JP4111586B2 - シャッター用電気錠 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシャッター用電気錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、箱型収納物(車輌用のガレージ、車輌の箱型荷台等)の開口部に左右一対のガイドレールを介して上下動可能に設けられたシャッターには、手動式の錠前が設けられている。このシャッター用錠前は、普通一般に見られるように、シャッターの下部中央部にキーシリンダーを取付け、一方、箱型収納物の床面或いは底壁面には、キーシリンダーの駆動軸と共に回転する鉤状係合片と係合するケース状の受け金具が設けられている。
【0003】
ところで、近年、盗難防止、シャッターの施錠及び解錠操作の容易性などの観点から、箱型収納物、特に車輌の箱型荷台に備えられたシャッターを施錠する錠前の一種として、シャッター用電気錠の出現が要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の要望に鑑み、第1の目的は、箱型収納物のシャッターの施錠及び解錠操作の容易性を図るために、シャッターを自動的に施錠及び解錠することができるシャッター用電気錠を提案することである。第2の目的は、錠ケース本体のコンパクト化を図ることができると共に、錠ケース本体のスペースを有効的に活用できるように施解錠機構を構成する各部材を合理的に組合わせることである。第3の目的は、シャッターを上げ下げした時に、施解錠機構の構成するラッチの後退動並びに回動をスムースに行えることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のシャッター用電気錠は、箱型収納物2の開口に上下方向に開閉可能に設けられたシャッター3に係合板7を突出状態に取付け、一方、前記係合板7と係脱するラッチ27を備えた錠ケース本体18を箱型収納物2の内壁に固定するシャッター用電気錠に於いて、前記錠ケース本体18内には、駆動手段20の駆動力により所定量回転することができるように軸支された受板30を有するラッチ用案内・回転阻止部材24と、前記受板の上端部に、その内端部が乗りかかると共に、支点用ラッチ軸45を含む上下のラッチ軸44、45を介して回転する並びにラッチ窓26から水平方向に後退動する前記ラッチ27と、内端部側に前記支点用ラッチ軸45に係脱可能な係止部61を有する係合回動片を含むラッチ用ロック部材54をそれぞれ設け、前記シャッター3の係合板7に前記ラッチ27の外端部が係合した時には、該ラッチ27が錠ケース本体18内に水平方向へと後退しないように前記係止部61が前記支点用ラッチ軸45に係合することを特徴とする。
【0006】
上記構成に於いて、ラッチ27の外端部は、錠ケース本体18のラッチ窓26から常時突出する係合頭部48であり、一方、ラッチ27の内端部は、前記係合頭部48に首状に連設する係合首部49であり、そして、受板30の上端部には、前記係合首部49の下面と摺接する案内ローラ32が軸支されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明のシャッター用電気錠Xを、図1で示すように箱型荷台2の後部開口に設けられたシャッター3を備えた車輌1に取り付けた一例で説明する。
【0008】
まず図1乃至図3を参照に車輌1について説明する。車輌1は、本実施例ではシャッター3を有する小型又は大型のトラックである。そこで、前記シャッター3は、箱型荷台2の後部開口に左右一対のガイドレール4、4を介し、上下方向に開閉可能に設けられている。これらのガイドレール4は、図2で示すように横断面の形状が軽ミゾ形鋼的であり、箱型荷台2の一部を構成するアングル状の縦枠5の内壁面5aに縦方向に固定されている。
【0009】
しかして、ガイドレール4とシャッター3の関係を図3を参照に説明すると、6はシャッター3の側壁下部に水平支軸を介して回転自在に設けられた滑車で、この滑車6はガイドレール4内に嵌り合っている。したがって、シャッター3は、左右の側壁下部にそれぞれ軸支された左右一対の滑車6並びに前記ガイドレール4を介して上下動する。
【0010】
次に図2を参照にシャッター3と電気錠Xのラッチとの係脱関係を説明する。シャッター3の側壁下部にはストライクに相当する係合板7が突出状態に取付けられている。この係合板7は、シャッター3の内壁面3aに固定されたアングル状の取付け板部8と、この取付け板部8に連設してガイドレール4側に所要の空間を有して延び、かつ、電気錠Xのラッチと係脱する窓状の係合孔10を有する係合板部9とから成る。そして、前記係合板部9の少くとも下部は、ラッチとのスムースな摺接関係を図る為に外側に折曲形成され、いわゆるアールを持たせている。一方、電気錠Xは、そのラッチがシャッター3の前記係合板7と係合するように箱型荷台2の後部に固定的に取付けられている。
