JP4097733B2 - 複式単線自動循環式索道の客車式搬器 - Google Patents

複式単線自動循環式索道の客車式搬器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術】
本発明は索道の分野において、索道線路中で搬器は2本のロープ(曳索)を握索して移送され、停留場ではかかる2本のロープを放索して停留場に架設された軌条を移送されて運行される複式単線自動循環式索道の搬器に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動循環式索道は、両端の停留場間を無端状に循環させた1本のロープ(支曳索)を索道線路中では搬器が握索して架空運行され、両端の停留場では搬器はロープを放索して、停留場に架設された軌条をロープ以外の駆動手段により移送されるもので、索道線路中の搬器速度と停留所中の搬器速度が変えられることで、搬器の乗車定員を増やし、かつ、索道線路中の運転速度を上げることが可能となり輸送力が飛躍的に向上した。そして、現在ではこうした自動循環式索道が特にスキー場を中心に数多く導入、敷設されてスキーヤーの輸送に貢献している事は周知の通りである。自動循環式索道には椅子式搬器を用いたものと密閉箱形の客車式搬器を用いたものとがある。しかし、近年、この内の特に客車式搬器に関して更なる輸送力の向上を目的として乗車定員を従来の10人程度までから20〜30人とした比較的大型の客車式搬器を自動循環式索道に採用するための技術が検討され、或いは、少数ではあるがヨーロッパで実用に供されたものもある。
【0003】
このような比較的大型の客車式搬器を従来通りに索道線路中を1本のロープ(支曳索)だけで架空運行しようとすると太い径のロープが必要になり、その結果としてロープに係わる総ての装置が大きくなり、果ては設備全体も巨大化する。これを避けるために、基本的な技術あるいは構成として索道線路中で搬器を運行するためロープの本数を2本に増やしてロープの径が太くならないようにする。
【0004】
こうした、索道線路中で2本のロープをほぼ平行に張架、循環して搬器にはこの2本のロープを握索できる握索装置を備えて客車を懸垂する。従って、搬器荷重は2本のロープで分担して支えられる。付随して搬器に作用する横風に対しても抵抗力が生じ、従来より横振れしなくなる効果もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、周知のように自動循環式索道では停留場には平面視”U”字形もしくは馬蹄形に軌条が架設されており、ロープを放索した搬器が該搬器に備えた握索装置の走行輪もしくは走行ローラーが前記の軌条を転動することで軌条に誘導され、回送移送されて、それぞれの停留場で往路線側から復路線側、あるいは、復路線側から往路線側に180°転向される。
【0006】
しかし、複式単線自動循環式索道の場合に於いては前記した通り、索道線路中にあっては、平面視で平行をなして循環移動する2本のロープを搬器の正面視で対称な配置にして、搬器に2列にして並べた複数の握索部がそれぞれの列で上記2列に並んだロープの各々を握索する。また、停留場内では平面視で2列平行に架設して配列された軌条上を握索装置を構成する握索部のそれぞれの箇所に枢着した走行輪もしくは走行ローラーが転動して移送される。
【0007】
握索装置はロープを掴む握索力を附勢して装着したばねの反発力を利用している。そして、出発時の握索動作および到着時の放索動作の際には、ばねに連携したレバーを押圧レール等により搬器の移動に伴い、ばねの反発力に抗して回動させることでロープと当接する握子部を開口あるいは閉口させる。その際、2列に並べて握索部に枢着した走行輪あるいは走行ローラーに、前記レバーを回動させた際の反力が作用する。この為に、握索装置の構造としては走行輪あるいは走行ローラーと上記した握索または放索用のレバーとは出来る限り接近させておいた方が握放索動作には有利に働く。
【0008】
