JP4111924B2 - パンツ型吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、廃棄用テープを具備し、使用後のパンツ型吸収性物品を丸めた状態に保持可能なパンツ型吸収性物品に関する。
従来、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が予め形成されたパンツ型の吸収性物品が知られている。パンツ型の吸収性物品は、ショーツやパンツ等の下着と同様にして使用することができる等の利点を有している。
このようなパンツ型の吸収性物品は、衛生面やゴミ減容等の観点から、使用後に丸めた状態で廃棄することが推奨されている。そのため、廃棄用テープを設け、使用後に丸めた状態を、該廃棄用テープを用いて保持できるようにしたパンツ型おむつが提案されている(特許文献1等)。
特開2003−079658
しかし、従来のパンツ型おむつにおける廃棄用テープは、おむつの外表面(着用者とは反対側に向けられる面)に設けられていたため、廃棄用テープを他のものに引っ掛けたり、幼児等のいたずらによって、意図せずに引き延ばされたり、望まない部位に止着させてしまう場合がある。また、おむつには、各種の模様を設けることもあるが、廃棄用テープを設ける位置によっては、模様を描く位置や模様自体の構成を制約する原因にもなる。
本発明の目的は、廃棄用テープを、その使用時まで安定に保護することができ、その廃棄用テープによって、吸収性能や装着感が悪化することのないパンツ型の吸収性物品及びその好ましい製造方法を提供することにある。
本発明は、液透過性の表面シート及び液保持性の吸収性コアを有する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に位置して該吸収性本体を固定している外装体とを具備するパンツ型吸収性物品において、前記吸収性本体の両側部と前記外装体との間に隙間を有し、該隙間内に、パンツ型吸収性物品を丸めた状態に保持可能な廃棄用テープが収納されていることを特徴とするパンツ型吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
また、本発明は、そのようなパンツ型吸収性物品の製造方法であって、請求項1記載のパンツ型吸収性物品の製造方法であって、液透過性の表面シート及び液保持性の吸収性コアを有する吸収性本体の連続体を連続搬送しつつ、その両側部に廃棄用テープを間欠的に固定する工程、該吸収性本体の連続体を個々の吸収性本体の寸法に切断する工程、切断後の吸収性本体を、パンツ型吸収性物品の幅方向に相当する方向に向かって搬送される外装体又はその連続体上に順次固定する工程を具備するパンツ型吸収性物品の製造方法を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品は、廃棄用テープを、その使用時まで安定に保護することができ、その廃棄用テープによって、吸収性能や装着感が悪化することがない。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態としての使い捨ておむつ1は、図1に示すように、パンツ型のおむつである。おむつ1は、図3に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3及び両シート2,3間に介在された液保持性の吸収性コア4を有する吸収性本体5と、該吸収性本体5の外側(非肌当接面側)に位置して該吸収性本体5を接合固定している外装体10とからなる。
外装体10は、図1に示すように、腹側部Aに位置する部分の両側縁部と背側部Bに位置する部分の両側縁部とが、接着剤、ヒートシール、高周波シール、超音波シール等の公知の接合手段により互いに接合されている。その接合によって、おむつ1には、一対のサイドシール部15、ウエスト開口部16及び一対のレッグ開口部17,17が形成されている。
おむつ1は、図1及び図2に示すように、着用者の股間部に配される股下部Cと、その前後に延在する腹側部A及び背側部Bを有している。腹側部Aは着用時に着用者の腹側に配され、背側部Bは着用時に着用者の背側に配される。
