JP4115206B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4115206B2
JP4115206B2 JP2002248352A JP2002248352A JP4115206B2 JP 4115206 B2 JP4115206 B2 JP 4115206B2 JP 2002248352 A JP2002248352 A JP 2002248352A JP 2002248352 A JP2002248352 A JP 2002248352A JP 4115206 B2 JP4115206 B2 JP 4115206B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
unit
image forming
control
post
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002248352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004085982A5 (ja
JP2004085982A (ja
Inventor
克明 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002248352A priority Critical patent/JP4115206B2/ja
Publication of JP2004085982A publication Critical patent/JP2004085982A/ja
Publication of JP2004085982A5 publication Critical patent/JP2004085982A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4115206B2 publication Critical patent/JP4115206B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、像形成装置に関し、特に、複写機やLBPなどの画像形成装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シート処理手段であるシート処理装置(以下、フィニッシャー)として、画像形成されたシートを整合して集束し、かつ必要に応じて上述したシート束の一部を針綴じする第1の処理手段(以下、処理トレイ)と、整合されたシート束、または針綴じされたシート束を束ごとに受け取って収容する第2の処理手段(以下、スタックトレイ)とを組み合せた装置が知られている。
【0003】
フィニッシャーとしては、具体的に、例えば特開平2−144370号公報(文献1)に開示されたような技術を含め、既に、数多くのものが提案され、実施されている。図16に、従来技術によるシート処理装置を示す。
【0004】
図16に示すように、従来技術によるシート処理装置においては、制御装置230と原稿読み込み部400とを有する画像形成装置200の近傍に、排出ローラ対263から排出されるシートPを受け入れる入口ローラ対2と、この受け入れたシートPを搬送する第1搬送ローラ対3と、このシートPの通過を検知する入口側でのシート検知センサ31とが設けられている。
【0005】
また、搬送されてくるシートの後端部付近に対して穴あけを行うパンチユニット50や、搬送途上に配置される比較的大径のローラ(以下、バッファローラ)5が設けられている。このバッファローラ5は、外部周囲に配した押付けコロ12,13,14によってロール面にシートPを押し付けて、シートPを搬送可能に構成されている。
【0006】
また、第1切替えフラッパ11は、ノンソートパス21とソートパス22とを選択的に切り換えるためのものである。また、第2切替えフラッパ10は、ソートパス22とシートPを一時的に蓄えるバッファパス23との切り替えを行うためのものである。
【0007】
また、ノンソートパスセンサ33は、ノンソートパス21内のシートPを検知するためのセンサであり、バッファパスセンサ32は、バッファパス23内のシートPを検知するためのセンサである。
【0008】
また、第2搬送ローラ対6は、ソートパス22における第2搬送のためのローラ対である。また、処理トレイユニット129には、処理トレイ130が含まれている。処理トレイ130は、シートPを一時的に集積して、集積されたシートPを整合するとともに、綴じ手段としてのステイプルユニット100のステイプラ101によってステイプル処理を行うために設けられた、積載トレイ手段としての第1の積載トレイである。
【0009】
処理トレイ130の排出端側には、束移送手段としての束排出ローラ対を構成する、固定側の下部束排出ローラ180aが設けられている。第1排出ローラ対7は、ソートパス22の近傍に配され、処理トレイ130上にシートPを排出させるローラ対である。また、第2排出ローラ対9は、ノンソートパス21の近傍に配され、シートPをサンプルトレイ301上に排出させるローラ対である。
【0010】
さらに、上部束排出ローラ180bは、揺動ガイド150に支持されている。上部束排出ローラ180bは、揺動ガイド150が閉じ位置のときに、下部束排出ローラ180aに加圧的に当接され、処理トレイ130上のシートPを、第2の積載トレイとしてのスタックトレイ300上に束排出するローラである。
【0011】
また、束積載ガイド40はスタックトレイ300およびサンプルトレイ301上に積載されるシート束の後端(束排出方向に対して後端)縁を支持し、さらにフィニッシャー1の外装を兼ねている。
【0012】
次に、従来のフィニッシャーについて説明する。図17に、フィニッシャーの整合部の概要構成を示す。
【0013】
図17に示すように、従来技術によるフィニッシャーは、ソートパス22からのシートPを搬出する下部排出ローラ7aと搬出コロ7bとからなる排出ローラ対7、搬出されるシートPを受け入れる処理トレイユニット129、および処理後に束排出されるシート束を積載するスタックトレイ300を有して構成されている。
【0014】
排出ローラ対7の下部排出ローラ7aには、搬出コロ7bとの間の軸方向に沿って数か所に、ローレットベルト190が巻き掛けられている。また、それぞれのローレットベルト190の間における適切箇所に、それぞれシートガイド130cが配されている。
【0015】
また、処理トレイユニット129は、シートPの排出方向に対して下流側(図17中、左上方側)を上方として、上流側(図17中、右下方側)を下方に傾斜した処理トレイ130と、上流側端部の後端ストッパ部131と、シート幅方向左右一対の整合手段140と、処理トレイ130の下流側に配された1組の下部束排出ローラ180aおよび上部束排出ローラ180bからなる束排出ローラ180と、先端部下面に上部束排出ローラ180bを有し、下部束排出ローラ180aに対して上部束排出ローラ180bを離接する揺動ガイド150と、中間部上方の引込みパドル160とを有して構成されている。
【0016】
この場合、下部束排出ローラ180aおよび上部束排出ローラ180bにより、まず、揺動ガイド150の揺動制御によって、下部束排出ローラ180aに対して上部束排出ローラ180bを離間させた状態で、排出ローラ対7からシートPが処理トレイ130上に搬入される。
【0017】
その後、この受け入れ終了に合わせて、下部束排出ローラ180aに上部束排出ローラ180bを当接させて閉じ状態にされ、下部束排出ローラ180aが時計方向に回転駆動されて、受け入れたシートPを処理トレイ130上で上流の後端ストッパ部131側に引き戻すように付勢されて、再び離間される。
【0018】
また、上流側に付勢されたシートPは、引込みパドル160の回転駆動により引き戻し作用が継続され、それぞれの整合手段140により整合される。さらに、ローレットベルト190の回転によりシート端部の送り込み作用が加えられ、シートPがシートガイド130cを経て後端ストッパ部131に突き当てられ、整合操作が終了する。
【0019】
