JP4098904B2 - テープ貼付装置およびその貼付方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークに形成されたテープ貼着面に沿って帯状の粘着テープを剥離シートから剥離して貼付するためのテープ貼付装置およびその貼付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のドアパネルに形成される窓枠部(ドアサッシュ)の内側および外側を艶消しの黒色にすることは、車外、特に車体の側方から見た時の窓枠部の光の反射を抑え、車室内だけではなく、車体全体のすっきりとした景観を確保する上で望ましいことである。
【0003】
このようなことから、窓枠部に艶消しの黒色塗料を吹き付け塗装することが従来から行われている。しかし、吹き付け塗装は、作業環境を良好に保つための附帯設備に費用が嵩む上、塗料の乾燥までに時間が掛かるなどの種々の不具合があるため、その代わりとして耐候性や耐摩耗性などの良好な艶消しの黒色粘着テープを窓枠部に貼着することが特開昭51−135015号公報や、特開昭62−46780号公報などで提案されている。この場合、自動車の窓枠部は、周知のように三次元的な曲面部分が大部分を占めているため、上述した貼着装置は極めて大がかりとなって、実際の生産ラインに組み込んだ場合、生産ラインの設備コストが嵩む上、窓枠部の設計変更に対する追従性が悪く、汎用性に乏しいものであった。
【0004】
しかし、この貼着作業を作業者が何らかの治具類を使用せずに手作業のみで行おうとした場合、自動車の製造ラインに対応した速度でこれを正確に行うことは、極めて高い作業熟練度が要求されることとなる。
【0005】
そこで、上述した作業を熟練作業者ならずとも容易かつ迅速に行えるように、例えば特開平5−338627号公報などに開示されたテープ貼付装置が提案されており、このテープ貼付装置を用いることによって、熟練作業者ならずとも容易かつ迅速に窓枠部の所定位置に粘着テープを正確に貼着することができるようになっている。この他、ウェザストリップを窓枠部に自動的に組み付ける装置、例えば特開平2−221582号公報や、特開平3−166068号公報、あるいは特公平5−65298号公報に開示されたものも応用可能であると考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特開平5−338627号公報に開示された従来のテープ貼付装置は、構造が複雑で可動部品が多く、製造コストが嵩む不具合がある上、一定幅寸法のテープを使用することを前提としているため、幅寸法が上下で異なる縦窓枠部にこれを適合させることは基本的に困難である。
【0007】
一方、特開平2−221582号公報や、特開平3−166068号公報、あるいは特公平5−65298号公報に開示されたウェザストリップの取り付け装置をテープ貼付装置に応用しようとした場合、ドアパネルの保持や位置決め装置の他にマニプレータを設置するためのスペースが必要であり、自動車の生産ラインを変更しなければ、これに対応できなくなる不具合がある。
【0008】
【発明の目的】
本発明の目的は、幅寸法がその長手方向に沿って相違するようなドアパネルの縦窓枠部の表面に対し、熟練作業者ならずとも容易かつ迅速に粘着テープを正確に貼着することが可能なテープ貼付装置およびテープ貼付方法を低コストにて提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の形態は、ワークに対して着脱自在に取り付けられ、このワークに形成されたテープ貼付面にリーダー部と貼付部と余長部とが一体的に形成されている剥離シート付き粘着テープの貼付部から剥離した粘着テープを貼着するためのテープ貼付装置であって、前記ワークの所定位置に対して着脱自在に係止し得る係止部および前記貼付部の一端側に続くリーダー部が連結されるリーダー部取り付け部を有する上部ユニットと、前記ワークの所定位置に着脱自在に係止し得る係止部および前記貼付部の他端側に続く余長部が巻き付けられる回転自在な保持ローラを有する下部ユニットとを具え、前記リーダー部取り付け部は、前記上部ユニットを前記ワークの所定位置に係止した状態において、前記テープ貼付面の一端側に近接して配置され、前記保持ローラは、前記下部ユニットを前記ワークの所定位置に係止した状態において、前記テープ貼付面の他端側から離れて配置されることを特徴とするものである。
【0010】
