JP4104062B2 - 電子部品実装装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベアICチップなどの接続面を上向きにして供給される電子部品とチップ部品などの接続面を下向きにして供給される電子部品とを、1台の装置にて共に接続面を基板表面に対向させた状態で、基板に実装する電子部品実装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品を基板に実装する電子部品実装装置としては、間欠回転する回転体の外周部にその間欠回転角間隔で複数の実装ヘッドを配設して各実装ヘッドが供給位置と実装位置との間で移動するようにし、供給位置に所定の電子部品を部品供給部を移動させて供給し、基板の所定の実装位置を実装位置に位置決めし、実装ヘッドにて基板の所定位置に電子部品を実装する方式や、基板を位置決め固定し、XY方向に移動可能な実装ヘッドにて、部品供給部から所定の電子部品を取り出し、基板の所定の実装位置に移動して実装する方式など、種々の方式のものが知られている。
【0003】
また、多種類の電子部品を基板に実装するため、図19に示すように、搬入部61から搬入された基板62を位置決めテーブル63にて位置決め固定し、実装後搬出部64から搬出するように構成するとともに、位置決めテーブル63の基板搬送方向と直交する方向の両側に、電子部品の供給方式が互いに異なる第1の部品供給部65と第2の部品供給部66を配設し、実装ヘッド67をXYテーブル68にて両部品供給部65、66間にわたってXY方向に移動可能に構成し、これら部品供給部65、66の任意の電子部品を取り出して基板62の任意の位置に実装するようにしたものも知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、ベアICチップを基板に実装する電子部品実装装置として、ダイシングされたウエハの状態でベアICチップをXYテーブル上に供給し、このXYテーブルにて所定のベアICチップを第1の供給位置に位置決めし、反転移送手段にて第1の供給位置で所定のベアICチップを保持して上下を反転して第2の供給位置に移送し、第2の供給位置で実装ヘッドにて保持し、一方、基板をY方向テーブルにてY方向に移動可能な支持台上に載置固定し、実装ヘッドをX方向テーブルにて基板における実装位置のX方向位置まで移動させるとともに基板における実装位置のY方向位置が実装ヘッドのY方向位置に一致するようにY方向テーブルにて基板を移動し、ベアICチップと基板の実装箇所の位置合わせを行った後、実装ヘッドにてベアICチップを実装するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
このベアICチップの基板に対する実装は、上記電子部品の実装工程とは全く別に、クリーンルーム等で行われていた。それは、ベアICチップは高集積化、小型化のために、電極の多電極化とファインピッチ化が著しく、高精度の実装が要請され、また埃による接合不良を防止するために実装環境のクリーン化が強く求められるためである。
【0006】
そして、このようにベアICチップを基板に実装して電子部品を構成した後、その電子部品を他の電子部品ととともに上記電子部品実装装置に供給して、電子機器の基板に実装していた。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−91385号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2000−68327号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年は、ICの高集積化がさらに進行してベアICチップが大型化するとともに、それに伴って1枚の基板に対する電子部品の実装数が少なくて済むようになっており、また同時に携帯機器等に搭載するために基板の小型化が進んでいる。
【0010】
しかるに、上記従来例のようにベアICチップの実装と他の電子部品の実装を全く別工程で実装していると、無駄な製造工程や部品の管理・輸送に対する工数とコストが大きくなるという問題があり、1枚の基板にベアICチップと他の電子部品を混載して実装することが要請されてきている。
【0011】
そこで、1台の電子部品実装装置にてベアICチップのように接続面が上向きの状態で供給される電子部品と、チップ部品のように接続面が下向きの状態で供給される電子部品の両方を混載して実装できる電子部品実装装置の開発が求められているが、そのような実装を高精度にかつ高速にて実現できるものは提案されていない。
【0012】
また、例えば、図19に示した電子部品実装装置の第1又は第2の部品供給部65、66として、上記特許文献2(特開2000−68327号公報)に開示されたベアIC部品の供給手段(XYテーブルと反転移送手段)を配設することも考えられるが、実装ヘッド67をXYテーブル68にてXY方向に移動させて実装する方式であるため、実装の高精度化や実装速度の高速化を実現することができないという問題がある。
【0013】
本発明は、このような状況に鑑み、ベアICチップなどの接続面を上向きにして供給される電子部品とチップ部品などの接続面を下向きにして供給される電子部品を、1台の装置にて共に接続面を基板表面に対向させた状態で、高精度かつ高速にて実装することができる電子部品実装装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子部品実装装置は、基板をX方向に位置決めする基板位置決め手段を設け、基板位置決め手段に対してX方向と直交するY方向の一側に、基板の電極と接続する電極を有する接続面を上向きにした状態で電子部品を供給する上向き部品供給手段と、上向き部品供給手段から電子部品を受け取ってY方向に移動するとともに上下を反転して第1の部品供給位置に供給する反転移送手段とを配設し、基板位置決め手段に対してY方向の他側に、接続面を下向きにした状態で電子部品を第2の部品供給位置に供給する下向き部品供給手段を配設し、第1の部品供給位置で電子部品を保持してY方向に移動し基板位置決め手段上の基板のY方向の任意の位置に実装する第1の実装ヘッドと第2の部品供給位置で電子部品を保持してY方向に移動し基板位置決め手段上の基板のY方向の任意の位置で実装する第2の実装ヘッドとを有するとともにこれら第1と第2の実装ヘッドが各別に動作可能な実装手段を設けたことを基本構成とし、これに加え、第2の実装ヘッドは、複数のチップ部品を保持するとともに任意のチップ部品を選択的に実装するように構成されたものであることを第1の特徴としている
