JP4101085B2 - パラメータ設定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子楽器や効果装置等に搭載されるパラメータ設定装置に関し、特に、パラメータ値を設定する際、微調整及び粗調整が容易かつ高速かつ精密に調整できるパラメータ設定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子楽器のパラメータ値を増減させ設定するために、種々の型の操作子が用いられている。その一つとして、可変抵抗器からなるボリューム操作子がある。しかしながら、ボリューム操作子は、通常、操作範囲が定められているため、その操作範囲内でパラメータの可変範囲の全てを網羅できるようにしなければならない。そのため、ボリューム操作子で可変範囲の広いパラメータを取り扱う場合、ボリューム操作子の一定操作量(例えば、1目盛)あたりに変化するパラメータ量が大きくなってしまうため、パラメータ値の微調整が困難になるという問題点がある。しかも、目的とするパラメータ値に到達するまで操作子を回転させ続けなければならないので、変化させるべきパラメータ量が大きい場合はその回転量も当然多くなり、操作者に労力を強いるという問題点もある。
【0003】
一方、ロータリエンコーダの場合は、操作範囲が定められていないので、ロータリエンコーダの一定操作量(1クリック)あたりに変化するパラメータ量を小さく設定すれば、可変範囲の広いパラメータであっても、微調整が容易にできる。しかしながら、微調整が効く一方、一定操作量あたりに変化するパラメータ量が小さいため、変化させるべきパラメータ量が大きい場合には、操作者はロータリエンコーダを延々と回し続けなければならないという問題点がある。
【0004】
これらの問題点を解決するために、特開平8−292767号公報において、所謂「プッシュオンスイッチ付きロータリエンコーダ」と呼ばれる操作子がパラメータ設定装置として提案されている。このプッシュオンスイッチ付きロータリエンコーダによれば、ロータリエンコーダを回す際に、プッシュオンスイッチを押すか否かによって、従来、2つの操作子で行われていた操作を1つの操作子で行うことができる。例えば、パラメータ値を大小2種類の変化量で変化させたり(例えば、「1ずつ」又は「10ずつ」の変化量で変化させる)、入力する文字種類を変化させたり(例えば、「大文字」又は「小文字」で入力を行う)、パラメータ値(又は、パラメータの種類)を設定すべき対象の選択とその選択された対象に対しパラメータ値(又は、パラメータの種類)の設定とを行う等の処理を1つの操作子の操作で行うことができる(特許文献1)。
【0005】
また、特開昭62−175796号公報には、自動演奏の演奏箇所をサーチするための、所謂「ジョグシャトル」と呼ばれる操作子が提案されている。このジョグシャトルは、本体中央部のジョグダイヤル操作子とその周りを囲むように配置されたシャトルサーチ用のシャトル操作子とを併用し、高速なサーチが行えるように構成されたものである(特許文献2)。なお、このジョグシャトルでパラメータ値設定を行う電子機器なども存在している。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−292767号公報(請求項1、段落[0018]〜[0021]など)
【特許文献2】
特開昭62−175796号公報(請求項1及び2など)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、特許文献1に記載されるパラメータ設定装置(プッシュオンスイッチ付きロータリエンコーダ)によれば、プッシュオンスイッチ(ノブ)を押下したか否かにより、パラメータ値の微調整(小さな変化量)及び粗調整(大きな変化量)を選択でき、自在な変化量でパラメータ設定を行うことができる。しかしながら、粗調整をするモードであっても、目的とするパラメータ値に到達するまでは操作子を回転させ続けなければならず、変化させるべきパラメータ量が大きい場合は、操作者が操作子を回し続けなければならないという問題点は依然として残されたままであった。
【0008】
また、特許文献2に記載される操作子(ジョグシャトル操作子)は、可変範囲が広範囲であっても、高速なサーチ(又は設定)が可能であるものの、操作子内部にロータリエンコーダを2つ有したり、バネによる操作子の復帰機構と回転部とを組み合わせるなど、構成が複雑である。そのため、部品自体が大きくなり、値段も高価になるという問題点がある。
【0009】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、パラメータ値を設定する際、パラメータ値が容易かつ高速かつ精密に調整できるパラメータ設定装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載のパラメータ設定装置は、回転軸の回転位置又は回転量に応じた信号を出力するロータリエンコーダと、第1状態又は第2状態となるスイッチ操作子と、そのスイッチ操作子が第1状態にある場合に前記ロータリエンコーダの回転操作が行われると、そのロータリエンコーダの回転に伴う信号が出力される毎パラメータ値の変化量を規定量に設定する第1設定手段と、前記スイッチ操作子が第2状態にある場合に前記ロータリエンコーダの回転操作が行われると、パラメータ値の変化量を、前記ロータリエンコーダの回転に伴って出力される信号より導出される総回転量に応じた変化量に設定する第2設定手段と、前記第1設定手段又は前記第2設定手段により設定された変化量に基づいて前記パラメータの値を変化させる可変手段とを備え、その可変手段は、前記スイッチ操作子が第1状態に保持される間は、前記ロータリエンコーダの回転に伴う信号が出力される毎に前記第1設定手段で設定された変化量で前記パラメータ値を変化させる一方で、前記スイッチ操作子が第2状態に保持される間は、前記第2設定手段で設定された変化量で前記パラメータ値を継続的に変化させる。
【0011】
この請求項1記載のパラメータ設定装置によれば、スイッチ操作子が第1状態にある場合にロータリエンコーダの回転操作が行われると、第1設定手段により、ロータリエンコーダの回転に伴う信号が出力される毎パラメータ値の変化量が規定量に設定される。一方、スイッチ操作子が第2状態にある場合にロータリエンコーダの回転操作が行われると、第2設定手段により、パラメータ値の変化量が、ロータリエンコーダの回転に伴って出力される信号から導出される総回転量に応じた変化量に設定される。これらの第1設定手段又は第2設定手段によりパラメータ値の変化量が設定されると、可変手段によりパラメータ値が変化する。ここで、スイッチ操作子が第1状態に保持される間は、可変手段により、ロータリエンコーダの回転に伴う信号が出力される毎に第1設定手段で設定された変化量でパラメータ値が変化する。その一方で、スイッチ操作子が第2状態に保持される間は、可変手段により、第2設定手段で設定された変化量でパラメータ値が継続的に変化する。
【0012】
請求項2記載のパラメータ設定装置は、請求項1記載のパラメータ設定装置において、前記スイッチ操作子は、前記ロータリエンコーダの回転軸の押圧操作に連動して前記第1状態又は第2状態となるものである。
請求項3記載のパラメータ設定装置は、請求項1または2に記載のパラメータ設定装置において、前記可変手段は、前記スイッチ操作子が第2状態に保持される間は、前記第2設定手段で設定された変化量で前記パラメータ値の増加または減少を繰り返すことによって前記パラメータ値を継続的に変化させるものであり、前記パラメータ値の増加または減少を繰り返す速度を調整する変化速度調整手段を含む。
【0013】
【発明の効果】
本発明のパラメータ設定装置によれば、スイッチ操作子の状態(第1状態又は第2状態)に応じて、パラメータ値の変化量を異なる2種類の変化量で設定することができる。例えば、一方を微調整し得るような小さな変化量とし、他方を微調整及び粗調整の両方を行い得るように、小さい変化量から大きな変化量まで可変的に設定される変化量とすれば、可変範囲の広いパラメータ値であっても手軽にかつ精密に変化させることができる。また、2状態を取り得るスイッチ操作子の一方の状態(第2状態)においては、パラメータ値の変化量は、ロータリエンコーダの総回転量(正の回転量と負の回転量との総和)に応じて設定されて変化し、該状態が保持される間は、その設定された変化量で継続的に変化する。即ち、スイッチ操作子が該状態にある場合には、回転されていたロータリエンコーダが停止されても、総回転量に応じて設定された変化量でパラメータ値は継続的に変化する。ここで、例えば、設定された変化量が、パラメータ値を粗調整し得る大きな量であれば、ロータリエンコーダを回し続けなくとも大きな変化量ずつ変化させることができ、広範囲のパラメータ値であっても容易に変更できる。一方で、設定された変化量が微小量であれば、微小量ずつ継続的に変化させることもでき、操作が容易となる。更に、本発明のパラメータ装置によれば、スイッチ操作子の第1状態から第2状態への変更が、ロータリエンコーダの回転軸の押圧操作に連動して実行されるので、ロータリエンコーダを「押しながら回す」又は「押さずに回す」という操作により、1つの装置で2種類の操作を行うことができ、また、簡単な構成でパラメータ設定装置を作製し得る。よって、簡単な構成であっても、容易な操作性で、高速かつ精密にパラメータ値を設定できるという効果がある。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本実施例のパラメータ設定装置であるディレイタイム操作子23を備える効果装置1の正面図である。本実施例における効果装置1は、入力された音声信号を遅延させて繰り返し出力することで所定の音響効果を付与するデジタルディレイと呼ばれる装置である。
【0015】
効果装置1は、図1に示すように、正面視矩形型の箱状体に形成されており、その上下部には、上部操作パネル30と下部操作パネルが並設されている。上部操作パネル30には、エフェクトレベル操作子21と、フィードバック操作子22と、ディレイタイム操作子23と、発光ダイオード(LED(Light Emitting Diode)24と、液晶ディスプレイ(LCD)や7セグメントLEDなどから構成される表示器28とが配設され、下部操作パネル31には、ペダル操作子25が配設されている。また、効果装置1の両側面部には、インプットジャック26とアウトプットジャック27とが配設されている。
【0016】
エフェクトレベル操作子21は、エフェクトレベルのパラメータ値を設定するための可変抵抗器からなるボリューム操作子であり、回転操作することによって、出力されるエフェクト音の音量が調節される。本実施例では、エフェクトレベルのパラメータ値は「0〜120」の範囲で設定可能に構成されており、このパラメータ値が大きい程、出力されるエフェクト音の音量は大きくなる。
【0017】
フィードバック操作子22は、フィードバックのパラメータ値を設定するための可変抵抗器からなるボリューム操作子であり、回転操作することによって、入力への帰還量(フィードバック量)の設定が行われる。本実施例では、フィードバックのパラメータ値は「0〜120(%)」の範囲で設定可能に構成されており、このパラメータの値が大きい程、ディレイの繰り返し回数が多くなる。例えば、パラメータ値が「50」であれば、出力が50%のレベルに減少されて入力にフィードバックされ、「110」であれば、出力が110%のレベルに増幅されて入力にフィードバックされる。なお、パラメータ値「0」は、フィードバック量が0%であることを意味し、入力へのフィードバックは行われない(無帰還)。また、パラメータ値「100」は、フィードバック量が100%であることを意味し、出力がレベル不変のまま入力へフィードバックされる。
【0018】
ディレイタイム操作子23は、本発明のパラメータ設定装置であり、ディレイタイム(遅延時間)を設定するためのプッシュオン式ロータリエンコーダ操作子である。本実施例では、ディレイタイムのパラメータ値は「0〜23000(ms)」の範囲で設定可能に構成されており、例えば、パラメータ値が「500」であれば、ディレイタイムは500msとして設定され、所定の音が入力されてから500ms後に同じ音が出力される。ここで、ディレイタイム操作子23によって設定されるディレイタイム値は、表示器28に表示される。
【0019】
LED24は、エフェクトオン又はエフェクトオフの表示を行うインジケータであり、エフェクトオン時に点灯するよう構成されている。ここで、このLED24は、設定されているディレイタイムの間隔に同期して点消灯するように構成してもよく、これによって、設定されているディレイタイムの間隔が視覚的に認識でき、演奏上使い易くなる。また、エフェクトオフの状態であっても、ディレイタイムの間隔に同期して点消灯するよう構成してもよい。この場合、エフェクトオフの状態でも、エフェクトオン時に実行されるディレイタイムの間隔を視覚的に認識できるので、エフェクトオンする前の演奏準備を行い易くなる。更に、LED24を複数色の光を発光するLED(2色LED等)で構成し、エフェクトオン状態とエフェクトオフ状態とで異なる色で点消灯させるようにしてもよい。この場合、LEDの色によるエフェクトオン又はオフ状態とLEDの点消灯によるディレイタイムの間隔との両方を視覚的に分かり易く認識できるので、一層使い易いものとなる。なお、本実施例では、エフェクトオンとエフェクトオフとの切り換えは、ペダル操作子25の操作により切り換えられる。ここで、ペダル操作子25はペダル型操作子であり、踏む度にエフェクトオンとエフェクトオフとが切り換えられるよう構成されている。
【0020】
インプットジャック26は、効果装置1に入力信号を入力するための接続部であり、入力信号元としての電気又は電子楽器(エレキギター、マイクロフォンなど)あるいは他のエフェクタなどから延出されるケーブルのプラグが接続される。また、アウトプットジャック27は、効果装置1から信号を出力するための接続部であり、このアウトプットジャック27に接続されたケーブルは、出力信号先としての外部アンプ及びスピーカ装置や他のエフェクタなどへ接続される。
【0021】
なお、インプットジャック26は、効果装置1の電源スイッチを兼ねている。即ち、インプットジャック26にプラグが接続されると、効果装置1の電源が投入され、CPU11等による各処理の実行が開始される(図4及び図5参照)。一方、インプットジャック26からプラグが取り外されると、効果装置1の電源は切断される。
【0022】
次に、図2を参照して、本実施例のパラメータ設定装置であるディレイタイム操作子23を備える効果装置1の電気的構成について説明する。図2は、効果装置1の電気的構成を概略的に示したブロック図である。
【0023】
効果装置1には、CPU11と、ROM12と、RAM13と、操作パネル(PANEL)14と、DSP15と、これらの構成間を接続するバスライン10と、インプットジャック26を経由して電気又は電子楽器などの外部機器(エレキギター、マイクロフォンなど)18から入力されたアナログ信号を、DSP15で処理するためにデジタル信号に変換するA/Dコンバータ(ADC)16と、DSP15から入力されたデジタル信号をアウトプットジャック27を経由して外部機器(アンプ及びスピーカ、ヘッドフォンなど)19から出力するために、アナログ信号に変換するD/Aコンバータ(DAC)17とが主に搭載されている。
【0024】
CPU11は、効果装置1全体の動作を制御する中央演算処理装置であり、ROM12には、このCPU11により実行される各種の制御プログラムや、その実行の際に参照される固定値データが格納されている。RAM13は、CPU10で実行される制御プログラムに必要な各種レジスタ群などが設定されたワーキングエリアや、処理中のデータを一時的に格納するテンポラリエリアや、DSP15で処理するデジタルデータを格納するためのメモリ等を有しランダムにアクセスできる書き換え可能なメモリである。
【0025】
後述する図4及び図5の処理で使用される4つのレジスタCUR、PRV、CNT、PSHは、このRAM13に備えられている。レジスタCURは、ロータリエンコーダ40から出力される現在のパルス出力値が格納されるレジスタである。また、レジスタPRVは、ロータリエンコーダ40から出力された前回のパルス出力値が格納されるレジスタである。また、カウンタレジスタCNTは、プッシュオンスイッチ(ノブ)34が押下された状態で、ノブ34を回転、即ち、ロータリエンコーダ40の回転軸36、42を回転させた時のクリック数が格納されるカウンタレジスタである。また、レジスタPSHは、プッシュオンスイッチ(ノブ)34が押下されているか否かを記憶するレジスタであり、プッシュオンスイッチ(ノブ)34が押下されている場合は「1」、押下されていない場合は「0」が格納される。これらの4つのレジスタCUR、PRV、CNT、PSHの初期値はいずれも「0」であり、電源が投入される毎に初期化される。
【0026】
PANEL14は、ユーザにより操作される各種操作子群とその各種操作子群の操作に応じて点消灯するLED等から構成されている。本実施例では、PANEL14として、エフェクトレベル操作子21、フィードバック操作子22、ディレイタイム操作子23、LED24、ペダル操作子25、表示器28等が含まれる。
【0027】
DSP15は、後述するADC16から入力されるデジタル信号に音響効果を付加(信号処理)するためのデジタル・シグナル・プロセッサであり、ADC16から入力されたデジタル信号(楽音信号)にディレイなどの音響効果を付加して、後述するDAC17に出力する。
【0028】
ADC16は、アナログ信号をサンプリングしてデジタル信号に変換するためのアナログ−デジタル変換器であり、上述したインプットジャック26から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して、DSP15に出力する。なお、本実施例では、サンプリング周波数が44.1kHzとされている。
【0029】
DAC17は、デジタル信号をアナログ信号に変換するためのデジタル−アナログ変換器であり、DSP15から入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して、上述したアウトプットジャック27に出力する。この出力信号は、外部機器(アンプ及びスピーカ、ヘッドフォンなど)19を介して、楽音信号として外部に放音される。
【0030】
次に、図3を参照して、本実施例のパラメータ設定装置であるディレイタイム操作子23の構造について説明する。図3は、本実施例のパラメータ設定装置であるディレイタイム操作子23要部断面図である。
【0031】
ディレイタイム操作子23は、上部操作パネル30に取り付けられており、上部操作パネル30の表側には、ノブ(プッシュオンスイッチ)34が回転操作し易い位置に配置されている。このディレイタイム操作子23には、回転軸36の回転位置もしくは回転量に応じた信号を出力するロータリエンコーダ40が備えられており、その回転軸36にはノブ34の脚部でもある回転軸42が嵌合され、ノブ34の回転と共に回転軸36、42が回転するよう構成されている。また、ノブ34は、実線で示される通常の位置(外力が加えられない位置)と破線で示される位置(プッシュオンスイッチ34を押圧した場合の位置)24との間を、バネ46により自在に移動し得るように取り付けられている。このノブ34は、バネ46により通常の位置に付勢されている。更に、このディレイタイム操作子23には、アーム50を備えたスイッチ48が備えられており、ノブ34が押圧されて、破線で示される位置44に到達すると、アーム50は押動されて破線の位置52に到達する。スイッチ48は、2本のケーブル54、56を介してロータリエンコーダ40内部の図示しない内部回路と電気的に接続されており、ロータリエンコーダ40からは、ノブ34の回転位置又は回転量、即ち、回転軸36、42の回転位置又は回転量に応じた信号(エンコード信号)、及び、スイッチ48におけるアーム50の位置に応じた信号(オン又はオフ信号)が出力される。従って、そのノブ34(及び、回転軸36、42)の回転位置又は回転量が同じであっても、ノブ34を、非押圧下で回転させたか、又は、押圧下で回転させたかを区別することができる。本実施例では、後述するように、エンコード信号を、ロータリエンコーダ40の規定回転量毎にディレイタイム値を微小量ずつ変化させる信号と、ロータリエンコーダ40の総回転量に応じて微小量から大きい変化量までの可変量でディレイタイム値を変化させ得る信号とに区別させるよう構成されている。そのため、1台のディレイタイム操作子23(パラメータ設定装置)で2台のパラメータ設定装置と同等の働きをさせることができる。
【0032】
ロータリエンコーダ40は、上述したように、回転軸36、42の回転を検出して、回転軸36、42の回転位置又は回転量に応じた信号を出力する。一般的に広く知られているように、ロータリエンコーダの種類には、信号の検出形式により、光学式、機械式、磁気式などの種類があり、また、信号の出力形式により、回転軸の回転変位を2相のパルス信号として出力するインクリメンタル型や、回転軸の絶対角度をコード化して出力するアブソリュート型などの種類がある。本実施例のディレイタイム操作子23では、ロータリエンコーダ40として、インクリメンタル型ロータリエンコーダであって、1クリック毎にパルスを出力し、24クリックでロータリエンコーダが1回転するクリック付きタイプのものを使用している。
【0033】
ここで、インクリメンタル型ロータリエンコーダについて簡単に説明すると、ロータリエンコーダは、回転軸の回転に応じて、1/4周期の位相差を持つ2相のパルス信号A相とB相とを出力する。出力された信号をバイナリコードとした場合、ロータリエンコーダを正方向へ回転させた場合には、00→01→11→10→00→・・・という出力を繰り返す。一方、ロータリエンコーダを逆方向(負方向)へ回転させた場合には、00→10→11→01→00→・・・という出力を繰り返す。ここで、取り扱いを簡便にするために、11を10とし、10を11とすると、正回転の場合、00→01→10→11→00→・・・となり、これを10進数に変換すると、0→1→2→3→0→・・・となる。一方、負回転の場合についても同様に10進数に変換すると、0→3→2→1→0→・・・となる。よって、隣り合う数値同士の大小関係について、通常の大小関係0<1<2<3に加え、3<0の大小関係も成り立つとすれば、前回の値と今回の値との差をとることにより回転方向を検出することができる。なお、これらの技術内容については、周知の技術内容であるので、以下、本実施例においても断ることなく使用するものとする。
【0034】
次に、図4を参照して、本実施例の効果装置1のCPU11により実行されるメイン処理について説明する。このメイン処理プログラムは、効果装置1に電源が投入されると、即ち、インプットジャック26に外部装置18から延出するケーブルのプラグが接続されると起動し、電源が投入されている間、CPU11によって繰り返し実行される。
【0035】
電源が投入(ON)されると、先ず、イニシャライズとして、RAM13にある各種レジスタやデジタルデータを格納するメモリ等の初期化、及び、ディレイタイム制御処理(図5)を制御するタイマインタラプトの初期設定等のイニシャライズ処理を行う(S31)。このイニシャライズ処理において、このメイン処理(図4)及びディレイタイム制御処理(図5)において使用される4つのレジスタCUR、PRV、CNT、PSHの値は、全て「0」に初期化される。
【0036】
S31の処理後、ディレイタイム操作子23のプッシュオンスイッチ(ノブ)34がオン(押下)されているか否かを確認する(S32)。プッシュオンスイッチ(ノブ)34がオン(押下)されていれば(S32:Yes)、レジスタPSHの値が「0」であるか否かを確認する(S33)。ここで、レジスタPSHの値が「0」であることが確認された場合(S33:Yes)、これは前回オフであったプッシュオンスイッチ34が今回オンになったことを意味し、レジスタPSHに、プッシュオンスイッチ34がオンされた(プッシュオンスイッチ(ノブ)34が押下された)ことを示す「1」を格納すると共に、カウンタレジスタCNTに「0」を格納する(S34)。S34の処理により、プッシュオンスイッチ34がオフ状態からオン状態にされる毎にカウンタレジスタCNTの値は「0」にリセットされる。S34の処理後、後述するS36の処理へ移行する。
【0037】
一方、S33の処理により確認した結果、レジスタPSHの値が「0」でなければ(S33:No)、前回よりプッシュオンスイッチ34はオンの状態であり、既に、レジスタPSHにはプッシュオンスイッチ34がオンであることを示す「1」が格納されているので、S34の処理をスキップし、後述するS36の処理へ移行する。
【0038】
また、S32の処理において、プッシュオンスイッチ34がオンされていない(プッシュオンスイッチ(ノブ)34が押下されていない)ことが確認された場合(S32:No)、レジスタPSHに「0」を格納し(S35)、後述するS36の処理へ移行する。
【0039】
S33〜S35の処理後、ディレイタイム操作子23以外の操作子、例えば、エフェクトレベル操作子23やフィードバック操作子24等の値を読み込み、読み込んだ値に対応するパラメータ値を設定し、DSP15へ転送する等、その他の処理を行う(S36)。このS36の処理後、S32の処理へ移行し、S32〜S36の処理を繰り返す。
【0040】
次に、図5のフローチャート及び図6を参照して、CPU11により実行されるディレイタイム制御処理について説明する。図5は、CPU11により実行される、本実施例のパラメータ設定装置によるディレイタイム制御処理を示すフローチャートであり、図6は、図5のディレイタイム制御処理において、カウンタレジスタCNTの値と、カウンタレジスタCNTの値に基づいて設定されるディレイタイム値の変化量との対応表である。
【0041】
図5に示されるディレイタイム制御処理は、ディレイタイム操作子23の操作に応じてディレイタイム値の制御を行うための処理であり、一定時間間隔毎に起動するタイマインタラプト処理である。なお、この「一定時間間隔」は、ロータリエンコーダ40の通常操作によるパルスの出力間隔より十分短い間隔であるものとする。つまり、1クリックの回転毎にロータリエンコーダ40から出力されるパルス値を確実に取得することにより、現在のパルス値と前回のパルス値とを比較し、ノブ34の回転方向、即ち、ロータリエンコーダ40の回転軸36、42の回転方向が正であるか負であるかを確実に判断し得る間隔であるとする。
【0042】
先ず、ロータリエンコーダ40のパルス出力値をレジスタCURに格納する(S41)。次いで、レジスタPSHの値が「1」であるか否か、即ち、プッシュオンスイッチ34がオンされているか否か(プッシュオンスイッチ(ノブ)34が押下されているか否か)を確認する(S42)。ここで、レジスタPSHの値が「1」である、即ち、プッシュオンスイッチ34がオンされている場合(S42:Yes)、レジスタCURの値(現在のパルス出力値)とレジスタPRV(前回のパルス出力値)の値を比較する(S43)。即ち、ロータリエンコーダ40の回転軸36、42が回転されたか否かと、回転されたのであれば正負いずれの方向に回転されたかを求める。
【0043】
S43の処理で確認した結果、「CUR>PRV」、即ち、ロータリエンコーダ40の回転軸36、42が正方向に1クリック分回転したことが確認されると(S43:>)、この場合は、カウンタレジスタCNTに格納されている値に「1」加算する(S45)。S45の処理後、S46の処理へ移行する。
【0044】
一方、S43の処理で確認した結果、「CUR<PRV」、即ち、ロータリエンコーダ40の回転軸36、42が負方向に1クリック回転したことが確認されると(S43:<)、この場合、カウンタレジスタCNTに格納されている値から「1」減算する(S44)。S44の処理後、S46の処理へ移行する。
【0045】
また、S43の処理で確認した結果、「CUR=PRV」であることが確認されると(S43:=)、この場合はロータリエンコーダ40の回転軸36、42が停止状態にある(ノブ34及び回転軸36、42は回転されていない)ことを意味する。この場合は、何も処理を行わずにS46の処理へ移行する。
【0046】
従って、S43〜S45の処理により、プッシュオンスイッチ34がオン状態である間は、ロータリエンコーダ40の回転軸36、42が1クリック回転される毎に、その回転方向に応じてカウンタレジスタCNTに格納される値に「1加算」又は「1減算」が行われる。従って、プッシュオンスイッチ34がオン状態である間、カウンタレジスタCNTには、ロータリエンコーダの回転軸36、42の総回転量(正の回転量と負の回転量との総和)を示す値が格納されることになる。
【0047】
S43〜S45の処理後、S46の処理が行われる。S46の処理では、カウンタレジスタCNTの値に応じて、ディレイタイムの変化量(増加量又は減少量)が設定され、その設定された変化量でディレイタイム値が増加又は減少される。その際、例えば、図6に示される対応表に従って、カウンタレジスタCNTの値からディレイタイム値の変化量(ディレイタイム可変量)が設定される。従って、例えば、操作者がロータリエンコーダ40の回転軸36、42の回転(ノブ34の回転)を停止させた場合にカウンタレジスタCNTの値が「9」であれば、プッシュオンスイッチ34がオン状態である間は、ディレイタイム値は90msずつ継続的に増加する。また、カウンタレジスタCNTには、上述のようにロータリエンコーダ40の回転軸36、42の総回転量に応じた値が格納されるので、例えば、操作者がディレイタイム値の変化量を90msから10msに変更したい場合には、プッシュオンスイッチ34のオン状態(ノブ34が押下された状態)を保ったまま、ノブ34を負の方向に5クリック分回転させれば変更することができる。よって、プッシュオンスイッチ(ノブ)34を押下しつつ正又は負の方向に回転させ、所望のディレイタイム値の変化量に達したら、その状態を保つことによって、その所望の変化量でディレイタイム値を継続的に増加(又は減少)させることができる。このS46の処理後、レジスタPRVをレジスタCURの値で更新し(S47)、このディレイタイム制御処理を終了する。
