JP4103371B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機やレーザビームプリンタ等の画像形成装置に係り、詳細には、感光体ドラム等の像担持体上に順次形成される複数色のトナー像を中間転写ベルトに対して多重的に転写した後、これらトナー像を一括して記録シートに転写するタイプのカラー画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりカラー画像形成装置の一つとして、無端状の中間転写ベルトの上で複数色のトナー像の重ね合わせを行い、かかる後にこれらのトナー像を記録シートに対して一括転写するように構成したものが知られている。図6はかかる装置を示すものであり、符号100は画情報に応じた静電潜像が形成される感光体ドラム、符号101は上記静電潜像をイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBkの各色トナーで現像するロータリ現像ユニット、符号102は中間転写ベルト、符号103は感光体ドラム100上に現像されたトナー像Tを中間転写ベルト102に転写するための一次転写ロール、符号104は中間転写ベルト102上のトナー像Tを記録シート105に転写するための二次転写ロール、符号106は中間転写ベルト102の表面を清掃するベルトクリーナである。
【0003】
このような構成において、上記感光体ドラム100には中間転写ベルト102の一回転毎に所定のタイミングでイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBのトナー像Tが順次形成され、上記一次転写ロール103の働きによって逐次中間転写ベルト102に転写される。これにより、中間転写ベルト102が4回転すると、かかるベルト102上の所定の位置には4色のトナー像が重なり合った合成トナー像が完成する。また、このように中間転写ベルト102がトナー像Tを担持して回動している間、上記二次転写ロール104及びベルトクリーナ106は中間転写ベルト105から離間した退避位置に設定されており、中間転写ベルト102上に転写されたトナー像Tへの接触が防止されている。
【0004】
この後、4色のトナー像の全てが中間転写ベルト102に転写されると、上記二次転写ロール104及びクリーナ106は中間転写ベルト102に当接し、かかるベルト102上の合成トナー像は記録シート105に一括して二次転写される。そして、この記録シート105を定着器107に挿通させることにより、かかる記録シート105上にはフルカラーの記録画像が形成される。また、合成トナー像を二次転写した後の中間転写ベルト102の表面には転写しきれなかった残留トナーが付着しているので、上記ベルトクリーナ106は二次転写の終了後にクリーニング位置に進出して中間転写ベルト102に当接し、かかる中間転写ベルト102の表面から残留トナーを除去する。
【0005】
上記ベルトクリーナ106は、通常、中間転写ベルト102の表面から残留トナーを掻き落とすブレードやブラシ等のクリーニング部材と、このクリーニング部材によって書き落とされたトナーを回収するトナー回収ボックスと、このトナー回収ボックスと中間転写ベルトの隙間を密封するシール部材とを備えており、前述の如くカラー画像の形成時にはそのプロセスの進行に合わせて退避位置又はクリーニング位置に設定される。すなわち、上記ベルトクリーナ106はイエロー、マゼンタ、シアンの多重トナー像が対向位置を通過した後に退避位置からクリーニング位置に設定され、ブラックを含む4色の多重トナー像が記録シート105に二次転写されたことによって生じた残留トナーを中間転写ベルト102から除去する。また、残留トナーが除去された中間転写ベルト102の表面には直ちに次のイエロートナー像が一次転写され、かかる一次転写トナー像の先端がベルトクリーナ106に接近してくることから、この一次転写トナー像を壊すことがないよう、ベルトクリーナ106は一次転写トナー像の先端が到達する前にクリーニング位置から退避位置へ再設定される(特開平10−232532号公報等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方、近年のカラー画像形成装置に対しては画像形成スピードの高速化のニーズが大きく、高速化のためには単位時間当たりに一層多くのトナーを記録シートに定着することが必要とされることから、定着器の発熱量も多くならざるを得ない。このため、機内温度の上昇を抑える観点から、装置内の雰囲気を外部へ排出する排気ファン108の風量も大きく設定する必要が生じている。