【0015】
上記のような基本構成によると、基板位置決め手段にて基板をX方向に位置決めし、基板位置決め手段のY方向の一側において、上向き部品供給手段にて接続面が上向きの電子部品を供給し、その電子部品を反転移送手段にて第1の部品供給位置に供給し、基板位置決め手段のY方向の他側において、下向き部品供給手段にて接続面が下向きの電子部品を第2の部品供給位置に供給し、第1の実装ヘッドと第2の実装ヘッドにてそれぞれ第1と第2の部品供給位置で電子部品を保持してY方向に移動・位置決めすることで、基板の所定の実装位置に所定の電子部品を実装することができ、従ってベアICチップなどの接続面を上向きにして供給される電子部品とチップ部品などの接続面を下向きにして供給される電子部品を、1台の装置にて共に接続面を基板表面に対向させた状態で実装することができ、かつ各実装ヘッドを1方向にのみ直線移動させて位置決めすれば良いので、高精度・高速実装を実現することができ、さらに第1の実装ヘッドと第2の実装ヘッドを独立して各別に移動駆動することによって一方の実装ヘッドにて実装動作中に他方の実装ヘッドにてその部品供給位置から部品を保持して実装動作直前までの動作を完了しておくことができ、一層の高速実装を実現することができる。特に、第1の特徴の構成によれば、第2の部品供給位置への一度の移動によって複数のチップ部品を保持することができ、実装点数の比較的多いチップ部品の実装を効率的に行うことができ、全体として実装効率を向上することができる。
【0016】
本発明の電子部品実装装置は、また、上記発明の基本構成に加え、反転移送手段が、それぞれ電子部品を保持する複数の保持手段を備えていることを第2の特徴としている。このような第2の特徴の構成によれば、上向き部品供給手段にて供給された電子部品を反転移送手段にて第1の部品供給位置に上下を反転して供給する工程のタクトが長いために、各基板毎の実装タクトが長くなり、実装効率が低下するような場合に、1回の往復動作で複数の電子部品を供給できるので、実装効率を大幅に向上することができる。
【0017】
また、第1の実装ヘッドが、各々がそれぞれ電子部品を保持して実装する複数のヘッドを備えていると、第1の部品供給位置から一度に複数の電子部品を保持して実装することができ、第1の実装ヘッドを第1の部品供給位置と実装位置との間で往復移動する工程を省略できて、一層の高速実装を実現できる。
【0022】
また、本発明の電子部品実装装置の別の構成として、基板搬送方向のX方向と直交するY方向に基板を位置決めする基板位置決め手段を設け、基板位置決め手段に対してX方向の一側に、基板の電極と接続する電極を有する接続面を上向きにした状態で電子部品を供給する上向き部品供給手段と、上向き部品供給手段から電子部品を受け取ってX方向に移動するとともに上下を反転して第1の部品供給位置に供給する反転移送手段とを配設し、基板位置決め手段に対してX方向の他側に、接続面を下向きにした状態で電子部品を第2の部品供給位置に供給する下向き部品供給手段を配設し、第1の部品供給位置で電子部品を保持してX方向に移動し基板位置決め手段上の基板のX方向の任意の位置に実装する第1の実装ヘッドと第2の部品供給位置で電子部品を保持してX方向に移動し基板位置決め手段上の基板のX方向の任意の位置で実装する第2の実装ヘッドとを有するとともにこれら第1と第2の実装ヘッドが各別に動作可能な実装手段を設けた構成としても同様の作用効果を得ることができる。
【0023】
また、その上向き部品供給手段は、複数の突起電極を有する接続面を上向きにしたベアICチップを供給する手段であると、ベアICチップとチップ部品等の表面実装部品を基板に混載して実装することができる。
【0024】
また、上向き部品供給手段は、電子部品を所定の平面領域に配列されている複数の電子部品を保持した状態でY方向に移動可能な供給テーブルを備え、反転移送手段は供給テーブル上の電子部品配列領域のX方向の任意の位置と第1の部品供給位置との間で移動・位置決め可能に構成されていると、上記と同様に電子部品の供給を容易かつ低コストにて行うことができる。
【0025】
また、基板位置決め手段にて位置決めされた基板のX方向幅の範囲を移動可能でかつ実装手段による実装位置と実装位置から退避した位置との間で移動可能な認識手段を設け、認識手段は実装位置に位置決めされた状態で実装手段に保持された電子部品と基板の実装位置の両方を認識するように構成すると、上記と同様に認識結果によって補正を行うことで高い実装精度を確保することができる。
【0026】
また、第1の部品供給位置のX方向の側方位置に、接続面を下向きにした状態で電子部品を保持する移載ステージを配設するとともに第1の実装ヘッドを移載ステージ上の電子部品を保持可能に構成し、移載ステージに接続面を下向きにした状態で電子部品を供給する手段を設けると、上向き部品供給手段に代えて、上向き部品供給手段にて供給されるベアIC部品などの電子部品を、その接続面を下向きにして供給する手段を配設した場合にも、その電子部品を移載ステージにて保持することで第1の実装ヘッドにて上記と同様に実装することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電子部品実装装置の一実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
【0035】
本実施形態の電子部品実装装置1は、ベアICチップなど、図2(a)に示すように、基板2に対する接続面3aを上向きにした状態で供給される上向き供給電子部品3(以下、単に電子部品3と記すことがある)と、容量素子や抵抗素子などのチップ部品や四周の少なくとも一部に接続リードが設けられたリード付き部品など、図2(b)に示すように、基板2に対する接続面4aを下向きにした状態で供給される下向き供給電子部品4(以下、単に電子部品4と記すことがある)とを、基板2に混載して実装するものである。
