JP4112885B2 - レピア織機におけるキャリヤ糸グリッパのための糸クランプ - Google Patents
レピア織機におけるキャリヤ糸グリッパのための糸クランプ Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の導入部に記載されたような(フレキシブルな)レピア織機におけるキャリヤ糸グリッパのための糸クランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
キャリヤグリッパは、最大限の信頼性でよこ糸を締め付けなければならず、キャリヤグリッパなしでは糸はグリッパにおいて移動するかグリッパから外れるおそれすらある。その一方で、キャリヤグリッパは、糸の構造を損なうことなく糸を極めて穏やかに取り扱わなければならない。この要求は、フィラメント糸、特にマルチフィラメントガラス繊維を処理する場合、特に撚りのないフィラメント糸を取り扱おうとする場合に特に重要である。このタイプの糸は、極めて特定の用途、例えば、電子コンポーネントの製造において使用され、このタイプの糸が満たさなければならない主要な要求の1つは、破断したフィラメントが決して存在しないことである。なぜなら、あらゆる破断した単繊維は、完成製品に重大な欠陥を生ぜしめるおそれがあるからである。したがって、糸キャリヤグリッパにこのタイプの糸を締め付けることは、確実に、しかし締付け装置においていかなる単繊維をも破断することなく行われなければならない。さらに、締付け機構において生じる締付け条件は、長期間一定であるべき、つまりエレメントの摩耗によってできるだけ影響されるべきではない。エレメントの摩耗は、かなり著しく、このような糸が受ける準備によって生ぜしめられ、糸によって接触されるエレメントに影響する。
【0003】
前記問題を解決するための複数の試みが知られているが、これらの試みは十分でないことが証明されている。
【0004】
欧州特許第0477139号明細書から、レピア織機のためのキャリヤグリッパが知られており、このキャリヤグリッパは、カバープレートと2つの側壁とを有しており、ひ口に面した側壁の外側において、よこ糸を掴むためのクランプを形成している。クランプは、グリッパの一方の側壁に固定された支持部材に取り付けられた小さな締付けバーによって形成されている。締付け領域は、有利な変化実施例において、弾性材料のクッションによって被覆された柔軟な締付けテープを有している。糸は締付けバーと弾性クッションとの間に締め付けられる。しかし、この締付け装置は、従来技術から知られておりかつ天然繊維の問題のない糸等を締め付けるために一般的に使用されているような、レバー及びばねを使用する慣用の締付け装置よりも優れていると証明されているが、前記の極端な要求を満たすには不十分であることが分かっている。引用した締付け装置では、摩耗の問題が弾性クッションに関して生じ、締付力は時間が経過するに従い漸減し、最終的に締付力はもはや糸の確実な締付けを保証しなくなる。
【0005】
欧州特許第0584429号明細書に示された解決策によれば、糸は、楔形のギャップを包囲した2つの面の間に挿入されて締め付けられ、これらの面はさらに湾曲した断面形状を有しているが、この解決策も所望の結果を生じない。なぜなら、この解決策も漸進的な摩耗を受け、このことは糸に加えられる締付力を変化させる傾向があり、さらに、実際の使用において、処理されている糸の太さ及びタイプに締付け装置を適応させることは、より困難であり、織り作業においてはしばしば不可能である整合におけるある程度の精度を必要とすることが分かったからである。また、本発明のために明示された要求を満たすためだけに発展されたこの締付け装置も、所望の結果を生じなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の課題は、公知の解決策の欠点を排除すること、特に、締付け装置を提案することである。この締付け装置を使用することにより、
a)締付力に影響する摩耗の効果を排除することができ、特に、糸に接触するエレメントの不可避な摩耗に締付力が無関係となることを保証することができ、
