JP3556774B2 - ロープ牽引駆動式車両の駆動装置 - Google Patents

ロープ牽引駆動式車両の駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はロープ牽引駆動式車両の駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
は従来のロープ牽引駆動式車両の駆動装置を示す斜視図である。図において、11は主要部がほぼ平行で両端部において曲線状の補助レール11aで接続され無端状となって地面の上方に敷設されている走行レール、9は走行レールの一端部に設けられた駆動滑車、13は走行レールの他端部に設けられた一対の滑車、14は同一対の滑車13の下方に設けられた緊張用滑車、1は上記走行レール11に沿って設けられ、かつ上記滑車9,13,14に無端状に掛け回されているロープである。4は上記駆動滑車9を回転駆動する駆動モータ、5は上記緊張用滑車14の回転軸に吊下げられている重錘である。駆動滑車9と駆動モータ4とからロープ駆動装置が構成され、滑車13、緊張用滑車14および重錘5からロープ緊張装置が構成されている。駆動モータが運転されると、ロープ1はレール11に沿って動くことができる。通常の車両運行中は一方向にのみ回転し、ロープは循環移動する。12は車体、2は同車体の上部に設けられている台車、3は握索機である。符号12,2,および3を付した部分から車両が構成されている。
【0003】
は上記車両の斜視図である。台車2には複数の車輪15が設けられており、I形断面の走行レール11に沿って移動することができる。車体12は台車2に吊下げられている。台車2の上部の握索機3はロープ1を握ったり、離したりすることができる。握索機3が、移動するロープ1を握った時にはこの車両はロープと共に動き、握索機3がロープを離した時には車両はロープ以外の駆動力が無い場合は止まる。
【0004】
において、本車両の運行経路は端末駅A,駅間部B,中間駅C,駅間部D,および端末駅Eから構成されている。図は中間駅Cが1箇所設けられている例を示しているが、一般には複数箇所設けられている。また図には駅間部B,Dは短く描いてあるが、実際の距離は大きい。駆動装置およ緊張装置はそれぞれ両端の端末駅に設けてある。車両は端末駅と中間駅に停車することができる。車両がこれらの駅構内に入ると握索機3のロープ把握が解除されると共に、車両はリニア誘導モータ(図示していない)による駆動に切り替えられ、停車位置の調節をしながら所定位置に停車することができる。端末駅においても握索機3のロープ把握が解除されるが、ここでは車両はチェンによって駆動されながら端部の曲線状補助レール11aに沿って移動し、平行に敷設されている他の側のレールに移行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のロープ牽引駆動式車両の駆動装置では、路線全長1.5〜2.0kmの運行が最大限であるといわれている。これは路線が長くなると当然車両台数も増加し、これによる輸送重量増大、ロープをガイドするガイドロールの抵抗増加、ロープ自体の重量増加、風圧による抵抗増加を生じ、このため駆動力の増加が必要となる。しかるに従来の系統における駆動モータは端末駅の1箇所に設けられており、この駆動モータの駆動力を増加させれば、ロープにかかる負荷が大きくなりすぎるので、ロープの大径化が必要となる。ロープを大径化すればロープの曲げ半径を大径化せざるを得ず、そのためには駆動滑車の大径化が必要となり、これはさらなる駆動モータの駆動力の増加が必要となるので設備費、保守費の増大をもたらし、実現は無理と考えられている。
【0006】
本発明は上記従来技術の欠点を解消し、ロープを大径化することなく、駆動力の増加のみで、ロープ牽引駆動式車両の運行路線の延長を図ろうとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決したものであって、循環移動出来るように敷設された走行レールと、同走行レールに沿って設けられ循環移動する無端状のロープと、車輪を備え上記走行レールに沿って移動する台車と、同台車に取り付けられ上記ロープを把握することのできる握索機とからなり、上記台車を、握索機が把握するロープによって牽引駆動し、端末駅構内及び中間駅構内においては上記握索機のロープ把握を解除して別の駆動源によって移動・停止させるロープ牽引駆動式車両の駆動装置において、上記握索機のロープ把握が解除される区間に少なくとも一対のキャリヤロール又はクローラチェンを設けて上記ロープを挟み、同キャリヤロールの少なくとも一方又は同クローラチェンの少なくとも一方に駆動モータを接続して上記ロープを駆動するという特徴を有するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の第1形態に係るロープ牽引駆動式車両の駆動装置の例を示す斜視図である。図において、6は中間駅に設置されているキャリヤロール駆動装置、7は同装置の駆動モータである。上記6,7を付した部分によって付加駆動装置が構成されている。上記以外の部分の構成は従来技術(図)と同じであるから構成の説明を省略する。以下の説明において、従来から設けられていた符号4および9を付した部分からなる駆動装置を主駆動装置と呼ぶ。
【0009】
