JP4097442B2 - スイッチング電源装置及びこれに用いる制御回路 - Google Patents

スイッチング電源装置及びこれに用いる制御回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチング電源装置及びこれに用いる制御回路に関し、さらに詳細には、複数のコンバータが直列に接続されたスイッチング電源装置及びこれに用いる制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、スイッチング電源装置の1次側回路としてバックコンバータ回路とハーフブリッジ回路からなる2段の直列回路を用い、バックコンバータ回路によって入力電圧Vinを降圧してこれをハーフブリッジ回路に供給し、これを受けるハーフブリッジ回路によってトランスの1次巻線を励磁する手法が提案されている(Buck + Half Bridge (d=50%) Topology Applied to very Low Voltage Power Converters, IEEE APEC, 2001, Session 19.4)。
【0003】
スイッチング電源装置の1次側回路としてこのような2段の直列回路を用いた場合、ハーフブリッジ回路に含まれるスイッチング素子のデューティはある決まった量に固定される一方、バックコンバータ回路に含まれるスイッチング素子のデューティは出力電圧Voに基づいて所定量となるように制御される。これにより、出力電圧Voとして比較的に低い電圧を高効率且つ安定的に得ることができるので、例えばコンピュータ用の電源として好適である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スイッチング電源装置の1次側回路として2段の直列回路を用いた場合、1次側回路が1段のみである通常のスイッチング電源装置に比べて、応答性が悪化するという問題があった。以下、その原因について説明する。
【0005】
図8は、1次側回路として2段の直列回路を用いたスイッチング電源装置の等価回路図である。
【0006】
図8に示すように、1次側回路として2段の直列回路を用いたスイッチング電源装置は、パルスVinpの発生源と負荷RLoadが接続される出力端子との間に、2段のLCフィルタ回路が接続された等価回路で表すことができる。ここで、パルスVinpは1段目のコンバータ(バックコンバータ回路)に含まれるスイッチング素子によって生成されるパルス状の電力波形であり、インダクタンスL1は1段目のコンバータ(バックコンバータ回路)を構成するインダクタであり、キャパシタンスC1は2段目のコンバータ(ハーフブリッジ回路)を構成する2つのキャパシタの合成キャパシタンスであり、インダクタンスL2はトランスの2次側に設けられる出力インダクタであり、キャパシタンスC2はトランスの2次側に設けられる出力キャパシタである。
【0007】
このように、1次側回路として2段の直列回路を用いたスイッチング電源装置においては、2段のLCフィルタ回路が等価的に直列接続された状態となることから、通常のスイッチング電源装置に比べ、1段目のLCフィルタ回路(インダクタンスL1及びキャパシタンスC1)が存在する分、高周波領域まで制御ゲインが上げられない。このため、スイッチング周波数を低く設定したり制御ゲインを低く設定する必要が生じ、これにより応答性を高めることが困難であった。
【0008】
したがって、本発明の目的は、複数のコンバータを直列に用いたスイッチング電源装置を制御する制御回路であって、応答性を高めることが可能な制御回路を提供することである。
【0009】
また、本発明の他の目的は、複数のコンバータを直列に用いたスイッチング電源装置であって、応答性が高められたスイッチング電源装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のかかる目的は、トランスと、入力電源端子と前記トランスの1次巻線との間に直列に接続された第1及び第2のコンバータ回路と、前記トランスの2次巻線に接続された出力回路と、前記第1及び第2のコンバータ回路の動作を制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記出力回路の出力電圧に連動するフィードバック信号を生成する第1の手段と、のこぎり波を生成する第2の手段と、前記フィードバック信号と前記のこぎり波とを比較し、これに基づいて前記第1のコンバータ回路のスイッチング動作を制御する第3の手段とを有し、前記第2の手段は、前記第1のコンバータ回路から前記第2のコンバータ回路に供給される中間電圧に基づいて、前記のこぎり波の傾きを変化させることを特徴とするスイッチング電源装置によって達成される。
