折り畳み式ベビーカー。
  7. 前記チェア本体は、可撓シート部材でバケット状に形成されるものであり、上辺部と下辺部とを保形芯材で支持され前記上辺部の保形芯材が中央部が後方に退去するように湾曲形成されていることを特徴とする請求項5または6記載の折り畳み式ベビーカー。
  8. 前記上部のシートベルトの取付け位置を調節するための調節スリットは、背面固定覆い面状ファスナにより覆われることを特徴とする請求項5、6または7記載の折り畳み式ベビーカー。
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