JP4103874B2 - 原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートスルー(sheet-through)方式の原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に、読取ガラスに付着した異物により生ずる筋ノイズを緩和する技術に関する。
シートスルー方式の原稿読取装置は、スキャナ上で原稿を搬送しながら画像を読み取る。スキャナが移動しながら原稿を読み取るプラテンセット方式と比べて、シートスルー方式は小型で低コスト、低騒音、高生産性等の利点があり原稿読取装置の主流となっている。
シートスルー方式では、原稿がローラーやガイド部材と擦れながら搬送されるので、紙粉等の異物の発生頻度が非常に高い。かかる異物が読取ガラスに付着すると、読取画像に筋ノイズが発生し易い。
このような問題に対して、例えば、読取ガラスを含む光学部品を5kHz以上の周波数で振動させる技術が開発されている(特許文献1)。図12は、このような従来技術に係る原稿読取装置の概略構成を示す図である。図12に示されるように、当該従来技術に係る原稿読取装置60は原稿603を、ローラー601、602によって搬送し、ガイド部材604、605により画像読み取り位置606へを導く。バックアップ部材607によって読取ガラス608に押し付けられた原稿603は露光ランプ609に照明され、その反射光がミラー610、レンズ611を経由してCCD(Charge Coupled Device)612に入射することによって画像が読み取られる。
読取ガラス608は、装置フレーム613に弾性部材614を介して支持されており、駆動装置615により副走査方向に往復する。読取ガラス608が往復する周期はCCD612の読取周期と略同じである。このようにすれば、読取ガラス608上の異物をCCD612の読取範囲外へ読取周期毎に移動させることができるので、筋ノイズを薄めて目立ち難くすることができる。
特開2000−324312号公報
しかしながら、かかる高周波数で読取ガラスを振動させると騒音が発生するため事務機器として不適当である。
また、近年、盛んに開発が進められているカラー読取装置ではRGBの原色毎にCCDが必要となるので、モノクロ読取装置と比較して読取範囲が広い。このため、カラー読取装置では異物を読取範囲外へ移動させることがモノクロ読取装置よりも難しい。
更に、カラー読取装置では、モノクロ読取装置よりも筋ノイズが目立ち易い。図13はガンマ補正に用いるガンマ曲線を例示するグラフである。図13において、横軸は入力濃度を表わし、縦軸は出力濃度を表わす。また、実線はカラー読取装置で用いられるガンマ曲線(以下、「カラー用ガンマ曲線」という。)を表わし、破線はモノクロ読取装置(以下、「モノクロ用ガンマ曲線」という。)で用いられるガンマ曲線を表わす。
図13に示されるように、モノクロ用ガンマ曲線は中間濃度において傾きが急になると共に、低濃度部分と高濃度部分で傾きがなだらかとなっており、下地の濃度を下げると共に文字部分の濃度を上げてはっきりさせる効果を有する。このため、紙粉等の異物による筋ノイズは低濃度なのでガンマ補正によって更に濃度が低下し目立たなくなる。また、高濃度においても階調再現性が低いので、高濃度の筋ノイズの周辺が高濃度ならば、周辺画像に埋もれて、目立たなくなる。
一方、カラー用ガンマ曲線は入力濃度に依存した階調再現性の低下が小さいので、低濃度の筋ノイズであれ、高濃度の筋ノイズであれ、モノクロの場合との比較において周辺画像に埋もれ難いので、筋ノイズが目立ち易い。
また、異物がCCD読取範囲を異物が横切るように移動すると、RGBそれぞれの色に対応するCCDを順次横切ることになるので、筋ノイズの色が副走査方向に沿って変化してしまう。このため、筋ノイズが周辺画像に埋もれ難く、目立ち易いという問題もある。
本発明は、上述のような問題点に鑑みて為されたものであって、カラー画像を読み取る際に、読取ガラスを高周波数で振動させることなく、読取ガラス上の異物に起因する筋ノイズを軽減することができる原稿読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る原稿読取装置は、原稿を搬送しながら透明部材を介して前記原稿の画像を読み取る原稿読取装置であって、前記原稿の搬送方向に沿って配列された複数の読取手段と、前記読取手段に対して、前記透明部材を前記原稿の搬送方向に往復移動させる駆動手段とを備え、前記読取手段は、低濃度異物による画質低下が目立たないように、前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅Wと、前記透明部材の往復運動のストロークSとが式
Figure 0004103874
を満たすことを特徴とする。
このようにすれば、カラー画像を読み取る際に読取ガラスを高周波数で振動させることなく、読取ガラス上の異物に起因する筋ノイズを軽減することができる。
また、透明部材に付着した異物の反射濃度が低い場合には筋ノイズを目立ち難くすることができる。
また、本発明に係る原稿読取装置は、前記読取手段が、高濃度異物による画質低下が目立たないように、前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅Wと、前記透明部材の往復運動のストロークSとが式
