JP4351338B2 - 床材と柱材の接合構造 - Google Patents

床材と柱材の接合構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床部を構成する床材の上部に柱を設けた床材と柱材の接合構造に関し、詳細には、家屋などの屋外に設置されるデッキ等の屋外床部を構成する床材柱材を設けた床材と柱材の接合構造に関するものである。
【0002】
【背景の技術】
従来より、屋外に設置されるデッキ等の床部に取り付けられる柱の取り付け構造として、特開平7−247649号に開示のものがある。
この公報には、床板を並べて配設することにより形成された床版の上部に柱を接合する構成が開示されている。
この公報において柱を床版に設ける概略構成は、柱の下端部に下方に突出する凸部を設け、この凸部をデッキ床版の周縁部を切り欠いて形成された切り欠き部に挿入し、デッキ床版の下側位置で、凸部の下端部をデッキ床版の外周に設けられた幕板に固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成では、床板により構成される床版の周縁部に切り欠き部を設け、この切り欠き部に、柱に設けられた凸部を挿入し、該凸部の下端部をデッキ床版の外周に儲けられた幕板に固定する構成であるので、柱をデッキの周縁部にしか設けることができない、
さらに、床版を構成する床板の軽量化を図り、該床板を中空のものとした場合、上記構成では、中空の床板に柱の下端部の凸部を挿入する構成となり、十分に柱を支持することができない。
【0004】
本発明は上記事情を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、床部を構成に中空の床材を用いた場合でも、この床部のどの位置にでも柱を設けることができるとともに、この床部に設けられた柱を十分に支持することができる床材と柱材の接合構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく請求項1記載の発明は、例えば、図2に示すように、中空部21を有する床材20Aの上部に接合手段5を介して柱材3Aが接合された床材20Aと柱材3Aの接合構造において、前記接合手段5は、前記床材20Aの上下にそれぞれ設けられた床上部材50と床下部材52と、前記床材20Aに挿通されて前記床上部材50と床下部材52とを連結することにより、該床上部材50と床下部材52とを前記床材20Aに、それを挟持した状態で固定する連結部材55と、前記床上部材50に設けられ、前記柱材3Aに固定される柱固定部51と、を備え、この柱固定部51に柱材3Aが固定されており、
前記床材20Aの両側のうち少なくとも一方の側方に、前記床材20Aとともに床面を形成する他の床材20Bが配設され、前記床下部材52は、前記他の床材20Bの下部27に延出され該他の床材20Bの下面27aに当接しているものである。
請求項2に記載の発明は、例えば、図2及び図3に示すように、中空部21を有する床材20Aの上部に接合手段5を介して柱材3Aが接合された床材20Aと柱材3Aの接合構造において、前記接合手段5は、前記床材20Aの上下にそれぞれ設けられた床上部材50と床下部材52と、前記床材20Aに挿通されて前記床上部材50と床下部材52とを連結することにより、該床上部材50と床下部材52とを前記床材20Aに、それを挟持した状態で固定する連結部材55と、前記床上部材50に設けられ、前記柱材3Aに固定される柱固定部51と、を備え、この柱固定部51に柱材3Aが固定されており、
前記連結部材55はU字状に形成され、該U字状の連結部材55の中央部551が前記床上部材50に係止される上端部となり、前記中央部551の両側から該中央部551の延在方向とほぼ直交するように互いに平行に延出され、且つ前記床材20Aに挿通された両腕部552,552の先端部552a,552aが前記床下部材52に締結されているものである。
【0006】
前記柱材3Aにかかる荷重は前記柱固定部51に伝わり、この柱固定部51から床上部材50に伝わることになる。そして、この床上部材50は床下部材52とともに連結部材55により前記床材20Aに固定されているので、柱材3Aからの荷重はこれら床上部材50、床下部材52及び連結部材55を介して床材20Aに伝えられる。
【0007】
請求項1記載の床材と柱材の接合構造にあっては、前記中空部21を有する床材20Aの上下にそれぞれ設けられた床上部材50と床下部材52とが、前記床材20Aに挿通された連結部材55により連結されて、前記床材20Aに、それを挟持した状態で固定され、前記床上部材50に設けられた柱固定部51に柱材3Aが固定されているので、該柱材3Aは、前記床下部材52を介して前記床材20Aに強固に取り付けられている。したがって、従来と異なり、床材20Aにより形成される床版の周縁部以外のところに柱を設けることができ、床材20Aに設けられた柱材3Aを十分支持することができる。また、床材20Aが中空部21を有するものであっても、前記柱材3Aを前記床材20Aに強固に取り付け付けることができる。また、床材20Aの上下に床上部材50と床下部材52を配置して、これらを連結部材55で連結して、床材20Aを挟持した状態で、該床材20Aに固定し、前記床上部材50の柱固定部51に柱材3Aを固定すれば、該柱材3Aを強固に前記中空部21を有する床材20Aに設けることができる。