【0048】
一方、S42の処理で確認した結果、レジスタPSHの値が「0」である、即ち、プッシュオンスイッチ34がオフである(ノブ34が非押下とされている)場合(S42:No)、レジスタCURの値(現在のパルス出力値)とレジスタPRV(前回のパルス出力値)の値を比較する(S48)。ここで、「CUR>PRV」であれば(S48:>)、ディレイタイム値の変化量を規定値である「+1ms」とし、ディレイタイム値を1ms増加させる(S50)。S50の処理後、レジスタPRVの値をレジスタCRUの値で更新し(S47)、このディレイタイム制御処理を終了する。一方、「CUR<PRV」であれば(S48:<)、ディレイタイム値の変化量を規定値である「−1ms」とし、ディレイタイム値を1ms減少させる(S49)。S49の処理後、S47の処理を行い、このディレイタイム制御処理を終了する。
【0049】
また、S48の処理で確認した結果、「CUR=PRV」であることが確認されると、S47の処理を行い、このディレイタイム制御処理を終了する。即ち、プッシュオンスイッチ(ノブ)34がオフ状態にある場合、ノブ34が回転されなければ、パラメータ値は何も変更されない。
【0050】
以上説明したように、本実施例のパラメータ設定装置(ディレイタイム操作子)23によれば、プッシュオンスイッチ(ノブ)34のオン又はオフを切り換えることによって、パラメータの変化量を2種類の変化量で設定することができる。プッシュオンスイッチ(ノブ)34が非押下の状態、即ち、オフの状態で回転させると、パラメータ変化量は1クリック毎に1msずつ変化するので容易に微調整することができる。一方、プッシュオンスイッチ(ノブ)34を押下しながら、即ち、オンの状態で回転させると、パラメータ値の変化量はカウンタレジスタCNTの値に応じて可変的に設定され、絶対値として最大120msの変化量で変化するよう構成されている。よって、所望するディレイタイム値を得るために大きく(例えば、1000msオーダー)値を増加させなければならない場合に、+120msの変化量ずつ変化させれば、所望のディレイタイム値まで高速で近づける(粗調整する)ことができるので都合がよい。また、上述のように広いパラメータ範囲を高速に変化させることができる一方で、ロータリエンコーダ40の総回転量に応じて変化量が可変的に決まり、絶対値として最小1msの変化量でも変化させることもできる。よって、本実施例のパラメータ設定装置23は、同じ操作(プッシュオンスイッチ(ノブ)34をオンの状態で回転させる)で、パラメータ値の大きな変化から微小な変化までを自在行うことができる。
【0051】
更に、プッシュオンスイッチ(ノブ)34がオン状態にある場合、該状態が保たれる間は、ロータリエンコーダ40の回転軸36、42の総回転量(正の回転量と負の回転量の総和)がカウンタレジスタCNTに格納され、該カウンタレジスタCNTの値に応じて変化量が設定されるので、回転軸36、42の回転を停止させても、カウンタレジスタCNTに格納された値に基づく変化量でディレイタイム値を継続的に増加又は減少させることができる。よって、回転軸36、42の総回転量によるディレイタイム値の変化量が最大の変化量(本実施例では120ms)に達したら、それ以上、回転軸36、42を回転させなくても最大の変化量ずつディレイタイム値を増加させることができるので、広いパラメータ範囲を調整する場合に都合がよい。
【0052】
加えて、本実施例のパラメータ装置(ディレイタイム操作子)23によれば、プッシュオンスイッチ(ノブ)34のオンとオフとの切り換えが、ロータリエンコーダ40の回転軸36、42の押圧と連動して実行されるので、簡単な構成でありながら、ロータリエンコーダを「押しながら回す」又は「押さずに回す」という操作により、1つの装置で2種類の操作を行うことができる。
【0053】
なお、請求項1記載の第1設定手段としては、プッシュオンスイッチ(ノブ)34がオフ状態の場合にレジスタCURとレジスタPRVとを比較する処理(S48)と、S49又はS50の処理における「ディレイタイム値の変化量を規定量である+1ms(又は−1ms)とする」部分とが該当する。また、第2設定手段としては、プッシュオンスイッチ(ノブ)34がオン状態の場合にレジスタCURとレジスタPRVとを比較する処理(S43)と、カウンタレジスタCNTに格納されている値に「1加算」又は「1減算」する処理(S44、S45)と、S46の処理の「カウンタレジスタCNTの値からディレイタイム値の変化量(増加量又は減少量)を設定する」部分とが該当する。また、可変手段としては、プッシュオンスイッチ(ノブ)34がオン状態の場合には、S46の処理の「設定された変化量でディレイタイム値を増加又は減少する」部分が該当し、プッシュオンスイッチ(ノブ)34がオフ状態の場合には、S49又はS50の処理の「ディレイタイム値を1ms増加(又は減少)する」部分が該当する。
