JP4107489B2 - リソグラフシート用のアルミニウム合金 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、良好な機械的性質と良好な電解砂目立て(electrograining)特性を有するリソグラフシートに加工するのに適したアルミニウム合金に関する。
【0002】
現在のリソグラフシート市場は、主として1000系および3000系のアルミニウム合金の範囲から製造された製品から成る。1000系のアルミニウム合金の電解砂目立てには、硝酸や塩酸の両方の電解液を用いることができ、一般に良好な砂目立ての感受性を示す。3000系のアルミニウム合金は、主としてAA3103が、印刷機により大きい強度を要求される場合に用いられるが、この合金は、塩酸中で砂目立てが可能なだけで、それさえ全ての製版業者で要求されているわけではない。
【0003】
高品質の市場で用いられる大型で高速の印刷が出現したときに、本願出願人は、AA1050Aの良好な砂目立ち感受性と、AA3103の強度特性とを兼ね備えたプレート用の合金が必要であることに気付いた。
【0004】
AA1050Aのような現存の合金は、完成した印刷原版を提供するために用いられる「焼付け(stoving)」工程で、悪影響を受ける。焼付けは、強度に冷間加工された金属の回復や再結晶を引き起こして、リソグラフシート材の強度を低下させ歪みを引き起こすことが知られている。引き起こされるであろう歪み量の有用な指標は、焼付けによって引き起こされる最大引張り強度(UTS)又は耐力(PS)の変化を測定することによって得られる。大きな強度損失は、許容不可能な歪みレベルと、使用中の取り扱いや据付けの困難さと、を示している。
【0005】
本発明の第1の態様は、リソグラフシートに加工するのに適したアルミニウム合金を提供することであり、該合金は、組成が重量%で、
Mg 0.05〜0.30
Mn 0.05〜0.25
Fe 0.11〜0.40
Si 0.25以下
Ti 0.30以下
B 0.01以下
Cu 0.01以下
Cr 0.03以下
Zn 0.15以下
不可避の不純物 各0.05以下、 総計で0.15以下
Al 残部
のアルミニウム合金である。
【0006】
上記アルミニウム合金は、良好な機械的特性および電解砂目立て特性のみでなく、含有する合金元素がAA3103に比べて少量なので比較的安価である。さらに、この合金は、約240℃の温度で、270℃でさえ焼付け又は加熱した時に生じる軟化に耐えることがわかった。
【0007】
比較的少量のマグネシウムとマンガンにより、塩酸中で、好ましくはある例では硝酸中で、適切に電解砂目立てを可能にしながら、機械的性質が十分に向上できることは、特に驚くべきことである。
【0008】
マグネシウムは、好ましくは0.06〜0.30重量%、さらに好ましくは0.10〜0.30重量%存在している。マグネシウムは、合金の加工硬化に影響する元素である。しかしながら、マグネシウムの量が増加しすぎると、特に硝酸による電解砂目立てが、しだいに困難になる。
【0009】
マンガンは、0.05〜0.25重量%存在しているが、好ましくは0.05〜0.20重量%存在している。いずれの場合にも、マンガン含有量の下限は、状況に応じて0.06重量%がよい。マンガンは、冷間圧延のままのシートと比較すると、最大の焼付け強度と最小の強度低下とを与える。マンガン含有量の最適上限は、所望の耐焼付け性と、電解砂目立ての後の好ましからざる縞模様及び変色と、のバランスによって決定される。
【0010】
銅は、好ましくは0.005重量%以下で、より好ましくは、0.003重量%以下含まれる。
【0011】