ローレットベルト190は、外周全面に滑り止めローレットが形成され、所要径に賦形成形され、回転方向に変形する柔軟性を有する。また、ローレットベルト190は、下部排出ローラ7aと排出コロ7bとの間の下部側で、処理トレイ130側の下部排出ローラ7aに巻き掛けられ回転する。また、ローレットベルト190の下方内周面に接して遊動回転する遊動コロ191が設けられる。
【0020】
ローレットベルト190は、パドルおよび整合操作時、特に、パドル操作に引き続いて行われる整合操作の開始時において、牽引手段としての牽引用アクチエータ192により、遊動コロ191を、図17中右方側、ひいては後端ストッパ部131の支持面側に牽引作動させる。これにより、上方のシートガイド130cの内側に変形(図17中、鎖線)されるため、後端ストッパ部131に対するシートPの突き当てが阻害されない。
【0021】
フィニッシャーを有する画像形成装置においては、カラー対応が進んでいる。そして、従来に比して高品位なカラー画像を提供する画像形成装置が普及してきている。高品位条件としては、画像を形成するトナーを改善し、元画像を忠実に再現し、画像表面に対する均一状態が要求される。
【0022】
また、画像形成装置に使用するシートの種類も一般的な普通紙のみならず、ユーザの好みにより表面の光沢性を向上させたコート紙などが市販されている。このように、画像形成装置においては広範囲なシート種類への対応が要求される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の装置構成においては、カラー化に伴う用紙に転写宇するトナー量の増加や、コート紙などの広範囲なシート種類の対応によって、次のような問題があった。
【0024】
すなわち、シート表面の摩擦係数低下に伴う、搬送時のスベリ、斜行、これらに伴う搬送不良、用紙整合時の整合不良、用紙積載時の積載不良、コート紙に対するトナー定着状態の強度不足によるシート表面摺擦部における画像劣化などでの問題があった。
【0025】
したがって、この発明の目的は、シート表面の摩擦係数低下に伴う搬送時のスベリや斜行、およびこれらに伴う搬送不良、さらに用紙整合時の整合不良、用紙積載時の積載不良、コート紙に対するトナー定着状態の強度不足によるシート表面摺擦部への画像劣化などを抑制するとともに、カラー画像に対応し、各種シートに対応しつつ、安定した機能を有する画像形成装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の第1の発明は、
画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部から排出されるシートを受け取り、シートに後処理を行う後処理部と、を有する画像形成装置において、
シートの種類を判別するシート種判別手段と、
シートに転写されるトナー量を判別するトナー量判別手段と、
前記シート種別判別手段により判別されたシートの種類と前記トナー量判別手段により判別されたトナー量とに基づいて、前記画像形成部から前記後処理部へ搬送されるシートの搬送間隔を制御するとともに、前記後処理部におけるシートの搬送のための制御条件を変更する制御手段と、を有し、
前記後処理部は、前記画像形成部から受け取ったシートを加速制御して搬送する第1の搬送部と、前記シートを所定速度で排出する第2の搬送部とを有し、
前記制御手段は、前記トナー量と前記シートの種類とに基づいて、表面が滑り易いシートであると判断すると、前記画像形成部から前記後処理部に搬送されるシートの搬送間隔を大きくするとともに、前記第1の搬送部におけるシートの前記加速制御を行わない、または前記第2の搬送部におけるシートの排出時の搬送速度を前記所定速度よりも遅くする制御を行う
ことを特徴とするものである。
【0027】
また、この発明の第2の発明は、
画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部から排出されるシートを受け取り、シートに後処理を行う後処理部と、
を有する画像形成装置において、
シートの種類を判別するシート種別判別手段と、
シートに転写されるトナー量を判別するトナー量判別手段と、
シートの搬送方向にシートを整合する整合手段と、
前記シート種別判別手段により判別されたシートの種類と前記トナー量判別手段により判別されたトナー量とに基づいて、前記画像形成部から前記後処理部へ搬送されるシートの搬送間隔を制御するとともに、前記整合手段の動作を制御する制御手段と、を有し、
前記整合手段は、シートが積載されるトレイと、シートの後端を規制するストッパと、シートを前記ストッパへ向けて移動可能で、シートに当接可能なベルトを有する移動手段とを有し、
前記制御手段は、前記トナー量と前記シートの種類とに基づいて、表面が滑り易いシートであると判断すると、前記ベルトと前記シートとの当接時間を短くするように、または、前記ベルトと前記シートとの当接位置の前記トレイからの距離を大きくするように制御を行う
ことを特徴とするものである。
【0041】
上述のように構成されたこの発明によるシート処理装置および画像形成装置によれば、所定の画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成手段から搬出されたシートを受取搬送し、シート集積部へ集積するシート処理装置を、画像情報による画像形成条件に応じて、シート処理装置内におけるシート搬送制御を変更可能としていることにより、シートの表面状態に依存することなく、安定した搬送性を維持可能になるとともに、集積部における積載性を維持することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態によるシート処理装置およびこのシート処理装置を具備した画像形成装置について図面を参照しながら説明する。なお、以下の一実施形態の全図においては、同一または対応する部分には、従来と同一の符号を付す。
【0043】
図1に、この発明によるカラー画像形成装置の主要断面図を示す。
【0044】
(画像形成装置の全体構成)
まず、図1に示すように、画像情報が原稿読み込み部400に供給され、露光走査により、カラー色分解画像アナログ信号となる。このアナログ信号は、プリンタ部に供給される。なお、他のスキャナやPCからの画像に関しても同様である。
【0045】
画像形成手段としてのプリンタ部は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれの色のトナー像を形成する感光体ドラム201a(イエロー),201b(マゼンタ),201c(シアン),201d(ブラック)と、これらの感光体ドラム201a〜201dの下部に配置された転写搬送手段の転写ベルト221とを有する。
【0046】
感光体ドラム201a〜201dの周囲には、それぞれ一次帯電器202a,202b,202c,202d、現像器203a,203b,203c,203d、および転写帯電器204a,204b,204c,204dが配置される。また、感光体ドラム201a〜201dの上方には、それぞれ露光装置206a,206b,206c,206dが配置されている。
【0047】
記録用紙などの転写材Sは、カセット207a,207b,207c,207dに収納されている。これらのカセット207a〜207dは、いずれも図1中の手前方向に引き出し可能な構成を有し、記録用紙の補給や、カセット内ジャム時のジャム処理などを実施可能に構成されている。
【0048】
そして、転写材Sは、いずれかのカセット207a〜207dから、対応したピックアップローラ208a,208b,208c,208dにより1枚ずつ送出され、上搬送ローラ209を経て、レジストローラ210によりタイミングあわせが行われる。
【0049】
その後、転写材Sは、搬送ガイド218に案内され、押圧手段としての押さえローラ212と転写ベルト221とからなるニップ部に順次搬送され、転写ベルト221上を図1中のA方向に搬送される。
【0050】
また、加圧可能に構成された押さえローラ212の転写ベルト221を挟んだ対向側には、バックアップローラ217が設けられている。押さえローラ212によって転写ベルト221に押圧された転写材Sは、転写ベルト221の回動によって、それぞれの感光体ドラム201a〜201dと対向した転写部に順次搬送される。
