JP4093795B2 - 加熱摺動部材用シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類などの布帛に、熱転写によって形成された熱溶融性樹脂層の歪みをアイロンなどの加熱摺動部材で矯正するために用いられるシート及びそのシートと転写シートとで構成された転写用セットに関する。
【0002】
【従来の技術】
衣類などの布帛に画像を形成する方法として、転写シート、すなわち基材上に熱溶融性樹脂で構成された剥離可能な転写層が形成されたシートを用いる方法が汎用されている。この方法は、転写シートの転写層に画像を形成した後、その転写層を基材から加熱によって溶融剥離させて布帛に転写することにより、布帛上に画像を形成する方法である。そして、通常、このような方法で形成された転写画像には熱収縮により皺や撓みなどの歪みが発生するため、優れた転写画像を形成する観点からは、転写後にアイロンによって皺や撓みなどを伸ばすことが望ましい。しかし、アイロンで熱転写によって形成された画像を加熱すると、アイロンに布帛の転写層が溶融付着し、布帛の転写画像が損傷されるとともにアイロンが汚染される。
【0003】
一方、合成繊維で構成された衣類などに対するアイロンの当たり(アイロン熱による生地の変性や変形)を和らげるために、布類やメッシュ状無機質繊維などをアイロンと衣類との間に介在させる方法も行われている。しかし、このような方法を布帛上に形成された転写層のアイロンに用いると、布類では転写層が溶融損傷し、メッシュ状無機質繊維では転写層の皺を伸ばすことができないだけでなく、転写層がメッシュ形状に変化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、布帛上に形成された熱溶融性樹脂層の皺を、前記熱溶融性樹脂層の損傷や加熱摺動部材の汚染を伴うことなく矯正できるシート、及びそのシートと転写シートとで構成された転写用セットを提供することにある。
【0005】
本発明の他の目的は、布帛上の熱溶融性樹脂層に記録された画像の鮮明性を向上できるシート、及びそのシートと転写シートとで構成された転写用セットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意検討の結果、アイロンの加熱面と布帛上に形成された熱溶融性樹脂層との間に、両面に離型層が形成されたシートを介在させてアイロンをかけることにより、布帛上に形成された熱溶融性樹脂層の皺を、前記熱溶融性樹脂層の損傷やアイロンの汚染を伴うことなく伸ばすことができることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明の方法は、布帛上に形成された熱溶融性樹脂層と加熱摺動部材の加熱面との間に、基材と、この基材の一方の面に形成され、かつ前記加熱摺動部材と接触可能な第1の離型層と、前記基材の他方の面に形成され、かつ前記熱溶融性樹脂層と接触可能な第2の離型層とで構成されているシートを介在させた状態で、前記加熱摺動部材を押圧して移動させて、前記熱溶融性樹脂層の皺を矯正する方法であって、前記加熱摺動部材の加熱面に対する前記第1の離型層の動摩擦係数が0.4以下であり、前記熱溶融性樹脂層に対する前記第2の離型層の動摩擦係数が0.15以上であり、かつ前記第2の離型層の動摩擦係数が前記第1の離型層の動摩擦係数よりも大きい方法である。
【0008】
前記方法において、シートのクラーク剛度は20cm以下程度である。前記第1及び第2の離型層はシリコーン化合物で構成されていてもよい。前記基材は紙類で構成されていてもよい。前記基材の厚みは10〜250μm程度であり、離型層の各厚みは1〜100μm程度である。前記加熱摺動部材は、通常、アイロンである。前記熱溶融性樹脂層がポリアミド系樹脂で構成されていてもよい。前記熱溶融性樹脂層は、画像が形成された熱溶融性樹脂層の熱転写により形成されていてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明のシートは、布帛上に形成された熱溶融性樹脂層と加熱摺動部材の加熱面との間に介在させ、前記熱溶融性樹脂層の皺や撓みなどの歪みを加熱摺動部材で押圧移動して矯正するために用いられる。そして、前記シートは、基材と、この基材の一方の面に形成され、かつ加熱摺動部材と接触可能な第1の離型層と、前記基材の他方の面に形成され、かつ前記熱溶融性樹脂層と接触可能な第2の離型層とで構成されている。
