JP3818841B2 - 車両のシーリングスクリーン取付装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両のドアパネル等の室内側の車体パネルにシーリングスクリーンを貼着する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばインナパネルとアウタパネルの結合体からなる車両のドアパネルとドアトリムとの間には、ドアパネルの内部に室内側から水等が浸入するのを防止するため、インナパネルに樹脂フィルム等のシーリングスクリーンが接着剤等により貼着されるのが一般的であり、このような貼着作業は、例えば作業者が両手でシーリングスクリーンを広げた状態で車両のドアパネルまで運び、ドアパネルに開設されるグロメット穴に、シーリングスクリーンに配設されるグロメットを圧入することにより、ドアパネルに対してシーリングスクリーンを位置決めするとともに、予めドアパネルに塗布される接着剤の塗布部に向けてシーリングスクリーンを押圧することにより貼着している。
【0003】
ところが、このような貼着作業は、シーリングスクリーンが柔らかいため平面状に維持するのが困難であり、パレット上に積載されたシーリングスクリーンの取出し作業や持ち運び作業等においてシーリングスクリーンがよじれて作業性が悪く、また接着剤の塗布部に押圧して接着する際に接着部にシワが発生すると隙間が生じて防錆上の問題が発生するため、この場合は一旦剥離して再貼着する等、工数増となっていた。また、シーリングスクリーンを貼着する際、作業者の綿手等に接着剤が付着しやすく、そのまま作業を継続すると他の部品等に接着剤が付着するため、度々綿手等を交換する必要もあって煩わしい等のことから、例えば特開平9−58271号では、熱可塑性樹脂を用いて三次元的な剛性のあるシーリングスクリーンを成形し、車体の凹部にシーリングスクリーンの凸部を嵌め込んで取付けるような技術を開示しており、また特開昭63−180519号では、ロボットにより位置決め治具上のシーリングスクリーンに接着剤を自動塗布し、位置決め治具を起立させてシーリングスクリーンをドアパネルに自動貼着するような技術を開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前者の特開平9−58271号の場合は、熱可塑性樹脂製のシーリングスクリーンを成形するために金型等を使用して作製する必要があり、投資コストがかかるとともに、部品メーカーから調達する場合は搬入形態が大型化するという問題があり、また後者の特開昭63−180519号では、装置構成が大型化し、制御系も複雑化するという問題があった。
【0005】
そこで本発明は、車体パネルに対してシーリングスクリーンを貼着するに際し、簡素な構成でありながら効率良く貼着出来る技術の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、シール剤が塗布される車室内側の車体パネルにシーリングスクリーンを貼着するためのシーリングスクリーン取付装置において、前記車体パネルに塗布されるシール剤の塗着パターンより広領域の平面部を有する基板を設け、この基板には、その前面から前方に突出して車体パネルの凹所に位置決め可能となり且つ積層状のシーリングスクリーンを挿通せしめて保持するピン体と、保持される積層状のシーリングスクリーンの周縁の一部を係止する係止クリップを設けるとともに、基板の前面には、前記シール剤の塗着パターンに倣った形状の凸部を設けるようにした。
【0007】
そして、積層状のシーリングスクリーンを挿通せしめた基板を車体パネルのシール剤塗布面に対向させ、前面のピン体を車体パネルの凹所に嵌合させることにより、車体パネルとシーリングスクリーンを位置決めし、基板を車体パネルのシール剤塗布面に押し付けることによって、一番外側のシーリングスクリーンを貼着する。この際、基板の前面には、シール剤の塗着パターンに倣った形状の凸部が形成されているため、この凸部によってシール剤の塗着部に向けて効果的に押圧することが出来、シーリングスクリーンの貼着が確実に行われる。
【0008】
そして一番外側のシーリングスクリーンが貼着されると、基板を車体パネルから引離すことにより、貼り付けられたシーリングスクリーンだけが係止クリップを外れて車体パネル側に残り、残りのシーリングスクリーンは係止クリップに係止されたまま基板側に保持されるようにする。
因みに、このような基板の位置決めや押圧は自動的に操作されるようにしても良く、手作業で操作するようにしても良い。
【0009】
また請求項2では、基板の背面に、押圧用把手を設けるようにした。
【0010】
このような押圧用把手を設ければ、例えば作業者が手作業で操作するような場合に便利であり、手軽に操作出来るとともに簡素に構成出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図1は本発明に係るシーリングスクリーン取付装置の側面図、図2はシーリングスクリーン取付装置の正面図、図3は車体パネルの貼着面とシーリングスクリーンの一例を示す説明図である。
【0012】
本発明に係るシーリングスクリーン取付装置は、例えば図3に示すような車体パネルとしてのドアパネルDの室内側に樹脂フィルム等のシーリングスクリーンSを貼り付けるための装置として構成され、このドアパネルDの室内側にシーリングスクリーンSが貼り付けられた後、不図示のドアトリムがシーリングスクリーンS上から取り付けられ、この際、シーリングスクリーンSによって室内側からドアパネルD内に水等が浸入するのを防止するようにしている。
【0013】
そしてドアパネルDの室内側には、予め塗装ロボット等によりシール剤gが一定の塗着パターンpで塗布され、このシール剤gの塗着面に対してシーリングスクリーンSを位置決めした後、シーリングスクリーンSを塗着部に押し付けることで貼着するようにしている。
【0014】
本シーリングスクリーン取付装置1は、図1及び図2に示すように、前記シール剤gの塗着パターンpより広い領域の平面部を有する基板2と、この基板2の上端コーナ部に設けられる一対のピン体3と、基板2の下端部に設けられる一対の係止クランプ4を備えており、前記ピン体3の先端部は、基板2の前面から前方に突出して、図3に示すドアパネルDの凹所eに差込むことが出来るようにされるとともに、積層されたシーリングスクリーンSの上端部を挿通せしめて保持し得るようにされている。
【0015】
また、前記係止クランプ4は、基板2の背面側に突設される支持バー5にバネ部材6を介して略コの字型の係止部材7が取り付けられて構成されており、バネ部材6によって背面側に向けて付勢される係止部材7により、シーリングスクリーンSの下端縁部を押圧保持し得るようにされている。
【0016】
また、基板2の前面には、前記ドアパネルDの塗布されるシール剤gの塗着パターンpに倣った形状の凸部8が形成されており、また基板2の背面側には、押圧用把手9が設けられている。
【0017】
以上のようなシーリングスクリーン取付装置1の操作方法等について説明する。
作業者が押圧用把手9を把持して、基板2の前面側をドアパネルDのシール剤塗着面に対面させ、ピン体3の先端部をドアパネルDの凹所eに差込む。
この状態でドアパネルDに対するシーリングスクリーンSの位置決めが完了する。
【0018】
次いで、押圧用把手9を持って基板2をドアパネルDに向けて押し付ける。このことにより、一番外側のシーリングスクリーンSは基板2の凸部8によってドアパネルDのシール剤g塗布部に向けて押し付けられて貼り付けられる。
その後、作業者が基板2をドアパネルDから引離すと、一番外側のシーリングスクリーンSだけがドアパネルDに貼り付けられた状態で係止クリップ4から外れ、他のシーリングスクリーンSは係止クリップ4に保持されたまま基板2側に残る。
【0019】
以上のような要領により極めて簡単な操作で1枚づつ貼付け作業を行うことが可能であり、しかもシワ等の発生を防止した綺麗な状態で貼り付けることが可能である。
【0020】
尚、本発明は以上のような実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲に属する。
例えば以上の実施形態は、作業者が手作業で行う例を示したが、これを自動化するようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】
以上のように本発明に係るシーリングスクリーン取付装置は、車体パネルに塗布されるシール剤の塗着パターンより広領域の平面部を有する基板を設け、この基板に、積層状のシーリングスクリーンを保持し且つ車体パネルに位置決めするためのピン体と、シーリングスクリーンの周縁の一部を係止する係止クリップを設けるとともに、基板の前面に、シール剤の塗着パターンに倣った形状の凸部を設けるようにしたため、極めて簡単な操作で綺麗に貼着することが出来る。
また請求項2のように、基板の背面に押圧用把手を設ければ、例えば作業者が手作業で操作するような場合に便利であり、手軽に操作出来るとともに簡素に構成出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシーリングスクリーン取付装置の側面図
【図2】シーリングスクリーン取付装置の正面図
【図3】車体パネルの貼着面とシーリングスクリーンの一例を示す説明図
【符号の説明】
1…シーリングスクリーン取付装置、2…基板、3…ピン体、4…係止クランプ、8…凸部、9…押圧用把手、D…ドアパネル、S…シーリングスクリーン、g…シール剤、p…塗着パターン、e…凹所。

Claims (2)

  1. シール剤が塗布される車室内側の車体パネルにシーリングスクリーンを貼着するためのシーリングスクリーン取付装置であって、前記車体パネルに塗布されるシール剤の塗着パターンより広領域の平面部を有する基板を設け、この基板には、その前面から前方に突出して車体パネルの凹所に位置決め可能となり且つ積層状のシーリングスクリーンを挿通せしめて保持するピン体と、保持される積層状のシーリングスクリーンの周縁の一部を係止する係止クリップを設けるとともに、基板の前面には、前記シール剤の塗着パターンに倣った形状の凸部を設けることを特徴とする車両のシーリングスクリーン取付装置。
  2. 請求項1に記載の車両のシーリングスクリーン取付装置において、前記基板の背面には、押圧用把手が設けられることを特徴とする車両のシーリングスクリーン取付装置。
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