Figure 0004103874
を満たすことを特徴とする。このようにすれば、透明部材に付着した異物の反射濃度が高い場合には筋ノイズを目立ち難くすることができる。
また、前記読取手段が前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅Wと、前記透明部材の往復運動のストロークSとが式
Figure 0004103874
を満たすとすれば、透明部材に付着した異物の反射濃度に関わらず筋ノイズを目立ち難くすることができるので、なお好適である。
また、本発明に係る原稿読取装置は、前記透明部材の前記読取手段に対して往復運動する速度は正弦波形に従って変化することを特徴とする。このようにすれば、透明部材を往復運動させるに伴って発生する振動や騒音を低減することができる。
また、本発明に係る原稿読取装置は、前記読取手段の読取線速度V、前記読取手段が前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅W、前記透明部材の往復運動の周波数f及び前記透明部材に付着した異物の前記原稿の搬送方向における長さdに対して、前記透明部材の往復運動のストロークSが式
Figure 0004103874
Figure 0004103874
を満たすことを特徴とする。このようにすれば、筋ノイズの周期を7mm以上とし、かつその長さを3mm以下とすることができるので、筋ノイズを目立ち難くすることができる。
なお、通常、読取ガラスに付着する異物の大きさは読取手段の前記幅との比較において無視できるほど小さいので、前記読取手段の読取線速度V、前記読取手段が前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅W及び前記透明部材の往復運動の周波数fに対して、前記透明部材の往復運動のストロークSが式
Figure 0004103874
Figure 0004103874
を満たすとしても同等の効果を得ることができる。
例えば、前記読取手段の読取線速度が177mm/s、前記読取手段が前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅が387μm、前記透明部材の往復運動の周波数が18Hz、前記透明部材の往復運動のストロークが9mmであるとすれば、筋ノイズの目立ち難い原稿読取装置を得ることができる。
また、前記読取手段はCCDラインセンサーであって、3原色のそれぞれに対応する3つのCCDラインセンサーの長手方向が前記搬送方向にほぼ直交するように配設しても良い。このようにすれば、CCDラインセンサーを用いた原稿読取装置において筋ノイズを目立ち難くすることができる。
本発明に係る画像形成装置は、原稿を搬送しながら透明部材を介して前記原稿の画像を読み取る原稿読取装置であって、前記原稿の搬送方向に沿って配列された複数の読取手段と、前記読取手段に対して、前記透明部材を前記原稿の搬送方向に往復移動させる駆動手段とを備え、前記読取手段は、低濃度異物による画質低下が目立たないように、前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅Wと、前記透明部材の往復運動のストロークSとが式
Figure 0004103874
を満たす原稿読取装置を備えることを特徴とする。このようにすれば、カラー画像を読み取る際に読取ガラスを高周波数で振動させることなく、読取ガラス上の異物に起因する筋ノイズを軽減することができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記読取手段が、高濃度異物による画質低下が目立たないように、前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅Wと、前記透明部材の往復運動のストロークSとが式
Figure 0004103874
を満たすことを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記読取手段が、前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅Wと、前記透明部材の往復運動のストロークSとが式
Figure 0004103874
を満たすことを特徴とする。
以下、本発明に係る原稿読取装置及び画像形成装置の実施の形態について、MFP(Multi-Functional Peripheral)を例にとり、図面を参照しながら説明する。
[1] 装置構成
図1は、本実施の形態に係るMFPの概略構成を示す図である。図1に示されるように、MFP1は原稿読取装置10と画像形成装置20とを備えている。また、原稿読取装置10は自動原稿搬送装置(ADF:Automatic Document Feeder)101と原稿読取部102とを備えている。画像形成装置20の構成は割愛する。
自動原稿搬送装置101は原稿を搬送するための搬送ローラー対200及び上部規制板201を備えている。また、画像読取部102は読取ガラス203、露光ランプ204、反射ミラー205、通紙ガイド202、レンズ206、CCD207及び画像処理部(図示省略)を備えている。