【0010】
(基材)
基材としては、熱溶融性樹脂層に対して追従できる程度の軟性を有していればよく、具体的には、クラーク剛度20cm以下(例えば、5〜20cm)、好ましくは19cm以下(例えば、10〜19cm)、さらに好ましくは18cm以下(例えば、10〜18cm)程度である。そのような基材としては、例えば、紙類、布(織布や不織布等)、化学繊維紙、合成紙、プラスチックフィルム等が挙げられる。
【0011】
紙類には、メカニカルパルプ、ケミカルパルプ(亜硫酸パルプやクラフトパルプ)、セミケミカルパルプ、古紙パルプから得られる紙などが含まれる。紙類としては、例えば、印刷用非塗工紙(中質紙、更紙、ケント紙など)、印刷用塗工紙(アート紙、コート紙、キャストコート紙など)、未さらし包装紙(両更クラフト紙、筋入クラフト紙、片艶クラフト紙など)、さらし包装紙(純白ロール紙、両更さらしクラフト紙、片艶さらしクラフト紙など)、薄葉紙(グラシンペーパー、ライスペーパー、インディアンペーパー、コンデンサーペーパーなど)が挙げられる。紙類は、離型層の形成を容易にするために、目止め処理(例えば、クレイコートなど)をしてもよい。
【0012】
織布又は不織布を構成する繊維としては、天然繊維(綿、麻、絹、羊毛、セルロース繊維等)、再生繊維(ビスコースレーヨンなどのレーヨン類)、合成繊維(酢酸セルロース繊維などのセルロースエステル系繊維など)等が例示できる。
【0013】
化学繊維紙としては、前記合成繊維などの化学繊維を原料とした各種化学繊維紙が挙げられる。
【0014】
合成紙、プラスチックシートを構成するポリマーとしては、セルロース誘導体(例えば、セルロースアセテートなど)、ポリアルキレンアリレート系樹脂(ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなど)、フッ素系樹脂(例えば、ポリビニリデンフルオライドなど)等が例示できる。
【0015】
これらのうち、耐熱性や熱変形性、追従性のバランスに優れる点で、紙類や布などが好ましく、通常、簡便性及び経済性などの点から、紙類(例えば、クラフト紙などの包装紙)が使用できる。
【0016】
基材の厚みは、アイロンの熱が熱溶融性樹脂に効率よく伝搬される程度の厚みであればよく、例えば、10〜250μm、好ましくは15〜200μm、20〜150μm程度である。
【0017】
基材(特に紙類)の坪量は、10〜200g/m2程度の範囲から選択できるが、追従性の点から、坪量は小さい方が好ましく、例えば、10〜100g/m2、好ましくは20〜80g/m2、さらに好ましくは30〜70g/m2程度である。
【0018】
(第1の離型層)
第1の離型層は、加熱摺動部材の加熱面との滑り性を向上させるために、基材の一方の面に形成される。前記離型層は、少なくとも基材の表面に層状に形成されていればよく、例えば、基材表面に離型層が形成されていてもよいし、基材全体が離型層を構成する成分で含浸されていてもよい。
【0019】
また、前記離型層は、加熱摺動部材の加熱によって溶融することなく、熱溶融性樹脂層との追従性を有する程度の軟性を有するのが好ましい。具体的には、前記離型層のクラーク剛度は、20cm以下(例えば、5〜20cm)、好ましくは19cm以下(例えば、10〜19cm)、さらに好ましくは18cm以下(例えば、10〜18cm)程度である。
【0020】
さらに、前記離型層は、加熱摺動部材の加熱によって溶融しない耐熱性を有するのが好ましく、例えば、100℃、好ましくは120℃、さらに好ましくは150℃(特に200℃)を超えても溶融しない化合物で構成するのが好ましい。
【0021】