【0011】
そこで、まず電気錠Xの外壁部材(錠箱)15は、図2及び図3で示すように箱型荷台2の下方後部の外側壁面2aに固定されるキーシリンダー14用の矩形状外側取付け板16と、この外側取付け板16と対向するように前記下方後部の内側壁面2bに固定される端面ハット形鋼の内側取付け板17を有する錠ケース本体18とから成る。
【0012】
次に図4及び図5を参照に、特に電気錠Xの内部構成について説明する。20は駆動手段の一例としてのソレノイドである。このソレノイド20は錠ケース本体18内に横設され、かつ、図示しない接続コードを介して車輌1に備えた制御装置に接続している。またソレノイド20は、本実施例では車輌1に搭載の図示しないバッテリーを電源としている。21はソレノイド20の作動杆で、この作動杆21は水平方向に伸縮動する。本実施例では例えば非電時に伸張し、一方、通電時には収縮する。ソレノイド20は、その作動杆21が錠ケース本体18内の中央部或いは中央部寄りの部位で伸縮動するように水平支持板22を介して錠ケース本体18内に支持されている。
【0013】
23は作動杆21の下方に位置するように錠ケース本体18に横設軸架された第1固定軸である。24はこの第1固定軸23に下端部が軸支され、かつ、中央部が作動杆21の突出先端部に設けられた駆動ピン25に軸支されたラッチ用案内・回転阻止部材である。このラッチ用案内・回転阻止部材24は、例えば作動杆21が伸長した時於いて、錠ケース本体18の一側壁18aの上部に形成されたラッチ窓26を進退動するラッチ27を水平方向に案内するラッチガイド機能と、シャッター3を開けようとする場合にラッチ27の回転を阻止するラッチ回転阻止機能とを有する。
【0014】
しかして、図4を参照にラッチ用案内・回転阻止部材24の形態
(構成)の一例について説明すると、30はソレノイド20の作動杆21が伸縮動すると第1固定軸23を支点に多少回転する2枚の対向的受板で、これらの受板30は作動杆21を挟むように第1固定軸23に軸支されている。これらの対向的受板30、30は、作動杆21の先端の下方に位置する連結(部)板31を介して一体的に形成されている。また32は対向的受板30の上端部内に水平軸33を介して回転自在に設けられ、かつ、ラッチ27の下面を支持する案内ローラである。また34は対向的受板30の一枚の下部に交差方向に延びるやや細幅のスイッチ用押当て部で、このスイッチ用押当て部34は、錠ケース本体18内に適宜に配設された施解錠信号検出スイッチ35に対して「オン」、「オフ」させることができる。さらに、36は同じく対向的受板30の一つの上部に適宜に横方向に折曲して延設し、かつ、キーシリンダー14側の手動用作動片28の係合腕29と係合可能な係合受け部である。この係合受け部36は上方に指先状に延びている。
【0015】
次に38はラッチ用案内・回転阻止部材24を作動杆21の伸長方向へと付勢する第1の付勢バネである。この第1の付勢バネ38は第1固定軸23に巻装され、その一端部は案内・回転阻止部材24の連結板31の上端縁部に圧接し、一方、他端部は錠ケース本体18の底壁18b寄りの位置に水平に設けられたバネ受けピン39に支持されている。
【0016】
次に40は錠ケース本体18内の上部に横設軸架された第2固定軸で、この第2固定軸40には、上向きコ字型のクリック片41が軸支されている。そして、このクリック片41とラッチ用案内・回転阻止部材24の係合受け部36との間には、前述した手動用作動片28が回動可能に配設されている。
【0017】
次に電気錠Xのラッチ27の構成について説明する。ラッチ27は、外壁部材(錠箱)15を構成する錠ケース本体18に適宜形成された複数個の水平的案内部42、43並びにこれらの水平的案内部42、43にそれぞれ係合する複数個のラッチ軸44、45を介して後退動する。またラッチ27は、下方に位置するラッチ軸45を支点に回転することができるように錠ケース本体18に軸支されている。
【0018】
しかして、前記水平的案内部42、43は、錠ケース本体18内の上部寄りの部位に位置する第1水平的案内部42と、錠ケース本体18内の中央部寄りの部位に位置する第2水平的案内部43とに一応区分けされ、前記第1水平的案内部42はやや「ヘ」の字状に形成されている。なお、これらの水平的案内部42、43は、水平溝、水平切欠部、設計如何によっては水平突起部が採用される。
【0019】