チタンは、総量が0.03重量%以下存在する。好ましくは、0.028重量%以下のチタンが遊離して、すなわち、チタンが固溶体中に存在して、例えばホウ化物TiBのように結合していない状態である。好ましくは、チタンは、総量が0.015重量%以下、より好ましくは、0.010重量%以下存在する。一般にチタンが低濃度であるのが、良好な砂目立ちには好ましい。細粒子剤は、存在してもしなくてもよいが、もし、存在するならば、処女金属中に見出されるよりいくらか多量のチタンが存在する。もし遊離チタン含有量があまりにも高いなら、それは、形成済みリソグラフシートを、塩酸中では砂目立てできたとしても、硝酸中で砂目立てする能力に悪影響を及ぼすことが見出された。好ましくは、チタンの濃度は、制御する必要がある。もしあまりにも多くの遊離チタンが存在すると砂目立ちに悪影響を及ぼすが、ホウ素と結合したチタンは、有害ではない。
【0012】
ホウ素は、好ましくは0.002重量%以下存在する。
1つの実施形態において、亜鉛は、0.05重量%以下の量存在することができる。これとは別に、0.01〜0.15重量%の範囲の亜鉛含有量は、合金が硝酸中で電解砂目立てによって十分に砂目立てできるようにするのに、有効であることが見出された。そのような実施形態では、合金の亜鉛含有量は、一般的に0.01〜0.1重量%の範囲であり、さらに好ましくは約0.01〜0.08重量%の範囲である。特に好ましい亜鉛含有量は、0.015〜0.06重量%の範囲で、さらに好ましいのは約0.02〜約0.05重量%の範囲である。
【0013】
ジルコニウムは、通常は0.019重量%以下の量存在しており、例えば0.015重量%以下で、特に0.005重量%以下存在している。好ましい実施形態では、ジルコニウムの意図的な添加はしていない。
【0014】
1つの実施形態では、鉄は0.20〜0.40重量%の範囲の量存在している。ケイ素は、0.05〜0.15重量%の量だけ存在しており、例えば0.09〜0.15重量%である。そのような合金は、圧延のまま(as-rolled)及び焼付けの両方の実施形態において良好な強度特性を示すことが見出されて、そしてリソグラフシートの多量生産に使用するのに適度な費用効果がある。
【0015】
固溶体中のケイ素は、電解砂目立ち中のリソグラフシートの感受性を変える。ケイ素存在量があまりにも少ないと、砂目立ち中にあまりにも多くのピットが形成され、シート表面が、リソグラフシートに適さなくなる。もしケイ素存在量があまりにも多いと、電解砂目立ち中にあまりにも少ないピットしか形成されず、さらにそれらのピットは非常に大きくなる。
【0016】
固溶体中の鉄は、電解砂目立ちに関して、ケイ素と同様の効果を有する。さらに、鉄は、リソグラフシート中で、粒子として存在している金属間化合物相を形成する。鉄含有粒子の存在量があまりにも多いと、砂目立ちに有害である。
【0017】
本発明の第2の態様によれば、アルミニウム合金から成るリソグラフシートを提供することである。本発明のいくつかの実施形態では、硝酸中での電解砂目立ちの能力にとってチタンの存在が不可欠ではないことを、心に留めておくべきであるが、そのようなリソグラフシートでは、チタンは、リソグラフシートが硝酸で電解砂目立ち可能となるのに十分な量だけ存在することができる。一般に、遊離チタンは、0.028重量%以下存在するのが好ましいが、硝酸中で砂目立ちするためには、ほんの0.019重量%以下、例えば0.015重量%以下存在すればよい。1つの実施形態においては、TiBは、170ppm以下で存在するが、もっと高くすることもできる。
【0018】
本発明の他の態様は、上記のアルミニウム合金から成るDC鋳造インゴットを提供することである。
本発明のさらなる態様は、上述のようなアルミニウム合金を加工する方法を提供することであり、そのような方法は、鋳造、選択的に均質化、選択的に熱間圧延、冷間圧延、選択的に中間焼鈍の工程を含んでいる。
【0019】
1つの実施形態では、鋳造工程は、DC鋳造工程である。DC鋳造インゴットは、均質化工程の前に表面を削られる。均質化は、固溶体中に適切な量の鉄とマンガンとを取り込むのに用いられている。他の鋳造の選択には、ロール鋳造法やベルト鋳造法が含まれる。もし、これらの連続鋳造法を用いると、均質化および面削は必要ではなくなる。その理由は、連続鋳造での高速冷却は、固溶体中に多量の鉄やマンガンを保持するからである。