b)確実な糸締付け動作を得ることができるが、この動作は個々の単繊維が裂断するあらゆる危険性を排除する。このために、糸が、一種の包囲されたチャンバ内に両側から閉じこめられることが不可欠であり、このことは締め付けられない単繊維が1本も生じないようにし、
c)締付力を、処理されている糸の太さ及び特性に容易に適応させることができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
これらの課題及び別の課題は、請求項1の特徴部に記載された特徴を有する、キャリヤグリッパのための締付け装置を使用することによって解決される。締付け装置の2つのエレメントが、磁石によって各エレメントに加えられる引付力の影響下で互いに押し付けられ、欧州特許第0584429号明細書に示された解決策の場合のように締付けギャップの幅がもはや締付力に影響せず、エレメントの締付け面が時間の経過に従い何らかの摩耗を受けるとしても、磁石が、実用的な用途において2つのエレメントを相互に同じ力で常に引き付ける。
【0008】
有利な変化実施例は、言及した別の課題及び別の課題をも満たすことができる。これらの変化実施例は、個々の図面に示された、本発明による複数の設計例を参照した以下の説明にさらに詳しく説明されている。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明によるキャリヤ糸グリッパの本体が符号1で示されており、このキャリヤ糸グリッパは、薄い金属薄板から形成されている。本体1は、主に、上面2と2つの側面3,4とを備えたU字形成形体によって形成されている。
【0010】
後部、つまり図1の左側において、グリッパの本体1には、軽金属から形成された固定エレメント5が結合されており、固定エレメント自体には活性化レピアテープ6が固定されている。活性化テープ6と、固定エレメント5と、グリッパの本体1との配列は、織機の2つのレピアのうちの一方、より正確には、図示した場合、糸を織物の中央部へ搬送するキャリヤレピアを表している。レピアは中央部において引張りグリッパに引き渡されこれにより掴まれ、織物の他方の耳へ搬送される。
【0011】
本発明は、織物の耳において糸を締め付けかつ糸を織物の中央領域までひ口内で搬送するためのキャリヤグリッパに設けられたクランプに関する。本発明による締付け装置は、ねじを使用してグリッパの側壁3に取り付けられており(ねじの軸線f,f′のみが図1に示されている)、主に、剛性の支持体7と、互いに押し付けられた細長い2つの締付けエレメント8,9とを有している。
【0012】
まず、グリッパの本体の側壁3は、たて糸(図示せず)の下側に向かって延びているものである。この定義によれば、製造されている織物に対するグリッパの位置は、完全に規定される。剛性の支持部材7に設けられた凹所には磁石10が配置されており、この磁石10は、永久磁石であると有利である。この磁石は、配置されている凹所に対して上面が同じ平面に位置するか、有利にはこの平面から僅かに突出しており、これにより、磁石10の表面と締付けエレメント8との直接的な金属接触を保証する。
【0013】
締付けエレメント8とエレメント9とは、締付け又は掴みギャップを形成するような形式で互いに容易に引き付けられるように、強磁性であり、有利には薄い鋼薄板として形成されていると有利であり、また両エレメントは磁石10に向かって引き付けられる。
【0014】
締付けエレメント8,9の小さなプレートの厚さは、本発明の範囲において重要な役割を果たし、以下に詳しく説明するように締付けエレメントの機能を変化させる。
【0015】
いかなる場合にも、締付けエレメント8,9の小さなプレートの厚さはミリメートルの10分の1のオーダであり、最大で0.5mmの値に達することができる。この理由から、解釈を容易にするために、図面は実寸で示されておらず、エレメントの厚さは、本願発明を表した全ての図面において、実寸に対して著しく拡大して示されている。
【0016】
永久磁石は、矩形横断面を有する小さな細長いバーとして形成されていて、有利には剛性の支持部材7に組み込まれており、2つの締付けエレメント8,9の細長い領域lに引付け力を加える。両締付けエレメントは、一方の端部mにおいて互いに堅く固定された細長いプレートとして形成されており、他方の端部nにおいては、剛性の支持体7とグリッパの本体の側壁3との間の空間において移動自在である。締付けエレメント8,9に作用する磁石10の引付力は、自由端部nに関して提供される。