【0054】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定される物ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0055】
例えば、上記実施例では、S46の処理は、プッシュオンスイッチ(ノブ)34がオン状態である間は繰り返し実行されるように構成されているが、タイマの間隔が短く、繰り返し速度が速すぎる場合は、このディレイタイム処理が実行された回数をカウントするカウンタを別途設けて、カウンタの値が所定回数に達する毎にS46の処理を1回行う等、パラメータ値の増減を繰り返す速度を調整するように構成してもよい。
【0056】
また、上記実施例では、プッシュオンスイッチ(ノブ)34を押下していない状態で、ロータリエンコーダ40の回転軸36、42を回転させた場合に、ディレイタイム値を、1クリック毎に規定量である1msずつ増加又は減少させるよう構成した。これに換えて、規定量を、クリック数iに依存する関数F(i)として構成してもよい。
【0057】
また、上記実施例では、ディレイタイム操作子23は、プッシュオンスイッチ(ノブ)34とロータリエンコーダ40の回転軸36、42とを一体化し、プッシュオンスイッチ(ノブ)34の押圧(に伴う、回転軸36、42の押圧)に連動して2状態が切り換わる(オフ状態からオン状態へ切り換わる)よう構成された。これに代えて、ノブ34からプッシュオンスイッチ(2状態切り換えスイッチ)の機能を分離し、2状態切り換えスイッチをロータリエンコーダ40から独立させて別に設けるよう構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のパラメータ設定装置を備える効果装置の正面図である。
【図2】 本実施例のパラメータ設定装置を備える効果装置の電気的構成を概略的に示したブロック図である。
【図3】 本実施例のパラメータ設定装置の要部断面図である。
【図4】 CPUにより実行されるメイン処理を示すフローチャートである。
【図5】 CPUにより実行される、本実施例のパラメータ設定装置によるディレイタイム制御処理を示すフローチャートである。
【図6】 図5のディレイタイム制御処理において用いられる、カウンタレジスタCNTの値と設定されるディレイタイム値の変化量との対応表である。
【符号の説明】
1 効果装置
11 CPU(第1設定手段の一部、第2設定手段の一部、可変手段の一部)
12 ROM(第1設定手段の一部、第2設定手段の一部、可変手段の一部)
13 RAM(第1設定手段の一部、第2設定手段の一部、可変手段の一部)
23 ディレイタイム操作子(パラメータ設定装置)
34 ノブ(プッシュオンスイッチ、スイッチ操作子の一部)
36 回転軸
42 脚部(回転軸)
40 ロータリエンコーダ
48 スイッチ(スイッチ操作子の一部)
50 アーム(スイッチ操作子の一部)

Claims (3)

  1. 回転軸の回転位置又は回転量に応じた信号を出力するロータリエンコーダと、
    第1状態又は第2状態となるスイッチ操作子と、
    そのスイッチ操作子が第1状態にある場合に前記ロータリエンコーダの回転操作が行われると、そのロータリエンコーダの回転に伴う信号が出力される毎パラメータ値の変化量を規定量に設定する第1設定手段と、
    前記スイッチ操作子が第2状態にある場合に前記ロータリエンコーダの回転操作が行われると、パラメータ値の変化量を、前記ロータリエンコーダの回転に伴って出力される信号より導出される総回転量に応じた変化量に設定する第2設定手段と、
    前記第1設定手段又は前記第2設定手段により設定された変化量に基づいて前記パラメータの値を変化させる可変手段とを備え、
    その可変手段は、前記スイッチ操作子が第1状態に保持される間は、前記ロータリエンコーダの回転に伴う信号が出力される毎に前記第1設定手段で設定された変化量で前記パラメータ値を変化させる一方で、前記スイッチ操作子が第2状態に保持される間は、前記第2設定手段で設定された変化量で前記パラメータ値を継続的に変化させることを特徴とするパラメータ設定装置。
  2. 前記スイッチ操作子は、前記ロータリエンコーダの回転軸の押圧操作に連動して前記第1状態又は第2状態となることを特徴とする請求項1記載のパラメータ設定装置。
  3. 前記可変手段は、前記スイッチ操作子が第2状態に保持される間は、前記第2設定手段で設定された変化量で前記パラメータ値の増加または減少を繰り返すことによって前記パラメータ値を継続的に変化させるものであり、
    前記パラメータ値の増加または減少を繰り返す速度を調整する変化速度調整手段を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のパラメータ設定装置。
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