JP2645856B2 - 自動循環式索道の回送移送装置 - Google Patents

自動循環式索道の回送移送装置

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JP2645856B2 JP63129951A JP12995188A JP2645856B2 JP 2645856 B2 JP2645856 B2 JP 2645856B2 JP 63129951 A JP63129951 A JP 63129951A JP 12995188 A JP12995188 A JP 12995188A JP 2645856 B2 JP2645856 B2 JP 2645856B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は循環式索道のターミナル(停留場という。以
下同じ)の軌条に沿って搬器を回送移送するための索道
機器の回送移送装置に関する。
[従来の技術] 自動循環式索道は、両端のターミナルにそれぞれ配設
された滑車と滑車とに索条を巻きまわして無端状に循環
させ、該索条には搬器を懸垂した握索機を握索させて索
条の移動と共に搬器を運行して輸送を行う設備であり、
積雪地におけるスキーリフト或いは山岳地における観光
輸送用等に多用されることは、汎く周知である。
前記の索条としては、支索と曳索を兼ねた支曳策が用
いられ、従来から該支曳策を1条用いた単線式が多用さ
れてきたが、近時は輸送力の増強のため、複数本の支曳
索を用いる設備も提案され実施されつつある。また前記
搬器には客車式の搬器を用いたゴンドラリフト、及び椅
子式搬器を用いたチェアーリフトの何れもが多用されて
いる。
このような索道設備のターミナルにおいて一般に次の
ような搬器運行乃至移送動作が行われる。
第6図において、ターミナル101の領域内には滑車102
が枢設されており、索条103は索道線路104から矢印108a
方向に導かれて、滑車102の周縁に巻き掛け転向されて
矢印108bの方向に導かれ、再び索道線路104に誘導され
ている。ターミナル101内には、放索点たるA′付近か
らB′,C′,D′点を経て握索点たるE′点付近までの間
に平面視ほぼU字状の経路をなして軌条105が配設され
ている。該軌条105に沿っては、A′点〜B′点間には
減速移送装置106が備えられ、またD′点〜E′点間に
は加速移送装置107が備えられて、またB′点からC′
点付近を経て、D′点に至る間には回送移送装置110が
備えられている。
前記の如きターミナル101の領域内の配設関係におい
て、搬器(図示していない)が索道線路104から索条103
の循環移動と共に矢印108a方向に移動してターミナル10
1に到着すると、搬器乃至握索機(図示していない)は
A′点附近において放索して索条103から離れて以後、
軌条105に沿って転走すると共に、減速移送装置106によ
り順次緩速に制動乃至減速移送され、B′点に至る。次
にB′点からC′点付近を経てD′点に至る間は、搬器
乃至握索機は軌条105に沿って転走すると共に回送移送
装置110によって緩速或いは微速で回送移送され、この
間に乗客の降車及び乗車客扱いが行われる。なお、該
B′,C′,D′間内には、搬器の間隔の疎密を調整するた
めに独立して運転の断続のできる搬器間隔調整用の移送
区間を設ける場合もある。更にD′点〜E′点間におい
ては該搬器乃至握索機は軌条105に沿って転走すると共
に加速移送装置107によって索条103の循環速度と等速に
なるまで加速され、握索点たるE′点附近において該搬
器乃至握索機は索条103を握索して矢印108b方向に進行
し索道線路104に出発する。
前記の如き配設関係において、減速押送装置106及び
加速押送装置107には、移送経路に沿って所要の加速、
減速計画に従って、タイアを多数並設し、摩擦によって
減速または加速移送するもの等が一般に用いられている