また、前記床下部材52は、前記床材20Aの両側のうち少なくとも一方の側方に配設され、前記床材20Aとともに床面を形成する他の床材20Bの下部27に延出され該他の床材20Bの下面27aに当接しているので、柱固定部51、床上部材50及び連結部材55を介して伝わる柱材3Aからの荷重が、前記床材20Aとともに前記他の床材20Bに伝わる。したがって、柱材3Aからの荷重が床材20Aと他の床材20Bとに分散されることになり、前記床材20A上部の柱材3Aは前記床材20Aと他の床材20Bとで支持された状態となり、これら床材20A,20Bにより前記柱材3Aがより一層強固に支持されたものとなる。
また、床材20Aの両側に他の床材20B、20Cを配置し、前記床下部材52が、他の床材20B、20Cの両方の下部に延出され、これら他の床材20B、20Cの下面にそれぞれ当接した構成とすれば、柱材3Aからの荷重が、前記床下部材52を介して床材20Aから両側の他の床材20B、20Cに伝わり、床材20A,20B,20Cで支持された状態となる。よって、柱材3Aと床材20Aとが一層強固に接合された状態となる。
また、請求項2記載の床材20Aと柱材の接合構造にあっては、連結部材55がU字状に形成され、該U字状の連結部材55の中央部が前記床上部材50に係止され、前記中央部551の両側の両腕部552,552の先端部552a,552aが前記床下部材52に締結されているので、前記床材20Aの上下にそれぞれ床上部材50と床下部材52とを設けて、前記U字状の連結部材55の両腕部552,552を床上部材50の上方から該床上部材50と床材20Aとに挿通させて前記両腕部552,552の先端部552a,552aを前記床下部材52に締結させるだけで、床上部材50と床下部材52とを、床材20Aに2箇所で連結し、2箇所で床材20Aを挟持した状態で固定させることができる。したがって、前記床上部材50と床下部材52とを、前記床材20Aに、それを強固に挟持させた状態で、一層強固に固定させることができる。
【0008】
請求項記載の発明は、請求項1または2記載の床材と柱材の接合構造において、例えば、図2に示すように、前記柱材3Aは該柱材3Aの軸方向に延在する中空部31を有し、前記床上部材50及び柱固定部51は、前記柱材3Aの中空部31内に配置され、前記柱固定部51は、前記中空部31を囲む内周壁35に固定され、前記連結部材55は、前記床上部材50の上方から該床上部材50及び前記床材20Aに挿通され、上端部(例えば、中央部551)が前記床上部材50に係止されるとともに、下端部(例えば、両腕部552の先端部552a,552a)が前記床下部材52に固定されているものである。
【0009】
請求項記載の床材20Aと柱材の接合構造にあっては、前記床上部材50と前記柱固定部51とが前記柱材3Aの中空部31内に配置され、前記柱固定部51は、前記中空部31を囲む内周壁35に固定され、前記連結部材55は、前記床上部材50の上方から該床上部材50及び前記床材20Aに挿通され、上端部551が前記床上部材50に係止されるとともに、下端部552aが前記床下部材52に固定されているので、接合手段5の備える床上部材50、柱固定部51及び連結部材55が柱材3Aにより覆われた状態となり、外部に露出することがない。よって、床材20Aと柱材3Aとの接合部分のスッキリとして見栄えがよい。
【0010】
また、前記連結部材55は、前記床上部材50の上方から該床上部材50及び前記床材20Aに挿通され、上端部551が前記床上部材50に係止されるとともに、下端部552aが前記床下部材52に固定されているので、前記床上部材50と床下部材52は、前記床上部材50の上方から連結部材55を下方に挿通させて前記床下部材52に固定するだけで、前記床材20Aに、それを挟持した状態で固定される。
よって、接合手段5により前記柱材3Aを前記床材20Aに設ける作業を容易に行うことができる。
【0011】
請求項記載の発明は、請求項記載の床材20Aと柱材の接合構造において、例えば、図2に示すように、前記柱固定部51は、前記柱材3Aの中空部31に挿通されて該中空部31を囲む前記柱材下端部31の内周壁35に当接して固定される外周壁511を備えたものである。
【0012】
請求項記載の床材20Aと柱材の接合構造にあっては、前記柱固定部51は、前記柱材3Aの中空部31に挿通されて該中空部31を囲む前記柱材3A下端部33の内周壁35に当接して固定される外周壁511を備えているので、前記柱材3Aと前記柱固定部51との接合面が大きくなり、且つ前記柱固定部51の外周壁511に前記柱材3Aの下端部33が外嵌された状態となり、前記柱材3Aは前記柱固定部51により強固に固定された状態となる。したがって、請求項2の発明よりも、前記中空部21を有する床材20Aと、この床材20A上部に設けられる前記柱材3Aとが一層強固に接合されたものとすることができる。
