JP4119631B2 - 有害物質含有土壌の処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばPCB、ダイオキシン類等の有害物質に汚染された有害物質を含有する土壌等を無害化する有害物質含有土壌の処理システムに関する。
【0002】
【背景技術】
例えば都市ゴミ焼却炉,産業廃棄物焼却炉,汚泥焼却炉等の各種焼却炉から排出される排ガス中には、窒素酸化物の他、ダイオキシン類やPCB類に代表される有害なハロゲン化芳香族化合物、高縮合度芳香族炭化水素、環境ホルモン等の有害物質が含有され、該ガスが付近の土壌(水田,畑地)を汚染する場合には、人体や動植物に被害をもたらし、自然環境を破壊するものとして、深刻な社会問題化している。
【0003】
また産業廃物等を埋め立てる埋め立て処分場近傍にはそれによる汚染侵出水により、土壌が汚染される場合がある。
【0004】
また、ヘドロ(港,河川堆積汚泥等)にも工場排水等による長期間に堆積された汚染物で有害物質が含有されている場合もある。
【0005】
本発明は上述した問題に鑑み、例えばヘドロ,土壌等に含有する有害物質を簡易且つ迅速に分解処理する有害物質含有土壌の処理システムを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決する第1の発明は、有機ハロゲン化物からなる有害物質を含有する土壌を無害化するシステムであって、有害物質含有土壌真空加熱乾燥する真空加熱乾燥炉と、該真空加熱乾燥炉から排出されるガス状の有害物質を水熱酸化分解する水熱酸化分解処理装置とを具備し、上記水熱酸化分解装置が、筒形状の一次反応塔と、油又は有機溶媒,有機ハロゲン化物,水(H 2 O)及び水酸化ナトリウム(NaOH)の各処理液を加圧する加圧ポンプと、上記一次反応塔に酸化剤を供給する供給手段と、当該水を予熱する予熱器と、配管を螺旋状に巻いた構成の二次反応塔と、上記二次反応塔からの処理液を冷却する冷却器と、処理液を気液分離する気液分離手段と、減圧弁とを備えて、加熱・加圧された上記反応塔内において炭酸ナトリウム(Na 2 CO 3 )の存在下、有機ハロゲン化物の脱ハロゲン化反応および酸化分解反応により塩化ナトリウム(NaCl)、二酸化炭素(CO 2 )に分解するものであり、上記水熱酸化分解装置から排出されるCO 2 主体の排ガスを上記真空加熱乾燥炉に供給することを特徴とする有害物質含有土壌の処理システムにある。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、上記真空加熱乾燥炉から排出されるガス状の有害物質を吸着する吸着手段と、該有害物質を吸着した吸着剤を粉砕する粉砕手段とを具備し、粉砕物を上記水熱酸化分解処理装置で分解処理することを特徴とする有害物質含有土壌の処理システムにある。
【0008】
第3の発明は、第1の発明において、上記真空加熱乾燥炉から排出されるガス状の有害物質を溶剤に吸着する溶剤吸収槽を具備し、溶剤を上記水熱酸化分解処理装置で分解処理することを特徴とする有害物質含有土壌の処理システムにある。
【0011】
の発明は、第の発明において、上記真空加熱乾燥炉から排出されるガス状の有害物質を上記酸化剤を供給するラインに供給することを特徴とする有害物質含有土壌の処理システムにある。
【0013】
の発明は、第1の発明において、上記真空加熱乾燥炉が、有害物質含有土壌を搬送する搬送ベルトと、該ベルトを覆い不活性ガス雰囲気中で真空加熱処理をする加熱炉本体と、該炉本体からガス状の有害物質を上記水熱酸化分解装置へ導入する排出ラインとを具備することを特徴とする有害物質含有土壌の処理システムにある。
【0014】
の発明は、第の発明において、上記加熱炉本体に内部の有害物質を計測する計測手段を具備することを特徴とする有害物質含有土壌の処理システムにある。
【0015】