が、または近時はリニアモータを応用した装置も提案さ
れている。
また前記の回送移送装置110としては第7図に示した
如き、チェン式の移送装置が多く用いられている。すな
わち軌条105(第8図においては図示省略)に沿ってガ
イドレール111を配設し該ガイドレール111に導かれるチ
ェン112を無端状に連結して矢印115方向に循環運転す
る。該チェン112には所定の等間隔毎に複数個のラチェ
ット式爪113,113…が、起伏可能に枢着されている。該
爪113,113…は、ばねの弾発力によって常時は起立して
いて、搬器のハンガー114に係合乃至突接して前記すな
わち矢印115方向に押送移送する。または、搬器のハン
ガー114aが、回送移送装置110の移送速度より、やや高
速で該回送移送装置110に進入してきた場合は爪113は後
方から進行してきたハンガー114aによって、一旦押し倒
されてハンガー114aの通過を許容したのちに該爪113は
弾発力で起立して、前記追い越したのち次第に減速した
ハンガー114aを後方から突接して押送するようになされ
るものである。
また、この他に、実公昭56−48619号「索道の握索機
押送装置」により提案されたものも実用に供されてい
る。これは、搬器の誘導されるべき軌条に沿って水平に
プーリーを並設してこれを次々にベルトで連鎖状に連結
駆動し、また前記プーリーのそれぞれ下方には、前記プ
ーリーと直角に枢着され、前記プーリーの周縁付近に接
当、離隔可能に支持されたソリッドタイヤを設けたもの
で、前記プーリーは常時回転しているが、ソリッドタイ
ヤはプーリーから離隔して、回転していない。握索機が
ソリッドタイア下方に進入すると、該握索機によってソ
リッドタイアをプーリーと接当位置に押し上げ接当位置
にして該ソリッドタイアはプーリーから回転伝達を受
け、従って握索機はソリッドタイアにより摩擦押送され
るようにしたものである。
また、この他に、自走勾配を利用して搬器移送を行う
ものなども一部に用いられたこともある。
[発明が解決しようとする課題] 前記の如き、従来の装置において、次のような問題が
あった。
まず、前記第一の装置の場合には、チェンに対して爪
が間欠的に配設されている点に問題があった。すなわ
ち、ランダムに進入してきた搬器のハンガーは、最寄り
の爪によって引き取られて移送されるが、爪が先行した
直後に搬器ハンガーが進入した場合には次の爪が進行し
てくるまで待ち時間を生じ、常にタイミングよく引き継
ぎが行なわれるとは限らず、動作が間欠的になることで
ある。その結果、搬器の移送に遅れが生じ、また一旦停
止した搬器ハンガーに次の爪が突接するときは多少とも
衝撃を伴う問題があった。またチェンの同一循環連鎖中
では当然に単一速度となるので、移送区間の所要箇所で
移送速度を変えたい場合や、搬器の間隔の疎密を調整す
るために移送区間の特定箇所で移送速度を可変にしたい
場合などには、移送のチェン循環を複数区間に分割しな
ければならず、しかもこのような分割部は構造が複雑に
なると共に、前記のように移送区間相互間の搬器の遷移
が間欠的である問題が更に累加的に生ずることとなる。
このような移送区間相互の間欠的受け渡しによる衝撃
は、従来より多数定員の大型搬器が用いられるとき、一
層顕著に現れるようになっている。
次に前記第二の装置の場合には、動作は連続的である
点では望ましいものであるが、ソリッドタイアを押上げ
てソリッドタイアを回転始動すると共に握索機自己の押
送を受ける構成であるため、従来の比較的小容量搬器の
移送には好適であっても、大型重量搬器に対しては、始
動の抵抗によって辷りを生じ移送の遅れを生じ、安定な
移送が得られない。
また、その他に前記の自走を利用した移送も一部には
用いられてきたが、軌条、車輪等の転走条件に依存して
動作が不安定で、均一、安定な移送が行えるものではな
かった。
本発明は、前述の如き問題点を解決し、移送が間欠的
でなく連続して行われ、受け渡しに衝撃を伴わず、移送
