JP2003211143A - 土壌浄化装置 - Google Patents

土壌浄化装置

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JP2003211143A
JP2003211143A JP2002009731A JP2002009731A JP2003211143A JP 2003211143 A JP2003211143 A JP 2003211143A JP 2002009731 A JP2002009731 A JP 2002009731A JP 2002009731 A JP2002009731 A JP 2002009731A JP 2003211143 A JP2003211143 A JP 2003211143A
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extraction solvent
tank
soil
extraction
solvent
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JP2002009731A
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Toru Eito
徹 栄藤
Seiichi Terakura
誠一 寺倉
Hideo Suzuki
英夫 鈴木
Naoyuki Uejima
直幸 上島
Akihiro Hamazaki
彰弘 浜崎
Kiwamu Arikawa
究 有川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 残留性有機汚染物質であるハロゲン化合物等
の有害有機物質で汚染された土壌あっても、浄化処理作
業を容易に行うことができる土壌浄化装置を提供する。 【解決手段】 有害有機物質で汚染された土壌1を充填
される抽出槽101と、抽出槽101内にアルコール等
の親水性の抽出溶剤2を送給する溶剤貯蔵タンク10
2、送給ポンプ104等と、抽出槽101で有害有機物
質を抽出した抽出溶剤2a中の有害有機物質を分解処理
する分解処理装置110と、抽出槽101内の抽出溶剤
2aを一時貯溜してから分解処理装置110に送給する
溶剤回収タンク103、送給ポンプ105,106等
と、分解処理装置110で有害有機物質を分解処理され
た抽出溶剤2bを溶剤貯蔵タンク101内へ送給して再
利用する送給ポンプ107とを備えて土壌浄化装置10
0を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリ塩化ビフェニ
ル類やダイオキシン類等の残留性有機汚染物質であるハ
ロゲン化合物等のような各種の有害有機物質で汚染され
た土壌を浄化する土壌浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、生活排水、工場、事業所等か
らの排水などの漏洩による土壌汚染、また、工場跡地等
の土壌汚染により本来自然に分解不可能な化学物質で汚
染された土壌、地下水が増加し、その結果、生態系や社
会生活基盤としての土壌環境に深刻な影響を与えてい
る。そのため、このような汚染された土壌や地下水を浄
化処理する各種の方法が提案されている。しかし、ポリ
塩化ビフェニル(PCB)類やダイオキシン類等のよう
な残留性有機汚染物質であるハロゲン化合物については
有効な処理方法がなく、焼却や封じ込めなどの対策が行
われているのが現状である。
【0003】従来から一般的に行われている焼却処理
は、上述したような残留性有機汚染物質であるハロゲン
化合物等のような各種の有害有機物質に汚染された土壌
をロータリキルン等の焼却設備により高温度雰囲気下で
焼却処理し、汚染土壌に含まれている各種の有害有機物
質を焼却して分解し、浄化土壌として環境に戻すもので
ある。また、この焼却設備にて各種の有害有機物質が分
解されて排出されるガスは無害化され、燃焼ガスと共に
排ガスとして大気に放出される。
【0004】しかし、このような大規模な焼却設備に関
しては、膨大な汚染土壌を処理するのにエネルギコスト
が大きく、また、処理後の土壌の変質等により廃棄物の
取り扱いとなる可能性を含んでおり、再利用するのが困
難となる恐れがある。一方、前述した汚染土壌の封じ込
め処理は、本質的には汚染土壌の浄化対策とは言えず、
単に自然界からの遮断と言う消極的な処理方法である。
そのため、上記各種有害有機物質に汚染された土壌を適
正に浄化して自然界に戻すための経済的に有利な土壌の
処理方法が望まれている。
【0005】そこで、例えば、特開平11−5075号
公報に開示された土壌浄化処理方法では、油で汚染され
た土壌に水溶性有機溶剤を添加して混合攪拌し、土壌中
の油分を抽出した後に固液分離し、その液状体を引き抜
くことにより土壌内の油分を有機溶剤に混合された状態
で土壌から分離除去し、固液分離で生じた液状体を蒸留
して有機溶剤を回収する一方、油分を分離して廃棄して
いる。従って、油分の含有率を著しく低下させ、土壌を
適正に浄化して再利用を可能とすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の土壌浄化処理方法では、油だけで汚染さ
れた土壌を処理する場合には特に問題を生じることがな
いものの、残留性有機汚染物質であるハロゲン化合物の
ような毒性の強いハロゲン化有機化合物で汚染されてい
る土壌を処理する場合には、分離した有害有機物質の取
り扱いに多大な注意を払わなければならず、作業効率の
低下を招いていた。
【0007】このようなことから、本発明は、残留性有
機汚染物質であるハロゲン化合物のような有害有機物質
で汚染された土壌あっても、浄化処理作業を容易に行う
ことができる土壌浄化装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、第一番目の発明による土壌浄化装置は、有害有
機物質で汚染された土壌を充填される抽出槽と、前記抽
出槽内に抽出溶剤を送給する抽出溶剤送給手段と、前記
抽出槽で前記有害有機物質を抽出した前記抽出溶剤中の
当該有害有機物質を分解処理する分解処理手段とを備え
たことを特徴とする。
【0009】第二番目の発明による土壌浄化装置は、第
一番目の発明において、前記抽出槽内の前記抽出溶剤を
一時貯溜してから前記分解処理手段に送給する抽出溶剤
回収手段を備えたことを特徴とする。
【0010】第三番目の発明による土壌浄化装置は、第
一番目または第二番目の発明において、前記分解処理手
段で前記有害有機物質を分解処理された前記抽出溶剤を
再利用する抽出溶剤再利用手段を備えたことを特徴とす
る。
【0011】第四番目の発明による土壌浄化装置は、第
一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記分
解処理手段が、前記抽出溶剤を流通させる流通槽と、前
記流通槽内に配設された紫外線照射手段とを備えている
ことを特徴とする。
【0012】第五番目の発明による土壌浄化装置は、第
一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記分
解処理手段が、前記抽出溶剤を加熱気化させて沸点差を
利用して精製する抽出溶剤精製手段と、前記抽出溶剤精
製手段からの残留成分を流通させる流通槽と、前記流通
槽内に配設された紫外線照射手段とを備えていることを
特徴とする。
【0013】第六番目の発明による土壌浄化装置は、第
四番目または第五番目の発明において、前記分解処理手
段が、前記流通槽内に充填された光触媒を備えているこ
とを特徴とする。
【0014】第七番目の発明による土壌浄化装置は、第
四番目または第五番目の発明において、前記分解処理手
段が、前記流通槽内にヒドロキシラジカル発生剤を供給
するヒドロキシラジカル発生剤供給手段を備えているこ
とを特徴とする。
【0015】第八番目の発明による土壌浄化装置は、第
一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記分
解処理手段が、前記流通槽内に充填されたFe系触媒
と、前記流通槽内に供給される前記抽出溶剤に過酸化水
素を送給する過酸化水素供給手段とを備えていることを
特徴とする。
【0016】第九番目の発明による土壌浄化装置は、第
一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記分
解処理手段が、前記抽出溶剤を加熱気化させて沸点差を
利用して精製する抽出溶剤精製手段と、前記抽出溶剤精
製手段からの残留成分を流通させる流通槽と、前記流通
槽内に充填されたFe系触媒と、前記流通槽内に供給さ
れる前記抽出溶剤に過酸化水素を送給する過酸化水素供
給手段とを備えていることを特徴とする。
【0017】第十番目の発明による土壌浄化装置は、第
一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記分