第1の離型層を構成する化合物としては、例えば、シリコーン化合物やフッ素樹脂(フッ化ビニリデン系樹脂やフッ化エチレン−プロピレン系樹脂、フッ素系オリゴマーなど)などが例示できる。これらの樹脂のうち、シリコーン化合物が特に好ましく使用できる。
【0022】
シリコーン化合物としては、ポリオルガノシロキサンを含む化合物が挙げられる。ポリオルガノシロキサンは、Si−O結合(シロキサン結合)を有する直鎖状、分岐鎖状又は網目状の化合物であって、式:RaSiO(4-a)/2で表される単位で構成されている。
【0023】
前記式において、Rとしては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのC1-10アルキル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基などのハロゲン化C1-10アルキル基、ビニル基、アリル基、ブテニル基などのC2-10アルケニル基、フェニル基、トリル基、ナフチル基などのC6-20アリール基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などのC3-10シクロアルキル基、ベンジル基、フェネチル基などのC6-12アリール−C1-4アルキル基などが挙げられる。好ましいRは、メチル基、フェニル基、アルケニル基(ビニル基など)、フルオロC1-6アルキル基である。係数aは0〜3の数である。
【0024】
ポリオルガノシロキサンとしては、例えば、ポリジメチルシロキサンなどのポリジアルキルシロキサン(好ましくはポリジC1-10アルキルシロキサン)、ポリメチルビニルシロキサンなどのポリアルキルアルケニルシロキサン(好ましくはポリC1-10アルキルC2-10アルケニルシロキサン)、ポリメチルフェニルシロキサンなどのポリアルキルアリールシロキサン(好ましくはポリC1-10アルキルC6-20アリールシロキサン)、ポリジフェニルシロキサンなどのポリジアリールシロキサン(好ましくはポリジC6-20アリールシロキサン)、前記ポリオルガノシロキサン単位で構成された共重合体[ジメチルシロキサン−メチルビニルシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン−メチルフェニルシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン−メチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン−メチルビニルシロキサン−メチルフェニルシロキサン共重合体など]などが例示できる。
【0025】
シリコーン化合物は、その離型性を失わない程度に、分子末端や主鎖に、エポキシ基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、カルボキシル基、アミノ基又は置換アミノ基(ジアルキルアミノ基など)、エーテル基、(メタ)アクリロイル基等の置換基を有するポリオルガノシロキサンであってもよい。また、シリコーン化合物の両末端は、例えば、トリメチルシリル基、ジメチルビニルシリル基、シラノール基、トリC1-2アルコキシシリル基などであってもよい。
【0026】
工業的に利用できるシリコーン化合物としては、具体的には、シリコーンオイル、シリコーンゴム、シリコーン樹脂などが例示できる。
【0027】
シリコーンオイルは、主に低重合度の直鎖状重合体で構成された化合物であって、例えば、25℃での粘度が5〜1000000mPa・s程度である。シリコーンオイルとしては、例えば、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチル水素シリコーンオイル、環状ポリジメチルシロキサン、アルキル変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、シリコーンポリエーテル共重合体、脂肪酸変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、フルオロシリコーンオイルなどが例示できる。