【0011】
本発明によれば、中間電圧に基づいてのこぎり波の傾きが変化することから、出力電圧に基づく制御ループ中に、中間電圧に基づく制御ループが追加されることになり、制御ループのカットオフ周波数が従来のスイッチング電源装置に比べて高くなる。このため、従来のスイッチング電源装置に比べ、スイッチング周波数を高く設定したり制御ゲインを高く設定することが可能となるので、応答性を高めることができる。
【0012】
本発明の好ましい実施態様においては、前記第2の手段が、少なくとも前記中間電圧に基づいて電流値が変化する可変定電流回路を含んでいる。
【0013】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第2の手段は、さらに、前記入力電源端子間に現れる入力電圧に基づいて、前記のこぎり波の傾きを変化させる。
【0014】
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、入力電圧が急変した場合であっても、出力電圧を高速に安定させることが可能となる。
【0015】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第1の手段は、前記フィードバック信号をさらに前記中間電圧に連動させる。
【0016】
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、制御ループのカットオフ周波数がより高められることから、スイッチング周波数をさらに高く設定したり制御ゲインをさらに高く設定することが可能となる。
【0017】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記制御回路は、さらに、予め定められたデューティで前記第2のコンバータ回路をスイッチング動作させる第4の手段を有している。
【0018】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第2の手段は、前記第2のコンバータ回路のスイッチング動作に同期したのこぎりを生成する。
【0019】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第1のコンバータ回路がバックコンバータ回路であり、前記第2のコンバータ回路がハーフブリッジ回路である。
【0021】
本発明の前記目的はまた、直列に接続された第1及び第2のコンバータ回路を含むスイッチング電源装置の動作を制御する制御回路であって、前記スイッチング電源装置の出力電圧に基づいて前記第1のコンバータ回路のスイッチング動作を制御する第1の制御ループと、前記第1のコンバータ回路から前記第2のコンバータ回路に供給される中間電圧に基づいて、前記第1のコンバータ回路のスイッチング動作を制御する第2の制御ループとを備えることを特徴とする制御回路によって達成される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施態様について詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかるスイッチング電源装置100の回路図である。
【0024】
図1に示すように、本実施態様にかかるスイッチング電源装置100は、入力電源端子1,2間に供給される入力電圧Vinを降圧して出力電圧Voを生成し、これを出力電源端子3,4間に供給する装置であり、トランス10と、入力電源端子1,2間に接続された入力コンデンサ20と、入力コンデンサ20とトランス10の1次巻線11との間に直列に接続されたバックコンバータ回路30及びハーフブリッジ回路40と、トランス10の2次巻線12a,12bと出力電源端子3,4間に接続された出力回路50と、バックコンバータ回路30及びハーフブリッジ回路40の動作を制御する制御回路60とを備えており、出力電源端子3,4には直流負荷RLoadが接続される。すなわち、本実施態様にかかるスイッチング電源装置100は、トランス10の1次側回路が直列接続された2段のコンバータによって構成されている。
