JP4116505B2 - 柱の支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、デッキ等の床上に柱を立設した状態で支持する柱の支持構造に関するものである。
デッキ等の床上に柱を立設した状態で支持する柱の支持構造の一例として、特許文献1に記載の技術が知られている。
この技術は、中空部を有する床材の上部に接合手段を介して柱材が接合された接合構造であり、接合手段を、床材の上下にそれぞれ設けられた床上部材と床下部材と、床材に挿通されて床上部材と床下部材とを連結することにより、該床上部材と床下部材とを床材に、それを挟持した状態で固定する連結部材と、床上部材に設けられ、柱材に固定される柱固定部とを備え、この柱固定部に柱材3を固定したものである。
このような構造によって、柱材は、床下部材を介して前記床材に強固に取り付けられていることにより、床材により形成される床版の周縁部以外のところに柱を設けることができ、床材に設けられた柱材を十分支持することができる。また、床材が中空部を有するものであっても、前記柱材を前記床材に強固に取り付け付けることができる。
特開2001−115548号公報
ところが、上記公報に記載の技術では、以下のような解決すべき課題があった。すなわち、中空の床材を貫通する連結部材の上端部に設けられた柱固定部に柱部材を固定し、連結部材の下端部にプレート状の床下部材を連結しているので、柱を確実に支持するために、床下部材を大きくする必要がある。特に、床材が中空であり、中実のものに比して強度が低いので、柱材の重量が重くなればなるほど、床下部材を大きくして、柱材を確実に支持する必要があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、内部に中空部を有する床上に立設された柱を確実に支持することができる柱の支持構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1、図2、図6等に示すように、内部に中空部1aを有する床1上に、柱7が支持された柱の支持構造であって、
前記床1は、大引4や根太等の水平支持部材4によって下方から支持されており、
前記床1には、貫通部材(例えばボルト)11cが上下に貫通されており、この貫通部材11cの上端部が前記柱7に連結されており、
前記柱7は平面視において前記水平支持部材4の近傍に設けられており、
前記貫通部材11cの下端部が連結プレート15に連結されており、この連結プレート15は前記水平支持部材(大引)4の側面に固定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、床1上の柱7には、床1を上下に貫通する貫通部材11cの上端部が連結されており、この貫通部材11cの下端部が連結プレート15に連結され、この連結プレート15が水平支持部材4の側面に固定されているので、柱7を貫通部材15c、連結プレート15を介して水平支持部材4によって支持することができる。したがって、中空部1aを有する床1上に立設された柱7を水平支持部材4によって確実に支持することができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図2、図7、図8等に示すように、請求項1に記載の柱の支持構造において、
前記連結プレート15は、前記床1の下面に設けられる水平板部15aと、この水平板部15aに直角に形成され、前記水平支持部材4の側面に固定される垂直板部15bとを備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、水平板部15aを床1の下面に設け、垂直板部15bを水平支持部材4の側面に固定することによって、柱7に作用する力を、貫通部材11c、水平板部15a、垂直板部15bを介して確実に水平支持部材4の側面で受けることができる。したがって、より確実に柱7を水平支持部材4によって支持することができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図2、図7、図8等に示すように、請求項2に記載の柱の支持構造において、
前記水平板部15aには前記水平支持部材4と直交する方向に対して長尺な長穴15cが形成されており、
この長穴15cに前記貫通部材11cの下端部が挿通されたうえで、前記水平板部15aに連結されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、水平板部15aには大引4と直交する方向に対して長尺な長穴15cが形成されており、この長穴15cにボルト11cの下端部が挿通されているので、長穴15cの長さの分だけ、連結プレート15をスライドさせて、その位置を調整できる。したがって、柱7の立設位置、つまり、ボルト11cの位置に応じて連結プレート15をスライドさせて、その垂直板部15bを確実に大引4の側面に固定できる。よって、1種類の連結プレート15で、柱7の位置に応じた対応ができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図9に示すように、請求項2または3に記載の柱の支持構造において、
前記水平板部15aと垂直板部15bとの間には、補強板部15e,15eが設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、柱7から貫通部材11cを介して水平板部15aに伝達される力を補強板部15e,15eによってより確実に垂直板部15bに伝達できるので、柱7をより強固に支持することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の柱の支持構造において、
前記水平支持部材4は、床束3によって支持されており、
前記床束3は断面L字状に形成された受部3bを備え、
前記水平支持部材4の下面と一方の側面とは前記受部3bの断面L字状の部分に当接されており、
前記連結プレート15の垂直板部15bは前記水平支持部材4の他方の側面に固定されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、図2〜図5等に示すように、請求項1〜のいずれか一項に記載の柱の支持構造において、
前記柱7は筒状の柱本体10と、この柱本体10の下端部に挿入固定された固定部材11とを備えており、
前記貫通部材11cの上端部が前記固定部材11に連結されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、柱本体10の下端部に挿入固定された固定部材11に、貫通部材11cの上端部が連結されているので、柱本体10が中空のものであっても、柱7を確実に支持できる。
また、前記床1と柱7のうち、少なくとも一方は、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものでもよい
ここで、前記セルロース系微粉粒とは、例えば、廃材等の木材の粗粉砕物、バカスの祖粉砕物、稲藁の粗粉砕物等における各種植物細胞体の原料材粗粉砕物を出発原料とし、これを磨砕処理することによって得ることができる。
磨砕処理とは、粉砕処理と研磨処理とを併せ持つ処理を言うものであり、これら粉砕処理と研磨処理とを同時に行う処理であっても、粉砕処理を行った後、研磨処理を行う二工程からなる処理であってもよい。すなわち、ここで言う磨砕処理とは、後述するように、粗粉砕物から微粉砕物にする粉砕処理と、微粉際された粉粒を、繊維状態のものが絡み合い、その表面が繊毛で覆われている状態の粉粒形状から、表面に繊毛が少ない状態となるように表面研磨する研磨処理とを併せた処理を指している。
前記セルロース系微粉粒は、上記のように磨砕処理により粒径状に形成されることで、通常の木粉のような繊毛上の突出部分が少なくなり、水(湿気を含む)や溶剤などを吸着しにくくなっている。
また、前記樹脂とは、硬質樹脂や軟質樹脂のことであり、塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂等が用いられるが、中でも塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂が、成形部材を形成するには好適である。また、樹脂は廃材の樹脂から得るようにしてもよい。
床1と柱7のうち少なくとも一方がセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものとすることによって、これら床1や柱7に防水性、防腐性や木質感を付与することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、床を貫通する貫通部材の上端部が柱に連結されており、この貫通部材の下端部が連結プレートに連結され、この連結プレートが水平支持部材の側面に固定されているので、柱を貫通部材、連結プレートを介して水平支持部材によって支持することができる。したがって、中空部を有する床上に立設された柱を水平支持部材によって確実に支持することができる。
請求項2に記載の発明によれば、柱に作用する力を、貫通部材、水平板部、垂直板部を介して確実に水平支持部材の側面で受けることができ、よって、より確実に柱を水平支持部材によって支持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、水平板部に形成された長穴の長さの分だけ、連結プレートをスライドさせて、その位置を調整できるので、柱の立設位置に応じて連結プレートをスライドさせて、その垂直板部を確実に大引の側面に固定できる。よって、1種類の連結プレートで、柱の位置に応じた対応ができる。
請求項4に記載の発明によれば、柱から貫通部材を介して水平板部に伝達される力を補強板部によってより確実に垂直板部に伝達できるので、柱をより強固に支持することができる。
請求項に記載の発明によれば、柱本体の下端部に挿入固定された固定部材に、貫通部材の上端部が連結されているので、柱本体が中空のものであっても、柱を確実に支持できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る柱の支持構造を備えたデッキと、このデッキ上に設けられたフェンスを示すものである。この図において、符号1はデッキ(床)を示す。このデッキ1は、住宅等の建物に隣接して設置されたものであり、例えば建物の開口部から住人等が出入りできるようなものである。
床1は、木質の廃材から得られたセルロース系微粉粒と樹脂廃材から得られた樹脂とを混合して押出成形したものであり、その内部には中空部1aを有している。中空部は押出し成形の際に形成されるものであり、図1に示す床1では左右方向に延在して形成されている。なお、図示は省略するが床は、複数の床材を並設することによって構成されている。床材は押出成形によって形成された帯板状のものであり、その内部には中空部を有している。
床1の下方には、独立基礎2が複数設置されており、各独立基礎2には床束3が立設されている。この床束3は、独立基礎2に設置される束本体3aとこの束本体3aの上端部に設けられた受部3bとを備えており、束本体3aは上下に長さが調整可能となっている。受部3bは、図2に示すように、断面L字状に形成されたものであり、その内側に大引(水平支持部材)4が挿入されたうえで、該大引4を支持している。なお、大引4はビス5によって受部3bに固定されている。
大引4はアルミニウムで形成された四角筒状をなすものであり、図1において紙面直交する方向に延在している。本実施の形態では、大引4が4本あり、これら大引4によって床1が下方から支持されている。なお、大引4を支持する床束3は大引4の長手方向に沿って所定間隔で複数設けられている。
なお、床1の外周部には、垂下壁1bが取付けられており、この垂下壁1bによって大引4や受部3bを隠すようになっている。この垂下壁1bも床1と同様に、木質の廃材から得られたセルロース系微粉粒と樹脂廃材から得られた樹脂とを混合して押出成形したものであり、内部には中空部を有している。
また、床1上には、図1に示すように、柱7が複数立設されており、隣り合う柱7,7間にフェンス8が配置され、該フェンス8は柱7,7によって支持されている。フェンス8は、柱7,7の上端部間と下端部間とにそれぞれ架設された上梁材8a、下梁材8bと、これら上下の梁材8a,8b間に配置されて該梁材8a,8bに取付けられた格子状のフェンス本体8cとによって構成されている。なお、フェンス8を構成する上下の梁材8a,8bや、フェンス本体8cを構成する上下左右に組まれた格子材も木質の廃材から得られたセルロース系微粉粒と樹脂廃材から得られた樹脂とを混合して押出成形したものである。
柱7は図1に示すように、床1の外周を囲むようにして床1の上面外周部に所定間隔で立設されている。柱7は柱本体10と、この柱本体10の下端部に挿入固定された固定部材11とを備えて構成されている。
柱本体10は四角筒状に形成されたものであり、その上端開口部には蓋が設けられている。柱本体10は木質の廃材から得られたセルロース系微粉粒と樹脂廃材から得られた樹脂とを混合して押出成形したものである。また、蓋も同様の素材から形成されている。
固定部材11は、金属で形成されたものであり、床1の外周部のうち角部以外に立設される柱用のものと、角部に立設される柱用のものの2種類がある。
角部以外に立設される柱用の固定部材11は、図3および図4に示すように、基板11aと、この基板11aの対向する辺部にそれぞれ基板11aと直角に、かつ互いに平行に形成された一対の取付板11b,11bとを備えて構成されている。
基板11aは柱本体10の中空部の横断面とほぼ形状が等しい矩形板状のものであり、孔が複数形成され、これら孔のうち4つの孔にはそれぞれボルト11cが挿通されている。このボルト11cの軸部は基板11aから突出しており、ボルト11cの頭部が基板11aに溶接によって固定されている。ボルト11cは後述するように、床1を上下に貫通する貫通部材として機能するもであり、固定部材11の基板11aに溶接固定によって連結されている。
取付板11bは矩形板状のものであり、その中央部にはスリット11dが上下に延在して形成されている。取付板11bは、固定部材11を柱本体10の下端部に挿入した際に、柱本体10の互いに対向する内側面に当接するか近接するものであり、ボルト12が螺合するための孔11e,11eがスリット11dを挟んで形成されている。
そして、上記のような構成の固定部材11は、図1に示すように、床1の角部以外の外周部に立設される柱本体10の下端部に挿入されている。この場合、取付板11b,11bは柱本体10の互いに対向する内側面に当接または近接しており、基板11aは柱本体10の下端面とほぼ面一になっている。
また、柱本体10の互いに対向する側面にそれぞれ形成された孔からはボルト12が挿通され、このボルト12が前記取付板11bに形成された孔11eに螺合することによって、固定部材11が柱本体10に固定されている。
また、床1の外周角部に立設される柱用の固定部材11は、図5に示すように、上記と同様の基板11aと、この基板11aの互いに直角な2辺部にそれぞれ基板11aと直角に、かつ互いに直角形成された一対の取付板11b,11bとを備えて構成されている。
取付板11bは、上記と同様の矩形板状のものであり、固定部材11を柱本体10の下端部に挿入した際に、柱本体10の互いに直交する内側面に当接するか近接するものであり、ボルト12が螺合するための孔11e,11eがスリット11dを挟んで形成されている。
そして、上記のような構成の固定部材11は、図1および図2に示すように、床1の角部に立設される柱本体10の下端部に挿入されている。この場合、取付板11b,11bは柱本体10の互いに直交する内側面に当接または近接しており、基板11aは柱本体10の下端面とほぼ面一になっている。
また、柱本体10の互いに直交する側面にそれぞれ形成された孔からはボルト12が挿通され、このボルト12が前記取付板11bに形成された孔11eに螺合することによって、固定部材11が柱本体10に固定されている。
上記のような構成の柱7は、図6に示すように、その下端部から4本のボルト11cが突出しており、これらボルト11cが床1に貫通される。すなわち、床1の柱7が立設される部位には、4つの孔1cが形成されており、該孔1cに前記ボルト(貫通部材)11cが挿通されている。このボルト11cは床1を上下に貫通しており、このボルト(貫通部材)11cの下端部が連結プレート15に連結されている。
連結プレート15は、図2、図7および図8に示すように、断面略L事情に形成されたものであり、水平板部15aと、この水平板部15aの端部に直角に形成された垂直板部15bとを備えて構成されている。
水平板部15aは、床1の下面に設けられるものであり、垂直板部15bと直交する方向に対して長尺な一対の長穴15c,15cが互いに平行に形成されている。
垂直板部15bは、前記大引(水平支持部材)4の側面に固定されるものであり、4つの孔14dが形成されている。
上記のような連結プレート15は、図2および図6に示すように、その水平板部15aを床1の下面に当接したうえで、その長穴15c,15cに前記ボルト(貫通部材)11c…の下端部を挿通し、該ボルト11cにワッシャ16を外挿したうえでナット17を螺合して締め込むことによって、床1の下面に固定されるとともに、ボルト11c…に連結されている。
また、連結プレート15の垂直板部15bは、前記大引(水平支持部材)4の側面に当接されたうえで、4つの孔15dにビス18を挿通して大引4にねじ込むことによって、大引4の側面に固定されている。
上記のような柱の支持構造を施工する場合、まず、柱本体10に固定部材11を取付けることによって柱7を形成する一方で、床1の柱7を立設する部位に孔11cを予め形成しておく。
柱7を立設する部位は、平面視において大引4の近傍に設定する。
そして、柱7を所定の位置に部位に立設する際に、その下端部から突出しているボルト11cを、床1に形成された孔1cに挿通することによって、該ボルト11cが床1を上下に貫通する。
次に、柱7を立設した位置に対向する床1の下面に、連結プレート15の水平板部15aを当接するとともに、床1の下面から突出しているボルト11cを水平板部15aの長穴15aに挿通する。
次に、連結プレート15を床1の下面に沿って、大引側にスライドさせて、垂直板部15bを大引4の側面に当接したうえで、垂直板部15bの孔15dに挿通して大引4にねじ込むことによって、大引4の側面に固定する。
最後に、水平板部15aの長穴15cから突出しているボルト11にワッシャ16を外挿したうえでナット17を螺合して締め込むことによって、床1の下面に水平板部15aを固定するとともに、ボルト11c…に連結する。
このようにして施工された柱の支持構造によれば、床1上の柱7には、床1を上下に貫通するボルト(貫通部材)11cの上端部が連結されており、このボルト11cの下端部が連結プレート15に連結され、この連結プレート15が大引(水平支持部材)4の側面に固定されているので、柱7をボルト11c、連結プレート15を介して大引4によって支持することができる。したがって、中空部1cを有する床1上に立設された柱7を大引4によって確実に支持することができる。
また、連結プレート15は、水平板部15aと垂直板部15bとを備えているので、水平板部15aを床1の下面に設け、垂直板部15bを大引4の側面に固定することによって、柱1に作用する力を、ボルト11c、水平板部15a、垂直板部15bを介して確実に大引4の側面で受けることができる。したがって、より確実に柱1を大引4によって支持することができる。
さらに、水平板部15aには大引4と直交する方向に対して長尺な長穴15cが形成されており、この長穴15cにボルト11cの下端部が挿通されているので、長穴15cの長さの分だけ、連結プレート15をスライドさせて、その位置を調整できる。したがって、柱7の立設位置、つまり、ボルト11cの位置に応じて連結プレート15をスライドさせて、その垂直板部15bを確実に大引4の側面に固定できる。よって、1種類の連結プレート15で、柱7の位置に応じた対応ができる。
また、柱7が筒状の柱本体10と、この柱本体10の下端部に挿入固定された固定部材11とを備えており、この固定部材11のボルト11cの上端部が固定部材11の基板11aに連結されているので、柱本体10が中空のものであっても、柱7を確実に支持できる。
加えて、床1、床1の外周部に設けられた垂下壁1b、フェンス8、柱7等がセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものであるので、これらに防水性、防腐性や木質感を付与することができる。
なお、本実施の形態では、柱7のボルト11cの下端部を連結し、かつ、大引4の側面に固定するものとして連結プレート15を使用したが、この連結プレート15に換えて、図9に示すような連結プレート20を使用してもよい。
この連結プレート20は、水平板部15aと垂直板部15bとの間に、左右一対の補強板部15e,15eを一体的に設けたものである。これら補強板15e,15eは水平板部15aと垂直板部15bとの両端部間においてそれぞれ設けられている。
このような連結プレート20では、柱7からボルト15cを介して水平板部15aに伝達される力を補強板部15e,15eによってより確実に垂直板部15bに伝達できるので、柱7をより強固に支持することができる。
また、本実施の形態では、本発明の柱の支持構造を、住宅等の建物に隣接して設けられるデッキ1と、そのデッキ1に立設されてフェンスが取付けられる柱7に適用した場合を例にとって説明したが、本発明の柱の支持構造はこれに限ることなく、例えば、住宅等の建物の床と柱に適用してもよい。
本発明に係る柱の支持構造の一例を示すもので、その支持構造備えたデッキとフェンスを示す側断面図である。 同、支持構造の要部を示す側断面図である。 同、固定部材の一例を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 同、固定部材の一例を示す斜視図である。 同、固定部材の他の例を示す斜視図である。 同、支持構造の要部を示す分解斜視図である。 同、連結プレートの一例を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 同、連結プレートの一例を示す斜視図である。 同、連結プレートの他の例を示す斜視図であり、(a)は上方から見た斜視図、(b)は下方から見た斜視図である。
符号の説明
1 デッキ(床)
1a 中空部
4 大引(水平支持部材)
7 柱
10 柱本体
11 固定部材
11c ボルト(貫通部材)
15,20 連結プレート
15a 水平板部
15b 垂直板部
15c 長穴
15e 補強板部

Claims (6)

  1. 内部に中空部を有する床上に、柱が支持された柱の支持構造であって、
    前記床は、大引や根太等の水平支持部材によって下方から支持されており、
    前記床には、貫通部材が上下に貫通されており、この貫通部材の上端部が前記柱に連結されており、
    前記柱は平面視において前記水平支持部材の近傍に設けられており、
    前記貫通部材の下端部が連結プレートに連結されており、この連結プレートは前記水平支持部材の側面に固定されていることを特徴とする柱の支持構造。
  2. 請求項1に記載の柱の支持構造において、
    前記連結プレートは、前記床の下面に設けられる水平板部と、この水平板部に直角に形成され、前記水平支持部材の側面に固定される垂直板部とを備えていることを特徴とする柱の支持構造。
  3. 請求項2に記載の柱の支持構造において、
    前記水平板部には前記水平支持部材と直交する方向に対して長尺な長穴が形成されており、
    この長穴に前記貫通部材の下端部が挿通されたうえで、前記水平板部に連結されていることを特徴とする柱の支持構造。
  4. 請求項2または3に記載の柱の支持構造において、
    前記水平板部と垂直板部との間には、補強板部が設けられていることを特徴とする柱の支持構造。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の柱の支持構造において、
    前記水平支持部材は、床束によって支持されており、
    前記床束は断面L字状に形成された受部を備え、
    前記水平支持部材の下面と一方の側面とは前記受部の断面L字状の部分に当接されており、
    前記連結プレートの垂直板部は前記水平支持部材の他方の側面に固定されていることを特徴とする柱の支持構造。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の柱の支持構造において、
    前記柱は筒状の柱本体と、この柱本体の下端部に挿入固定された固定部材とを備えており、
    前記貫通部材の上端部が前記固定部材に連結されていることを特徴とする柱の支持構造。
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