JP4111647B2 - 扉錠の解錠機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドア錠に関し、不特定多数の人が利用する駅、公園等公衆トイレのドアの錠に適合する。
【0002】
【従来の技術】
公衆トイレのドア錠60は、図11で示すようにドアaの内壁面の側端部に水平状態に取付けられている。このドア錠60は、基本的には内壁面に固着具を介して固定されたガイド部材61と、このガイド部材61の端面T字型のカイド部62にスライド係合し、かつ、ドアaと合致する出入口前壁bの内壁面に取付けられたL型受け金具63の受け部64と係脱する端面リップミゾ形のデッドプレート65とから成る。
【0003】
上記構成のドア錠60にあっては、デッドプレート65を指で直接又は摘みを介して間接的に掴み、施錠並びに解錠方向へと引かなければならない。ところで、近年、バリヤ・フリーの思想が発達するにしたがって、不特定多数の人が利用するドア錠も、身体障害者や高齢者に優しい(日常生活で不便さを感じない意味)装置であることが望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の要望点に鑑み、第1の目的は特に身体障害者や高齢者に優しい扉錠の解錠機構を提供することである。第2の目的はワンタッチ操作でデッド部材の解錠ができることである。第3の目的は各部材を合理的に組み立てることができることである。第4の目的は錠箱内の空間を有効的に活用し、解錠方向へと後退動したボルト部材を一時的にロックする錠止機構Yが合理的に付設することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の扉錠の解錠機構は、扉枠1の受け金具部材2と対向するように、扉7の内壁面7aに取付けられる扉錠の解錠機構Xであって、解錠機構Xは、扉7の開放端部側に背面部11aが利用者に見えるように扉7の開放端部側の取付けベース板14に形成された切欠部15に複数個の軸受板17,30並びにこれらの軸受板17,30にそれぞれ設けられた第1と第2の固定軸24,33を介して揺動可能に軸支されたタッチプレート11と、このタッチプレート11の頭部16の腹面部11bに前記第1の固定軸24及びタッチプレート側の可動軸37を介して軸支され、かつ、タッチプレート用バネ部材21のバネ力に抗して回転するタッチプレート11の揺動に追従して回動する駆動片36と、この駆動片36の駆動腕39が係合する係合孔44を有すると共に錠箱8に摺動自在に設けられた従動片41及び該従動片41とボルト部材12とを連結するリンク42とから成るボルト引込み用連係部材13とを備えることを特徴とする。
【0006】
上記構成に於いて、錠箱8には、さらに後退動したボルト部材12を一時的にロックする錠止機構Yが付設され、該錠止機構Yは、扉枠1側の磁石式起動手段6の磁極に対応して反発する第2永久磁石53を有するトリガー部材52と、このトリガー部材52を突出方向に常時付勢するトリガーバネ54と、トリガー部材52の後端部側とボルト部材12のボルト本体部12bとの間に枢軸56を介して横方向に配設されかつボルト部材12の係合部50に係合可能な係止爪55aを有するバー状ロック片55と、トリガー部材52の後端部に固定されたロック片用係合押圧片58と、前記バー状ロック片55を軸支する枢軸56に設けられたロックバネ57とを備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、駅、公園等の公衆トイレの扉に取付けた実施形態の一例を概略的に示す。ここで、実施形態の環境を説明すると、1は公衆トイレの扉枠で、この扉枠1の側端部には受け金具部材2が取付けられている。受け金具部材2は、公知のように貫通状態の案内孔3を有するストライク4と、このストライク4に適宜に固定されたトロヨケ5とから成る。そして、本実施例では磁石式起動手段としての第1永久磁石6が前記案内孔3よりも上方に位置するようにストライク4に固定されている。一方、7は公衆トイレの扉で、この扉7の開放端部には錠箱8並びにフロント板9が設けられている。錠箱8は受け金具部材2に対向するように扉7に内装されている。
【0008】
さて、本発明の扉錠の解錠機構Xは、基本的には内開き式扉7の内壁面7a側に揺動可能に軸支されかつ駆動片36を有するタッチプレート11と、このタッチプレート11に連動し、かつ、ラッチボルト、デッドボルトなどのボルト部材(障害部材)12を引込み方向へと移動させるボルト引込み用連係部材13とから構成されている。そこで、これらの基本的部材を順次説明する。
【0009】
まず、図2乃至図4を参照にタッチプレート11等について説明する。公衆トイレの扉7は、普通一般にグラビティヒンジなとのドアオープナーにより内開き式となっている。したがって、本実施例において、長板枠状のタッチプレート11は、扉7の内壁面7a側にその背面部11aが利用者に見えるように取付けられている。
【0010】
ところで、14は扉1の内壁面7aに固定された取付けベース板である。15はこの取付けベース板14に貫通状態に形成された切欠部である。この切欠部15は、タッチプレート11や後述する軸受板の形状に対応し、扉1の縦方向に所要の長さ及び所要幅を有して適宜に形成されている。タッチプレート11は、この切欠部15内にその下方部から上方部に至るにしたがって扉7の内壁面7aからやや斜め状態に突出するように上下2本の固定軸24、33を介して軸支されている。
【0011】
しかして、17は扉7の内壁面7aとは反対側の内部(錠箱8側)で、かつ、前記切欠部15の上部と交差するように扉7に固定された第1の軸受板である。この第1の軸受板17は、全体として逆T字型形状をしており、複数個の固着具18を介して固定されている。また軸受板17は、中央部に切欠部15と連通する縦方向の細幅状案内窓19を有し、この案内窓19を基準とするタッチプレート11の腹面部11b側と対向する一側面下部には、タッチプレート用バネ部材21の一端部を支持する突起状バネ支持具22が固定的に設けられている。さらに、軸受板17の一側面には、前記バネ支持具22と案内窓19との間に位置するように突起状軸受け部23が形成され、該軸受け部23には横方向に第1の固定軸24が設けられている。
【0012】
タッチプレート11は、切欠部15内の上方部寄りに位置する固定軸24に案内長孔25を介して軸支されている。タッチプレート11の上部側壁に形成された案内長孔25は、本実施例ではタッチプレート11が起立状態で錠箱8方向に揺動する関係上、横方向の長孔となっている。またタッチプレート11は、前述したバネ部材21で、少なくともその頭部(上部)16が扉7の内壁面7aから常時突出するように付勢されている。
【0013】
さらに、タッチプレート11の頭部16の背面部11bには、第1の凹所27が形成され、この凹所27内の垂直面の下部寄りの部位には、さらにバネ支持具22と対向するバネ端部支持用嵌合溝28が形成されている。なお、タッチプレート11の頭部16の背面部11bは、「腹をへこましたように」やや削り取られている。
【0014】
一方、30は第1の軸受板17の真下に位置し、かつ、切欠部15の下部と交差するように扉7に複数個の固着具31を介して固定された第2の軸受板である。この第2の軸受板30も第1の軸受板17と同様に一側面に突起状軸受け部32を有し、該軸受け部32にタッチプレート11の下部26を枢支する第2の固定軸33が設けられている。第2の固定軸33も第1の固定軸24と同様に切欠部15内に位置している。また軸受け部32も、第1の軸受け部23と同様にタッチプレート11の下部26に形成した第2の凹所34内に入込んでいる。
【0015】
次にタッチプレート11が備えている横T字型状の駆動片36について説明する。駆動片36はタッチプレート11の第1の凹所27に前述した第1の固定軸24と、この第1の固定軸24よりも上方に位置する可動軸37を介して傾倒可能に軸支されている。この駆動片36は、本実施例ではタッチプレート11の頭部16の腹面部11bに軸支され、かつ、タッチプレート11の前後方向の揺動に追従して所定範囲内で回動する。
【0016】
しかして、図3で示すように、横T字形状の駆動片36の基部38は、可動軸37に枢支されていると共に、該基部38から下方方向へと延在する駆動片36の反対側の端部(下端部)は、第1の固定軸24に軸支されている。付言すると、可動軸37に枢支された基部38は第1の凹所27内に常時位置している。39は基部38側から錠箱8方向へ指向して突出する駆動片36の駆動腕で、この駆動腕39は、タッチプレート11が普通の常態である場合を示す図3を基準にすると、基部38側から略水平状態に延びている。
【0017】
したがって、駆動腕39は、タッチプレート11の頭部が押圧により扉7の切欠部15内へと回転した場合を示す図5を基準にすると、基部38側はタッチプレート11の動きに追従して第1の固定軸24を支点に時計方向へと所定量回転するので、第1の固定軸24に対して左側に位置(オフセット)していた可動軸27は、基部38側と同方向へと移行(変位)し、右側に多少オフセット状態になる。それ故に、駆動腕39は下方方向へと傾倒し、「恰も御辞儀したような格好」となる。
【0018】
次に、図6乃至図8を参照にボルト引込み用連係部材13について説明する。ボルト引込み用連係部材13は、前述したように駆動片36を有するタッチプレート11に連動し、かつ、ラッチボルト、デッドボルトなどのボルト部材12を引込み(解錠)方向へと移動させる。本実施例のボルト引込み用連係部材13は、錠箱8に摺動自在に取付けられた上下方向の従動片41と、この従動片41と前記ボルト部材12とを連結するL型状リンク42とから構成されている。
【0019】
そこで、まず従動片41について説明する。縦板状の従動片41は、錠箱8の下壁部に形成した貫通状態の嵌合部43に摺動自在に嵌め込まれている。嵌合部43は、本実施例では従動片41がスムースに上下動するように立上がり状の周壁となっている。従動片41は、図6を基準にすると、上端(内端)部側41aが錠箱8内に貫入し、一方、中央部を含む下端(外端)部側41bは錠箱8の下壁部から突出状態に垂下している。しかして、前記下端(外端)部側41bには矩形状係合孔44が設けられ、該係合孔44に前述した駆動片36の駆動腕39が常時係合している。
【0020】
次に連結部材としてのリンク42について説明する。リンク42は、ボルト部材12と従動片41とを連結することができるように錠箱8に軸架された横軸45に軸支されている。上方に指向する長杆部42aはボルト部材12に枢支ピン46を介して適宜に取付けられ、一方、従動片41に指向する短杆部42bは従動片41の上端部に第2の枢支ピン47を介して適宜に取付けられている。したがって、L型状リンク42は、従動片41の上下動に追従して横軸45を支点に回動する。
【0021】
最後に連係部材13によって後退動するボルト部材12について説明する。ボルト部材12は、公知のように錠箱8に適宜に内装されたラッチバネ等のボルトバネ48を介して突出方向に常時付勢されている。本実施例のボルト部材12はデッドボルトが使用され、その突出先端部12aには合成樹脂製のローラ49が設けられている。また錠箱8内に常時位置するボルト本体部12bの上壁には、ボルト部材の進退動方向に係合歯50が設けられている。なお、ボルト部材12は錠箱8内の図示しない案内手段を介して進退動する。
【0022】
以上が扉錠の解錠機構Xであるが、本実施例の錠箱8には、さらに後退動したボルト部材12を一時的にロックする錠止機構Yが付設されている。そこで、説明の便宜上、錠止機構Yを構成する各部材について簡単に説明する。52は錠箱8内の上部に横設されたトリガー部材で、このトリガー部材52の先端部には、前述した磁石式起動手段(第1永久磁石)6の磁極に対応して反発する第2永久磁石53が固定されている。トリガー部材52は、トリガーバネ54で常時突出方向に付勢されている。
【0023】
55はトリガー部材52の後端部側とボルト部材12のボルト本体部12bとの間に枢軸56を介して横方向に配設されたバー状ロック片で、このロック片55の先端部にはボルト部材12の係合歯50に選択的に係合可能な係止爪55aが形成されている。ロック片55は枢軸56に巻装等されたロックバネ57により、その係止爪55aが係合歯50に係合する方向に付勢されている。58はトリガー部材52の後端部に固定されたロック片用係合押圧片で、この係合押圧片58はロック片55の後端部に乗っかるような格好をして係合している。
【0024】
【実施例】
図2で示すようにタッチプレート11の脚部(下部)26も扉7の内壁面7aからやや突出しているが、本実施例では望ましくは頭部16の突出量は脚部26のそれに対して3倍程度である。タッチプレート11の形態は特に問わないが、ある程度長板状であることが望ましい。また、後退動したボルト部材12を一時的にロックする錠止機構Yにおいて、ロック片55の係合爪55aと係合する係合歯50は、係合部の一例であるから、例えば係合溝であっても良い。さらに、本発明の付設した錠止機構Yは、図9及び図10で示すように、扉枠1側の受け金具部材2Aに摺接するローラ53Aを有するトリガー部材52Aと、このトリガー部材52Aを突出方向に常時付勢するトリガーバネ54と、トリガー部材52の後端部側とボルト部材12のボルト本体部12bとの間に枢軸56を介して横方向に配設されかつボルト部材12の係合部50に係合可能な係止爪55aを有するバー状ロック片55と、トリガー部材52の後端部に固定されたロック片用係合押圧片58と、前記バー状ロック片55を軸支する枢軸56に設けられたロックバネ57とから構成されていても良い。つまり、第2永久磁石に代えて摺動ローラを採用しても同様の効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては、次に列挙するような作用・効果がある。
(1)特に身体障害者や高齢者に優しいドア錠を提供することができる。
(2)ラッチボルト、デッドボルトなどのボルト部材12の解錠をワンタッチ操作で行える。すなわち、タッチプレート11の頭部16を指で押すと、タッチプレート11の駆動片36がタッチプレートの動きに追従して「恰も御辞儀したような格好」に傾倒するので、ボルト引込み用連係部材13が作動し、その結果、ボルト部材12がボルトバネ48のバネ力に抗してスムースに後退動する。
(3)錠箱8に、受け金具部材2の磁石式起動手段6の磁極に対応して反発する第2永久磁石53を有するトリガー部材52等を備える錠止機構Yが付設されている実施例の場合には、扉7を閉じると永久磁石の反発力によりトリガー部材52がトリガーバネ54のバネ力に抗して後退するので、係合押圧片58の係合爪がボルト部材12の係合歯から離れ、ボルト部材12がボルトバネ48のバネ力により、直ちに受け金具部材2の方向へと前進して施錠状態となる。
(4)一方、前記(3)の施錠状態に於いて、利用者がタッチプレート11をワンタッチ式に操作し、前述したようにボルト部材12が後退動した状態で扉7を開くと、磁力の影響から解放されたトリガー部材52がトリガーバネ54によって前進するので、ロック片用係合押圧片58が直ちに(自動的に)ボルト部材12をロックする。
(5)扉錠の解錠機構Xを構成する各部材を合理的に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図8は本発明の一実施例を示す各説明図。
【図1】発明の実施形態の一例を示す概略説明図。
【図2】タッチプレート、軸受板などの主要部を右側面から見た概略断面説明図。
【図3】図2に於いて、タッチプレートの駆動片等を説明する要部の概略断面説明図。
【図4】図2に於いて、背面(錠箱側)から見た説明図。
【図5】図3に於いて、タッチプレートの頭部を指で押し込んだ場合の駆動片の作動状態を示す概略説明図。
【図6】閉扉した際にボルト部材12等の状態を示す概略説明図。
【図7】図6に於いて、タッチプレートを指で押し込んだ場合の解錠機構Xの概略説明図。
【図8】図7に於いて、開扉した場合の錠止機構Yの概略説明図。
【図9】錠止機構の他の例を示す一部縦断面説明図。
【図10】図9を基準とした錠止機構の他の例を示す一部横断面説明図。
【図11】従来の一例を示す概略説明図。
【符号の説明】