【0025】
バックコンバータ回路30は、一端が入力電源端子1に接続されたスイッチング素子31と、アノードが入力電源端子2に接続されカソードがスイッチング素子31の他端に接続されたダイオード32と、一端がスイッチング素子31の他端(ダイオード32のカソード)に接続されたインダクタ33とを備えている。かかる構成を有するバックコンバータ回路30は、制御回路60により供給される駆動信号S31に基づいてスイッチング素子31のオン/オフを繰り返すことにより、入力コンデンサ20の両端間に現れる電圧(入力電圧Vin)を降圧して中間電圧Vpを生成し、これをハーフブリッジ回路40に供給する役割を果たす。ここで、中間電圧Vpのレベルは、制御回路60の制御によるスイッチング素子31のデューティ調節によって、所望のレベルに安定化される。
【0026】
ハーフブリッジ回路40は、バックコンバータ回路30の出力端間に直列に接続されたコンデンサ41,42と、バックコンバータ回路30の出力端間に直列に接続されたスイッチング素子43,44とを備えており、図1に示すように、コンデンサ41,42の接続点とスイッチング素子43,44の接続点との間には、トランス10の1次巻線11が接続されている。かかる構成を有するハーフブリッジ回路40は、制御回路60により供給される駆動信号S43,S44に基づいてスイッチング素子43,44のオン/オフを交互に繰り返すことにより、トランス10の1次巻線11を励磁し、トランス10の2次側に電力を伝送する役割を果たす。以下に詳述するが、駆動信号S43,S44はデッドタイムをはさんで交互にハイレベルとなり、そのデューティは常に一定に保たれる。
【0027】
出力回路50は、カソードがトランス10の2次巻線12aの一端に接続され、アノードが出力電源端子4に接続されたダイオード51と、カソードがトランス10の2次巻線12bの一端に接続され、アノードが出力電源端子4に接続されたダイオード52と、一端がトランス10の2次巻線12a,12bの共通他端(センタータップ)に接続され、他端が出力電源端子3に接続されたインダクタ53と、出力電源端子3,4間に接続されたコンデンサ54とを備えている。出力回路50のうち、ダイオード51,52からなる部分はトランス10の2次巻線12a,12bに発生する電圧を整流する整流回路を構成し、インダクタ53及びコンデンサ54からなる部分は整流回路の出力を平滑する平滑回路を構成する。
【0028】
制御回路60は、出力電圧Voのレベルに基づいてフィードバック信号FBを生成する出力電圧検出部70と、中間電圧Vpのレベルに基づいてフィードフォワード信号FFを生成する中間電圧検出部80と、駆動信号S31を生成するドライバ91と、駆動信号S43,S44を生成するドライバ92と、駆動信号S43,S44に基づいて同期信号SYNCを生成するNOR回路93と、同期信号SYNC、フィードバック信号FB及びフィードフォワード信号FFに基づいて制御信号OUTを生成するコントローラ94と、コントローラ94の端子94ctに接続されるコンデンサ95とを備える。
【0029】
出力電圧検出部70は、誤差アンプ71と、ホトカプラ72と、抵抗73〜77と、コンデンサ78とを備えている。
【0030】
誤差アンプ71は、反転入力端子(−)、非反転入力端子(+)及び出力端子を備えており、反転入力端子(−)には出力電圧Voを抵抗73及び74によって分圧した電圧が供給され、非反転入力端子(+)には基準電圧Vrefが供給されている。また、誤差アンプ71の反転入力端子(−)と出力端子との間には、抵抗75及びコンデンサ78が並列に接続されている。ここで、基準電圧Vrefは、出力電圧Voが目標電圧に一致している場合において、抵抗73及び74の分圧によって得られる電圧に相当する。したがって、誤差アンプ71は、出力電圧Voのレベルが目標電圧に比べて高ければ高いほどその出力レベルを低下させ、逆に、出力電圧Voのレベルが目標電圧に比べて低ければ低いほどその出力レベルを上昇させる。また、誤差アンプ71の応答性は、反転入力端子(−)と出力端子との間に接続された抵抗75及びコンデンサ78によって制限されており、これによって出力電圧Voの異常発振等が防止されている。
【0031】
