JP4091909B2 - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハ、LCD(液晶表示装置)用ガラス基板およびPDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、プリント基板などの各種被処理基板に対して現像液、エッチング液、洗浄液、および剥離液などの処理液を供給して処理するための基板処理装置及び基板処理方法に関する。
例えば液晶表示装置用基板は、レジスト膜を形成した後にパターンを露光した被処理基板の表面に現像液を液盛りし、現像処理を施した後、現像液を洗い流して被処理基板にパターンを作成する工程を経て作製される。従って、この種の基板の処理装置は、被処理基板を搬送する搬送ローラ、現像液を吐出する液盛ノズル、現像処理(パドル現像処理)部、及び現像液を洗浄する洗浄処理部などを具備するのが一般的である。そして前記液盛り工程は、被処理基板を搬送ローラによって液盛ノズルの下方を搬送しつつ、液盛ノズルから現像液を吐出させて基板上の一端側(基板搬送方向先端側)から他端側(基板搬送方向後端側)へ、順に液盛りする方法が採られている。
このような基板処理装置において、例えば特許文献1には、液盛り処理の際には搬送ローラで比較的高速で基板を搬送し、パドル現像処理の際は基板の搬送を停止若しくは低速搬送とし、また洗浄処理の際には再び高速搬送するという技術が開示されている。かように搬送速度を変化させる理由は次の通りである。
(1)基板の搬送方向先端側から現像液を供給している場合に、現像液のミストが基板の搬送方向後端側に飛散して後端側表面にミストが付着すると、該付着部分で現像反応が開始してしまい現像ムラが生じる。しかるに、液盛り処理の際には基板を高速搬送して液盛り処理を短時間で完了させることにより、前記現像ムラの問題を解消できる。
(2)洗浄処理においては、洗浄液が基板に供給されることで現像反応が停止するが、この洗浄処理時における基板搬送速度と、前記液盛り処理時における基板搬送速度とを一致させるようにすれば、現像処理時間を基板面内で均一化でき高品質な現像が行える。
なお、パドル現像処理の際に基板の搬送を停止若しくは低速搬送とするのは、パドル現像処理には所定の処理時間を要することから、液盛り処理の際の高速搬送を維持するとパドル現像処理部として長尺の装置長を要することになり、これを回避するためである。
一方特許文献2には、前記液盛り工程において、基板の搬送速度を、液盛りを開始する基板の先端部で遅くし(液盛りノズルから吐出されている現像液に基板が突入する直前は遅くし)、突入後に加速して基板の中央部が液盛りノズルと対向している時は搬送速度を高速にし、そして基板の後端部に差し掛かると減速して再び遅くするという技術が開示されている。このような液盛り工程における基板搬送速度制御により、基板先端部及び後端部に気泡の抱込み等が無い確実な液盛りが行えるものである。
特開平11−87210号公報 特開2002−324751号公報
ところで、近年液晶業界では基板サイズの大型化が進行しており、これに伴い上記基板処理装置などの設備装置も大型化せざるを得ないことから、フットプリント(設備装置の床面積)の面での問題が顕在化しており、可及的に設備装置の小型化が求められる時流にある。基板サイズの大型化に対応しつつ設備装置の小型化を図る手法として、基板への液盛り後に基板搬送速度を急減速させる手法が考えられる。しかしながら、かかる急減速を行うと、基板上に形成されている液層が減速による慣性力によって基板搬送方向先端側に付勢され、結果として基板搬送方向後端側の液層厚さ(液面高さ)が薄くなる現象が生じることとなる。この現象によって、液層厚さが薄くなった領域の現像処理の進行度合いが他の領域と比較して遅くなり、而して基板搬送方向先端側と後端側とで現像ムラが発生するという不都合がある。
一方、設備装置の小型化がさほど求められないケースであっても、基板への液層形成後における基板搬送速度の減速度が適性化されていない場合、同様に液層厚さの乱れによる現像ムラが生じたり、徒らに設備装置長さが長尺化したりする問題が生じ得る。
従って本発明は、基板上に処理液の液層を形成した後に、基板搬送速度を減速させる動作を行わせる基板処理装置或いは基板処理方法において、設備装置の長尺化を可及的に抑制することを考慮する一方で、搬送速度の減速による液層の液面高さ変動に起因する現像ムラの発生を防止できる基板処理装置或いは基板処理方法を提供することを課題とする。
本発明の請求項1にかかる基板処理装置は、基板上に処理液の液層を形成して処理する基板処理装置において、基板をほぼ水平に支持しつつ所定方向に搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送される基板の表面に処理液を供給して基板上に処理液の液層を形成する第1の処理液供給手段と、前記第1の処理液供給手段によって液層が形成された基板の搬送速度を減速させるように前記搬送手段を制御する制御手段と、少なくとも前記制御手段によって搬送速度を減速するときに、基板の搬送方向の少なくとも後端側領域に処理液を供給する第2の処理液供給手段とを具備し、前記第2の処理液供給手段は、前記制御手段により前記基板の搬送速度が減速されるのに先立って、前記第1の処理液供給手段によって前記基板表面に形成された前記液層に対して前記処理液の供給を開始し、この際に前記第2の処理液供給手段から供給される処理液の流量が、前記第1の処理液供給手段により処理液を供給する際の流量よりも低流量とされることを特徴とするものである。
この構成によれば、基板の搬送速度を減速する際に、該減速に伴う慣性力によって液層の厚さが薄くなりがちな基板の搬送方向後端側に対して、第2の処理液供給手段により処理液を供給するので、基板上に形成された液層に液層厚不足部分が生じることはない。また、基板の搬送速度の減速に先立って第2の処理液供給手段により基板に処理液の供給が開始されるので、減速に伴って生じる慣性を打ち消すような液流を基板表面に予め形成することができ、これにより慣性による液層移動を抑制できるようになる。さらに、第2の処理液供給手段からは低流量で処理液が供給されるので、この処理液供給により、先に第1の処理液供給手段からの処理液供給で形成された基板上の液層が大きく掻き乱されたり、液層へ処理液が突入する際に空気の抱込みが生じたりすることはない。ここで第1及び第2の処理液供給手段としては、処理液を面状に吐出可能なスリットを備えるノズルを用いることができる。また、第1及び第2の処理液供給手段は1つのノズルでも、2以上のノズルを適所に配置した構成であっても良い(以下同じ)。