の発明は、第1の発明において、上記真空加熱乾燥炉に供給する有害物質含有土壌乾燥する乾燥手段を具備することを特徴とする有害物質含有土壌の処理システムにある。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明による実施の形態を以下に説明するが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
【0017】
[第1の実施の形態]
図1は本実施の形態にかかる有害物質含有土壌の処理システムの概略を示す。
図1に示すように、本実施の形態にかかる有害物質含有土壌の処理システムは、有害成分を含有する土壌を無害化するシステムであって、有害物質含有土壌11を真空加熱乾燥する真空加熱乾燥炉12と、該真空加熱乾燥炉12から排出されるガス状の有害物質13を水熱酸化分解する水熱酸化分解処理装置14とを具備するものである。上記真空加熱乾燥炉12での乾燥条件は土壌11中に含有される有害物質13の種類により左右されるが、例えば有害物質13としてPCBやダイオキシン類等を含む場合には、例えば400℃,−700mmHg程度とすればよい。
【0018】
これにより、土壌11中の有害物質13を真空加熱乾燥によりガス状態で土壌11中から追い出し、その後ガス状態の有害物質13を水熱酸化分解処理装置120で処理することで完全処理をすることができ、無害化した処理済土壌15を得ることができる。
【0019】
ここで、処理する土壌11としては、水田,畑地の耕作土壌、宅地土壌、低質土壌、港,河川堆積土壌であるヘドロ、廃棄物埋め立て地近傍の土壌等の各種有害物質に汚染され、自然治癒力では回復不能な土壌を例示することができるが、本発明はこれらに限定されるものではなく、有害物質に汚染されている土壌であればいずれのものでも処理が可能である。
【0020】
また、本実施の形態では、真空加熱乾燥炉12に供給する有害物質含有土壌11を予め乾燥する乾燥手段16を具備している。上記乾燥手段16としては、例えば流動層乾燥炉、風乾燥炉等を例示することができるが、本発明はこれらに限定されるものではなく、土壌やヘドロ等を効率よく乾燥する乾燥手段であれば公知の乾燥手段を用いることができる。ここで、乾燥度合いは水分含量で5〜10%程度とすることが望ましい。これは、10%以上含水していると、真空加熱乾燥12での加熱効率が低下し、望ましくないからである。
【0021】
ここで、上記真空加熱乾燥炉12の一例を図3に示す。
図3に示すように、本実施の形態にかかる真空加熱乾燥炉12は、有害物質含有土壌11を搬送する搬送ベルト21と、該ベルト21を覆い不活性ガス22雰囲気中で真空加熱処理をする加熱炉本体23と、該炉本体23からガス状の有害物質13を水熱酸化分解装置120へ導入する排出ライン24とを具備するものであり、連続して有害物質含有土壌11を無害化処理するようにしている。
【0022】
また、上記加熱炉本体23には、その内部の有害物質13の濃度を計測する計測手段25が設けられており、炉本体23内の有害物質13の濃度を監視するようにしている。これにより、土壌11中の有害物質13が気化され、排出ライン24で水熱酸化分解処理装置120へ送られた場合には、有害物質含有土壌11が無害化されたことが判明する。
【0023】
ここで、上記有害物質を分解処理する上記水熱分解処理装置120は、加熱・加圧された反応塔内において炭酸ナトリウム(Na2 CO3 )の存在下、有害物質である例えば有機ハロゲン化物の脱ハロゲン化反応および有機物の酸化分解反応により塩化ナトリウム(NaCl)、二酸化炭素(CO2)等に分解させる水熱酸化分解装置を例示することができるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0024】
図2に水熱分解処理装置120の概略を示す。なお、本実施の形態では、有害物質としてPCBやダイオキシン類等の有機ハロゲン化物に汚染された土壌を処理する場合について説明する。
【0025】