【0036】
電子部品実装装置1は、本体部5とその前後両側に配設される部品供給部6、7にて構成されている。各部品供給部6、7は本体部5に交換可能に結合されるユニットとして構成されている。
【0037】
前側の部品供給部6は、多数の電子部品3が配列して形成されるとともに個片にダイシングされた状態でエキスパンドシート上に支持されている半導体ウエハ8を複数枚収容した部品マガジン9と、所望の半導体ウエハ8を所定の供給高さ位置に位置決めするマガジンリフタ10にて構成されている。
【0038】
後側の部品供給部7は、多数の電子部品4を収容して成るテープ状部品集合体が装着された複数の部品供給カセット11を左右に移動可能な部品供給台12上にその移動方向に並列して搭載して成り、任意の部品供給カセット11の電子部品4を、図3に示すように、第2の部品供給位置Bに供給するように構成されている。
【0039】
本体部5の前部には、エキスパンド台13が左右方向のX方向に移動可能な供給テーブルとしてのX方向テーブル14上に上下シリンダ15にて上下移動可能に設置され、ウエハ引き出し手段(図示せず)にて部品供給部6の部品マガジン9から半導体ウエハ8をエキスパンド台13に導入するように構成され、エキスパンド台13にてそのエキスパンドシートを拡張させて各電子部品3を間隔をあけて分離させ、さらに所望の電子部品3を所定のX方向位置に位置決めするように構成されている。
【0040】
16は、エキスパンド台13上で所定のX方向位置に位置決めされた電子部品3を認識する認識カメラであり、図4に示すように、Y方向テーブル17にて前後方向に沿うY方向に移動可能に支持されている。Y方向テーブル17は、Y方向ガイド17aにてY方向に移動自在に支持された移動体17bを移動用モータ17cと送りねじ機構17dにて移動・位置決めするように構成され、その移動体17bに認識カメラ16が装着されている。この認識カメラ16にて、所定のX方向位置に位置決めされた電子部品3の内のY方向に任意の位置の電子部品3を認識するように構成されている。
【0041】
また、本体部5の前部から中間部には反転移送手段18が配設されている。この反転移送手段18は、図3に示すように、所定のX方向位置に位置決めされたエキスパンド台13上の半導体ウエハ8のY方向の大きさに対応する部品供給領域D内の任意の電子部品3を吸着してY方向後方に向けて移動し、第1の部品供給位置Aまで移載するとともに吸着した電子部品3を180度上向きに反転させるように構成されている。半導体ウエハ8の状態では、各電子部品3の接続面3aは上向きに形成されており、反転移送手段18にて各電子部品3の接続面3aを吸着した後上向きに180度旋回することによって、電子部品3の接続面3aが下向きとなり、その状態で第1の部品供給位置Aで実装手段26に受け渡すように構成されている。
【0042】
反転移送手段18の具体構成は、図5、図6に示すように、Y方向テーブル19にてY方向に移動可能に支持された移動台20上に、X方向位置調整機構21を配設し、このX方向位置調整機構21に上下移動機構22を介して反転機構23を取付け、さらにこの反転機構23にθ調整機構24を介して電子部品3を吸着保持する吸着ノズル25を装着して構成されている。
【0043】
Y方向テーブル19は、移動台20をY方向に移動自在に支持するY方向ガイド19aと、移動モータ19bと、送りねじ機構19cにて構成されている。X方向位置調整機構21は、移動台20にX方向に移動可能に支持された可動板21aと、モータ21bにて回転されるとともに可動板21aに係合するカム21cと、可動板21aをカム21cに向けて付勢するばね21dにて構成されている。上下移動機構22は、可動板21aに上下移動可能に支持された昇降部材(図示せず)と、昇降部材を昇降駆動する上下駆動カム22aと、それを回転する上下用モータ22bと、昇降部材をカム22aに向けて付勢するばね(図示せず)にて構成されている。反転機構23は、反転部材23aを反転用モータ23bにてプーリ・ベルト機構23cを介して180°往復回転するように構成されている。θ調整機構24は、θ調整用モータ24aにてプーリ・ベルト機構24bを介して反転部材23aに装着された吸着ノズル25をその軸芯まわりに回転させるように構成されている。
【0044】
実装手段26は、電子部品3を保持して基板2に実装する第1の実装ヘッド27と、電子部品4を保持して基板2に実装する第2の実装ヘッド28と、これら第1の実装ヘッド27と第2の実装ヘッド28をY方向に移動可能に支持するY方向ガイド29にて構成されている。Y方向ガイド29には、固定の送りねじ軸29aが配設されている。
【0045】
第1の実装ヘッド27は、電子部品3を吸着保持する吸着ノズル27aとその昇降手段27bとボイスコイルモータなどの加圧手段27cと電子部品3を加熱する加熱手段27dと、送りねじ軸29aに螺合するナット部材を中空モータにて回転駆動するように構成された駆動手段27eを備えている。また、必要に応じてこの第1の実装ヘッド27に封止材を塗布するディスペンサ(図示せず)が配設されている。また、必要に応じて後述の第2の実装ヘッド28に設けたθ調整機構30と同様のθ調整機構(図示せず)が設けられる。
【0046】
第2の実装ヘッド28は、図7に示すように、チップ部品から成る電子部品4を吸着保持する複数の吸着ノズル28aが放射状にかつ水平軸28b回りに回動可能に支持軸28cの下端部に設けられ、その支持軸28cが上端部を上方に突出させた状態で上下移動可能に支持されるとともに、支持軸28cを押圧して下降移動させるように押圧手段28dが設けられ、さらにモータ30aとプーリベルト機構30bにて支持軸28cを軸芯回りに回転させることで、電子部品4の実装姿勢を調整するθ調整機構30が設けられている。また、送りねじ軸29aに螺合するナット部材を中空モータにて回転駆動するように構成された駆動手段28e(図1参照)を備えている。
【0047】