区間を所望により複数区間に分割することも容易であ
り、また搬器が進入したとき始動のスリップが少なく、
かつ転走条件に対して安定なものであり、特に近時志向
される大容量の重量搬器の移送にも好適な移送装置を提
供する目的をもってなされたものである。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は、自動循環式索道のターミナルに
おいて軌条に導かれて転走し、かつ上部には摩擦押送板
を備えた握索機を移送するための移送手段であって、プ
ーリーと同軸上に嵌着してなる複数の押送タイアと、回
転動力を中継すべき複数の中間プーリーと、回転動力を
伝達すべき複数のベルトと、及び駆動装置とよりなり、
前記押送タイアは前記軌条の前記握索機移送の経路に沿
って固定位置に所定の間隔で枢着並設し、前記中間プー
リーは前記押送タイアの並設間隔の中間位置毎でかつ上
方に位置する固定位置に枢支並設し、前記プーリーと前
記中間プーリーとの間には交互に前記ベルトを巻き掛け
て次々に連鎖状に連結し、かつ前記駆動装置を連結して
駆動を行うように構成してなり、前記押送タイアの周縁
は前記握索機の前記摩擦押送位置に当接して摩擦力によ
り前記握索機を移送するようになした自動循環式索道の
回送移送装置、を特徴として構成したものである。
以下図面により本発明の基本的構成を説明する。
第1図は自動循環式索道のターミナル1における回送
移送装置10の基本的構成の場合における配設関係を示す
ものである。ターミナル1内に滑車2が枢設されてお
り、索条3は索道線路4から矢印8a方向に導かれて、滑
車2の周縁に巻き掛け転向させて矢印8bの方向に導か
れ、再び索道線路4に誘導されている。ターミナル1内
には、方索点たるA点付近からB,C,D点を経て握索点で
あるE点付近までの間に平面視ほぼU字状の経路をなし
て軌条5が配設されている。該軌条5に沿って、A点〜
B点間には減速移送装置6が備えられ、またD点〜E点
間には加速度移送装置7が備えられている。またB点か
ら曲線区間であるC点付近を経てD点に至る間には回送
移送装置10が配設されている。
ここで搬器乃至握索機(第1図において図示していな
い)は、索条3を握索して矢印8a方向に進行してターミ
ナル1内に進入し、放索点A付近で索条3を放索して、
軌条5上に遷移し転走を開始すると共に減速押送装置6
によって緩速に減速され、次にB点付近からC点を経て
D点に至る間は回送移送装置10によって緩速で転向移送
される。次いで、D点附近において加速移送装置7によ
り引継がれ加速され加速点たるE点附近において該搬器
乃至握索機は、これまでの軌条5上の転走を終わって索
条3の移動と共に矢印8bの方向に索道線路4に出発す
る。複数台、用いられる搬器乃至握索機は、所定の間隔
を以って、次々に、このように運行される。
次に回送移送装置10の構成を第2図、第3図及び第4
図により説明する。
回送移送装置10は軌条5に沿って押送タイア軸ユニッ
ト20(20a.20b…)を、中間にに中間軸ユニッ30(30a,3
0b…)を介して次々に並設しこれをベルト35,35,35…で
次々に連結駆動して握索機の押送を行うものである。
第2図、及び第3図において鎖線で示した軌条5は円
弧状の曲線をなして配設されている。該軌条5に沿って
は固定位置に弧状のフレーム11,12が配設されている。
該フレーム11,12は平面視において上下に合同で、必要
により相互に連結部材13で固定関係に結合されている。
下側に位置するフレーム11には所定の等間隔、かつ放
射状に押送タイア軸ユニット20(20a,20b,20c…)が並
設されている。各押送タイア軸ユニット20(20a,20b,20
c…)は何れも同一の構成で、フレーム11に備えた軸受2
4に軸22が枢動可能に貫挿されており、該軸の一端付近
には押送タイア21が嵌着されており、他端付近にはプー