このような構成によって、原稿が搬送ローラー対200によって読取ガラス203上に搬送され、上部規制板201によって読取ガラス203に押し付けられる。露光ランプ204が原稿面を照明すると、原稿面からの反射光は反射ミラー205及びレンズ206を経由してCCD207に入射する。CCD207が出力する電気信号は画像処理部に入力され、ガンマ補正等の画像処理が施される。
なお、CCD207は600dpi、読取線速度177mm/s、読取範囲dot(=387μm)のカラーCCDである。
[2] 読取ガラスの駆動
MFP1はクランク機構により読取ガラスを往復運動させる。図2は、画像読取部102が読取ガラス203を往復運動させるための構成を示す図である。図2に示されるように、画像読取部102は通紙ガイド202、読取ガラス203、ガラスホルダーガイド210、読取ガラスホルダー211、アーム212、カム213、軸214、歯車215、216及びモーター217を備えている。
読取ガラス203は読取ガラスホルダー211に保持されており、読取ガラスホルダー211は副走査方向に往復運動するように、その運動方向をガラスホルダーガイド210にて規制されている。また、読取ガラスホルダー211には回動自在なアーム212が取り付けられている。アーム212の読取ガラスホルダー211に接続されていないほうの端部はカムフォロワ(cam follower)となっている。
カム213はアーム212のカムフォロワに遊嵌されている。カム213を回転駆動する軸214の一端には歯車215が取り付けられている。歯車216は歯車215に歯合しており、回転軸を同じくするベルト車を備えている。モーター217もまたベルト車を有し、当該ベルト車と歯車216のベルト車とにはベルトが張着されている。モーター217がそのベルト車を回転駆動すると、歯車216のベルト車が回転駆動されるので、歯車216が回転し、歯車215が回転する。この回転運動が、カム213とアーム212とにより直線運動に変換されて、読取ガラスホルダー211が副走査方向に往復運動する。
上記クランク機構によって、本実施の形態においては、読取ガラス203が毎秒18往復だけ往復運動する。また、読取ガラス203の移動ストロークLSTROKEは9mmである。
図3は読取ガラス203の移動ストロークを示す模式図である。図3に示されるように、カム213が読取ガラスホルダー211にもっとも接近したときの読取ガラスホルダー211の位置と、カム213が読取ガラスホルダー211にもっとも離隔したときの読取ガラスホルダー211の位置との間の距離が読取ガラス203の移動ストロークLSTROKEである。
[3] 筋ノイズの評価
次に、MFP1の読取ガラス203に異物が付着した場合に発生する筋ノイズを評価する。図4は読取ガラス203に直径100μmの異物が付着した場合に発生する筋ノイズを示す模式図である。図4において、記録シート30には筋ノイズ31が画像形成されている。また、記録シート30の右手に示される破線は記録シート30上の円形領域32に含まる筋ノイズを拡大表示したものである。
さて、後述するように、読取ガラス203に直径100μmの異物が付着した状態で画像を読み取ると、図4に示されるように、筋ノイズ31が発生する。この筋ノイズは筋部分の長さが2.57mmで、筋と筋との間隔が7.27mmとなっている。筋の幅は異物の直径程度である。
このように、本実施の形態によれば、筋ノイズを目立ち難くすることができる。更に、前記従来技術では読取ガラスを5kHz以上の高周波数で振動させるのに対して本実施の形態においては18Hzと極めて低い周波数で振動させるので騒音を抑えることもできる。
[4] 考察
シートスルー方式の原稿読取装置を備えた複写機において、読取ガラス上に異物が付着した場合に発生する筋ノイズについて考察する。
(1) 読取ガラスを1方向にのみ移動させる場合
先ず、読取ガラスを静止させたまま画像を読み取ると記録シート上に副走査方向に途切れなく続く筋ノイズが発生する(図5(a))。
一方、画像読み取り中に読取ガラスを原稿搬送方向(副走査方向)へ移動させた場合には、異物がCCDの読取位置を横切るのに要する時間に応じた長さの筋ノイズが発生する(図5(b))。このようにすれば、筋ノイズの長さを短縮できるという意味で画質を改善することができる。しかしながら、かかる方法で筋ノイズを短縮するには限界がある。
例えば、解像度600dpi、読取線速度177mm/s、読取範囲9dotのカラーCCDでサイズがLedger(副走査方向の寸法が432mmの所謂長尺原稿)の原稿を読み取る場合に、直径1mmの異物が付着した読取ガラスを原稿搬送方向へ速度50mm/sで移動させると、筋ノイズの長さは約5mmと短くなりあまり目立たない。一方、この間の読取ガラスの移動距離は約122mmにもなり、かかる移動距離を実現するためには装置の大型化が避けられず現実的ではない。
また、読取ガラスの移動距離を10mmに抑えるためには読取ガラスの移動速度が4mm/s程度となり、直径1mmの異物による筋ノイズの長さが約60mmにもなってしまう。