ホトカプラ72は、トランス10の1次側と2次側を絶縁しながら、2次側に属する誤差アンプ71の出力を1次側に伝達する役割を果たし、発光側素子72aは抵抗76を介して与えられる2次側電源Vcc2によって動作し、受光側素子72bは抵抗77を介して与えられる1次側電源Vcc1によって動作する。そして、フィードバック信号FBは、ホトカプラ72の受光側素子72bと抵抗77の接続点から取り出され、コントローラ94の端子94fbに供給される。
【0032】
かかる構成により、出力電圧検出部70は、出力電圧Voのレベルが目標電圧に比べて高ければ高いほどフィードバック信号FBのレベルを低下させ、逆に、出力電圧Voのレベルが目標電圧に比べて低ければ低いほどフィードバック信号FBのレベルを上昇させる。
【0033】
中間電圧検出部80は、スイッチング素子43の一端と入力電源端子2との間に直列に接続され、中間電圧Vpを分圧する抵抗81,82によって構成される。フィードフォワード信号FFは、抵抗81,82の接続点から取り出され、コントローラ94の端子94ffに供給される。
【0034】
ドライバ91は、コントローラ94の端子94outより供給される制御信号OUTを受け、これを増幅して駆動信号S31を生成し、スイッチング素子31を駆動する回路である。また、ドライバ92は、予め定められた周波数および予め定められたデューティを持つ駆動信号S43,S44を自動的に生成し、スイッチング素子43,44を駆動する回路である。さらに、NOR回路93は、ドライバ92より供給される駆動信号S43,S44を受けて同期信号SYNCを生成し、これをコントローラ94の端子94syncに供給する回路である。したがって、同期信号SYNCは、駆動信号S43,S44がいずれもローレベル(L)である期間、すなわちハーフブリッジ回路40のデッドタイムにおいてハイレベル(H)となり、その他の期間においてはローレベル(L)を維持する。
【0035】
図2は、コントローラ94の回路図である。
【0036】
図2に示すように、コントローラ94は、RSフリップフロップ101と、インバータ102と、FET(電界効果トランジスタ)103,104と、コンパレータ105と、可変定電流回路110とを備えている。
【0037】
RSフリップフロップ101は、セット入力端子(S)、リセット入力端子(R)、出力端子(Q)及び反転出力端子(Qバー)を備えており、セット入力端子(S)には端子94syncを介して供給される同期信号SYNCが与えられ、リセット端子(R)には、インバータ102の出力が与えられている。また、出力端子(Q)の出力はFET103のゲート電極に供給され、反転出力端子(Qバー)出力はFET104のゲート電極に供給されている。
【0038】
インバータ102は、端子94ctの電圧CTを受け、これがしきい値電圧未満である場合にRSフリップフロップ101をリセットする役割を果たす。上述のとおり、RSフリップフロップ101の出力端子(Q)及び反転出力端子(Qバー)は、それぞれFET104,103のゲート電極に供給されていることから、RSフリップフロップ101がリセットされると、端子94ctの電圧CTは、可変定電流回路110より供給される電流値及び端子94ctに接続されているコンデンサ95の容量値によって決まる傾きを持って上昇する。一方、RSフリップフロップ101がセットされると、端子94ctはFET104及び端子94gndを介して接地されるので、その電圧CTは急速に低下する。すなわち、端子94ctの電圧CTは、RSフリップフロップ101のセット/リセットに同期したのこぎり波となる。
【0039】
コンパレータ105は、反転入力端子(−)及び非反転入力端子(+)を備え、反転入力端子(−)には端子94ctの電圧CTが与えられ、非反転入力端子(+)には端子94fbを介して供給されるフィードバック信号FBが与えられている。したがって、コンパレータ105の出力である制御信号OUTは、端子94ctの電圧CTがフィードバック信号FBよりも高い場合にはローレベル(L)となり、逆に、端子94ctの電圧CTがフィードバック信号FBよりも低い場合にはハイレベル(H)となる。かかる制御信号OUTは、端子94outを介してドライバ91に供給され、上述のとおり、ドライバ91はこれに基づいてスイッチング素子31を駆動する。
【0040】
図3は、可変定電流回路110の回路図である。
【0041】
図3に示すように、可変定電流回路110は、オペアンプ111と、接合型FET112と、トランジスタ113と、抵抗114,115によって構成される。