本体部5の後部における実装ヘッド27、28のY方向の移動経路の下部に、基板2をX方向に移動させ、基板2における電子部品を実装すべき位置を実装ヘッド27、28によるX方向の実装位置に位置決めする基板位置決め手段としてのX方向テーブル31が配設されている。X方向テーブル31はX方向のガイドレール31aに沿って移動自在に支持されるとともに移動モータ31bと送りねじ機構31cにて移動・位置決めするように構成されている。このX方向テーブル31上に基板2を載置固定する支持台32が昇降可能に設けられている。
【0048】
こうしてX方向テーブル31にて位置決めされた基板2のY方向幅に対応する実装範囲C内の所定の実装位置に、Y方向ガイド29にて移動可能に支持された第1の実装ヘッド27及び第2の実装ヘッド28を位置決めすることで、所定の電子部品3、4が基板2の所定の実装位置に実装するように構成されている。
【0049】
また、第1及び第2の実装ヘッド27、28と支持台32との間に、上側で実装ヘッド27、28に保持された電子部品3、4を認識し、下側で基板2の電子部品を実装すべき位置の両方を認識できるように構成された同時認識手段33が配設されている。この同時認識手段33は、図8に示すように、XYテーブル34によって、Y方向の実装範囲C内の任意の位置に位置決め可能でかつ実装ヘッド27、28による実装位置と実装位置からX方向に退避した位置との間で移動可能に支持されている。34aはY軸移動モータ、34bはX軸移動モータである。
【0050】
なお、同時認識手段33は、実装位置に位置決めされた状態でプリズム等で光路を切り換えて順次電子部品3、4と基板2の実装位置を認識するように構成され、字義通りに完全に同時に認識するのではない。勿論、字義通り同時に認識するようにしても良いが、構成が複雑になったり、コスト高になったりして好ましくない場合が多い。
【0051】
X方向テーブル31のX方向一側(図では右側)には、基板2を支持台32上に搬入する搬入部35が、X方向テーブル31のX方向他側に、支持台32上から基板2を搬出する搬出部36が配設されている。支持台32の前後両側には搬入部35、搬出部36の一対のレールに接続可能でかつ昇降可能な部分レール37が設けられ、基板2をこの部分レール37上に受けた後、支持台32上に載置固定するように構成されている。
【0052】
次に、以上の構成における基板2に対する電子部品3、4の実装動作を説明する。搬入部35にて供給された基板2は、X方向テーブル31に設けられた部分レール37上に受け渡された後、部分レール37が下降することで支持台32上に載置固定される。その後、X方向テーブル31にて基板2における電子部品3、4の実装位置のX方向位置が、第1の実装ヘッド27又は第2の実装ヘッド28のX方向位置に一致するように位置決めされる。
【0053】
一方、部品供給部6にて供給され、エキスパンド台13上に導入された半導体ウエハ8は、エキスパンド台13でエキスパンドシートが拡大されて各電子部品3が分離された後、X方向テーブル14が作動されて実装すべき電子部品3が反転移送手段18の吸着ノズル25の移動経路の直下に位置するように位置決めされる。また、Y方向テーブル17が作動されて認識カメラ16が実装すべき電子部品3の直上に位置決めされ、電子部品3の適否とその位置が高精度に認識され、その認識結果によってX方向テーブル14の位置補正が成されるとともに、反転移送手段18における吸着ノズル25の位置決めすべき位置と電子部品3のθ補正量が求められる。次いで、反転移送手段18のY方向テーブル19が作動され、吸着ノズル25が実装すべき電子部品3の位置に位置決めされ、吸着ノズル25にてその電子部品3が吸着保持されて持ち上げられ、その後第1の部品供給位置Aに向けてY方向に移動させるとともに上下が反転されて、接続面3aを下向きにして第1の部品供給位置Aに供給される。
【0054】
その時には、実装手段26の第1の実装ヘッド27が第1の部品供給位置Aに移動してきており、第1の実装ヘッド27にて電子部品3が保持された後、駆動手段27eにてY方向ガイド29に沿って駆動されて第1の実装ヘッド27が基板2における実装位置のY方向位置に位置決めされる。
【0055】
それと同時に、XYテーブル34が作動されて同時認識手段33も基板2の実装位置に位置決めされ、その状態で基板2の実装位置に設けられている位置マークが認識されるとともに、第1の実装ヘッド27に保持されている電子部品3が認識され、所定の位置決め精度が確保されるように駆動手段27e及びX方向テーブル31による位置補正が成され、基板2の実装位置に電子部品3の位置が高精度に位置決めされる。
【0056】
その後、第1の実装ヘッド27の吸着ノズル27aが昇降手段27bにて下降されるとともにボイスコイルモータなどの加圧手段27cにて加圧されて、電子部品3が実装される。また、必要に応じて加熱手段27dにて電子部品3が加熱され、加熱加圧によって電子部品3の電極と基板2の電極の接合が行われる。また、基板2の実装位置に予めディスペンサ(図示せず)にて封止材を塗布しておくと、実装と同時に加熱手段27dにて封止材も加熱硬化されて封止までを含めた実装が完了される。
【0057】
また、部品供給部7では部品供給台12が作動して基板2に実装すべき電子部品4を収容した部品供給カセット11が第2の部品供給位置Bに対向する位置に位置決めされ、この第2の部品供給位置Bに電子部品4が供給されており、第2の実装ヘッッド28にてこの電子部品4が保持されてY方向に移動し、上記と同様に基板2の所定の実装位置に実装される。その際に、部品供給位置Bで複数の吸着ノズル28aにてチップ部品から成る複数の電子部品4を一度に保持した後、第2の実装ヘッド28が基板2上の実装位置に移動し、基板2上のそれぞれの位置に所定の電子部品4を選択して実装することで、第2の実装ヘッド28の一往復工程にて複数の電子部品4が実装される。
【0058】
以上の第1の実装ヘッド27と第2の実装ヘッド28による実装動作を適宜に組み合わせて基板2に対する実装動作を実行することにより、所要数の電子部品3、4の実装を短い実装タクトタイムで基板2に実装することができる。基板2に対する実装が完了すると、基板2は搬出部36にて次工程に向けて搬出され、次の基板2が搬入部35にて搬入され、支持台32上に設置される。