請求項2にかかる基板処理装置は、請求項1において、第1の処理液供給手段及び/又は第2の処理液供給手段は、インバータ制御された吐出機構を備えていることを特徴とする。このように第1、第2の処理液供給手段のいずれか、或いは双方にインバータ制御された吐出機構を具備させることで、間欠的な処理液の吐出を行い易くなり、また流量制御(流量を一時的に増加させる等も含めて)も容易に行えるようになる。
本発明の請求項3にかかる基板処理方法は、基板上に処理液の液層を形成して処理する基板処理方法であって、ほぼ水平に基板を搬送しつつ該基板の表面に、第1の処理液供給手段により処理液を供給して基板上に処理液の液層を形成するステップと、少なくとも前記第1の処理液供給手段によって液層が形成された基板の搬送速度を減速させつつ、第2の処理液供給手段により、前記基板の搬送方向の少なくとも後端側領域に処理液を供給するステップとを具備し、前記第2の処理液供給手段は、前記基板の搬送速度の減速が開始される直前から、前記第1の処理液供給手段によって前記基板表面に形成された前記液層に対して前記処理液の供給を開始し、この際に前記第2の処理液供給手段から供給される処理液の流量が、前記第1の処理液供給手段により処理液を供給する際の流量よりも低流量とされることを特徴とするものである。
かかる基板処理方法によれば、基板の搬送速度を減速する際に、該減速に伴う慣性力によって液層の厚さが薄くなりがちな基板の搬送方向後端側に対して、第2の処理液供給手段により処理液を供給するので、基板上に形成された液層に液層厚不足部分が生じることはない。また、基板の搬送速度の減速が開始される直前から、第2の処理液供給手段により基板に処理液の供給が開始されるので、減速に伴って生じる慣性を打ち消すような液流を基板表面に予め形成することができ、これにより慣性による液層移動を抑制できるようになる。さらに、第2の処理液供給手段からは低流量で処理液が供給されるので、この処理液供給により、先に第1の処理液供給手段からの処理液供給で形成された基板上の液層が大きく掻き乱されたり、液層へ処理液が突入する際に空気の抱込みが生じたりすることはない。
請求項4にかかる基板処理方法は、請求項3において、第2の処理液供給手段から基板へ処理液の供給を、前記基板の搬送速度が所定の搬送速度への減速が完了した後の所定期間継続させることを特徴とする。減速完了後も、慣性による基板前方への液層の動きが若干残存しているが、この構成のように、減速完了後直ちに第2の処理液供給手段による処理液供給を停止せず、所定期間だけ処理液を吐出させるようにすれば、前記慣性による基板前方への液層の移動を抑止することができるようになる。
本発明の請求項5にかかる基板処理方法は、基板上に処理液の液層を形成して処理する基板処理方法であって、ほぼ水平な状態で基板を比較的低速の第1の搬送速度で搬送しつつ、第1の処理液供給手段による処理液供給エリアに基板を突入させ、基板を比較的高速の第2の搬送速度に加速しながら該基板の表面に処理液の液層形成を開始するステップと、基板を第2の搬送速度で搬送しつつ、第1の処理液供給手段で基板全面に処理液の液層を形成するステップと、基板が所定箇所まで搬送された時点であって、基板の搬送速度を前記第2の搬送速度から比較的低速の第3の搬送速度への減速を開始させる直前に、前記第1の処理液供給手段により処理液を供給する際の流量よりも低流量で、第2の処理液供給手段により基板上に形成された液層へ処理液の供給を開始するステップと、基板の搬送方向後端部が第1の処理液供給手段を通過した後において、基板の搬送速度を前記第3の搬送速度へ減速するステップと、前記第3の搬送速度への減速を完了させると共に、前記減速完了後の所定期間経過後に第2の処理液供給手段による処理液の供給を停止するステップとを具備すること特徴とするものである。
この構成によれば、液盛り工程の際は比較的高速で基板を搬送(第2の搬送速度)し、一方液盛り工程の前後では加速ないしは減速して比較的低速で基板を搬送(第1の搬送速度)する方式を採用する基板処理方法において、基板の搬送速度を液盛り工程後に減速する際に、該減速に伴う慣性力によって液層の厚さが薄くなりがちな基板の搬送方向後端側に対して、第2の処理液供給手段により処理液を供給するので、基板上に形成された液層に液層厚不足部分が生じることはない。また、基板の搬送速度が第2の搬送速度から比較的低速の第3の搬送速度への減速を開始させる直前から、第2の処理液供給手段により基板の搬送方向の後端側領域へ処理液の供給が開始されるので、減速に伴って生じる慣性を打ち消すような液流を基板表面に予め形成することができ、これにより慣性による液層移動を抑制できるようになる。なお上記構成において、第3の搬送速度は装置長の制約の範囲内でなるべく高速度に設定すれば減速度が小さくなり、液層の液面高さ変動の抑制という点では好ましいので、この点を優先させる場合は第3の搬送速度>第1の搬送速度の関係とすることが望ましい。但し、第3の搬送速度=第1の搬送速度の関係としても勿論よい(以下、同様)。
請求項6にかかる基板処理方法は、請求項5において、第1の処理液供給手段による処理液供給エリアに基板を突入させるに際し、第1の処理液供給手段から処理液を供給する際の流量を、一時的に増加させることを特徴とする。この構成によれば、第1の処理液供給手段による処理液供給エリアに基板を突入させる際に空気の抱込みが生じたとしても、大流量の処理液の吐出により気泡等を掻き落としてしまうことができるようになる。
請求項1に係る基板処理装置によれば、基板の搬送方向後端側に対して、第2の処理液供給手段により処理液を供給して、基板上に形成された液層に液層厚不足部分が生じさせないようにするので、比較的急速な基板搬送速度の減速を行っても(液層が減速時の慣性力によって先端側へ付勢されても)、基板の搬送方向後端側において必要な液層厚さは確保され、現像ムラが生じることはない。また、第2の処理液供給手段からは低流量で処理液を供給させるので、第2の処理液供給手段を設置したことに伴う現像ムラの発生の危惧を払拭できる。さらに、減速に伴って生じる慣性を打ち消すような液流を基板表面に予め形成することができ、これにより慣性による液層移動を抑制できるので、安定して所定の厚さの液層を備えた状態でのパドル現像等の液処理を行うことができる。従って、基板全面に亘り均一な現像処理等の液処理がなされて高品質な処理基板を製造することができるようになる。