しかし、索道線路中を平行にして循環するロープを握索装置の握子部が搬器の正面視で客車幅よりも広い場合には従来の単線自動循環式索道で用いた握索装置の構造をそのまま引用すると前述した走行輪あるいは走行ローラーの間隔も広がることになる。従って、2列に枢着された前記走行輪あるいは走行ローラーが転動するための停留場に平面視で平行にして架設した軌条の間隔も広がることになる。しかし、軌条の間隔を拡げると搬器を出発側から到着側へ転向させる平面視で半円形状をした区間では内外輪の半径差が大きくなり搬器の回送動作には不利に作用する。本発明の課題は、複式単線自動循環式索道において、2本の循環移動するロープの間隔を搬器に垂下した客車の正面視の間隔より拡げ、かつ、停留場での到着側より出発側に向けて円滑にの回送移送できる複式自動循環式索道の搬器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
両端の停留場に枢設した滑車間には1本のロープで無端状に2重ループを形成し、索道線路中の往復両線にあってはそれぞれ2つのループのロープを所定の間隔で平行にして循環移動をさせて、かかる2つのループのロープを搬器に具えた2つの握索ユニットがそれぞれ握索して索道線路中を移動し、両端の停留場に到着すると2つの握索ユニットは2つのループのロープを放索して、それぞれの停留場に架設した一方の軌条と他方の軌条とからなる軌条列上を走行して搬器が回送移送されるようになした複式単線自動循環式索道の搬器であって、
前記搬器は、前記索道線路の往路線および復路線を移動する前記2つのループのロープの間隔より平面視で狭い寸度の客車幅の客車と、前記2つのループのロープの間に位置するように前記搬器に具えられた前記2つの握索ユニットのうちの一方の握索ユニットおよび他方の握索ユニットと、該一方の握索ユニットと他方の握索ユニットには前記軌条列を走行する前記搬器の進行方向の正面視で前記客車幅より内側に位置して垂直方向に回転可能に枢着した走行ローラーと、前記一方の握索ユニットには前記軌条列の一方の軌条の側面に当接して前記搬器を前記軌条列に沿って誘導するための水平方向に回転可能に枢着したガイドローラーを具えてなり、前記一方の軌条は前記走行ローラーが走行する走行部分の走行方向に垂直な断面形状が底面と前記側面からなる凹形状をなし前記他方の軌条は走行部分が平坦をなし、前記ロープが前記一方の握索ユニットと他方の握索ユニットの搬器の進行方向左右の握索位置より、前記客車に対して垂直下方に相対変位させた際に前記客車と干渉せず、かつ、前記一方の握索ユニットと他方の握索ユニットが前記軌条列を外れることなく前記搬器が軌条列を移送されるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、本発明の詳細な一実施の形態を図を用いて説明をする。両端の停留場にそれぞれ枢設した2組の滑車間には1本のロープ3を無端状の2重ループにして第1ループ3aと第2ループ3bとを形成する。先ず、図1は本発明の搬器10(20)を用いた複線自動循環式索道1の一方の停留場2を示した平面図である。
前記した1本のロープ3を2重ループにしてできた一方の第1ループ3aは図示で上側に位置して索道線路の矢印70方向から停留場2へ導入され、続いて、索受装置5aおよび索受装置6aで直線状に導入されて、さらに、複数の受索輪9a,9a,…を円弧状に配列して構成した一方の偏向索受装置9Aで停留場2の図示右側の後位に位置して枢設された2組の滑車4a,4bの内の一方の滑車4aへ偏向して誘導される。続いて、滑車4aに巻き掛けられて180度転向されて平面視で図示下側に位置して索受装置7bと索受装置8bとにより直線状に誘導されて再び矢印75の索道線路に向けて送出される。他方の第2ループ3bも同様にして索道線路の矢印70方向から第1ループ3aと平面視に於いてロープ間隔Aを保ち、平行な状態で停留場2へ導入され、続いて、索受装置5bと索受装置6bとで直線状に誘導されて、前記した2組の滑車4a、4bの内の他方の滑車4bに至る。
【0011】
滑車4bへ到った第2ループ3bのロープ3は、該滑車4bへ巻き掛けられて到着側2aより出発側2bへ転向される。続いて、受索輪9b,9b,…を円弧状に配列して形成した偏向索受装置9Bにより、前記第1ループ3aに対して到着側2aと同様にロープ間隔Aを保って平行となるように誘導されて、さらに、索受装置7aと索受装置8aによってロープ間隔Aが維持された状態で矢印75方向の索道線路に向けて送出される。即ち、平面視に於いては第1ループ3aの軌跡と第2ループ3bの軌跡とは中心線L1を挟み図示で上下に対称な形状になる。
【0012】
