JP2000051850A - 遠赤外線、マイナスイオン、金属イオンによる pcb、トリクロロエチレン等の塩素系有害化学物 質の常温分解システム。 - Google Patents
遠赤外線、マイナスイオン、金属イオンによる pcb、トリクロロエチレン等の塩素系有害化学物 質の常温分解システム。Info
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- JP2000051850A JP2000051850A JP10263876A JP26387698A JP2000051850A JP 2000051850 A JP2000051850 A JP 2000051850A JP 10263876 A JP10263876 A JP 10263876A JP 26387698 A JP26387698 A JP 26387698A JP 2000051850 A JP2000051850 A JP 2000051850A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】塩素系有害化学物質による地下水、水道水源汚
染が深刻な問題を提起しています。PCBなどは常温で
の分解が不可能とされ、日本全国で数万トン規模で退蔵
されたままとなっており、容器の腐食等により、地下水
を汚染する心配さえある。トリクロロエチレン等の腐食
性油脂類などがすでに地下水を汚染し、この浄化には多
額の処理コストが必要とされています。この課題に対
し、簡単かつ低コストのシステムで、塩素系有害化学物
質を分解し、無害化する手法を提供する。 【解決手段】塩素系有害化学物質を含む汚濁水に金属イ
オン水溶液を適量加え、遠赤外線、マイナスイオンの作
用を含む空気を微細気泡にしてバッキすることにより、
常温でPCBやトリクロロエチレン等を分解し、無害化
する。
染が深刻な問題を提起しています。PCBなどは常温で
の分解が不可能とされ、日本全国で数万トン規模で退蔵
されたままとなっており、容器の腐食等により、地下水
を汚染する心配さえある。トリクロロエチレン等の腐食
性油脂類などがすでに地下水を汚染し、この浄化には多
額の処理コストが必要とされています。この課題に対
し、簡単かつ低コストのシステムで、塩素系有害化学物
質を分解し、無害化する手法を提供する。 【解決手段】塩素系有害化学物質を含む汚濁水に金属イ
オン水溶液を適量加え、遠赤外線、マイナスイオンの作
用を含む空気を微細気泡にしてバッキすることにより、
常温でPCBやトリクロロエチレン等を分解し、無害化
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】PCBの分解は高温、もしく
は高度な設備にて分解するしかなく、本技術は常温で、
かつ容易にPCB等を分解するシステムであり、トリク
ロロエチレン等の腐食性油脂類の解消には揮発性を利用
し、大気中に放出して、解消していたが同様方式によ
り、常温にて完全分解が可能である。
は高度な設備にて分解するしかなく、本技術は常温で、
かつ容易にPCB等を分解するシステムであり、トリク
ロロエチレン等の腐食性油脂類の解消には揮発性を利用
し、大気中に放出して、解消していたが同様方式によ
り、常温にて完全分解が可能である。
【0002】
【従来の技術】現在、環境庁・通産省の検討委員会にお
いてPCB等の処理に利用可能な高度処理法とされた処
理法は以下の通り。 1 アルカリ触媒分解法(BCD法) 有機塩素化合物に水素供与体、炭素系触媒及びアルカリ
を添加した後、窒素雰囲気下、常圧下で300〜350
度Cに加熱し、脱塩素化を図る方法。 2 化学抽出分解法(DMI/NaOH法) 水酸化ナトリウム(NaOH)等のアルカリ及び1,3
ジメチル−2−イミダゾリジノン(DMI)等の非プロ
トン性極性溶媒存在下、常圧下で約200度Cに加熱
し、脱塩素化を図る方法。 3 t−BuOK法(カリウム・ターシャリー・プトオ
キサイド法) PCBの塩素と反応し易く、かつ、油に溶けやすい有機
金属化合物(t−BuOK)をPCBの混入している油
に添加し、加熱反応させることにより、PCBの塩素を
塩化カリウム(KCl)として除去する技術。 4 触媒水素化脱塩素化法(t−BuOK法) PCBをパラフイン系溶剤で希釈し、パラジウム・カー