【0020】
鋳造後で熱間圧延前の熱処理は、焼付け時の強度損失および電解砂目立てへの感受性の両方に影響を与える。ある程度、上記2つの効果は矛盾しているので、最適条件の処理を見出さなくてはならない。2つの選択可能な均質化が考えられる。第1の均質化法は、タイプ2と呼ばれる2段階均質化法である。この均質化法には、アルミニウム合金を圧延温度よりも高い温度まで徐々に加熱し、その温度を保持することを含む。この温度まで加熱する間およびその温度で保持している間、マンガンは固溶する。次に、インゴットは、熱間圧延温度まで冷却されて、そして、その温度でいくらかの時間だけ保持した後に、又はその温度に達してすぐに、圧延される。冷却中に、いくらかのマンガンは、固溶体中から溶出するが、その過程は遅いので、多くのマンガンは過飽和固溶体中に残存するであろう。これにより、次の焼付け中での強度損失は低減するが、電解砂目立ての感受性を害する傾向がある。この処理の一例としては、550〜610℃に徐々に加熱して、その温度範囲で通常は1〜10時間保持する。続いて、圧延温度まで冷却して、450〜550℃の間で熱間圧延を行う。もう一つの方法としては、均質化を、加熱−圧延操作(heat-to-roll)(タイプ1と呼ぶ)で行うことができる。これには、鋳造のまま(そして面削した)アルミニウム合金を、熱間圧延の温度まで、通常は450〜550℃まで傾斜加熱し、次いで熱間圧延の前にその温度で1〜16時間だけ保持する合金加熱工程を含む。この処理は、タイプ2の処理に比べて、エネルギーの消費が少なく且つ所要時間が短いので、より安価になる。しかしながら、タイプ1の処理は、マンガンの固溶量が最小になる。これは、電解砂目立てには有利であるが、続く焼付け工程で強度損失が大きくなる。焼付け後の強度と良好な電解砂目立てとの最適な組み合わせを達成するために、これら2つの処理の変形又は組み合わせが必要である。
【0021】
中間焼鈍工程がある場合、その工程は、熱間圧延後すぐに、または冷間圧延の過程で行われる。中間焼鈍は、バッチ式の中間焼鈍として行うことができて、その場合には、300〜500℃で、例えば1〜5時間で行われるのが好ましい。代わりとして、中間焼鈍は、連続的に行うことができ、その場合には、450〜600℃で、好ましくは10分以内で、例えば5分以下で行われるのが好ましく、さらに1分以下で行われるのがより好ましい。好ましくは、少なくとも強制空気焼入れを用いる。固溶体中にマンガンや鉄を保持するために、急速に冷却するのが好ましい。
【0022】
1つの実施形態では、冷間圧延でのシートの厚さ減少率は、30%より大きく、好ましくは50%より大きい。
【0023】
電解砂目立ち工程も、具備することができる。アルミニウム合金は、塩酸で電解砂目立ちできることが好ましく、さらに、塩酸と硝酸の両方で可能であるのがより好ましい。
【0024】
さらに、提供できる次の工程には、陽極酸化と焼付けがある。試し焼付け(stoving trials)は、印刷前に感光性被膜を硬化するために行われ、一般には、240℃で10分間、または、270℃で10分間で行われる。下記の実施例では、焼付けは、プレートを240℃で10分間の加熱、又は実施例中で記されているように270℃で10分間の加熱、という模擬実験がされている。印刷業者は、10分未満で使用し、連続オーブンでは典型的には3分で、他のものでは7分までであり、それゆえに、試し焼付けは、著しく厳格な試験であり、それは、軟化の程度が焼付け時間と焼付け温度の両方によって上昇するからである。プレートは、微細組織の回復メカニズムと再結晶とを経て軟化し、そしてプレートの固有の異方性とが平坦外れの問題を生ずる。上述のように、本発明は、そのような問題を最小化する。一般に、可能な限り小さい耐力の低下が要求される。
【0025】