また、図1で示す様に、停留場2には詳細な構造は後記するが外軌条12と内軌条13とを平面視で図9に示したローラ間隔Bを保ち、間に複数の連結ビーム14,14,…を挿入して両軌条を繋ぎ併せて構成した軌条列11が架設されている。かかる軌条列11は到着側2aの直線区間11Aと半円状をした曲線区間11Bおよび出発側2bの直線区間11Cとより成り、全景として略細長の横”U”字をしている。
【0013】
今、索道線路中の矢印70方向から停留場2へ到着をした搬器10(20)は上記した軌条列11の到着側2aの直線区間11Aを走行すると同時に掴んでいた第1ループ3aと第2ループ3bを放し、減速移動装置(図示していない。)で矢印71の方向に進行すると共に乗客が乗降可能な速度にまで減速される。続けて、搬器10(20)は低速のまま半円状の曲線区間11Bを回送移送装置(図示していない。)で矢印72方向へ移送されて、進行し、転向されて出発側2bに到る。続けて、搬器10(20)は出発側2bの直線区間11Cを加速移送装置(図示していない。)で矢印73方向へ進行すると共に、ロープ3の速度にまで加速された後に、再び、ロープ3の第1ループ3aと第2ループ3bとを握索して停留場2を発車する。
【0014】
続いて、前記の様にして運行される搬器10(20)の詳細な構成ないし構造を図2〜図8を用いて説明をする。搬器20は図示で紙面の上方より、かかる搬器20の進行方向の正面視で右側に位置してロープ3を握放索する右握索ユニット30と左側に位置して同じ動作をする左握索ユニット50とがある。続けて、図示で両握索ユニットの下に位置して懸垂機21がある。懸垂機21は図2で示す如く中間部材21cの両横より左右が対称形をした縦部材21a,21aを上方に向けて固着して延出し、中間部材21cとで”凹”形をなしている。さらに、中間部材21cには、前出の縦部材21a,21aの内側に位置して2ヶ所には図3で示す搬器20の進行方向、前後に向けて対称形状をした横部材21b,21bがそれぞれ固着して延出されている。さらに、上記した構造の懸垂機21の図示下方に、かかる懸垂機21を構成する前出の横部材21b,21bの両端部の計4ヶ所に接合部材22,22,22,22を用いて客車23が支持、懸垂されている。客車23は搬器20の進行方向に密閉した長方形に近似し、前後左右の側面の中央がやや膨出した形状に形成されている。
【0015】
さらに、本発明の要旨をなす右握索ユニット30と左握索ユニット50の構成ないし構造を説明する。また、右握索ユニット30と左握索ユニット50をそれぞれ構成する同一部材については同一番号を符す。
【0016】
始めに、図3および図4で示す如く、右握索ユニット30は角形管材でできた細長の長方形をしたメインビーム31には搬器20の進行方向の中心線L3に対して左右の均等な位置にそれぞれ握索部32および握索部32が具えられている。この2つの握索部32は同一の構成ないし構造であるので、一方の握索部32について説明をする。
【0017】
図5で示すように、前記したメインビーム31の図示で左側面には先端部に一方の握子部35を形成した本体32aが固着して突出されている。かかる本体32aには前出の本体32aに形成された握子部35と共働してロープ3を挟む、もう一方の握子部35を形成されて、平面視で二股状をした操作レバー33がほぼ中央位置でピン33aにより矢印80または矢印81方向に回動自在に枢着されている。さらに、図4で示すように、平面視で本体32aおよび操作レバー33を挟み図示で左右に突出して2組のばねユニット36,36が装着されており、該ばねユニット36,36で前記した操作レバー33をピン33aを中心にして矢印81の方向へ附勢がなされ握索力を得る構造になっている。
【0018】
また、自在に回動する操作レバー33の一端に形成された握子部35と反対側の端部には操作ローラー34がほぼ垂直の向きに回転自在に枢着されている。他方の握索部32についても同様の構造になっている。
【0019】