【0042】
オペアンプ111は、反転入力端子(−)及び非反転入力端子(+)を備え、反転入力端子(−)にはフィードフォワード信号FFが与えられ、非反転入力端子(+)には所定の基準電圧Vref’が与えられている。したがって、オペアンプ111は、フィードフォワード信号FFのレベルが所定の基準電圧Vref’に比べて高ければ高いほどその出力レベルを低下させ、逆に、フィードフォワード信号FFのレベルが所定の基準電圧Vref’に比べて低ければ低いほどその出力レベルを上昇させる。ここで、所定の基準電圧Vref’としては、中間電圧Vpが目標電圧(出力電圧Voの目標電圧と、トランス10の1次巻線11及び2次巻線12a,12bの比によって決まる電圧)に一致している場合において、抵抗81及び82の分圧によって得られる電圧Vp’またはその近傍に設定することが好ましい。
【0043】
また、接合型FET112及び抵抗114は、1次側電源Vcc1とFET103のドレインとの間に直列に接続されており、抵抗115及びトランジスタ113からなる直列回路は、抵抗114の両端間に並列接続されている。
【0044】
ここで、オペアンプ111の出力は、PNP型であるトランジスタ113のベース電極に与えられているため、フィードフォワード信号FFのレベルが高くなれば高くなるほど、抵抗115及びトランジスタ113からなる直列回路に流れる電流量が増大する。したがって、可変定電流回路110によって供給される電流量は、フィードフォワード信号FFのレベルに基づいて決まることになる。
【0045】
このため、例えば、所定の基準電圧Vref’を上記電圧Vp’に設定すれば、中間電圧Vpが目標電圧以下である場合には、可変定電流回路110により供給される定電流の電流量は抵抗114の抵抗値によって一義的に決まり、中間電圧Vpが目標電圧を超えている場合には、抵抗115及びトランジスタ113からなるパスの合成抵抗が目標電圧からの乖離量に応じて下がることから、可変定電流回路110により供給される定電流の電流量も目標電圧からの乖離量に応じて増大することになる。
【0046】
次に、本実施態様にかかるスイッチング電源装置100の動作について、中間電圧Vpが低い場合(図4)と高い場合(図5)に分けて説明する。
【0047】
図4は、中間電圧Vpが低い場合におけるスイッチング電源装置100の動作を示すタイミング図である。尚、上記基準電圧Vref’を電圧Vp’に設定した場合においては、ここで言う「中間電圧Vpが低い場合」とは、中間電圧Vpが目標電圧に一致しているか、それ以下である場合を意味する。
【0048】
図4に示すように、端子94ctの電圧CTは、同期信号SYNCがハイレベルとなっている期間においてローレベルとなり、その他の期間においては所定の傾きをもって上昇する。ここで、同期信号SYNCがハイレベルとなるのは、スイッチング素子43に供給される駆動信号S43及びスイッチング素子44に供給される駆動信号S44がいずれもローレベルとなっている期間、すなわちハーフブリッジ回路40のデッドタイムである。また、電圧CTの傾きは、上述のとおり、可変定電流回路110より供給される定電流の電流量と端子94ctに接続されるコンデンサ95の容量によって定められる。
【0049】
ここで、図4は中間電圧Vpが低い場合を示していることから、可変定電流回路110より供給される定電流の電流量は相対的に少なく、このため端子94ctの電圧CTの傾きは相対的に緩やかとなっている。
【0050】
そして、このような波形をもつ電圧CTと出力電圧検出部70により生成されるフィードバック信号FBの電圧とが比較され、フィードバック信号FBのレベルが電圧CTを超えている期間において制御信号OUTがハイレベルとなり、ドライバ91はかかる制御信号OUTに基づいてスイッチング素子31のオン/オフを制御する。上述のとおり、出力電圧検出部70により生成されるフィードバック信号FBは、出力電圧Voのレベルが目標電圧に比べて高ければ高いほどそのレベルが低くなり、逆に、出力電圧Voのレベルが目標電圧に比べて低ければ低いほどそのレベルが高くなることから、出力電圧Voのレベルが目標電圧に比べて高ければ高いほどスイッチング素子31のデューティは小さくなり、出力電圧Voのレベルが目標電圧に比べて低ければ低いほどスイッチング素子31のデューティは大きくなる。これにより、バックコンバータ回路30は、中間電圧Vpが目標電圧に一致するよう入力電圧Vinの降圧動作を行い、その結果、出力電圧Voが安定化される。