ところで、ラッチ27の全体的な外観形状は図4に示す通りである。この図4及び図5を参照にすると、ラッチ27は、少くとも3枚の係合板を一体的に結合することにより構成されている。すなわち、47は一対の対向係合板で、これらの対向係合板47、47はそれぞれ人体の頭部に相当する係合頭部48と、この係合頭部48の下部に前述した案内・回転阻止部材24の係合受け部36に向かって延びた係合首部49とから成り、前記係合首部49の前側下部には、支点用ラッチ軸45が取付けられた半円弧状部が形成されている。また51は一対の対向係合板内に設けられた周壁係合板で、この周壁係合板51の頭部の後側に相当する部位は一対の対向係合板47内に入込んで固定され、第2固定軸40に巻装されたラッチ用付勢バネ52の一端部を受けるバネ端受け部と成っている。また周壁係合板51の係合首部49の後側下部は、案内・回転阻止部材24の案内ローラ32に乗りかかる摺接面と成っている。
【0020】
しかして、ラッチ27は前記ラッチ用付勢バネ52のバネ力により、その係合頭部48が錠ケース本体18のラッチ窓26から常時飛び出る方向に付勢され、前記頭部48の前面部は、図5で示すように傾斜状に形成されている。
【0021】
次に少くともラッチ27の後退動を阻止する機能を有するラッチ用ロック部材54について説明する。ラッチ用ロック部材54は、錠ケース本体18のラッチ窓26よりも下方に位置する窓状貫通孔55に対して出没するように錠ケース本体18に第3固定軸56を介して軸支され、かつ、前述したシャッター3の下端部との当接を介し、シャッター3の係合板7の係合孔10に自動的に係合したラッチ27の後退動を阻止する。
【0022】
しかして、本実施例のラッチ用ロック部材54は、前記第3固定軸56を支点に回転する2個の係合回動片57、58を係合状態に組合わせ、かつ、これらの2個の回動片を互いに開く方向に付勢する図示しないバネ部材で構成されている。すなわち、57は下降するシャッター3の下端部(正確にはシャッター3を構成する係合板7)に摺接すると、錠ケース本体18の内部側に後退する第1係合回動片である。この第1係合回動片57は、やや扇状に形成され、その両側壁の内端部位には第2係合回動片58の複数個の弧状案内部59にそれぞれ係合する突起軸60が設けられている。図4で示すようにこの第1係合回動片57はやや扇状に形成された2枚で1組の第2係合回動片58内に回動自在に設けられている。前記第2係合回動片58はその側壁に前述した弧状案内部59を有すると共に、内端部側の斜辺部にはラッチ27のラッチ軸45と係脱可能な凹所状係止部61が形成されている。前述したように特に図示しないが第1係合回動片57と第2係合回動片58にはバネ部材の端部がそれぞれ適宜に圧接する。
【0023】
したがって、第1係合回動片57は錠ケース本体18の外部側へ付勢されているので、その外端部は錠ケース本体18の貫通孔55から常時突出し、一方、第2係合回動片58は錠ケース本体18の内部側に付勢されているので、図5を基準にすると、第1係合回動片57の突起軸60は、弧状案内部59の右側内壁面に圧接している。つまり、第2係合回動片58は、その凹所状係止部61がラッチ27のラッチ軸45と係合する方向に常時付勢されている。なお、2個の係合回動片57、58を互いに開く方向に付勢する図示しないバネ部材は、例えば第3固定軸56に巻装される。なお、符号63は第2係合回動片58の動きによって「オン」、「オフ」する第2のスイッチ部材である。
【0024】
上記第1実施例の構成に於いて、図5乃至図12を参照にシャッター3の係合板7との関係について説明する。
【0025】
まず図5は電気錠Xの駆動手段20が非通電状態の場合であり、かつ、シャッター3の係合板7が、例えば図2で示すように離れた位置に存する場合である。この場合に於いて、駆動手段20の作動杆21は伸長している。これによりラッチ用案内・回転阻止部材24は略垂直状態に位置している。またラッチ27はラッチ用付勢バネ52のバネ力によりラッチ窓26から飛び出ている。さらに、ラッチ用ロック部材54も図示しないバネ部材のバネ力により窓状貫通孔55からラッチ27と同様に飛び出ている。
【0026】
次に図6は、図5に於いて、シャッター3が下降し、その係合板7の下端部がラッチ27の係合頭部48に摺接している状態である。この場合に於いて、駆動手段20の作動杆21は伸長したままの状態なので、ラッチ27は案内・回転阻止部材24の案内ローラ32に案内されながら、かつ、ラッチ用付勢バネ52のバネ力に抗しながら錠ケース本体18の内部へと水平移動する。
【0027】