続いて、図3〜図5に図示するように、メインビーム31には前述の2つの握索部32,32を装着した側とは反対側の側面、即ち、図2で搬器20の正面視で中心線L2へ向けて鍵形をした縦ビーム31a,31aを上方に向けて固着して延出されている。そして、図6はメインビーム31に固着して延出した、かかる2ヶ所の縦ビーム31a,31aの先端部にそれぞれ走行ローラ40,40を枢着した内の1ヶ所の構造を説明した一部を断面にした正面図である。図示するように縦ビーム31aの先端には軸38を水平方向に貫通した後、図示で右端側にはキープレート39を上方から差し込み、さらに、キープレート39をボルト49,49で縦ビーム31aの側面に固着することで軸38の抜け止めされている。さらに、軸38には図5で示した中心線L2の方向の図示で左端へ2つの軸受41,41を用いて走行ローラー40が垂直方向に回転自在に枢着されている。走行ローラー40,40には走行時の振動や騒音の軽減のために合成樹脂等の弾性材料を用いて形成されている。
【0020】
つづいて、以下は右握索ユニット30だけに附属しているガイドローラー45,45の構成について述べる。右握索ユニット30は図4の搬器20の平面図では紙面の上方位に位置している。図7および図11で示すように、メインビーム31は走行ローラー40,40を枢着した2ヶ所の縦ビーム31a,31aの間に角型管材を用いて形成された横ビーム31bが嵌挿され、固着されている。そして、該横ビーム31bの側面より両走行ローラー40,40で挟めれるようにして、図4に示す搬器20の平面図の中心線L2に向けて断面が箱型をした補助ブラケット42が固着して延出されている。図7で示すように、補助ブラケット42には平面視で両端の近傍に軸43,43が垂直方向に貫通され、補助ブラケット42の上面から突出した部分にはキープレート44,44がそれぞれ水平に嵌入され、かかるキープレート44,44は補助ブラケット42の上面に当接した状態でボルト49,49で止められている。即ち、2つの軸43,43はキープレート44,44を介して補助ブラケット42へ係止された状態になっている。また、軸43,43の補助ブラケット42を貫通して下側に突出した部分には、それぞれ2つの軸受46,46を1組にして用いて前述の走行ローラー40,40よりやや小径のガイドローラー45,45が水平に回転可能に枢着されている。また、ガイドローラー45,45も走行ローラー40,40と同様に合成樹脂等の弾性材料を用いて形成されている。
【0021】
つぎに、メインビーム31を構成する横ビーム31bには2つの走行ローラー40,40に並列でやや上方に位置して細長板状のトラクションプレート37が具えられいる。トラクションプレート37の上面は搬器20の進行方向と直角の向きに凹凸の溝および突起が連続して全面に形成されている。これにより、移送装置の押送タイヤ60,60,…がトラクションプレート37に接触をして回転力を伝達する際に滑りが生じないようにしている。
【0022】
つぎに、搬器20には図2および図4に示した、かかる搬器20の正面図および平面図の中心線L2およびL4を挟み、前記に構造を説明した右握索ユニット30と対称な配置および形状をした左握索ユニット50が装備されている。左握索ユニット50の構造は前述の右握索ユニット30から補助ブラケット42および該補助ブラケット42へ取り付けた軸43,43に枢着した水平方向に回転するガイドローラー45,45の部分を除いた構成になっている。
【0023】
即ち、左握索ユニット50は角型管材でできた細長状のメインビーム31には図3で示した搬器20の進行方向の中心線L3に対して前後の均等な位置にそれぞれ右握索ユニット30と同じ握索部32および握索部32が具えられている。さらに、図5で示すように、該握索部32および握索部32の端部に形成された握子部35および握子部35は中心線L2に対して前記した右握索ユニット30とは反対の図示で左側に突出している。また、操作レバー33および操作レバー33を矢印82あるいは矢印83の方向へ回動させることで握子部35および握子部35の開口あるいは閉口動作が行われる。また、ばねユニット36,36およびばねユニット36,36で操作レバー33および操作レバー33を附勢することで各々の握子部35および握子部35にロープ3を掴む握索力を得る構造になっていることは右握索ユニット30と同じである。
【0024】