すなわち、読取ガラスを原稿搬送方向に移動させることによって、筋ノイズを短くしようとすると装置が大型化して実用に絶えず、ガラスの移動距離を抑えようとすると筋ノイズが長くなってしまう。
一般的に、CCD読取範囲LCCD、CCD読取線速度VCCD、読取ガラスの移動速度VGLASS及び読取ガラスに付着した異物の副走査方向の長さdを用いて筋ノイズの長さLNOISEは次式にて表わされる。
Figure 0004103874
図6はCCD読取線速度VCCDを177MM/Sとした場合における読取ガラスの移動速度VGLASSと発生する筋ノイズの長さLNOISEとの関係を示すグラフである。読取ガラスの移動速度VGLASSが大きいほど筋ノイズLNOISEが短くなることが分かる。
また、次式は読取ガラスの移動速度VGLASSと読取ガラスの移動距離LGLASSとの関係を示す。
Figure 0004103874
図7は読取ガラスの移動速度VGLASSと、原稿1枚を読み取る間に読取ガラスが移動する距離LGLASSとの関係を示すグラフである。読取ガラスの移動速度VGLASSが大きいほど読取ガラスの移動距離LGLASSが大きくなることが分かる。
(2) 読取ガラスに往復運動させる場合
さて、次に読取ガラスを往復運動させる場合について考察する。読取ガラスに往復運動させる場合には、例えば、読取ガラスの移動距離が3mmであっても、往復運動の周期が10Hz以上ならば、読取ガラスの移動速度と原稿の搬送速度が一致して、筋ノイズが短くなる。一方、往復運動の折り返し位置においては、読取ガラスの移動速度がゼロとなるため、筋ノイズが長くなる。このため、筋ノイズが断続的に発生する(図5(c))。このようにすれば、読取ガラスを原稿搬送方向にのみ移動させる場合と比較して個々の筋ノイズの長さは短くなるが、依然として見苦しい。
これに対して、往復運動の周波数を50Hzとすると、個々の筋ノイズを更に短くすることができる(図5(d))。しかしながら。筋ノイズの間隔も狭くなり筋ノイズの連続性が高まるのでやはり見苦しい。
(3) 筋ノイズの主観評価(その1)
読取ガラスを往復運動させると原稿搬送方向の最上流と最下流との2点(以下、「死点」という。)において速度がゼロとなる。
死点以外では読取ガラスの速度が大きいため異物がCCDの読取範囲内に長く滞在せず、筋ノイズが短くなる。長さが1mm以下の筋ノイズは、階調差が低いため誤差拡散法等の画像処理によって周辺濃度に埋もれ、あまり目立たない。
一方、死点付近では読取ガラスの速度が小さいため、異物がCCDの読取範囲内に長く滞在して、筋ノイズが長くなる。筋ノイズの長さが最も大きくなるのは、RGBのCCD画素すべてを異物が横切る直前で折り返すときである。従って、かかる場合に生じる筋ノイズを目立たなくすることができれば、筋ノイズ全般を目立たなくすることができる。
筋ノイズの長さが最大となるのは、異物が3色のCCD画素の端で折り返すときである。この場合に異物がCCD読取範囲内を移動する際の読取ガラスの平均速度をVMEAN1とすると、異物がCCD読取範囲LCCDを往復するのに要する時間TD
Figure 0004103874
である。ここで、通常、異物の大きさは数μm程度であるのに対してCCD読取範囲LCCDは9dot(=387μm)なので、異物の大きさは無視できる。よって、
Figure 0004103874
したがって、筋ノイズの最大長さLMAX
Figure 0004103874
となる。
また、この場合における筋ノイズの周期PNOISEは、読取ガラスのストロークをLSTROKE、平均速度をVMEAN2とすると
Figure 0004103874
である。
従って、筋ノイズを目立たなくするためには
Figure 0004103874
を小さくすると共に周期PNOISEに対する長さLmaxの比
Figure 0004103874
を小さくすれば良い。
ここで、読取ガラスの平均速度VMEAN2、VMEAN1と読取ガラスの最大速度VMAXとの間には次のような関係がある。すなわち、
Figure 0004103874
Figure 0004103874
よって、前述の比は
Figure 0004103874
となる。従って、CCD読取範囲LCCDに対してストロークLSTROKEが十分大きければ筋ノイズを目立たなくすることができる。
そこで、CCD読取範囲LCCDを9dotに固定してストロークLSTROKEを変化させた筋ノイズを被験者100名に提示して目立ちの程度を評価させた。なお、読取ガラスの往復運動の周波数は10Hzとした。
図8は、評価結果を示すグラフである。図8の横軸はストロークLSTROKEに対するCCD読取範囲LCCDの比LCCD/LSTROKEを示す。縦軸は比LCCD/LSTROKE毎に筋ノイズが許容できると回答した被験者の割合、即ち筋ノイズが目立たないと評価した被験者の割合を示す。また、実線は高濃度異物による筋ノイズを提示した場合の評価結果を示し、破線は低濃度異物による筋ノイズを提示した場合の評価結果を示す。
記録シートへの異物の付着状況はマクベス反射濃度を用いて定量化することができる。マクベス反射濃度ODは、基準光量を照射された試料からの反射光量(反射率R)を用いて次式のように定義される。
Figure 0004103874
すなわち、マクベス反射濃度ODが高いほど、反射率Rが低く、試料は黒みを帯びることとなる。