次に図7及び図8は、図6に於いて、さらにシャッター3が下降し続け、その係合板7の下端部が第1係合回動片57の外端部側の斜辺部を押圧している状態である。この場合に於いて、錠ケース本体18の内部へ後退したラッチ27はそのままの状態であり、ラッチ用ロック部材54のみが錠ケース本体18の内部に後退する。
【0028】
しかして、ラッチ用ロック部材54の第1係合回動片57が第3固定軸56を支点に矢印で示すように時計方向に回転すると、これに共働して第2係合回動片58も図示しないバネ部材のバネ力により同様に同方向に回転する。
【0029】
図9は、図8に於いて、さらにシャッター3が下降し、その係合板7の係合孔10がラッチ27の係合頭部48と係合し始めた所である。この時ラッチ27はラッチ用付勢バネ52のバネ力により、矢印で示すように錠ケース本体18の外部へ水平移動し始める。この時第2係合回動片58の凹所状係止部61は、まだラッチ27の小突起部27aと係合していない。
【0030】
図10は、図9に於いて、ラッチ27が係合板7の係合孔10に完全に係合した状態である。この時2係合回動片58の凹所状係止部61は、ラッチ27の下方のラッチ軸45と係合する。したがって、ラッチ27の係合頭部48に手を当て、該ラッチ27を錠ケース本体18内に押し込もうとしても、ラッチ27はラッチ用ロック部材54に阻止されているため、錠ケース本体18内に後退しない。またシャッター3を持ち上げようとしても、ラッチ27はラッチ用案内・回転阻止部材24に阻止されているため、係合解除の反時計方向へは回転しない。
【0031】
最後に図11及び図12は、駆動手段20が通電状態になった場合に於いて、シャッター3を持ち上げた時の作動状態を示す各説明図である。これらの図面から明らかなように、駆動手段20が通電状態になると、その作動杆21が収縮し、その結果、略垂直状態に位置していたラッチ用案内・回転阻止部材24は、反時計方向に多少回転して傾倒状態になる。したがって、シャッター3を持ち上げると、ラッチ27は下方のラッチ軸45を支点に反時計方向に一旦回転し、その後元の状態に復帰する。またラッチ用ロック部材54はシャッター3の係合板7の上昇に追従して反時計方向に回転し、その第1係合回動片57の外端部側が窓状貫通孔55から飛び出る。
【0032】
【実施例】
この欄では図13及び図14を参照にし、第1実施例を当業者の立場から設計変更可能な主な点について指摘する。なお、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を、また設計変更した各部材については第1実施例と同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
(a)まずラッチ用ロック部材54Aの第1及び第2係合回動片57A、58Aの形状である。すなわち、第1係合回動片57Aの内端部の下部に、第2のスイッチ部材63Aの可動接片に押圧的に接触する指先状突起部65を設けた点が異なる。また第1及び第2係合回動片57A、58Aの半径をそれぞれ略同一にし、かつ、ラッチ27のラッチ軸45が滑動する前記第2係合回動片58Aの内端部側の斜辺部66を半径方向に突起状に延設した点である。
(b)次に第1及び第2係合回動片57A、58Aを互いに開く方向へと付勢するバネ部材を第3固定軸56に複数個巻装した点である。すなわち、図14を基準にすると、第3固定軸56の左側に巻装された左側バネ67は、その一端部は第1係合回動片57Aの突起軸60に圧接し、一方、他端部は第2係合回動片58Aの斜辺部66側の内壁に圧接している。したがって、第1係合回動片57Aが錠ケース本体18A内に後退動すると、第2係合回動片58Aは前記左側バネ67のバネ力によりラッチ軸45方向へと浮上回転する。また第3固定軸56の右側に巻装された右側バネ68は、その一端部は錠ケース本体18Aの一側壁18aの内壁面に圧接し、一方、他端部は水平方向に折曲した状態で第1係合回動片57Aの内端部側の斜辺部に圧接している。したがって、第1係合回動片57Aは右側バネ68のバネ力により、その外端部が窓状貫通孔55から常時突出する方向に付勢されている。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては、箱型収納物のシャッターの施錠及び解錠操作の容易性を図るために、シャッターを自動的に施錠及び解錠することができるシャッター用電気錠を提案し、従来の要望(盗難防止、シャッターの施錠及び解錠操作の容易性など)を満たすことができる。また本発明は、錠ケース本体のコンパクト化を図ることができると共に、錠ケース本体のスペースを有効的に活用することができる。さらに、本発明はシャッターを上げ下げした時に、ラッチの後退動並びに回動がスムースであると共に、シャッターを閉めた時にラッチを合理的に仮施錠或いは本施錠することができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図12は本発明の実施の形態を説明するための第1実施例に基づく各説明図。図13及び図14は、第1実施例の一部を設計変更した各説明図である。