ボン(Pd/C)触媒の存在下、水素ガスとの接触によ
る水素化脱塩素反応を行うことにより、PCBの塩素を
塩化水素として除去する技術 5 超臨界水酸化法 臨界条件(374度C、220気圧)を超えた水(超臨
界水)の持つ強い反応触媒特性を利用して、水中に溶解
又は存在している有機物質を完全に酸化分解することに
よりPCBを分解する方法。密閉容器内で処理。 6 高温熱分解処理法 1,100〜1,300度Cの高温でPCBを分解する
方法で、一般的におこなはれている。この他、金属ナト
リウムを利用して脱塩素化する方法や生物処理法等が諸
外国で実用化されている。超臨界水酸化法、高温熱分解
処理法は確実にPCBを分解するとされているものの高
コストであり、1,2,3の化学処理に関しても加熱処
理が必要となるため、それなりの設備が必要となり、4
に関しても容器内処理でもあり、溶剤の副作用に対する
配慮が必要となる。また密閉容器内の爆発による分解法
が横浜国大・工業技術院で実証されているもののこれも
また設備が必要となる。一方テトラクロロエチレン、ト
リクロロエチレン等の腐食性油脂類はその揮発性を利用
して、リサイクルされているものの純度が落ちた製品に
関してはバッキして大気中に気散処理するのが一般的で
あった。また土壌を汚染した場合には簡便で有効な処理
手法が未だ確立していないのが実情でもある。
いてPCB等の処理に利用可能な高度処理法とされた処
理法は以下の通り。 1 アルカリ触媒分解法(BCD法) 有機塩素化合物に水素供与体、炭素系触媒及びアルカリ
を添加した後、窒素雰囲気下、常圧下で300〜350
度Cに加熱し、脱塩素化を図る方法。 2 化学抽出分解法(DMI/NaOH法) 水酸化ナトリウム(NaOH)等のアルカリ及び1,3
ジメチル−2−イミダゾリジノン(DMI)等の非プロ
トン性極性溶媒存在下、常圧下で約200度Cに加熱
し、脱塩素化を図る方法。 3 t−BuOK法(カリウム・ターシャリー・プトオ
キサイド法) PCBの塩素と反応し易く、かつ、油に溶けやすい有機
金属化合物(t−BuOK)をPCBの混入している油
に添加し、加熱反応させることにより、PCBの塩素を
塩化カリウム(KCl)として除去する技術。 4 触媒水素化脱塩素化法(t−BuOK法) PCBをパラフイン系溶剤で希釈し、パラジウム・カー
ボン(Pd/C)触媒の存在下、水素ガスとの接触によ
る水素化脱塩素反応を行うことにより、PCBの塩素を
塩化水素として除去する技術 5 超臨界水酸化法 臨界条件(374度C、220気圧)を超えた水(超臨
界水)の持つ強い反応触媒特性を利用して、水中に溶解
又は存在している有機物質を完全に酸化分解することに
よりPCBを分解する方法。密閉容器内で処理。 6 高温熱分解処理法 1,100〜1,300度Cの高温でPCBを分解する
方法で、一般的におこなはれている。この他、金属ナト
リウムを利用して脱塩素化する方法や生物処理法等が諸
外国で実用化されている。超臨界水酸化法、高温熱分解
処理法は確実にPCBを分解するとされているものの高
コストであり、1,2,3の化学処理に関しても加熱処
理が必要となるため、それなりの設備が必要となり、4
に関しても容器内処理でもあり、溶剤の副作用に対する
配慮が必要となる。また密閉容器内の爆発による分解法
が横浜国大・工業技術院で実証されているもののこれも
また設備が必要となる。一方テトラクロロエチレン、ト
リクロロエチレン等の腐食性油脂類はその揮発性を利用
して、リサイクルされているものの純度が落ちた製品に
関してはバッキして大気中に気散処理するのが一般的で
あった。また土壌を汚染した場合には簡便で有効な処理
手法が未だ確立していないのが実情でもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】日本国内ではPCBの
製造・販売が禁止され、腐食性油脂類の使用も禁止され
ている。しかし電力会社のトランス等国内において、簡
単に分解される処理法が開発されていないため、大量に
保管され、産業廃棄物の集積地から排出されている浸出
水にもかなりのPCBが含まれているのが現状でもあ
る。また現状では使用されていないものの、テトラクロ
ロエチレン、トリクロロエチレン等による地下水汚染、
土壌汚染が指摘されている。このシステムはポンプ、微
細気泡発生装置、活性エアー発生装置により構成され、