【0018】
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の床材20Aと柱材の接合構造において、例えば、図2に示すように、前記柱材3Aの側方には、該柱材3Aに支持されるフェンス4が設けられ、前記柱固定部51には、前記フェンス4の側端部の下端部(例えば、フェンス4の下枠部42の一端部42a)が取り付け部材6を介して取り付けられているものである。
【0019】
請求項記載の床材20Aと柱材の接合構造にあっては、前記柱材3Aに支持されるフェンス4の荷重が取り付け部材6を介して柱固定部51に伝わりこの柱固定部51から床上部材50に伝わる。したがって、フェンス4は取り付け部材6を介して柱を床材20Aに接合する接合手段5の一部である前記柱固定部51及び床上部材50と一体化された状態となり、該フェンス4は柱固定部51及び床上部材50を介して前記接合手段5により前記床材20Aに柱材3Aととともに支持された状態となる。よって前記フェンス4は、前記接合手段5を介して床材20Aに柱材3Aとともに支持され、柱材3Aに別途フェンス4を支持するための部材を設ける必要がなくなる。つまり、部品点数を少なくさせて合理的な床材と柱材の接合構造となる。
【0020】
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の床材20Aと柱材の接合構造において、前記柱材3A、床材20Aのうち少なくとも一つは、セルロース系微粉粒と樹脂と顔料とを混合し、この混合材料を溶融させて成形することで形成された木質様を有するものである。
【0021】
ここで、前記セルロース系微粉粒は、例えば、木材の粗粉砕物、バカスの祖粉砕物、稲藁の粗粉砕物等における各種植物細胞体の原料材粗粉砕物を出発原料とし、これを磨砕処理することによって得ることができる。
【0022】
磨砕処理とは、粉砕処理と研磨処理とを併せ持つ処理を言うものであり、これら粉砕処理と研磨処理とを同時に行う処理であっても、粉砕処理を行った後、研磨処理を行う二工程からなる処理であってもよい。すなわち、ここで言う磨砕処理とは、後述するように、粗粉砕物から微粉砕物にする粉砕処理と、微粉際された粉粒を、繊維状態のものが絡み合い、その表面が繊毛で覆われている状態の粉粒形状から、表面に繊毛が少ない状態となるように表面研磨する研磨処理とを併せた処理を指している。
【0023】
また、前記樹脂としては、一旦は製造された樹脂をも含めた、硬質樹脂、軟質樹脂のことであり、塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂等が用いられるが、中でも塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂がより好適である。
ここで、一旦は製造された樹脂とは、ペットボトルやビニールシートのように成形品として一旦は機能したもの(リサイクルされたもの)の他、成形時に不良となったもの、成形時・加工時などに生じる端材のことである。
【0024】
さらに、前記顔料としては、カドミウムイエロー、酸化鉄、カーボンブラックなどの黄色、赤色、黒色の三色の無機顔料からなり、得られる製品の生地自体における色および木目模様の色に応じて適宜選択して用いられる。
【0025】
そして、前記柱材3A及び床材20Aの少なくとも一つは、前記混合材料を用いて成形され形成されるものであるので、木質感に加えて、表面上には天然の木目に極めて近い木目模様が形成される。また、前記セルロース系微粉粒は、直径が1〜100μmの粒径状をなすものであり、従来のような繊毛上の突出部分がないので、従来の木粉のごとく水(湿気を含む)、溶剤等を吸着することのない、防水性、防腐性を持った木質様製品として形成される。
【0026】
請求項記載の床材と柱材の接合構造によれば、前記柱材3A及び床材20Aのうちの少なくとも一つが、セルロース系微粉粒と樹脂と顔料とを混合し、この混合材料を溶融させて成形することで形成された、防水性、防腐性を有する木質様を有するものとなる。また、床材20A及び柱材の両者をセルロース系微粉粒と樹脂と顔料とを混合し、この混合材料を溶融させて成形されたものとすれば、防水性、防腐性を備えた木質様を有する床材20A及び柱材3Aを有する構造となり、見栄えのよい構造となる。
【0027】
請求項記載の発明は、請求項記載の床材と柱材の接合構造において、前記柱材3A、床材20A及びフェンス4のうち少なくともフェンス4は、セルロース系微粉粒と樹脂と顔料とを混合し、この混合材料を溶融させて成形することで形成された木質様を有しているものである。
【0028】