【0059】
以上のように本実施形態によれば、基板位置決め手段としてのX方向テーブル31にて基板2をX方向に位置決めし、本体部5の前側において、部品供給部6からエキスパンド台13上に上向き供給電子部品3を半導体ウエハ8の形態で供給し、半導体ウエハ8をX方向テーブル14にてX方向に位置決めし、反転移送手段18にて所望の電子部品3を吸着保持し、反転して第1の部品供給位置Aに供給し、本体部5の後側において、部品供給部7から下向き供給電子部品4を第2の部品供給位置Bに供給し、実装手段26の第1の実装ヘッド27と第2の実装ヘッド28にて、それぞれ第1と第2の部品供給位置A、Bで電子部品3、4を保持してY方向に移動・位置決めすることで、基板2の所定の実装位置に所定の電子部品3、4を実装することができる。従って、ベアICチップなどの上向き供給電子部品3とチップ部品などの下向き供給電子部品4を、1台の装置にて基板2に接続面3a、4aを基板2の表面に対向させた状態で混載して実装することができ、かつ第1及び第2の実装ヘッド27、28を1方向にのみ直線移動させて位置決めすれば良いので高精度の実装を高速にて実現することができ、さらに第1の実装ヘッド27と第2の実装ヘッド28を独立して各別に移動駆動することによって一方の実装ヘッド27又は28にて実装動作中に他方の実装ヘッド28又は27にてその部品供給位置A、Bから電子部品3、4を保持して実装動作直前までの動作を完了しておくことができ、一層の高速実装を実現することができる。
【0060】
また、基板位置決め手段としてのX方向テーブル31のX方向の一側に搬入部35、他側に搬出部36を配設し、基板2を搬入から搬出まで1方向にのみ移動させるようにしているので、コンパクトに構成できるとともに構成が簡単で安価に構成することができる。
【0061】
また、ベアICチップなどの下向き供給電子部品3を、半導体ウエハ8の状態やトレイに収容した状態で供給テーブルとしてのX方向テーブル14上に供給すると、X方向テーブル14にてX方向に位置決めされ、反転移送手段18にてY方向の位置が選択されて任意の電子部品3を供給することができ、それぞれ1軸方向の位置決めによって所望の電子部品3を供給することができ、電子部品3の供給を容易かつ低コストにて行うことができる。
【0062】
また、同時認識手段33を実装位置に位置決めした状態で、第1の実装ヘッド27や第2の実装ヘッド28に保持された電子部品3、4と基板2の実装位置の両方を認識するようにしているので、その認識結果によって補正を行うことで高い実装精度を確保することができる。
【0063】
また、第1と第2の実装ヘッド27、28が、共通の固定の送りねじ軸29aと各別の中空モータを有する駆動手段27e、28eを備えているので、送りねじ軸29aを共用することでコンパクトに構成できるとともに精度を確保しながら安価に構成できかつ各実装ヘッド27、28を中空モータにてそれぞれ移動駆動することができる。
【0064】
また、第1の実装ヘッド27に加熱手段27dを備えているので、電子部品3の実装に先立って基板2の実装位置に、異方導電性の樹脂シートや樹脂若しくは非導電性の樹脂シートや樹脂などの接合材を配置することで、電子部品3の実装時にその樹脂シートや樹脂材料に圧力と熱を加えることによって、電子部品3と基板2の接合及び封止までの実装工程を完了することができる。
【0065】
また、第1の実装ヘッド27に加熱手段27dと封止材を塗布するディスペンサ27eを備えていると、電子部品3、4の実装に先立って実装位置に封止材を塗布し、電子部品3の実装時に加熱することで封止材を加熱硬化させて封止までの実装工程を完了することができる。
【0066】
また、第2の実装ヘッド28により、複数の吸着ノズル28aにてそれぞれチップ部品から成る電子部品4を保持し、任意の電子部品4を選択的に実装するようにしているので、第2の実装ヘッド28を第2の部品供給位置Bに移動させた時に、一度に複数の電子部品4を吸着保持することで、実装点数が比較的多く、また実装タクトの短いチップ部品の実装を効率的に行うことができ、全体として実装効率を向上することができる。
【0067】
次に、本発明の電子部品実装装置の他の実施形態について、図9、図10を参照して説明する。
【0068】
上記実施形態では、上向き供給電子部品3の部品供給部6は、基板搬送方向のX方向と直交するY方向一側の前側に、下向き供給電子部品4の部品供給部7はY方向他側の後側に配設し、部品供給部6から供給された半導体ウエハ8の供給テーブルはX方向テーブル14にて構成し、反転移送手段18はY方向に移動し、実装手段26は第1と第2の実装ヘッド27、28をY方向に移動させ、基板位置決め手段はX方向テーブル31にて構成している。
【0069】
これに対して本実施形態では、部品供給部6、7は共に基板搬送方向のX方向と直交するY方向一側の前側において、その左右両側に配設されている。部品供給部6から供給された半導体ウエハ8の供給テーブルはY方向テーブル14Aにて構成され、反転移送手段18Aは、Y方向に位置決めされた半導体ウエハ8のX方向の任意の電子部品3を保持し、X方向に移動するとともに反転して第1の部品供給位置Aに供給するように構成されている。反転移送手段18Aと同様に認識カメラ16AもX方向に移動・位置決め可能に構成されている。
【0070】
また、部品供給部7は、複数の部品供給カセット11をX方向に並列して搭載するようにされている。そして、部品供給カセット11の先端の部品供給位置は、後述の実装手段26Aにおける第2の実装ヘッド28の移動経路の直下に位置し、部品供給部7の任意の部品供給カセット11の電子部品4を第2の実装ヘッド28にて吸着保持するように構成され、電子部品4を供給する第2の部品供給位置BはX方向に所定の幅を有する領域として設定されている。
【0071】
実装手段26Aは、第1の実装ヘッド27と第2の実装ヘッド28をX方向に移動・位置決め可能に構成され、第1の実装ヘッド27は第1の部品供給位置Aで電子部品3を吸着保持してX方向に移動し、基板2のX方向の所定位置に実装し、第2の実装ヘッド28は所定幅の領域として設定されている第2の部品供給位置Bで電子部品4を吸着保持してX方向に移動し、基板2のX方向の所定位置に実装するように構成されている。