【0051】
その後、それぞれの感光体ドラム201a〜201d上におけるそれぞれの色のトナー像が、それぞれの転写部に配置される。そして、トナーと逆極性の電圧が印加された転写帯電器204a〜204dにより、転写材S上に重ね合わせて転写される。これにより、転写材S上にカラー画像が形成される。
【0052】
その後、転写材Sは、転写ベルト221から搬送方向の先端で分離され、定着器211に搬送され、転写材Sが加熱加圧されて転写材Sに画像が形成される。続けて、転写材Sは、定着器211の下流に設けられた排紙搬送手段としての排出ローラ対263により機外に排紙される。
【0053】
(フィニッシャーの全体構成)
次に、この発明の一実施形態によるフィニッシャーについて説明する。図2に、この発明によるフィニッシャーの概略構成を模式的に示す。また、図3に、揺動ガイドと処理トレイとの縦断側面図を示し、図4に、ローレットベルトとベルト移動機構とを示す側面図を示し、図5に、図3のC矢視図を示す。
【0054】
図2に示すように、入口ローラ対2は、画像形成装置200の排出ローラ対263から排出されるシートPを受け入れるローラ対である。また、第1搬送ローラ対3は、シートPを搬送するローラ対である。シート検知センサ31は、シートPの通過を検知し、シートの種類を検知するシート種類判別部としての検知センサであり、必要に応じて、判別した結果の信号を制御装置230に供給する。
【0055】
また、パンチユニット50は、穴あけを行うためのユニットである。また、バッファローラ5は、搬送路中に配置された比較的大径のローラであり、外部周囲の押付けコロ12,13,14により、シートPが押し付けられ搬送される。
【0056】
また、第1切替えフラッパ11は、ノンソートパス21とソートパス22とを選択的に切り換えるためのものである。また、第2切替えフラッパ10は、ソートパス22とバッファパス23との切り替えを行うためのものである。
【0057】
また、バッファパスセンサ32は、バッファパス23内のシートPを検知するための検出器(センサ)であり、ノンソートパスセンサ33は、ノンソートパス21内のシートPを検知するための検出器(センサ)である。
【0058】
また、第2搬送ローラ対6は、ソートパス22のローラ対であり、処理トレイユニット129は、シートPを一時的に集積して整合させ、ステイプルユニット100のステイプラ101によりステイプル処理を行うための第1の積載トレイである。この処理トレイユニット129は、堆積トレイ手段としての処理トレイ130を有する。この処理トレイ130の排出端側に、固定側の下部束排出ローラ180aが配されている。
【0059】
第1排出ローラ対7は、ソートパス22に配され、処理トレイ130上にシートPを排出するローラ対であり、第2排出ローラ対9は、ノンソートパス21に配され、サンプルトレイ301上にシートPを排出するローラ対である。
【0060】
また、上部束排出ローラ180bは、揺動ガイド150に支持され、揺動ガイド150が閉じ位置に到達した際に、下部束排出ローラ180aに加圧的に当接されて処理トレイ130上のシートPを第2の積載トレイであるスタックトレイ300上に束排出するローラである。
【0061】
また、束積載ガイド40は、スタックトレイ300およびサンプルトレイ301上に積載されるシート束の後端を支持し、フィニッシャー1の外装を兼ねている。
【0062】
(処理トレイユニットの概要)
次に、上述した処理トレイ130を含む処理トレイユニット129について、図面を参照しつつ説明する。
【0063】
図3および図4に示すように、処理トレイユニット129は、フィニッシャーを構成し、処理トレイ130、後端ストッパ部131、整合手段140、揺動ガイド150、引込みパドル(パドル手段)160、束排出ローラ対180、および第1排出ローラ対7により回転駆動する無端ベルト部材としてのローレットベルト190を有して構成されている。
【0064】
処理トレイ130は、シート束の排出方向に対し下流側(図中左上方側)を上方とし、上流側(図中右下方側)を下方に位置させて、傾斜状態に設定される。
【0065】
また、上流側の下方端部に、シート幅方向の所定間隔ごとに配置されたシートガイド130c、ローレットベルト190、および後端ストッパ部131が配置される。この後端ストッパ部131の近傍には、積載高さ検知手段195が設けられている。
【0066】
また、中間部には、シートPの左右両側に対応する外部位置を占めて整合手段140が配置される。また、下流側でもある上部、詳細には、実質的に処理ユニット構成の上方領域部分においては、後述する引込みパドル160と束排出ローラ対180とを含んだ揺動ガイド150が配置される。
【0067】
ローレットベルト190は、外周に滑り止めローレットが形成された回転方向に変形する柔軟性を有した無端ベルトである。
【0068】
すなわち、図4に示すように、第1排出ローラ対7の間の下部側の下部排出ローラ7aに、巻き掛けられて回転するとともに、ローレットベルト190の下方内周面に接して遊動回転する遊動コロ191が牽引アーム196に回転自在に設けられる。遊動コロ191は、牽引アーム196などからなる移動手段により所定方向に移動する。
【0069】
以上のような遊動コロ191と移動手段とにより、無端ベルト部材の牽引手段が構成される。牽引アーム196は、処理トレイ130の上方で、第1排出ローラ対7の下方に向かって、後端ストッパ部131側に処理トレイ130と所定の角度に伸び、さらに、ラック部196aが一体化されている。
【0070】
また、ラック部196aと牽引用アクチエータ192(牽引用モータ)の駆動軸に設けられたギア部192aとは互いに嵌合されている。
【0071】
これらのうちの牽引用アクチエータ192は、パルスモータであり、モータに与えるパルス信号によりモータの回転量が決定される。また、牽引用アクチエータ192により、モータの回転量に応じた量だけ遊動コロ191が牽引される。これにより、図4Aに示すように、ローレットベルト190と処理トレイ130との距離hが変化する。
【0072】
すなわち、遊動コロ191を図4A中の矢印X方向に牽引作動させると、ローレットベルト190がシートガイド130cの内側に引き寄せられて変形退避(図4B中破線)し、最大退避するとシートガイド130c内に入り込む。
【0073】
反対に、遊動コロ191が図4A中矢印y方向に移動すると、ローレットベルト190が処理トレイ130に近づく。これにより、先端部においてローレットベルト190と処理トレイ130とが当接する。
【0074】
また、シートPが処理トレイ130に排出される際には、ローレットベルト190が処理トレイ130と当接しない部分に移動する。そして、シートPが処理トレイ130から排出された直後に、ローレットベルト190が当接位置に移動し、シートPが後端ストッパ部131に送り込まれる。
【0075】
そして、後述するパドル操作に引き続いて行われる整合操作の開始時に、遊動コロ191を牽引用アクチエータ192によりx方向に牽引作動させる。これにより、ローレットベルト190がシートPから離間し、整合操作時に支持面131aに対するシートPの突き当てが阻害されない。
【0076】
整合操作が終了し、次のシートが処理トレイ130に排出されると、遊動コロ191がy方向に移動され、ローレットベルト190がシートPに当接する。このとき、シート後処理制御部(図示せず)において、処理トレイ130上に排出されたシート枚数がカウントされ、このカウントに応じて上述した遊動コロ191の移動量が制御される。
【0077】
これにより、処理トレイ130に積載されたシート束の高さによらず、シートPとローレットベルト190との当接量を一定にすることが可能となる。
【0078】
すなわち、シートが多数枚積載されて積載高さが高くなるにつれて、ローレットベルト190がシートと当接する時点において、遊動コロ191の位置が図4中の矢印x方向にずれていく。
【0079】