請求項記載の床材20Aと柱材の接合構造によれば、前記柱材3A、床材20A及びフェンス4のうちの少なくともフェンス4が、セルロース系微粉粒と樹脂と顔料とを混合し、この混合材料を溶融させて成形することで形成された、防水性、防腐性を有する木質様を有するものとなる。したがって、前記フェンス4とともに床材20A及び柱材3Aも、セルロース系微粉粒と樹脂と顔料とを混合し、この混合材料を溶融させて成形されたものとした場合、防水性、防腐性を備えた木質様を有する床材20A、柱材3A及びフェンス4を有する構造となり、見栄えのよいものとなる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る床材と柱材の接合構造の実施の形態例を図1から図4に基づいて説明する。
先ず、図1は本発明に係る床材と柱材の接合構造が適用されたテラスの全体斜視図、図2は同テラスにおいて柱材3Aと床材20Aとの接合構造の要部を示す図であり、床材と柱材の接合部分の概略断面図、図3は柱材3Aと床材20Aとの接合部分の分解斜視図、図4は図1におけるテラスにおける柱材3Bと床材20Bとの接合部分の分解斜視図である。
【0030】
このテラス1は、中空部21を有する長尺の床材20…を複数一葉に並べて形成された床部2と、この床部2の上部に設けられた柱材3…と、この柱材3…により側方から挟まれた状態で支持されているフェンス4…とを備えている。
図1〜図4に示すように、床部を構成する複数の床材20は、板状に成形されており、これらの上面が床部2の床面を形成している。また、図示しないがこれら床材20…は基礎上に設けられた束により支持されている大引き上に設けられている。
【0031】
柱材3(以下、便宜上3A,3B,3Cの符号を付す)はそれぞれ長尺の部材からなり、図2及び図3の柱材3Aを用いて説明すると、柱材の軸方向に延在する中空部31を有した角筒形状をなしている。そして、柱材3Aの中空部311は軸方向に延在する断面十字状の仕切り壁部32によってそれぞれ4つに仕切られている。
つまり、断面十字状の仕切り壁32部は、柱材3A内において、角筒状の柱材3Aの有する内周壁35のうち対向する内壁間に設けられたX辺部32aとY辺部32bとが交差して形成された状態となっている。また、仕切り壁部32は、柱材3Aの両端部において両端からそれぞれ所定の長さ分内側のところまで延在するように設けられ、上端では、上方から填め込まれた蓋部34が係止され、柱材3Aの上端の開口を塞いでいる。このように中空部31を有する柱材3Aは、内部に断面十字状の仕切り壁部32が設けられているので、該仕切り壁部32により補強された状態となり、これら仕切り壁部32がない柱材よりも強度の向上が図られている。
【0032】
フェンス4は、水平方向に延在し、上下に離間して互いに平行な上下枠部41,42の両端部41aと42a,41bと42b間に、鉛直方向に延在する左右枠部43,44を架設して形成された枠体45と、この枠体45内部に複数の桟材46a…が縦横に格子状に組まれて形成された格子部46とからなる。
そしてフェンス4の上下枠部41,42の両端部41a,41b,42a,42bのそれぞれの端面が、柱材3A,3Bの側面に当接するように取り付けられ、これら両端部41a,41b,42a,42bが柱材3A,3Bに連結されることにより柱材3A,3Bに支持されている。なお、フェンス4A,4Bもフェンス4と同様に構成されているので説明は省略する。
【0033】
なお、上記床部2を構成する床材20、柱材3及びフェンス4を構成する上下左右枠部41,42,43,44及び格子部46を構成する縦横の桟材46a…はそれぞれ、セルロース系微粉粒と樹脂と顔料とを混合し、この混合材料を溶融させて成形することで形成された木質様を備えた部材となっている。よって、防水性、防腐性を有するとともに、ウッドデッキ等のような木質観を有するものとなっている。
【0034】
そして、床部2を構成する床材20…のうち所定の床材(図1では20A,20B)の上部に、それぞれ後述する接合手段5(図2〜4参照)を介して柱材3A,3B,3Cが設けられている。これら柱材3A,3B,3Cと床材20A,20Bとの接合は、ほぼ同様に行われているので、以下では本発明に係る床材と柱材の接合構造として柱材3Aと床材20Aの接合部分に基づいて説明する。
【0035】
図1〜図3に示すように、中空部21を有する床材20Aの上部には、接合手段5を介して柱材3Aが接合されている。
接合手段5は、前記床材20Aの上下にそれぞれ設けられた床上部材50と床下部材52と、床材20Aに挿通されて床上部材50と床下部材52とを連結することにより、該床上部材50と床下部材52とを床材20Aに、それを挟持した状態で固定する連結部材55と、床上部材50に設けられ、柱材3Aに固定される柱固定部51とから概略構成されている。
【0036】
床上部材50は板状に形成され、床材20Aの上部に配置されており、下面が床材20Aの上面に当接されて柱材3Aの中空部31内に配置された状態となっている。
また、この床上部材50には上下方向に貫通する貫通孔(図示省略)が形成されており、この貫通孔には、連結部材55の両腕部552,552が挿通されている。また、この貫通孔は床上部材50の所定の位置に形成され、図3に示す床材20Aに設けられた床材貫通孔23と対応している。この実施の形態では4箇所、正方形の頂点部分を形成するように配置され、2つの連結部材55の両腕部552,552がそれぞれ挿通されるようになっている。