図2に示すように、水熱酸化分解装置120は、サイクロンセパレータ121を併設した筒形状の一次反応器122と、PCB(又はダイオキシン類)等の有機ハロゲン化物のガス状有害物質13を一次反応器122内へ供給するガス圧送設備140と、油(又は有機溶剤)、PCB、水(H2O)および水酸化ナトリウム(NaOH)の各処理液123a〜123dを加圧して一次反応器122へ供給する加圧ポンプ124と、当該水を予熱する熱交換器125と、配管を螺旋状に巻いた構成の二次反応器126と、冷却器127および減圧弁128とを備えてなるものである。また、減圧弁127の下流には、気液分離器129、活性炭槽130が配置されており、排ガス(CO2 )131は煙突132から外部へ排出され、排水(H2 O,NaCl)133は放出タンク134に溜められ、別途必要に応じて排水処理される。
この水熱酸化分解装置では、ガス状の有害物質13のみならず、別途抜き出したPCBを含有するトランス又はコンデンサ油を同時に処理する場合について説明する。
【0026】
また、油(又は有機溶剤)123a、PCB123b、NaOH123c及びH2O123dの各処理液は各処理液タンク135a,135c,135dから配管136a〜d及びエジェクタ137を介してそれぞれ導入される。また、酸素(O2 )等の酸化剤は高圧酸素供給設備138により供給され、供給配管139は、一次反応器122に対して直結されている。なお、油(又は有機溶剤)を入れるのは、特に高濃度のPCBの分解反応促進のためと、分解装置120の起動時において反応温度を最適温度まで昇温させるためである。
【0027】
上記装置において、加圧ポンプ124による加圧により一次反応器122内は、26MPaまで昇圧される。また、熱交換器125は、H2Oを300℃程度に予熱する。また、一次反応器122内には酸素が噴出しており、内部の反応熱により380℃〜400℃まで昇温する。サイクロンセパレータ121は、一次反応器122内で析出したNa2CO3の結晶粒子の大きなものを分離し、Na2CO3の微粒子を二次反応器126に送る。このサイクロンセパレータ121の作用により、二次反応器126の閉塞が防止される。この段階までに、PCB(ダイオキシン類)等は、脱塩素反応および酸化分解反応を起こし、NaCl、CO2およびH2Oに分解されている。つぎに、冷却器127では、二次反応器126からの流体を100℃程度に冷却すると共に後段の減圧弁128にて大気圧まで減圧する。そして、気液分離器129によりCO2および水蒸気と処理液とが分離され、CO2および水蒸気は、活性炭槽130を通過して環境中に排出される。
なお、上記サイクロンセパレータ121は必要に応じて設けるようにすればよい。
【0028】
本実施の形態では、上記水熱酸化分解装置120から排出される排ガス131を真空加熱乾燥炉12に供給し、不活性ガス22の代替としている。すなわち、水熱酸化分解処理装置120からの排ガス131はその組成がCO2:95%、CO,N2:4%、O2:1%とほとんど不活性成分のCO2が主体であるからである。
【0029】
このような処理装置120を用いてトランス又はコンデンサ油からのPCB123b及びガス状の有機ハロゲン化物の有害物質13を同時に並行して処理することで、脱塩素化されビフェニル((C652)等の脱塩素化物とされ、該ビフェニルが酸化剤等の作用によりCO2、H2O等へと完全無害化がなされている。
【0030】
また、上記ガス状有害物質13をO2 を供給する高圧酸素供給設備138に供給して酸化剤である酸素と共に一次反応塔122内に供給するようにしてもよい。これにより、不活性ガスとして処理装置120からの排ガス131を利用した場合には、O2 の再利用を図ることもでき、効率的となる。
【0031】
[第2の実施の形態]
図4は本実施の形態にかかる有害物質含有土壌の処理システムの概略図を示す。