解処理手段が、前記抽出溶剤を流通させる流通槽と、前
記流通槽内に配設された紫外線照射手段と、前記流通槽
からの抽出溶剤を加熱気化させて沸点差を利用して精製
する抽出溶剤精製手段と、前記抽出溶剤精製手段からの
残留成分を供給される生物処理手段とを備えていること
を特徴とする。
【0018】第十一番目の発明による土壌浄化装置は、
第一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記
分解処理手段が、前記抽出溶剤を加熱気化させて沸点差
を利用して精製する抽出溶剤精製手段と、前記抽出溶剤
精製手段からの残留成分を流通させる流通槽と、前記流
通槽内に配設された紫外線照射手段と、前記流通槽から
の残留成分を供給される生物処理手段とを備えているこ
とを特徴とする。
【0019】第十二番目の発明による土壌浄化装置は、
第十番目または第十一番目の発明において、前記残留成
分から水を除去して濃縮する濃縮手段を前記抽出溶剤精
製手段と前記生物処理手段との間に配設したことを特徴
とする。
【0020】第十三番目の発明による土壌浄化装置は、
第一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記
分解処理手段が、前記抽出溶剤を加熱気化させて沸点差
を利用して精製する抽出溶剤精製手段と、前記抽出溶剤
精製手段からの残留成分を水熱酸化分解処理する水熱酸
化分解手段とを備えていることを特徴とする。
【0021】第十四番目の発明による土壌浄化装置は、
第十三番目の発明において、前記残留成分から水を除去
して濃縮する濃縮手段を前記抽出溶剤精製手段と前記水
熱酸化分解手段との間に配設したことを特徴とする。
【0022】第十五番目の発明による土壌浄化装置は、
第一番目から第十四番目の発明のいずれかにおいて、前
記分解処理手段の上流側に配設されて、前記抽出槽で前
記有害有機物質を抽出した前記抽出溶剤にアルカリを添
加して当該抽出溶剤を溶剤相と水相とに分離させる予備
分離手段と、前記予備分離手段の前記抽出溶剤の前記溶
剤相を前記分解処理手段に送給する溶剤相送給手段とを
備えていることを特徴とする。
【0023】第十六番目の発明による土壌浄化装置は、
第十五番目の発明において、前記抽出溶剤の少なくとも
前記水相に紫外線を照射する予備紫外線照射手段を備え
たことを特徴とする。
【0024】第十七番目の発明による土壌浄化装置は、
第一番目から第十六番目の発明のいずれかにおいて、前
記抽出溶剤が親水性溶剤であることを特徴とする。
【0025】第十八番目の発明による土壌浄化装置は、
第一番目から第十七番目の発明のいずれかにおいて、前
記有害有機物質が、残留性有機汚染物質であるハロゲン
化合物を含んでいることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明による土壌浄化装置の実施
の形態を図面を用いて以下に説明するが、本発明はこれ
らの実施の形態に限定されるものではない。
【0027】[第一番目の実施の形態]本発明による土
壌浄化装置の第一番目の実施の形態を図1,2を用いて
説明する。図1は、土壌浄化装置の概略構成図、図2
は、図1の分解処理装置の概略構成図である。
【0028】図1に示すように、本実施の形態にかかる
土壌浄化装置100は、ポリ塩化ビフェニル(PCB)
類やダイオキシン類等の残留性有機汚染物質であるハロ
ゲン化合物等のような各種の有害有機物質で汚染された
土壌1を充填される抽出槽101と、抽出槽101内に
アルコール等の親水性の抽出溶剤2を送給する抽出溶剤
送給手段である溶剤貯蔵タンク102、送給ポンプ10
4等と、抽出槽101で前記有害有機物質を抽出した抽
出溶剤2a中の前記有害有機物質を分解処理する分解処
理手段である分解処理装置110と、抽出槽101内の
抽出溶剤2aを一時貯溜してから分解処理装置110に
送給する抽出溶剤回収手段である溶剤回収タンク10
3、送給ポンプ105,106等と、分解処理装置11
0で前記有害有機物質を分解処理された抽出溶剤2を前
記溶剤貯蔵タンク101内へ送給して再利用する抽出溶
剤再利用手段である送給ポンプ107とを備えている。
【0029】前記抽出槽101は、内部に設けられたフ
ィルタ上に土壌1が積載され、内部に抽出溶剤2が供給
されることにより、土壌1中の上記有害有機物質を抽出
溶剤2に溶出移行させることができると共に、フィルタ
を介することにより、土壌1を送出することなく抽出溶
剤2aのみを送出することができるようになっている。
また、内部に熱風を流通させて土壌1を乾燥させた後、
側壁を開放して土壌1を取り出すことができるようにな
っている。
【0030】前記分解処理装置110は、図2に示すよ
うに、抽出溶剤2aを流通させる流通槽111と、流通
槽111内に配設された紫外線照射手段である紫外線
(UV)ランプ112とを備えており、抽出溶剤2aに
UVを照射することにより、抽出溶剤2a中の上記有害
有機物質を分解するようになっている。
【0031】このような土壌浄化装置100を使用した
土壌浄化方法を次に説明する。
【0032】掘り起こした土壌1を抽出槽101内に投
入した後、送給ポンプ104を作動して溶剤貯蔵タンク
102内の抽出溶剤2を抽出槽101内に送給して、土
壌1を抽出溶剤2に浸漬することにより、土壌1中の前
記有害有機物質を抽出溶剤2に溶解抽出して移行させ
る。所定時間(例えば数時間程度)経過後、送給ポンプ
105を作動して抽出槽101内の抽出溶剤2aを溶剤
回収タンク103内へ送給して回収する。以下、上記操
作を複数回(例えば5回程度)繰り返すことにより、土
壌1中の上記有害有機物質の濃度を基準値(例えばPC
Bの場合には溶出基準で0.0005mg/リットル)
以下にまで低減させる。
【0033】このようにして土壌1中の上記有害有機物
質濃度を規定値以下にまで低減したら、抽出槽101内
に熱風(例えば100℃程度)を流通させて土壌1中の
抽出溶剤2を乾燥除去させた後、浄化処理された土壌1
aを抽出槽101から取り出して埋め戻す。なお、乾燥
に使用された熱風は、冷却されることにより上記抽出溶
剤2が回収除去された後、活性炭槽等を介して外部に排
出される。
【0034】他方、溶剤回収タンク103内に回収され
た抽出溶剤2aは、送給ポンプ104の作動により、分
解処理装置110へ送給され、流通槽111内を流通す
ることにより、UVランプ112からUVを照射され、
含有する前記有害有機物質が分解処理された後、流通槽
111からオーバフローして送給ポンプ107を介して
前記溶剤貯蔵タンク102内に戻される。なお、溶剤貯
蔵タンク102内の抽出溶剤2が不足してきたら、当該
溶剤貯蔵タンク102内に抽出溶剤2を新たに補充し、
溶剤貯蔵タンク102内の抽出溶剤2の含水率が土壌1
中の水分等により高くなって抽出能力の低下を生じた
ら、溶剤貯蔵タンク102内から抽出溶剤2を一旦抜き
出して蒸留等の精製処理を施した後、再び利用する。
【0035】つまり、本実施の形態では、抽出溶剤2a
にUVを照射することにより、抽出溶剤2a中の上記有
害有機物質を分解処理するようにしたのである。
【0036】このため、上記有害有機物質を系外に取り
出すことなく分解処理することができる。
【0037】したがって、本実施の形態によれば、毒性
の強い残留性有機汚染物質であるハロゲン化合物等のよ
うな有害有機物質で汚染された土壌1であっても、浄化
処理作業を容易に行うことができる。
【0038】また、抽出槽101で抽出した抽出溶剤2
aを溶剤回収タンク103に一旦貯溜してから分解処理
装置110で分解処理するようにしたので、バッチ式の
抽出槽101であっても、分解処理を連続して行うこと
ができると共に、各バッチごとに前記有害有機物質の含
有濃度の異なる抽出溶剤2aが混合されて前記有害有機
物質の含有濃度を均一にすることができるので、分解処
理装置110の分解処理能力を一定に設定することがで
き、操作の容易化を図ることができる。
【0039】また、前記有害有機物質を分解処理した抽
出溶剤2bを溶剤貯蔵タンク102内へ戻して再び利用
するようにしたので、抽出溶剤2を効率よく利用するこ
とができ、処理コストの低減を図ることができる。
【0040】なお、各図面において、各部材間を結ぶ実
線は、流体が流通する配管を示しており、以下の各実施
の形態の各図面においても同様である。
【0041】[第二番目の実施の形態]本発明による土
壌浄化装置の第二番目の実施の形態を図3,4を用いて
説明する。図3は、土壌浄化装置の概略構成図、図4
は、図3の分解処理装置の概略構成図である。ただし、
前述した第一番目の実施の形態の場合と同様な部分につ
いては、前述した第一番目の実施の形態の説明で用いた
符号と同一の符号を用いることにより、前述した第一番
目の実施の形態の場合と重複する説明を省略する。
【0042】図3に示すように、本実施の形態にかかる
土壌浄化装置200は、前記有害有機物質で汚染された
土壌1を充填される抽出槽101と、抽出槽101内に
前記抽出溶剤2を送給する抽出溶剤送給手段である溶剤