【0051】
図5は、中間電圧Vpが高い場合におけるスイッチング電源装置100の動作を示すタイミング図である。尚、上記基準電圧Vref’を電圧Vp’に設定した場合においては、ここで言う「中間電圧Vpが高い場合」とは、中間電圧Vpが目標電圧を超えている場合を意味する。
【0052】
中間電圧Vpが高くなると、可変定電流回路110より供給される定電流の電流量が増大し、これにより、図5に示すように、中間電圧Vpが低い場合(図4)と比べて端子94ctの電圧CTの傾きがより急峻となる。このため、フィードバック信号FBのレベルが電圧CTを超える期間が短縮され、中間電圧Vpが低い場合に比べて、フィードバック信号FBのレベルが同じであってもスイッチング素子31のデューティがより小さくなる。これにより、バックコンバータ回路30によって生成される中間電圧Vpのレベルが低下することになる。
【0053】
このように、本実施態様にかかるスイッチング電源装置100においては、出力電圧Voのみならず、さらに中間電圧Vpに基づいてバックコンバータ回路30が制御される。つまり、出力電圧Voに基づく制御ループ中に、中間電圧Vpに基づく制御ループが追加されていることから、制御ループのカットオフ周波数が従来のスイッチング電源装置に比べて高くなる。これにより、従来のスイッチング電源装置に比べ、スイッチング周波数を高く設定したり制御ゲインを高く設定することが可能となるので、応答性を高めることができる。
【0054】
次に、本発明の好ましい他の実施態様について説明する。
【0055】
図6は、本発明の好ましい他の実施態様にかかるスイッチング電源装置200の回路図である。
【0056】
本実施態様にかかるスイッチング電源装置200は、上述したスイッチング電源装置100に対し、制御回路60を構成する中間電圧検出部80の回路構成が変更されている点において異なる。その他の回路構成については、上記実施態様にかかるスイッチング電源装置100と同様であるので、重複する説明は省略する。
【0057】
図6に示すように、スイッチング電源装置200における中間電圧検出部80は、抵抗81,82に加え、入力電源端子1,2間に直列に接続されて入力電圧Vinを分圧する抵抗83,84と、抵抗81,82の接続点と抵抗83,84の接続点との間に接続された抵抗85とを備えている。フィードフォワード信号FFは、上記実施態様と同様、抵抗81,82の接続点から取り出され、コントローラ94の端子94ffに供給される。
【0058】
このような回路構成を有する中間電圧検出部80を用いれば、フィードフォワード信号FFのレベルが中間電圧Vp及び入力電圧Vinによって決まるので、入力電圧Vinが急変した場合においてもバックコンバータ回路30を適切に制御し、出力電圧Voを安定化させることが可能となる。
【0059】
尚、フィードフォワード信号FFのレベルは、中間電圧Vp及び入力電圧Vinの両方に依存するが、抵抗81〜85の抵抗比を調節することによって、中間電圧Vpに対する感度及び入力電圧Vinに対する感度を所望のレベルに設定することができる。
【0060】
このように、本実施態様にかかるスイッチング電源装置200によれば、上記実施態様にかかるスイッチング電源装置100による効果に加え、入力電圧Vinが急変した場合であっても出力電圧Voを十分に安定化させることが可能となる。
【0061】
次に、本発明の好ましいさらに他の実施態様について説明する。
【0062】
図7は、本発明の好ましいさらに他の実施態様にかかるスイッチング電源装置300の回路図である。
【0063】
本実施態様にかかるスイッチング電源装置300は、上述したスイッチング電源装置100に対し、制御回路60を構成する中間電圧検出部80の回路構成が変更されている点において異なる。その他の回路構成については、上記実施態様にかかるスイッチング電源装置100と同様であるので、重複する説明は省略する。
【0064】
図7に示すように、スイッチング電源装置300における中間電圧検出部80は、抵抗81,82に加え、非反転入力端子(+)にフィードバック信号FBを受け、反転入力端子(−)にフィードフォワード信号FFを受ける誤差アンプ86と、誤差アンプ86の反転入力端子(−)と出力端子と間に並列に接続された抵抗87及びコンデンサ88とを備えている。誤差アンプ86の出力であるフィードバック信号FB’は、端子94fbを介してコントローラ94に供給される。