腹側部A、背側部B及び股下部Cは、展開且つ伸張状態におけるパンツ型おむつ(パンツ型吸収性物品)を、その長手方向の全長L(図2参照)を3等分するように3領域に区分したときの各領域である。ここで、展開且つ伸長状態とは、サイドシール部を引き剥がして(サイドシール部がない場合は着用者の左右側部に位置する吸収性物品側部を切断して)、パンツ型吸収性物品を展開状態とし、その展開状態の吸収性物品を、各部の弾性部材を伸長させて、設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。
図2に示すように、吸収性本体5は縦長矩形状であり、その長手方向を展開且つ伸長状態のおむつの長手方向(以下、おむつ長手方向ともいう)に一致させ、腹側部Aから背側部Bに亘るように、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により、外装体10の幅方向中央部に接合されている。吸収体コア4は、長手方向中央部が括れた砂時計状をなしており、表面シート2及び裏面シート3間に挟持固定されている。吸収性コア4は、図示しないが、ティッシュペーパや不織布からなる透水性の被覆シートで被覆されている。
外装体10は、図3に示すように、2枚のシート11,12と、これら2枚のシート間に固定された各部の弾性部材とからなる。具体的には、2枚のシート11,12間には、ウエスト開口部16の周縁部にウエストギャザーを形成するウエスト部弾性部材13、レッグ開口部17の周縁部にレッグギャザーを形成するレッグ部弾性部材14、及び胴回り部に左右に分割された状態の胴回りギャザーを形成する胴回り弾性部材(図示せず)がそれぞれ伸張状態で固定されている。
外装体10を構成するシート11及びシート12は、何れも不織布から構成されている。おむつ外表面を形成するシート11は、機械的面ファスナーのオス部材が直接係合可能な係合性に富む不織布からなる。
前記シート11は、シート12のおむつ前後方向の端縁から前後方向に延出した延出部11a,11aを有し、それらの延出部はそれぞれ、吸収性本体5を外装体10のシート12上に配置した後、該吸収性本体5の前後端部を覆うように該吸収性本体5側に折り返されて接着されている(図2参照)。
吸収性本体5の両側部51と外装体10との間には、図3に示すように、隙間Pが形成されている。このような隙間Pは、少なくとも背側部Bの一部に形成されていることが好ましい。
本実施形態における吸収性本体5は、前記シートの延出部11aに覆われていない部分(長手方向の両端部を除く部分)のほぼ全域において、その両側部51が、図3に示すように、外装体10に接合されていない。より詳細には、吸収性本体5と外装体10との接合部52は、吸収性本体5の両側縁部それぞれから所定幅(例えば1〜5cm程度)離間した位置にあり、その接合部52よりもおむつ幅方向外方に位置する部分においては、吸収性本体5と外装体10とは接合されていない。接合部52は、ホットメルト接着剤やヒートシール等の公知の接合手段により吸収性本体5と外装体10とを接合して形成されている。
そして、図3に示すように、吸収性本体5の両側部51と外装体10との間の前記隙間P内に、廃棄用テープ7が、その一部を該隙間P内に固定された状態で収納されている。本実施形態における廃棄用テープ7は、前記背側部Bに設けられている。廃棄用テープ7を設ける位置は、腹側部A側からおむつを丸め始めたときに、おむつを丸めた状態を特に安定に保持できる観点から、背側部Bであることが好ましく、より好ましくは、展開且つ伸張状態のおむつ(パンツ型吸収性物品)の背側部B側の端部18からの距離L1が、当該おむつの長手方向全長Lに対して0から30%までの範囲内、特に5%から20%までの範囲内に、テープ7が設けられていることが好ましい。
本実施形態における廃棄用テープ7は、図3及び図4に示すように、テープ基材71と、該テープ基材71の一端部近傍に設けられた止着部72と、テープ基材71における止着部72が設けられた面とは反対側の面に設けられた第2止着部74とからなる。図3(b)に示すように、第2止着部74は、廃棄用テープ7を略水平に引き出したときの裏面(外装体対向面)に設けられている。止着部72及び第2止着部74は、何れも機械的面ファスナーのオス部材からなる。