貯蔵タンク102、送給ポンプ104等と、抽出槽10
1で前記有害有機物質を抽出した抽出溶剤2a中の前記
有害有機物質を分解処理する分解処理手段である分解処
理装置210と、抽出槽101内の抽出溶剤2aを一時
貯溜してから分解処理装置210に送給する抽出溶剤回
収手段である溶剤回収タンク103、送給ポンプ10
5,106等と、分解処理装置210で前記有害有機物
質を分解処理された抽出溶剤2を前記溶剤貯蔵タンク1
01内へ送給して再利用する抽出溶剤再利用手段である
送給ポンプ107とを備えている。
【0043】前記分解処理装置210は、図3,4に示
すように、前記溶剤回収タンク103内からの抽出溶剤
2aを加熱気化させて沸点差を利用して精製する(例え
ば蒸留や蒸発やこれらの組み合わせ等)精製装置214
aと、精製された抽出溶剤2を回収する溶剤回収タンク
214bと、精製装置214aに残留した水分や前記有
害有機物質等の残留成分5を流通させる流通槽111
と、流通槽111内に配設された紫外線照射手段である
紫外線(UV)ランプ112と、流通槽111内に充填
されたTiO2 等のような粒状の光触媒213と、精製
器214a内の残留成分5を上記流通槽111内へ送給
する送給ポンプ215とを備えており、UVランプ11
2からUVを照射すると、前記光触媒213と接触する
残留成分5(含有水)からヒドロキシラジカル(・O
H)を発生させて、残留成分5中の上記有害有機物質を
UVおよび上記ヒドロキシラジカルにより分解するよう
になっている。なお、本実施の形態では、精製装置21
4a、溶剤回収タンク214b等により、抽出溶剤精製
手段を構成している。
【0044】このような土壌浄化装置200において
は、前述した第一番目の実施の形態の場合と同様に操作
することにより、土壌1中から前記有害有機物質を抽出
溶剤2中に移行させて、土壌1を浄化処理することがで
きる。
【0045】他方、溶剤回収タンク103内に回収され
た抽出溶剤2aは、送給ポンプ106の作動により、精
製装置214aへ送給されて精製される。精製された抽
出溶剤2は、溶剤回収タンク214bに回収され、送給
ポンプ107を介して前記溶剤貯蔵タンク102内に戻
される。
【0046】また、精製装置214a内に残留した前記
残留成分5は、送給ポンプ215の作動により、流通槽
111内へ送給されて、流通槽111内を前記光触媒2
13と接触しつつ流通しながらUVランプ112からU
Vを照射されることにより、ヒドロキシラジカル(・O
H)を発生して、含有する前記有害有機物質が分解処理
されて無害化される。
【0047】つまり、前述した第一番目の実施の形態で
は、有害有機物質をUVのみにより分解処理するように
したが、本実施の形態では、抽出溶剤2aを前記光触媒
213と接触させながらUV照射することにより、抽出
溶剤2a中の前記有害有機物質をUVおよびヒドロキシ
ラジカルで分解処理するようにしたのである。
【0048】このため、本実施の形態においては、前述
した第一番目の実施の形態の場合よりも、UV照射能力
を抑えることができる。
【0049】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第一番目の実施の形態の場合と同様な効果を得るこ
とができるのはもちろんのこと、前述した第一番目の実
施の形態の場合よりもUV照射量を減らすことができる
ので、前述した第一番目の実施の形態の場合よりも処理
にかかるコストを低減することができる。
【0050】[第三番目の実施の形態]本発明による土
壌浄化装置の第三番目の実施の形態を図5,6を用いて
説明する。図5は、土壌浄化装置の概略構成図、図6
は、図5の分解処理装置の概略構成図である。ただし、
前述した第一,二番目の実施の形態の場合と同様な部分
については、前述した第一,二番目の実施の形態の説明
で用いた符号と同一の符号を用いることにより、前述し
た第一,二番目の実施の形態の場合と重複する説明を省
略する。
【0051】図5に示すように、本実施の形態にかかる
土壌浄化装置300は、前記有害有機物質で汚染された
土壌1を充填される抽出槽101と、抽出槽101内に
前記抽出溶剤2を送給する抽出溶剤送給手段である溶剤
貯蔵タンク102、送給ポンプ104等と、抽出槽10
1で前記有害有機物質を抽出した抽出溶剤2a中の前記
有害有機物質を分解処理する分解処理手段である分解処
理装置310と、抽出槽101内の抽出溶剤2aを一時
貯溜してから分解処理装置310に送給する抽出溶剤回
収手段である溶剤回収タンク103、送給ポンプ10
5,106等と、分解処理装置310で前記有害有機物
質を分解処理された抽出溶剤2bを前記溶剤貯蔵タンク
101内へ送給して再利用する抽出溶剤再利用手段であ
る送給ポンプ107とを備えている。
【0052】前記分解処理装置310は、図5,6に示
すように、前記溶剤回収タンク103内からの抽出溶剤
2aを加熱気化させて沸点差を利用して精製する精製装
置214aと、精製された抽出溶剤2を回収する溶剤回
収タンク214bと、残留成分5を流通させる流通槽1
11と、流通槽111内に配設された紫外線照射手段で
ある紫外線(UV)ランプ112と、流通槽111内に
ヒドロキシラジカル発生剤であるオゾン3を供給するヒ
ドロキシラジカル供給手段であるオゾン発生器313と
を備えており、UVランプ112からUVを照射する
と、前記オゾン3および残留成分5(含有水)からヒド
ロキシラジカル(・OH)を発生させて、残留成分5中
の上記有害有機物質をUVと共にヒドロキシラジカルに
より分解するようになっている。なお、図6中、313
aはディフューザである。
【0053】すなわち、本実施の形態による土壌浄化装
置300は、前述した第二番目の実施の形態の分解処理
装置210の光触媒213に代えて、流通槽111にオ
ゾン発生器313を連結したのである。
【0054】このような土壌浄化装置300において
は、前述した第一,二番目の実施の形態の場合と同様に
操作することにより、土壌1中から前記有害有機物質を
抽出溶剤2中に移行させて、土壌1を浄化処理すること
ができる。
【0055】他方、溶剤回収タンク103内に回収され
た抽出溶剤2aは、前述した第二番目の実施の形態の場
合と同様に、送給ポンプ106の作動により、精製装置
214aへ送給されて精製される。精製された抽出溶剤
2は、溶剤回収タンク214bに回収され、送給ポンプ
107を介して前記溶剤貯蔵タンク102内に戻され
る。
【0056】また、精製装置214a内に残留した前記
残留成分5は、送給ポンプ215の作動により、流通槽
111内へ送給されて、流通槽111内でオゾン発生器
313からのオゾン3と混合されながらUVランプ11
2からUVを照射されることにより、ヒドロキシラジカ
ル(・OH)を発生して、含有する前記有害有機物質が
分解処理されて無害化される。
【0057】つまり、前述した第二番目の実施の形態で
は、残留成分5を光触媒213と接触させながらUV照
射することにより、ヒドロキシラジカルを発生させて分
解処理するようにしたが、本実施の形態では、残留成分
5にオゾン3を混合させてUV照射することにより、ヒ
ドロキシラジカルを発生させて分解処理するようにした
のである。
【0058】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第二番目の実施の形態の場合と同様な効果を得るこ
とができる。
【0059】[第四番目の実施の形態]本発明による土
壌浄化装置の第四番目の実施の形態を図7,8を用いて
説明する。図7は、土壌浄化装置の概略構成図、図8
は、図7の分解処理装置の概略構成図である。ただし、
前述した第一〜三番目の実施の形態の場合と同様な部分
については、前述した第一〜三番目の実施の形態の説明
で用いた符号と同一の符号を用いることにより、前述し
た第一〜三番目の実施の形態の場合と重複する説明を省
略する。
【0060】図7に示すように、本実施の形態にかかる
土壌浄化装置400は、前記有害有機物質で汚染された
土壌1を充填される抽出槽101と、抽出槽101内に
前記抽出溶剤2を送給する抽出溶剤送給手段である溶剤
貯蔵タンク102、送給ポンプ104等と、抽出槽10
1で前記有害有機物質を抽出した抽出溶剤2a中の前記
有害有機物質を分解処理する分解処理手段である分解処
理装置410と、抽出槽101内の抽出溶剤2aを一時
貯溜してから分解処理装置410に送給する抽出溶剤回
収手段である溶剤回収タンク103、送給ポンプ10
5,106等と、分解処理装置410で前記有害有機物
質を分解処理された抽出溶剤2bを前記溶剤貯蔵タンク
101内へ送給して再利用する抽出溶剤再利用手段であ
る送給ポンプ107とを備えている。
【0061】前記分解処理装置410は、図7,8に示
すように、前記溶剤回収タンク103内からの抽出溶剤
2aを加熱気化させて沸点差を利用して精製する精製装
置214aと、精製された抽出溶剤2を回収する溶剤回
収タンク214bと、残留成分5を流通させる流通槽1