【0037】
連結部材55は、U字状に形成され、中央部551と、この中央部551の両側から該中央部551の延在方向とほぼ直交するように互いに平行に延出された両腕部552,552とを有する。これら両腕部552,552の先端部552a,552aにはそれぞれ雄ねじ部が切られている。
そして、これら両腕部552,552は、上述した床上部材50の上方から該床上部材50の貫通孔に挿通され、中央部551は床上部材50の上面で係止された状態となっている。
【0038】
また、両腕部552の先端部552a,552aは、床上部材50の貫通孔(図示省略)と床材20の床材貫通孔23,23に挿通されて床材20Aの下方で、該床材20Aの下面から突出している。
この突出した先端部552a,552aは、床下部材52に形成されたボルト孔521a〜521l(後述する)のうち床下部材52のほぼ中央部に形成された所定のボルト孔521e、521f、521g,521hに挿通され、ナット554…を螺合することにより床下部材52に、該床下部材52のほぼ中央部で締結されている。
【0039】
この床下部材52は板状に形成され、上記連結部材55の両腕部552,552の先端部552a,552aが挿通される多数のボルト孔521a〜521lを備えている。
これらボルト孔521a〜521lは、床下部材52に、U字状の連結部材55の両腕部552,552の間隔に対応して形成されている。なお、これらボルト孔521a〜521lは、一対のU字状の連結部材55,55、床上部材50及び柱固定部51を介して、左右と中央の三箇所の上方で、柱材を支持可能となっている。
また、この床下部材52は、床材20Aの延在方向と直交する方向に延在しており、両端部52a,52bが、床材20Aの両側に配置されている他の床材20C,20Dの下部に配置され、これら両端部52a,52bの上面はそれぞれ床材20C,20Dの下面に当接している。
【0040】
柱固定部51は、床上部材50の外周縁から上方に立ち上がるように設けられた外周壁511と、外周壁511のそれぞれの壁部に形成された切り欠き部512と、柱材3Aと外周壁511とを固定するためのボルトが螺合されるボルト受部515…とを備え、柱材3Aの下端部33の内周壁35に固定されている。
この外周壁511は、該中空部31を囲む柱材3A下端部33の内周壁35に当接して固定されている。
また、切り欠き部512…は、外周壁511が柱材3Aの中空部31内でX辺部32a、Y辺部32bに外嵌されている。よって、床上部材50を柱材3Aの下端部33内に挿入する際、X辺部32a、Y辺部32bが切り欠き部512…に沿って移動し、これらX辺部32a、Y辺部32bがガイドとなって床上部材50挿入しやすくなっている。
【0041】
また、ボルト受部515は、該外周壁511を柱材3Aの中空部31を囲む内周壁35に固定するためのものであり、外周壁511に複数設けられている。
そして、このボルト受部515は、外周壁511に形成されたボルト孔515a…と、外周壁511の内側で、ボルト孔511a…と同一軸線上となるように溶接されたナット515bとを備えている。
この柱固定部51では、外周壁511が柱材3A内に挿入され、該柱材3Aの外方からボルト36を柱材3Aに形成されたボルト穴37…と外周壁511のボルト孔515aに挿通してナット515bに締め込むことにより、柱材3Aの下端部33を外周壁511に固定している。これにより柱材3Aは柱固定部51に固定され、該柱固定部51と一体に形成されている床上部材50に固定された状態となる。
【0042】
なお、このボルト36は柱材3Aの外面で断面L字状の下アングル材61の一方の面部611を固定し、他方の面部612がほぼ水平に配置された状態となっている。そして、この他方の面部612の上面には、フェンス4の下枠部42の一端部42aが載置されており、下枠部42と他方の面部612とはボルト62…により結合されている。なお、図示しないが下枠部42にはボルト62が螺着される螺合部が設けられている。これら下アングル材61、ボルト62…、ボルト36…により取り付け部材6が構成されている。
【0043】
また、このフェンス4の上枠部41の端部41aは、柱材3Aの上部の側面に断面L字状の上アングル材65を介して取り付けられている。
この上アングル材65は、一方の面部651が柱材上端部の側面に、他方の面部652が水平に位置されるように取り付けられている。
詳細には、柱材3Aの上端側面の所定の位置に、一端部から他端部に向かってビス等の止着部材67を螺合することができる受け材66が、軸が水平となるように打ち込まれて固定され、この受け材66の挿入孔が柱材3Aの側方に臨むように配置されている。このように取り付けられた受け材66に止着部材67を介して上アングル材65の一方の面部651が固定されている。そして、他方の面部652にフェンスの上枠部41の一端部41aを載置して固定することにより、フェンス4は柱材3Aに固定された状態となっている。