【0072】
基板2は搬入部35から搬入され、基板位置決め手段としてのY方向テーブル31A上の支持台32に固定支持され、基板2における電子部品3、4の実装位置のY方向の位置が実装ヘッド27、28の移動経路の直下に位置するようにY方向テーブル31Aにて位置決めされ、実装手段26AのX方向に移動・位置決め可能な第1と第2の実装ヘッド27、28にて基板2の所定位置に電子部品3、4を実装するように構成されている。実装が完了した基板は搬出部36から搬出される。
【0073】
以上の構成の電子部品実装装置においても、上記実施形態と同様に上向き供給電子部品3と下向き供給電子部品4を、精度良く、高速にて混載して実装することができる。また、部品供給部6、7を共に前側に配置しているので、作業性が良いという利点がある。また、部品供給部7に部品供給台12を設けて左右に移動させる必要がないため、部品供給部7の構成が簡単かつコンパクトになるという利点もある。なお、部品供給部7は、図9に部品供給部70として示すように、後側に配設することもできる。
【0074】
以上の各実施形態の説明においては、第1の実装ヘッド27として、吸着ノズル27aと昇降手段27bと加圧手段27cと加熱手段27dを備えた例を示したが、図11に示すように、超音波振動発生手段41を有する超音波接合ヘッド42を装着し、超音波接合を行うように構成することもできる。また、その超音波接合ヘッド42に加熱手段を設けて、上記のように封止を同時に行うようにすることもできる。
【0075】
また、上記実施形態の説明では、部品供給部6において、図12(a)に示すように、複数枚の半導体ウエハ8を収容された部品マガジン9を搭載してその半導体ウエハ8を供給するように構成した例を説明したが、図12(b)に示すようなサイズの小さい半導体ウエハ8aを収容した部品マガジン9aを搭載してその半導体ウエハ8aを供給するようにしても良く、また図12(c)に示すように、多数の電子部品3を配列して収容した1又は複数のトレイ43を保持したトレイプレート44を複数枚収容保持した部品マガジン9bを搭載してそのトレイプレート44を供給するようにしても良く、また図12(d)に示すように、多数の電子部品3を配列して収容した大型のトレイ45を直接供給するように構成してもよい。
【0076】
さらに、図13に示すように、部品供給部6を、多数の電子部品3を収容して成るテープ状部品集合体が装着された複数の部品供給カセット46や、段積みされた多数のトレイ47を順次供給するトレイフィーダ48を、X方向移動台49上に搭載した構成とし、この部品供給部6から直接反転移送手段18に電子部品3を供給するようにすることもできる。
【0077】
また、図1〜図8の実施形態における部品供給部6を、図12(c)や図12(d)に示すように構成した場合には、ベアIC部品などの電子部品3の接続面3aを下向きにしてトレイ43、45に収容して供給することも可能であり、そのような電子部品3の供給形態もあり得る。
【0078】
このような電子部品3の供給形態にも対処できるようにした別の実施形態を図14を参照して説明すると、本実施形態では、第1の部品供給位置AのY方向の側方位置に、接続面を下向きにして供給された下向き供給電子部品3Aを保持する移載ステージ50を配設している。また、第1の実装ヘッド27の移動範囲を移載ステージ50の位置を含むようにし、第1の実装ヘッド27にて移載ステージ50上の電子部品3Aを保持可能に構成している。また、部品供給部6から供給されたトレイ43、45が供給テーブルとしてのX方向テーブル14にてX方向に位置決めされ、トレイ43、45上の任意の電子部品3Aは、反転移送手段18にて保持されて移載ステージ50上に移送されるとともに反転機構23が作動することなく、移載ステージ50上に受け渡される。かくして、図12(c)や図12(d)に示すような部品供給部6と、X方向テーブル14と、反転機構23を作動停止させた反転移送手段18にて部品供給手段が構成されている。このように、ベアIC部品などの電子部品3をその接続面を下向きにして供給する手段を配設した場合にも、その電子部品3Aを移載ステージ50にて保持することで実装手段26の第1の実装ヘッド27にて上記と同様に実装することができる。
【0079】
また、図9、図10の実施形態においても同様に、その部品供給部6を、図12(c)や図12(d)やさらに図13に示すような構成とした場合には、ベアIC部品などの電子部品3をその接続面3aを下向きにした状態でトレイ43、45、47に収容して供給することも可能であり、そのような下向き供給電子部品3Aにも対処できるようにするためには、図15に示すように、図14と同様に、第1の部品供給位置AのX方向の側方位置に、接続面を下向きにした状態で供給された電子部品3Aを保持する移載ステージ50を配設するとともに、実装手段26Aの第1の実装ヘッド27を移載ステージ50上の電子部品3Aを保持可能に構成することで、実装手段26Aにてその電子部品3Aを保持して上記と同様に実装することができる。
【0080】
また、上記各実施形態の説明では、反転移送手段18における電子部品3の保持手段として、単一の吸着ノズル25を有するものを例示したが、図16に示すように、それぞれが電子部品3を吸着・保持する複数(図示例では2つ)の吸着ノズル25a、25bを設けることもできる。図16においては、エキスパンド台13上の半導体ウエハ8における電子部品3を順次突き上げピン13aにて突き上げ、反転移送手段18の各吸着ノズル25a、25bにてそれぞれ吸着保持し、これらの吸着ノズル25a、25bの向きを上下反転するとともにこれらの吸着ノズル25a、25bを順次第1の部品供給位置Aに位置決めし、実装手段26の第1の実装ヘッド27にて第1の部品供給位置Aから上向きの電子部品3を取り出して基板2上に実装する動作過程を示している。
【0081】