一般に、記録シートに付着した異物のうちマクベス反射濃度ODが最も低いものは紙粉(炭酸カルシウム等の填料成分)で、0.3程度である。また、マクベス反射濃度ODが最も高いものはトナーや鉛筆の芯粉で、1.4程度である。このような知見に鑑みて、本実験はマクベス反射濃度ODが0.3(低濃度異物)の場合と、1.4(高濃度異物)の場合について評価を行った。
さて、図8に示されるように、高濃度異物による場合(実線)でも低濃度異物による場合(破線)でも、比LCCD/LSTROKEが大きくなるほど筋ノイズを許容できるとの回答の割合が減少する。また、異物の濃度が低いほど筋ノイズを許容できる比LCCD/LSTROKEが大きくなる。
80%以上の被験者が筋ノイズを許容できると回答した比LCCD/LSTROKEは高濃度異物の場合は0.5以下、低濃度異物の場合は0.9以下である。また、いずれも場合も比LCCD/LSTROKEが0.09を下回ると被験者の100%が筋ノイズを許容できると回答した。また、被験者の95%以上を満足させれば足るという基準を設ければ、いずれの場合も比LCCD/LSTROKEを0.3以下とすることによって、異物の濃度に関わらず筋ノイズを目立ち難くすることができる。
(4) 読取ガラスの平均速度と読取ガラスの最大速度との関係
読取ガラスの平均速度VMEAN2、VMEAN1と読取ガラスの最大速度VMAXとの間の関係式
Figure 0004103874
Figure 0004103874
を求める。なお、ここで、読取ガラスの速度は周期Tglassで正弦波に従って変化するとする。すなわち、
Figure 0004103874
先ず、読取ガラスの平均速度VMEAN2と最大速度VMAXとの間の関係式を求める。読取ガラスの平均速度VMEAN2を読取ガラスの移動速度の自乗平均と定義すれば、三角関数の倍角公式を用いて直ちに得ることができる。
Figure 0004103874
また、異物が3色のCCD画素の端で折り返すときに異物がCCD読取範囲内を移動する際の読取ガラスの平均速度VMEAN1と最大速度VMAXとの関係式を求めるには、先ず、異物が3色のCCD画素の端で折り返すときに異物がCCD読取範囲内を移動する際の読取ガラスの最大速度VLを考える。読取ガラスは異物がCCD読取範囲内から脱するときに速度VLをとり、その後、最大速度VMAXに到達する。死点を通過してから速度VLをとるまでの時間をT1、最大速度VMAXをとるまでの時間をT2とすると、
Figure 0004103874
と近似できる。また、死点から速度VLとなる位置までの距離はCCDの読取範囲LCCDに等しく、死点から最大速度VMAXとなる位置までの距離は読取ガラスのストロークLSTROKEの半分に等しいので、
Figure 0004103874
Figure 0004103874
と近似できるので、
Figure 0004103874
更に、
Figure 0004103874
と近似すれば、
Figure 0004103874
を得る。
(5) 筋ノイズの主観評価(その2)
筋ノイズの長さと間隔とを異にする様々な画像を被験者に示し筋ノイズの印象を評価させた。図9は、評価結果を示す散布図である。図において、○印は筋ノイズが気にならないと評価された長さと間隔の組を表わす。△印は筋ノイズがあまり気にならないと評価された組を、×印は筋ノイズが気になると評価された組をそれぞれ表わす。図9に示されるように、筋ノイズの長さが3mm以下で、かつ間隔が7mm以上ならば筋ノイズが気ならないとの評価結果を得た。この条件は、CCD読取範囲LCCDに対するストロークLSTROKEの比が0.09である場合に相当し、上述した実験の結果と符合する。
(6) 読取ガラスの移動条件
筋ノイズの長さが3mm以下で、かつ間隔が7mm以上となる読取ガラスの移動条件を求める。CCDの読取線速度をSPとし、読取ガラスの往復運動の周波数をfとすると、筋ノイズの周期PNOISE
Figure 0004103874
と表わされる。この式と周期PNOISEに対する筋ノイズの最大長さLMAXの比の式とから次のように長さLMAXを得ることができる。
Figure 0004103874
従って、筋ノイズの最大長さLMAXが3mm以下であるためには、
Figure 0004103874
よって、
Figure 0004103874
となる必要がある。例えば、SP=177mm/s、LCCD=387μm、d=100μmの場合には、
Figure 0004103874
となる。
また、筋ノイズの間隔が7mm以上であるためには、筋ノイズの周期PNOISEと最大長さLMAXの差が7mm以上である必要がある。
Figure 0004103874
すなわち、
Figure 0004103874
より、
Figure 0004103874
である必要がある。上と同じく、SP=177mm/s、LCCD=387μm、d=100μmの場合には、
Figure 0004103874
となる。
図10は、読取ガラスの周波数fに応じて筋ノイズの長さが3mm以下となる読取ガラスのストロークLSTROKE及び筋ノイズの間隔が7mm以上となる読取ガラスのストロークLSTROKEを示すグラフである。図10において、横軸は読取ガラスが往復する周波数fを表わし、縦軸は読取ガラスが往復するストロークLSTROKEを表わす。また、曲線40は式(2)をプロットしたグラフであり、曲線41は式(4)をプロットしたグラフである。