溶液中に所定量の金属系ミネラルを注入し、溶液と金属
系ミネラルを共に活性化し、溶液中に含まれるPCBや
トリクロロエチレン等の塩素系有害化学物質を常温で分
解・無害化し、また土壌にふくまれるこれらの汚染物質
に浸透させることにより分解するシステムで、イニシャ
ルコストは従来法に比べ、大幅な削減となり、連続分解
を行う施設においてもメンテコストが激減する。このよ
うにコストがかからず、容易に塩素系有害化学物質類を
分解させるシステムで汚染問題を早急に解決することを
目標として考案したシステムです。
製造・販売が禁止され、腐食性油脂類の使用も禁止され
ている。しかし電力会社のトランス等国内において、簡
単に分解される処理法が開発されていないため、大量に
保管され、産業廃棄物の集積地から排出されている浸出
水にもかなりのPCBが含まれているのが現状でもあ
る。また現状では使用されていないものの、テトラクロ
ロエチレン、トリクロロエチレン等による地下水汚染、
土壌汚染が指摘されている。このシステムはポンプ、微
細気泡発生装置、活性エアー発生装置により構成され、
溶液中に所定量の金属系ミネラルを注入し、溶液と金属
系ミネラルを共に活性化し、溶液中に含まれるPCBや
トリクロロエチレン等の塩素系有害化学物質を常温で分
解・無害化し、また土壌にふくまれるこれらの汚染物質
に浸透させることにより分解するシステムで、イニシャ
ルコストは従来法に比べ、大幅な削減となり、連続分解
を行う施設においてもメンテコストが激減する。このよ
うにコストがかからず、容易に塩素系有害化学物質類を
分解させるシステムで汚染問題を早急に解決することを
目標として考案したシステムです。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、このシステムは 1 金属イオン溶液 2 金属イオン定量注入装置 3 活性エアー発生装置・・遠赤外線及びマイナスイオ
ン(電子)発生装置 4 微細気泡発生装置 5 エアーポンプ、もしくは循環ポンプ によって構成されます。主に分解反応を行うのが1の金
属イオンと3の活性エアー発生装置で、金属イオンを定
量的に注入するのが2の定量注入装置であり、気泡を微
細化し、活性エアーの滞留時間を長くし、均一な拡散・
混合を図り、反応を促進するのが微細気泡発生装置とポ
ンプです。まず曝気作用をする空気をマイナスイオンに
よるクーロン力、遠赤外線の分子内振動力で活性化し、
対象となるトランスオイル等、汚染水の溶液中で微細気
泡として曝気し、溶液の酸化還元電位をマイナスイオン
により、還元側(アルカリ側)に変化させ、遠赤外線の
作用もあり、溶液中の成分に微弱な分子内振動を与え
る。さらにマグネシュウム、カリウム、ナトリウム等を
主成分とした金属系ミネラルを溶液に注入し、金属イオ
ンも溶液中の自由電子を吸収し、活性化する。遠赤外線
は分子内振動を助長するため、ナトリウムイオンの作用
と相乗効果を発揮し、PCB類の基本構造であるベンゼ
ン環等の分解が促進され、一方豊富となったマイナスイ
オンがクーロンの作用(静電気による吸引作用)を高
め、イオン化しているマグネシウムと相乗的に作用し、
ベンゼン環、もしくは炭素から塩素を奪うという脱塩素
作用も行い、溶液中のPCBやトリクロロエチレン等を
分解する。
め、このシステムは 1 金属イオン溶液 2 金属イオン定量注入装置 3 活性エアー発生装置・・遠赤外線及びマイナスイオ
ン(電子)発生装置 4 微細気泡発生装置 5 エアーポンプ、もしくは循環ポンプ によって構成されます。主に分解反応を行うのが1の金
属イオンと3の活性エアー発生装置で、金属イオンを定
量的に注入するのが2の定量注入装置であり、気泡を微
細化し、活性エアーの滞留時間を長くし、均一な拡散・
混合を図り、反応を促進するのが微細気泡発生装置とポ
ンプです。まず曝気作用をする空気をマイナスイオンに
よるクーロン力、遠赤外線の分子内振動力で活性化し、
対象となるトランスオイル等、汚染水の溶液中で微細気
泡として曝気し、溶液の酸化還元電位をマイナスイオン
により、還元側(アルカリ側)に変化させ、遠赤外線の
作用もあり、溶液中の成分に微弱な分子内振動を与え
る。さらにマグネシュウム、カリウム、ナトリウム等を
主成分とした金属系ミネラルを溶液に注入し、金属イオ
ンも溶液中の自由電子を吸収し、活性化する。遠赤外線