機械的面ファスナーのオス部材としては、その表面に多数の突起状の係合部材が配された各種公知のものを特に制限なく用いることができ、例えば「マジックテープ」(登録商標・クラレ社製)、「クイックロン」(登録商標・YKK社製)、「マジクロス」(登録商標・カネボウベルタッチ社製)等を用いることができる。オス部材の係合部材としては、その形状が、錨形や鉤形、キノコ形等のものを挙げることができる。
テープ基材71の形成材料としては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系やポリウレタン系の樹脂(2種以上の組合せも含む)からなる、樹脂性シート(プラスチックシート,フィルム等)、不織布、織布などが挙げられる。例えばポリプロピレンやポリエチレンあるいはポリプロピレンとポリエチレン含有、ポリエチレンテレフタレート含有、ポリウレタン含有などの、樹脂性シート(プラスチックシート,フィルム等)、不織布、織布などが挙げられる。ポリプロピレンとポリエチレン含有とは、樹脂性シートについては、プロピレンとエチレンの共重合体からなるシート、不織布については、構成繊維として、ポリプロピレンとポリエチレンを成分とする複合繊維(芯鞘型、サイドバイサイド型等)等等を意味する。特に装着者に違和感を与えないために、素材のやわらかさを重視した場合には不織布、織布が良い。不織布はスパンボンド、メルトブローン、あるいはスパンボンド/メルトブローンの多層積層体、エアスルー、ヒートボンドなどの不織布が挙げられる。織布は一般的な糸を編みこんだ織布や例えばそれにポリウレタン系の伸縮弾性糸や熱溶融樹脂糸などを一緒に織り込んだ弾性織布や、ストッキング用に使用されるナイロン糸の編布、また、例えば特開2000−60900号公報記載の不織繊維層が収縮性繊維を含む編糸によってステッチ縫合された不織布(オペロンテックス社製メクスラー)等を挙げることができる。
また、廃棄用テープ7は、機械的面ファスナーのオス部材からなる止着部72に代えて、テープ基材71に粘着剤等を塗布して形成した粘着部を有するものであっても良い。粘着剤としては、従来の廃棄用テープの止着部形成用に、従来用いられていた各種公知のものを特に制限なく用いることができる。第2止着部74も同様に粘着部であっても良い。
廃棄用テープ7は、その収納状態においては、テープの長手方向に3つ折り状態に折り畳まれている。即ち、廃棄用テープ7は、丸めたおむつを固定するために引き出した状態においては短冊状であるが、収納状態においては、図3(a)に示すように、おむつ長手方向に沿って延びる2本の折り曲げ線で折り曲げられている。
廃棄用テープ7は、その長手方向における、止着部72が設けられた側とは反対側の端部近傍が、接着剤73を介して、吸収性本体5の側部51の裏面に固定されている。
本実施形態における吸収性本体5の長手方向の両側部には、少なくとも片面が樹脂フィルムからなる裏面シート3が配されており、その裏面シート3における外装体10側の面が、該吸収性本体5の肌当接面側の面側から該外装体側の面側に亘って配された防漏カフ形成用シート6に被覆されている。吸収性本体5の肌当接面側の面は、吸収性本体5の両面のうち、着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、吸収性本体5の非肌当接面側の面は、吸収性本体5の両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。
廃棄用テープ7が、裏面シート3ではなく、それを被覆するシート(防漏カフ形成用シート6)に固定されていることにより、廃棄用テープ7を引き出して使用する際に、裏面シート3との固定部52に破断が生じる等の不都合を防止することができる。