【0007】
しかし、画像形成プロセスにおけるレイアウト上の理由から、上記ベルトクリーナ106と定着器107とは極めて近い位置に設けざるを得ず、定着器107で発生した熱を装置外へ排出する排気ファン108また排気ダクトも自ずとベルトクリーナ106に近接した位置に設けられている。このため、排気ファン108が回転すると、図6に破線で示すように、ベルトクリーナ106付近に強力なエアーフローが形成されてしまう。
【0008】
ベルトクリーナ106が中間転写ベルト102に接したクリーニング位置に継続的に設定されている場合には、上記エアーフローが問題となることはないが、クリーニング位置から退避位置へ設定される際には、図7に示すように、中間転写ベルト102とベルトクリーナ106との間にエアフローが形成されてしまう。また、ベルトクリーナ106が退避位置とクリーニング位置との間を移動している最中は、クリーニング部材やシール部材の先端に付着しているトナーに対して振動が作用し、また、中間転写ベルト102との間には静電誘引力が作用することから、かかるトナーが下方へ落下又は中間転写ベルト102に向けて飛翔し易く、そこに前述のエアーフローが作用することで益々トナーの落下又は飛翔が発生し易くなってしまう。このことは、ベルトクリーナ106が退避位置からクリーニング位置に設定される場合も同じである。
【0009】
そして、ベルトクリーナ106がクリーニング位置から退避位置に設定されるタイミングは、次の記録シート105に対応して中間転写ベルト102に一次転写されたイエロートナー像がベルトクリーナ106に到達する直前であり、このタイミングでクリーニング部材やシール部材の先端からトナーがこぼれ、エアーフローに乗って運ばれると、かかるイエロートナー像の上に該トナーが付着し、画像品質を低下させてしまうことになる。また、ベルトクリーナ106が退避位置からクリーニング位置へ設定されるタイミングは、中間転写ベルト102から記録シート105に対してトナー像の二次転写が開始された直後であり、ベルトクリーナ106の下方には記録シート105が位置していることになる。このため、ベルトクリーナ106から落下したトナーが記録シート105に付着してしまう懸念があり、仮にそのような事態が生じると、画像品質が著しく低下してしまうことになる。
【0010】
尚、装置内の雰囲気を排気ファンによって外部に排出する場合を例に挙げて説明したが、吸気ファンによって装置内に外部の雰囲気を吸込み、それによって装置内の雰囲気を入れ替える場合も同様である。
【0011】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ベルトクリーナをクリーニング位置から退避位置へ、あるいは退避位置からクリーニング位置へ動作させた際に、クリーニング部材やシール部材の先端から落下又は飛翔したトナーが排気ファン又は吸気ファン等の換気ファンのエアーフローに乗って運ばれて、中間転写ベルトや記録シートに付着するのを防止し、以て高品位な記録画像を形成することが可能なカラー画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のカラー画像形成装置は、画情報に応じた静電潜像が形成される像担持体と、複数色の現像器を交換しながら上記像担持体上の静電潜像を現像してトナー像を形成する現像ユニットと、上記像担持体からトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、この中間転写ベルトから記録シートに対してトナー像を二次転写する二次転写手段と、中間転写ベルトの表面を清掃するクリーニング位置及び中間転写ベルトから離間した退避位置に適宜設定変更可能なベルトクリーナと、装置内の雰囲気を入れ替えて装置内の温度上昇を防止する換気ファンとを備えたカラー画像形成装置において、上記ベルトクリーナが退避位置から中間転写ベルトの表面に接触するクリーニング位置へ移動する前に上記換気ファンの回転を減速又は停止させ、クリーニング位置に停止した後に換気ファンの回転数を増速させるとともに、クリーニング位置から退避位置へ移動する前に上記換気ファンの回転を減速又は停止させ、退避位置に停止した後に換気ファンの回転数を増速させることを特徴とするものである。