上述した誘導コロの移動位置制御や、牽引用アクチエータへの動作タイミング制御に関しては、後述する用紙種類やトナー量に応じて各種変更可能に構成される。
【0080】
このようにして、第1排出ローラ対7から排出されたシートPは、自重および引込みパドル160の作用と、ローレットベルト190の回転によるベルトのシート当接部分での送り作用とにより、そのシートPの後端縁がそれぞれのシートガイド130cによって下方側へガイドされ、後端ストッパ部131の突当て支持面131aに突き当てられるまで、処理トレイ130上を滑走する。
【0081】
そして、シート積載量にかかわらず、ローレットベルト190のシート面への当接量を一定にするため、ローレットベルト190によるシート送り込み力が、ほぼ一定値を維持するように制御される。
【0082】
さらに、処理トレイ130の上方端部には、下部束排出ローラ180aが配置される。また、揺動ガイド150の下面前端部に、下部束排出ローラ180aに離接自在に当接される他方の上部束排出ローラ180bが配置されている。そして、これらの下部束排出ローラ180aおよび上部束排出ローラ180bは、それぞれ駆動モータM180により正逆回転可能に構成されている。
【0083】
(整合手段)
次に、上述した後端ストッパ部131に引き込まれたシートを引き込み方向と直交する方向に整合する整合手段140について説明する。
【0084】
図5に示すように、整合手段140は、第1の整合部材141および第2の整合部材142の一組から構成され、これらが処理トレイ130の面上において、シートPの両側端に対応し図5の下方部と上方部とに独立して対向配置される。
【0085】
一方の上方側における第1の整合部材141および他方の下方側における第2の整合部材142は、それぞれシート側端面を押圧し支持する、処理トレイ130面に対して垂直な整合面141a,142aと、シート裏面を支持するためのラックギア部141b,142bとを有している。
【0086】
上述したラックギア部141b,142bは、処理トレイ130の面に開穿したシートPの幅方向に対応した上下方向に平行な1組のガイド溝130a,130bを通して下面側に配置される。
【0087】
すなわち、処理トレイ130に対して、上面側に整合面141a,142aが対向して配置され、かつ下面側にラックギア部141b,142bが整合方向に移動可能に組み付けられている。
【0088】
そして、ラックギア部141b,142bに対して、それぞれの駆動モータM141,M142により、正逆回転可能に駆動される個々のピニオンギア143,144が噛合されている。これにより、第1の整合部材141および第2の整合部材142がそれぞれ整合方向に移動可能に構成されている。
【0089】
ここで、第1の整合部材141および第2の整合部材142に対しては、それぞれのホームポジションを検知する位置センサ(図示せず)が配置されている。そして、通常の場合、第1の整合部材141が上方端部、第2の整合部材142が下方端部に設定された、それぞれのホームポジション位置に待機している。
【0090】
(揺動ガイド)
次に、上述した揺動ガイド150について説明する。すなわち、この揺動ガイド150は、上述したように下流側(図3中左側)に対応する下面前端部に配置されており、上述した束排出ローラ対180の下部束排出ローラ180aに当接する上部束排出ローラ180bを枢着するとともに、上流側(図3中右側)に対応する下面後端部の支持軸151で枢支して揺動自在に支持されている。
【0091】
また、駆動モータM150による回転カム152の制御駆動によって揺動可能に構成されているとともに、この一実施形態においては、下部束排出ローラ180aに上部束排出ローラ180bを当接させた閉口状態がホームポジションとされ、これを検知する位置センサ(図示せず)が設けられている。
【0092】
そして、通常の場合、個々のそれぞれのシートPが処理トレイ130上に排出される際には、開口状態(下部束排出ローラ180aに対して上部束排出ローラ180bが離間、揺動ガイド150の上方への揺動)に移行されて、シートPの排出と整合とのそれぞれの動作、ならびに以下に述べる引き込みパドル動作を支障なく行うことができるようにする。
【0093】
また、処理トレイ130上での処理を終了したシート束を上述したスタックトレイ300上へ排出する際には、閉口状態(下部束排出ローラ180aに対して上部束排出ローラ180bを当接、揺動ガイド150の下方への揺動)に移行する。
【0094】
(引き込みパドル)
次に、上述した引き込みパドル160について説明する。すなわち、この引き込みパドル160は、上述した処理トレイ130の上方に設けられており、駆動軸161に固定され、駆動モータM160によって適切なタイミングで、図3における反時計回り方向に回転駆動可能に構成されている。
【0095】
また、引き込みパドル160のそれぞれのパドルの長さは、処理トレイ130面までの間隔よりも若干長めに設定されているとともに、そのホームポジションは、上述した第1排出ローラ対7から処理トレイ130上にシートPが排出される際の障害にならない位置(図3の実線表示位置)に設定されている。
【0096】
そして、この状態において、処理トレイ130上にシートPが排出されると、引き込みパドル160が反時計方向に回転駆動され、この処理トレイ130上に排出されるシートP、ひいては、このシートPの後端縁が後端ストッパ部131の突当て支持面131aに突き当てられるまで引き込む。その後、所定時間を待って位置センサ(図示せず)によって検知される、上述したホームポジション位置にタイミングを合わせて停止される。
【0097】
なお、スタックトレイ300、サンプルトレイ301、およびパンチユニット50に関しては、従来におけると同様であるので、説明を省略する。
【0098】
(ノンソートモード時のシートの流れ)
次に、本フィニッシャーにおけるシートPの流れについて、図6を参照しつつ説明する。
【0099】
すなわち、図6に示すように、まず、ユーザが、画像形成装置の排紙モードの設定をノンソートに指定すると、フィニッシャー1の第1切替えフラッパ11がノンソートパス21側に、シートPを受け入れるべく切り換えられる。この状態で、シートPが画像形成装置内の搬送速度と同じ速度で回転している入口ローラ対2に受け渡される。
【0100】
続いて、後端が入口ローラ対を抜けた後、後続のシートとの紙間隔を拡大するため、第1搬送ローラ対3およびバッファローラ5は、それぞれ所定速度まで加速回転駆動され、いわゆる「加速制御」が行われる。
【0101】
そして、ノンソートパスセンサ33によってシートPの後端が検知されると、第2排出ローラ対9が積載に適した速度に減速制御される。そして、サンプルトレイ301上にシートPが排出され積載される。
【0102】
(ステイプルソートモード時のシートの流れ)
次にステイプルソートモード時のシートの流れについて、図7を参照しつつ説明する。
【0103】
すなわち、図7に示すように、まず、ユーザが、画像形成装置の排紙モードの設定をステイプルソートに指定したときは、フィニッシャー1の第1切替えフラッパ11および第2切替えフラッパ10は、ソートパス22側にシートPを受け入れるように切り換えられる。この状態で、シートPが、画像形成装置内の搬送速度と同じ速度で回転している入口ローラ対2に受け渡される。
【0104】
シートPの後端が入口ローラ対を抜けた後、後続のシートとの紙間隔を拡大するために、第1搬送ローラ対3およびバッファローラ5は、それぞれ所定速度まで加速回転駆動され、いわゆる「加速制御」が行われる。
【0105】
その後、所定のタイミングで処理トレイに排出/積載に適した速度(V1mm/s)に減速制御される。そして、シートPの後端が最終段のコロ14を抜けたところで、シートPが上述した第1排出ローラ対7を構成する下部排出ローラ7aのローレットベルト190およびコロ14により、処理トレイ130上に排出される。
【0106】
この場合、揺動ガイド150が上方に開くことにより、束排出ローラ対180の下部束排出ローラ180aに対して上部束排出ローラ180bが離間され、かつ出没トレイ170が突出位置に突き出されている。