は分子内振動を助長するため、ナトリウムイオンの作用
と相乗効果を発揮し、PCB類の基本構造であるベンゼ
ン環等の分解が促進され、一方豊富となったマイナスイ
オンがクーロンの作用(静電気による吸引作用)を高
め、イオン化しているマグネシウムと相乗的に作用し、
ベンゼン環、もしくは炭素から塩素を奪うという脱塩素
作用も行い、溶液中のPCBやトリクロロエチレン等を
分解する。
【0005】活性エアー発生装置は、大気中の空気を取
り入れ、その空気に電子を与えマイナスイオン化するた
め、永久磁石と、帯電層が設けられ、さらに、遠赤外線
の分解能を与えるため放射力の高い遠赤外線物質の不織
布層によって構成されています。微細気泡発生装置は循
環ポンプ、または水中ポンプの吐出側に取り付けられ、
流体の体積を縮小、拡大させることにより、流体内に負
圧を生じさせ、負圧により、活性エアーを吐出側に吸引
し、ポンプに吸入した金属ミネラル、塩素系有害物質を
含む溶液と、活性エアーとを混合し微細気泡として溶液
中に吐出する装置です。溶液の量が少ない時には、塩素
系有害化学物質を含む溶液中に定量の金属イオンを注入
し、エアーポンプの吐出部に活性エアー発生装置を取付
け、活性エアーを散気管に導き、溶液中で曝気します。
この装置が稼動することにより、金属イオンを注入され
たPCB等の塩素系有害化学物質の溶液がポンプにより
循環されると同時に、空気も活性エアー発生装置の中を
通過し、この装置の中で、 1 2つの永久磁石が作る強力な磁束線の中を空気が切
断するように、高速で通過することにより電場が発生
し、さらに帯電層から発生する電子も受け取るため多量
の電子を含みマイナスイオン化される。 2 遠赤外線層から放射されれる、分子内振動を引き起
こし二重結合を切断する作用がある電磁波を吸収。この
相互作用で、高いエネルギーを持ち、ポンプから送り込
まれる溶液と混合し、微細な活性化された気泡となりま
す。この活性化された空気が、微細気泡となって対象水
中に放出されると、そのエネルギー等が次々と対象溶液
の構成物に伝播し、遠赤外線が分子内振動を促し、加え
てクーロンの力が働く電子を多量に含んだ溶液としま
す。金属イオンの溶液も、均一に混合され溶液中に拡散
する。塩素系有害化学物質を含んだ溶液中で、金属イオ
ンは電子の授受を活発に行い、遠赤外線・電子の作用に
も助けられ、ラジカルな酸化・還元反応によりPCB類
等の有害物質を分解してゆく。
り入れ、その空気に電子を与えマイナスイオン化するた
め、永久磁石と、帯電層が設けられ、さらに、遠赤外線
の分解能を与えるため放射力の高い遠赤外線物質の不織
布層によって構成されています。微細気泡発生装置は循
環ポンプ、または水中ポンプの吐出側に取り付けられ、
流体の体積を縮小、拡大させることにより、流体内に負
圧を生じさせ、負圧により、活性エアーを吐出側に吸引
し、ポンプに吸入した金属ミネラル、塩素系有害物質を
含む溶液と、活性エアーとを混合し微細気泡として溶液
中に吐出する装置です。溶液の量が少ない時には、塩素
系有害化学物質を含む溶液中に定量の金属イオンを注入
し、エアーポンプの吐出部に活性エアー発生装置を取付
け、活性エアーを散気管に導き、溶液中で曝気します。
この装置が稼動することにより、金属イオンを注入され
たPCB等の塩素系有害化学物質の溶液がポンプにより
循環されると同時に、空気も活性エアー発生装置の中を
通過し、この装置の中で、 1 2つの永久磁石が作る強力な磁束線の中を空気が切
断するように、高速で通過することにより電場が発生
し、さらに帯電層から発生する電子も受け取るため多量
の電子を含みマイナスイオン化される。 2 遠赤外線層から放射されれる、分子内振動を引き起
こし二重結合を切断する作用がある電磁波を吸収。この
相互作用で、高いエネルギーを持ち、ポンプから送り込
まれる溶液と混合し、微細な活性化された気泡となりま
す。この活性化された空気が、微細気泡となって対象水
中に放出されると、そのエネルギー等が次々と対象溶液
の構成物に伝播し、遠赤外線が分子内振動を促し、加え
てクーロンの力が働く電子を多量に含んだ溶液としま
す。金属イオンの溶液も、均一に混合され溶液中に拡散
する。塩素系有害化学物質を含んだ溶液中で、金属イオ
ンは電子の授受を活発に行い、遠赤外線・電子の作用に
も助けられ、ラジカルな酸化・還元反応によりPCB類