本発明のさらなる態様は、上記の合金から形成されたアルミニウム金属のリソグラフシートを、硝酸電解質中で、全電荷入力約82kC/mが印可されるまで電解砂目立てをすることを含み、表面にピット構造を含むリソグラフシートの形成方法を提供することである。全電荷入力は、約87kC/mであるのが好ましい。ピット構造は、材料表面の全体を覆い、次に続く陽極酸化および後陽極処理により良好な耐磨耗性と保水性と共に感光性被膜が良好に接着するのに十分な表面粗さを与える。
【0026】
本発明を、添付の図面を参照して、そして図解されたように説明する。
【0027】
実施例1.(比較例)
規格AA1050Aを基礎にした一連の合金は、種々の元素を単一添加したときの引っ張り特性への効果と、そして電解砂目立ての感受性への効果を見るために、実験室で鋳造されて圧延されて、そして電解砂目立てされた。用いた比較例を表1に示す。
【0028】
【表1】
Figure 0004107489
【0029】
表1に与えられた組成は、有意の数値に四捨五入されており、また、Stdとは、典型的なAA1050Aであり、組成を記載している。
圧延用ブロックは、ほぼ厚さ70mm、幅180mm、長さ200mmであり、大きいブックモールド内で鋳造したインゴットを面削した。圧延用ブロックは、熱間圧延の前に、溶質を平衡させるため、600℃まで緩やかに加熱してそのまま数時間保持し、次いで2時間で500℃まで冷却してそのまま10時間保持して、均質化させた。これらの2段階均質化は、タイプ2の予備加熱の一例である。圧延用ブロックは、最終温度約150℃で中間厚みの約9mmまで熱間圧延されて、その後に空冷された。続いて、寸法約2mmのときに450℃まで加熱して2時間保持する中間焼鈍と共に、最終厚みの0.3mmまでの冷間圧延が行われた。最終寸法のシートの引張り特性は、240℃、10分間の試し焼付け処理の前および後で、(圧延方向に対して)縦方向と横方向とで測定された。
【0030】
図1aと1bとは、圧延のままの(H18)条件と、マンガンとマグネシウムを添加するために焼付けした後のシートとで、最終寸法での耐力と引張り特性とをそれぞれ示している。少量のマグネシウムの添加によっても、十分な加工硬化の効果が与えられて、それにより圧延のままの強度が、より高くなることがわかった。しかしながら、焼付けにより強度の急低下も大きい。最大の焼付け強度(そして最小の強度低下)は、マンガンを含有する合金である。
【0031】
実施例2.
さらなる実験は、広範囲でのマグネシウムとマンガンとの添加の組み合わせを調べるために、行われた。
一連の鋳造ブックモールド合金を表2に示す。
【0032】
【表2】
Figure 0004107489
【0033】
表2で与えた組成は、有意の数値に四捨五入されており、また、Stdとは、典型的なAA1050Aであり、添加物を記載した。
圧延用ブロックは、実施例1での記載と同様の方法で形成された。上記のような通常の2段階予備加熱に加えて、一組のブロックでは、加熱−圧延操作によって均質化(タイプ1)を行った。これは、圧延温度の500℃までの傾斜加熱と、その温度での数時間の保持(全加熱サイクルは約16時間)とを含んでいる。圧延用ブロックは、上記と同様にH18条件の材料を得るために中間焼鈍をして、又は、H19条件の材料を得るために中間焼鈍をせずに、最終寸法まで圧延した。H19のルートがより経済的であり、そしてH18のルートが溶質と粒子の構造を制御する機会を与えており、それゆえ、最終寸法製品の焼付け感受性と表面の縞模様を与える。
【0034】
最終寸法におけるこれらの材料の機械的特性は、焼付け処理前および焼付け処理後について、図2(H18)および図3(H19)に記載している。最高の組成において、焼付け後のH18の強度は、H19材料での最高の組成の強度よりも低いことがわかるを。
他の結論は、
・一般的に、タイプ1の予備加熱は、タイプ2の予備加熱に比べて、低い焼付け強度を与える。
・H19処理は、一貫して高い圧延強度を与える。
・タイプ2の予備加熱は、軟化の間に最小の強度低下を与える。これは、ディスパーソイドでなく溶質を介して制御された回復と矛盾がない。
【0035】
実施例3.