【0028】
シリコーンゴムは、高重合度の直鎖状重合体を加硫して得られる化合物であり、通常、直鎖状であるが、一部分岐構造を有していてもよく、分岐鎖状であってもよい。シリコーンゴムとしては、例えば、メチルシリコーンゴム、ビニルシリコーンゴム、フェニルシリコーンゴム、フェニルビニルシリコーンゴム、フッ化シリコーンゴムなどが例示できる。
【0029】
シリコーン樹脂は、架橋された三次元構造を有している。シリコーン樹脂としては、例えば、シリコーンワニス、シリコーン変性ワニス(アルキド変性体、ポリエステル変性体、エポキシ変性体、アクリル変性体、ウレタン変性体など)、無機充填剤を含有するシリコーンモールディングコンパウドなどが例示できる。
【0030】
これらのシリコーン化合物のうち、離型性の点から、シリコーンオイルが好ましい。これらのシリコーン化合物は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
【0031】
(第2の離型層)
第2の離型層は、布帛上に形成された熱溶融性樹脂層との加熱後の剥離性を向上させるために、基材の他方の面に形成される。離型層の形態は、前記第1の離型層と同様である。
【0032】
第2の離型層も、第1の離型層と同様に、加熱摺動部材の加熱によって溶融することなく、熱溶融性樹脂層との追従性を有する程度の軟性を有するの好ましい。従って、第2の離型層も、第1の離型層と同様のクラーク剛度及び耐熱性(熱溶融温度)を示すのが好ましく、第2の離型層を構成する化合物としては、第1の離型層で例示した化合物と同様の化合物を使用することができる。
【0033】
各離型層の厚みは、例えば、1〜100μm、好ましくは3〜50μm、5〜20μm程度である。
【0034】
(シート)
本発明のシートにおいて、第1の離型層が加熱摺動部材の加熱面との滑り性に優れるとともに、第2の離型層が熱溶融性樹脂層と一定の密着性を示すのが好ましい。すなわち、加熱摺動部材が第1の離型層の上を押圧しながら移動しても、第2の離型層と熱溶融性樹脂層とは密着静止しているのが好ましい。そのためには、熱溶融性樹脂層に対する第2の離型層の動摩擦係数が、加熱摺動部材の加熱面に対する第1の離型層の動摩擦係数よりも大きい必要がある。
【0035】
具体的に、加熱摺動部材の加熱面に対する第1の離型層の動摩擦係数は0.4以下(例えば、0.05〜0.4)、好ましくは0.35以下(例えば、0.1〜0.35)、さらに好ましくは0.3以下(例えば、0.15〜0.3)程度である。なお、この動摩擦係数は、加熱摺動部材として、例えば、加熱面にはフッ素加工などの特別な処理が行われていないアイロンを用いて測定できる。
【0036】
熱溶融性樹脂層に対する第2の離型層の動摩擦係数は0.15以上(例えば、0.15〜0.5)、好ましくは0.2以上(例えば、0.2〜0.4)、さらに好ましくは0.25以上(例えば、0.25〜0.35)程度である。なお、この動摩擦係数は、熱溶融性樹脂として、ホットメルト接着性樹脂、例えば、ポリアミド系樹脂を用いて測定できる。
【0037】
熱溶融性樹脂層と接触する側の基材面に形成される。熱溶融性樹脂層との剥離性を向上させるために、前記離型層を構成する成分は、具体的には、熱溶融性樹脂層との摩擦係数が0.6以下、好ましくは0.5以下、さらに好ましくは0.4以下程度である。さらに、アイロンが第1の離型層の上を移動しても、第2の離型層と熱溶融性樹脂層とは密着静止しているため、第2の離型層と熱溶融性樹脂層との摩擦係数が、第1の離型層とアイロンとの摩擦係数よりも大きいのが好ましい。
【0038】
前記第2の離型層の動摩擦係数は、前記第1の離型層の動摩擦係数よりも大きく、両者の差としては、例えば、0.01〜0.3、好ましくは0.03〜0.2、さらに好ましくは0.05〜0.15程度である。
【0039】
シートの厚みは、加熱摺動部材の熱が熱溶融性樹脂に伝搬される程度の厚みであればよく、例えば、20〜300μm、好ましくは30〜250μm、50〜200μm程度である。
【0040】