図2は上記付加駆動装置の例の二面図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。図において、20はフレーム,21は同フレームの下半部に列をなして複数個配列されている駆動ロール、24はフレームの上半部において前記各駆動ロール21の真上に位置し、列をなして複数個配列されている従動ロール、23は同従動ロールを保持するスライド軸受、22は同スライド軸受を上下方向にガイドするガイド部、25は前記スライド軸受の上下位置を調整し、従動ロールの下方への押圧力を調節するための調整ボルトである。26は前記フレーム20の横に設けられている歯車箱、27は同歯車箱の中に設けられている歯車列、7は同歯車列の歯車の中の1個に連る駆動モータである。
【0010】
前記駆動ロール21は、歯車列の歯車に一つ置きに連っており、駆動モータ7が運転されると、いずれも同じ速さで同方向に回転する。ロープ1は、駆動ロール21と従動ロール24の各々の周囲に設けられている溝にはまり、上下から挟まれている。駆動モータ7が運転されると歯車列27及び駆動ロール21を介して、従動ロール24によって押し付けられているロープ1が駆動される。
【0011】
上記付加駆動装置は中間駅の構内に設置されるものである。中間駅においては、車両はリニア誘導モータ等の別駆動源によって駆動され、握索機はロープを掴んでいない。即ち駅構内においてはロープに係合するものはないので、上記付加駆動装置をロープに係合させることができる。本装置によって、ロープ1を大径化することなく、また主駆動装置4,9を大型化することなく、ロープ駆動力を増加させ、従来と同径のロープによって路線距離を延長することが可能となる。
【0012】
図3は本発明の実施の第2形態に係るロープ牽引駆動式車両の駆動装置として用いられる付加駆動装置の例の二面図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。図において、7は駆動モータ、32は同モータに連る駆動スプロケット、33は従動スプロケット、30はキャタピラ(以下「クローラ」と称する)チェンである。スプロケットは下側に駆動スプロケット32と従動スプロケット33があり、これに1本の無端状のクローラチェン30が掛け回してある。また上側には従動スプロケット33が2個あり、これに1本の無端状のクローラチェン30が掛け回してある。1は上下のクローラチェン30に挟まれているロープ、34は上下のクローラチェンを介してロープを挟む押えロールである。クローラチェン30の幅方向の中央部には溝31が設けてあり、ロープ1はこの溝31に嵌った状態で上下のクローラチェン30に挟まれている。駆動モータ7を運転することによってクローラチェン30を介してロープ1が駆動される。車両駆動装置の上記以外の部分の構成は第1実施形態のものと同じである。
【0013】
この付加駆動装置も、中間駅において係合するものの無い状態のロープを駆動することによって、運行系統全体としてのロープ駆動力を増加させ、従来と同径のロープによって路線距離の延長を可能にするものである。
【0014】
【発明の効果】
本発明のロープ牽引駆動式車両の駆動装置においては、上記握索機のロープ把握が解除される区間に少なくとも一対のキャリヤロール又はクローラチェンを設けてロープを挟み、同キャリヤロールの少なくとも一方又は同クローラチェンの少なくとも一方に駆動モータを接続して上記ロープを駆動するようにしているので、ロープを大径化することなく、駆動力の増加のみで運行路線の延長を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るロープ牽引駆動式車両の駆動装置の斜視図。
【図2】同実施形態の装置に用いられている付加駆動装置の二面図であり、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図3】本発明の実施の第2形態に係るロープ牽引駆動式車両の駆動装置として用いられる付加駆動装置の二面図であり、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図4】従来のロープ牽引駆動式車両のロープ駆動装置の斜視図。
【図5】ロープ牽引駆動式車両の斜視図。
【符号の説明】
1 駆動ロープ
2 台車
3 握索機
駆動モータ
5 重錘
6 キャリヤロール駆動装置
7 駆動モータ
クローラ(キャタピラ駆動装置
駆動滑車
10 ガイドロール
11 走行レール
12 車体
13 滑車
14 緊張装置の滑車
15 車輪
20 フレーム
21 駆動ロール
22 ガイド部
23 スライド軸受
24 従動ロール
25 調整ボルト
26 歯車箱
27 歯車列
30 クローラ(キャタピラチェン
31 溝
32 駆動スプロケット
33 従動スプロケット
34 押えロール

Claims (1)

  1. 循環移動出来るように敷設された走行レールと、同走行レールに沿って設けられ循環移動する無端状のロープと、車輪を備え上記走行レールに沿って移動する台車と、同台車に取り付けられ上記ロープを把握することのできる握索機とからなり、上記台車を、握索機が把握するロープによって牽引駆動し、端末駅構内及び中間駅構内においては上記握索機のロープ把握を解除して別の駆動源によって移動・停止させるロープ牽引駆動式車両の駆動装置において、上記握索機のロープ把握が解除される区間に少なくとも一対のキャリヤロール又はクローラチェンを設けて上記ロープを挟み、同キャリヤロールの少なくとも一方又は同クローラチェンの少なくとも一方に駆動モータを接続して上記ロープを駆動することを特徴とするロープ牽引駆動式車両の駆動装置。
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