実施例1および2で記載したのと同様な方法により、同じ鋳造品から調製した最終寸法の試料を、3%の水酸化ナトリウム溶液で60℃で10秒間で前洗浄して、実験室用のツインセルシステムにより液体接触形態の操作で電解砂目立てした。電解液は1%硝酸であった。印可電圧は、交流14V(従来式の正弦波電源)であった。各電極間の間隔は、15mmで、対極は、従来の工業用含浸グラファイトであった。この配置は、標準的な1050Aリソグラフ級品質の金属を用いた商業ベースの製造方法の配置と同様である。材料に完全な砂目立て表面を形成するのに要する時間は、およそ30秒であり、全電荷入力は、約87kC/mであった。配置の対称性な性質により、順方向電流と逆方向電流との電流密度は、ほぼ等しくなっている。
硝酸に対するこれらの材料の電解砂目立て感受性を、表3に示す。
【0036】
【表3】
Figure 0004107489
【0037】
図4aないし4dは、H18およびH19の中のタイプ1およびタイプ2の均質化処理の特性−電解砂目立てのマップである。図4aおよび図4bは、H18条件でのタイプ1およびタイプ2の均質化につき、それぞれ10分間で240℃の焼付け後の砂目立てと耐力の結果を示している。図4cおよび図4dは、H19条件でのタイプ1およびタイプ2の均質化について、それぞれ同様な結果を示している。試験を行った合金の範囲では、良好な強度特性と良好な砂目立ち感受性の間には、明らかな重複がある。
【0038】
実施例4.
チタンは、硝酸での電解砂目立てにおいて重要な元素である。中濃度のMn/Mgの変形を選択して、インゴットを、表4に示すチタン濃度範囲で鋳造して、実施例2と同様に熱処理して圧延した。
【0039】
【表4】
Figure 0004107489
【0040】
図5および図6は、調査した濃度の範囲においては、(チタン100ppm未満でH19タイプ2前処理の例を除いて)この系の強度値が殆どチタンから独立していることを示している。以下に結論を述べる。
・タイプ2の予備加熱は、特にH19試料において、高い強度を与える。
・本実験の圧延スケジュールと商業ベース的圧延スケジュール(0.7mmに対して0.3mm)との間での相違を調べるのに用いた余分の冷間圧下率に起因して、チタン含有量>100pmのH19サンプルでは非常にわずかな追加の強度が得られる。
砂目立ち感受性は、表5に示す。
【0041】
【表5】
Figure 0004107489
【0042】
一般に、低い遊離チタン濃度は、良好な砂目立ちに有利である。
【0043】
実施例5.
商業スケールの試験は、以下のように行われた。
2つの試験が、表6に列記されたような合金で行われた。既存のリソグラフ用合金が比較用として含まれている。それらの合金インゴットは、長さ4250mm、幅1300mm、深さ600mmの寸法でDC鋳造されて、そして面削された。熱間圧延前の均質化は、タイプ2であり、この場合には、インゴットは、約4時間で600℃±10℃で加熱して、それから500℃±10℃まで冷却して熱間圧延された。
【0044】
H18条件が予定されている材料は、4.2mmまで熱間圧延され、そのあとに、約2.2mmで中間焼鈍をしながら、最終寸法の0.28mmまで冷間圧延された。H19処理が予定されている材料は、3.5mmまで熱間処理されて、中間焼鈍無しで、0.28mmまで冷間圧延された。
【0045】
【表6】
Figure 0004107489
【0046】
これらの合金の機械的特性を図7に示すが、やはりH19条件の新しい合金(全ての変形例)は、焼付け後に高い強度を有する。
【0047】
実施例6.