熱溶融性樹脂層に対する追従性を向上するため、シートのクラーク剛度は20cm以下(例えば、5〜20cm)、好ましくは19cm以下(例えば、10〜19cm)、さらに好ましくは18cm以下(例えば、10〜18cm)程度である。
【0041】
本発明のシートの製造方法としては、慣用の方法、例えば、ロールコーター、エヤナイフコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、バーコーター、コンマコーター、グラビアコーターなどにより基材の両面に離型層を構成する化合物を含む塗布液を塗布する方法や、基材の両面にスプレーで離型層を構成する液状化合物を含む塗布液を吹き付ける方法、離型層を構成する化合物を含む塗布液中に基材を含浸させる方法などが例示できる。
【0042】
本発明のシートは、布帛上に形成された熱溶融性樹脂層の皺や撓みなどの歪みを加熱摺動部材で矯正するために用いられる。具体的には、前記熱溶融性樹脂層の歪みは、布帛上に形成された熱溶融性樹脂層と加熱摺動部材の加熱面との間に、本発明のシートを介在させた状態で、前記加熱摺動部材を押圧して移動させることにより矯正できる。このように、加熱摺動部材を押圧して移動させることにより、熱溶融性樹脂層の皺や撓みなどが伸ばされて、均一な層が布帛に形成される。熱溶融性樹脂層には、通常、インクなどによる画像が形成されているため、熱溶融性樹脂層の歪みが矯正されることにより、画像の鮮明性も向上する。加熱摺動部材としては、種々の部材、例えば、アイロンを用いることができる。
【0043】
熱溶融性樹脂層は、ホットメルト接着性樹脂、例えば、ポリアミド系樹脂で構成されている。熱溶融性樹脂層の厚みは、5〜90μm、好ましくは10〜70μm程度である。
【0044】
加熱摺動部材の加熱温度は、例えば、100〜200℃、好ましくは110〜180℃、さらに好ましくは120〜160℃(特に120〜150℃)程度である。圧力は、10〜20000Pa、好ましくは100〜10000Pa、さらに好ましくは500〜10000Pa(特に500〜8000Pa)程度である。
【0045】
[転写用セット]
本発明の転写用セットは、前記シートと、転写シートとの組み合わせで構成されている。この転写シートは、衣類などの布帛上に熱溶融性樹脂層を形成するためのシートであって、基材と、この基材に対して剥離可能であり、かつホットメルト接着性粒子を含む受像可能な転写層とで構成されている。
【0046】
転写シートを構成する基材としては、通常、離型性基材、例えば、離型処理紙(離型紙)、離型処理していてもよい合成紙、化学繊維紙、プラスチックフィルム等が挙げられる。基材の厚みは、通常、10〜250μm、好ましくは15〜200μm程度である。
【0047】
転写層に含まれるホットメルト接着性粒子としては、ポリアミド系樹脂、熱可塑性ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂粒子などが例示できる。これらの樹脂のうち、ポリアミド系樹脂(例えば、ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ポリアミド系エラストマーなど)が好ましく、特に、ナイロン11又はナイロン12を構成する単位を少なくとも有するナイロン(例えば、ナイロン11,ナイロン12等のホモポリアミド、ナイロン6/11,ナイロン6/12,ナイロン66/12、ダイマー酸とジアミンとラウロラクタム又はアミノウンデカン酸との共重合体等のコポリアミド)、ダイマー酸とジアミンとの反応により生成するポリアミド樹脂が好ましい。
【0048】
ホットメルト接着性粒子の融点は、40〜200℃、好ましくは60〜150℃程度である。ホットメルト接着性粒子の平均粒径は、例えば、10〜200μm、好ましくは30〜150μm程度である。ホットメルト接着性粒子の吸油量は、5〜500ml/100g、好ましくは10〜300ml/100g程度である。なお、吸油量は、JIS K 5107に準拠し、あまに油を用いて測定した値である。
【0049】