等の有害物質を分解してゆく。
【0006】
【発明の実施の形態】具体的な実施例として、図1の通
り、既存の水槽にトリクロロエチレンやPCBの混入し
た溶液をいれ、金属イオンを定量注入する装置を設け、
溶液槽内に微細活性エアー吐出口と吸入ストレーナを設
置し、外部に循環ポンプを置き、ポンプの吐出圧により
生じる負圧を利用し、微細気泡発生装置の上部に設置さ
れた活性化装置により造られたマイナスイオン・遠赤外
線作用を持つ活性エアーを吸引し、対象溶液と混合し、
吐出し、均一な溶液とします。この混合された溶液中で
マイナスイオンがクーロンの吸引力、遠赤外線が分子内
振動力、活性化した金属イオンが強力な酸化・還元力を
発揮し、PCBを構成する基本構造のベンゼン環を破壊
し、ペンゼン環や炭素に接続している塩素を引きはがし
(脱塩素化)、PCBやテトラクロロエチレン等の塩素
系有害化学物質を分解してしまいます。このPCB類の
分解無害化効果に関しては、PCB100mg/Kg入
ったトランスオイルに400PPM、天然ミネラルを注
入し、活性エアーで攪拌したところPCBの含有量が
2.0mg/kgとなったことが平成10年2月18日
の実験結果にて判明し、さらに平成10年8月3日、汚
水排水にPCBを100PPM以上、トリクロロエチレ
ン等の腐食性油脂類も50PPM以上加え、完全密封し
た上、本発明の手法により分解実験を実施したところ、
24時間後にはこれらの塩素系有害化学物質が消滅して
いることが再度確認された。本実験に用いた天然ミネラ
ルの主成分は Mg(マグネシュウム) 59,000ppm K(カリウム) 21,000 Na(ナトリウム) 18,000 Ca(カルシュウム) 40 ICP発光分析による であり、上表の通りMgを主体にK,Naと電子の授受
を活発に行う金属イオンを大量に含んでいる。水道水に
活性エアーを作用させた場合に表1により、有機塩類と
いわれる総トリハロメタンの消滅が証明されています。
定量注入される金属イミネラル溶液は電子の授受を活発
に行う金属イオンを大量に含み、酸化・還元反応をラジ
カルに促進し、マイナスイオンのもつクーロン力、遠赤
外線の分子内振動力との相乗効果もあり、トリクロロエ
チレン等をはじめとして、農薬、PCB類の完全な無害
化すら予想される。
り、既存の水槽にトリクロロエチレンやPCBの混入し
た溶液をいれ、金属イオンを定量注入する装置を設け、
溶液槽内に微細活性エアー吐出口と吸入ストレーナを設
置し、外部に循環ポンプを置き、ポンプの吐出圧により
生じる負圧を利用し、微細気泡発生装置の上部に設置さ
れた活性化装置により造られたマイナスイオン・遠赤外
線作用を持つ活性エアーを吸引し、対象溶液と混合し、
吐出し、均一な溶液とします。この混合された溶液中で
マイナスイオンがクーロンの吸引力、遠赤外線が分子内
振動力、活性化した金属イオンが強力な酸化・還元力を
発揮し、PCBを構成する基本構造のベンゼン環を破壊
し、ペンゼン環や炭素に接続している塩素を引きはがし
(脱塩素化)、PCBやテトラクロロエチレン等の塩素
系有害化学物質を分解してしまいます。このPCB類の
分解無害化効果に関しては、PCB100mg/Kg入
ったトランスオイルに400PPM、天然ミネラルを注
入し、活性エアーで攪拌したところPCBの含有量が
2.0mg/kgとなったことが平成10年2月18日
の実験結果にて判明し、さらに平成10年8月3日、汚
水排水にPCBを100PPM以上、トリクロロエチレ
ン等の腐食性油脂類も50PPM以上加え、完全密封し
た上、本発明の手法により分解実験を実施したところ、
24時間後にはこれらの塩素系有害化学物質が消滅して
いることが再度確認された。本実験に用いた天然ミネラ
ルの主成分は Mg(マグネシュウム) 59,000ppm K(カリウム) 21,000 Na(ナトリウム) 18,000 Ca(カルシュウム) 40 ICP発光分析による であり、上表の通りMgを主体にK,Naと電子の授受
を活発に行う金属イオンを大量に含んでいる。水道水に
活性エアーを作用させた場合に表1により、有機塩類と
いわれる総トリハロメタンの消滅が証明されています。
定量注入される金属イミネラル溶液は電子の授受を活発
に行う金属イオンを大量に含み、酸化・還元反応をラジ
カルに促進し、マイナスイオンのもつクーロン力、遠赤