11と、流通槽111内に配設された紫外線照射手段で
ある紫外線(UV)ランプ112と、流通槽111内に
ヒドロキシラジカル発生剤である過酸化水素4の水溶液
を供給するヒドロキシラジカル発生剤供給手段である過
酸化水素供給器413とを備えており、UVランプ11
2からUVを照射すると、前記過酸化水素4および残留
成分5(含有水)からヒドロキシラジカル(・OH)を
発生させて、残留成分5中の上記有害有機物質をUVと
共にヒドロキシラジカルにより分解するようになってい
る。
【0062】すなわち、本実施の形態による土壌浄化装
置400は、前述した第三番目の実施の形態の分解処理
装置310のオゾン発生器313に代えて、過酸化水素
供給器413を用いるようにしたのである。
【0063】このような土壌浄化装置400において
は、前述した第一〜三番目の実施の形態の場合と同様に
操作することにより、土壌1中から前記有害有機物質を
抽出溶剤2中に移行させて、土壌1を浄化処理すること
ができる。
【0064】他方、溶剤回収タンク103内に回収され
た抽出溶剤2aは、前述した第二,三番目の実施の形態
の場合と同様に、送給ポンプ106の作動により、精製
装置214aへ送給されて精製される。精製された抽出
溶剤2は、溶剤回収タンク214bに回収され、送給ポ
ンプ107を介して前記溶剤貯蔵タンク102内に戻さ
れる。
【0065】また、精製装置214a内に残留した前記
残留成分5は、送給ポンプ215の作動により、流通槽
111内へ送給されて、流通槽111内で過酸化水素供
給器413からの過酸化水素4と混合されながらUVラ
ンプ112からUVを照射されることにより、ヒドロキ
シラジカル(・OH)を発生して、含有する前記有害有
機物質が分解処理されて無害化される。
【0066】つまり、前述した第三番目の実施の形態で
は、残留成分5にオゾン3を混合させてUV照射するこ
とにより、ヒドロキシラジカルを発生させて分解処理す
るようにしたが、本実施の形態では、残留成分5に過酸
化水素4を混合させてUV照射することにより、ヒドロ
キシラジカルを発生させて分解処理するようにしたので
ある。
【0067】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第二,三番目の実施の形態の場合と同様な効果を得
ることができる。
【0068】[第五番目の実施の形態]本発明による土
壌浄化装置の第五番目の実施の形態を図9,10を用い
て説明する。図9は、土壌浄化装置の概略構成図、図1
0は、図9の分解処理装置の概略構成図である。ただ
し、前述した第一〜四番目の実施の形態の場合と同様な
部分については、前述した第一〜四番目の実施の形態の
説明で用いた符号と同一の符号を用いることにより、前
述した第一〜四番目の実施の形態の場合と重複する説明
を省略する。
【0069】図9に示すように、本実施の形態にかかる
土壌浄化装置500は、前記有害有機物質で汚染された
土壌1を充填される抽出槽101と、抽出槽101内に
前記抽出溶剤2を送給する抽出溶剤送給手段である溶剤
貯蔵タンク102、送給ポンプ104等と、抽出槽10
1で前記有害有機物質を抽出した抽出溶剤2a中の前記
有害有機物質を分解処理する分解処理手段である分解処
理装置510と、抽出槽101内の抽出溶剤2aを一時
貯溜してから分解処理装置510に送給する抽出溶剤回
収手段である溶剤回収タンク103、送給ポンプ10
5,106等と、分解処理装置510で前記有害有機物
質を分解処理された抽出溶剤2bを前記溶剤貯蔵タンク
101内へ送給して再利用する抽出溶剤再利用手段であ
る送給ポンプ107とを備えている。
【0070】前記分解処理装置510は、図9,10に
示すように、前記溶剤回収タンク103内からの抽出溶
剤2aを加熱気化させて沸点差を利用して精製する精製
装置214aと、精製された抽出溶剤2を回収する溶剤
回収タンク214bと、残留成分5を流通させる流通槽
111と、流通槽111内に充填された粒状のFe系触
媒512と、流通槽111内に供給される残留成分5に
過酸化水素4の水溶液を送給する過酸化水素供給器41
3とを備えており、過酸化水素供給器413から過酸化
水素4を送給して残留成分5と共に流通槽111内に送
給すると、過酸化水素4が前記触媒512と接触してヒ
ドロキシラジカル(・OH)が発生し(フェントン反
応)、抽出溶剤2a中の上記有害有機物質をヒドロキシ
ラジカルにより分解するようになっている。
【0071】すなわち、本実施の形態による土壌浄化装
置500は、前述した第四番目の実施の形態のUVラン
プ112に代えて、流通槽111内にFe系触媒512
を充填するようにしたのである。
【0072】このような土壌浄化装置500において
は、前述した第一〜四番目の実施の形態の場合と同様に
操作することにより、土壌1中から前記有害有機物質を
抽出溶剤2中に移行させて、土壌1を浄化処理すること
ができる。
【0073】他方、溶剤回収タンク103内に回収され
た抽出溶剤2aは、前述した第二〜四番目の実施の形態
の場合と同様に、送給ポンプ106の作動により、精製
装置214aへ送給されて精製される。精製された抽出
溶剤2は、溶剤回収タンク214bに回収され、送給ポ
ンプ107を介して前記溶剤貯蔵タンク102内に戻さ
れる。
【0074】また、精製装置214a内に残留した前記
残留成分5は、送給ポンプ215の作動により、流通槽
111内へ送給されて、記過酸化水素供給器413から
過酸化水素4が供給混合されながら流通槽111内に送
給され、流通槽111内を前記触媒513と接触しつつ
流通することにより、前記過酸化水素4からヒドロキシ
ラジカル(・OH)が発生し、含有する前記有害有機物
質が分解処理されて無害化される。
【0075】つまり、前述した第四番目の実施の形態で
は、過酸化水素4にUVを照射することによりヒドロキ
シラジカルを発生させるようにしたが、本実施の形態で
は、過酸化水素4をFe系触媒513と接触させるフェ
ントン反応によりヒドロキシラジカルを発生させるよう
にしたのである。
【0076】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第二〜五番目の実施の形態の場合と同様な効果を得
ることができるのはもちろんのこと、UV照射にかかる
大きな電力が不要となるので、ユーティリティの削減を
図ることができる。
【0077】[第六番目の実施の形態]本発明による土
壌浄化方法およびその装置の第六番目の実施の形態を図
11を用いて説明する。図11は、土壌浄化装置の概略
構成図である。ただし、前述した第一〜五番目の実施の
形態の場合と同様な部分については、前述した第一〜五
番目の実施の形態の説明で用いた符号と同一の符号を用
いることにより、前述した第一〜五番目の実施の形態の
場合と重複する説明を省略する。
【0078】図11に示すように、本実施の形態にかか
る土壌浄化装置600は、前記有害有機物質で汚染され
た土壌1を充填される抽出槽101と、抽出槽101内
に前記抽出溶剤2を送給する抽出溶剤送給手段である溶
剤貯蔵タンク102、送給ポンプ104等と、抽出槽1
01で前記有害有機物質を抽出した抽出溶剤2a中の前
記有害有機物質を分解処理する分解処理手段である分解
処理装置610と、抽出槽101内の抽出溶剤2aを一
時貯溜してから分解処理装置610に送給する抽出溶剤
回収手段である溶剤回収タンク103、送給ポンプ10
5,106等と、分解処理装置610で前記有害有機物
質を分解処理された抽出溶剤2を前記溶剤貯蔵タンク1
01内へ送給して再利用する抽出溶剤再利用手段である
送給ポンプ107とを備えている。
【0079】前記分解処理装置610は、抽出溶剤2a
を流通させる流通槽111と流通槽111内に配設され
た紫外線照射手段である紫外線(UV)ランプ112と
を備えた前述した第一番目の実施の形態の分解処理装置
110と、抽出溶剤2bを加熱気化させて沸点差を利用
して精製する精製装置214aと、精製された抽出溶剤
2を回収する溶剤回収タンク214bと、分解処理装置
110からの抽出溶剤2bを精製装置214aへ送給す
る送給ポンプ615と、精製装置214aに残留した水
分や前記有害有機物質等の残留成分5aを供給される生
物処理手段である生物処理装置613とを備えている。
【0080】前記生物処理装置613は、有機物質を分
解するバチルス系等のような微生物が生息する活性汚泥
を内部に保持し、精製装置214aに残留した前記残留
成分5aが供給されて、当該残留成分5a中の有機物質
を分解処理するようになっている。
【0081】なお、本実施の形態では、送給ポンプ61
5、精製装置214a、溶剤回収タンク214b等によ
り抽出溶剤精製手段を構成している。
【0082】このような土壌浄化装置600において
は、前述した第一〜五番目の実施の形態の場合と同様に
操作することにより、土壌1中から前記有害有機物質を
抽出溶剤2中に移行させて、土壌1を浄化処理すること
ができる。
【0083】他方、溶剤回収タンク103内に回収され