さらに、前記ホットメルト接着性粒子は、転写層の加熱温度を超える融点(例えば、90〜150℃、好ましくは90〜120℃、さらに好ましくは100〜120℃程度)を有するホットメルト接着性微粒子(A)と、前記加熱温度以下の融点(40〜80℃、好ましくは50〜80℃、さらに好ましくは60〜80℃程度)を有するホットメルト接着性微粒子(B)とを含むのが好ましい。転写層の加熱温度は、通常、シート上に塗布した転写層を乾燥し、成膜するための温度(例えば、70〜90℃程度)である。
【0050】
ホットメルト接着性粒子(A)の平均粒径は、10〜200μm、好ましくは30〜100μm、さらに好ましくは40〜80μm程度である。また、ホットメルト接着性粒子(A)は、吸油量50ml/100g以上のホットメルト接着性粒子(例えば、多孔質粒子)と、吸油量50ml/100g未満のホットメルト接着性粒子とで構成されていてもよい。ホットメルト接着性粒子(B)の平均粒径もホットメルト接着性粒子(A)と同様である。ホットメルト接着性粒子(A)とホットメルト接着性粒子(B)との割合(重量比)は、前者/後者=99.5/0.5〜50/50、好ましくは99/1〜70/30程度である。
【0051】
転写層には、前記ホットメルト接着性粒子の他、成膜性樹脂成分(親水性高分子、ウレタン系樹脂、熱硬化性又は架橋性樹脂など)や染料定着剤、各種添加剤などが含まれていてもよい。
【0052】
親水性高分子としては、ポリオキシアルキレングリコール系樹脂が好ましい。ポリオキシアルキレングリコール系樹脂としては、オキシエチレン単位を有するポリオキシアルキレングリコール系樹脂が好ましく、例えば、ポリエチレングリコール(単独重合体)や、エチレンオキシドと、C3-4アルキレンオキシド、ヒドロキシル基含有化合物(グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ビスフェノールA等の多価アルコールなど)、カルボキシル基含有化合物(酢酸、プロピオン酸、酪酸等のC2-4カルボン酸など)及びアミノ基含有化合物(アミン、エタノールアミンなど)から選択された少なくとも一種との共重合体等が例示できる。親水性高分子の重量平均分子量は、500〜10000、好ましくは1000〜5000程度である。
【0053】
ウレタン系樹脂としては、少なくともポリエステルジオール(特に、脂肪族成分を主たる反応成分とする脂肪族ポリエステルジオール)を用いたポリエステル型ウレタン系樹脂(例えば、1,4−ブタンジオールなどのC2-6アルキレンジオールと、アジピン酸などのC4-12脂肪族ジカルボン酸、及びイソフタル酸又はフタル酸との反応により得られるポリエステルジオールなど)が好ましい。また、ウレタン系樹脂は、有機溶媒溶液、水溶液、水性エマルジョンとして用いることが好ましい。さらに、ウレタン系樹脂は、分子内に3級アミノ基や4級アンモニウム塩が導入されたカチオン性ウレタン系樹脂であってもよい。
【0054】
熱硬化性又は架橋性樹脂としては、自己架橋性樹脂(自己架橋性基を有する熱可塑性樹脂)、例えば、自己架橋性ポリエステル系樹脂、自己架橋性ポリアミド系樹脂、自己架橋性アクリル系樹脂、自己架橋性オレフィン系樹脂等が好ましく、これらのうち自己架橋性アクリル系樹脂(例えば、アクリルシリコーン樹脂など)が特に好ましい。
【0055】
前記成膜性樹脂成分のうち、親水性高分子とウレタン系樹脂とを組み合わせて用いるのが特に好ましく、両者の割合(重量比)は、前者/後者=90/10〜10/90、好ましくは70/30〜30/70程度である。
【0056】
染料定着剤としては、カチオン性化合物(低分子染料固着剤)又は高分子染料固着剤などが例示できる。これらの染料定着剤のうち、カチオン性化合物、特に4級アンモニウム塩が好ましい。
【0057】
ホットメルト接着性粒子の割合は、固形分換算で、成膜性樹脂成分100重量部に対して、200〜1000重量部、好ましくは300〜1000重量部程度である。染料定着剤の割合は、固形分換算で、成膜性樹脂成分100重量部に対して、10〜100重量部、好ましくは10〜60重量部程度である。
【0058】