図8は、表6の第1バージョンと付した合金の最終寸法の焼付け感受性が、AA1050Aと比べると、中間焼付け温度に依存しないことを示唆している。これは、この温度範囲以上では高い固溶度を有する固溶体中のマンガンによって調節された耐焼付け性と一致する。鉄は、非常に低い固溶度を有するので、中間焼鈍の間のFeの析出の駆動力が高くなる。従って、高い中間焼鈍温度は、通常は、AA1050A製品中での鉄溶質レベルを高く保持するために利用される。本発明のアルミニウム合金は、比較的低い中間焼鈍を用いることによる中間強度の適用の用途にH18条件で提供でき生産コストを引き下げる、という利点がある。
【0048】
表6の第1バージョンは、通常のプレートに衝突させて試験しており、一般的にはその通常のプレートは破損により4%が欠陥を生じた。3500枚のプレートの第1バージョンの合金かな成る試料では、実験の結果、たった1.5%が欠陥を生じ、著しく向上した。
【0049】
表6の全てのバージョンが硝酸と塩酸との両方の電解液で検査されて、砂目立ておよび機械的性質が、基準に達しているいことが判明した。このことは、H19条件で提供したとき、しばしば縞状の電解砂目立ての傷を生じる傾向のあるAA1050Aを超えるもう一つの驚くべき利点である。
【0050】
実施例7.
さらなる商業用の一連の合金を鋳造して均質化して、実施例5で記述した条件で圧延した。用いた合金の組成を表7に示す。
合金のブロックは、H18条件の材料を与えるために上記のように中間焼鈍をしながら、またはH19条件の材料を与えるために中間焼鈍なしで、最終寸法まで圧延した。焼付けは、印刷機の動作をシミュレートするために様々な温度で10分間で行われて、その結果は図9a〜9cに示した。この結果から、合金のH19条件の材料は、H18条件の材料よりも高い強度を示すことがわかる。H19条件でマンガンを含む材料は、さらに高い焼付け温度では、類似の条件の比較の材料に比べてより良好な機械的性質を有する。
【0051】
【表7】
Figure 0004107489
【0052】
実施例8.
下記に並べた組成I、IIおよびIIIの合金は、実施例1のようにシート材料に形成され、硝酸での電解砂目立ての感受性を調査するために実験が行われた。
【0053】
【表8】
Figure 0004107489
【0054】
電解砂目立て
さらに、感受性を証明するために、比較例の組成I、IIおよびIIIの合金は、タイプ2の均質化を用いて調製され、印可電圧を標準よりも低くする以外は実施例3の記載と同様に電解砂目立てされた。
電解砂目立て後、試料の表面は、砂目立て感受性を評価するために視覚的検査を受ける。その結果を表9に示す。低い電圧により電解砂目立てをした全ての試料には、同じ量の電荷が通過した。
【0055】
【表9】
Figure 0004107489
【0056】
この結果から、合金中に亜鉛を0.02および0.05重量%だけ添加して含有することは、H19(タイプ2の均質化を含む)条件において、砂目立ちの感受性を向上させることが証明された。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 図1aは、圧延条件(H18−中間焼鈍を伴う)で圧延してその後にMgまたはMn添加のための焼付けを行った試料の、最終寸法での耐力を示す。
【図1b】 図1bは、圧延条件(H18−中間焼鈍を伴う)で圧延してその後にMgまたはMn添加のための焼付けを行った試料の、最終寸法での最大引張り強度を示す。
【図2a】 図2aは、それぞれの圧延条件で圧延してその後に他のMg及び/またはMn添加のための焼付けを行った試料の、最終寸法での耐力を示す。
【図2b】 図2bは、それぞれの圧延条件で圧延してその後に他のMg及び/またはMn添加のための焼付けを行った試料の、最終寸法での最大引張り強度を示す。
【図3a】 図3aは、H19条件(中間焼鈍を行わない)で圧延した試料の同様の特性を示す。
【図3b】 図3bは、H19条件(中間焼鈍を行わない)で圧延した試料の同様の特性を示す。