図4に示すように、本実施の形態にかかる有害物質含有土壌の処理システムは、上記真空加熱乾燥12から排出されるガス状の有害物質13を活性炭31で吸着する活性炭吸着槽32と、該有害物質13を吸着した活性炭31をスラリー33に粉砕する粉砕手段34とを具備するものである。粉砕手段34によるスラリー化は70μm程度とするのが好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、スラリーポンプの能力及び水熱酸化分解装置120での分解能力に応じて適宜変更することができる。なお、本実施の形態では吸収剤として活性炭31を例示したが、本発明はこれに限定されず、有害物質13を効率よく吸着するものであれば、活性炭31に限定されるものではない。
【0032】
図5に水熱酸化分解装置120を示す。活性炭を粉砕してスラリー33としたものは一時的にタンク150に貯蔵されている。図5に示すように、水熱酸化分解装置120は、サイクロンセパレータ121を併設した筒形状の一次反応器122と、PCB(又はダイオキシン類)等の有機ハロゲン化物を吸着した吸着剤のスラリー33と、油(又は有機溶剤)、水(H2O)および水酸化ナトリウム(NaOH)の各処理液123a、123c、123dを加圧して一次反応器122へ供給する加圧ポンプ124と、当該水を予熱する熱交換器125と、配管を螺旋状に巻いた構成の二次反応器126と、冷却器127および減圧弁128とを備えてなるものである。
【0033】
このような処理装置120を用いてガス状の有機ハロゲン化物13等を吸着した吸着剤の粉砕物であるスラリー33を分解処理することで、脱塩素化されビフェニル((C6 5 2 )等の脱塩素化物とされ、該ビフェニルが酸化剤等の作用によりCO2 、H2 O等へと完全無害化がなされている。
【0034】
[第3の実施の形態]
図6は本実施の形態にかかる有害物質含有土壌の処理システムの概略図を示す。
図6に示すように、本実施の形態にかかる有害物質含有土壌の処理システムは、上記真空加熱乾燥12から排出されるガス状の有害物質13を溶剤41で吸着する溶剤吸着槽42を設けており、該有害物質13を吸収した溶剤41を水熱酸化分解処理装置120へ供給することで水熱分解処理するようにしている。
【0035】
ここで、溶剤41としては、例えばn−ヘキサン、イソプロピルアルコール、トルエン、メタノール等の有害物質13を容易に吸収することのできる有機溶剤を例示することができるが、本発明はこれらに限定されず、有害物質13を容易に吸収することのできる溶剤であればこれに限定されるものではない。なお、有害物質13を吸収した溶剤41は必要に応じて濃縮して、一部は回収して再度吸収に利用するようにしてもよい。
【0036】
このような処理装置120を用いてガス状の有機ハロゲン化物13等を吸収した有機溶剤を41を分解処理することで、有機溶剤に溶解した有害物質が脱塩素化されてビフェニル((C6 5 2 )等の脱塩素化物とされ、該ビフェニルが酸化剤等の作用によりCO2 、H2 O等へと完全無害化がなされている。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明したように、本発明によれば、有害成分を含有する土壌を無害化するシステムであって、有害物質含有土壌等を真空加熱乾燥する真空加熱乾燥炉と、該真空加熱乾燥炉から排出されるガス状の有害物質を水熱酸化分解する水熱酸化分解処理装置とを具備するので、有害物質を迅速に除去して完全無害化した土壌等とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる有害物質含有土壌の処理システムの概略図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる水熱酸化分解処理装置の概略図である。
【図3】第1の実施の形態にかかる真空加熱炉の概略図である。
【図4】第2の実施の形態にかかる有害物質含有土壌の処理システムの概略図である。
【図5】第2の実施の形態にかかる水熱酸化分解処理装置の概略図である。
【図6】第3の実施の形態にかかる有害物質含有土壌の処理システムの概略図である。
【符号の説明】