前記転写シートにおいて、基材と転写層との間には、基材に対して剥離可能な保護層を設けてもよい。保護層としては、基材との濡れ性が高く、しかも転写層を有効に保護できるウレタン系樹脂(例えば、熱可塑性ウレタン系樹脂)及び/又はカチオン性樹脂、特にカチオン型熱可塑性ウレタン系樹脂(例えば、脂肪族ポリエステルジオールを50重量%以上含むジオール成分を用いて得られ、3級アミノ基又は4級アンモニウム塩が導入されたポリエステル型ウレタン系樹脂)が好ましい。保護層の厚みは、0.1〜10μm、好ましくは1〜5μm程度である。
【0059】
前記転写シートによる熱溶融性樹脂層の形成方法としては、通常、前記転写シートの転写層にインク(例えば、インクジェット記録による水性又は油性インクなど)などで画像を記録し、その転写層を、被転写体と接触させて加熱(加熱溶融)した後、基材から剥離して、被転写体に記録画像を転写する方法が用いられる。この方法によって、転写シートの転写層を熱転写すると、熱収縮などによって転写された熱溶融性樹脂層に皺や撓みなどの歪みが発生する。そして、前述した方法により、加熱摺動部材及び本発明のシートを用いて、この歪みを矯正することができる。
【0060】
転写層に画像を記録する方法としては、慣用の記録方式、例えば、インクジェット記録方式や、昇華型熱転写記録方式などによる方法が挙げられる。これらの記録方式のうち、簡便性の点などから、インクジェット記録方式が好ましい。
【0061】
【発明の効果】
本発明のシートを用いると、布帛上に形成された熱溶融性樹脂層の皺や撓みなどの歪みを、前記熱溶融性樹脂層の損傷や加熱摺動部材の汚染を伴うことなく矯正できる。また、布帛に形成された前記熱溶融性樹脂層に記録された画像の鮮明性も向上することができる。
【0062】
【実施例】
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。なお、文中、特に断わりのない限り、「部」は重量基準である。また、実施例及び比較例で用いた転写シートの転写方法やアイロン用シートの内容、そのアイロン用シートを用いたアイロン方法や各種特性の評価方法は次の通りである。
【0063】
[転写シートの転写方法]
(転写シートの転写層を構成する成分の内容)
ナイロン12微粒子(ダイセルヒュルス(株)製、ベスタメルト430−P06、融点110℃、平均粒径60μm):43重量部
ナイロン12微粒子(ダイセルヒュルス(株)製、ベスタメルト640−P1、融点76℃、平均粒径100μm:7.6重量部
ウレタン系樹脂エマルジョン(新中村化学(株)製、SPレジンME−307):21重量部
ポリエチレングリコール(三洋化成工業(株)製、PEG4000S):15.4重量部
染料定着剤(センカ(株)製、パピオゲンP109、4級アンモニウム塩含有物):8.5重量部。
【0064】
(転写方法)
A4サイズの転写シートを、インクジェットプリンター(キヤノン(株)製、BJF−900、転写紙モード)で印刷した後、台秤の上にTシャツ、印刷した転写シートの順番で設置し、1箇所約5秒を目安に台坪の目盛を一定に保ちながら、圧力をかけて全面に亘ってアイロンをあてた。その後、転写シートの離型紙を剥がして転写を完了した。
【0065】
[アイロン用シート]
アイロン用シート1:(株)リンテック製、KA7W白V10
アイロン用シート2:(株)リンテック製、BK6RB(S5)
アイロン用シート3:(株)リンテック製、SGP−85OKT−T
普通紙:キヤノン販売(株)製、オフィスプランナーQOPMA4。
【0066】
[アイロン方法]
台秤の上に、転写層が転写されたTシャツを転写層が上面になるように載置し、さらに前記転写層の上からアイロン用シートを載置して、アイロンを(東芝(株)製、TA−D23)を用いて台秤の目盛を一定に保ちながら、温度160℃、圧力40Paで全面に亘ってアイロンをかけた。
【0067】
[アイロン作業性]
前記アイロン方法によってアイロンをかけ、アイロンの作業性を以下の基準で評価した。
【0068】
○:引っ掛かりなくアイロンをかけることができた