【0017】
締付け装置の引き付け力を調節する第1の可能性は、磁石10が加える磁力の大きさを選択することであることは明らかである。このことに関して、単なる例という意味において、糸の信頼できる締付けを達成するために、締付け装置の2つの締付けエレメント8,9の間に加えられる締付力は、糸をクランプから引き出すために必要とされる引張力として測定した場合に、約5.5〜140texの範囲の繊度の糸に対しては、20〜200gの範囲であることを経験が示している。このオーダの締付け又は掴み力は、永久磁石10を使用して問題なく実現することができ、この場合永久磁石の寸法は、長さが約15mmで、横断面が約5×4mm、つまり、動的動作に関する特定の問題を生じることなくキャリヤグリッパの公知のレイアウトに容易に組み込むことができる寸法である。
【0018】
別の可能性は、実用的な用途の観点からより興味深い。なぜなら、締付力を糸のタイプに適応させるために、1つのタイプの永久磁石10のみを用いることができるからである。つまり、剛性の支持体7の側に配置された締付け装置の小さなプレート8が、グリッパの本体1の側壁3の側に配置された小さなプレート9よりも大きな厚さに選択されている。小さなプレート9の厚さは以下のように選択される。つまり、有利には図4に示したようによこ糸11が2つの小さなプレート8,9の間に挿入された場合に、プレート9が、磁石10によって加えられる引付力の影響下で局所的に変形させられ、よこ糸11のための空間を形成する、つまり両側から閉鎖された一種のチャンバに糸を包囲する一種のニッチ12を形成するようにである。糸を全ての単繊維と共に包囲するこの可能性は最も重要である。なぜなら、このことは、糸がキャリヤグリッパから引張りグリッパへ引き渡される瞬間に糸の全ての単繊維が引き裂かれかつ破断されることから保護するからである。経験から分かることは、糸の頭部の正確な引渡しは、糸の全ての単繊維が所定の位置に完全に制御されているならば、つまり全ての単繊維が締付けエレメント8,9の2つの協働面の間に確実に掴まれているならば達成することができる、ということである。
【0019】
本発明の別の特徴は、小さなプレート9、すなわちグリッパの本体1の側壁3の側に配置されたプレートが交換可能なプレートとして構成されることができることである。このことは、プレート9の厚さを、糸11の特性、特にtexで表される繊度に完全に適応させることができることを意味する。明らかに、2つの締付けエレメント8,9の間の包囲されたチャンバとして形成されたニッチ12の幅は、単繊維の数、ひいては処理されるよこ糸の繊度の数に依存する。細い糸(例えば5.5tex)の場合、より薄いプレート9が選択され、このプレートは、糸11の輪郭をよりよく抱持し、糸をより小さなチャンバ内に包囲する。より太い糸(例えば140tex)の場合、より厚いプレート9が有利である。なぜなら、確実な締付けを保証するためにより大きな力が糸に加えられなければならないからである。このことは、磁石10によって引き付けられるプレート9の質量を増大させることにより可能となる。経験が証明するように、交換可能なプレート9は、0.1〜0.5mmの厚さ、有利には0.1〜0.3mmの厚さを有するべきであり、このオーダの厚さにより、約5〜200texの全てのフィラメント糸に対して理想的な締付け条件が確立されることができ、これらのフィラメント糸は、本発明が対象となる全ての産業上の用途に対して考慮される。
【0020】
本発明の別の有利な変化実施例によれば、定置の端部mの領域において2つの小さなプレート8,9の間に間隔形成プレート13が配置されている。この間隔形成プレート13は2つの目的を満たす。1つには、間隔形成プレートは、2つの小さなプレート8,9のより良好な相互適応を可能にし、2つのプレートの間に、間隔を開けられた領域が設けられているならば、2つのプレートは、小さな捻り運動を行うことができ、この捻り運動は、場合によっては、これらのプレートが互いに領域lにおいて制限なしに接触することができるために必要とされる。この構成は、領域lにおける締付け条件が、プレートが理想的な平面から僅かに逸脱するおそれがあるとしても無関係であり、このことは、特に欧州特許第0584429号明細書に記載されているような、主な問題を解決するための従来の試みでは解決が極めて困難であった問題を克服するのを助ける。