【0065】
このような回路構成を有する中間電圧検出部80を用いれば、フィードフォワード信号FFのみならず、フィードバック信号FB’についても中間電圧Vpに基づく制御ループに含まれることになるので、上記実施態様にかかるスイッチング電源装置100による効果に加え、制御ループのカットオフ周波数をより高めることが可能となる。
【0066】
尚、本実施態様にかかるスイッチング電源装置300においても、上記スイッチング電源装置200と同様、入力電圧Vinを分圧する抵抗83,84を用いるとともに、その接続点の電位を抵抗85を介して抵抗81,82の接続点に印加すれば、入力電圧Vinの急変にも対応することが可能となる。
【0067】
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0068】
例えば、上記各実施態様においては、トランス10の1次側回路として、バックコンバータ回路30とハーフブリッジ回路40の直列回路を用いているが、本発明に適用可能な1次側回路としてはこれに限定されず、他のコンバータ回路を直列に用いても構わない。例えば、バックコンバータ回路30やハーフブリッジ回路40の代わりに、ブーストコンバータ回路、フォワードコンバータ回路、フルブリッジコンバータ回路、プッシュプルコンバータ回路、フライバックコンバータ回路、昇降圧コンバータ回路等の別のコンバータ回路を用いても構わない。
【0069】
また、上記各実施態様においては、バックコンバータ回路30にダイオード32を用いているが、ダイオード32の代わりにスイッチング素子を用い、スイッチング素子31と交互にオン/オフさせても構わない。
【0070】
さらに、上記各実施態様においては、出力回路50に含まれる整流回路として、ダイオード整流型の整流回路を用いているが、FET等のスイッチング素子からなる同期整流型の整流素子を用いても構わない。
【0071】
また、図6に示したスイッチング電源装置200においては、フィードフォワード信号FFを抵抗81,82の接続点から取り出しているが、これを抵抗83,84の接続点から取り出しても構わない。
【0072】
さらに、上記各実施態様においては、可変定電流回路110として図3に示す回路を用いているが、可変定電流回路の具体的な回路構成としてはこれに限定されない。また、可変定電流回路を用いるのではなく、端子94ctに接続されるコンデンサ95の容量値がフィードフォワード信号FFに基づいて可変となるよう構成することによって、のこぎり波である電圧CTの波形の傾きを変化させても構わない。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、直列に接続された複数のコンバータ回路に含まれるスイッチング素子のデューティを決めるためののこぎり波の傾きを、これら複数のコンバータ回路間の中間電圧に基づいて変化させていることから、制御ループのカットオフ周波数が従来のスイッチング電源装置に比べて高くなる。これにより、従来のスイッチング電源装置に比べ、スイッチング周波数を高く設定したり制御ゲインを高く設定することが可能となるので、応答性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施態様にかかるスイッチング電源装置100の回路図である。
【図2】コントローラ94の回路図である。
【図3】可変定電流回路110の回路図である。
【図4】中間電圧Vpが低い場合におけるスイッチング電源装置100の動作を示すタイミング図である。
【図5】中間電圧Vpが高い場合におけるスイッチング電源装置100の動作を示すタイミング図である。
【図6】本発明の好ましい他の実施態様にかかるスイッチング電源装置200の回路図である。
【図7】本発明の好ましいさらに他の実施態様にかかるスイッチング電源装置300の回路図である。
【図8】1次側回路として2段の直列回路を用いたスイッチング電源装置の等価回路図である。
【符号の説明】
1,2 入力電源端子
3,4 出力電源端子
10 トランス
11 1次巻線
12a,12b 2次巻線
20 入力コンデンサ
30 バックコンバータ回路
31 スイッチング素子
32 ダイオード
33 インダクタ
40 ハーフブリッジ回路