△:アイロンが滑りにくく、部分的にアイロンの当たりにムラが生じた
×:アイロンが滑らず、作業ができなかった。
【0069】
[アイロン作業後の剥離性]
JIS K 6854に準拠し、アイロン作業後にアイロン用シートとTシャツの転写層との剥離強度を測定し、以下の基準で評価した。
【0070】
○:490mN/25mm幅未満
△:490mN/25mm幅以上980mN/25mm未満
×:980mN/25mm幅以上。
【0071】
[クラーク剛度]
JIS P 8143に準拠し、テスター産業(株)製クラーク剛度計を用いて、シートのクラーク剛度を測定した。
【0072】
[転写層への追従性]
前記アイロン方法によってアイロンをかけ、Tシャツの転写層に対するアイロンの追従性を以下の基準で評価した。
【0073】
○:充分に追従し、皺が完全になくなった
△:所々追従が不充分であったため、皺が完全に伸ばされずムラが生じた
×:皺がほとんど伸ばされなかった。
【0074】
実施例1
Tシャツに形成された転写層とアイロンの加熱面との間にアイロン用シート1を介在させて、Tシャツにアイロンをかけた。アイロン用シートとアイロン表面との滑り性及び作業性についての評価結果を表1に示す。アイロン用シートと転写層との滑り性及び作業性についての評価結果を表2に示す。作業後の剥離性、シートのクラーク剛度及び追従性についての評価結果を表3に示す。
【0075】
実施例2
アイロン用シート1の代わりにアイロン用シート2を用いる以外は実施例1と同様にして、Tシャツにアイロンをかけて評価した。結果を表1〜3に示す。
【0076】
実施例3
アイロン用シート1の代わりにアイロン用シート3を用いる以外は実施例1と同様にして、Tシャツにアイロンをかけて評価した。結果を表1〜3に示す。
【0077】
比較例1
アイロン用シート1の代わりに普通紙を用いる以外は実施例1と同様にして、Tシャツにアイロンをかけて評価した。結果を表1〜3に示す。
【0078】
【表1】
Figure 0004093795
【0079】
【表2】
Figure 0004093795
【0080】
【表3】
Figure 0004093795
【0081】
表1〜表3の結果から明らかなように、実施例1〜3のアイロン用シートを介在させてアイロンをかけると、アイロンの作業性、作業後の剥離性、転写層への追従性に優れている。これに対して、普通紙を用いた比較例1では、アイロンの作業性及び作業後の剥離性が充分でない。

Claims (9)

  1. 布帛上に形成された熱溶融性樹脂層と加熱摺動部材の加熱面との間に、基材と、この基材の一方の面に形成され、かつ前記加熱摺動部材と接触可能な第1の離型層と、前記基材の他方の面に形成され、かつ前記熱溶融性樹脂層と接触可能な第2の離型層とで構成されているシートを介在させた状態で、前記加熱摺動部材を押圧して移動させて、前記熱溶融性樹脂層の皺を矯正する方法であって、前記加熱摺動部材の加熱面に対する前記第1の離型層の動摩擦係数が0.4以下であり、前記熱溶融性樹脂層に対する前記第2の離型層の動摩擦係数が0.15以上であり、かつ前記第2の離型層の動摩擦係数が前記第1の離型層の動摩擦係数よりも大きい方法
  2. シートのクラーク剛度が20cm以下である請求項1記載の方法
  3. 第1及び第2の離型層がシリコーン化合物で構成されている請求項1記載の方法
  4. 基材が紙類で構成されている請求項1記載の方法
  5. 基材の厚みが10〜250μmであり、離型層の各厚みが1〜100μmである請求項1記載の方法
  6. 加熱摺動部材がアイロンである請求項1記載の方法
  7. 熱溶融性樹脂層がポリアミド系樹脂で構成されている請求項1記載の方法
  8. 熱溶融性樹脂層が、画像が形成された熱溶融性樹脂層の熱転写により形成されている請求項1記載の方法
  9. 100〜200℃に加熱した加熱摺動部材を10〜20000Paで押圧して移動させる請求項記載の方法。
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