図10に示されるように、グラフ40、41に挟まれた領域(斜線部分)が筋ノイズの長さが3mm以下となり、かつ、筋ノイズの間隔が7mm以上となる周波数fとストロークLSTROKEの組み合わせの範囲である。丸印42は、周波数fが18Hzで、ストロークLSTROKEが9mmの点を示す。この場合における、筋ノイズの最大長さLMAXと間隔Iは式(2)、(4)より次の値をとる。
MAX=2.57(mm)
I=7.27(mm)
読取装置をかかる構成とすれば、筋ノイズを目立たなくするに当たって、読取ガラスの周波数fを低く抑えると共にストロークLSTROKEをより小さくすることができる。従って、装置の振動を抑えて静音化を図ると共に、装置の小型化を図ることができる。
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1) 上記実施の形態においては、読取ガラスの往復運動の周波数が18Hzで、ストロークが9mmである場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもない。また、CCDの読取線速度が177mm/s、CCDの読取範囲が9dotである場合を専ら例示したが、本発明がこれにも限定されず、以下のようにしても良い。
すなわち、CCDの読取線速度SP、CCD読取範囲LCCD、読取ガラスの往復運動の周波数f、読取ガラス203の移動ストロークLSTROKE及び読取ガラスに付着した異物の副走査方向の長さdが式(1)、(3)を満たせば、筋ノイズの長さが3mm以下で、かつ筋ノイズの間隔が7mm以上となるので、筋ノイズを目立ち難くすることができる。
(2) 上記実施の形態においては、クランク機構を用いて読取ガラスを駆動する場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、他の機構を用いて読取ガラスを駆動するとしても良い。例えば、ラックピニオン機構を用いて読取ガラスを駆動しても良い。図11は、本変形例に係る画像読取部が読取ガラスを往復運動させるための概略構成を示す図である。
図11に示されるように、画像読取部500は通紙ガイド502、読取ガラス503、ガラスホルダーガイド510、読取ガラスホルダー511、ラック512、ピニオン513、軸514、歯車515、516及びモーター517を備えている。
読取ガラス503は読取ガラスホルダー511に保持されており、読取ガラスホルダー511は副走査方向に往復運動するように、その運動方向をガラスホルダーガイド510にて規制されている。また、読取ガラスホルダー512は読取ガラス503について通紙ガイド502とは反対側にはラック512が取り付けられている。ラック512の一方の主面には歯が形成されており、ピニオン513と噛み合っている。
ピニオン513を回転駆動する軸514の一端には歯車515が取り付けられている。歯車516は歯車515に歯合しており、回転軸を同じくするベルト車を備えている。モーター517もまたベルト車を有し、当該ベルト車と歯車516のベルト車とにはベルトが張着されている。モーター517がそのベルト車を回転駆動すると、歯車516のベルト車が回転駆動されるので、歯車516が回転し、歯車515が回転する。この回転運動が、ピニオン513とラック512とにより直線運動に変換されて、読取ガラスホルダー511が副走査方向に往復運動する。
このようなラックピニオン機構を用いても、読取ガラス503を所望の周期及びストロークで往復運動させることができる。
(3) 上記実施の形態においては、読取ガラスの移動速度の変化は正弦波形に従うとしたが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、正弦波形以外のパターンに従って読取ガラスの移動速度を変化させるとしても良い。
上述したように、読取ガラスに付着した異物がCCD読取範囲の一端からCCD読取範囲に入り、その他端で折り返す場合に筋ノイズが最も長くなる。読取ガラスの移動速度の変化が正弦波形に従う場合には、死点付近で移動速度が低下するため、かかる場合における筋ノイズの延長の程度が更に甚だしくなる。これに対して、死点付近の移動速度を大きくすれば、筋ノイズの最大長さを抑えて筋ノイズを目立ち難くすることができる。
このためには、変形例(2)のようなラックピニオン機構を用いて、読取ガラスを等速で往復運動させれば良い。なお、死点で読取ガラスを急激に停止させると振動や騒音を生じたり、原稿読取装置の破損を招く可能性が高まったりする。従って、読取ガラスを等速移動させる場合には式(1)、(3)を満たす範囲で可能な限り低速とするのが望ましい。
(4) 上記実施の形態においては、読取ガラスを介して原稿を読み取る場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、ガラス以外の透明部材を介して原稿を読み取るとしても良い。かかる透明部材の例としては、透明プラスチック材料、具体的にはポリカーボネート樹脂(PC: polycarbonate)、ポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA: polymethyl-methacrylate)、透明ABS(acrylonitrile butadiene strylene)樹脂などが挙げられる。