41,42 コンデンサ
43,44 スイッチング素子
50 出力回路
51,52 ダイオード
53 インダクタ
54 コンデンサ
60 制御回路
70 出力電圧検出部
71 誤差アンプ
72 ホトカプラ
73〜77 抵抗
78 コンデンサ
80 中間電圧検出部
81〜85,87 抵抗
86 誤差アンプ
88 コンデンサ
91,92 ドライバ
93 NOR回路
94 コントローラ
100,200,300 スイッチング電源装置
101 RSフリップフロップ
102 インバータ
103,104 FET
105 コンパレータ
110 可変定電流回路
111 オペアンプ
112 接合型FET
113 トランジスタ
114,115 抵抗

Claims (11)

  1. トランスと、入力電源端子と前記トランスの1次巻線との間に直列に接続された第1及び第2のコンバータ回路と、前記トランスの2次巻線に接続された出力回路と、前記第1及び第2のコンバータ回路の動作を制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記出力回路の出力電圧に連動するフィードバック信号を生成する第1の手段と、のこぎり波を生成する第2の手段と、前記フィードバック信号と前記のこぎり波とを比較し、これに基づいて前記第1のコンバータ回路のスイッチング動作を制御する第3の手段とを有し、前記第2の手段は、前記第1のコンバータ回路から前記第2のコンバータ回路に供給される中間電圧に基づいて、前記のこぎり波の傾きを変化させることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記第2の手段が、少なくとも前記中間電圧に基づいて電流値が変化する可変定電流回路を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記第2の手段は、さらに、前記入力電源端子間に現れる入力電圧に基づいて、前記のこぎり波の傾きを変化させることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記第1の手段は、前記フィードバック信号をさらに前記中間電圧に連動させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記制御回路は、さらに、予め定められたデューティで前記第2のコンバータ回路をスイッチング動作させる第4の手段を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記第2の手段は、前記第2のコンバータ回路のスイッチング動作に同期したのこぎりを生成することを特徴とする請求項5に記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記第1のコンバータ回路がバックコンバータ回路であり、前記第2のコンバータ回路がハーフブリッジ回路であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  8. 直列に接続された第1及び第2のコンバータ回路を含むスイッチング電源装置の動作を制御する制御回路であって、前記スイッチング電源装置の出力電圧に連動するフィードバック信号を生成する第1の手段と、のこぎり波を生成する第2の手段と、前記フィードバック信号と前記のこぎり波とを比較し、これに基づいて前記第1のコンバータ回路のスイッチング動作を制御する第3の手段とを備え、前記第2の手段は、前記第1のコンバータ回路から前記第2のコンバータ回路に供給される中間電圧に基づいて、前記のこぎり波の傾きを変化させることを特徴とする制御回路。
  9. 前記第2の手段が、少なくとも前記中間電圧に基づいて電流値が変化する可変定電流回路を含んでいることを特徴とする請求項8に記載の制御回路。
  10. 前記第2の手段は、さらに、前記第1のコンバータ回路に供給される入力電圧に基づいて、前記のこぎり波の傾きを変化させることを特徴とする請求項8または9に記載の制御回路。
  11. 前記第1の手段は、前記フィードバック信号をさらに前記中間電圧に連動させることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の制御回路。
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