リー23が嵌着されている。次に、上側のフレーム12にも
所定の等間隔に、かつ放射状に中間軸ユニット30(30a,
30b.30c…)が、平面視前記押送タイア軸ユニット20(2
0a,20b,20c)の配設位置の中間毎に配設されている。
各、中間軸ユニット30(30a,30b,30c…)は何れも同一
構成で、フレーム12に備えた固定軸受33には、軸31の一
端が嵌着されて、該軸31の他端は片持状に延出して、軸
受34を介して中間プーリー32が回動可能に枢着されてい
る。ここでそれぞれプーリー23,23…及び中間プーリー3
2,32…はそれぞれ2溝以上の溝を有し、相い並び合うプ
ーリー23、中間プーリー32、プーリー23、中間プーリー
32…との相互間に次々にベルト35,35,35,…を巻掛け連
結し、次々に回転が伝えられるようにする。
ここで軌条5が図示の如く曲線区間である限りは軸2
2,22…、及び軸31,31…は相互に平行ではないので従っ
てプーリー23,23…と中間プーリー32,32…相互間もまた
平行とはならず、依ってベルト35,35…はそれぞれ捩り
を受けて張架されることとなるが、これに対して第3図
の如くフレーム11とフレーム12との間隔乃至軸22,22…
と軸23,23…との間隔を十分に大きく保有させることに
よって、ベルト35,35…の急捻回を避け、実用上、問題
なく動力伝達を行うことができる。
次に回送移送装置10の一端には駆動装置40が設けられ
ている。フレーム12には軸受42が備えられ、該軸受42に
は軸41が枢着されており該軸受42にはプーリー43が嵌着
されている。また該軸41には更に延出して、例えば軸接
手手段(図示せず)等を用いて、減速機付の電動機44の
出力軸45に連結して駆動を行うように構成する。
ここで前記の押送タイア21,21,21,…は第3図の如く
軌条5に沿って走行軸51,51によって転走する握索機50
の上部に備えた摩擦押送板53と当接して、摩擦力によっ
て握索機50を押送移送する。従って押送タイア21,21,21
…と、軌条5との上下間隔は、前記摩擦押送に所要の間
隔に定めると共に相互に並び合う押送タイア21,21…の
相互の間隔は前記の握索機50の摩擦押送板51の有効長さ
Lと少なくとも同等以下の距離とし、押送タイア21,21
…のうち、常時少なくとも何れか1ヶの押送タイア21は
摩擦押送板53に当接するようにし、また一の押送タイア
21から次の押送タイア21に摩擦押送板53が受け渡し移送
されるときは2ヶの押送タイア21,21が摩擦押送板53に
当接して、移送が連続的に行なわれるようにする。
以上の基本的構成の説明において、軌条5は曲線軌条
の場合について記したが、本構成は特に曲線軌条の場合
においてベルトの捻回が小さく構成することができて好
適である。しかしながら、軌条の直線区間において採用
できるものであることは勿論であり、従って一部が曲線
区間であり一部が直線区間であるような軌条にも用いる
ことができる。
また、前記押送タイアには空気入りタイアを用いると
好適であり、また前記プーリー及び中間プーリーにはV
溝を施刻して前記ベルトにはVベルトを用いると好適で
ある。
また前記の中間プーリーのフレーム12への枢支は公知
のねじ式等のテークアップ装置を用いて上下の方向の位
置調節を行えばベルト35,35の弛緩等に対応して張力を
調整することができる。
[作用] 回送移送装置10は第1図の如くで、ターミナル1内に
おいて、軌条5に沿った搬送移送経路のうち減速移送装
置6からB点において機器が受け渡され、D点において
加速移送装置7に機器が送り出される位置に配設されて
いる。
該回送移送装置10は、第2図〜第4図示の如く、曲線
をなした軌条5に沿ってフレーム11,12を固設し、フレ
ーム11にはそれぞれ同軸上にプーリー23,23…を備えた
押送タイア21,21…が枢着されている。またフレーム11
の上方に位置するフレーム12には平面視前記押送タイア