た抽出溶剤2aは、送給ポンプ104の作動により、分
解処理装置610へ送給され、前述した第一番目の実施
の形態の場合と同様に、分解処理装置110の流通槽1
11内を流通することにより、UVランプ112からU
Vを照射され、含有する前記有害有機物質が分解処理さ
れる。その後、抽出溶剤2bは、流通槽111からオー
バフローして送給ポンプ615を介して精製装置214
aへ送給されて精製される。精製された抽出溶剤2は、
溶剤回収タンク214bに回収され、送給ポンプ107
を介して前記溶剤貯蔵タンク102内に戻される。
【0084】また、精製装置214a内に残留した前記
残留成分5aは、生物処理装置613内に送出され、有
機物質が分解処理される。
【0085】つまり、本実施の形態においては、UV照
射で有害有機物質を分解処理された抽出溶剤2bを加熱
気化させて精製すると共に、残留成分5aを生物分解処
理するようにしたのである。
【0086】このため、本実施の形態では、UV照射で
脱ハロゲン化だけされて残留した有機物質(例えばビフ
ェニル等)も確実に分解処理することができる。
【0087】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第一〜五番目の実施の形態の場合と同様な効果を得
ることができるのはもちろんのこと、有害有機物質の分
解中間物もすべて確実に最終分解することができ、完全
無害化を容易に図ることができる。
【0088】なお、本実施の形態においては、活性汚泥
を利用した生物処理装置613を適用したが、これに限
らず、例えば、接触暴気法、散水ろ床法、回転板接触
法、膜法等を利用した生物処理装置を適用することも可
能である。
【0089】また、本実施の形態では、溶剤回収タンク
103の下流側に前記分解処理装置110を配設した
が、溶剤回収タンク103の上流側に前記分解処理装置
110を配設することも可能である。
【0090】[第七番目の実施の形態]本発明による土
壌浄化装置の第七番目の実施の形態を図12を用いて説
明する。図12は、土壌浄化装置の概略構成図である。
ただし、前述した第一〜六番目の実施の形態の場合と同
様な部分については、前述した第一〜六番目の実施の形
態の説明で用いた符号と同一の符号を用いることによ
り、前述した第一〜六番目の実施の形態の場合と重複す
る説明を省略する。
【0091】図12に示すように、本実施の形態にかか
る土壌浄化装置700は、前記有害有機物質で汚染され
た土壌1を充填される抽出槽101と、抽出槽101内
に前記抽出溶剤2を送給する抽出溶剤送給手段である溶
剤貯蔵タンク102、送給ポンプ104等と、抽出槽1
01で前記有害有機物質を抽出した抽出溶剤2a中の前
記有害有機物質を分解処理する分解処理手段である分解
処理装置710と、抽出槽101内の抽出溶剤2aを一
時貯溜してから分解処理装置710に送給する抽出溶剤
回収手段である溶剤回収タンク103、送給ポンプ10
5,106等と、分解処理装置710で前記有害有機物
質を分解処理された抽出溶剤2を前記溶剤貯蔵タンク1
01内へ送給して再利用する抽出溶剤再利用手段である
送給ポンプ107とを備えている。
【0092】前記分解処理装置710は、前記溶剤回収
タンク103内からの抽出溶剤2bを加熱気化させて沸
点差を利用して精製する精製装置214aと、精製され
た抽出溶剤2を回収する溶剤回収タンク214bと、残
留成分5を流通させる流通槽111と流通槽111内に
配設された紫外線(UV)ランプ112とを備えた前述
した第一,六番目の実施の形態の分解処理装置110
と、精製装置214a内の残留成分5を上記流通槽11
1内へ送給する送給ポンプ215と、流通槽111から
の残留成分5aを供給される生物処理装置613とを備
えている。
【0093】すなわち、前述した第六番目の実施の形態
では、精製装置214aの上流側に分解処理装置110
を配設したが、本実施の形態では、精製装置214aの
下流側の残留成分5の送出側に分解処理装置110を配
設したのである。
【0094】このような土壌浄化装置700において
は、前述した第一〜六番目の実施の形態の場合と同様に
操作することにより、土壌1中から前記有害有機物質を
抽出溶剤2中に移行させて、土壌1を浄化処理すること
ができる。
【0095】他方、溶剤回収タンク103内に回収され
た抽出溶剤2aは、前述した第二〜五番目の実施の形態
の場合と同様に、送給ポンプ106の作動により、精製
装置214aへ送給されて精製される。精製された抽出
溶剤2は、溶剤回収タンク214bに回収され、送給ポ
ンプ107を介して前記溶剤貯蔵タンク102内に戻さ
れる。
【0096】また、精製装置214a内に残留した前記
残留成分5は、分解処理装置110の流通槽111内を
流通することにより、UVランプ112からUVを照射
され、含有する有害有機物質が分解処理される。その
後、残留成分5aは、流通槽111からオーバフローし
て生物処理装置613内に供給され、有機物質が分解処
理される。
【0097】つまり、前述した第六番目の実施の形態で
は、抽出溶剤2a中の有害有機物質をUV照射により分
解処理してから当該抽出溶剤2aを加熱気化して精製
し、生じた残留成分5を生物処理装置613内に送給す
るようにしたが、本実施の形態では、有害有機物質を含
有する抽出溶剤2aを加熱気化して精製し、生じた残留
成分5にUVを照射して当該残留成分5中の有害有機物
質を分解処理した後に、分解処理した残留成分5aを生
物処理装置613内に送給するようにしたのである。
【0098】このため、本実施の形態では、前述した第
六番目の実施の形態の場合よりも、流通槽111内を流
通させる体積流量を小さくすることができる。
【0099】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第六番目の実施の形態の場合と同様な効果を得るこ
とができるのはもちろんのこと、前述した第一,六番目
の実施の形態の場合よりも前記分解処理装置110の小
型化を図ることができる。
【0100】[第八番目の実施の形態]本発明による土
壌浄化装置の第八番目の実施の形態を図13を用いて説
明する。図13は、土壌浄化装置の概略構成図である。
ただし、前述した第一〜七番目の実施の形態の場合と同
様な部分については、前述した第一〜七番目の実施の形
態の説明で用いた符号と同一の符号を用いることによ
り、前述した第一〜七番目の実施の形態の場合と重複す
る説明を省略する。
【0101】図13に示すように、本実施の形態にかか
る土壌浄化装置800は、前記有害有機物質で汚染され
た土壌1を充填される抽出槽101と、抽出槽101内
に前記抽出溶剤2を送給する抽出溶剤送給手段である溶
剤貯蔵タンク102、送給ポンプ104等と、抽出槽1
01で前記有害有機物質を抽出した抽出溶剤2a中の前
記有害有機物質を分解処理する分解処理手段である分解
処理装置810と、抽出槽101内の抽出溶剤2aを一
時貯溜してから分解処理装置810に送給する抽出溶剤
回収手段である溶剤回収タンク103、送給ポンプ10
5,106等と、分解処理装置810で前記有害有機物
質を分解処理された抽出溶剤2を前記溶剤貯蔵タンク1
01内へ送給して再利用する抽出溶剤再利用手段である
送給ポンプ107とを備えている。
【0102】前記分解処理装置810は、前記溶剤回収
タンク103内からの抽出溶剤2aを加熱気化させて沸
点差を利用して精製する精製装置214aと、精製され
た抽出溶剤2を回収する溶剤回収タンク214bと、残
留成分5を加熱して水6を気化させて除去することによ
り濃縮する濃縮装置816aと、水6を回収する水回収
タンク816bと、精製装置214aからの残留分5を
濃縮装置816aへ送給する送給ポンプ215と、濃縮
成分7を流通させる流通槽111と流通槽111内に配
設された紫外線(UV)ランプ112とを備えた前述し
た第一,六,七番目の実施の形態の分解処理装置110
と、濃縮装置816a内の濃縮成分7を上記流通槽11
1内へ送給する送給ポンプ815と、流通槽111から
の濃縮成分7aを供給される生物処理装置613とを備
えている。
【0103】すなわち、本実施の形態は、前述した第七
番目の実施の形態の精製装置214aの下流側の残留成
分5の送出側と分解処理装置110との間に濃縮装置8
16a等を配設したのである。
【0104】なお、本実施の形態では、濃縮装置816
a、溶剤回収タンク816b、送給ポンプ815等によ
り濃縮手段を構成している。
【0105】このような土壌浄化装置800において
は、前述した第一〜七番目の実施の形態の場合と同様に
操作することにより、土壌1中から前記有害有機物質を
抽出溶剤2中に移行させて、土壌1を浄化処理すること
ができる。
【0106】他方、溶剤回収タンク103内に回収され
た抽出溶剤2aは、前述した第二〜五,七番目の実施の
形態の場合と同様に、送給ポンプ106の作動により、
精製装置214aへ送給されて精製される。精製された
抽出溶剤2は、溶剤回収タンク214bに回収され、送