つづいて、図2〜図5に示すように左握索ユニット50のメインビーム31には前述の2つの握索部32,32を装着した側とは反対側の側面、即ち、図2の搬器20の正面視で中心線L2の紙面で右方向へ鍵形をした縦ビーム31a,31aを上方に向けて固着をして延出をする。かかる縦ビーム31a,31aには先に説明をした右握索ユニット30に枢着した走行ローラー40,40とは中心線l2を挟み対称な図示で左側の位置に同じ走行ローラー40,40が枢着されている。そして、走行ローラー40,40を軸38,38で縦ビーム31a,31aに枢着した構造は図6で示した右握索ユニット30に枢着した走行ローラー40,40と同一の構造ないし構成である。
【0025】
さらに、右握索ユニット30と同じくメインビーム31には図4の平面視で走行ローラー40,40の間に位置すると共に、図5の正面視で走行ローラー40,40よりやや上に突出するようにトラクションプレート37が具えられており、押送タイヤ60,60,…がこのトラクションプレート37の上面に当接することで左握索ユニット50の側で搬器20の移送力を伝達する構成となっている。
【0026】
つづいて、上記した構造の右握索ユニット30および左握索ユニット50と懸垂機21とは図2および図4で示した如く、それぞれのメインッビーム31,31へ懸垂ピン24,24で懸垂機21を形成する左右の縦部材21a,21aの上端部を搬器20の進行方向へ揺動自在に枢着することで連結されている。
【0027】
図9は本発明に係る搬器20の主要な寸法の関係を説明した正面図である。即ち、右握索ユニット30と左握索ユニット50とがロープ3の2重ループを成すそれぞれの第1ループ3aと第2ループ3bとを握索する間隔をロープ間隔Aとし、かかる握索ユニット30に枢着した走行ローラー40,40と左握索ユニット50に枢着した走行ローラー40,40の中心の間隔をローラー間隔Bとし、乗客が乗る客車の幅を客車幅Wとすると3つの寸度の関係を、ロープ間隔A>客車幅W>ローラー間隔Bとなるようにする。(実例としてはロープ間隔A=3.2m,客車幅W=2.5m,ローラー間隔B=1.32mとする。)以下に、前記の寸法の関係とした右握索ユニット30と左握索ユニット50との懸垂機21および客車23とで構成される搬器10(20)の一方の停留場2での運行形態について記す。今、図1に於いて高速で循環移動する2重ループを成すロープ3の第1ループ3aを右握索ユニット30が握索し、第2ループ3bを左握索ユニット50が握索した搬器10(20)が索道線路中の矢印70方向より停留場2へ到着すると、該停留場2に架設された平面視で横”U”字形の軌条列11の到着側2aの直線区間11Aを走行する。詳細には図5で示すように、搬器10(20)の右握索ユニット30に枢着された走行ローラー40,40が軌条列11の外軌条12上を転動し、左握索ユニット50に枢着された走行ローラー40,40が内軌条13上を転動する。
【0028】
ほぼ同時に、右握索ユニット30の2ヶ所の握索部32,32の操作レバー33,33の先端部に枢着された操作ローラー34,34がプレスレール(図示していない。)下面に当接して転動すると共に、操作レバー33,33がばねユニット36,36およびばねユニット36,36による附勢力に抗して図5で示した矢印80方向へ回動して握子部35,35は開口し、ロープ3の第1ループ3aを放索する。もう一方の左握索ユニット50についても同様にしてプレスレール(図示していない。)により2ヶ所の握索部32,32の操作レバー33,33が矢印82方向へ回動することで握子部35,35が開口してロープ3の第2ループ3bを放索する。
【0029】
平面視で横”U”字型をした軌条列11の到着側2aの直線区間11Aには軌条列11の外軌条12と内軌条13のそれぞれの軌条に並設されて複数の押送タイヤ60,60,…を等間隔に並べて搬器20の進行方向へ漸次遅くなる様にベルトで連動させた構造の減速押送装置(図示していない。)が配備されている。ロープ3の第1ループ3aと第2ループ3bとを放索した搬器10(20)は外軌条12を走行する右握索ユニット30に具えたトラクションプレート37および左握索ユニット50に具えたトラクションプレート37とが上記した減速移送装置(図示していない。)の2列に並べた押送タイヤ60,60,…の列に次々に当接をして、各々の回転速度の違う押送ヤイヤ60,60,…に追従することでロープ3の運行速度から乗客が乗降可能な低速にまで減速される。
【0030】