【0044】
上記構成によれば、中空部21を有する床材20Aの上下にそれぞれ設けられた床上部材50と床下部材52とが、床材20Aに挿通された連結部材55により連結されて、床材20Aに、それを挟持した状態で固定され、床上部材50に設けられた柱固定部51の外周壁511に柱材3Aが固定されているので、柱材3Aは、床下部材52を介して床材20Aに強固に取り付けられ、従来と異なり、床材20Aにより形成される床版の周縁部以外のところに柱を設けることができ、床材20Aに設けられた柱材3Aを十分支持することができる。
【0045】
さらに、床上部材50と外周壁511とが柱材3Aの下端部33の中空部31内に配置され、外周壁511は、中空部31を囲む内周壁35に当接して固定され、連結部材55は、床上部材50の上方から該床上部材50及び床材20Aに挿通され、中央部551が床上部材50に係止されるとともに、両腕部552,552の先端部552a,552aが床下部材52にナット554を介して固定されているので、床上部材50、柱固定部51及び連結部材55は、柱材3Aにより覆われた状態となり、外部に露出することがなく、床材20Aと柱材3Aとの接合部分のスッキリとして見栄えがよいものとなっている。
【0046】
また、床上部材50と床下部材52は、床上部材50の上方から連結部材55を下方に挿通させて床下部材52に固定するだけで、床材20Aに、それを挟持した状態で固定されることにより、柱材3Aを床材20Aに設ける作業を容易に行うことができる。
【0047】
さらに、外周壁511が柱材3Aの中空部31に挿通されて該中空部31を囲む柱材3A下端部33の内周壁35に当接して固定されるので、柱材3Aと柱固定部51との接合面が大きくなり、且つ外周壁511に柱材3Aの下端部33が外嵌された状態となり、柱材3Aは柱固定部51により強固に固定された状態となっている。
【0048】
また、床下部材52は、床材20Aの両側に配設され、床材20Aとともに床面を形成する他の床材20B,20Cの下部に延出され該他の床材20B,20Cの下面にそれぞれ当接しているので、柱固定部51、床上部材50及び連結部材55を介して伝わる柱材3Aからの荷重が、床材20Aとともに他の床材20Bに伝わる。よって、柱材3Aからの荷重が床材20Aと他の床材20B,20Cとに分散されることになり、床材20A上部の柱材3Aは床材20Aと他の床材20B,20Cとで支持された状態となり、これら床材20A,20B,20Cにより柱材3Aがより一層強固に支持されたものとなる。
【0049】
また、連結部材55がU字状に形成され、該U字状の連結部材55の中央部551が床上部材50に係止され、中央部551の両側の両腕部552,552の先端部552a,552aが床下部材52に締結されているので、床材20Aの上下にそれぞれ床上部材50と床下部材52とを設けて、U字状の連結部材55の両腕部552,552を床上部材50の上方から該床上部材50と床材20Aとに挿通させて両腕部552,552の先端部552a,552aを床下部材52に締結させるだけで、床上部材50と床下部材52とを、床材20Aに2箇所で連結し、2箇所で床材20Aを挟持した状態で固定させることができる。
したがって、床上部材50と床下部材52とを、床材20Aに、それを強固に挟持させた状態で、一層強固に固定させることができる。
【0050】
さらにまた、柱材3Aに支持されるフェンス4の荷重が下アングル材61やボルト62…、ボルト36…を介して柱固定部51に伝わりこの柱固定部51から床上部材50に伝わることにより、フェンス4は外周壁511及び床上部材50と一体化された状態となり、フェンス4は外周壁511及び床上部材50、連結部材55、床下部材52により床材20Aに柱材3Aととともに支持された状態となる。よってフェンス4は、床材20Aに柱材3Aとともに支持され、柱材3Aに別途フェンス4を支持するための部材を設ける必要がなくなる。つまり、部品点数を少なくさせて合理的な床材と柱材の接合構造となる。
【0051】
このように柱材3Aは床材20Aに接合されており、その他の柱材3B,3Cも同様にして床材20Bに、柱固定部51が設けられた床上部材50、床下部材52及び連結部材55を介して接合されている。なお、柱材3B,3Cは床部2の端部を構成している床材20Bに接合されているため、床下部材52の配置が、柱材3Aを接合する場合と若干異なっている。
これを図4を用いて説明する。なお、上述した柱材3Aと床材20Aとの接合に用いた同様の構成要素には同符号を振って説明は省略する。
【0052】
図4に示すように柱材3Bは、床部の右縁部を構成する床材20Bに、柱固定部51が設けられた床上部材50、床下部材52及び連結部材55を介して接合されている。そして、柱材3Bの直交する側面にフェンス4、フェンス4Bが上アングル材65、下アングル材61を介してそれぞれ取り付けられている。