【図1】本発明の実施の形態の一例を説明するための概略説明図。
【図2】図1に於いて、シャッターと電気錠との関係を示す斜視からの一部切欠の説明図。
【図3】図1に於いて、シャッターと電気錠との位置関係を概略断面説明図。
【図4】斜視から見た電気錠の概略説明図。
【図5】正面から見た電気錠の概略説明図。
【図6】図5に於いて、シャッターが下降し、係合板がラッチに摺接している状態の説明図。
【図7】図6に於いて、さらにシャッターが下降し続け、係合板が第1係合回動片の外端部側の斜辺部を押圧している状態の説明図
【図8】図7に於いて、さらにシャッターが下降し続け、係合板が第1係合回動片の外端部側の斜辺部を押圧している状態の説明図
【図9】図8に於いて、さらにシャッターが下降し、係合板がラッチと係合し始めた状態の説明図。
【図10】図9に於いて、ラッチが係合板に完全に係合した状態の説明図。
【図11】駆動手段が通電状態になった場合に於いて、シャッターを持ち上げた時の作動状態を示す説明図
【図12】図11に於いて、シャッターをさらに持ち上げた時の作動状態を示す説明図
【図13】第1実施例の一部を設計変更した図5と同様の説明図。
【図14】図13に於いて、右側から見た概略説明図。
【符号の説明】
X…電気錠、1…車輌、2…箱型荷台、3…シャッター、4…ガイドレール、5…縦枠、6…滑車、7…係合板、8…取付け板部、9…係合板部、10…係合孔、14…キーシリンダー、15…錠箱、18、18A…錠ケース本体、20…駆動手段、21…作動杆、23…第1固定軸、24…ラッチ用案内・回転阻止部材、25…駆動ピン、26…ラッチ窓、27…ラッチ、28…手動用作動片、29…係合腕、30…受板、31…連結板、32…案内ローラ、33…水平軸、34…押し当て部、36…係合受け部、38…第1の付勢バネ、40…第2固定軸、41…クリック片、42、43…水平的案内部、44、45…ラッチ軸、47…対向係合板、48…係合頭部、49…係合首部、51…周壁係合板、52…ラッチ用付勢バネ、54、54A…ラッチ用ロック部材、55…貫通孔、56…第3固定軸、57、57A…第1係合回動片、58、58A…第2係合回動片、61…係止部、63、63A…第2のスイッチ部材、65…指先状突起部、66…斜辺部、67…左側バネ、68…右側バネ。

Claims (4)

  1. 箱型収納物2の開口に上下方向に開閉可能に設けられたシャッター3に係合板7を突出状態に取付け、一方、前記係合板7と係脱するラッチ27を備えた錠ケース本体18を箱型収納物2の内壁に固定するシャッター用電気錠に於いて、前記錠ケース本体18内には、駆動手段20の駆動力により所定量回転することができるように軸支された受板30を有するラッチ用案内・回転阻止部材24と、前記受板の上端部に、その内端部が乗りかかると共に、支点用ラッチ軸45を含む上下のラッチ軸44、45を介して回転する並びにラッチ窓26から水平方向に後退動する前記ラッチ27と、内端部側に前記支点用ラッチ軸45に係脱可能な係止部61を有する係合回動片を含むラッチ用ロック部材54をそれぞれ設け、前記シャッター3の係合板7に前記ラッチ27の外端部が係合した時には、該ラッチ27が錠ケース本体18内に水平方向へと後退しないように前記係止部61が前記支点用ラッチ軸45に係合することを特徴とするシャッター用電気錠。
  2. 請求項1に於いて、ラッチ27の外端部は、錠ケース本体18のラッチ窓26から常時突出する係合頭部48であり、一方、ラッチ27の内端部は、前記係合頭部48に首状に連設する係合首部49であり、そして、受板30の上端部には、前記係合首部49の下面と摺接する案内ローラ32が軸支されていることを特徴とするシャッター用電気錠。
  3. 請求項1に於いて、ラッチ用ロック部材54は、固定軸を支点に回転する2個の第1及び第2係合回動片57、58を係合状態に組合せ、かつ、これらの係合回動片57、58を互いに開く方向に付勢するバネ部材で構成されていることを特徴とするシャッター用電気錠。
  4. 請求項1に於いて、箱型収納物2は、車輌1の箱型荷台2である
    ことを特徴とするシャッター用電気錠。
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