また、搬器10(20)の右握索ユニット30と左握索ユニット50が放索をしたロープ3の第1ループ3aと第2ループ3bとは各々の索受装置6aと索受装置6bとで下方に向け転向されて搬器10(20)の通過領域外に退避される。その際に、図9で示すように、客車幅Wよりロープ間隔Aの方が広いので第1ループ3aと第2ループ3bとを握索位置から垂直下方へ誘導しても客車23とは干渉しない。第1ループ3aについては、さらに、複数の受索輪9a,9a,…を円弧状に配列した偏向索受装置9Aで一方の図示右側の停留場2の後方に枢設されている一方の滑車4aに向けて誘導される。これに対して、第2ループ3bについては図示のように索受装置6bから延長線上にある滑車4bへ導かれる。
【0031】
軌条列11には前述した減速移送装置(図示していない。)と連続して到着側2aの直線区間Aから平面視で半円状の曲線区間Bを経て出発側2bの直線区間Cに到る区間に亙って軌条列11の外軌条12と内軌条13のそれぞれに相応して2列に複数の押送タイヤ60,60,…が低速の等速で回転する回送移送装置(図示していない。)が配備されている。そして、ロープ3の第1ループ3aと第2ループ3bとを放索して減速されて低速になされた搬器10(20)は前記の回送移送装置により軌条列11の曲線区間11Bを通過すると到着側2aから出発側2bへ180度転向される。
【0032】
図10は軌条列11の曲線区間Bを搬器10(20)が矢印72方向へ通過している状態を説明した平面図である。搬器10(20)が曲線区間Bを通過する状態に於いては、右握索ユニット30が曲率半径の大きな外軌条12を走行し、左握索ユニット50が曲率半径の小さな内軌条13を走行する。図6で示すように、外軌条12の断面形状は上面にはU字レール12aが貼着されて走行部分は”凹”形になっている。これに対して、図8で示すように内軌条13は上面には平レール13aが貼着されて走行部分が平坦になっている。
【0033】
図11、図12は特に前記した搬器10の右握索ユニット30が円弧状に湾曲した外軌条12を通過している状態を示した部分平面図および側面図である。右握索ユニット30のメインビーム31を構成する縦ビーム31a,31aには軸38,38によって枢着された二つの走行ローラー40,40が外軌条12のU字レール12aの底面に当接して転動する。また、縦ビーム31a,31aの間に固着された横ビーム31bから、さらに固着して延出された補助ブラケット42へ前記走行ローラー40,40の平面視で進行方向の内側に位置して軸43,43で水平方向に回転するように枢着された二つのガイドローラー45,45はU字レール12aの一方の側部12b内側に当接して転動することで右握索ユニット30側で搬器10(20)の進行方向と直角方向の横移動を規制するようになしている。
【0034】
同時に、握索ユニット50にはメインビーム31の縦ビーム31a,31aへ軸38,38により枢着された走行ローラー40,40が外軌条12より曲率半径の小さな、上面に平レール13aを貼着させた内軌条13上を転動するが、左握索ユニット50は前記した右握索ユニット30のように二つのガイドローラー45,45は具えておらず、従って、左握索ユニット50は前記した右握索ユニット30が外軌条12を移動する軌跡に追従して移動方向が変わる。即ち、搬器10(20)は軌条列11上を移動する場合に、外軌条12を走行する右握索ユニット30側に於いて搬器重量の半分を支承すると同時に軌条12による移動進路が決定され、内軌条13上を走行する左握索ユニット50側では搬器重量のもう半分を支承するにとどまり、進路については右握索ユニット30に依存するようにしている。
【0035】
つづいて、軌条列11の出発側2bの直線区間11Cの外軌条12と内軌条13の各軌条に並設されて複数の押送タイヤ60,60,…および押送タイヤ60,60,…を等間隔に並べて搬器10(20)の進行方向に漸次、速くなる様にベルトで連動させた構造の加速移送装置(図示していない。)が配備されている。 今、回送移送装置により曲線区間11Bを経て出発側2bへ回送され転向された搬器10(20)は右握索ユニット30と左握索ユニット50の各々のトラクションプレート37およびトラクションプレート37が前記2列に並べた押送タイヤ60,60,…に当接してロープ3の速度にまで加速される。
【0036】