【0107】
これにより、上述のように第1排出ローラ対7によってシートPを処理トレイ130上に排出させても、シートPの先端部の垂れ下がりや、後述する戻り不良などが生じないため、上述の処理トレイ130上におけるシートPの整列性を向上させることができる。
【0108】
また、処理トレイ130上に排出されたシートPは、自重によって後端ストッパ部131側に戻り始める。さらに、これに加え、ホームポジションで停止していたパドル160の反時計方向への回転に伴って上述した戻り作用が助長される。
【0109】
さらには、図示省略したローレットベルト190によって、シートPの後端が後端ストッパ部131に突き当てられて停止すると、パドル160の回転も停止され、ローレットベルト190はシート表面より離間する。
【0110】
次に、整合板などからなる第1の整合部材141および第2の整合部材142により、シートPを所定の速度(300mm/sまたは100mm/s)で、対向する整合板に押圧し、所定位置に整列整合させる。
【0111】
その後、再度ローレットベルトをシートP上に当接させて確実に整合させる。続けて、ステイプル動作によりシート束の綴じ処理を実行した後、揺動ガイド150を閉じ、束排出ローラ対180を回転駆動し積載に適した所定速度(V2mm/s)で排出動作を行い、これらのシート束をスタックトレイ300上に積載させる。
【0112】
一方、この間、画像形成装置200から排出されるシートPは、通常におけると同様に生産性を維持可能にするために、次に示す、いわゆる「バッファ巻き付け制御」が実行される。この「バッファ巻き付け制御」について図8、図9、図10および図11を参照しつつ説明する。
【0113】
すなわち、図8、図9、図10および図11に示すように、第2切替えフラッパ10の切り替え作動によりバッファローラ5に巻き付けられ、バッファパスセンサ32から所定距離だけ進んだところで、上述のバッファローラ5の停止で待機しており、次のシートPの先端がシート検知センサ31から所定距離だけ進んだ地点で、バッファローラ5の回転に伴い、1枚目のシートP1よりも2枚目のシートP2の方が、所定の長さだけ先行して重ねあわされた状態で、再びバッファローラ5に巻き付けるもので、さらに、3枚目のシートP3についても同様にバッファローラ5に巻き付ける。
【0114】
その後、第2切替えフラッパ10を再切り換えして、このように先端を所定長さ分ずらして重ねあわせた3枚のシートP1,P2,P3をソートパス22に搬送させる。
【0115】
この時点で、上述したシート束の束排出動作が終了する。また、ここにおいては、図12、図13および図14に示すように、揺動ガイド150が閉じられたまま、排出方向に正転している束排出ローラ対180が上述した搬送されてくる3枚のシートP1,P2,P3を一旦受け取る。
【0116】
そして、3枚のシートPの終端が第1の排出ローラ対7を抜けて、処理トレイ130の面上に接した時点において、束排出ローラ対180が逆転して迎え入れた3枚のシートPを戻すようにするとともに、これらの3枚のシートPの終端が後端ストッパ部131面に突き当てられる以前、具体的には、図14Bに示すように、相互にずれ間隔b,bを有する3枚のシートPの終端と後端ストッパ部131面との間に間隔Aを残して接近した時点で、揺動ガイド150を開いて束排出ローラ対180間を離間させる。
【0117】
そして、4枚目以降のシートPは、1部目の動作と同様にソートパス22を通って処理トレイ130上に排出される。3部目以降は、2部目と同じ動作を繰り返し、設定部数分相当にスタックトレイ300上に積載して処理を終了する。
【0118】
上述したように、複数枚の重ね搬送において、それぞれのシートPは、搬送方向にオフセットされている。すなわち、シートP1に対してシートP2が下流側にオフセットされ、シートP2に対してシートP3が下流側にオフセットされる。
【0119】
ここで、シートPの相互間のオフセット量と揺動ガイド150のローラ対離間(上昇)開始タイミングは、下部束排出ローラ180aと上部束排出ローラ180bとの間の戻し速度によるシートPの整定時間に関わる。
【0120】
すなわち、画像形成装置200の処理能力によって決まるもので、この一実施形態においては、シートPの搬送速度が750mm/s、オフセット量がb=20mm程度、および束排出ローラ戻し速度が500mm/sとした場合において、束排出ローラの離間開始位置は、シートP1の終端が後端ストッパ部131面に突き当てられる、例えば40mm程度(間隔Aの値)手前に達した時点にタイミングが設定されている。
【0121】
(フィニッシャーの制御)
次に、この発明の一実施形態による、トナー量の状態および用紙のマテリアル情報に基づくフィニッシャーでの制御仕様に関して説明する。
【0122】
まず、用紙上に転写されるトナー量に関して説明する。すなわち、デジタル化された画像データにより、画像処理部において用紙に対する画像濃度がほぼ決定される。この画像データはカラーまたはモノクロに応じたデータとして送出される。
【0123】
また、画像濃度が高いほど一般にトナー量が増加するため、画像濃度によって用紙表面へのトナー量を検出可能となる。トナー量は、カラー画像において、すべての色のトナーの総量であり、モノクロ画像であれば単色のトナー量である。
【0124】
この一実施形態においては、トナー量に関する所定の設定値によって、少量から多量まで、それぞれI,II,IIIの3種類に識別する。そして、このトナー量の多少により、種々の制御に対応させる。
【0125】
ここで、用紙の設定方法に関して、図15を参照しつつ説明する。図15は、この一実施形態による用紙設定画面の一例である。
【0126】
まず、図15Aに示す「標準画面」において、[用紙選択]キーを押下すると、「用紙選択画面」である図15Bに切り替わる。この一実施形態による画像形成装置の給紙部は、4箇所に設けられている。そして、これらの給紙部におけるそれぞれの給紙部に対して、この用紙選択画面を設定することができる。
【0127】
ここで、この一実施形態においては、図15B中、第一カセットが「A4/普通紙」、第二カセットが「A4/コート紙」、第三カセットが「A3/再生紙」、第四カセットが「A4R/普通紙」に設定されている。さらに詳細に用紙設定を変更する場合は、[カセットNo]キーを押下する。そして、この[カセットNo]キーの押下により、「用紙詳細画面」である図15Cに切り換えられる。
【0128】
図15Cに示すように、この画面においては、用紙の[サイズ選択]と用紙の[マテリアル選択]とを個々に設定可能に構成されており、様々なサイズと様々なマテリアルとが用意されている。
【0129】
この一実施形態においては、実際に用いられる用紙が「普通紙、再生紙」である場合を「普通紙」、「厚紙、布目/レザック紙」である場合を「特殊紙」、実際に用いられる用紙が「コート紙」である場合を「コート紙」と分類して、後述する様々な種類のマテリアル設定情報に応じて、フィニッシャーにおける制御変更を可能にしている。
【0130】
なお、シート種類判別手段として上述したユーザによる用紙設定以外にも、用紙の透過光量や表面の反射率の検出による自動検知手段により自動的に設定することも可能である。
【0131】
具体的に、この一実施形態においては、上述した条件に応じて「搬送制御仕様」、「整合板制御仕様」、「ローレットベルト位置制御仕様」を変更させ、制御装置230によりシート処理装置であるフィニッシャー1の制御を行っている。
【0132】
まず、「搬送制御仕様」について説明する。
【0133】
すなわち、搬送制御の仕様パターンとしては、あらかじめ、パターンα、パターンβおよびパターンγの3種類のパターンが設定可能に構成されている。そして、これらのパターンα、パターンβおよびパターンγにおいては、トナー量の3種類とマテリアルの3種類とによるマトリックスが構成される。このマトリックスの一例を表1に示す。
【0134】
【表1】
Figure 0004115206
【0135】