給ポンプ107を介して前記溶剤貯蔵タンク102内に
戻される。
【0107】また、精製装置214a内に残留した前記
残留成分5は、送給ポンプ215を介して濃縮装置81
6aへ送給されて加熱濃縮され、水6が除去されて水回
収タンク816cに回収される。
【0108】他方、濃縮装置816aで濃縮された濃縮
成分7は、送給ポンプ815を介して分解処理装置11
0へ送給され、流通槽111内を流通することにより、
UVランプ112からUVを照射され、含有する有害有
機物質が分解処理される。その後、濃縮成分7aは、流
通槽111からオーバフローして生物処理装置613内
に供給され、有機物質が分解処理される。
【0109】つまり、前述した第七番目の実施の形態で
は、有害有機物質を含有する抽出溶剤2aを加熱気化し
て精製し、生じた残留成分5にUVを照射して当該残留
成分5中の有害有機物質を分解処理した後に、分解処理
された残留成分5aを生物処理装置613内に送給する
ようにしたが、本実施の形態では、有害有機物質を含有
する抽出溶剤2aを加熱気化して精製し、生じた残留成
分5をさらに加熱濃縮して水6を除去し、生じた濃縮成
分7にUVを照射して当該濃縮成分7中の有害有機物質
を分解処理した後に、分解処理された濃縮成分7aを生
物処理装置613内に送給するようにしたのである。
【0110】このため、本実施の形態では、前述した第
七番目の実施の形態の場合よりも、流通槽111内を流
通させる体積流量をさらに小さくすることができると共
に、生物処理装置613の容量を小さくすることができ
る。
【0111】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第六,七番目の実施の形態の場合と同様な効果を得
ることができるのはもちろんのこと、前述した第七番目
の実施の形態の場合よりも前記分解処理装置110およ
び生物処理装置613の小型化を図ることができる。
【0112】なお、本実施の形態では、精製装置214
aの下流側の残留成分5の送出側と分解処理装置110
との間に濃縮装置816a等を配設したが、例えば、前
記分解処理装置110と生物処理装置613との間に配
設することも可能である。また、前述した第六番目の実
施の形態の土壌浄化装置600の精製装置214aの下
流側の残留成分5の送出側と分解処理装置110との間
に濃縮装置816a等を配設することも可能である。つ
まり、前述した第六,七番目の実施の形態の土壌浄化装
置600,700において、前記抽出溶剤精製手段と生
物処理装置613との間であれば、前記濃縮手段を配設
することが可能である。
【0113】[第九番目の実施の形態]本発明による土
壌浄化装置の第九番目の実施の形態を図14を用いて説
明する。図14は、土壌浄化装置の概略構成図である。
ただし、前述した第一〜八番目の実施の形態の場合と同
様な部分については、前述した第一〜八番目の実施の形
態の説明で用いた符号と同一の符号を用いることによ
り、前述した第一〜八番目の実施の形態の場合と重複す
る説明を省略する。
【0114】図14に示すように、本実施の形態にかか
る土壌浄化装置900は、前記有害有機物質で汚染され
た土壌1を充填される抽出槽101と、抽出槽101内
に前記抽出溶剤2を送給する抽出溶剤送給手段である溶
剤貯蔵タンク102、送給ポンプ104等と、抽出槽1
01で前記有害有機物質を抽出した抽出溶剤2a中の前
記有害有機物質を分解処理する分解処理手段である分解
処理装置910と、抽出槽101内の抽出溶剤2aを一
時貯溜してから分解処理装置910に送給する抽出溶剤
回収手段である溶剤回収タンク103、送給ポンプ10
5,106等と、分解処理装置910で前記有害有機物
質を分解処理された抽出溶剤2を前記溶剤貯蔵タンク1
01内へ送給して再利用する抽出溶剤再利用手段である
送給ポンプ107とを備えている。
【0115】前記分解処理装置910は、前記溶剤回収
タンク103内からの抽出溶剤2aを加熱気化させて沸
点差を利用して精製する精製装置214aと、精製され
た抽出溶剤2を回収する溶剤回収タンク214bと、残
留成分5を水熱酸化分解処理する水熱酸化分解手段であ
る水熱酸化分解装置911と、精製装置214a内の残
留成分5を上記水熱酸化分解装置911へ送給する送給
ポンプ215とを備えている。
【0116】前記水熱酸化分解装置911は、前記残留
成分5を炭酸ナトリウムの存在下、加熱(380〜40
0℃)および加圧(27MPa程度)することにより、
当該残留成分5中の前記有害有機物質を脱ハロゲン化お
よび酸化分解して無害化することができるようになって
いる。なお、この水熱酸化分解装置911の具体的な構
造や作用機構等は、特開平11−253795号公報、
特開平11−253796号公報、特開2000−12
6588号公報等において、本出願人が既に提案してい
るものと同様である。
【0117】すなわち、本実施の形態では、前述した第
七番目の実施の形態の前記分解処理装置110および生
物処理装置613に代えて、上述した水熱酸化分解装置
911を配設したのである。
【0118】このような土壌浄化装置900において
は、前述した第一〜八番目の実施の形態の場合と同様に
操作することにより、土壌1中から前記有害有機物質を
抽出溶剤2中に移行させて、土壌1を浄化処理すること
ができる。
【0119】他方、溶剤回収タンク103内に回収され
た抽出溶剤2aは、前述した第二〜五,七番目の実施の
形態の場合と同様に、送給ポンプ106の作動により、
精製装置214aへ送給されて精製される。精製された
抽出溶剤2は、溶剤回収タンク214bに回収され、送
給ポンプ107を介して前記溶剤貯蔵タンク102内に
戻される。
【0120】また、精製装置214a内に残留した前記
残留成分5は、前記水熱酸化分解装置911に送給さ
れ、炭酸ナトリウムの存在下、加熱(380〜400
℃)および加圧(27MPa程度)されることにより、
含有する前記有害有機物質が脱ハロゲン化および酸化分
解され、無害化処理される。
【0121】つまり、前述した第六〜八番目の実施の形
態では、UV照射および生物分解処理により分解処理す
るようにしたが、本実施の形態では、水熱酸化分解によ
り分解処理するようにしたのである。
【0122】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第六〜八番目の実施の形態の場合と同様な効果を得
ることができる。
【0123】なお、本実施の形態において、例えば、前
述した第八番目の実施の形態のような濃縮手段を前記送
給ポンプ215と水熱酸化分解装置911との間に配設
すれば、前記残留成分5中の水分が多い場合に有害有機
物質の濃度を高めることができ、水熱酸化分解装置91
1の小型化を図ることができるようになる。
【0124】[他の実施の形態]なお、本発明は、前述
した第一〜九番目の各実施の形態に限定されるものでは
なく、土壌1中の有害有機物質の濃度や要求される処理
能力等の各種条件により、これらの実施の形態を適宜組
み合わせることが可能である。
【0125】また、前述した第一〜九番目の各実施の形
態において、例えば、前記分解処理手段の上流側に配設
されて、抽出槽101で前記有害有機物質を抽出した抽
出溶剤2aに水酸化ナトリウム等のアルカリを添加して
当該抽出溶剤2aを溶剤相と水相とに分離させる予備分
離手段と、前記予備分離手段の抽出溶剤2aの溶剤相を
前記分解処理手段に送給する溶剤相送給手段とを備えれ
ば、抽出溶剤2aを前記分解処理手段に送給するに先立
って、抽出溶剤2a中の大部分の水分を予め除去してお
くことが簡単にできるので、前記分解処理手段(特に、
精製装置や濃縮装置)の小型化を図ることができ、設備
や処理にかかるコストの低減を図ることができる。
【0126】ここで、抽出溶剤2aの少なくとも水相に
紫外線を照射する予備紫外線照射手段を設ければ、水相
中に混在する有害有機物質を分解処理することができる
ので、水6の後処理の容易化を図ることができる。この
とき、紫外線を抽出溶剤2aの溶剤相にも併せて照射す
ることも可能である。
【0127】また、前述した第二〜五番目の実施の形態
においては、分解処理装置210,310,410,5
10に、精製装置214a、溶剤回収タンク214b等
からなる抽出溶剤精製手段を設けたが、抽出溶剤2a中
の水分量が少ない場合には当該抽出溶剤精製手段を省略
し、第一番目の実施の形態の場合と同様に抽出溶剤2a
中の有害有機物質を直接分解処理して、有害有機物質を
分解処理された抽出溶剤2を再利用するようにすること
も可能である。
【0128】また、前述した第一〜九番目の各実施の形
態では、アルコール等の親水性の抽出溶剤2を使用した
が、他の実施の形態として、例えば、アセトン等のよう
なケト基を有する他の親水性の抽出溶剤を使用すること
ができるのはもちろんのこと、ヘキサン等の炭化水素類
のような疎水性の抽出溶剤を使用することも可能であ
る。さらに、含水状態にある汚染土壌1中の水分を親水
性の抽出溶剤で脱水した後、有機物質に対する溶解抽出