11 有害物質含有土壌等
12 真空加熱乾燥炉
13 有害物質
14 水熱酸化分解処理装置
15 処理済土壌
16 乾燥手段
21 搬送ベルト
22 不活性ガス
23 加熱炉本体
24 排出ライン
31 活性炭
32 活性炭吸着槽
33 スラリー
34 粉砕手段
41 溶剤
42 溶剤吸着槽
120 水熱酸化分解処理装置
121 サイクロンセパレータ
122 一次反応器
123a〜123d 処理液
124 加圧ポンプ
125 熱交換器
126 二次反応器
127 冷却器
128 減圧弁
129 気液分離器
130 活性炭槽
131 排ガス(CO2
132 煙突
133 排水(H2 O,NaCl)
134 放出タンク

Claims (7)

  1. 有機ハロゲン化物からなる有害物質を含有する土壌を無害化するシステムであって、
    有害物質含有土壌真空加熱乾燥する真空加熱乾燥炉と、
    該真空加熱乾燥炉から排出されるガス状の有害物質を水熱酸化分解する水熱酸化分解処理装置と
    を具備し、
    上記水熱酸化分解装置が、
    筒形状の一次反応塔と、
    油又は有機溶媒,有機ハロゲン化物,水(H 2 O)及び水酸化ナトリウム(NaOH)の各処理液を加圧する加圧ポンプと、
    上記一次反応塔に酸化剤を供給する供給手段と、
    当該水を予熱する予熱器と、
    配管を螺旋状に巻いた構成の二次反応塔と、
    上記二次反応塔からの処理液を冷却する冷却器と、
    処理液を気液分離する気液分離手段と、
    減圧弁と
    を備えて、加熱・加圧された上記反応塔内において炭酸ナトリウム(Na 2 CO 3 )の存在下、有機ハロゲン化物の脱ハロゲン化反応および酸化分解反応により塩化ナトリウム(NaCl)、二酸化炭素(CO 2 )に分解するものであり、
    上記水熱酸化分解装置から排出されるCO 2 主体の排ガスを上記真空加熱乾燥炉に供給する
    ことを特徴とする有害物質含有土壌の処理システム。
  2. 請求項1において、
    上記真空加熱乾燥炉から排出されるガス状の有害物質を吸着する吸着手段と、
    該有害物質を吸着した吸着剤を粉砕する粉砕手段と
    を具備し、
    粉砕物を上記水熱酸化分解処理装置で分解処理する
    ことを特徴とする有害物質含有土壌の処理システム。
  3. 請求項1において、
    上記真空加熱乾燥炉から排出されるガス状の有害物質を溶剤に吸着する溶剤吸収槽を具備し、
    溶剤を上記水熱酸化分解処理装置で分解処理する
    ことを特徴とする有害物質含有土壌の処理システム。
  4. 請求項において、
    上記真空加熱乾燥炉から排出されるガス状の有害物質を上記酸化剤を供給するラインに供給する
    ことを特徴とする有害物質含有土壌の処理システム。
  5. 請求項1において、
    上記真空加熱乾燥炉が、
    有害物質含有土壌を搬送する搬送ベルトと、
    該ベルトを覆い不活性ガス雰囲気中で真空加熱処理をする加熱炉本体と、
    該炉本体からガス状の有害物質を上記水熱酸化分解装置へ導入する排出ラインと
    を具備することを特徴とする有害物質含有土壌の処理システム。
  6. 請求項において、
    上記加熱炉本体に内部の有害物質を計測する計測手段を具備する
    ことを特徴とする有害物質含有土壌の処理システム。
  7. 請求項1において、
    上記真空加熱乾燥炉に供給する有害物質含有土壌乾燥する乾燥手段を具備する
    ことを特徴とする有害物質含有土壌の処理システム。
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CN105583220A (zh) * 2016-02-25 2016-05-18 北京神雾环境能源科技集团股份有限公司 土壤修复系统及其土壤修复方法
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