また、ロープ3の第1ループ3aは滑車4aへ巻き掛けられた後、接線方向の平面視で索道線路方向に向けられる。これに対して、第2ループ3bは滑車4bに巻き掛けられて索道線路方向に向けられた後に、さらに、複数の受索輪9b,9b,…を円弧状に並べて構成した偏向索受装置9Bで平面視で第1ループ3aとロープ間隔Aになるように誘導される。従って、到着側2aとは逆に第2ループ3bが図示で下側の外側に位置し、第1ループ3aが内側に位置するようになる。
【0037】
つづいて、図5で示すように右握索ユニット30の握索部32,32に枢着された操作レバー33,33がプレスレール(図示していない。)で矢印81方向に回動され、左握索ユニット50の握索部32,32に枢着された操作レバー33,33が矢印83方向に回動されて、到着時とは逆に、右握索ユニット30が第2ループ3bを握索し、左握索ユニット50が第1ループ3aを握索する。こうして、図9で示すように、搬器10(20)は右握索ユニット30と左握索ユニット50とがロープ間隔Aの内側に位置して、ロープ3の第1ループ3aと第2ループ3bとを握索して軌条列11を離れて、停留場2を索道線路中へ向けて出発する。
【0038】
上記したように、本発明の複式単線自動循環式索道の搬器は索道線路中においては2重ループにしたロープ3を握索して運行され、停留場2に到着すると搬器20は右握索ユニット30と左握索ユニット50からロープ3の2重ループを放索する。さらに、2重ループのロープ3は索受装置6a,6bおよび索受装置7a,7bとで握索位置から垂直下方に誘導するだけで搬器20の走行領域から容易に外すことができる。また、搬器20は右握索ユニット30に枢着された走行ローラー40,40およびガイドローラー45,45と左握索ユニット50に枢着された走行ローラー40,40とが軌条列11の外軌条12と内軌条13とを転動することで停留場2での移送が円滑に行われる。
【0039】
【発明の効果】
上記したように、1本のロープを停留場間で2重ループにして索道線路中では平面視でほぼ平行な状態に支承して循環移動させる。さらに、各ループの水平間隔は客車幅より広い寸度にする。従って、搬器側の構成では各ループを握索する進行方向の正面視で左右にそれぞれ配備した右握索ユニットの握子部と左握索ユニットの握子部との間隔を前記した索道線路中を移動する平行な各ループの間隔と等しくするとともに、平面視で両ループの間に右握索ユニットと左握索ユニットが位置するように配備をする。
【0040】
これにより、搬器が停留場で架設された軌条列上を減速移送、回送移送および加速移送されて通過をする際に、両ループの水平間隔が客車幅より広いことにより、搬器の握放索位置からロープの両ループの移動軌跡を上下の方向に変えるだで客車との干渉を回避することが可能となる。即ち、搬器の通過区域に於いてはロープの両ループを上下方向に屈曲させるための索受装置の配備だけで済み、停留場内の索受装置を簡素化できる効果がある。
【0041】
つづいて、搬器を構成するロープの両ループを握索するための2つの握索ユニットの内で一方の右握索ユニットには走行ローラーに加えて水平に回転するガイドローラーを枢着して具える。そして、2列の軌条に平行に並べた軌条列の一方は断面が”U”字形の軌条にして、走行ローラーは軌条上を走行すると共に、ガイドローラーが軌条の内側部に当接して転動させるようにする。もう一方の左握索ユニットは走行ローラーだけを枢着して走行するもう一方の軌条の面を平坦にする。また、両握索ユニットにそれぞれ枢着した走行ローラーの間隔は客車幅よりも狭い寸度にする。こうして、搬器は両握索ユニットの走行ローラーで搬器の自重が支承されると共に、一方の右握索ユニットに枢着したガイドローラーで軌条列に沿って搬器を進行させる様にすることで、特に、軌条列の曲線区間で円滑に移送できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複式単線自動循環式索道の一方の停留場の平面図を示す。
【図2】本発明の搬器の構造を説明する正面図を示す。
【図3】本発明の搬器の構造を説明する図2の正面図を示す。
【図4】本発明の搬器の構造を説明する図3の平面図を示す。
【図5】本発明の搬器に具えた右握索ユニットと左握索ユニットの構造を説明する正面図を示す。
【図6】本発明の搬器の右握索ユニットに枢着した走行ローラーの詳細な構造を説明する一部を断面にした正面図を示す。