表1に示すように、このマトリックスにおいては、トナー量がタイプIIであり特殊紙の設定がされている場合においては、パターンβが設定され、このパターンβに従った動作が行われる。また、トナー量がタイプIIIであり、特殊紙の設定がされている場合においては、パターンαに従った動作が行われる。
【0136】
ここで、これらのパターンα、パターンβ、パターンγにおける詳細な制御仕様を以下の表2に示す。
【0137】
【表2】
Figure 0004115206
【0138】
表2においては、パターンαが基準となる。そして、このパターンαにおいては、制御装置230により、紙間設定時間がT(ms)とされ、上述した加速制御および巻き付け制御をともに実行するように設定され、ソート排出速度をV1(mm/s)、束排出速度をV2(mm/s)として制御される。そして、これらの制御値に基づいて、フィニッシャー1において、種々の動作が実行される。
【0139】
すなわち、この一実施形態によるフィニッシャー1においては、パターンα、β、γの相互の変更因子として、「紙間設定時間」、「加速制御」、「巻き付け制御」、「ソート排出速度」、「束排出速度」の計5項目の制御を変更可能に構成される。
【0140】
これらのうちの「紙間設定時間」は、束処理中の画像形成装置からの出力間隔時間である。また、「加速制御」は、フィニッシャー1の内部において、画像形成装置本体からシートPを受け入れた後に、搬送速度を加速するか否かの制御である。また、「巻き付け制御」は、束処理中のバッファローラ5における、上述した巻き付け処理を実行するか否かの制御である。
【0141】
また、排出速度に関する制御としての「ソート排出速度」は、シートPを処理トレイ130に排出する際の速度の制御である。また、「束排出速度」は、スタックトレイ300などの積載トレイにシートPを排出するときの速度である。
【0142】
以上のような制御は、例えばパターンαを標準仕様とする。
【0143】
この場合、パターンβに基づく制御は、「紙間設定時間」を標準よりΔt1(ms)だけ長くする。これにより、パターンαの場合の制御に比して、時間が長くなるが、シートの斜行や滑りなどの不安定要素を低減することが可能となる。
【0144】
また、パターンβに基づいた制御は、「加速制御」を実行する。これにより、パターンαの場合の制御と同様にして、紙間設定時間の延長によるプリントスピードの低下を補完することができる。なお、加速制御に関しては、画像形成後のシートPが滑りやすい場合には、回避するのが好ましい。そのため、普通紙であってもトナー量が多い場合には、加速制御を実行しない方が望ましい。このときには、表1に示すように、普通紙であってもパターンγに基づいた制御が実行される。
【0145】
また、パターンβに基づく制御に関しては、「ソート排出速度」および「束排出速度」をそれぞれ増加させることにより、プリントの全行程に要する時間を短縮することができる。
【0146】
他方、パターンγに基づく制御は、「紙間設定時間」を標準よりΔt2(ms)だけ長くする。また、「加速制御」を行わない。そのため、パターンγの場合には、等速搬送が実行される。このパターンγに基づく制御は、シートPがコート紙である場合や、標準紙であってもトナー量が多い場合に適用される。
【0147】
また、パターンγの場合、「巻き付け制御」を実行しないことにより、シート搬送における不安定要素を排除することが可能となる。これは、シート搬送に関する巻き付きやすい用紙、具体的には、コート紙の場合などが該当する。なお、上述したように、特殊紙の場合においても、トナー量が少量の場合には、巻き付け制御を実行しないよう(パターンβ)にすることにより、シート搬送における不安定要素を排除することが可能となる。
【0148】
また、パターンγの場合、パターンαの場合に比して、「ソート排出速度」をΔv2mm/sだけ遅くするとともに、「束排出速度」をΔv4mm/sだけ遅くする。これにより、例えばコート紙などの滑りやすい用紙における整合性や積載性を、安定させることが可能となる。
【0149】
次に「整合板制御仕様」についてのトナー量とマテリアル設定とのマトリックスを表3に示す。
【0150】
【表3】
Figure 0004115206
【0151】
表3に示すように、この一実施形態による「整合板制御仕様」は、整合板の動作速度を変更する制御である。
【0152】
すなわち、トナー量とマテリアル設定とにおいて、上述した、300mm/sと100mm/sとの2通りの動作速度を、条件に応じて切り換える。具体的には、滑りやすいトナー量の多いタイプIIIや、シートPがコート紙である場合には、整合板の動作速度を遅くすることにより、安定して整合動作を実行することができるようにする。
【0153】
具体的にこの一実施形態においては、表3に示すように、滑りやすいコート紙の場合には、トナー量の多少に関わらず、整合板の動作速度をすべて100mm/sとする。また、コート紙に比して滑りにくく標準紙に比して滑りやすい特殊紙の場合には、トナー量がやや多い場合(トナー量II、トナー量III)に限り、整合板の動作速度を100mm/sとする。標準紙は、比較的滑りにくいため、トナー量が非常に多い場合(トナー量III)に限り、整合板の動作速度を100mm/sとする。
【0154】
次に、上述したローレットベルト190の位置に関する仕様である「ローレットベルト位置制御仕様」について説明する。この「ローレットベルト位置制御仕様」の、トナー量とマテリアル設定とのマトリックスを表4に示す。
【0155】
【表4】
Figure 0004115206
【0156】
表4に示すように、「ローレットベルト位置制御仕様」についての変更要素のうちの「戻し整合時の位置設定」は、処理トレイ130上に排出されたシートPを後端ストッパ部131に突き当てる際のローレットベルト190の牽引量である。また、このときのシートPに対する当接時間を、「整合時間設定」とする。また、「整合板動作時の位置設定」は、整合手段140が動作しているときのローレットベルト190の牽引量である。
【0157】
そして、この一実施形態によるフィニッシャー1においては、これらの「戻し整合時の位置設定」および「整合板動作時の位置設定」の2項目の因子が、それぞれA,Bの2段階の設定値で切り換え可能に構成されている。また、「整合時間設定」においては、A,B,Cの3段階の設定値で切り換え可能に構成されている。
【0158】
すなわち、表4に示すように、「ローレットベルト位置制御仕様」については、トナー量に関する3種類の設定とマテリアル設定の3種類の設定からなるマトリックスに対応して、制御装置230により動作の制御が行われる。
【0159】
ここで、上述した「戻し整合時の位置設定」、「整合板動作時の位置設定」および「整合時間設定」の因子におけるA,B,Cの設定値の詳細を表5に示す。
【0160】
【表5】
Figure 0004115206
【0161】
表5に示すように、ローレットベルト190における「戻し整合時の位置設定」については、大きく2段階に分けられる。また、それぞれの段階に関して、さらに積載枚数を10枚ごとに位置設定の値を増加させるように、制御装置230により制御される。
【0162】
そして、ローレットベルト190の「戻し整合時の位置設定」の値は、数字が大きくなるほど処理トレイ130から離れるように設定されている。そして、処理トレイ130からの距離は、数字にほぼ比例するようになっていることにより、ローレットベルト190の位置を、標準の位置と同様の位置にしつつ、当接時間を長時間化することができる。これにより、整合性を改善することが可能となる。
【0163】
また、ローレットベルト190の「整合板動作時の位置設定」は、大きく2段階に分けられる。また、それぞれの段階に関して、さらに積載枚数を10枚ごとに位置設定の値を増加させるように、制御装置230により制御される。
【0164】
この整合板動作時における「整合板動作時の位置設定」の値においても、数字が大きくなるほど処理トレイ130から離れるように設定されている。そして、処理トレイ130からの距離が数字にほぼ比例している。これにより、ローレットベルト190の位置を、標準の位置と同様の位置にしつつ、当接時間を長時間化することができる。この場合も、整合性を改善することが可能となる。