つまり、この構造においては、それぞれのフェンス4,4Bのそれぞれの上枠部41,41の一端部41b,41cが、上アングル材65,65を介して柱材3Bの直交する側面に固定されている。
また、下枠部42,42が、下アングル材61,61の他方の面部612,612に載置された状態でボルト62…により固定されている。そして、下アングル材61,61の一方の面部611,611が柱材3Bの直交する側面に当接した状態で、該一方の面部611,611をボルト36…を介して、柱材3Bと、柱材3B内に配設されている床上部材50の柱固定部51の外周壁511とに連結されている。
【0053】
床上部材50は、上述したように2つのU字状の連結部材55,55を上方から挿通し、中央部が床上部材50の上面に係止されており、両腕部は床上部材50及び床材20Bに挿通されている。
そして、連結部材55,55のそれぞれの両腕部の先端部は、床下部材52の右側にナット554…により締結されている。これにより床上部材50と床下部材52は床材20Bは連結部材55,55を介して床材20Aを挟持し、該床材20Aに固定された状態となっている。
【0054】
詳細には、床下部材52と連結部材55,55とは、連結部材55,55の両腕部の先端部を床下部材52の右側の4つのボルト孔521i〜521lにそれぞれ挿通してナット554…を螺合することにより締結されている。よって、床下部材52は、床材20Bと、床材20Bの一方の側方(図では左側)に配置された床材20Dの下部に延出された状態となっており、上面が床材20Dの下面に当接されている。これにより床下部材52の右側端部が床部の右側縁部より右側に突出しないようになっている。
【0055】
なお、以上の実施の形態例においては、柱材を中空のものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、下端部に柱固定部が挿入されるように形成された角柱の柱材としてもよい。
また、床材20、柱材3、フェンス4等を木質様を備えたものとして構成したが、これに限らず、鋼製としたり樹脂のみで構成されていてもよい。
また、仕切り壁の形態は十字状でなくてもよく、例えば、互いに直交する内壁面の中央部間に、柱材の延在方向に仕切り壁を架設した構成としてもよい。
さらに、柱材には仕切り壁が設けられていなくてもよい。また、ボルト等も同様の作用効果をもたらすように形成されていれば任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明に係る床材と柱材の接合構造によれば、柱材は、前記床下部材を介して前記床材に強固に取り付けられていることにより、従来と異なり、床材により形成される床版の周縁部以外のところに柱を設けることができ、床材に設けられた柱材を十分支持することができる。また、床材が中空部を有するものであっても、前記柱材を前記床材に強固に取り付け付けることができる。
また、前記柱固定部、床上部材及び連結部材を介して伝わる柱材からの荷重が、前記床材とともに前記他の床材に伝わり、前記柱材からの荷重が床材と他の床材とに分散され、前記床材上部の柱材は前記床材と他の床材とで支持された状態となり、これら床材により前記柱材がより一層強固に支持されたものとなる。また、床材の両側に他の床材を配置し、前記床下部材が、他の床材の両方の下部に延出され、これら他の床材の下面にそれぞれ当接した構成とすれば、柱材と床材とが一層強固に接合された状態となる。
請求項2記載の発明に係る床材と柱材の接合構造によれば、前記床上部材と床下部材とを、床材に2箇所で連結し、2箇所で床材を挟持した状態で固定させることができ、前記床上部材と床下部材とを、前記床材に、それを強固に挟持させた状態で、一層強固に固定させることができる。
【0057】
請求項記載の床材と柱材の接合構造によれば、請求項1または2の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前記接合手段の備える床上部材、柱固定部及び連結部材が柱材により覆われた状態となり、外部に露出することがなく、床材と柱材との接合部分のスッキリとして見栄えがよい。また、接合手段5により前記柱材を前記床材に設ける作業を容易に行うことができる。
【0058】
請求項記載の床材と柱材の接合構造によれば、請求項の発明よりも、前記中空部を有する床材と、この床材上部に設けられる前記柱材とが一層強固に接合されたものとすることができる。
【0061】
請求項記載の床材と柱材の接合構造によれば、請求項1〜のいずれかに記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、フェンスは取り付け部材を介して柱を床材に接合する接合手段の一部である前記柱固定部及び床上部材と一体化された状態となり、該フェンスは柱固定部及び床上部材を介して前記接合手段により前記床材に柱材ととともに支持された状態となる。
【0062】