本発明によると、上部ユニットの係止部をワークの所定位置に係止すると共に下部ユニットの係止部をワークの所定位置に係止した後、下部ユニットの保持ローラに剥離シート付き粘着テープの余長部側を巻き付け、この保持ローラから引き出された状態となる剥離シート付き粘着テープのリーダー部を上部ユニットのリーダー部取り付け部に連結することにより、剥離シート付き粘着テープの貼付部を上部ユニットのリーダー部取り付け部と下部ユニットの保持ローラとの間に掛け渡した状態とする。そして、リーダー部側の貼付部から剥離シートを引き剥がし、粘着テープの一端側をテープ貼付面に押し付けて貼着させる。これに引き続き、さらに粘着テープの一端側から剥離シートを剥がしながら粘着テープをその一端側から他端側へと順にテープ貼付面に押し付けて貼着させる。しかる後、テープ貼付面に貼着された粘着テープからリーダー部および余長部をそれぞれ切り離し、ワークから上部ユニットおよび下部ユニットを取り外す。
【0011】
本発明の第2の形態は、ワークに形成されたテープ貼付面の長手方向一端側に対してリーダー部と貼付部と余長部とが一体的に形成されている剥離シート付き粘着テープの貼付部の一端側が近接するように、この貼付部の一端側に続くリーダー部を前記ワークに対して位置決め状態で固定するステップと、前記テープ貼付面の長手方向他端側から前記貼付部の他端側がその対向方向に沿って離れるように、前記貼付部の他端側に続く余長部を前記ワークに対して位置決め状態で保持するステップと、前記貼付部の一端側から剥離シートを剥がして粘着テープの一端側を前記テープ貼付面の長手方向一端側に押し付けて貼着させるステップと、前記粘着テープの一端側から前記剥離シートを剥がしながら前記粘着テープをその一端側から他端側へと順に前記テープ貼付面に押し付けて貼着させるステップと、前記リーダー部および前記余長部を前記テープ貼付面に貼着された前記粘着テープから切り離すステップとを具えたことを特徴とするテープ貼付方法にある。
【0012】
本発明によると、剥離シート付き粘着テープの貼付部の一端側に続くリーダー部をワークに対して位置決め状態で固定し、ワークに形成されたテープ貼付面の長手方向一端側に対して貼付部の一端側を近接状態に保持する一方、貼付部の他端側に続く余長部をワークに対して位置決め状態で保持し、テープ貼付面の長手方向他端側から貼付部の他端側をその対向方向に沿って離す。そして、貼付部の一端側から剥離シートを剥がして粘着テープの一端側をテープ貼付面の長手方向一端側に押し付けて貼着させ、さらに粘着テープの一端側から剥離シートを剥がしながら粘着テープをその一端側から他端側へと順にテープ貼付面に押し付けて貼着させる。しかる後、テープ貼付面に貼着された粘着テープからリーダー部および余長部をそれぞれ切り離す。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の形態によるテープ貼付装置において、リーダー部に設けられた連結孔に嵌合されるピンをリーダー部取り付け部に突設するようにしてもよい。
【0014】
また、本発明の第2の形態によるテープ貼付方法において、剥離シートが接合している粘着テープの反対面にカバーフィルムを剥離可能に接合しておき、リーダー部および余長部を粘着テープから切り離す際に、カバーフィルムを粘着テープから剥離するようにしてもよい。さらに、テープ貼付面に貼付された粘着テープの幅方向両端部をワークに巻き込んで貼着するようにしてもよい。
【0015】
本発明の第1および第2の形態において、ワークが車両のドアパネルであって、テープ貼付面がその縦窓枠部の表面であってもよい。また、テープ貼付面の一端側の幅寸法に対して他端側の幅寸法が相違していてもよい。
【0016】
【実施例】
本発明によるテープ貼付装置を乗用自動車のフロントドアパネルの縦窓枠部13に対して応用した一実施例について、図1〜図15を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこのような実施例に限らず、リヤドアパネルの縦窓枠部や、同様な課題を内包する他の分野の技術にも応用することができる。
【0017】
ここで、図1は本発明の対象となった乗用自動車の外観を表し、図2はそのフロントドアパネル12の縦窓枠部13に用いられる剥離シート付き粘着テープ11の斜視図である。すなわち、本実施例における剥離シート付き粘着テープ11は、これが用いられる乗用自動車のフロントドアパネル12の縦窓枠部13のテープ貼付面14と対応した形状を有する貼付部15と、その上端に続くリーダー部16と、貼付部15の下端に続く余長部17とが一体的に形成されている。