能力の大きい疎水性の抽出溶剤により汚染土壌中の有害
有機物質を確実に抽出除去することも可能もよい。この
とき、親水性の抽出溶剤と疎水性の抽出溶剤とを混合し
た抽出溶剤を用いると、処理時間の短縮を図ることが可
能となる。
【0129】
【発明の効果】第一番目の発明による土壌浄化装置は、
第一番目の発明による土壌浄化装置は、有害有機物質で
汚染された土壌を充填される抽出槽と、前記抽出槽内に
抽出溶剤を送給する抽出溶剤送給手段と、前記抽出槽で
前記有害有機物質を抽出した前記抽出溶剤中の当該有害
有機物質を分解処理する分解処理手段とを備えたことか
ら、上記有害有機物質を系外に取り出すことなく分解処
理することができるので、毒性の強い有害有機物質で汚
染された土壌であっても、浄化処理作業を容易に行うこ
とができる。また、土壌を変質することなく有害有機物
質を土壌から除去して有害有機物質を分解処理すること
ができる。これにより、有害有機物質で汚染された廃棄
物を大幅に減量することができる。
【0130】第二番目の発明による土壌浄化装置は、第
一番目の発明において、前記抽出槽内の前記抽出溶剤を
一時貯溜してから前記分解処理手段に送給する抽出溶剤
回収手段を備えたことから、バッチ式の抽出槽であって
も、分解処理を連続して行うことができると共に、各バ
ッチごとに前記有害有機物質の含有濃度の異なる抽出溶
剤を混合して前記有害有機物質の含有濃度を均一にする
ことができるので、分解処理手段の分解処理能力を一定
に設定することができ、操作の容易化を図ることができ
る。
【0131】第三番目の発明による土壌浄化装置は、第
一番目または第二番目の発明において、前記分解処理手
段で前記有害有機物質を分解処理された前記抽出溶剤を
再利用する抽出溶剤再利用手段を備えたので、抽出溶剤
を効率よく利用することができ、処理コストの低減を図
ることができる。
【0132】第四番目の発明による土壌浄化装置は、第
一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記分
解処理手段が、前記抽出溶剤を流通させる流通槽と、前
記流通槽内に配設された紫外線照射手段とを備えている
ので、上記有害有機物質を系外に取り出すことなく分解
処理することが容易にできる。
【0133】第五番目の発明による土壌浄化装置は、第
一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記分
解処理手段が、前記抽出溶剤を加熱気化させて沸点差を
利用して精製する抽出溶剤精製手段と、前記抽出溶剤精
製手段からの残留成分を流通させる流通槽と、前記流通
槽内に配設された紫外線照射手段とを備えているので、
抽出溶剤を分解せずに上記有害有機物質を系外に取り出
すことなく分解処理することが容易にできる。
【0134】第六番目の発明による土壌浄化装置は、第
四番目または第五番目の発明において、前記分解処理手
段が、前記流通槽内に充填された光触媒を備えているの
で、上記有害有機物質の分解処理にかかるコストを低減
することができる。
【0135】第七番目の発明による土壌浄化装置は、第
四番目または第五番目の発明において、前記分解処理手
段が、前記流通槽内にヒドロキシラジカル発生剤を供給
するヒドロキシラジカル発生剤供給手段を備えているの
で、上記有害有機物質の分解処理にかかるコストを低減
することができる。
【0136】第八番目の発明による土壌浄化装置は、第
一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記分
解処理手段が、前記流通槽内に充填されたFe系触媒
と、前記流通槽内に供給される前記抽出溶剤に過酸化水
素を送給する過酸化水素供給手段とを備えているので、
上記有害有機物質を系外に取り出すことなく分解処理す
ることが低コストで容易にできる。
【0137】第九番目の発明による土壌浄化装置は、第
一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記分
解処理手段が、前記抽出溶剤を加熱気化させて沸点差を
利用して精製する抽出溶剤精製手段と、前記抽出溶剤精
製手段からの残留成分を流通させる流通槽と、前記流通
槽内に充填されたFe系触媒と、前記流通槽内に供給さ
れる前記抽出溶剤に過酸化水素を送給する過酸化水素供
給手段とを備えているので、抽出溶剤を分解せずに上記
有害有機物質を系外に取り出すことなく分解処理するこ
とが低コストで容易にできる。
【0138】第十番目の発明による土壌浄化装置は、第
一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記分
解処理手段が、前記抽出溶剤を流通させる流通槽と、前
記流通槽内に配設された紫外線照射手段と、前記流通槽
からの抽出溶剤を加熱気化させて沸点差を利用して精製
する抽出溶剤精製手段と、前記抽出溶剤精製手段からの
残留成分を供給される生物処理手段とを備えているの
で、有害有機物質の分解中間物もすべて確実に最終分解
することができ、完全無害化を容易に図ることができ
る。
【0139】第十一番目の発明による土壌浄化装置は、
第一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記
分解処理手段が、前記抽出溶剤を加熱気化させて沸点差
を利用して精製する抽出溶剤精製手段と、前記抽出溶剤
精製手段からの残留成分を流通させる流通槽と、前記流
通槽内に配設された紫外線照射手段と、前記流通槽から
の残留成分を供給される生物処理手段とを備えているの
で、流通槽内を流通させる体積流量を小さくすることが
でき、流通槽の小型化を図ることができる。
【0140】第十二番目の発明による土壌浄化装置は、
第十番目または第十一番目の発明において、前記残留成
分から水を除去して濃縮する濃縮手段を前記抽出溶剤精
製手段と前記生物処理手段との間に配設したので、生物
処理手段の内部への供給量を小さくすることができ、生
物処理手段の小型化を図ることができる。
【0141】第十三番目の発明による土壌浄化装置は、
第一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記
分解処理手段が、前記抽出溶剤を加熱気化させて沸点差
を利用して精製する抽出溶剤精製手段と、前記抽出溶剤
精製手段からの残留成分を水熱酸化分解処理する水熱酸
化分解手段とを備えているので、有害有機物質の分解中
間物もすべて確実に最終分解することができ、完全無害
化を容易に図ることができる。
【0142】第十四番目の発明による土壌浄化装置は、
第十三番目の発明において、前記残留成分から水を除去
して濃縮する濃縮手段を前記抽出溶剤精製手段と前記水
熱酸化分解手段との間に配設したので、水熱酸化分解手
段の内部への供給量を小さくすることができ、水熱酸化
分解手段の小型化を図ることができる。
【0143】第十五番目の発明による土壌浄化装置は、
第一番目から第十四番目の発明のいずれかにおいて、前
記分解処理手段の上流側に配設されて、前記抽出槽で前
記有害有機物質を抽出した前記抽出溶剤にアルカリを添
加して当該抽出溶剤を溶剤相と水相とに分離させる予備
分離手段と、前記予備分離手段の前記抽出溶剤の前記溶
剤相を前記分解処理手段に送給する溶剤相送給手段とを
備えていることから、抽出溶剤を前記分解処理手段に送
給するに先立って、抽出溶剤中の大部分の水分を予め除
去しておくことが簡単にできるので、前記分解処理手段
の小型化を図ることができ、設備や処理にかかるコスト
の低減を図ることができる。
【0144】第十六番目の発明による土壌浄化装置は、
第十五番目の発明において、前記抽出溶剤の少なくとも
前記水相に紫外線を照射する予備紫外線照射手段を備え
たことから、水相中に混在する有害有機物質を分解処理
することができるので、水の後処理の容易化を図ること
ができる。
【0145】第十七番目の発明による土壌浄化装置は、
第一番目から第十六番目の発明のいずれかにおいて、前
記抽出溶剤が親水性溶剤であるので、水分を多量に含有
する土壌であっても、土壌中から有害有機物質を容易に
抽出することができ、作業効率を向上させることができ
る。
【0146】第十八番目の発明による土壌浄化装置は、
第一番目から第十七番目の発明のいずれかにおいて、前
記有害有機物質が、残留性有機汚染物質であるハロゲン
化合物を含んでいるので、上述した効果を最も発現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による土壌浄化装置の第一番目の実施の
形態の概略構成図である。
【図2】図1の分解処理装置の概略構成図である。
【図3】本発明による土壌浄化装置の第二番目の実施の
形態の概略構成図である。
【図4】図3の分解処理装置の概略構成図である。
【図5】本発明による土壌浄化装置の第三番目の実施の
形態の概略構成図である。
【図6】図5の分解処理装置の概略構成図である。
【図7】本発明による土壌浄化装置の第四番目の実施の
形態の概略構成図である。