請求項2に係る基板処理装置によれば、第1の処理液供給手段及び/又は第2の処理液供給手段から間欠的な処理液の吐出を行い易くなり、また流量制御も容易に行えるようになるので、搬送されてくる基板に対して必要な時に必要量だけ、それぞれのノズルから処理液を吐出させることができ、薬液使用量を削減しコストダウンを図ることができる。また、処理液を循環使用する場合において、処理液を常時供給し続けていると、その間に処理液が大気と接触して劣化する場合があるが、この基板処理装置では上記の通り間欠的な処理液の吐出を行えるので、このような処理液の劣化の問題を解消することができる。
請求項3に係る基板処理方法によれば、上記と同様に、比較的急速な基板搬送速度の減
速を行っても、基板の搬送方向後端側において必要な液層厚さは、第2の処理液供給手段からの処理液供給により確保され、現像ムラが生じることはない。また、第2の処理液供給手段からは低流量で処理液を供給させるので、第2の処理液供給手段を設置したことに伴う現像ムラの発生の危惧を払拭できる。さらに、減速に伴って生じる慣性を打ち消すような液流を基板表面に予め形成することができ、これにより慣性による液層移動を抑制できるので、安定して所定の厚さの液層を備えた状態でのパドル現像等の液処理を行うことができる。従って、基板全面に亘り均一な現像処理等の液処理がなされて高品質な処理基板を製造することができるようになる。
請求項4に係る基板処理方法によれば、減速完了後直ちに第2の処理液供給手段による処理液供給を停止せず、所定期間だけ処理液を吐出させるようにするので、前記慣性による基板前方への液層の移動を抑止することができる。従って、慣性による液層厚さ乱れ対策の万全を期すことができ、より安定して所定の厚さの液層を備えた状態でのパドル現像等の液処理を行うことができるようになり、なお一層の高品質を図ることができる。
請求項5に係る基板処理方法によれば、液盛り工程の際は比較的高速で基板を搬送(第2の搬送速度)し、一方液盛り工程の前後では加速ないしは減速して比較的低速で基板を搬送(第1の搬送速度)する方式を採用する基板処理方法において、上記と同様に、比較的急速な基板搬送速度の減速を行っても、基板の搬送方向後端側において必要な液層厚さは、第2の処理液供給手段からの処理液供給により確保され、現像ムラが生じることはない。また、第2の処理液供給手段からは低流量で処理液を供給させるので、第2の処理液供給手段を設置したことに伴う現像ムラの発生の危惧を払拭できる。さらに、減速に伴って生じる慣性を打ち消すような液流を基板表面に予め形成することができ、これにより慣性による液層移動を抑制できるので、安定して所定の厚さの液層を備えた状態でのパドル現像等の液処理を行うことができる。従って、基板全面に亘り均一な現像処理等の液処理がなされて高品質な処理基板を製造することができるようになる。
請求項6に係る基板処理方法によれば、第1の処理液供給手段による処理液供給エリアに基板を突入させるに際に空気の抱込みが生じたとしても、大流量の処理液の吐出により気泡等を掻き落とすことが可能であるので、気泡等が含有されない液層を形成することができ、該気泡等の含有を要因とする現像ムラの発生を防止できる。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明が適用された基板処理装置の全体構成の一例を模式的に示す側面図である。この基板処理装置1は、例えば大型で矩形のLCD用ガラス基板(以下、単に基板と称す)Sの表面に処理液としての現像液を供給して現像処理した後、洗浄液を供給して洗浄処理するものである。
この基板処理装置1は、ほぼ水平な姿勢で搬送される基板Sの表面に処理液(現像液)を供給して、該現像液の表面張力により基板S表面に現像液の液層を形成する液層形成室2と、現像液の液層が形成された基板Sを保持して液層の現像液による処理(パドル現像)を進行させる処理進行室3と、現像液の液層による処理終了後の基板Sの姿勢を水平姿勢から傾斜姿勢に変換する姿勢変換室4と、傾斜姿勢の基板Sの表面に洗浄液を供給して洗浄する洗浄室5と、洗浄後の基板Sを乾燥させる乾燥室6と、乾燥後の基板Sを水平姿勢に戻す姿勢変換室7とを備えている。
液層形成室2には、基板Sをほぼ水平姿勢で搬送する搬送ローラ21と、この搬送ローラ21により水平姿勢で搬送される基板Sの表面に、現像液を供給してその表面に現像液の液層を形成する第1の現像液供給ノズル22(第1の処理液供給手段)と、基板Sの搬送方向後端側領域に現像液を供給する第2の現像液供給ノズル23(第2の処理液供給手段)とが設けられている。この点については、後記で詳述する。前記第1、第2現像液供給ノズル22、23には給液装置120が接続されており、該給液装置120の現像液タンク11に貯留された現像液が、ポンプ12a、12bによりそれぞれ供給されるよう構成されている。なお、前記ポンプ12a、12bは、インバータ制御部121により制御可能とされており、現像液はこのインバータ制御されたポンプ12a、12bにより第1、第2現像液供給ノズル22、23へ向けてそれぞれ圧送される。なお、本実施形態では第1、第2現像液供給ノズル22、23各々に、それぞれポンプ12a、12bを設置する構成を例示しているが、1つのポンプで第1、第2現像液供給ノズル22、23に対して現像液を圧送する構成としても良い。
処理進行室3には、液層形成室2から現像液の液層が表面に形成された状態で搬送ローラ21により搬送されてくる基板Sを受け入れ、かかる状態で保持する搬送ローラ31が設けられており、この領域を所定時間かけて基板が通過する際にパドル現像が行われる。姿勢変換室4は、基板Sを所定角度傾斜させて基板S上の処理済現像液の液層を流下させるもので、処理進行室3から現像液の液層が形成された状態で搬送ローラ31により搬送されてくる基板Sを受け入れて保持する搬送ローラ41が設けられている。当該姿勢変換室4における基板Sを傾斜させる機構については、例えば特許文献1に記載の機構を採用することができる。
洗浄室5は、現像処理した基板Sの表面及び裏面を洗浄するもので、姿勢変換室4から傾斜姿勢で搬送ローラ41により搬送されてくる基板Sを受け入れて同じ傾斜姿勢で搬送する搬送ローラ51と、搬送ローラ51により傾斜姿勢で搬送される基板Sの表面に対して洗浄液を供給する洗浄液供給ノズル52と、基板Sの裏面に対して洗浄液を供給する洗浄液供給ノズル53と、基板Sの裏面に対して接触して洗浄するロールブラシ54とを備えている。前記洗浄液供給ノズル52、53は、洗浄液としての超純水を供給する供給源55に接続されている。
乾燥室6は、洗浄室5から傾斜姿勢で搬送ローラ51により搬送されてくる基板Sを受け入れて同じ傾斜姿勢で搬送する搬送ローラ61と、搬送ローラ61により傾斜姿勢で搬送される基板Sの表面に対してエアを吹き付けて洗浄液を吹き飛ばし乾燥させるエアナイフ62と、基板Sの裏面に対してエアを吹き付けて洗浄液を吹き飛ばし乾燥させるエアナイフ63とを有する。前記エアナイフ62、63は、エアを圧送するためのコンプレッサー64に接続されている。そして姿勢変換室7には、乾燥室6から搬送ローラ61により搬送されてくる基板Sを傾斜姿勢で受け入れて保持し水平姿勢に戻す搬送ローラ71が設けられている。