このように、反転移送手段18に複数の吸着ノズル25a、25bを設けることで、半導体ウエハ8の各電子部品3を反転移送手段18にて上下を反転して第1の部品供給位置Aに供給する工程のタクトが長いために、各基板2毎の実装タクトが長くなり、実装効率が低下するような場合に、反転移送手段18の1回の往復動作で複数の電子部品3を供給できるので、実装効率を大幅に向上することができる。
【0082】
さらに、図17に示すように、第1の実装ヘッド27に、反転移送手段18の複数の吸着ノズル25a、25bに対応させて複数のヘッド38a、38bを設け、第1の部品供給位置Aで複数の電子部品3を一括してヘッド38a、38bに受け渡すようにすることもでき、そうすると基板2上に複数の電子部品3を実装する場合に、第1の実装ヘッド27を第1の部品供給位置Aと基板2の電子部品実装位置との間で複数回往復移動する必要がなくなり、それだけ実装速度を向上することができる。
【0083】
また、上記各実施形態の説明では、剛性のある基板2に対して電子部品3、4を実装する例について説明したが、本発明の電子部品実装装置は、図18に示すように、基板がフィルム基板52からなる場合にも好適に適用できる。図18において、フィルム基板52は複数のフィルム基板52が一体的に連接された帯状フィルム基板51の形態で適用されている。そして、複数の帯状フィルム基板51が並列配置された状態で送給ロール53から基板位置決め手段54に送給され、基板位置決め手段54にて電子部品3、4を実装する各フィルム基板52を吸着等の適宜手段で固定して実装位置のX方向の位置決めを行い、実装手段26の第1の実装ヘッド27及び第2の実装ヘッド28にて電子部品3、4をY方向の所定位置に実装し、電子部品3の実装の終了したフィルム基板52は帯状フィルム基板51を回収ロール55に順次巻き取ることで回収するように構成されている。このような構成によれば、フィルム基板52に対する電子部品3の実装を効率的に行うことができる。また、図9、図10に示した構成の電子部品実装装置においても、同様に適用可能である。
【0084】
【発明の効果】
本発明の電子部品実装装置によれば、以上のように基板位置決め手段にて基板をX方向に位置決めし、基板位置決め手段のY方向の一側において、上向き部品供給手段にて接続面が上向きの電子部品を供給し、その電子部品を反転移送手段にて第1の部品供給位置に供給し、基板位置決め手段のY方向の他側において、下向き部品供給手段にて接続面が下向きの電子部品を第2の部品供給位置に供給し、実装手段の第1と第2の実装ヘッドにて第1又は第2の部品供給位置で電子部品を保持してY方向に移動・位置決めすることで、基板の所定の実装位置に所定の電子部品を実装するようにしているので、ベアICチップなどの接続面を上向きにして供給される電子部品とチップ部品などの接続面を下向きにして供給される電子部品を、1台の装置にて共に接続面を基板表面に対向させた状態で実装することができ、かつ実装ヘッドを1方向にのみ直線移動させて位置決めすれば良いので、高精度・高速実装を実現することができ、さらに第1の実装ヘッドと第2の実装ヘッドを独立して各別に移動駆動することによって一方の実装ヘッドにて実装動作中に他方の実装ヘッドにてその部品供給位置から部品を保持して実装動作直前までの動作を完了しておくことができ、一層の高速実装を実現することができる。
特に、第2の部品供給位置への一度の移動によって複数のチップ部品を保持することができ、実装点数の比較的多いチップ部品の実装を効率的に行うことができ、全体として実装効率を向上することができる。
また、別の特徴によれば、特に、上向き部品供給手段にて供給された電子部品を反転移送手段にて第1の部品供給位置に上下を反転して供給する工程のタクトが長いために、各基板毎の実装タクトが長くなり、実装効率が低下するような場合に、1回の往復動作で複数の電子部品を供給できるので、実装効率を大幅に向上することができる。
【0085】
また、基板搬送方向のX方向と直交するY方向に基板位置決め手段にて基板を位置決めし、基板位置決め手段のX方向の一側において、上向き部品供給手段にて接続面が上向きの電子部品を供給し、その電子部品を反転移送手段にて第1の部品供給位置に供給し、基板位置決め手段のX方向の他側において、下向き部品供給手段にて接続面が下向きの電子部品を第2の部品供給位置に供給し、実装手段にて第1又は第2の部品供給位置で電子部品は保持してX方向に移動・位置決めすることで、基板の所定の実装位置に所定の電子部品を実装するようにしても同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品実装装置の一実施形態における全体概略構成を示す斜視図である。
【図2】同実施形態において実装する上向き供給電子部品と下向き供給電子部品を示す斜視図である。
【図3】同実施形態における実装工程を模式的に示した斜視図である。
【図4】同実施形態における認識カメラの移動・位置決め機構を示す斜視図である。
【図5】同実施形態における反転移送手段の全体構成を示す透視斜視図である。
【図6】同実施形態における反転移送手段の要部詳細を示す透視斜視図である。
【図7】同実施形態における第2の実装ヘッドの要部の構成を示す斜視図である。
【図8】同実施形態における同時認識カメラの移動・位置決め機構を示す斜視図である。
【図9】本発明の電子部品実装装置の他の実施形態における全体概略構成を示す透視斜視図である。
【図10】同実施形態の全体概略構成を示す平面図である。
【図11】上記各実施形態における第1の実装ヘッドの変形例の斜視図である。
【図12】上記各実施形態における上向き供給電子部品の供給形態の各種変形例を示す斜視図である。
【図13】上記各実施形態における上向き供給電子部品の供給手段の他の構成例を示す斜視図である。
【図14】本発明の電子部品実装装置の別の実施形態における実装工程を模式的に示した斜視図である。
【図15】本発明の電子部品実装装置のさらに別の実施形態における全体概略構成を示す平面図である。
【図16】上記各実施形態における反転移送手段の変形例の動作説明図である。
【図17】上記各実施形態における反転移送手段及び第1の実装ヘッドの変形例の動作説明図である。
【図18】本発明の電子部品実装装置をフィルム基板に対する実装工程に適用した例の全体概略斜視図である。