(5) 上記実施の形態においては、CCDを用いて原稿から画像を読み取る場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、CCD以外の装置を用いて原稿を読み取るとしても良い。かかる読取装置の例としては、コンタクトイメージセンサ(CIS: contact image sensor)が挙げられる。
本発明に係る原稿読取装置及び画像形成装置は、シートスルー方式の原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置において読取ガラスに付着した異物により生ずる筋ノイズを緩和する技術として有用である。
本発明の実施の形態に係るMFPの構成を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る画像読取部102が読取ガラス203を往復運動させるための構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る読取ガラス203の移動ストロークを示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る読取ガラス203に直径100μmの異物が付着した場合に発生する筋ノイズを示す模式図である。 読取ガラスに異物が付着した際に生じる筋ノイズを、読取ガラスの動かし方に応じて例示する図であって、(a)は読取ガラスを動かさない場合、(b)は読取ガラスを1方向に動かした場合、(c)、(d)はそれぞれ読取ガラスを10Hz及び50Hz往復運動させた場合に生じる筋ノイズを示す。 CCD読取線速度VCCDを177MM/Sとした場合における読取ガラスの移動速度VGLASSと発生する筋ノイズの長さLNOISEとの関係を示すグラフである。 読取ガラスの移動速度VGLASSと、原稿1枚を読み取る間に読取ガラスが移動する距離LGLASSとの関係を示すグラフである。 CCD読取範囲LCCDを固定してストロークLSTROKEを変化させた筋ノイズを被験者に提示して目立ちの程度を評価させた結果を示すグラフである。 筋ノイズの長さと間隔とを異にする様々な画像を被験者に示し筋ノイズの印象を評価させた結果を示す散布図である。 読取ガラスの周波数fに応じて筋ノイズの長さが3mm以下となる読取ガラスのストロークLSTROKE及び筋ノイズの間隔が7mm以上となる読取ガラスのストロークLSTROKEを示すグラフである。 本発明の変形例(2)にかかる画像読取部が読取ガラスを往復運動させるための概略構成を示す図である。 従来技術に係る原稿読取装置の概略構成を示す図である。 モノクロ画像及びカラー画像のガンマ補正に用いられるガンマ曲線をそれぞれ例示するグラフである。
符号の説明
10……………………………………原稿読取装置
20……………………………………画像形成装置
30……………………………………記録シート
31……………………………………筋ノイズ
32……………………………………円形領域
40、41……………………………グラフ
42……………………………………丸印
60……………………………………原稿読取装置
101…………………………………自動原稿搬送装置
102、500………………………原稿読取部
200…………………………………搬送ローラー対
201…………………………………上部規制板
202…………………………………通紙ガイド
203…………………………………読取ガラス
204、504………………………露光ランプ
205…………………………………反射ミラー
206…………………………………レンズ
207、507………………………CCD
210、510………………………ガラスホルダーガイド
211、511………………………読取ガラスホルダー
212、512………………………アーム
213、513………………………カム
214、514………………………軸
215、216、515、516…歯車
217、517………………………モーター
601、602………………………ローラー
603…………………………………原稿
604、605………………………ガイド部材
606…………………………………画像読み取り位置
607…………………………………バックアップ部材
608…………………………………読取ガラス
609…………………………………露光ランプ
610…………………………………ミラー
611…………………………………レンズ
612…………………………………CCD
613…………………………………装置フレーム
614…………………………………弾性部材
615…………………………………駆動装置

Claims (11)

  1. 原稿を搬送しながら透明部材を介して前記原稿の画像を読み取る原稿読取装置であって、
    前記原稿の搬送方向に沿って配列された複数の読取手段と、
    前記読取手段に対して、前記透明部材を前記原稿の搬送方向に往復移動させる駆動手段とを備え、