【0018】
剥離シート付き粘着テープ11の図示しない粘着剤が塗布された粘着テープ18は、粘着剤が塗布された面が剥離シート19の上に剥離可能に接合されており、この粘着テープ18の剥離シート19が接合している反対の面にはカバーフィルム20が接合されている。粘着テープ18は、剥離シート19に対して剥離可能であり、カバーフィルム20も粘着テープ18に対して剥離可能となっている。このように、本実施例ではカバーフィルム20を粘着テープ18の表面に接合しているが、ワークによってはカバーフィルム20を省略することも当然可能である。
【0019】
本実施例における貼付部15は、乗用自動車のフロントドアパネル12の縦窓枠部13のテープ貼付面14の形状に対応して上端側ほどその幅寸法(図2中、左右方向の長さ)が短くなったテーパ状をなしており、テープ貼付面14に粘着テープ18を貼付した後、後述するようにその幅方向両端部を縦窓枠部13に巻き込み、つまりテープ貼付面14の裏側に折り返すようにしているため、粘着テープ18はテープ貼付面14よりも広い幅寸法に設定されている(図15参照)。
【0020】
リーダー部16には、後述する上部ユニットの位置決めピンに差し込まれる一対の係合穴21が形成されている。貼付部15とリーダー部16および余長部17との間には、剥離シート19から粘着テープ18に達する切り込み22がそれぞれ入れられ、カバーフィルム20を粘着テープ18から剥離した際に、このカバーフィルム20に対してリーダー部16および余長部17が縦窓枠部13のテープ貼付面14に貼着された粘着テープ18から一体的に引き離されるようになっている。
【0021】
なお、図2中の符号で23は、貼付部15と余長部17との間に形成された切り欠き穴部であり、本実施例における縦窓枠部13のテープ貼付面14の下端形状に対応させたものである。
【0022】
本実施例におけるテープ貼付装置は、縦窓枠部13の上端側に取り付けられる上部ユニット24と、縦窓枠部13の下端側に取り付けられる下部ユニット37とを具えている。ここで、上部ユニット24の外観を図3に示し、その平面形状を図4に示し、そのV−V矢視断面形状, VI−VI矢視断面形状を図5, 図6にそれぞれ示す。すなわち、本実施例における上部ユニット24には、縦窓枠部13の上端部に対して取り外し可能に係止し得る上係止部25と、剥離シート付き粘着テープ11の貼付部15の一端側に続くリーダー部16の係合穴21に差し込まれてリーダー部16が連結される一対の位置決めピン26を有するリーダー部取り付け部27とを具えている。
【0023】
上係止部25によってドアパネル12の所定位置に取り外し可能に上部ユニット24を固定した場合、リーダー部取り付け部27の位置決めピン26は、テープ貼付面14よりも前方(図6中、右方向)に突出するように、縦窓枠部13に近接状態でその直上に位置決めされる。
【0024】
上係止部25には、縦窓枠部13の上端から側方に延在する横窓枠部28に形成された溝状部分29に係合して上部ユニット24を図5中、左右方向に位置決めするための係合凸部30と、縦窓枠部13の裏面に突設された突起部31が差し込まれて上部ユニット24を図6中、上下方向に位置決めするための係合溝部32と、縦窓枠部13の上端が差し込まれて上部ユニット24を係合凸部30と共に図6中、左右方向に位置決めするための保持部33とが設けられている。この場合、縦窓枠部13の突起部31が係合溝部32の止まり端34に当接するまで、上係止部25を横窓枠部28に沿って図4中、左方向に摺動させるようにしており、この位置が横窓枠部28に対する上部ユニット24の図4中、左右方向に沿った正規取り付け位置となる。また、横窓枠部28に対して縦窓枠部13の突起部31を中心とする上係止部25の浮き上がりを阻止するため、上部ユニット24の上係止部25には、横窓枠部28の上端面に近接状態で対向する永久磁石35が埋設されており、この永久磁石35の磁力により上部ユニット24が横窓枠部28から浮き上がったりせずに安定して保持されるように配慮している。
【0025】