図2は、前記液層形成室2の拡大側面図であり、図3はこの液層形成室2において用いられる第1の現像液供給ノズル22(なお第2の現像液供給ノズル23も同構成である)の一例を示す分解斜視図である。図2に示すように、第1の現像液供給ノズル22は搬送ローラ21上を搬送される基板Sの搬送方向上流側に配置され、第2の現像液供給ノズル23が搬送方向下流側に配置されている。第1の現像液供給ノズル22は、その吐出口22Eが基板Sの搬送方向を向くよう傾斜配置され、かかる傾斜配置状態において基板Sと略平行面となる液盛面228に、吐出口22Eから吐出された現像液が溜められ(つまり基板Sと吐出口22Eとの間のギャップに現像液が溜められ)、基板Sの搬送に従って、基板Sの搬送方向先端側から順に基板S上に現像液が液盛り(液層の形成)されるものである。また第2の現像液供給ノズル23は、その吐出口23Eが基板Sに対して垂直方向を向くよう配置されており、第1の現像液供給ノズル22による液層形成後に基板Sの搬送が進行し、基板Sの搬送方向後端側が吐出口23Eの存在位置にさしかかった時(後述するように基板Sの搬送速度の減速がなされる時)に、該基板Sの搬送方向後端側に現像液を追加的に補填するものである。
第1の現像液供給ノズル22は、いわゆるスリットノズルであって、図3に示すように細長い半割れ型のノズル本体221、222と、これらの合せ面に介在されるスペーサ223とを有しており、該スペーサ223が一辺を欠いたコ字型部材とされることでスリット状の吐出口22E(図中の符号226で指す部分)が形成されている。一方のノズル本体222の接合面225側には、現像液を一時的に貯留しその吐出を均一化するための凹部224が形成されている。他方のノズル本体221には、前記凹部224に連通する開口227が設けられており、該開口227を通して現像液供給配管220から凹部224へ現像液が供給可能とされている。かかる構成により、インバータ制御部121により制御されたポンプから圧送された現像液は、現像液供給配管220を経由して凹部224に至り、その後吐出口22Eから面状に吐出される。第2の現像液供給ノズル23も同様な構成であり、現像液は現像液供給配管230を経由して吐出口23Eから面状に吐出されるものである。
上記各搬送ローラ21、31、41、51、61、71は、図1において簡略化して示している駆動源13により回転駆動され、それら個々の駆動のON−OFF、及び駆動速度(すなわち基板搬送速度)の加速、減速等の動作は、マイクロコンピュータ等を備えた制御手段14によって制御されるよう構成されている。また第1、第2の現像液供給ノズル22、23に対して現像液を圧送する給液装置120も、制御手段14により制御される。図4は、制御手段14におけるこれらの制御状況を説明するための制御ブロック図である。
制御手段14は、第1の現像液供給ノズル制御部141、第2の現像液供給ノズル制御部142、ローラ駆動制御部143、及びセンサ情報取得部144を備えている。この制御手段14には、図1では図示省略している基板位置検知センサ8が接続されている。基板位置検知センサ8は例えば光電式位置検出センサ等からなり、該基板位置検知センサ8は搬送ローラ21等にて搬送される基板Sの搬送方向先端位置及び後端位置を検知し、その基板位置情報を制御手段14に送信する。この基板位置情報は、制御手段14のセンサ情報取得部144で受領され、各種制御の基礎情報として活用される。
第1の現像液供給ノズル制御部141は、センサ情報取得部144に与えられた基板位置情報に基づき、第1の現像液供給ノズル22からの現像液の吐出のON−OFF、並びにONの場合の吐出量を決定し、吐出指示信号を生成して給液装置120へ送信する。これを受けて給液装置120のインバータ制御部121は、前記吐出指示信号に応じてインバータ制御してポンプ12aを動作させ、所要量の現像液をタンク11から第1の現像液供給ノズル22へ向けて圧送させ、これを第1の現像液供給ノズル22から吐出させる。第2の現像液供給ノズル制御部142も同様に、センサ情報取得部144からの基板位置情報に基づき吐出指示信号を生成して給液装置120へ送信するもので、該吐出指示信号によりポンプ12bを動作させ、第2の現像液供給ノズル23から所要量の現像液が吐出されるものである。なお、ポンプ12a及びポンプ12bからタンク11へ戻るバイパス配管路を別途設け、第1、第2の現像液供給ノズル22、23から現像液を吐出させないときに、現像液の流路を前記バイパス配管路へ切り換える切り換え信号を発生可能としても良い。さらに、現像液の吐出OFF時において、ポンプ12a及びポンプ12bを完全にOFF状態とするのではなく、インバータ制御により第1、第2の現像液供給ノズル22、23から現像液を少量吐出させ続けるようにしても良い。これにより、第1、第2の現像液供給ノズル22、23からの処理液の吸い込み(若干の逆流)によるエアの抱込みを防止できるという利点がある。
ローラ駆動制御部143は、センサ情報取得部144に与えられた基板位置情報に基づき、基板Sの搬送速度を低速(第1の搬送速度、第3の搬送速度)、高速(第2の搬送速度)、さらに低速から高速への加速、高速から低速への減速を変化させるべく、搬送ローラ21等の駆動源13を駆動させる駆動信号を生成するものである。前記第1、第2、第3の搬送速度、並びに加速度や減速度は操作者によって設定されてメモリ等に格納され、基板位置情報に応じて所定の駆動信号を読み出し、この駆動信号により駆動源13を制御することで、基板Sの搬送速度が制御される。
次に、上記制御手段14の制御に基づく基板処理装置1の動作とそれによる処理方法を、図1、図4、図5の処理工程図、図6のタイムチャート、および図7のフローチャートに基づいて詳細に説明する。なお、図5に示した工程(a)〜(g)は、図6に示すタイムチャート上の(a)〜(g)にそれぞれ対応させている。
図示しない基板供給装置から供給される基板Sは、搬送ローラ21によりほぼ水平姿勢で搬送されて液層形成室2へ導入される。すなわち、図5(a)に示すように、第1の現像液供給ノズル22(及び第2の現像液供給ノズル23)による現像液の吐出位置に向けて、基板Sが送られる。このときの基板搬送速度は、第1の搬送速度(低速)v1とされている(図7のフローチャートのステップS1)。このように、基板Sを現像液の吐出位置に突入させるに際し、基板の搬送速度を低速とすることで、基板Sの先端部に現像液が衝突することによる気泡の抱込みの発生を抑止することができる。また、基板Sの先端部は現像液をはじき易い傾向があり、かかる「はじき」により基板Sの濡れが不十分になるケースが生じることがあるが、上記のような低速突入とすると前記「はじき」の問題も解消できるという利点がある。