【0165】
また、ローレットベルト190の戻し整合時の「整合時間設定」については、積載枚数に関わりなく、100ms、50ms、200msの3段階に分けられる。
【0166】
そして、表4および表5から、ローレットベルト190の位置制御に関しては、トナー量の多少と、マテリアル設定による用紙の滑りやすさにより、最適な値になるように設定されている。
【0167】
すなわち、例えば、検知されたトナー量が中位の量である、トナー量IIであり、マテリアル設定がやや滑りやすい特殊紙の場合、「戻し整合時の位置設定」をA、「整合時間設定」をC、「整合板動作時の位置設定」をAとした制御テーブルが設定され、この制御テーブルに従って制御装置230により制御される。
【0168】
また、例えば検知されたトナー量が多量である、トナー量IIIであり、マテリアル設定が滑りやすいコート紙の場合、トナー量もマテリアル設定も滑りやすい。そこで、「戻し整合時の位置設定」を、上述のトナー量IIでマテリアル設定が特殊紙の場合に比して、より離す方向にした「B」とし、「整合板動作時の位置設定」もより離す方向の、「B」に設定し、その分、整合時間を短縮して「整合時間設定」をBとした制御テーブルが設定される。そして、この制御テーブルに従って、制御装置230により制御される。
【0169】
このように設定して、制御装置230によりフィニッシャー1を制御することにより、ローレットベルト190の位置を、シートPから離した設定にしつつ、当接時間を短縮化することによって、滑りやすいコート紙での整合性を維持しながら用紙表面への負荷を低減するようにしている。
【0170】
以上のようにして、この一実施形態によるフィニッシャーの制御が行われる。なお、上述の表1〜表5は、あくまで一例であり、そのほかの制御パターンを設定することが可能である。
【0171】
以上、この発明の一実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の一実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
【0172】
例えば、上述の一実施形態において挙げた数値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値を用いてもよい。
【0173】
なお、上述の一実施形態においては、画像形成装置の構成例としてフルカラー複写機が挙げられているが、これに限定する趣旨においてはなく、プリンタ、ファクシミリ、モノクロ複写機などのシート処理装置を備えた画像形成装置に適用することが可能である。
【0174】
また、画像形成手段としては、電子写真方式の画像形成手段や、インクジェット式の画像形成手段などを適用することができる。
【0175】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、シート表面の摩擦係数低下に伴う搬送時のスベリや斜行、およびこれらに伴う搬送不良、さらに用紙整合時の整合不良、用紙積載時の積載不良、コート紙に対するトナー定着状態の強度不足によるシート表面摺擦部への画像劣化などを防止するとともに、カラー対応、各種シートに対応しつつ、安定した機能を有するシート処理装置を具備した画像形成装置を得ることができる。
【0176】
また、この発明によれば、画像形成装置におけるトナー量、および用紙の種類であるマテリアル情報に基づいて、シート処理装置内におけるシート搬送制御仕様や整合手段による整合条件を変更するようにしていることにより、シート表面の摩擦係数低下に対する搬送性安定化、シート表面の摩擦係数低下に対する用紙整合性安定化、シート表面の摩擦係数低下に対する用紙積載性安定化、およびコート紙でのシート表面摺擦部への画像劣化防止を達成することができるとともに、安定した機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による画像形成装置の概略を示す断面図である。
【図2】この発明の一実施形態によるシート処理装置の概略を示す略線図である。
【図3】この発明の一実施形態によるシート処理部を示す断面図である。
【図4】この発明の一実施形態によるローレットベルト部の詳細を示す側面図である。
【図5】図3のCの部分に沿った断面図である。
【図6】図3のノンソートモード時の用紙の流れの概略を示す略線図である。
【図7】ステイプルソートモード時の用紙の流れを説明するための略線図である。
【図8】ステイプルソートモード時の用紙の流れを説明するための略線図である。
【図9】ステイプルソートモード時の用紙の流れを説明するための略線図である。
【図10】ステイプルソートモード時の用紙の流れを説明するための略線図である。
【図11】ステイプルソートモード時の用紙の流れを説明するための略線図である。
【図12】ステイプルソートモード時の用紙の流れを説明するための略線図である。
【図13】ステイプルソートモード時の用紙の流れを説明するための略線図である。
【図14】ステイプルソートモード時の用紙の流れを説明するための略線図である。
【図15】この発明の一実施形態による用紙設定画面を説明するための略線図である。
【図16】従来技術によるシート処理装置の概略を示す略線図である。
【図17】従来技術による整合部の概略を示す略線図である。
【符号の説明】
1 フィニッシャー
2 入口ローラ対
3,6 搬送ローラ対
5 バッファローラ
7,9 排出ローラ対
7a 下部排出ローラ
7b 搬出コロ
31 シート検知センサ
32 バッファパスセンサ
33 ノンソートパスセンサ
40 束積載ガイド
129 処理トレイユニット
130 処理トレイ
140 整合手段
141 第1の整合部材
142 第2の整合部材
141a,142a 整合面
190 ローレットベルト
195 検知手段
200 画像形成装置
230 制御装置
263 排出ローラ対
300 スタックトレイ
301 サンプルトレイ
400 原稿読取部

Claims (4)

  1. 画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部から排出されるシートを受け取り、シートに後処理を行う後処理部と、を有する画像形成装置において、
    シートの種類を判別するシート種判別手段と、
    シートに転写されるトナー量を判別するトナー量判別手段と、
    前記シート種別判別手段により判別されたシートの種類と前記トナー量判別手段により判別されたトナー量とに基づいて、前記画像形成部から前記後処理部へ搬送されるシートの搬送間隔を制御するとともに、前記後処理部におけるシートの搬送のための制御条件を変更する制御手段と、を有し、
    前記後処理部は、前記画像形成部から受け取ったシートを加速制御して搬送する第1の搬送部と、前記シートを所定速度で排出する第2の搬送部とを有し、
    前記制御手段は、前記トナー量と前記シートの種類とに基づいて、表面が滑り易いシートであると判断すると、前記画像形成部から前記後処理部に搬送されるシートの搬送間隔を大きくするとともに、前記第1の搬送部におけるシートの前記加速制御を行わない、または前記第2の搬送部におけるシートの排出時の搬送速度を前記所定速度よりも遅くする制御を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記後処理部は、移動してシートの側端を押圧する整合板によりシートを整合する整合手段を有し、前記制御手段は、前記トナー量と前記シートの種類とに基づいて、表面が滑り易いシートであると判断すると、前記整合板の移動速度を遅くする制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部から排出されるシートを受け取り、シートに後処理を行う後処理部と、を有する画像形成装置において、
    シートの種類を判別するシート種別判別手段と、
    シートに転写されるトナー量を判別するトナー量判別手段と、
    シートの搬送方向にシートを整合する整合手段と、