なお、図中の符号で36は、貼付部15をテープ貼付面14に貼付する際にリーダー部16の下部をテープ貼付面14側に導くための案内板であり、リーダー部取り付け部27に対して一体的に固定されている。また、上述した上係止部25の構成は、ワークであるフロントドアパネル12の所定位置に対して上部ユニット24を確実に固定できさえすれば、このフロントドアパネル12の形状に応じて任意に変更することが可能である。
【0026】
一方、下部ユニットの外観を表す図7およびその平面形状を表す図8およびその左側面形状を表す図9に示すように、下部ユニット37には、縦窓枠部13の下端部に対して取り外し可能に係止し得る下係止部38と、貼付部15の他端側に続く余長部17が巻き付けられる回転自在な保持ローラ39とを具えている。
【0027】
下係止部38は、縦窓枠部13のランチャンネル40の下端に差し込まれて下部ユニット37を図9中、左右方向に位置決めするための第1嵌合部41と、この第1嵌合部41の直下に位置して縦窓枠部13が立ち上がるフロントドアパネル12の後端部に形成された開口部42に差し込まれて下部ユニット37を図9中、右方向の位置決めのための第2嵌合部43と、この第2嵌合部43と相隔ててフロントドアパネル12の上端部に形成された開口部44に差し込まれて第2嵌合部43と共に下部ユニット37を図9中、下方向に位置決めするためのブラケット46と、図8中、下部ユニット37の左右の回転を規制する第3嵌合部45とを有する。
【0028】
なお、この下係止部38の構成は、ワークであるフロントドアパネル12の所定位置に対して下部ユニット37を確実に固定できさえすれば、このフロントドアパネル12の形状に応じて任意に変更することが可能である。
【0029】
下係止部38には、下部ユニット37をドアパネル12に取り付けた状態において、その外側に突出するブラケット46が一体的に設けられており、このブラケット46の先端部には、先端側にローラ軸47を突設したローラ軸ホルダ48の基端部がねじ止めされている。ローラ軸47には、剥離シート付き粘着テープ11の余長部17の一側端を突き当ててこれを位置決めするための段部49を形成した保持ローラ39が回転自在に取り付けられており、その回転軸線は、下部ユニット37をドアパネル12に取り付けた状態において、テープ貼付面14と平行となるように設定されている。
【0030】
テープ貼付面14と保持ローラ39との間隔は、ブラケット46に対するローラ軸ホルダ48の位置を変えることによって調整可能である。
【0031】
このような本実施例におけるテープ貼付装置を用いて縦窓枠部13のテープ貼付面14に粘着テープ18を貼付する場合、図10および図11に示すように、まず上部ユニット24の上係止部25および下部ユニット37の下係止部38を用いてフロントドアパネル12の所定位置に取り付けた後、剥離シート付き粘着テープ11のリーダー部16の係合穴21に上部ユニット24の位置決めピン26を差し込むと共にその余長部17の幅方向一端側を下部ユニット37の保持ローラ39の段部49に押し当てながらこれを保持ローラ39に巻き付け、これら位置決めピン26と保持ローラ39との間に剥離シート付き粘着テープ11が張り渡された状態とする。この場合、剥離シート付き粘着テープ11の上端側ほど縦窓枠部13のテープ貼付面14との間隔が狭くなるように、このテープ貼付面14に対して剥離シート付き粘着テープ11が傾斜状態に保持される。
【0032】
この状態から、図12に示すように、リーダー部16と貼付部15との間の切り込み22の部分から貼付部15の剥離シート19を下側に向けて順に剥離しつつ板状のスクイズ治具50を用いて縦窓枠部13のテープ貼付面14の上端側から下端側に向けて貼付部15をしごくようにテープ貼付面14に押し付け、貼付部15の粘着テープ18をテープ貼付面14に貼付して行く。この場合、テープ貼付面14に対して貼付部15を垂直に押し当てるだけで貼付部15をテープ貼付面14に対して正確に貼付することができ、この操作に伴って保持ローラ39に巻き付けられた余長部17の一部が繰り出される。
【0033】
このようにして、図13に示すように貼付部15を縦窓枠部13のテープ貼付面14の全域に貼付した後、保持ローラ39から余長部17を取り外し、この余長部17と貼付部15との間の切り込み22の部分から図14に示すように貼付部15のカバーフィルム20を引き剥がし、最後にリーダー部16を上部ユニット24のリーダー部取り付け部27から取り外すことにより、縦窓枠部13のテープ貼付面14に貼付された貼付部15の粘着テープ18を露出状態にさせる。このカバーフィルム20を貼付部15から引き剥がす場合、カバーフィルム20は余長部17およびリーダー部16とつながっているため、このカバーフィルム20と共に余長部17およびリーダー部16も貼付部15から除去することができる。