【図19】従来例の電子部品実装装置の全体概略構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 電子部品実装装置
2 基板
3 上向き供給電子部品
3A 下向き供給電子部品
4 下向き供給電子部品
6 部品供給部(上向き部品供給手段)
7 部品供給部(下向き部品供給手段)
8 半導体ウエハ
13 エキスパンド台(上向き部品供給手段)
14 X方向テーブル(供給テーブル)
14A Y方向テーブル(供給テーブル)
18、18A 反転移送手段
25a、25b 吸着ノズル(保持手段)
26、26A 実装手段
27 第1の実装ヘッド
27d 加熱手段
27e 駆動手段
28 第2の実装ヘッド
28e 駆動手段
28a 吸着ノズル(保持手段)
29a 送りねじ軸
31 X方向テーブル(基板位置決め手段)
31A Y方向テーブル(基板位置決め手段)
33 同時認識カメラ(認識手段)
35 搬入部
36 搬出部
38a、38b ヘッド
50 移載ステージ
51 帯状フィルム基板
52 フィルム基板
53 送給ロール
54 基板位置決め手段
55 回収ロール
A 第1の部品供給位置
B 第2の部品供給位置

Claims (8)

  1. 基板をX方向に位置決めする基板位置決め手段を設け、基板位置決め手段に対してX方向と直交するY方向の一側に、基板の電極と接続する電極を有する接続面を上向きにした状態で電子部品を供給する上向き部品供給手段と、上向き部品供給手段から電子部品を受け取ってY方向に移動するとともに上下を反転して第1の部品供給位置に供給する反転移送手段とを配設し、基板位置決め手段に対してY方向の他側に、接続面を下向きにした状態で電子部品を第2の部品供給位置に供給する下向き部品供給手段を配設し、第1の部品供給位置で電子部品を保持してY方向に移動し基板位置決め手段上の基板のY方向の任意の位置に実装する第1の実装ヘッドと第2の部品供給位置で電子部品を保持してY方向に移動し基板位置決め手段上の基板のY方向の任意の位置で実装する第2の実装ヘッドとを有するとともにこれら第1と第2の実装ヘッドが各別に動作可能な実装手段を設け、第2の実装ヘッドは、複数のチップ部品を保持するとともに任意のチップ部品を選択的に実装するように構成されていることを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 基板をX方向に位置決めする基板位置決め手段を設け、基板位置決め手段に対してX方向と直交するY方向の一側に、基板の電極と接続する電極を有する接続面を上向きにした状態で電子部品を供給する上向き部品供給手段と、上向き部品供給手段から電子部品を受け取ってY方向に移動するとともに上下を反転して第1の部品供給位置に供給する反転移送手段とを配設し、基板位置決め手段に対してY方向の他側に、接続面を下向きにした状態で電子部品を第2の部品供給位置に供給する下向き部品供給手段を配設し、第1の部品供給位置で電子部品を保持してY方向に移動し基板位置決め手段上の基板のY方向の任意の位置に実装する第1の実装ヘッドと第2の部品供給位置で電子部品を保持してY方向に移動し基板位置決め手段上の基板のY方向の任意の位置で実装する第2の実装ヘッドとを有するとともにこれら第1と第2の実装ヘッドが各別に動作可能な実装手段を設け、反転移送手段は、それぞれ電子部品を保持する複数の保持手段を備えていることを特徴とする電子部品実装装置。
  3. 第1の実装ヘッドは、各々がそれぞれ電子部品を保持して実装する複数のヘッドを備えていることを特徴とする請求項に記載の電子部品実装装置。
  4. 基板搬送方向のX方向と直交するY方向に基板を位置決めする基板位置決め手段を設け、基板位置決め手段に対してX方向の一側に、基板の電極と接続する電極を有する接続面を上向きにした状態で電子部品を供給する上向き部品供給手段と、上向き部品供給手段から電子部品を受け取ってX方向に移動するとともに上下を反転して第1の部品供給位置に供給する反転移送手段とを配設し、基板位置決め手段に対してX方向の他側に、接続面を下向きにした状態で電子部品を第2の部品供給位置に供給する下向き部品供給手段を配設し、第1の部品供給位置で電子部品を保持してX方向に移動し基板位置決め手段上の基板のX方向の任意の位置に実装する第1の実装ヘッドと第2の部品供給位置で電子部品を保持してX方向に移動し基板位置決め手段上の基板のX方向の任意の位置で実装する第2の実装ヘッドとを有するとともにこれら第1と第2の実装ヘッドが各別に動作可能な実装手段を設けたことを特徴とする電子部品実装装置。
  5. 上向き部品供給手段は、複数の突起電極を有する接続面を上向きにしたベアICチップを供給する手段であることを特徴とする請求項記載の電子部品実装装置。
  6. 上向き部品供給手段は、電子部品を所定の平面領域に配列されている複数の電子部品を保持した状態でY方向に移動可能な供給テーブルを備え、反転移送手段は供給テーブル上の電子部品配列領域のX方向の任意の位置と第1の部品供給位置との間で移動・位置決め可能に構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の電子部品実装装置。
  7. 基板位置決め手段にて位置決めされた基板のX方向幅の範囲を移動可能でかつ実装手段による実装位置と実装位置から退避した位置との間で移動可能な認識手段を設け、認識手段は実装位置に位置決めされた状態で実装手段に保持された電子部品と基板の実装位置の両方を認識するように構成したことを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の電子部品実装装置。
  8. 第1の部品供給位置のX方向の側方位置に、接続面を下向きにした状態で電子部品を保持する移載ステージを配設するとともに第1の実装ヘッドを移載ステージ上の電子部品を保持可能に構成し、移載ステージに接続面を下向きにした状態で電子部品を供給する手段を設けたことを特徴とする請求項4〜7の何れかに記載の電子部品実装装置。
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