防漏カフ形成用シート6は、横漏れ防止用の立体障壁として機能する防漏カフ6を形成するためのシートであり、吸収性本体5の長手方向の両端部近傍においては、図3に示すように、一側縁部から所定幅の部分61が、3つ折りして折り畳まれた状態で、表面シート2上に固定されている。また、他方の側縁部62の近傍が、裏面シート3と外装体10との接合部52に固定されている。
おむつ股下部Cにおいて、防漏カフ形成用シート6は、吸収性本体5の側縁近傍に形成された固定端63よりもおむつ幅方向中央側に位置する部分が、自由端に沿って配された弾性部材(図示せず)によって起立し、その起立部が防漏カフ6を形成している。
本実施形態のおむつ1は、従来のパンツ型おむつと同様にして装着することができる。
使用後においては、サイドシール部15の接合を引き剥がして、図2に示すような展開状態とし、排泄物がある場合には、それを包み込むように、腹側部A側からおむつを丸める。図4(a)に示すように、途中まで丸めたところで、廃棄用テープ7を引っ張り出し、第2止着部74を対向する外装体10の内面(吸収性本体5側の面)に止着する。そして、図4(b)に示すように、更に丸めた後、第2止着部74により外装体10の一部を保持したままの廃棄用テープ7の止着部72を、丸めたおむつの外表面上に止着する。尚、廃棄用テープ7を引っ張り出し易さの観点から、おむつ外表面に対する止着部72の係合力は、外装体内面に対する第2止着部74の係合力よりも強いことが好ましい。
廃棄用テープ7を引っ張り出すタイミングは、途中まで丸めた時点に限られず、おむつを丸め始める前や、図4(b)に示すように、完全に丸めた後であっても良い。
本実施形態のおむつ1によれば、このようにして、使用後に丸めた状態を、廃棄用テープを用いて安定且つ容易に保持でき、衛生的に廃棄することができる。
また、廃棄用テープ7が、吸収性本体5の側部51と外装体10との間の隙間P内に、その全体が収納されているため、廃棄用テープを他のものに引っかけたり、他の幼児がいたずらする等の不都合を防止でき、廃棄用テープを、その使用時まで安定に保護することができる。また、廃棄用テープが吸収性本体5の側部51と外装体10との間の隙間Pに収納されているため、おむつの吸収性能を阻害することや、着用中に着用者の肌に接触して装着感を悪化させることを防止することができる。
また、本実施形態のおむつ1における廃棄用テープ7は、機械的面ファスナーのオス部材からなる止着部72を有するものであるため、吸収性本体の側部51と外装体10との間の隙間Pに尿や軟便等の排泄物が侵入した場合であっても、その止着力が低下しにくい。
第2止着部74を有するため、図4(b)に示すように、外装体10の一部を保持したまま、該廃棄テープ7の止着部72を、丸めたおむつの外表面上に止着することができる。これにより、外装体を含めたおむつ全体を丸めることができ、おむつ内面が見えることにより不清潔な印象を与えたり、排泄物が漏れることを防止することができる。
また、吸収性本体5に廃棄用テープ7を固定してあるため、外装体10に設けるウエストギャザー、レッグギャザー、胴回りギャザーの伸縮性を阻害することもない。
本発明のパンツ型吸収性物品の製造方法について、上述したおむつ1を製造する場合を一例として図5を参照しつつ説明する。
先ず、液透過性の表面シート及び液保持性の吸収性コアが積層された構成の吸収性本体の連続体5Aを連続搬送しつつ、その搬送経路の所定の部位S1において、該連続体5Aの両側部それぞれに、廃棄用テープ7を間欠的に固定する。間欠固定の方法は、各種公知の方法を用いることができるが、好ましい方法としては、例えば接着剤、ヒートシール、高周波シール、超音波シール、ファスニングシステム等の公知の接合手段が挙げられる 。
この廃棄用テープ7を固定する順序としては、防漏カフ形成用シート6が吸収体の両側縁部を覆うように固定されてなる吸収性本体連続体5Aに、廃棄用テープ7を固定する方法、防漏カフ形成用シート6に、廃棄用テープ7を固定した後、その防漏カフ形成用シートを、吸収体の両側縁部を覆うように吸収性本体連続体5Aに固定する方法もある。
次いで、廃棄用テープ7を固定した連続体5Aを、所定の部位S2において、個々の吸収性本体5の寸法に切断する。そして、部位S3において、切断後の吸収性本体5の向きを、鉛直方向に延びる軸を中心に90度回転させる。