    前記シート種別判別手段により判別されたシートの種類と前記トナー量判別手段により判別されたトナー量とに基づいて、前記画像形成部から前記後処理部へ搬送されるシートの搬送間隔を制御するとともに、前記整合手段の動作を制御する制御手段と、を有し、
    前記整合手段は、シートが積載されるトレイと、シートの後端を規制するストッパと、シートを前記ストッパへ向けて移動可能で、シートに当接可能なベルトを有する移動手段とを有し、
    前記制御手段は、前記トナー量と前記シートの種類とに基づいて、表面が滑り易いシートであると判断すると、前記ベルトと前記シートとの当接時間を短くするように、または、前記ベルトと前記シートとの当接位置の前記トレイからの距離を大きくするように制御を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記シート種類判別手段は、シートの厚みおよび表面性を判別することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置。
JP2002248352A 2002-08-28 2002-08-28 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4115206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002248352A JP4115206B2 (ja) 2002-08-28 2002-08-28 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002248352A JP4115206B2 (ja) 2002-08-28 2002-08-28 画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004085982A JP2004085982A (ja) 2004-03-18
JP2004085982A5 JP2004085982A5 (ja) 2007-08-09
JP4115206B2 true JP4115206B2 (ja) 2008-07-09

Family

ID=32055758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002248352A Expired - Fee Related JP4115206B2 (ja) 2002-08-28 2002-08-28 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4115206B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4787954B2 (ja) * 2005-03-08 2011-10-05 国立大学法人北海道大学 エキソサイクリックジエンの異性化によるアセン類の製造方法
JP4787953B2 (ja) * 2005-03-08 2011-10-05 国立大学法人北海道大学 アセン類の製造方法
JP4500712B2 (ja) 2005-03-14 2010-07-14 キヤノン株式会社 画像形成装置及び画像形成制御方法
JP4827646B2 (ja) * 2005-08-31 2011-11-30 キヤノン株式会社 シート積載装置とシート処理装置、及びそれらを備えた画像形成装置
JP5020733B2 (ja) * 2007-07-27 2012-09-05 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5100238B2 (ja) * 2007-07-30 2012-12-19 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5111265B2 (ja) * 2008-06-30 2013-01-09 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5347852B2 (ja) * 2009-09-02 2013-11-20 株式会社リコー シート積載装置、画像形成装置、及びシート積載方法
JP2012025534A (ja) 2010-07-22 2012-02-09 Canon Inc 画像形成装置
JP7240158B2 (ja) * 2018-12-07 2023-03-15 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート積載装置及び画像形成システム
JP2023087253A (ja) 2021-12-13 2023-06-23 コニカミノルタ株式会社 後処理装置、画像形成システム、制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004085982A (ja) 2004-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7192020B2 (en) Sheet processing apparatus for storing supplied sheets while preceding sheet are processed
JP3636858B2 (ja) フィニッシャ
US7489898B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming apparatus provided with the same
US7111838B2 (en) Sheet processing apparatus having different discharge control for stapling operation
JP4109899B2 (ja) シート処理装置
JP2000143088A (ja) シート後処理装置及び画像形成装置
JPH11334975A (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP2003081517A (ja) シート材処理装置及び画像形成装置
JP4217566B2 (ja) シート処理装置および画像形成装置
JP4280740B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP2002362825A (ja) 後処理装置
JP4115206B2 (ja) 画像形成装置
US10351382B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming system
JP2000143056A (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP2002274734A (ja) シート腰付け解除搬送装置とこの装置を備えたシート処理装置および画像形成装置
JP3931544B2 (ja) 後処理装置
JP2003043763A (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP3608759B2 (ja) 画像形成装置
JP2002187666A (ja) シート整合装置とこの装置を備えたシート後処理装置および画像形成装置
US11603281B2 (en) Sheet processing apparatus
JP2008297036A (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2003026368A (ja) 用紙後処理方法、用紙後処理装置及び画像形成装置
JP2816703B2 (ja) シート搬送装置
JP2008297037A (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2001335232A (ja) 後処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080415

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees