JP3588453B2 - 車両ドアラッチ装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、車両ドアラッチ装置のダブルアクション機構に関するものであり、特に、アンチパニック機構を兼ねるダブルアクション機構に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来の一般的な車両ドアラッチ装置では、内側ロックボタンやリモコン等によるアンロック操作は、ドアの外側開扉ハンドルが開扉操作された状態では、正常に完了しない。このような状態を業界ではパニック状態と称していて、パニック状態になったときは、外側開扉ハンドルを非操作状態に戻してから、再度リモコン等でアンロックすることになる。
前記パニック状態を防止するアンチパニック機構を備えたドアラッチ装置も公知である(実開昭58−101949号公報・特開平11−324451号公報)。公知のアンチパニック機構は、外側開扉ハンドルの開扉操作によりアンロック操作が正常に完了しなくても、外側開扉ハンドルが非操作状態に戻されると、これに追従するようにアンロック状態への切替が完了するようにしたもので、これにより、再度のアンロック操作をすることなく2回目の開扉操作で開扉が可能となる。
また、従来、ドアラッチ装置がロック状態であるときに、ドアの内側開扉ハンドルが開扉操作されると、ラッチ装置をアンロック状態に切り替え、このアンロック状態で内側開扉ハンドルが再度開扉操作されるとラッチ装置を解放して開扉させるダブルアクション機構も公知である(特開2000−303731号公報・特開2001−271531号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記ダブルアクション機構と前記アンチパニック機構の双方を備えたドアラッチ装置は開発されていない。
これは、単にこの組み合わせが存在しないのではなく、組み合わせが困難であったからである。その理由は、前記ダブルアクション機構が内側開扉ハンドルに関連する機構であるのに対して、前記アンチパニック機構が外側開扉ハンドルに関連する機構であるからで、単純に組み合わせると、とても大きなラッチ装置となって実用的でなくなるからである。
【0004】
【課題を解決する手段】
よって、本発明は、ドアの外側開扉ハンドル30の開扉操作で待機位置Xから開扉作動位置Yに向けて変位するアウターオープンレバー28と、前記ドアの内側開扉ハンドル31の開扉操作で回転すると前記アウターオープンレバー28を変位させるインナーオープンレバー29と、前記ドアの内側ロックボタン38に連結されると共に不動のラッチボディ14又はバックプレート26にロック軸37により軸止されてアンロック位置Uとロック位置Lとに切り替るロックレバー36と、前記ロックレバー36が前記アンロック位置Uにあると前記アウターオープンレバー28の変位をラチェット13のラチェットピン24に伝達できる係合位置に前記ロック位置Lにあると前記アウターオープンレバー28の変位をラチェット13のラチェットピン24に伝達しない非係合位置に切り替るオープンリンク41とを有するものにおいて、前記インナーオープンレバー29には前記ロック位置Lにある前記ロックレバー36を前記インナーオープンレバー29が回転すると前記アンロック位置Uに切り替えるフックレバー50を設け、前記オープンリンク41の一端側は前記ロックレバー36に他端側は前記アウターオープンレバー28にそれぞれスロットとピンによりスライド係合させ、前記ロックレバー36と前記オープンリンク41との間には付勢バネ45を設けて前記オープンリンク41は前記ロックレバー36が前記ロック位置Lから前記アンロック位置Uに切り替えられても前記アウターオープンレバー28が前記開扉作動位置Yにあるときは前記係合位置に変位せずに前記付勢バネ45が圧縮され前記アウターオープンレバー28が前記待機位置Xに戻されると前記付勢バネ45の弾力で前記係合位置に切り替る構成とした車両ドアラッチ装置としたものである。
【0005】
【実施例】
図1は本発明によるドアラッチ装置の正面を示し、ドアラッチ装置は、ドア(図示なし)に取付られるラッチアッシー10と、車体(図示なし)に固定されるストライカ11とから構成される。ラッチアッシー10は、ドアが閉じられるとストライカ11と係合するラッチ12と、ラッチ12とストライカ11との係合を保持するラチェット13とを有する。ラッチ12は、ラッチボディ14の表面に形成された凹部15内に前後方向のラッチ軸16により回転自在に収納され、前記ラチェット13は凹部15内に前後方向のラチェット軸17により回転自在に収納される。
【0006】
前記ラッチ12はラッチバネ18の弾力により図1において時計回転方向に付勢され、前記ラチェット13は、ラチェットバネ19の弾力により反時計回転方向に付勢される。図1のラッチ12はラッチバネ18の弾力によりアンラッチ位置(開扉位置)にあり、ドアを閉扉位置に向けて移動させると、前記ストライカ11はラッチ12のU型溝20に当接し、これによりラッチ12は反時計回転し、ラッチ12がハーフラッチ位置まで回転すると、前記ラチェット13はラッチ12の第1ステップ21に係合してドアはハーフ閉扉位置となり、また、ラッチ12がフルラッチ位置に至ると、ラチェット13はラッチ12の第2ステップ22に係合して、ドアはフル閉扉位置に保持される。
【0007】
前記ラチェット13は、前記ラッチボディ14の開口23を介してラッチボディ14の裏面側に突出するラチェットピン24を有する。ラッチボディ14の表面には、前記凹部15に被せられる金属カバープレート25が固定される。カバープレート25は、図1において部分的に示されている。
【0008】
前記ラッチボディ14の裏面には、図2のように、金属バックプレート26が固定される。前記バックプレート26は、カバープレート25と略平行でラッチボディ14の裏面に固定される平行プレート26Aと、平行プレート26Aの室内側側部から後方に伸びるように屈曲させた屈曲プレート26Bとを備え、屈曲プレート26Bには、一体又は別体のサブプレート26Cが設けられる。サブプレート26Cはカバープレート25と略平行である。
【0009】
前記サブプレート26Cには、前記ラチェット軸17と同一軸芯の取付軸27によりアウターオープンレバー28(図5)及びインナーオープンレバー29(図6)を軸止する。アウターオープンレバー28は、図3のように、ロッド等を介してドアの外側開扉ハンドル30に連結し、外側開扉ハンドル30の開扉操作で待機位置Xから開扉作動位置Yに向けて反時計回転する。インナーオープンレバー29の室内側端部には、前記屈曲プレート26Bに軸止されドアの内側開扉ハンドル31にロッド等を介して連結される中継レバー32の端部を係合可能に臨ませ、内側開扉ハンドル31の開扉操作でインナーオープンレバー29が反時計回転するように構成する。
【0010】
前記アウターオープンレバー28は戻しバネ33(図2)により前記開扉作動位置Yから前記待機位置Xに弾力的に戻され保持される。アウターオープンレバー28には、インナーオープンレバー29の係合スロット34に係合する屈曲部35が設けられ、内側開扉ハンドル31の開扉操作でインナーオープンレバー29が反時計回転したときも、アウターオープンレバー28は開扉作動位置Yに向けて反時計回転する。
【0011】
36は前記ラッチアッシー10をロック状態とアンロック状態とに切り替えるロックレバーであり、前後方向のロック軸37によりラッチボディ14又はバックプレート26に軸止され、ドアの内側ロックボタン38に連結される。ロックレバー36の上方アーム39には支持ピン40が設けられる。支持ピン40はロックレバー36がロック位置Lにあるときは、図4のように、取付軸27の右方に位置するが、ロックレバー36がアンロック位置Uに切り替ると、取付軸27と同一軸芯上に変位し、このため、図3では示していない。
【0012】
前記支持ピン40は、図8、9のように、オープンリンク41(図7)に形成した支持スロット42にスライド自在に係合させる。オープンリンク41には、アウターオープンレバー28に形成したガイドスロット43にスライド自在に係合するガイドピン44を設ける。オープンリンク41は、アウターオープンレバー28が前記外側開扉ハンドル30又は内側開扉ハンドル31の開扉操作で反時計回転すると、ガイドスロット43とガイドピン44との係合により支持ピン40を中心に反時計回転する。
【0013】
前記支持ピン40と前記オープンリンク41との間には付勢バネ45が設けられる。付勢バネ45は、オープンリンク41のスタッド46に取付けられ、その一方の脚部45Aは支持ピン40に当接し、他方の脚部45Bはオープンリンク41の段部47に当接して、オープンリンク41を図8に示したように、支持ピン40が支持スロット42の右端側に位置するように弾力的に保持する(図3、4も同じ)。以下、この位置を通常位置と称し、これと反対に、図9のように、支持ピン40が支持スロット42の左端側なる位置は、後述する退避位置と称する。
【0014】
前記オープンリンク41の左方の室外側端部には、第1当接部48と第2当接部49とが設けられる。前記通常位置に保持されたオープンリンク41は、ロックレバー36がアンロック位置Uにあると、図3に示した係合位置となり、第1当接部48は、図3のように、前記ラチェットピン24と上下方向において係合可能に対峙する(図2も参照)。このアンロック状態において、アウターオープンレバー28が待機位置Xから開扉作動位置Yに移動して、オープンリンク41がガイドスロット43とガイドピン44との係合により支持ピン40を中心に反時計回転すると、第1当接部48がラチェットピン24に当接してラチェットピン24を下動させ、これにより、ラチェット13がラッチ12から外れてドアは開扉される。
【0015】
これに対して、ロックレバー36が内側ロックボタン38のロック操作でロック位置Lに切り替ると、オープンリンク41は左方にスライドして、図4のように、非係合位置に変位し、第1当接部48はラチェットピン24とは非対峙となる。このロック状態では、アウターオープンレバー28が待機位置Xから開扉作動位置Yに移動してオープンリンク41が反時計回転しても、ラチェットピン24を下動させることはできないから、ドアは開扉状態のまま保持される。
【0016】
前記オープンリンク41の前記第2当接部49は、ロックレバー36がロック位置Lにあるときに、前記アウターオープンレバー28が待機位置Xから開扉作動位置Yに移動すると、図4の状態から下方に変位して前記ラチェットピン24に対して左右方向において当接可能に対峙する。この状態においては、ロックレバー36がロック位置Lからアンロック位置Uに切り替えられても、図9のように、第2当接部49がラチェットピン24に当接するため、付勢バネ45が圧縮されるだけでオープンリンク41は非係合位置から係合位置には変位しない。このように、付勢バネ45を圧縮することで非係合位置に保持される位置が前記退避位置となる。
【0017】
50は逆L型のフックレバーであり、その上部はピン51で前記インナーオープンレバー29に軸止され、その下部には前記ロックレバー36に設けた係合ピン52に係合可能のフック部53を設ける。フックレバー50は、図4のロック状態において、内側開扉ハンドル31の開扉操作でインナーオープンレバー29が反時計回転すると、フック部53が係合ピン52に当接してロックレバー36をアンロック位置Uに変位させる。
【0018】
【作用】
(ダブルアクション機構)
図4のロック状態において、内側開扉ハンドル31の開扉操作でインナーオープンレバー29が反時計回転すると、係合スロット34と屈曲部35の係合によりアウターオープンレバー28は待機位置Xから開扉作動位置Yに向けて反時計回転し、アウターオープンレバー28のガイドスロット43にガイドピン44が係合しているオープンリンク41も反時計回転する。これと同時に、インナーオープンレバー29の反時計回転により、フックレバー50は上動してフック部53が係合ピン52を押し上げ、図8の状態からロックレバー36はアンロック位置Uに向けて反時計回転する。
【0019】
ロックレバー36がアンロック位置Uに向けて変位を始めると、ロックレバー36の支持ピン40は、付勢バネ45の弾力を介して、オープンリンク41を非係合位置から係合位置に向けて左方に押し出すが、オープンリンク41はアウターオープンレバー28と共に反時計回転もしているので、左方に移動したオープンリンク41の第2当接部49はラチェットピン24と当接する。オープンリンク41がラチェットピン24に当接すると、オープンリンク41はこれ以上左方には移動できないが、ロックレバー36は付勢バネ45を圧縮させることで更に反時計回転が可能で、この結果、図9のように、ロックレバー36はアンロック位置Uに変位する。
【0020】
ロック状態での内側開扉ハンドル31の開扉操作により、図9の状態になったら、内側開扉ハンドル31を非操作位置に戻す。すると、戻しバネ33の弾力でアウターオープンレバー28は待機位置Xに戻されて、オープンリンク41の第2当接部49はラチェットピン24から外れ、これにより、付勢バネ45の弾力によりオープンリンク41は左方に押し出されて係合位置に変位し、ラッチアッシー10は図3のアンロック状態となる。このように、ロック状態において内側開扉ハンドル31を操作してから戻すと、ドアは開扉されないがラッチアッシー10はロック状態からアンロック状態に切り替る。
【0021】
図3のアンロック状態において、再度、内側開扉ハンドル31を開扉操作すると、アウターオープンレバー28が反時計回転し、これにより、オープンリンク41はガイドスロット43とガイドピン44との係合により支持ピン40を中心に反時計回転し、オープンリンク41の第1当接部48がラチェットピン24に当接してラチェットピン24を下動させ、これにより、ラチェット13がラッチ12から外れてドアは開扉される。
【0022】
このように、本発明のラッチアッシー10は、ロック状態における内側開扉ハンドル31の第1開扉操作により、アンロック状態になり、アンロック状態における内側開扉ハンドル31の第2開扉操作により、解放されて、ドアは開扉となる。これがダブルアクション機構である。
【0023】
以上において、アウターオープンレバー28、インナーオープンレバー29、ロックレバー36、オープンリンク41、フックレバー50等のダブルアクション機構を構成する部材は、ラッチ12やラチェット13の回転面と平行の移動面を備えているので、ラッチボディ14の裏側にコンパクトに取付けることができる。
【0024】
(アンチパニック機構)
しかして、図4のロック状態において、外側開扉ハンドル30を開扉操作すると、アウターオープンレバー28は反時計回転して開扉作動位置Yに変位し、これにより、オープンリンク41はガイドスロット43とガイドピン44との係合により支持ピン40を中心に反時計回転するが、オープンリンク41の第1当接部48はラチェットピン24とは係合しないから開扉されない。この状態で、即ち、アウターオープンレバー28が開扉作動位置Yにあるときに、内側ロックボタン38をアンロック操作すると、ロックレバー36がアンロック位置Uに向けて変位を始め、ロックレバー36の支持ピン40は、付勢バネ45の弾力を介して、オープンリンク41を非係合位置から係合位置に向けて左方に押し出す。すると、オープンリンク41は第2当接部49がラチェットピン24と当接するので、オープンリンク41はこれ以上左方には移動できないが、ロックレバー36は付勢バネ45を圧縮させながらアンロック位置Uに変位して、図9の状態となる。
【0025】
しかして、図9の状態で、外側開扉ハンドル30をいったん戻すと、アウターオープンレバー28は戻しバネ33の弾力で待機位置Xに戻されて、オープンリンク41の第2当接部49はラチェットピン24から外れ、これにより、付勢バネ45の弾力によりオープンリンク41は左方に押し出されて係合位置に変位し、ラッチアッシー10は図3のアンロック状態となる。従って、外側開扉ハンドル30の開扉操作により内側ロックボタン38によるアンロック操作が正常に完了しなくても、外側開扉ハンドル30が待機位置Xに戻されると、これに追従するようにアンロック状態への切替が完了するから、内側ロックボタン38による再度のアンロック操作をすることなく、外側開扉ハンドル30による2回目の開扉操作で開扉が可能となり、パニック状態を円滑に解消できる。
【0026】
以上までの説明で理解できるように、本発明のアンチパニック機構は、前記ダブルアクション機構に内包される機能で、アンチパニック機構専用の部材を必要としない。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、ダブルアクション機構とアンチパニック機構の双方を備えた合理的なドアラッチ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドアラッチアッシーの正面図。
【図2】前記ドアラッチアッシーの断面図。
【図3】アンロック状態におけるレバー群を示す背面図。
【図4】ロック状態におけるレバー群を示す背面図。
【図5】アウターオープンレバーの背面図。
【図6】インナーオープンレバーの背面図。
【図7】オープンリンクの背面図。
【図8】ロック状態における要部説明図。
【図9】ダブルアクション機構及びアンチパニック機構の説明図。
【符号の説明】
10…ラッチアッシー、11…ストライカ、12…ラッチ、13…ラチェット、14…ラッチボディ、15…凹部、16…ラッチ軸、17…ラチェット軸、18…ラッチバネ、19…ラチェットバネ、20…U型溝、21…第1ステップ、22…第2ステップ、23…開口、24…ラチェットピン、25…カバープレート、26…バックプレート、26A…平行プレート、26B…屈曲プレート、26C…サブプレート、27…取付軸、28…アウターオープンレバー、29…インナーオープンレバー、30…外側開扉ハンドル、31…内側開扉ハンドル、32…中継レバー、33…戻しバネ、34…係合スロット、35…屈曲部、36…ロックレバー、37…ロック軸、38…内側ロックボタン、39…上方アーム、40…支持ピン、41…オープンリンク、42…支持スロット、43…ガイドスロット、44…ガイドピン、45…付勢バネ、45A…脚部、45B…脚部、46…スタッド、47…段部、48…第1当接部、49…第2当接部、50…フックレバー、51…ピン、52…係合ピン、53…フック部。
Claims (2)
- ドアの外側開扉ハンドル30の開扉操作で待機位置Xから開扉作動位置Yに向けて変位するアウターオープンレバー28と、前記ドアの内側開扉ハンドル31の開扉操作で回転すると前記アウターオープンレバー28を変位させるインナーオープンレバー29と、前記ドアの内側ロックボタン38に連結されると共に不動のラッチボディ14又はバックプレート26にロック軸37により軸止されてアンロック位置Uとロック位置Lとに切り替るロックレバー36と、前記ロックレバー36が前記アンロック位置Uにあると前記アウターオープンレバー28の変位をラチェット13のラチェットピン24に伝達できる係合位置に前記ロック位置Lにあると前記アウターオープンレバー28の変位をラチェット13のラチェットピン24に伝達しない非係合位置に切り替るオープンリンク41とを有するものにおいて、前記インナーオープンレバー29には前記ロック位置Lにある前記ロックレバー36を前記インナーオープンレバー29が回転すると前記アンロック位置Uに切り替えるフックレバー50を設け、前記オープンリンク41の一端側は前記ロックレバー36に他端側は前記アウターオープンレバー28にそれぞれスロットとピンによりスライド係合させ、前記ロックレバー36と前記オープンリンク41との間には付勢バネ45を設けて前記オープンリンク41は前記ロックレバー36が前記ロック位置Lから前記アンロック位置Uに切り替えられても前記アウターオープンレバー28が前記開扉作動位置Yにあるときは前記係合位置に変位せずに前記付勢バネ45が圧縮され前記アウターオープンレバー28が前記待機位置Xに戻されると前記付勢バネ45の弾力で前記係合位置に切り替る構成とした車両ドアラッチ装置。
- 請求項1において、前記アウターオープンレバー28と前記インナーオープンレバー29とは取付軸27により軸止し、前記ロックレバー36にはピン40を設け、前記オープンリンク41の一端側には前記ピン40がスライド係合するスロット42を設けて前記オープンリンク41は前記ピン40を中心に回転する構成とし、前記ピン40は前記ロックレバー36が前記アンロック位置Uに変位すると前記取付軸27と同一軸芯上に位置するようにした車両ドアラッチ装置。
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