請求項記載の床材と柱材の接合構造によれば、請求項1〜のいずれかに記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前記柱材及び床材のうちの少なくとも一つが、セルロース系微粉粒と樹脂と顔料とを混合し、この混合材料を溶融させて成形することで形成された、防水性、防腐性を有する木質様を有するものとなる。
【0063】
請求項記載の床材と柱材の接合構造によれば、前記柱材、床材及びフェンスのうちの少なくともフェンスが、セルロース系微粉粒と樹脂と顔料とを混合し、この混合材料を溶融させて成形することで形成された、防水性、防腐性を有する木質様を有するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床材と柱材の接合構造が適用されたテラスの全体斜視図。
【図2】同テラスにおいて柱材3Aと床材20Aとの接合構造の要部を示す図であり、床材と柱材の接合部分の概略断面図。
【図3】柱材3Aと床材20Aとの接合部分の分解斜視図。
【図4】図1におけるテラスの柱材3Bと床材20Bとの接合部分の分解斜視図。
【符号の説明】
2 床部
3,3A,3B,3C 柱材
4,4A,4B フェンス
5 接合手段
6 取り付け部材
20,20A,20B,20C,20D 床材
21 床材の中空部
31 柱材の中空部
33 柱材の下端部
35 柱材の内周壁
36 ボルト
50 床上部材
51 柱固定部
55 連結部材
61 下アングル材(取り付け部材)
62 ボルト(取り付け部材)
511 外周壁
551 中央部(連結部材の上端部)
552 両腕部
552a 両腕部の先端部(連結部材の下端部)

Claims (7)

  1. 中空部を有する床材の上部に接合手段を介して柱材が接合された床材と柱材の接合構造において、
    前記接合手段は、前記床材の上下にそれぞれ設けられた床上部材と床下部材と、前記床材に挿通されて前記床上部材と床下部材とを連結することにより、該床上部材と床下部材とを前記床材に、それを挟持した状態で固定する連結部材と、前記床上部材に設けられ、前記柱材に固定される柱固定部と、を備え、
    この柱固定部に柱材が固定されており、
    前記床材の両側のうち少なくとも一方の側方に、前記床材とともに床面を形成する他の床材が配設され、前記床下部材は、前記他の床材の下部に延出され該他の床材の下面に当接していることを特徴とする床材と柱材の接合構造。
  2. 中空部を有する床材の上部に接合手段を介して柱材が接合された床材と柱材の接合構造において、
    前記接合手段は、前記床材の上下にそれぞれ設けられた床上部材と床下部材と、前記床材に挿通されて前記床上部材と床下部材とを連結することにより、該床上部材と床下部材とを前記床材に、それを挟持した状態で固定する連結部材と、前記床上部材に設けられ、前記柱材に固定される柱固定部と、を備え、
    この柱固定部に柱材が固定されており、
    前記連結部材はU字状に形成され、該U字状の連結部材の中央部が前記床上部材に係止される上端部となり、前記中央部の両側から該中央部の延在方向とほぼ直交するように互いに平行に延出され、且つ前記床材に挿通された両腕部の先端部が前記床下部材に締結されていることを特徴とする床材と柱材の接合構造。
  3. 請求項1または2記載の床材と柱材の接合構造において、
    前記柱材は該柱材の軸方向に延在する中空部を有し、
    前記床上部材及び柱固定部は、前記柱材の中空部内に配置され、
    前記柱固定部は、前記中空部を囲む内周壁に固定され、
    前記連結部材は、前記床上部材の上方から該床上部材及び前記床材に挿通され、上端部が前記床上部材に係止されるとともに、下端部が前記床下部材に固定されていることを特徴とする床材と柱材の接合構造。
  4. 請求項記載の床材と柱材の接合構造において、
    前記柱固定部は、前記柱材の中空部に挿通されて該中空部を囲む前記柱材下端部の内周壁に当接して固定される外周壁を備えたことを特徴とする床材と柱材との接合構造。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の床材と柱材の接合構造において、
    前記柱材の側方には、該柱材に支持されるフェンスが設けられ、
    前記柱固定部には、前記フェンスの側端部の下端部が取り付け部材を介して取り付けられていることを特徴とする床材と柱材の接合構造。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の床材と柱材の接合構造において、前記柱材、床材のうち少なくとも一つは、セルロース系微粉粒と樹脂と顔料とを混合し、この混合材料を溶融させて成形することで形成されていることを特徴とする床材と柱材の接合構造。
  7. 請求項記載の床材と柱材の接合構造において、前記柱材、床材及びフェンスのうち少なくともフェンスは、セルロース系微粉粒と樹脂と顔料とを混合し、この混合材料を溶融させて成形することで形成されていることを特徴とする床材と柱材の接合構造。
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