21,21…の配設間隔の中間位置毎に中間プーリー32,32…
が枢着されている。かつ、プーリー23,23…と、中間プ
ーリー32,32…とはそれぞれ交互にベルト35,35,35…を
巻掛け連結されている。また、フレーム12には電動機44
に連結されたプーリー43が備えられ、該プーリー43と、
もよりの前記押送タイア20(20a)のプーリー23との間
にはベルト35を巻掛けて連結している。
このような構成において、電動機44に通電して駆動を
行えばプーリー43が回転し、以下次々にプーリー23、中
間プーリー32、プーリー23、中間プーリー32…へと、ベ
ルト35,35…によって回転が伝えられ、よって押送タイ
ア21,21,21…は動方向に駆動されて回転する。
このときプーリー23,23…と、中間プーリー32,32…は
相互に平行ではなく、多少とも偏角を有するが前記した
とおり、フレーム11とフレーム12間の間隔乃至は軸22,2
2…と軸31,31…との相互の距離を充分に定めることによ
って、ベルト35,35…の急捻回は生ぜず、支障なく駆動
力の伝達が行われる。
一方、握索機50は頂部に摩擦押送板53を備え、下方に
は懸垂機52を懸垂し、図示は省略されているが該懸垂機
52の下方には搬器を懸垂している。かつ該懸垂機50を備
えた走行輪51,51によって軌条5に沿って転走する構成
となっている。
このように回送移送装置10と握索機50とを用い、索道
の運行中は、該回送移送装置10は常時、運転状態として
おく、また、減速移送装置6、及び加速移送装置7も同
様に運転状態としておく。減速移送装置6及び加速移送
装置7には各種のものが採用可能であるが摩擦押送方式
のものが一般的に用いられている。
いま、減速移送装置6で緩速に減速された握索機50は
そのまま回送移送装置10の移送に連続的に受け継がれ、
摩擦押送板53が押送タイア21,21,21…の周縁によって順
次に摩擦力によって移送される。摩擦押送板53は常時少
なくとも1ヶ月の押送タイア21とは当接するように配設
されているので、途中で停滞等を生ずることがない。こ
のようにして軌条5の曲線区間の回送を終わって、次の
加速度移送装置7の区間に送り出される。
[その他の実施例] 第5図は、駆動装置40の配設位置のみが異なった第一
の実施例を略図で示している。基本的な構成は第2図示
のものとすべて均等であり、同一箇所には同一付番を与
えている。
ここでは、駆動装置40を所望の中間点に、すなわち押
送タイア軸ユニット20bと20cとの中間に間挿しベルト3
5,35…により左右に回転を分与して駆動を行うようにな
されており、必要によってはこのような構成とすること
も可能である。
[発明の効果] 従来の回送移送装置は、チェン牽引式等が用いられて
おり、また、このような曲線区間の軌条に対応した移送
装置としては他に適当なものが知られていなかった。し
かしながらこのようなチェン式の装置がラチェット爪相
互の間隔は一定の距離を有していて動作が間欠的であ
り、従って他の移送装置との接点乃至受渡し点におい
て、移送のタイムラグを有し、搬器の流れに遅れを生じ
たり、或いは一旦停止した搬器が動き出すとき衝撃を伴
ったりする欠点があった。従って、近時高密度短間隔の
運転が志向され、また大型搬器が用いられるようになっ
てこれらは一層問題となっていた。
しかるに本発明の回送移送装置は動作が連続的であ
り、従って、他の移送装置との接点乃至受渡しにタイム
ラグがなく搬器の流れに遅れを生ずることがなく連続的
であり、かつ衝撃を伴う搬器の起動等を生じない。従っ
て、索道の高密度短間隔の運転や、大型機器を用いる場
合に好適に用いることができる。
また、本装置は軌条の曲線区間に特に好適に用いるこ
とができるが、直線区間にも当然利用可能であるから、
軌条が曲線及び直線の複合よりなる区間等にも用いるこ
とができる。
[その他の実施態様] 本発明は、本明明細書に記載した範囲内において、次
の実施態様を含んでいる。