【図8】図7の分解処理装置の概略構成図である。
【図9】本発明による土壌浄化装置の第五番目の実施の
形態の概略構成図である。
【図10】図9の分解処理装置の概略構成図である。
【図11】本発明による土壌浄化装置の第六番目の実施
の形態の概略構成図である。
【図12】本発明による土壌浄化装置の第七番目の実施
の形態の概略構成図である。
【図13】本発明による土壌浄化装置の第八番目の実施
の形態の概略構成図である。
【図14】本発明による土壌浄化装置の第九番目の実施
の形態の概略構成図である。
【符号の説明】
1,1a 土壌 2,2a,2b 抽出溶剤 3 オゾン 4 過酸化水素 5,5a 残留成分 6 水 7,7a 濃縮成分 100,200,300,400,500,600,7
00,800,900土壌浄化装置 101 抽出槽 102 溶剤貯蔵タンク 103 溶剤回収タンク 104〜107 送給ポンプ 110,210,310,410,510,610,7
10,810,910分解処理装置 111 流通槽 112 UVランプ 213 光触媒 214a 精製装置 214b 溶剤回収タンク 215 送給ポンプ 313 オゾン発生器 413 過酸化水素供給器 512 Fe系触媒 613 生物処理装置 615 送給ポンプ 815 送給ポンプ 816a 濃縮装置 816b 水回収タンク 911 水熱酸化分解装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09C 1/08 (72)発明者 鈴木 英夫 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 上島 直幸 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 浜崎 彰弘 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 有川 究 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 4D004 AA41 AB06 CA40 CA43 CC04 CC09 4D056 AB17 AC06 CA15 CA17 CA20 CA22 CA31 CA37 CA40 DA06 4G069 AA02 BA48A BC66A BC66B CA04 CA10 CA11 CA19 4G075 AA13 AA37 BA05 CA33 CA54 DA02 EB31

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有害有機物質で汚染された土壌を充填さ
    れる抽出槽と、 前記抽出槽内に抽出溶剤を送給する抽出溶剤送給手段
    と、 前記抽出槽で前記有害有機物質を抽出した前記抽出溶剤
    中の当該有害有機物質を分解処理する分解処理手段とを
    備えたことを特徴とする土壌浄化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記抽出槽内の前記抽出溶剤を一時貯溜してから前記分
    解処理手段に送給する抽出溶剤回収手段を備えたことを
    特徴とする土壌浄化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記分解処理手段で前記有害有機物質を分解処理された
    前記抽出溶剤を再利用する抽出溶剤再利用手段を備えた
    ことを特徴とする土壌浄化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、 前記分解処理手段が、 前記抽出溶剤を流通させる流通槽と、 前記流通槽内に配設された紫外線照射手段とを備えてい
    ることを特徴とする土壌浄化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、 前記分解処理手段が、 前記抽出溶剤を加熱気化させて沸点差を利用して精製す
    る抽出溶剤精製手段と、 前記抽出溶剤精製手段からの残留成分を流通させる流通
    槽と、 前記流通槽内に配設された紫外線照射手段とを備えてい
    ることを特徴とする土壌浄化装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5において、 前記分解処理手段が、前記流通槽内に充填された光触媒
    を備えていることを特徴とする土壌浄化装置。
  7. 【請求項7】 請求項4または請求項5において、 前記分解処理手段が、前記流通槽内にヒドロキシラジカ
    ル発生剤を供給するヒドロキシラジカル発生剤供給手段
    を備えていることを特徴とする土壌浄化装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、 前記分解処理手段が、 前記流通槽内に充填されたFe系触媒と、 前記流通槽内に供給される前記抽出溶剤に過酸化水素を
    送給する過酸化水素供給手段とを備えていることを特徴
    とする土壌浄化装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、 前記分解処理手段が、 前記抽出溶剤を加熱気化させて沸点差を利用して精製す
    る抽出溶剤精製手段と、 前記抽出溶剤精製手段からの残留成分を流通させる流通
    槽と、 前記流通槽内に充填されたFe系触媒と、 前記流通槽内に供給される前記抽出溶剤に過酸化水素を
    送給する過酸化水素供給手段とを備えていることを特徴
    とする土壌浄化装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項3のいずれかにお
    いて、 前記分解処理手段が、 前記抽出溶剤を流通させる流通槽と、 前記流通槽内に配設された紫外線照射手段と、 前記流通槽からの抽出溶剤を加熱気化させて沸点差を利
    用して精製する抽出溶剤精製手段と、 前記抽出溶剤精製手段からの残留成分を供給される生物
    処理手段とを備えていることを特徴とする土壌浄化装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項3のいずれかにお
    いて、 前記分解処理手段が、 前記抽出溶剤を加熱気化させて沸点差を利用して精製す
    る抽出溶剤精製手段と、 前記抽出溶剤精製手段からの残留成分を流通させる流通
    槽と、 前記流通槽内に配設された紫外線照射手段と、 前記流通槽からの残留成分を供給される生物処理手段と
    を備えていることを特徴とする土壌浄化装置。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11におい
    て、 前記残留成分から水を除去して濃縮する濃縮手段を前記
    抽出溶剤精製手段と前記生物処理手段との間に配設した
    ことを特徴とする土壌浄化装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項3のいずれかにお
    いて、 前記分解処理手段が、 前記抽出溶剤を加熱気化させて沸点差を利用して精製す
    る抽出溶剤精製手段と、 前記抽出溶剤精製手段からの残留成分を水熱酸化分解処
    理する水熱酸化分解手段とを備えていることを特徴とす
    る土壌浄化装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記残留成分から水を除去して濃縮する濃縮手段を前記
    抽出溶剤精製手段と前記水熱酸化分解手段との間に配設
    したことを特徴とする土壌浄化装置。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項14のいずれかに
    おいて、 前記分解処理手段の上流側に配設されて、前記抽出槽で
    前記有害有機物質を抽出した前記抽出溶剤にアルカリを
    添加して当該抽出溶剤を溶剤相と水相とに分離させる予
    備分離手段と、 前記予備分離手段の前記抽出溶剤の前記溶剤相を前記分
    解処理手段に送給する溶剤相送給手段とを備えているこ
    とを特徴とする土壌浄化装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記抽出溶剤の少なくとも前記水相に紫外線を照射する
    予備紫外線照射手段を備えたことを特徴とする土壌浄化
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項1から請求項16のいずれかに
    おいて、 前記抽出溶剤が親水性溶剤であることを特徴とする土壌
    浄化装置。
  18. 【請求項18】 請求項1から請求項17のいずれかに
    おいて、 前記有害有機物質が、残留性有機汚染物質であるハロゲ
    ン化合物を含んでいることを特徴とする土壌浄化装置。
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