【0034】
なお、カバーフィルム20を設けていない剥離シート付き粘着テープの場合には、貼付部15の上端および下端の切り込み22の部分で粘着テープ18を切断する。
【0035】
本実施例では、貼付部15を縦窓枠部13のテープ貼付面14に貼付する場合、粘着テープ18の表面がカバーフィルム20で被覆されているため、上述したスクイズ治具50を用いて貼付部15をしごいたとしても、粘着テープ18の表面に傷などが形成されず、良好な表面状態を維持することができる。
【0036】
縦窓枠部13のテープ貼付面14に貼付された貼付部15の粘着テープ18は、その幅方向両端部がテープ貼付面14からはみ出した状態となっているため、図示しない適当なスクイズ治具などを用い、このはみ出した部分を図15に示すようにテープ貼付面14の裏側に折り返して縦窓枠部13に巻き込むことにより、このテープ貼付作業を終了する。
【0037】
【発明の効果】
本発明のテープ貼付装置によると、ワークの所定位置に対して着脱自在に係止し得る係止部を上部ユニットと下部ユニットとに設け、さらにリーダー部と貼付部と余長部とが一体的に形成されている剥離シート付き粘着テープの貼付部の一端側に続くリーダー部を上部ユニットのリーダー部取り付け部に連結すると共に貼付部の他端側に続く余長部を下部ユニットの保持ローラに巻き付けることにより、剥離シート付き粘着テープをテープ貼付面に対して傾斜状態で保持されることとなり、テープ貼付面との間隔が狭い方から順に貼付部の剥離シートを剥がしながら粘着テープをテープ貼付面に押し当てることによって、幅寸法が長手方向に沿って異なる粘着テープであっても、容易かつ正確にワークのテープ貼付面に貼付することができる。
【0038】
また、リーダー部に設けられた連結孔に嵌合されるピンをリーダー部取り付け部に突設した場合には、上部ユニットに対する貼付部の一端側に続くリーダー部の連結作業を容易かつ迅速に行うことができる。
【0039】
本発明のテープ貼付方法によると、ワークに形成されたテープ貼付面との間隔がその長手方向に沿って異なるように、リーダー部と貼付部と余長部とが一体的に形成されている剥離シート付き粘着テープをテープ貼付面に対して傾斜状態で保持し、テープ貼付面との間隔が狭い方から順に剥離シートを剥がしながら粘着テープをテープ貼付面に押し当てるようにしたので、幅寸法が長手方向に沿って異なる粘着テープであっても、容易かつ正確にワークのテープ貼付面に貼付することができる。
【0040】
また、粘着テープの表面をあらかじめカバーフィルムで被覆してある場合には、粘着テープをテープ貼付面に押し当てる際の摩擦によって発生する粘着テープの表面の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となった車両の外観を表す斜視図である。
【図2】図1に示した車両に用いられる剥離シート付き粘着テープの外観を表す正面図である。
【図3】本実施例における上部ユニットの外観を表す斜視図である。
【図4】図3に示した上部ユニットの平面図である。
【図5】図4中のV−V矢視断面図である。
【図6】図4中のVI−VI矢視断面である。
【図7】本実施例における下部ユニットの外観を表す斜視図である。
【図8】図7に示した下部ユニットの平面図である。
【図9】図8に示した下部ユニットの左側面図である。
【図10】本実施例におけるテープ貼付装置の側面図であり、テープ貼付装置に剥離シート付き粘着テープを装着した状態を表す。
【図11】図12〜図14と共に本実施例におけるテープ貼付手順を表す作業概念図であり、テープ貼付装置に剥離シート付き粘着テープを装着した状態を表す。
【図12】図11, 図13, 図14と共に本実施例におけるテープ貼付手順を表す作業概念図であり、縦窓枠部のテープ貼付面に対して粘着テープの貼着中の状態を表す。
【図13】図11, 図12, 図14と共に本実施例におけるテープ貼付手順を表す作業概念図であり、縦窓枠部のテープ貼付面に粘着テープを貼着し終えた状態を表す。
【図14】図11〜図13と共に本実施例におけるテープ貼付手順を表す作業概念図であり、粘着テープの表面からカバーフィルムを引き剥がしている状態を表す。
【図15】縦窓枠部に対する粘着テープの最終的な貼着状態を表す断面図である。
【符号の説明】