【0021】
さらに、固定領域mのすぐ前の領域において小さなプレート8,9の間にこのように形成された空間は、動作中に2つの小さなプレート8,9の間に堆積するおそれのあるあらゆる不純物の容易な除去を可能にする。2つの小さなプレート8,9の間の自由空間に堆積したあらゆる繊維又は作業粒子を除去するためには、2つの小さなプレート8,9の間に自由端部から薄い帯状の紙を挿入すれば十分である。
【0022】
本発明の実現の別の有利な形式では、図2及び図3に示したように、剛性の支持部材7の上面14に(この場合、上面とは、グリッパの作業位置において上方を向く面を意味する)、第3の小さな糸締付けプレート15が固定されている。この糸締付けプレートも、磁石10の引付力によって(もちろん下方へ)、剛性の支持部材7の上面14に対して引き付けられる。つまり、小さなプレート15は、糸締付け配列の主締付けギャップに対して直角に延びた糸締付けギャップを形成している。小さなプレート15によって形成されたこの締付けギャップの目的は、切断された糸の末端16を、この末端がほぼ水平方向にグリッパから突出するように保持することである(図3と比較せよ)。経験が示すように、切断されかつ締付けプレート8,9の間に締め付けられた糸の末端が逸らされてない(90゜だけ)ならば、末端は、グリッパから垂直に上方へ突出し、たて糸に衝突しながら多くの汚染問題を生ぜしめる。糸の末端16を90゜だけ水平面に逸らせることは、ひ口において糸末端がたて糸に接触することを防止し、たて糸の汚染及びたて糸への損傷という全ての問題を排除する。
【0023】
図5は、図4に示した詳細の、C−C線に沿った断面図を示しており、この図5には、本発明の別の有利な変化実施例が示されている。この場合、小さなプレート8,9には、面取りされた縁部17,17′と18,18′が、糸締付けギャップを包囲した部分に設けられている。さらに、締付けギャップを形成したプレートの面は高度に研磨及び平滑化されている。これらの手段は、明らかによこ糸11の穏やかな締付けを保証し、ひいては、単一の単繊維がプレート8,9の表面のうちの一方又は特にプレートの縁部に付着したままとなる危険性なしに、キャリヤグリッパから引張りグリッパへの糸の引渡しの瞬間における締付けギャップからの糸の解放を可能にする目的のために働く。
【0024】
最後に、本発明によれば、第3の小さなプレート15の厚さは0.1〜0.3mmである。このプレート15の締付力は、小さなプレート8,9によって形成された主締付け配列の1つと協働する。これらの寸法は、締付けプレート15と剛性の支持体7とによって形成された補助的な締付けのための最良の動作条件を保証する。
【0025】
前記構成は、レピア織機のキャリヤグリッパに適用される磁気的な締付け構成の実現の単なる実現例として考えられる。磁石の形態及び配列に関して、前記締付け装置の多くの別の変化態様も可能であり、磁石は永久磁石ではない別のタイプ、例えばエキサイタによって活性化される磁石であってもよく、又は棒状ではない別の幾何学的形状を有することができる。また、小さなプレートの厚さ及び形状、特にプレートの輪郭の選択は、本発明の範囲を超えることなく、前記形式とは異なるように変更されることができる。本発明の主要な利点は、キャリヤグリッパから引張りグリッパへの糸の引渡しの瞬間に単繊維の裂断を有効かつ完全に排除することである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による糸締付け装置を備えたキャリヤグリッパを、図2に示した平面A−Aに沿って概略的に示した上方断面図であり、図面を見やすくするためにエレメントは実寸で示されていない。
【図2】図1に示したグリッパを、図1に示した矢印Bの方向で見た側面図である。
【図3】本発明によるクランプを、図1に示したクランプに対応する図で、つまり上面図で示しており、エレメントは、相互に現実に比較された縮尺に従って示されている。
【図4】本発明による締付け装置の締付け領域の拡大された詳細を示す図であり、有利なタイプの糸締付けをより詳細に示している。
【図5】締付け装置を形成する小さなプレートの詳細な構造を、C−C線に沿って、図4と比較して僅かに拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体、 2 上面、 3,4 側面、 5 固定エレメント、 6 活性化テープ、 7 支持体、 8,9 締付けエレメント、 10 磁石、 11
よこ糸
Claims (11)
- 糸締付けギャップを備えたレピア織機のキャリヤグリッパのための糸締付け装置において、クランプが、ひ口に面したグリッパの本体(1)の側壁(3)に取り付けられた剛性の支持体(7)を含んでおり、2つの締付けエレメント(8,9)が互いに押し付けられており、これにより、よこ糸が前記締付けエレメントの間に挿入された場合に前記よこ糸が固定されるようになっており、前記締付けエレメント(8,9)が、剛性の支持部材(7)とグリッパ(1)の側壁との間に配置されている形式のものにおいて、
前記締付け装置の2つの締付けエレメント(8,9)が、これらの締付けエレメントに磁石(10)によって加えられる引付力の影響下で互いに押し付けられるようになっており、
剛性の支持部材(7)の側に配置された締付け装置のプレート(8)が、グリッパの本体(1)の側壁(3)の側に配置されたプレート(9)よりも大きな厚さを有しており、よこ糸(11)が2つのプレート(8,9)の間に挿入された時に磁石(10)によって加えられる引付力の影響下でプレート(9)が局所的に変形させられることができるように該プレート(9)の厚さが選択されており、これにより、よこ糸(11)のための空間が形成され、ひいては該よこ糸が、両側において閉鎖されたチャンバ内に包囲されるようになっていることを特徴とする、レピア織機のキャリヤグリッパのための糸締付け装置。 - 前記磁石(10)が永久磁石である、請求項1記載の糸締付け装置。
- 前記永久磁石(10)が、矩形横断面の磁化されたバーの形式で形成されており、前記永久磁石が、2つの締付けエレメント(8,9)の領域(l)に引付力を提供し、両締付けエレメントが、プレートとして形成されていて、一方の端部(m)において相互に取り付けられていてかつ他方の端部(n)において、支持部材(7)とグリッパの本体(1)の側壁(3)との間の空間内で互いに移動自在であり、磁石の引付力が、前記端部に相当して加えられる、請求項2記載の糸締付け装置。
- 前記永久磁石(10)が、前記剛性の支持部材(7)に組み込まれている、請求項3記載の糸締付け装置。
- 互いに固定された前記端部(m)の領域において前記2つのプレート(8,9)の間に間隔形成プレート(13)が配置されている、請求項3記載の糸締付け装置。
- 前記剛性の支持部材(7)の上面(14)に第3の糸締付けプレート(15)が取り付けられており、該糸締付けプレートが、磁石(10)の引付力によって剛性の支持部材(7)の上面(14)に対して引き付けられており、前記糸締付けプレート(15)が、前記締付け装置の締付けギャップに対して直角な糸締付けギャップを形成している、請求項1記載の糸締付け装置。
- グリッパの本体(1)の側壁(3)の側に配置されたプレート(9)が、交換可能なプレートとして形成されており、該プレートの厚さを、よこ糸(11)の特性に適応させることができる、請求項1記載の糸締付け装置。
- 前記交換可能なプレート(9)が、0.1〜0.5mmの厚さを有している、請求項1記載の糸締付け装置。
- 前記プレート(8,9)には、よこ糸(11)のための糸締付けギャップを閉鎖する側において、面取りされた縁部(17,17′;18,18′)が設けられており、前記プレートの、締付けギャップを形成した面が研磨されている、請求項3記載の糸締付け装置。
- 前記第3のプレート(15)が、0.1〜0.3mmの厚さを有している、請求項6記載の糸締付け装置。
- 締付け装置の2つのエレメント(8,9)の間に加えられる引付力は、糸を締付け装置から引き出すために必要な引張力として測定された場合に、5.5〜140texの繊度のフィラメント糸に対して20〜200gである、請求項1記載の糸締付け装置。
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