【図7】本発明の搬器の右握索ユニットに枢着したガイドローラーの詳細な構造を説明する一部を断面にした正面図を示す。
【図8】本発明の搬器の左握索ユニットに枢着した走行ローラーの詳細な構造を説明する一部を断面にした正面図を示す。
【図9】本発明の搬器の寸法関係を説明した正面図を示す。
【図10】本発明の搬器が軌条列の曲線区間を通過している状態を説明した平面図を示す。
【図11】本発明の搬器の右握索ユニットへ枢着した走行ローラーとガイドローラーが軌条列の曲線区間の外軌条を転動した状態を説明する平面図を示す。
【図12】図11の走行ローラーとガイドローラーが外軌条を転動する状態を説明した平面図を示す。
【符号の説明】
1 複式単線自動循環式索道
2 停留場
2a 到着側
2b 出発側
3 ロープ
3a 第1ループ
3b 第2ループ
4a,4b 滑車
5a,5b 索受装置
6a,6b 索受装置
7a,7b 索受装置
8a,8b 索受装置
9A,9B 偏向索受装置
9a,9a,… 受索輪
9b,9b,… 受索輪
10,10,… 搬器
10A,10B,10C 搬器位置
11 軌条列
11A 直線区間
11B 曲線区間
11C 直線区間
12 外軌条
12a 外軌条
12b,12b 側部
13 内軌条
13a 平レール
14,14,… 連結ビーム
15,15,… 補助梁
20,20,… 搬器
21 懸垂機
21a,21a 縦部材
21b,21b 横部材
21c 中間部材
22,22,22,22 接合部材
23 客車
24,24 懸垂ピン
30 右握索ユニット
31 メインビーム
31a,31a 縦ビーム
31b 横ビーム
32,32 握索部
32a,32a 本体
33,33 操作レバー
33a,33a ピン
34,34 操作ローラー
35,35 握子部
36,36 ばねユニット
37,37 トラクションプレート
38,38 軸
39,39,… キープレート
40,40,… 走行ローラー
41,41,… 軸受
42 補助ブラケット
43,43 軸
44,44 キープレート
45,45 ガイドローラー
46,46 軸受
47,47 タイロッド
49,49,… ボルト
50 左握索ユニット
60,60,… 押送タイヤ
70,71,72,73,74,75 矢印
80,81,82,83 矢印
A ロープ間隔
B ローラー間隔
W 客車幅
L1,L2,L3,L4 中心線

Claims (1)

  1. 両端の停留場に枢設した滑車間には1本のロープで無端状に2重ループを形成し、索道線路中の往復両線にあってはそれぞれ2つのループのロープを所定の間隔で平行にして循環移動をさせて、かかる2つのループのロープを搬器に具えた2つの握索ユニットがそれぞれ握索して索道線路中を移動し、両端の停留場に到着すると2つの握索ユニットは2つのループのロープを放索して、それぞれの停留場に架設した一方の軌条と他方の軌条とからなる軌条列上を走行して搬器が回送移送されるようになした複式単線自動循環式索道の搬器であって
    記搬器は、前記索道線路の往路線および復路線を移動する前記2つのループのロープの間隔より平面視で狭い寸度の客車幅の客車と、前記2つのループのロープの間に位置するように前記搬器に具えられた前記2つの握索ユニットのうちの一方の握索ユニットおよび他方の握索ユニットと、該一方の握索ユニットと他方の握索ユニットには前記軌条列を走行する前記搬器の進行方向の正面視で前記客車幅より内側に位置して垂直方向に回転可能に枢着した走行ローラーと、前記一方の握索ユニットには前記軌条列の一方の軌条の側面に当接して前記搬器を前記軌条列に沿って誘導するための水平方向に回転可能に枢着したガイドローラーを具えてなり、前記一方の軌条は前記走行ローラーが走行する走行部分の走行方向に垂直な断面形状が底面と前記側面からなる凹形状をなし前記他方の軌条は走行部分が平坦をなし、前記ロープが前記一方の握索ユニットと他方の握索ユニットの搬器の進行方向左右の握索位置より、前記客車に対して垂直下方に相対変位させた際に前記客車と干渉せず、かつ、前記一方の握索ユニットと他方の握索ユニットが前記軌条列を外れることなく前記搬器が軌条列を移送されるようになしたことを特徴とする複式単線自動循環式索道の客車式搬器
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