11 剥離シート付き粘着テープ
12 フロントドアパネル
13 縦窓枠部
14 テープ貼付面
15 貼付部
16 リーダー部
17 余長部
18 粘着テープ
19 剥離シート
20 カバーフィルム
21 係合穴
22 切り込み
23 切り欠き穴部
24 上部ユニット
25 上係止部
26 位置決めピン
27 リーダー部取り付け部
28 横窓枠部
29 溝状部分
30 係合凸部
31 突起部
32 係合溝部
33 保持部
34 係合溝部の止まり端
35 永久磁石
36 案内板
37 下部ユニット
38 下係止部
39 保持ローラ
40 ランチャンネル
41 第1嵌合部
42 開口部
43 第2嵌合部
44 開口部
45 第3嵌合部
46 ブラケット
47 ローラ軸
48 ローラ軸ホルダ
49 段部
50 スクイズ治具

Claims (8)

  1. ワークに対して着脱自在に取り付けられ、このワークに形成されたテープ貼付面にリーダー部と貼付部と余長部とが一体的に形成されている剥離シート付き粘着テープの貼付部から剥離した粘着テープを貼着するためのテープ貼付装置であって、
    前記ワークの所定位置に対して着脱自在に係止し得る係止部および前記貼付部の一端側に続くリーダー部が連結されるリーダー部取り付け部を有する上部ユニットと、
    前記ワークの所定位置に着脱自在に係止し得る係止部および前記貼付部の他端側に続く余長部が巻き付けられる回転自在な保持ローラを有する下部ユニットとを具え、前記リーダー部取り付け部は、前記上部ユニットを前記ワークの所定位置に係止した状態において、前記テープ貼付面の一端側に近接して配置され、前記保持ローラは、前記下部ユニットを前記ワークの所定位置に係止した状態において、前記テープ貼付面の他端側から離れて配置されることを特徴とするテープ貼付装置。
  2. 前記リーダー部取り付け部は、前記リーダー部に設けられた連結孔に嵌合されるピンを有することを特徴とする請求項1に記載のテープ貼付装置。
  3. 前記ワークは車両のドアパネルであり、前記テープ貼付面はその縦窓枠部の表面であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテープ貼付装置。
  4. 前記テープ貼付面の一端側の幅寸法に対して他端側の幅寸法が相違していることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のテープ貼付装置。
  5. ワークに形成されたテープ貼付面の長手方向一端側に対してリーダー部と貼付部と余長部とが一体的に形成されている剥離シート付き粘着テープの貼付部の一端側が近接するように、前記貼付部の一端側に続くリーダー部を前記ワークに対して位置決め状態で固定するステップと、
    前記テープ貼付面の長手方向他端側から前記貼付部の他端側がその対向方向に沿って離れるように、前記貼付部の他端側に続く余長部を前記ワークに対して位置決め状態で保持するステップと、
    前記貼付部の一端側から剥離シートを剥がして粘着テープの一端側を前記テープ貼付面の長手方向一端側に押し付けて貼着させるステップと、
    前記粘着テープの一端側から前記剥離シートを剥がしながら前記粘着テープをその一端側から他端側へと順に前記テープ貼付面に押し付けて貼着させるステップと、
    前記リーダー部および前記余長部を前記テープ貼付面に貼着された前記粘着テープから切り離すステップと
    を具えたことを特徴とするテープ貼付方法。
  6. 前記剥離シート付き粘着テープは、剥離シートが接合している粘着テープの反対面にカバーフィルムが剥離可能に接合されており、前記リーダー部および前記余長部を前記粘着テープから切り離すステップは、前記カバーフィルムを粘着テープから剥離するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載のテープ貼付方法。
  7. 前記ワークは車両のドアパネルであり、前記テープ貼付面はその縦窓枠部の表面であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のテープ貼付方法。
  8. 前記テープ貼付面の一端側の幅寸法に対して他端側の幅寸法が相違していることを特徴とする請求項5から請求項7の何れかに記載のテープ貼付方法。
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