    前記読取手段は、低濃度異物による画質低下が目立たないように、前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅Wと、前記透明部材の往復運動のストロークSとが式
    Figure 0004103874
    を満たす
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記読取手段は、高濃度異物による画質低下が目立たないように、前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅Wと、前記透明部材の往復運動のストロークSとが式
    Figure 0004103874
    を満たす
    ことを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 前記読取手段が前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅Wと、前記透明部材の往復運動のストロークSとが式
    Figure 0004103874
    を満たす
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の原稿読取装置。
  4. 前記透明部材の前記読取手段に対して往復運動する速度は正弦波形に従って変化する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の原稿読取装置。
  5. 前記読取手段の読取線速度V、前記読取手段が前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅W、前記透明部材の往復運動の周波数f及び前記透明部材に付着した異物の前記原稿の搬送方向における長さdに対して、前記透明部材の往復運動のストロークSが式
    Figure 0004103874
    Figure 0004103874
    を満たす
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の原稿読取装置。
  6. 前記読取手段の読取線速度V、前記読取手段が前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅W及び前記透明部材の往復運動の周波数fに対して、前記透明部材の往復運動のストロークSが式
    Figure 0004103874
    Figure 0004103874
    を満たす
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の原稿読取装置。
  7. 前記読取手段の読取線速度が177mm/s、前記読取手段が前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅が387μm、前記透明部材の往復運動の周波数が18Hz、前記透明部材の往復運動のストロークが9mmである
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の原稿読取装置。
  8. 前記読取手段はCCDラインセンサーであって、
    3原色のそれぞれに対応する3つのCCDラインセンサーの長手方向が前記搬送方向にほぼ直交するように配設されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の原稿読取装置。
  9. 原稿を搬送しながら透明部材を介して前記原稿の画像を読み取る原稿読取装置であって、
    前記原稿の搬送方向に沿って配列された複数の読取手段と、
    前記読取手段に対して、前記透明部材を前記原稿の搬送方向に往復移動させる駆動手段とを備え、
    前記読取手段は、低濃度異物による画質低下が目立たないように、前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅Wと、前記透明部材の往復運動のストロークSとが式
    Figure 0004103874
    を満たす原稿読取装置
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記読取手段は、高濃度異物による画質低下が目立たないように、前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅Wと、前記透明部材の往復運動のストロークSとが式
    Figure 0004103874
    を満たす
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記読取手段は、前記原稿の搬送方向に沿って配列された先頭から末尾までの幅Wと、前記透明部材の往復運動のストロークSとが式
    Figure 0004103874
    を満たす
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の画像形成装置。
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