【図4a】 図4aは、異なる均質化条件および焼鈍条件により形成した種々の組成の合金の耐性および硝酸での砂目立て感受性を示す。
【図4b】 図4bは、異なる均質化条件および焼鈍条件により形成した種々の組成の合金の耐性および硝酸での砂目立て感受性を示す。
【図4c】 図4cは、異なる均質化条件および焼鈍条件により形成した種々の組成の合金の耐性および硝酸での砂目立て感受性を示す。
【図4d】 図4dは、異なる均質化条件および焼鈍条件により形成した種々の組成の合金の耐性および硝酸での砂目立て感受性を示す。
【図5a】 図5aは、H18条件で種々の処理を行った試料について、全Ti含有量に対する最終寸法での耐力を示す。
【図5b】 図5bは、H18条件で種々の処理を行った試料について、全Ti含有量に対する最終寸法での最大引張り強度をそれぞれ示す。
【図6a】 図6aは、H19条件で処理した試料の同様の特性を示す。
【図6b】 図6bは、H19条件で処理した試料の同様の特性を示す。
【図7】 種々の処理条件下での各種合金の最大引張り強度をそれぞれ示す。
【図8】 種々の処理条件下での各種合金の焼鈍温度に対する最大引張り強度をそれぞれ示す。
【図9a】 図9aは、種々の合金の焼付け温度に対する軟化挙動を示す。
【図9b】 図9bは、種々の合金の焼付け温度に対する軟化挙動を示す。
【図9c】 図9cは、種々の合金の焼付け温度に対する軟化挙動を示す。

Claims (34)

  1. リソグラフシートの製造に適したアルミニウム合金であって、該合金が重量%で
    Mg 0.05〜0.30
    Mn 0.05〜0.25
    Fe 0.11〜0.40
    Si 0.25以下
    Ti 0.03以下
    B 0.01以下
    Cu 0.01以下
    Cr 0.03以下
    Zn 0.01〜0.15
    不可避の不純物が、各0.05以下で、総量で0.15以下
    Al 残部
    の組成を有するアルミニウム合金。
  2. Mgの量が0.06〜0.30重量%である請求項1に記載のアルミニウム合金。
  3. Mgの量が0.10〜0.30重量%である請求項2に記載のアルミニウム合金。
  4. Mnの量が0.05〜0.20重量%存在している請求項1ないし3のいずれかに記載のアルミニウム合金。
  5. 遊離Tiが0.028重量%以下存在している請求項1ないし4のいずれかに記載のアルミニウム合金。
  6. Tiの総量が0.015重量%以下存在している請求項1ないし5のいずれかに記載のアルミニウム合金。
  7. Tiの総量が0.010重量%以下存在している請求項6に記載のアルミニウム合金。
  8. Zrが、意図的には添加されていない請求項1ないしのいずれかに記載のアルミニウム合金。
  9. Feの量が0.20〜0.40重量%存在している請求項1ないしのいずれかに記載のアルミニウム合金。
  10. Siの量が0.05〜0.15重量%存在している請求項1ないしのいずれかに記載のアルミニウム合金。
  11. Siの量が0.09〜0.15重量%存在している請求項1ないし10のいずれかに記載のアルミニウム合金。
  12. Znの量が0.05重量%存在している請求項1ないし11のいずれかに記載のアルミニウム合金。
  13. Znの量が0.01〜0.1重量%存在している請求項1ないし11のいずれかに記載のアルミニウム合金。
  14. Znの量が0.015〜0.06重量%存在している請求項1ないし13のいずれかに記載のアルミニウム合金。
  15. Znの量が0.02〜0.05重量%存在している請求項14に記載のアルミニウム合金。
  16. アルミニウム合金であって、該合金が重量%で
    Mg 0.10
    Mn 0.10
    Zn 0.02〜0.05
    Fe 0.30
    Si 0.08
    Ti 0.006
    不可避の不純物が、各0.05以下で、総量で0.15以下
    Al 残部