また、中間転写ベルト上にトナー像が転写されていない状態で、前記ベルトクリーナが退避位置から中間転写ベルトの表面に接触するクリーニング位置へ移動する前には、前記換気ファンの回転を減速又は停止させなくてもよい。
さらに、所定の最大サイズの画像を形成する際、前記像担持体上に形成される複数のトナー像のうちで一番最後に前記中間転写ベルト上に一次転写されるトナー像の一次転写動作中に、前記ベルトクリーナは、退避位置からクリーニング位置に移動し、次の記録シートに対応した前記像担持体上に形成される複数のトナー像のうちで一番最初に前記中間転写ベルト上に一次転写されるトナー像の一次転写動作中に、前記ベルトクリーナはクリーニング位置から退避位置に移動してもよい。
【0013】
このような技術的手段によれば、ベルトクリーナが退避位置とクリーニング位置との間を動作する際には上記換気ファンの回転が減速又は停止されるので、かかる動作中はベルトクリーナと中間転写ベルトの間に形成されるエアーフローは弱くなり、又は形成されなくなる。このため、ベルトクリーナのクリーニングブレードやシール部材の先端に付着しているトナーが、設定位置を変更中のベルトクリーナから落下又は飛翔して、中間転写ベルト上の一次転写トナー像の先端や記録シートの先端に付着してしまうトラブルを可及的に防止することができ、記録シート上にトナー汚れのない高品位の記録画像を形成することが可能となる。また、このように、換気ファンの回転速度をベルトクリーナの設定動作に同期させて減速又は停止させたとしても、そのような時間は極僅かであり、かかる減速又は停止によって装置内の温度が急激に上昇する等といったトラブルが発生することもない。
【0014】
このような本発明において、ベルトクリーナが完全に退避位置に設定された後は、譬えベルトクリーナと中間転写ベルトとの間に隙間が形成され、そこに換気ファンによるエアーフローが形成されても、トナーが付着しているクリーニングブレードやシール部材の先端に対して振動が作用することはなく、また、中間転写ベルトと十分に距離が開いた状態では該中間転写ベルトとの間に静電誘引力が作用することもないので、かかるトナーがクリーニングブレード等の先端から落下し、あるいは飛翔するといったとは殆どない。従って、ベルトクリーナが退避位置又はクリーニング位置に完全に設定されて停止した後は、換気ファンの回転を通常速度に復帰させ、装置内の雰囲気を通常通りに入れ替えるのが好ましい。
【0015】
また、ベルトクリーナが退避位置からクリーニング位置へ、クリーニング位置から退避位置へ設定される度に、上記換気ファンの回転速度を減速又は停止しても差し支えないが、記録シート上に形成される記録画像のトナー汚れを防止するという観点からすれば、記録シートそのものがベルトクリーナから落下したトナーによって汚されるか、又は、中間転写ベルトに一次転写されたトナー像がベルトクリーナから飛翔したトナーによって汚される危険性がある場合に限って、換気ファンの減速又は停止を行うのが好ましい。
【0016】
例えば、フルカラープリントを一枚だけ形成する場合を例に挙げて説明すると、トナー像を中間転写ベルトから記録シートに二次転写しながら該中間転写ベルトの清掃を行うのであれば、ベルトクリーナを退避位置からクリーニング位置へ設定する際には記録シートが二次転写位置を通過しており、ベルトクリーナからトナーが落下することは許されないので、ベルトクリーナと中間転写ベルトとの間のエアーフローを弱めるべく、換気ファンは減速又は停止させる。一方、中間転写ベルトのクリーニングが終了し、ベルトクリーナをクリーニング位置から退避位置へ設定する際には、2枚目のプリントを作成しないことから、次のトナー像が中間転写ベルトに対して一次転写されておらず、譬えベルトクリーナからトナーが落下又は飛翔したとしても、記録画像の画質には何ら影響を与えないことから、換気ファンは減速することなく通常の速度のまま運転する。これにより、ベルトクリーナの設定動作の度毎に換気ファンを減速させる場合と比較して、装置内の温度上昇を効果的に抑えることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明のカラー画像形成装置を詳細に説明する。
図1は本発明を適用したカラーレーザビームプリンタの一例を示すものである。同図において、符号1は像担持体としての感光体ドラム、符号2は感光体ドラム1の表面を予め帯電する帯電ロール、符号3は帯電ロール2により帯電された感光体ドラム1上に静電潜像を書込むレーザビームスキャナ、符号4はブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各トナー像が収容される四つの現像器40K,40Y,40M,40Cが回転自在に配設され、適宜切換選択されるロータリ現像ユニットである。
【0018】
一方、符号5は複数の搬送ロール6a〜6dによって張設された中間転写ベルトであり、感光体ドラム1上に順次形成される各色トナー像はこの中間転写ベルト5に多重転写された後に、かかる中間転写ベルト5から記録シートPへ一括して二次転写される。また、符号7はトナー像を中間転写ベルト5へ静電転写する一次転写ロール、符号8はトナー像を記録シートPへ静電転写する二次転写ロール、符号9は中間転写ベルト5に付着した紙粉やトナーを清掃するベルトクリーナである。
【0019】
更に、符号10は給紙カセット11から給送されてきた記録シートPを所定のタイミングでトナー像の二次転写位置へ給送するレジストレーションロールであり、例えばフルカラー画像を記録シートP上に形成するのであれば、4色全てのトナー像が中間転写ベルト5に一次転写された後に、上記二次転写ロール8が配設された二次転写位置へ記録シートPを給送する。
【0020】
また、符号12はトナー像が転写された記録シートPを挿通させ、かかる記録シートP上に未定着トナー像を定着させる加熱定着器であり、かかる加熱定着器12は内部にヒータが内蔵された加熱ロールとこの加熱ロールに圧接配置される加圧ロールとで構成されている。この加熱定着器12の近傍で装置筐体15のリヤ側(紙面奥側)には、筐体15内の雰囲気を吸引して外部へ排出するための排気ファン14が設けられており、少なくとも加熱定着器12がプリント待ちのスタンバイ状態にある間は回転を続け、加熱定着器12の放熱によって筐体15内の温度が上昇するのを防止している。
【0021】
以上のように構成された本実施例のカラーレーザビームプリンタでは、画情報に基づいてレーザビームスキャナ3が感光体ドラム1を露光し、感光体ドラム1上にはイエローYに対応した静電潜像の書き込みが行われる。一方、ロータリー現像ユニット4ではイエロー現像器40Yが感光体ドラム1との対向位置に設定され、上記静電潜像はイエロー現像器40Yによってその書き込みタイミングから少し遅れて現像される。そして、このようにして形成されたイエローYのトナー像は一次転写ロール7によって中間転写ベルト5上に一次転写され、中間転写ベルト5はトナー像を担持したまま回転する。このとき、二次転写ロール8はイエロートナー像を乱すことがないよう、中間転写ベルト5から離間している。また、イエロー現像器40Yによる現像工程が終了すると、中間転写ベルト5が1回転サイクルを終了する迄の間に現像器の交換が行われ、ロータリ現像ユニット4の90°回転によってマゼンタ現像器40Mが感光体ドラム1との対向位置に設定される。
【0022】
以降は中間転写ベルト5の1回転サイクル毎にこれら動作が繰り返され、その度毎にマゼンタM、シアンC及びブラックBkのトナー像が感光体ドラム1から中間転写ベルト5に転写され、かかる中間転写ベルト5上には4色のトナー像による重ね合わせトナー像が形成される。二次転写ロール8はシアンCのトナー像が二次転写位置を通過した後に中間転写ベルトに接触し、ブラックBkのトナー像が重ね合わされたフルカラーの多重転写トナー像は所定のタイミングでレジストレーションロール10から送られてきた記録シートPに二次転写される。このようにして未定着トナー像が転写された記録シートPは加熱定着器12を経て排出トレイ13に排出される。
【0023】
一方、トナー像を記録シートPへ二次転写した後の中間転写ベルト5はベルトクリーナ9を通過することによって、その表面に付着していた残留トナーの除去が行われ、ベルトクリーナを通過した中間転写ベルトの表面に対しては再度トナー像を一次転写することが可能となる。かかるベルトクリーナ9は、図2に示すように、中間転写ベルト5の表面から残留トナーTや紙粉等の付着物を掻き落とすクリーニングブレード20と、このクリーニングブーレド20によって掻き落とされたトナーTを補集するトナー回収ボックス21と、このトナー回収ボックス21と中間転写ベルト5との隙間を密封してトナーTの外部への漏出を防止するシールフィルム22とから構成されており、かかるクリーニングブレード20は搬送ロール6dと対向する位置で中間転写ベルト5に圧接している。尚、図中の符号23はクリーニングブレード20を中間転写ベルト5に対して所定の角度で圧接させるためのホルダ、符号24は上記シールフイルム2を保持するためのホルダ、符号25はトナー回収ボックス21内に補集されたトナーを搬送するためのオーガである。
【0024】
このベルトクリーナ9は支軸26を中心として揺動自在に支承されており、図示外の偏心カムの回転に応じて実線で示されたクリーニング位置、あるいは一点鎖線で示された退避位置に設定されるようになっている。前者のクリーニング位置においてはクリーニングブレード20及びシールフィルム22が中間転写ベルト5に圧接し、かかる中間転写ベルト5の表面に付着したトナー等を清掃することが可能となる一方、後者の退避位置においてはクリーニングブレード20及びシールフィルム22が中間転写ベルト5から離間し、記録シートPに転写されることなく二次転写位置を通過する一次転写トナー像(フルカラー画像形成時のイエロー、マゼンタ、シアンのトナー像)を壊さないように構成されている。
【0025】
従って、ベルトクリーナ9はモノクロ画像を形成する場合には常時クリーニング位置に設定されているが、フルカラー画像を形成する場合にはイエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナー像が通過するまで退避位置に設定されており、これら三色のトナー像が重なり合った一次転写トナー像が通過した後にクリーニング位置に設定される。そして、ブラックのトナー像も含めた4色の多重転写トナー像が中間転写ベルト5から記録シートPへ転写されると、かかる中間転写ベルト5上に残された残留トナーをベルトクリーナ9が除去することになる。
【0026】
また、このようにベルトクリーナ9がクリーニング位置と退避位置との間を動作した際には、クリーニングブレード20やシール部材22の先端に付着しているトナーTが振動で落下したり、あるいは中間転写ベルト5との間に作用する静電誘引力によって飛翔してしまうことがある。ベルトクリーナ9の下方には記録シートPの搬送経路が存在することから、ベルトクリーナ9からトナーが落下すると、かかるシート搬送経路が汚れることになり、記録シートPのトナー汚れが発生することになる。このため、ベルトクリーナ9の下部にはフィルム状のトナー受け部材27が設けられており、このトナー受け部材27がベルトクリーナ9の設定位置の変更時にクリーニングブレード20等から落下したトナーを受け止めるように構成されている。
【0027】
しかし、装置筐体15内の雰囲気を外部へ排出する排気ファンが全速で回転を続けている状態では、ベルトクリーナ9と中間転写ベルト5との間にエアーフロー(空気流)が形成され易く、クリーニングブレート20等から落下又は飛翔したトナーTがこのエアーフローに乗って運ばれてしまうので、前述のトナー受け部材27を設けている場合であっても、ベルトクリーナ9からトナーTが漏れてしまうことがあった。特に、ベルトクリーナ9の設定位置を変更している最中に、記録シートPがベルトクリーナ9の下方を通過したり、あるいは中間転写ベルト5上に一次転写された次のトナー像がベルトクリーナ9に接近してきたりする場合には、漏れたトナーが記録シートPやトナー像の上に直接付着してしまうことになるので、記録シートP上にプリントされる画像の画質が著しく損なわれてしまう。
【0028】
図3は、フルカラー画像の形成時に、中間転写ベルト5から記録シートPに対して多重転写トナー像の二次転写を開始した状態を示すものでる。ここでは中間転写ベルト5が最大A3サイズの記録シートPにトナー像を転写できるものとし、且つ、A3サイズの記録シートPに記録画像を形成する場合を想定している。記録シートPの先端は既に二次転写ロール8が中間転写ベルト5に接した二次転写部を通過しているので、搬送ロール6cを通過した中間転写ベルト5の表面領域(図中に破線を重ねて表示)には記録シートPに転写されなかった残留トナーが付着しており、ベルトクリーナ9はこの残留トナーを清掃する必要がある。一方、中間転写ベルト5の周長はA3サイズの記録シートPの長手方向の大きさよりも僅かに長い程度であり、トナー像の先端は記録シートPに転写されていても、かかるトナー像の後端は未だ感光隊ドラムも通過しておらず、やっとベルトクリーナ9の対向位置を通過したばかりである。すなわち、中間転写ベルト5の表面にはその周方向の位置によって、既に4色のトナー像が多重転写された領域(図中に一点鎖線を重ねて表示)と、未だ最終色のトナー像の転写が終了していない領域(図中に二点鎖線を重ねて表示)とが存在することになる。従って、ベルトクリーナ9は中間転写ベルト5上の残留トナーを清掃するに当たり、トナー像の後端が対向位置を通過した後に退避位置からクリーニング位置に設定されなければならず、かかるタイミングでは図3に示すように記録シートPが既に二次転写部を通過しており、ベルトクリーナ9の下方に記録シートPが存在していることになる。
【0029】
一方、図4はベルトクリーナ9による中間転写ベルト5の清掃が略終了し、次の記録シートPに対応して中間転写ベルト5に一次転写されたイエロートナー像がベルトクリーナ9に接近してきた状態を示すものである。ベルトクリーナ9は図3に示した状態からクリーニング位置に設定され、その後、中間転写ベルト5の略1周の間だけクリーニング位置に設定され続ける。それによって、中間転写ベルト5の表面からは残留トナーや紙粉等が除去され、除去された領域には次の記録シートPに対応したイエロートナー像の一次転写がなされていく。前述の如く中間転写ベルト5の周長はA3サイズの記録シートPよりも僅かに長い程度なので、ベルトクリーナ9が前の記録シートPに転写されなかった残留トナーを清掃し終えるころには、図4に示すように、イエロートナー像が一次転写された領域(図中に一点鎖線を重ねて表示)の先端は搬送ロール6cを通過してベルトクリーナ9に接近してきている。従って、ベルトクリーナ9はイエロートナー像を乱すことがないよう、このタイミングでクリーニング位置から退避位置に設定されることになる。
【0030】
このような図3及び図4に示す場合に、エアフローに乗ってベルトクリーナ9からトナーが漏れ出すと、記録シートP上にプリントした画像の品質は著しく損なわれることになる。
【0031】
そこで、この実施例のプリンタでは、ベルトクリーナ9を退避位置からクリーニング位置に設定する際、クリーニング位置から退避位置へ設定する際に、排気ファン14の回転を減速させ、強力なエアフローがベルトクリーナ9の設定位置の変更最中に該ベルトクリーナ9と中間転写ベルト5の間に発生するのを防止し、それによって設定位置変更時の振動によってクリーニングブレード20の先端から落下しトナーが、エアーフローに乗ってベルトクリーナ9から漏れ出すのを防止している。
【0032】
図5は、複数枚のフルカラープリントを連続して形成するジョブにおける、ベルトクリーナ9の動作と排気ファン14の運転状況との関係を示すタイミングチャートである。このジョブの開始時には、先ず、ベルトクリーナ9を退避位置からクリーニング位置に設定し、中間転写ベルト5を1回転させて該中間転写ベルト5の表面のプレクリーニングを実施する。このときは中間転写ベルト5上にトナー像Tは未だ転写されておらず、記録シートPも走行していないので、エアフローに乗ってベルトクリーナ9からトナーが漏れ出したとしても、プリント画像には何ら影響がない。従って、排気ファン14は全速回転で運転を継続し、装置筐体15内の温度上昇の抑制を優先する。
【0033】
プレクリーニングが終了した中間転写ベルト5の表面領域には、1枚目の記録シートPに対応したイエローのトナー像が一次転写されるので、プレクリーニングとイエロートナー像の一次転写は略同時に進行していることになる。そして、プレクリーニングが終了すると、ベルトクリーナ9はイエロートナー像との干渉を避けるためにクリーニング位置から退避位置へ設定されるが、このときには一次転写されたイエロートナー像の先端がベルトクリーナ9に接近しているので (図4に示す状態)、ベルトクリーナ9からトナー漏れが発生すると、イエロートナー像の先端が漏れ出したトナーによって汚染されることになる。従って、ベルトクリーナ9の設定位置が変更される直前に排気ファン14の運転速度を減速し、ベルトクリーナ9と中間転写ベルト5との離間によって生じた隙間にエアーフローが形成されるのを抑制する。また、ベルトクリーナ9が退避位置に設定されて停止したならば、クリーニングブレード20やシール部材22の先端からトナーが落下する危険性は殆どないので、ベルトクリーナ9と中間転写ベルト5との間に強力なエアフローが形成されてもトナーの漏出が生じることはなく、排気ファン14は機内温度の上昇を防ぐために全速運転に復帰する。これによって、ベルトクリーナ9のクリーニング位置から退避位置への移動時に、かかるベルトクリーナ9からトナーが漏れ出すのを防止することができ、イエロートナー像の先端が漏出したトナーによって汚染されるのを防ぐことが可能となる。
【0034】
一方、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色トナー像が中間転写ベルト5に一次転写され、これらの多重転写トナー像の後端が二次転写部を通過すると、直ちに二次転写ロール8が中間転写ベルト5に当接し、最終色のブラックトナー像を含めた多重転写トナー像の記録シートPに対する二次転写が開始される。また、ベルトクリーナ9も3色の多重転写トナー像が対向位置を通過した直後に、退避位置からクリーニング位置へ設定され、二次転写後の残留トナーの清掃に備えることになる(図3に示す状態)。ベルトクリーナ9が退避位置からクリーニング位置へ設定される際には、既に二次転写部において多重転写トナー像の二次転写が開始されており、記録シートPはベルトクリーナ9の下方の搬送経路を進行中であることから、このタイミングでベルトクリーナ9からトナー漏れが発生すると、記録シートPの先端が漏れ出したトナーによって汚染されることになる。従って、ベルトクリーナ9が退避位置からクリーニング位置へ向けて動き出す直前に排気ファン14の運転速度を減速し、ベルトクリーナ9と中間転写ベルト5との隙間にエアーフローが形成されるのを抑制する。また、ベルトクリーナ9がクリーニング位置に設定されて停止したならば、クリーニングブレード20やシール部材22は中間転写ベルト5に接触しており、ベルトクリーナ9と中間転写ベルト5との間にエアーフローが形成されることもないので、排気ファン14は機内温度の上昇を防ぐために全速運転に復帰する。これによって、ベルトクリーナ9の退避位置からクリーニング位置への進出時に、かかるベルトクリーナ9からトナーが漏れ出すのを防止することができ、記録シートPの先端が漏出したトナーによって汚染されるのを防ぐことが可能となる。
【0035】
また、このようにベルトクリーナ9がクリーニング位置に設定された状態で中間転写ベルト5が略1回転し、二次転写後の中間転写ベルト5の表面の清掃が完了すると、ベルトクリーナ9はクリーニング位置から退避位置へと設定される。このときは、プレクリーニングの終了時と同様、2枚目の記録シートPに対応したイエロートナー像が既に中間転写ベルト5に一次転写されており、その先端がベルトクリーナ9の当接位置に接近してきているので(図4に示す状態)、ベルトクリーナ9が退避位置へと移動を開始する直前に排気ファン14の運転速度を減速し、ベルトクリーナ9と中間転写ベルト5との隙間にエアーフローが形成されるのを抑制する。また、ベルトクリーナ9が退避位置に設定されて停止したならば、排気ファン14は機内温度の上昇を防ぐために全速運転に復帰する。これによって、ベルトクリーナ9のクリーニング位置から退避位置への移動時に、かかるベルトクリーナ9からトナーが漏れ出すのを防止することができ、プレクリーニング時と同様に、イエロートナー像の先端が漏出したトナーによって汚染されるのを防ぐことが可能となる。
【0036】
そして、以降は記録シートPに対して中間転写ベルト5からトナー像が二次転写される毎にこれらの動作を繰り返すことになる。
【0037】
以上ではフルカラー画像の連続プリントを例に挙げて説明したが、フルカラー画像の1枚プリントの開始時、モノクロ画像の1枚プリントの開始時は、前述したプレクリーニングと同様にして排気ファン14の運転速度を制御する。また、連続プリント、1枚プリントに拘らず、プリント動作の終了時にベルトクリーナ9をクリーニング位置から退避位置へ設定する際には、中間転写ベルト5上に次のトナー像が形成されておらず、記録シートPも走行していないことから、仮に多少のトナーがエアフローに乗ってベルトクリーナ9から漏れ出したとしても、記録シートPにプリントされた画像が何ら影響を受けることはないので、機内温度の上昇の抑制を優先し、排気ファン14の回転速度の減速を行う必要はない。
【0038】
このように、ベルトクリーナ9が退避位置とクリーニング位置との間を動作する際に、プリント動作の進行に応じて排気ファン14の運転速度を変化させることにより、本実施例のフルカラープリンタではトナー汚れのない高品位の記録画像を記録シートP上にプリントすることができた。
【0039】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明のカラー画像形成装置によれば、ベルトクリーナが退避位置とクリーニング位置との間を動作する際には上記換気ファンの回転を減速又は停止することより、かかる動作時にクリーニング部材やシール部材の先端から落下又は飛翔したトナーが換気ファンのエアーフローに乗ってベルトクリーナから漏出することがないので、これらトナーが中間転写ベルトや記録シートに付着するのを防止することかでき、以て高品位な記録画像を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したカラーレーザビームプリンタの構成を示す概略図である。
【図2】 実施例に係るベルトクリーナを示す拡大断面図である。
【図3】 トナー像の二次転写時におけるベルトクリーナと記録シートとの位置関係を示す図である。
【図4】 中間転写ベルト上に一次転写されたイエロートナー像の先端とベルトクリーナとの位置関係を示す図である。
【図5】 ベルトクリーナの設定位置の変更タイミングと排気ファンの運転速度の切り換えタイミングとの関係を示すチャートである。
【図6】 従来のカラー画像形成装置の一例を示す概略図である。
【図7】 ベルトクリーナと中間転写ベルトとの間にエアーフローが形成される様子を説明する図である。
【符号の説明】
1…感光体ドラム(像担持体)、5…中間転写ベルト、9…ベルトクリーナ、12…定着器、14…排気ファン(換気ファン)、20…クリーニングブレード(クリーニング部材)、P…記録シート、T…トナー像
Claims (3)
- 画情報に応じた静電潜像が形成される像担持体と、複数色の現像器を交換しながら上記像担持体上の静電潜像を現像してトナー像を形成する現像ユニットと、上記像担持体からトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、この中間転写ベルトから記録シートに対してトナー像を二次転写する二次転写手段と、中間転写ベルトの表面を清掃するクリーニング位置及び中間転写ベルトから離間した退避位置に適宜設定変更可能なベルトクリーナと、装置内の雰囲気を入れ替えて装置内の温度上昇を防止する換気ファンとを備えたカラー画像形成装置において、
上記ベルトクリーナが退避位置から中間転写ベルトの表面に接触するクリーニング位置へ移動する前に上記換気ファンの回転を減速又は停止させ、クリーニング位置に停止した後に換気ファンの回転数を増速させるとともに、クリーニング位置から退避位置へ移動する前に上記換気ファンの回転を減速又は停止させ、退避位置に停止した後に換気ファンの回転数を増速させることを特徴とするカラー画像形成装置。 - 前記中間転写ベルト上にトナー像が転写されていない状態で、前記ベルトクリーナが退避位置から中間転写ベルトの表面に接触するクリーニング位置へ移動する前には、前記換気ファンの回転を減速又は停止させないことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
- 所定の最大サイズの画像を形成する際、前記像担持体上に形成される複数のトナー像のうちで一番最後に前記中間転写ベルト上に一次転写されるトナー像の一次転写動作中に、前記ベルトクリーナは、退避位置からクリーニング位置に移動し、次の記録シートに対応した前記像担持体上に形成される複数のトナー像のうちで一番最初に前記中間転写ベルト上に一次転写されるトナー像の一次転写動作中に、前記ベルトクリーナはクリーニング位置から退避位置に移動するものであることを特徴とする請求項1又は2記載のカラー画像形成装置。
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