そして、部位S4において、その吸収性本体を、パンツ型おむつ1の幅方向に相当する方向に向かって搬送される外装体連続体10A上に間欠的に順次固定する。この固定に先立ち、吸収性本体5における、両側縁部それぞれから所定の距離離間した位置又は外装体側のそれに対応する位置に、ホットメルト接着剤53等を塗工する。
次いで、部位S5において、レッグ開口部17,17を形成するためのレッグホール部分を切り抜く。以後は、特に図示しないが、その連続体10Aを幅方向に2つに折り曲げ、製品のサイド部に対応する部分を接合し、次いで、個々のおむつの寸法に切断することにより、パンツ型の使い捨ておむつ1が得られる。尚、図5において、吸収性本体の連続体5Aと外装体の連続体10Aの搬送方向は略平行である。
上述したパンツ型おむつの製造方法によれば、廃棄用テープ7を、縦流れで連続搬送される連続体5Aに固定するため、横流れの場合に比較し、廃棄用テープの固定位置の制御が容易であり、高い搬送速度でも所定の部位に正確に固定することができる。
尚、上述した製造方法において、切断後の吸収性本体を、外装体の連続体10Aに固定するのに代えて、切断後の吸収性本体を、外装体の連続体10Aを切断した後の個々の外装体10に固定しても同様の効果が得られる。
上記実施形態のおむつの各部を構成する材料としては当該技術分野において通常用いられているものを特に制限なく用いることができる。
例えば表面シート2としては、親水性且つ液透過性の不織布や、開孔フィルムを用いることができる。裏面シート3としては、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート材等を用いることができる。
吸収性コア4としては、フラッフパルプの積繊物、フラッフパルプと高吸収性ポリマーの粒子との混合積繊物等を用いることができる。
防漏カフ形成用シート6としては、スパンボンド・メルトブローン・スパンボンドからなる複合不織布、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、ヒートボンド不織布等を用いることができる。
以上、本発明の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
例えば、上述したおむつ1における第2止着部74は省略することもできる。図6は、止着部72を有し第2止着部74を有しない廃棄用テープ7を具備するおむつ1’を示す図であり、図6には、廃棄用テープ7を収納した状態と共に、廃棄用テープ7を引き出した状態を示してある。符号71’及び符号72’は、廃棄用テープ7を引き出した状態におけるテープ基材及び止着部を示している。図7には、この場合のおむつの丸め方及び丸めた状態を保持した状態が示されている。
また、廃棄用テープ7は、その全体が隙間P内に収納されていることが好ましいが、止着部72以外の部分(比較的柔らかな部分等)が隙間からでていても良い。例えば、止着部72を有しないテープ基材71部分が、吸収性本体5の側面部に固定されていても良い。但し、吸収性本体5の肌当接面には達していないことが好ましい。
また、上述したおむつ1は、吸収性本体5が、シート11の延在部11aに覆われていない形態とすることもできる。即ち、最外装シート11はウエスト弾性部を覆った部分まで延出し、吸収体本体5の長手方向端部に到達していない形態等であっても良い。
また、上記実施形態のおむつ1においては、吸収性本体5が、シート11の延在部11aに覆われていない部分のほぼ全域において、吸収性本体5の両側部が外装体10に固定されていなかったが、吸収性本体5の両側部が、吸収性本体5の長手方向の一部、例えば、背側部Bの一部のみにおいて外装体10との間が接合されていないもの等であっても良い。 更に、吸収性本体5と外装体10の固定部分が製品中央股下部のみでその他は接合されていないもの等でも良い。