    の組成を有する請求項1に記載のアルミニウム合金。
  17. 請求項1ないし16のいずれかに記載のアルミニウム合金から成るリソグラフシート。
  18. 請求項1ないし11のいずれかに記載のアルミニウム合金から成るDC鋳造インゴット。
  19. リソグラフシートの製造に適したアルミニウム合金の製造方法であって、
    鋳造工程と、選択的に均質化工程と、選択的に熱間圧延工程と、冷間圧延工程と、選択的に中間焼鈍工程と、を含んでおり、
    重量%で
    Mg 0.05〜0.30
    Mn 0.05〜0.25
    Fe 0.11〜0.40
    Si 0.25以下
    Ti 0.03以下
    B 0.01以下
    Cu 0.01以下
    Cr 0.03以下
    Zn 0.01〜0.15
    不可避の不純物が、各0.05以下で、総量で0.15以下
    Al 残部
    の組成を有するアルミニウム合金を得ることを特徴とする製造方法。
  20. 鋳造工程が、DC鋳造によって成される請求項19に記載の製造方法。
  21. 均質化工程が、鋳造合金を550〜610℃に加熱し、その温度で1〜10時間だけ保持して、次いで450〜550℃の熱間圧延の温度に冷却して成される請求項19又は20の製造方法。
  22. 均質化工程が、鋳造合金を450〜550℃まで傾斜加熱し、その温度で1〜16時間保持し、次いでその温度で熱間圧延して成される請求項19又は20の製造方法。
  23. 選択的な中間焼鈍工程を含まない請求項19ないし22のいずれかに記載の製造方法。
  24. 中間焼鈍が、バッチ式の中間焼鈍である請求項19ないし22のいずれかに記載の製造方法。
  25. 中間焼鈍が、300〜500℃で1〜5時間成される請求項24に記載の製造方法。
  26. 中間焼鈍が、連続的な中間焼鈍である請求項19ないし22のいずれかに記載の製造方法。
  27. 連続的な中間焼鈍が、450〜600℃で10分未満で成される請求項26に記載の製造方法。
  28. さらに、電解砂目立て工程を含む請求項19ないし27のいずれかに記載の製造方法。
  29. 合金を、塩酸中で電解砂目立てする請求項28に記載の製造方法。
  30. 合金を、硝酸中で電解砂目立てする請求項28に記載の製造方法。
  31. 合金を、塩酸と硝酸との中で電解砂目立てをすることができる請求項28に記載の製造方法。
  32. アルミニウム合金から成るリソグラフシートの形成方法であって、
    重量%で
    Mg 0.05〜0.30
    Mn 0.05〜0.25
    Fe 0.11〜0.40
    Si 0.25以下
    Ti 0.03以下
    B 0.01以下
    Cu 0.01以下
    Cr 0.03以下
    Zn 0.01〜0.15
    不可避の不純物が、各0.05以下で、総量で0.15以下
    Al 残部
    の組成を有するアルミニウム合金の金属シートを硝酸電解液中で、全電荷入力で82kC/m以上を印可するまで電解砂目立てすることを含み、
    リソグラフシートの表面がピット構造を含む、リソグラフシートの形成方法。
  33. アルミニウム合金から成るリソグラフシートの形成方法であって、
    重量%で
    Mg 0.10
    Mn 0.10
    Zn 0.02〜0.05
    Fe 0.30
    Si 0.08
    Ti 0.006
    不可避の不純物が、各0.05以下で、総量で0.15以下
    Al 残部
    の組成を有するアルミニウム合金の金属シートを硝酸電解液中で、全電荷入力で82kC/m 以上を印可するまで電解砂目立てすることを含み、
    リソグラフシートの表面がピット構造を含む、リソグラフシートの形成方法。
  34. 全電荷入力で87kC/m印可される請求項32又は33に記載の形成方法。
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