(1)前記軌条は曲線軌条である前記特許請求の範囲に
記載の自動循環式索道の回送移送装置。
(2)前記軌条は直線軌条である前記特許請求の範囲に
記載の自動循環式索道の回送移送装置。
(3)前記押送タイアは空気入りタイアを用いたもので
ある前記特許請求の範囲に記載、または前記実施態様
(1)或いは(2)に記載の自動循環式索道の回送移送
装置。
(4)前記プーリー及び前記中間プーリーはそれぞれV
型溝が施刻され、前記ベルトはVベルトである前記特許
請求の範囲に記載、または前記実施態様(1),(2)
或いは(3)に記載の自動循環式索道の回送移送装置。
(5)前記中間プーリーの前記固定位置への枢支は、テ
ークアップ装置も用いて前記ベルトの張力を調整するよ
うになしたものである前記特許請求の範囲に記載、また
は前記実施態様(1),(2),(3)及び(4)に記
載の自動循環式索道の回送移送装置。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の回送移送装置のターミナルにおける既
設位置関係を示す平面図、第2図は本発明の回送移送装
置を示す平面図、第3図は本発明の回送移送装置と握索
機との関係を示す側面図、第4図は本発明の回送移送装
置と握索機との関係を示す正面図、第5図は駆動装置の
配設位置の異なった回送移送装置の実施例を略図で示し
た平面図、第6図は従来の回送移送装置のターミナルに
おける配設位置関係を示す平面図、及び第7図は従来の
回送移送装置の構成を示す平面図である。 1……ターミナル 2……滑車 3……索条 4……索道線路 5……軌条 6……減速移送装置 7……加速移送装置 8a,8b……矢印 10……回送移送装置 11……フレーム 12……フレーム 13……連結部材 20.20a.20b……押送タイア軸ユニット 21……押送タイア 22……軸 23……プーリー 24……軸受 30.30a.30b……中間軸ユニット 31……軸 32……中間プーリー 33……固定軸受 34……軸受 35……ベルト 40……駆動装置 41……軸 42……軸受 43……プーリー 44……電動機 45……出力軸 50……握索機 51……走行輪 52……懸垂機 53……摩擦押送板 101……ターミナル 102……滑車 103……索条 104……索道線路 105……軌条 106……減速移送装置 107……加速移送装置 108a.108b……矢印 109……スプロケット車 110……回送移送装置 111……ガイドレール 112……チェーン 113……爪 114……ハンガー 114a……ハンガー 115……矢印 A,B,C,D,E……点 A′,B′,C′,D′,E′……点 L……長さ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動循環式索道のターミナルにおいて軌条
    に導かれて転走し、かつ上部には摩擦押送板を備えた握
    索機を移送するための移送手段であって、プーリーと同
    軸上に嵌着してなる複数の押送タイアと、回転動力を中
    継すべき複数の中間プーリーと、回転動力を伝達すべき
    複数のベルトと、及び駆動装置とよりなり、前記押送タ
    イアは前記軌条の前記握索機移送の経路に沿って固定位
    置に所要の間隔で枢着並設し、前記中間プーリーは前記
    押送タイアの並設間隔の中間位置毎でかつ上方に位置す
    る固定位置に枢支並設し、前記プーリーと前記中間プー
    リーとの間には交互に前記ベルトを巻き掛けて次々に連
    鎖状に連結し、かつ前記駆動装置を連結して駆動を行う
    ように構成してなり、前記押送タイアの周縁は前記握索
    機の前記摩擦押送位置に当接して摩擦力により前記握索
    機を移送するようになした自動循環式索道の回送移送装
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