また、上記実施形態のおむつ1においては、防漏カフ形成用シート6が、吸収性本体5の肌当接面側の面側から該外装体側の面側に亘って配され、該シートに、廃棄用テープ7が固定されていたが、これに代えて、表面シート2が、吸収性本体5の肌当接面側の面側から更に延出して、その延出部が、吸収性本体の側部を覆って、外装体側の面側に達するように配されており、その延出部に廃棄用テープが固定されていても良い。また、廃棄用テープ7は、その収納状態において、折り畳まれていなくても良く、折り畳まれている場合には、2つ折り又は4つ折り以上に折り畳まれていても良い。
本発明のパンツ型吸収性物品としては、パンツ型の使い捨ておむつ、ショーツ型のナプキン等であっても良い。また、パンツ型おむつは、サイドシール部をファスニングシステムで止めてあるもの(パンツ型の状態で装着するもの)であっても良い。
図1は、本発明の一実施形態としてのパンツ型おむつを示す一部破断斜視図である。 図2は、図1に示すおむつを、そのサイドシール部を引き裂いて展開し、各部の弾性部材を伸張させて概ね平面状に拡げた状態を示す斜視図である。 図3は、図2のI−I線断面図である。 図4は、図1に示すおむつを、使用後に丸めてその状態を廃棄用テープで固定する様子を示す図であり、図4(a)は、腹側部側から丸める途中を示す図、図4(b)は、おむつを丸めた状態を廃棄用テープで固定した状態を示す図である。 図5は、本発明のパンツ型吸収性物品の製造方法の一実施形態を説明する説明図である。 図6は、本発明の他の実施形態としてのパンツ型おむつを示す図(図3相当図)である 図7は、図6に示すおむつを、使用後に丸めてその状態を廃棄用テープで固定する様子を示す図であり、図6(a)は、腹側部側から丸める途中を示す図、図6(b)は、おむつを丸めた状態を廃棄用テープで固定した状態を示す図である。
符号の説明
1、1’ 使い捨ておむつ(パンツ型吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収性コア
5 外装体
7 廃棄用テープ
72 止着部
10 吸収性本体
A 腹側部
B 背側部
C 股下部

Claims (5)

  1. 液透過性の表面シート及び液保持性の吸収性コアを有する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に位置して該吸収性本体を固定している外装体とを具備するパンツ型吸収性物品において、
    前記吸収性本体の両側部と前記外装体との間に隙間を有し、該隙間内に、パンツ型吸収性物品を丸めた状態に保持可能な廃棄用テープが収納されており、
    前記廃棄用テープは、テープ基材、該テープ基材の一端部近傍に設けられた止着部、及び該テープ基材における該止着部が設けられた面とは反対側の面に設けられた第2止着部を有し、第2止着部は、廃棄用テープを略水平に引き出したときの外装体対向面に設けられていることを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  2. 前記隙間が、着用者の背側に配される背側部の少なくとも一部に形成されており、前記廃棄用テープが、該背側部に設けられている請求項1記載のパンツ型吸収性物品。
  3. 前記吸収性本体の側部に、樹脂フィルムからなる液不透過性の裏面シートが配されており、その裏面シートにおける前記外装体側の面が、該吸収性本体の肌当接面側の面側から該外装体側の面側に亘って配されたシートに被覆されており、該シートに、前記廃棄用テープが固定されている請求項1又は2記載のパンツ型吸収性物品。
  4. 前記廃棄用テープが、機械的面ファスナーのオス部材からなる止着部を有する請求項1〜3の何れか記載のパンツ型吸収性物品。
  5. 請求項1記載のパンツ型吸収性物品の製造方法であって、
    液透過性の表面シート及び液保持性の吸収性コアを有する吸収性本体の連続体を連続搬送しつつ、その両側部に廃棄用テープを間欠的に固定する工程、該吸収性本体の連続体を個々の吸収性本体の寸法に切断する工程、切断後の吸収性本体を、パンツ型吸収性物品の幅方向に相当する方向に向かって搬送される外装体又はその連続体上に順次固定する工程を具備するパンツ型吸収性物品の製造方法。
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