外線の分子内振動力との相乗効果もあり、トリクロロエ
チレン等をはじめとして、農薬、PCB類の完全な無害
化すら予想される。
【0007】
【図1】
【0008】
【表1】
【0009】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を発揮する。
ているので、以下に記載されるような効果を発揮する。
【0010】トランスオイル等に含まれるPCB類の分
解による削減
解による削減
【0011】ゴミ集積場、埋め立て処分場からの浸出
水、汚染された地下水等に含まれるPCBをはじめとす
るダイオキシン類やトリクロロエチレン等の腐食性油脂
類の分解による削減
水、汚染された地下水等に含まれるPCBをはじめとす
るダイオキシン類やトリクロロエチレン等の腐食性油脂
類の分解による削減
【0012】ゴミ焼却場の飛散灰、燃え殻に含まれるダ
イオキシン類等の有害物質の分解
イオキシン類等の有害物質の分解
【0013】ダイオキシン類や腐食性油脂類に汚染され
た土壌の浄化
た土壌の浄化
【0014】システムの設置は短時間で済み、早急な対
応が可能でイニシャルコスト・メンテナンスコストは低
コストとなる
応が可能でイニシャルコスト・メンテナンスコストは低
コストとなる
【図1】溶液の活性化を図る装置の全容と活性エアー発
生装置の概略を示す
生装置の概略を示す
【符号の説明】 1 循環渦巻きポンプ 2 定量ポンプ 3 配電盤 4 金属イオン定量液タンク 5 活性エアー発生装置 6 微細気泡発生装置 7 支持台 8 吸入ストレーナー 9 吐出口 10 吸入口 11 水槽 12 帯電層 13 マイナスイオン調整層 14 永久磁石 15 フイルター 16 遠赤外線層 17 空気 18 活性エアー吐出口 19 電源
Claims (1)
- 【請求項1】マイナスイオンによるクーロン力、遠赤外
線の分子内振動力、金属イオンによる酸化・還元力によ
り常温下でPCB、トリクロロエチレン等塩素系有害化
学物質の混入した溶液中で有害物質を分解する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10263876A JP2000051850A (ja) | 1998-08-13 | 1998-08-13 | 遠赤外線、マイナスイオン、金属イオンによる pcb、トリクロロエチレン等の塩素系有害化学物 質の常温分解システム。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10263876A JP2000051850A (ja) | 1998-08-13 | 1998-08-13 | 遠赤外線、マイナスイオン、金属イオンによる pcb、トリクロロエチレン等の塩素系有害化学物 質の常温分解システム。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000051850A true JP2000051850A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=17395477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10263876A Pending JP2000051850A (ja) | 1998-08-13 | 1998-08-13 | 遠赤外線、マイナスイオン、金属イオンによる pcb、トリクロロエチレン等の塩素系有害化学物 質の常温分解システム。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000051850A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001327623A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-27 | Toshiharu Fukai | ダイオキシン除去方法及びその装置 |
JP2008308573A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Hotta Koichi | 浄化剤 |
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