X…解錠機構、Y…錠止機構、1…扉枠、2,2A…受け金具部材、6…磁石式起動手段、7…扉、7a…内壁面、8…錠箱、9…フロント、11…タッチプレート、11a…背面部、11b…腹面部、12…ボルト部材、13…ボルト引込み用連係部材、14…取付けベース板、15…切欠部、16…頭部、17…第1の軸受板、21…バネ部材、22…バネ支持具、23,32…軸受け部、24…第1の固定軸、25…案内長孔、26…脚部、27…第1の凹所、28…嵌合溝、30…第2の軸受板、33…第2の固定軸、34…第2の凹所、36…駆動片、37…可動軸、38…基部、39…駆動腕、41…従動片、42…リンク、43…嵌合部、44…係合孔、45…横軸、46,47…枢支ピン、48…ボルトバネ、50…係合歯、52、52A…トリガー部材、53…第2永久磁石、53A…ローラ、54…トリガーバネ、55…ロック片、56…枢軸、57…ロックバネ、58…係合押圧片。
Claims (5)
- 扉枠1の受け金具部材2と対向するように、扉7の内壁面7aに取付けられる扉錠の解錠機構Xであって、解錠機構Xは、扉7の開放端部側に背面部11aが利用者に見えるように扉7の開放端部側の取付けベース板14に形成された切欠部15に複数個の軸受板17,30並びにこれらの軸受板17,30にそれぞれ設けられた第1と第2の固定軸24,33を介して揺動可能に軸支されたタッチプレート11と、このタッチプレート11の頭部16の腹面部11bに前記第1の固定軸24及びタッチプレート側の可動軸37を介して軸支され、かつ、タッチプレート用バネ部材21のバネ力に抗して回転するタッチプレート11の揺動に追従して回動する駆動片36と、この駆動片36の駆動腕39が係合する係合孔44を有すると共に錠箱8に摺動自在に設けられた従動片41及び該従動片41とボルト部材12とを連結するリンク42とから成るボルト引込み用連係部材13とを備える扉錠の解錠機構。
- 請求項1に於いて、タッチプレート11は、切欠部15内にその下方部から上方部に至るにしたがって扉7の内壁面7aからやや斜め状態に突出するように第1及び第2の固定軸24、33を介して軸支されていることを特徴とする扉錠の解錠機構。
- 請求項1に於いて、駆動片36は、タッチプレート11の頭部16の腹面部11bに形成された第1の凹所27内に位置していると共に可動軸37に軸支された基部38と、この基部38から錠箱8に指向してタッチプレートから水平状態に常に突出する駆動腕39とから成り、前記基部38から下方へと延在する反対側の端部を枢支する第1の固定軸24は、タッチプレート11の頭部側壁に形成された案内長孔25を貫通していることを特徴とする扉錠の解錠機構。
- 請求項1に於いて、錠箱8には、さらに後退動したボルト部材12を一時的にロックする錠止機構Yが付設され、該錠止機構Yは、扉枠1側の磁石式起動手段6の磁極に対応して反発する第2永久磁石53を有するトリガー部材52と、このトリガー部材52を突出方向に常時付勢するトリガーバネ54と、トリガー部材52の後端部側とボルト部材12のボルト本体部12bとの間に枢軸56を介して横方向に配設されかつボルト部材12の係合部50に係合可能な係止爪55aを有するバー状ロック片55と、トリガー部材52の後端部に固定されたロック片用係合押圧片58と、前記バー状ロック片55を軸支する枢軸56に設けられたロックバネ57とを備えることを特徴とする扉錠の解錠機構。
- 請求項1に於いて、錠箱8には、さらに後退動したボルト部材12を一時的にロックする錠止機構Yが付設され、該錠止機構Yは、扉枠1側の受け金具部材2Aに摺接するローラ53Aを有するトリガー部材52Aと、このトリガー部材52Aを突出方向に常時付勢するトリガーバネ54と、トリガー部材52の後端部側とボルト部材12のボルト本体部12bとの間に枢軸56を介して横方向に配設されかつボルト部材12の係合部50に係合可能な係止爪55aを有するバー状ロック片55と、トリガー部材52の後端部に固定されたロック片用係合押圧片58と、前記バー状ロック片55を軸支する枢軸56に設けられたロックバネ57とを備えることを特徴とする扉錠の解錠機構。
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