次に、基板Sが所定位置まで搬送されたか否かが確認される(ステップS21)。この場合の「所定位置」とは、基板Sが第1の現像液供給ノズル22による現像液供給が可能なエリア(処理液供給エリア)へ至る直前位置である。かかる位置に基板Sが達したことが基板位置検知センサ8により検知されると(ステップS21でYes)、該検知情報(基板位置情報)は制御手段14のセンサ情報取得部144へ送られる。第1の現像液供給ノズル制御部141は、この基板位置情報に基づき吐出指示信号生成して給液装置120へ送り、この指示信号によってインバータ制御部121はポンプ12aを動作させ、これにより第1の現像液供給ノズル22から通常の現像処理に必要な流量(通常流量G1)よりも少ない低流量G0で現像液の吐出が開始される(ステップS22)。図5(a)はこの状態を示している。なお、現像液への突入時に実質的に気泡等が生じることのない十分な低速に第1の搬送速度v1を選定する場合は、第1の現像液供給ノズル22からの現像液吐出量を当初から通常流量G1としても良い。
続いて、基板Sが第1の現像液供給ノズル22による現像液供給エリアに達したかが確認され(ステップS31)、上記と同様にその到達が基板位置検知センサ8により検知されると(ステップS31でYes)、図5(b)に示すように、基板搬送速度は、第1の搬送速度(低速)v1から第2の搬送速度(高速)v2への加速が開始される(ステップS32)。つまり、基板Sが現像液カーテンに突入する時点では低速で、突入後に高速への加速が行われる。かかる加速制御は、センサ情報取得部144を経由して与えられた基板位置情報に基づき、ローラ駆動制御部143が生成する駆動信号にてローラ駆動源13を制御することにより行われる。これら搬送速度は基板Sのサイズや現像液の材質、液層の厚さ等によって適宜定めれば良いが、例えば第1の搬送速度v1=2〜3m/min程度、第2の搬送速度v2=6〜8m/min程度とすることができる。
これに加えて、第1の現像液供給ノズル22からの現像液の吐出量が増加され、図6のタイムチャートに示すように、通常の現像処理に必要な流量(通常流量G1)にて現像液が供給される(ステップS33)。ここで、上記第1の搬送速度v1から第2の搬送速度v2への加速は、基板Sの端縁部が現像液カーテンに突入後、基板Sの有効エリア(素子形成領域)の端部EPが該現像液カーテンに到達するまでの間に完了させるものとする。なお、有効エリアの周囲領域が狭く、基板Sの有効エリア端縁部分に対する液盛り状態のバラツキが懸念される場合もあるが、この場合の好ましい実施態様については後述する。
このようなプロセスを経て、図5(c)に示すように、基板S上への液盛りが開始され、基板Sの搬送方向先端側から順に現像液の液層Lが形成される。このとき、図6に示すように基板の搬送速度の加速は完了し、第2の搬送速度(高速)v2による搬送が行われている。そして該液盛り処理は、図5(e)に示すように、基板Sの搬送方向後端部が第1の現像液供給ノズル22を通過するまで継続される。
而して次段のステップS41では、基板Sが所定の箇所に達したかが確認される。この「所定の箇所」とは、第2の現像液供給ノズル23による基板Sへの現像液供給を開始すべき点として予め設定された箇所である。そして基板Sの「所定箇所」通過が基板位置検知センサ8により検知されると(ステップS41でYes)、この基板位置情報を検知した基板位置検知センサ8は制御手段14に検知信号を送り、これを受けて第2の現像液供給ノズル制御部142は第2の現像液供給ノズルの吐出指示信号を生成して給液装置120へ送る。この指示信号によってインバータ制御部121はポンプ12bを動作させ、第2の現像液供給ノズル23から所定の流量(少流量g)での現像液の吐出が開始される(ステップS42)。図5(d)はこの状態を示している。このとき、基板Sの搬送速度は、第2の搬送速度v2であり未だ減速されていないが、減速開始時点の直前の時点(例えば図6のタイムチャートの(d)時点)で先立って第2の現像液供給ノズル23により基板Sに現像液の供給を開始しておくと、減速に伴う慣性による液層移動を打ち消すような液流を予め形成できるという利点がある。
続いて、基板Sの後端部(正確には基板Sの有効エリアの後端部)が第1の現像液供給ノズル22を通過したかが確認される。そして基板Sの有効エリア後端部通過が基板位置検知センサ8により検知されると、制御手段14の第1の現像液供給ノズル制御部141は吐出停止信号を生成して給液装置120へ送信し、またローラ駆動制御部143はローラ駆動源13に所定の速度へ減速させるための制御信号を生成して送信する。これにより、第1の現像液供給ノズル22からの現像液の吐出は停止されると共に、基板Sの搬送速度を現状の第2の搬送速度v2から第3の搬送速度v3(第1の搬送速度v1と同速度であっても良い)へ減速する減速動作が開始される。(ステップS42)。図5(e)はこの状態を示しており、以上の工程により液盛り自体は完了し、基板Sの全面に液層Lが形成されることとなる。このとき、第2の現像液供給ノズル23による所定の流量(少流量g)での現像液の吐出は継続されている。
上記のような減速をしつつ、さらに基板Sの搬送が進むと、図5(f)に示すように、基板Sの搬送方向後端側が第2の現像液供給ノズル23に差し掛かるあたりになると、基板Sの搬送速度が第2の搬送速度v2から第3の搬送速度v3へ減速される際の慣性力で、基板S上の液層Lが搬送方向に向けて付勢され、液層Lの先端側Laの液層厚さが厚くなる(付勢力が大きいと基板Sからこぼれる)一方で、その後端側Lbの液層厚さが薄くなる現象が顕著となる。しかしながら、このように薄肉化した後端側Lbに現像液が補填される結果、図中点線Lgで示す通り液層厚さは嵩上げされることとなる。このような動作により液層Lの後端側Lbにおける所要液層厚さは常時確保されることになるので、現像処理が部分的に遅延して現像ムラが生ずるということはない。
なお、図6に示すように、第2の現像液供給ノズル23から吐出される現像液の流量(少流量g)は、第1の現像液供給ノズル22から吐出される通常流量G1に比べて低流量とされる。これは、先に第1の現像液供給ノズル22からの現像液供給により既に基板S上に液層Lが形成されていることから、大流量で供給した場合に、既形成の液層Lが大きく掻き乱されたり、第2の現像液供給ノズル23からの現像液が液層Lへ突入する際に空気の抱込みが生じたりしないようにするためである。
次に、基板Sの最後端部が、第2の現像液供給ノズル23を通過したかが確認される(ステップS51)。そして基板Sの最後端部の通過が確認され(ステップS51でYes)、一定の保持時間xが経過したら、制御手段14の第2の現像液供給ノズル制御部142は吐出停止信号を生成して給液装置120へ送信し、第2の現像液供給ノズル23からの現像液の吐出は停止される(ステップS52)。図5(g)はこの停止される直前の状態を示している。ここで一定の保持時間xを持たせるのは、減速完了後も慣性による基板S前方への液層の動きが若干残るため、減速完了後の一定時間は、第2の現像液供給ノズル23から現像液を吐出させるようにすることが望ましいからである。
なおこの時点、すなわち基板Sの最後端部が、第2の現像液供給ノズル23を通過した時点(第2の現像液供給ノズル23による現像液供給エリアから脱出した時点)において、図6の記号(g)に示すように基板Sの搬送速度の減速、つまり第2の搬送速度v2から第3の搬送速度v3へ減速が完了されている。このように第2の現像液供給ノズル23からの現像液供給と基板Sの搬送速度の減速完了をなされるよう、第2の現像液供給ノズル制御部142及びローラ駆動制御部143は、それぞれ制御信号を生成するものである。かかる制御を行うことにより、液こぼれ等が生じる可能性がある実質的全区間(図6のタイムチャートにおける減速区間及びその前後区間である(d)〜(g)及び保持時間xの区間)において第2の現像液供給ノズル23から処理液の補填が可能となるので、処理液の不足分を漏れなく補填することができるようになる。
なお、基板Sの搬送速度の制御は、図6のタイムチャートに示すように、加速開始・終了時及び減速開始・終了時において、速度変移度合いを緩やかにする所謂S字制御とすることが望ましい。S字制御とすれば、液盛り初期時の液盛り乱れが生じにくくなり、また減速時に生じる慣性力を緩和できるようになる。
以上説明した実施形態では、第2の現像液供給ノズル23からの現像液の吐出を、第2の搬送速度v2から第3の搬送速度v3への減速開始前から開始し、第3の搬送速度v3への減速完了後の一定時間経過後まで吐出を続ける例について説明したが、第2の搬送速度v2から第3の搬送速度v3への減速開始時点で第2の現像液供給ノズル23からの現像液の吐出を開始し、第3の搬送速度v3への減速完了と同時に吐出を完了させる(例えば図6のタイムチャートの記号(f)〜(g)の区間のみ吐出させる)ようにしても良い。
ところで、基板Sの有効エリアの周囲領域が狭く、基板Sの有効エリア端縁部分に対する液盛り状態のバラツキが懸念される場合があり、この場合における基板Sを第1の現像液供給ノズル22による現像液供給エリアへ突入させるに際の好ましい変形実施態様について説明する。図8はかかる変形実施態様にかかる処理工程図、図9はこれに対応するタイムチャートである。
この実施形態では、基板Sが所定位置にまで搬送されて来た時点(図7のステップS21の時点)で、既に高速(第2の搬送速度v2)に加速しておくと共に、第1の現像液供給ノズル22からは所定の増加流量G2での吐出を開始させておく。図8(a)はこの状態を示している。そして図8(b)の通り、基板Sを第1の現像液供給ノズル22による現像液供給エリアに第2の搬送速度v2で突入させる。そして、このような増加流量G2による現像液の供給は、図8(c)に示すように、基板Sの有効エリアの端部EPが第1の現像液供給ノズル22を通過した後の一定期間まで継続される。このような変形実施態様によれば、現像液供給エリアへの突入時において現像液を増加流量G2で供給しているので、たとえ気泡等の噛み込みが発生したとしても、大流量の現像液の吐出によりこれを掻き落とすことができるようになる。しかも、基板Sの有効エリアの端部EPが第1の現像液供給ノズル22に至るときには、確実に高速搬送(第2の搬送速度v2)状態とされているので、基板Sの有効エリアの周囲領域が狭い場合においても、基板Sの有効エリア端縁部分に対する液盛り状態のバラツキが生じず高品質な現像処理を行えるという利点がある。なお、図8(d)以下の動作については、図5(d)以下の動作と同様であるので、説明を省略する。
以上が本発明の要点部分である液層形成室2における処理である。上記の如く液層形成室2において現像液の液層Lが形成された状態(図5(g)の状態)の基板Sは、図1に示すように、搬送ローラ21から搬送ローラ31へ渡されて処理進行室3へ搬送される。搬送ローラ31は、例えば前記第1の搬送速度(低速)v1での基板Sの搬送を所定時間継続し(一時的に基板Sの搬送を停止させるようにしても良い)、その表面に形成されている現像液の液層Lによる処理を進行させ、パドル現像を行わせる。処理進行室3において所定時間だけ現像処理が行われると、基板Sは表面に現像液の液層が形成されたままの状態で搬送ローラ31から搬送ローラ41へ渡されて姿勢変換室4へ搬送される。ここで基板Sは片方に傾斜した姿勢とされ、この基板Sの傾斜により、基板S上の液層(現像液)のほとんど全てが流下される。
しかる後基板Sは、同じ傾斜姿勢のままで搬送ローラ51へ渡されて洗浄室5へ搬送され、洗浄液供給ノズル52,53からの洗浄液の供給、及びロールブラシ54の洗浄動作により、基板Sの表裏面が洗浄される。この姿勢変換室4から洗浄室5への搬送は、他の搬送動作よりも搬送ローラ41、51を高速に駆動(例えば前述の第2の搬送速度(高速)v2による駆動)して行われる。これにより、基板Sの全面にできるだけ時間差なく洗浄液を供給して基板Sに触れている現像液を洗い落として、ムラ無く速やかに現像処理を終了することができる。
洗浄室5から傾斜姿勢で搬送ローラ51により搬送される基板S、は同じ傾斜姿勢のままで搬送ローラ61へ渡されて乾燥室6へ搬送される。乾燥室6においては、搬送ローラ61により傾斜姿勢で搬送される基板Sの表面及び裏面にエアナイフ62,63からエアを吹き付けて洗浄液を吹き飛ばし、基板Sの乾燥が行われる。そして乾燥室6から傾斜姿勢で搬送ローラ61により搬送されてくる基板Sは、同じ傾斜姿勢のままで搬送ローラ71へ渡されて姿勢変換室7へ搬送され、基板Sは再び水平状態に姿勢変換される。そして、かかる姿勢変換動作後に、搬送ローラ71を駆動して基板Sを図示しない基板受け入れ装置へ搬出し、当該基板Sの処理が完了するものである。
以上説明した通りの実施形態によれば、液層形成室2における現像液の液盛り(現像反応の開始)と、洗浄室5における洗浄(現像反応の停止)とを共に、基板を高速搬送している状態で行うので現像ムラが生じにくく、とりわけ基板搬送速度を液層形成室2と洗浄室5とで一致させることで現像処理時間を基板面内で均一化することができ、より現像ムラの発生を抑制することが可能となる一方で、処理進行室3等では基板の搬送速度を低速とするので装置長の冗長化を抑制できる。そして、このように基板搬送速度の高速から低速への切り換えを行うに際し、減速時の慣性力により生ずる基板S上の液層の層厚乱れを、上述の通り第2の現像液供給ノズル23からの現像液の補填により是正するので、搬送速度変換に起因する現像ムラも発生することがなく、従って高品質な処理基板を製造することができるものである。
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態おいて採用される制御手段140(第1実施形態における制御手段14に相当)における制御状況を説明するための制御ブロック図、図11は第2実施形態による処理工程図、図12はタイムチャートを示している。本実施形態において第1実施形態と相違する点は、図11に示すように複数のノズルを用いず一つの現像液供給ノズル22Sのみを用い、制御手段140も現像液供給ノズル22Sのみによる現像液供給に対応した制御を行う点である。すなわち制御手段140は、上記と同様な基板搬送速度の減速を行うに際し、基板上に形成された液層の前記減速に伴う液面高さ変動が、該液層による基板処理に必要な液層厚さを保持しうる範囲内の減速度に選択する如き制御を行う。以下、この点を中心に説明し、その他の部分(全体構成等)は先の説明との重複を避けるため説明を簡略化ないしは省略する。
まず図10の制御ブロック図において、制御手段140は、第1実施形態の場合と同様なローラ駆動制御部143、センサ情報取得部144を備えると共に、現像液供給ノズル制御部145及び減速度設定部146を備えている。
現像液供給ノズル制御部145は、基板位置検知センサ8からセンサ情報取得部144に与えられた基板位置情報に基づき、現像液供給ノズル22Sからの現像液の吐出のON−OFF、並びにONの場合の吐出量を決定し、吐出指示信号を生成して給液装置120へ送信する。これを受けて給液装置120のインバータ制御部121は、前記吐出指示信号に応じてインバータ制御してポンプ12aを動作させ、所要量の現像液をタンク11から現像液供給ノズル22Sへ向けて圧送させ、これを現像液供給ノズル22Sから吐出させる。
減速度設定部146は、メモリ等の記憶手段を備えており、基板Sのサイズ、現像液の粘度、液盛り層厚などを考慮し、予め定められた液層による基板処理に必要な液層厚さを保持しうる範囲内の減速度を記憶させるものである。ローラ駆動制御部143は、センサ情報取得部144に与えられた基板位置情報に基づき、基板Sの搬送速度を低速(第1の搬送速度、第3の搬送速度)、高速(第2の搬送速度)、さらに低速から高速への加速、高速から低速への減速を変化させるべく、搬送ローラ21等の駆動源13を駆動させる駆動信号を生成するのであるが、高速から低速への減速を行うに際しての減速度は、操作者によって減速度設定部146に設定された減速度が採用されるようになっている。
次に図11の処理工程図、図12のタイムチャートにおいて、図示しない基板供給装置から供給される基板Sは、図11(h)に示すように、ほぼ水平姿勢で搬送されて液層形成室へ導入され(このときの基板搬送速度は、第1の搬送速度(低速)v1)、現像液供給ノズル22Sによる現像液の吐出位置(現像液供給エリア)に向けて基板Sが送られ、現像液の流れに突入される。このとき、現像液供給ノズル22Sによる現像液の吐出量は、図12のタイムチャートに示すように、突入直前は通常の現像処理に必要な流量よりも少ない低流量G0で現像液の吐出量とされ、突入後に通常の現像処理に必要な流量(通常流量G1)とされる点、及び基板搬送速度が、第1の搬送速度(低速)v1から第2の搬送速度v2へ向けての加速が行われる点については、第1実施形態と同様である。なお、基板Sの搬送速度の制御は、図12のタイムチャートから明らかな通り、加速開始・終了時及び減速開始・終了時において、速度変移度合いを緩やかにするS字制御が採用されている。S字制御を採用することで、液盛り初期時の液盛り乱れが生じにくくなり、また減速時に生じる慣性力を緩和できるようになる。
次に、図11(i)に示すように、基板S上に液盛りが行われ、基板Sの搬送方向先端側から順に現像液の液層Lが形成される。このとき、図12に示すように基板の搬送速度の加速は完了し、第2の搬送速度(高速)v2による搬送が行われている。そして該液盛り処理は、図11(j)に示すように、基板Sの搬送方向後端部が現像液供給ノズル22Sを通過するまで継続される。
そして基板Sの後端部通過が基板位置検知センサ8により検知されると、制御手段140の現像液供給ノズル制御部145は吐出停止信号を生成して給液装置120へ送信し、またローラ駆動制御部143はローラ駆動源13に所定の速度へ減速させるための制御信号を、減速度設定部146に設定されている減速度情報に基づいて生成して送信する。これにより、現像液供給ノズル22Sからの現像液の吐出は停止されると共に、基板Sの搬送速度を現状の第2の搬送速度v2から第3の搬送速度v3(第1の搬送速度v1と同速度であっても良い。図12のタイムチャートでは同速度の場合を例示している)へ減速する減速動作が開始される。図11(j)はこの状態を示しており、以上の工程により液盛り自体は完了し、基板Sの全面に液層Lが形成されることとなる。
このとき、図12に示すように、現像反応は既に開始しており、前記減速動作中にあって、現像反応が徐々に進行してゆくよう装置構成が為される。つまり、図1に示す処理進行室3の領域において、当該減速動作が為されるものである。
引き続いて、図11(k)に示すように、特定の減速度xにて、基板搬送速度の減速が継続される。このときの減速度xは、前述の通り基板S上に形成された液層Lの当該減速に伴う慣性力による液面高さ変動が、液層Lによる基板処理に必要な液層厚さを保持しうる範囲内の減速度に選択されている。特定の減速度xは上述の通り基板Sのサイズ等により適宜定めれば良いが、例えば基板Sのサイズが1100×1250mm、液盛りした液層Lの厚さが4〜5mm、現像液としてTMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド0.4%又は2.83%;粘度=1cp程度)を採用した場合、減速度x(搬送速度[m/min]/減速時間[sec])は1.5〜0.3程度、特に1.0〜0.5程度に選定される。
このような減速動作が行われ、図11(l)に示すように、いずれ第3の搬送速度v3にまでの減速が完了するのであるが、この減速動作の完了と共に、図12に示すように液層Lによる現像が完了するように為されている。換言すると、バドル現像の工程において、基板Sの搬送速度の減速(第2の搬送速度v2から第3の搬送速度v3への減速)が完了するよう為されており、従って処理進行室3の長さは、かかる減速動作に必要な長さを具備するように装置構成が定められる。なお、本実施形態のようにパドル現像の完了時と減速完了時を必ずしも一致させる必要はなく、減速完了前にパドル現像が完了するように構成(制御)してもよいが、両者が同時完了するように構成すれば、可及的に装置長さを短くできるので好ましい。
しかる後、姿勢変換室4による基板Sの傾斜、洗浄室5による基板Sの洗浄、乾燥室6による乾燥、さらに姿勢変換室7による姿勢変換を経て、基板Sの処理が完了する。
以上説明した通りの実施形態は、設備装置の小型化がさほど求められていない場合等において好適であって、基板Sの搬送方向後端側へ処理液を補填する別個の処理液供給手段等を設けずとも、パドル現像等に必要な所定の処理液の液層厚さを常時確保できるようになるので、処理液供給手段の装置構成を特段複雑化することなく、高品質な現像処理を行うことができるようになる。また第1、第2実施形態において、現像液の供給について専ら説明したが、エッチング液、洗浄液、或いは剥離液等の供給についても本発明は適用可能である。
本発明が適用された基板処理装置の全体構成の一例を模式的に示す側面図である。 本発明が適用された液層形成室の拡大側面図である。 上記液層形成室において用いられる現像液供給ノズルの一例を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態における制御手段の制御状況を説明するための制御ブロック図である。 本発明の第1実施形態における処理工程図である。 本発明の第1実施形態におけるタイムチャートである。 本発明の第1実施形態におけるフローチャートである。 本発明の第1実施形態における変形実施態様を示す処理工程図である。 本発明の第1実施形態における変形実施態様を示すタイムチャートである。 本発明の第2実施形態における制御手段の制御状況を説明するための制御ブロック図である。 本発明の第2実施形態における処理工程図である。 本発明の第2実施形態におけるタイムチャートである。
符号の説明
1 基板処理装置
12a、12b ポンプ
120 給液装置
121 インバータ制御部
13 ローラ駆動源
14、140 制御手段
2 液層形成室
21、31、41、51、61、71 搬送ローラ(搬送手段)
22 第1の現像液供給ノズル(第1の処理液供給手段)
23 第2の現像液供給ノズル(第2の処理液供給手段)
22S 現像液供給ノズル
3 処理進行室
4、7 姿勢変換室
5 洗浄室
6 乾燥室
S 基板
L 液層

Claims (6)

  1. 基板上に処理液の液層を形成して処理する基板処理装置において、
    基板をほぼ水平に支持しつつ所定方向に搬送する搬送手段と、
    搬送手段によって搬送される基板の表面に処理液を供給して基板上に処理液の液層を形成する第1の処理液供給手段と、
    前記第1の処理液供給手段によって液層が形成された基板の搬送速度を減速させるように前記搬送手段を制御する制御手段と、
    少なくとも前記制御手段によって搬送速度を減速するときに、基板の搬送方向の少なくとも後端側領域に処理液を供給する第2の処理液供給手段とを具備し、
    前記第2の処理液供給手段は、前記制御手段により前記基板の搬送速度が減速されるのに先立って、前記第1の処理液供給手段によって前記基板表面に形成された前記液層に対して前記処理液の供給を開始し、この際に前記第2の処理液供給手段から供給される処理液の流量が、前記第1の処理液供給手段により処理液を供給する際の流量よりも低流量とされることを特徴とする基板処理装置。
  2. 第1の処理液供給手段及び/又は第2の処理液供給手段は、インバータ制御された吐出機構を備えていることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 基板上に処理液の液層を形成して処理する基板処理方法であって、
    ほぼ水平に基板を搬送しつつ該基板の表面に、第1の処理液供給手段により処理液を供給して基板上に処理液の液層を形成するステップと、
    少なくとも前記第1の処理液供給手段によって液層が形成された基板の搬送速度を減速させつつ、第2の処理液供給手段により、前記基板の搬送方向の少なくとも後端側領域に処理液を供給するステップとを具備し、
    前記第2の処理液供給手段は、前記基板の搬送速度の減速が開始される直前から、前記第1の処理液供給手段によって前記基板表面に形成された前記液層に対して前記処理液の供給を開始し、この際に前記第2の処理液供給手段から供給される処理液の流量が、前記第1の処理液供給手段により処理液を供給する際の流量よりも低流量とされることを特徴とする基板処理方法。
  4. 第2の処理液供給手段から基板へ処理液の供給を、前記基板の搬送速度が所定の搬送速度への減速が完了した後の所定期間継続させることを特徴とする請求項3記載の基板処理方法。
  5. 基板上に処理液の液層を形成して処理する基板処理方法であって、
    ほぼ水平な状態で基板を比較的低速の第1の搬送速度で搬送しつつ、第1の処理液供給手段による処理液供給エリアに基板を突入させ、基板を比較的高速の第2の搬送速度に加速しながら該基板の表面に処理液の液層形成を開始するステップと、
    基板を第2の搬送速度で搬送しつつ、第1の処理液供給手段で基板全面に処理液の液層を形成するステップと、
    基板が所定箇所まで搬送された時点であって、基板の搬送速度を前記第2の搬送速度から比較的低速の第3の搬送速度への減速を開始させる直前に、前記第1の処理液供給手段により処理液を供給する際の流量よりも低流量で、第2の処理液供給手段により基板上に形成された液層へ処理液の供給を開始するステップと、
    基板の搬送方向後端部が第1の処理液供給手段を通過した後において、基板の搬送速度を前記第3の搬送速度へ減速するステップと、
    前記第3の搬送速度への減速を完了させると共に、前記減速完了後の所定期間経過後に第2の処理液供給手段による処理液の供給を停止するステップと
    を具備すること特徴とする基板処理方法。
  6. 第1の処理液供給手段による処理液供給エリアに基板を突入させるに際し、第1の処理液供給手段から処理液を供給する際の流量を、一時的に増加させることを特徴とする請求項5記載の基板処理方法。
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