JP2008228571A - スイッチング電源装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】直流電圧が接続される変換トランスの1次側をスイッチングして該変換トランスの2次側に電圧を発生させるようにしたスイッチング電源装置において、前記変換トランスの補助巻線又は他の2次巻線からダイオードを介して供給される電圧を1次側スイッチング制御部の電源としても、またフィードバック信号としても用いるように構成される。
【選択図】図3
Description
持するチョッパ制御回路17とを備えている。
2)図10に示す従来のスイッチング電源装置では、図に示すようにトランスの補助巻線nsからの補助電源を発生させる回路と、フィードバック回路である誤差アンプ21とフォトカプラ22による回路構成が必要であり、小型化が困難であるという問題がある。
3)図11に示す一般的スイッチング電源装置においては、スイッチング素子がオン/オフする時、スイッチング素子の立ち上がり時間、立ち下がり時間によりスイッチング損失が発生する。この損失は、スイッチング周波数に比例するため、スイッチング周波数を高くして電源装置の小型化、軽量化を図ることが困難であるという問題がある。
図1は本発明の第1の実施の形態例を示す回路図である。図において、30は入力電圧Einをスイッチングし、所定の電圧V1を発生させるパルス幅変調方式(PWM)スイッチング回路である。SW1、SW2はオン/オフスイッチであり、このSW1とSW2の直列回路は、スイッチング回路30の出力とコモンライン間に接続されている。31Aは、これらスイッチSW1、SW2を交互にオン/オフさせるスイッチング回路である。スイッチSW1、SW2としては、例えばMOSFETが用いられる。
V02=(N3/N1)V1
この回路は、変換トランスTRの1次巻線の自己インダクタンスの励磁電流によるエネルギーを利用してハーフブリッジのスイッチング素子SW1、SW2をゼロ電圧スイッチングさせる。ここで、ゼロ電圧スイッチングとは、スイッチング素子SW1とSW2の両端にかかる電圧が0の状態でスイッチングすることをいう(詳細後述)。
V01=(N2/N1)・(V1/2)
V02=(N3/N1)・(V1/2)
なお、一般のハーフブリッジ回路の2次側出力は、ダイオードD10とコンデンサC10との間に平滑リアクトルが必要で、その場合の出力V01は1周期の期間をT、パルス幅(オン幅)をTonとすると、次式で表される。
本発明によれば、出力V01の負荷が無負荷になっても、ハーフブリッジ回路50のパルス幅は変化はなく一定値であり、
V01=(N2/N1)・(V1/2)であるから、第2出力V02もV02=(N3/N1)・(V1/2)となり、負荷変動に対しても一定値を保つ。また、入力電圧einの変化等で整流回路35の出力Einが変化した場合、フィードバック作用により、出力電圧を安定化させるように電圧V1が制御される。
Vcc=(Ns/N1)・(V1/2) (1)’
である。一方、メイン出力V01は前述したように、
V01=(N2/N1)・(V1/2) (2)’
である。(2)’式からV1=(2N1/N2)・V01となる。一方、Vccは(1)’式で示すように表されるから、
Vcc=(Ns/N1)・(1/2)・(2N1/N2)V01
=(Ns/N2)・V01
となる。
また、この実施の形態例では、τ<<Tonであるため、出力電圧VoとV2はほぼ等しくなる。
(t0〜t1間)
この間は、スイッチSW1がオン状態で、電流はV1→SW1→N1(変換トランスTRの1次巻線)の方向に流れている。
(t1〜t2間)
t1でスイッチング回路31AからSW1をオフにさせる信号(SW1立ち下がり)によりSW1はオフになる。一方、変換トランスTRの1次巻線N1には自己インダクタンスの励磁電流IL1がCs→N1(トランス1次巻線)の方向に流れる。この結果、a点の電位が0Vになると、電流がCR2→N1(トランス1次巻線)の方向に流れる。a点が0Vの状態で、t2でスイッチング回路31Aからの信号でスイッチSW2をオンにすれば、SW2はゼロボルトスイッチングとなる。
(t2〜t3間)
スイッチSW2がオンの状態で、電流はN1(トランス1次巻線)→SW2の方向に流れている。
(t3〜t4間)
t3でスイッチング回路31AからスイッチSW2をオフさせる信号(SW2立ち下がり)によりSW2はオフになる。一方、1次巻線の自己インダクタンスの励磁電流IL1はN1(トランス1次巻線)→Csの方向に流れ、a点がV1になると、N1(トランス1次巻線)→CR1→V1の方向に流れる。a点がV1の状態t4でスイッチング回路31Aからの信号でSW1をオンにすれば、SW1はゼロボルトスイッチングとなる。以上、説明したようなゼロボルトスイッチングによると、SW1、SW2とにも両端にかかる電圧が0Vの状態でオンになるので、損失はなく、効率が向上する。
Vn2=(n2/n1)・Vn1
=(n2/n1)・(Ei/2)
これから2次側の出力電圧Voは後述の(3)式より次式で表わされる。
ここで、Tは1周期幅、Tonはオン時間幅、Eiは入力電圧、n1はトランスの1次巻線数、n2は2次巻線数である。
ΔIon=(Vn2−Vo)・Ton/L (1)
一方、Toff間のΔIoffは次式で表わされる。
Toff=T−Tonであるから、ΔIon+ΔIoff=0より、出力電圧Voは次式で表わされる。
(3)式が成立するためには、平均電流Io=ΔI/2が流せる状態であることが必要である。即ち、出力負荷Zの最大値はZ=Vo/Ioとなる。(3)式より次式が得られる。
一方、ΔIは(1)式より以下のようになる。
ΔI=ΔIon=(Vn2−Vo)・Ton/L(5)
この結果、負荷Zは次式で表わされる。
次に、スイッチSW1、SW2の半導体素子について説明する。スイッチSW1、SW2として、パワーMOSFETを使用すれば、パワーMOSFETの内蔵ダイオードがCR1、CR2の作用を行ない、出力容量CossがCsの作用を行なう。
1)本発明の多出力電源は、負荷としてオーディオアンプ等負荷変動が大きい装置の電源として安定な電圧を供給することができる。
2)フィードバック信号を補助電源と共用することにより、フィードバック回路を削除し、電源装置の小型軽量化と、コスト低減に寄与する。
3)スイッチング損失が減少するため、スイッチング周波数を高くすることが可能となるため、インダクタンス(L)とコンデンサ(C)の小型化、軽量化ができ、放熱板の簡易化も図れる。
4)前記1)〜3)を組み合わせることにより、多出力電源で負荷変動が大きいオーディオ装置対応のスイッチング電源装置として特に有効である。
35 整流回路
36 PWM制御部
37 駆動回路
60 整流回路
61 補助巻線
Q1 スイッチング素子
Q2、Q3 スイッチング素子
TR 変換トランス
D1 ダイオード
D10〜D13 ダイオード
C1 コンデンサ
C10、C11 コンデンサ
C17 コンデンサ
N1 1次巻線
N2 2次巻線
N3 3次巻線
Z1、Z2 負荷
Claims (1)
- 直流電圧が接続される変換トランスの1次側をスイッチングして該変換トランスの2次側に電圧を発生させるようにしたスイッチング電源装置において、
前記変換トランスの補助巻線又は他の2次巻線からダイオードを介して供給される電圧を1次側スイッチング制御部の電源としても、またフィードバック信号としても用いるように構成されたことを特徴とするスイッチング電源装置。
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JP2008168199A JP2008228571A (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | スイッチング電源装置 |
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2008
- 2008-06-27 JP JP2008168199A patent/JP2008228571A/ja active Pending
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