JP4090454B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー、おりものシート、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキン、パンティライナー、おりものシート、失禁パッド等の吸収性物品において、吸収性物品の外面を構成するシート部材に防漏効果を向上させるためにエンボスを設けたものが開示されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の吸収性物品においては、フラップ部の肌当接面側に格子柄状のエンボスパターンが設けられている。
また、液透過性の表面材料層に長手方向に連続するまたは長手方向に向かって配列するエンボス圧縮部を形成したものが開示されている(例えば特許文献2参照)。特許文献2記載の吸収性物品においては、エンボスパターンとして、線状圧縮部が非圧縮部の周囲を連続して囲むリーフ状のパターン模様や小円形エンボス(点エンボス)が設けられている。
特開2003−284741号公報 特開2004−446号公報
しかし、特許文献1記載の吸収性物品においては、格子柄を形成する各直線状のエンボスが可撓軸となって折れ、皺やヨレが生じ易い。中埋めエンボスが設けられた形態においては、エンボスのシール部分が着用者の肌に当たり痛みを与え易く、エンボスが平面的に肌に当たるため肌を閉蓋しムレ易い。点エンボスが設けられた形態においては、エンボスが立体的にならずその面積も小さいため、視認性が低い。
特許文献2記載の吸収性物品においては、液透過性の表面材料層にエンボス圧着部を設けているため、表面材料層に皺やヨレが生じ易くなり、また、液止め効果も低い。さらに、エンボス圧着部およびその周辺による液の滞留も起こり易い。
従って、本発明の目的は、皺やヨレが生じ難く、柔軟性の低下が少なくて肌触りがよく、ムレ難く、視認性の高いエンボス部を有し、また漏れ防止性の良好な吸収性物品を提供することにある。
本発明は、液保持性の吸収層及び液不透過性の防漏層を備えた実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の肌当接面側の両側縁部それぞれに沿って略全長に亘って設けられた左右一対の液不透過性であるサイドシートとを有する吸収性物品であって、前記サイドシートに、非エンボス部を包囲した形状に形成された包囲エンボスが複数設けられている吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、装着時に、皺やヨレが生じ難く、柔軟性の低下が少なくてムレ難く、肌触りを良好にすることができる。また、側部での漏れ防止性を高くすることができる。また、エンボス部は視認性が高いため、使用者に良好な印象を与えることができる。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい実施形態である生理用ナプキンについて図面を参照しながら説明する。
本実施形態の生理用ナプキンは、図1〜図3に示すように、液保持性の吸収層A及び液不透過性の防漏層Bを備えた実質的に縦長の吸収性本体Cを有する生理用ナプキン1であって、吸収性本体Cの肌当接面側の両側縁部にはそれぞれに沿って略全長に亘って設けられた左右一対の液不透過性であるサイドシート5,5が配されている。
サイドシート5には、非エンボス部を包囲した形状に形成された包囲エンボス部71〜77が設けられている。前記包囲エンボス71〜77には、図4(包囲エンボス71について記載)に示すように、その周縁部分に深く凹んだエンボス部71Aが形成され、その内側の非エンボス部71Bは該エンボス部71Aよりも浅く凹んでいる。前記エンボス部71Aには、広い幅のエンボス領域71Pと狭い幅のエンボス領域71Qとが不規則に配置されており、エンボス部71Aは、部分的にエンボス幅が変化している。
更に詳述すると、本実施形態の生理用ナプキン1においては、図2に示すように、吸収層Aは、液透過性の表面シート2及び液保持性の吸収体4からなり、防漏層Bは、液不透過性の裏面シート3からなる。吸収体4は、表面シート2と裏面シート3との間に介在されている。
表面シート2は、吸収体4の上面の全域を被覆しており、吸収体4の側縁から若干延出しているが、裏面シート3とは接触していない。裏面シート3は、吸収体4の下面の全域を被覆し、吸収体4の側縁から外方に延出している。
図1に示すように、吸収性本体Cの排泄部対向部の位置における両側縁部それぞれには、一対のウイングDが設けられている。ウイングDは、図2(a)に示すように、裏面シート3における外方部分及びサイドシート5における外方部分5Cから形成されている。
裏面シート3とサイドシート5とは、図1及び図2に示すように、吸収性本体Cの両側縁及びウイングDの周縁において接合されてサイドシール部Eを形成している。また、表面シート2と裏面シート3とは、図1に示すように、それぞれ吸収体4の前後端から延出し、その延出部分において接合されてエンドシール部Fを形成している。
裏面シート3とサイドシート5とは、図2に示すように、吸収性本体Cにおける両側縁近傍の領域及びウイングDの領域において接着剤(図示せず)によっても接合されている。また、サイドシート5は、幅方向内方において吸収体4の上方に位置まで配され、そこで幅方向外方に向けて且つ表面シート2に当接するように折り返され、裏面シート3に当接している。ここで、サイドシート5における折り返された部分5Aと5Bとの間、サイドシート5と裏面シート3との当接部分及びサイドシート5と表面シート2との当接部分についても接着剤により接合されている。サイドシート5における折り返された部分5Aと5Bとは、エンボスライン61〜63、包囲エンボス71〜77によるシールによっても接合されている。
本実施形態の生理用ナプキン1は、吸収性本体CおよびウイングDの非肌当設面に設けられたホットメルト粘着剤(図示せず)により、下着に固定して装着される。
サイドシート5には、図3に示すように、平面視でサイドシート5の長手方向に不連続な複数個の曲線状のエンボスライン61、62及び63が、サイドシート5の長手方向に実質的に連続するように配置されており、これらのエンボスライン61〜63から略波線形状のエンボスパターンPが形成されている。
「長手方向に実質的に連続する」とは、平面視で実際に連続している場合のみならず、平面視では連続していないが、平面視で、長手方向に直交する(幅方向に延びる)仮想直線を介することによって連続する場合も含む。ただし、平面視で実際に連続しておらず仮想直線を介して連続している方が、実際に連続している場合と比較し、皺やヨレが生じ難く、柔軟性の低下が生じ難くなる観点から望ましい。
詳述すると、エンボスライン61〜63は、図3に示すように、略S字形状を有している。平面視では、エンボスライン61とエンボスライン62とは僅かに交差しているだけであり、エンボスライン62とエンボスライン63とは連続していない。しかし、エンボスライン61とエンボスライン62とはそれらの長さの約3分の1が長手方向に重複しており、エンボスライン62とエンボスライン63とはそれらの端部近傍が重複している。即ち、エンボスライン61、62及び63は長手方向に実質的に連続して、サイドシート5の全長の約2分の1に亘るエンボスパターンPを形成している。
エンボスパターンPを形成する各エンボスライン61、62及び63は、その両端部それぞれに向かって徐々に細くなっている。
エンボスライン61〜63から構成されるエンボスパターンPのうち最内部に位置する部位は、サイドシート5の内側縁5D(図2参照)から幅方向に10mm以内に含まれるように配置されることが好ましく、また吸収性本体Cの幅方向に沿う幅が3mm以上であることが好ましい。
包囲エンボス71、72やエンボスパターンPは、装着の際の生理用ナプキンの長手方向の湾曲性の観点から、サイドシート5上の厚み方向に吸収体4が存在する領域で形成されていることが好ましい。
図1及び図3に示すように、サイドシート5における平面視で長手方向にエンボスパターンPが連続していない領域Tには、非エンボス部を包囲した形状を有する包囲エンボス71、72が設けられている。包囲エンボスは、図4(a)に示すように、平面視で閉じた形態の平面領域を形成するエンボスパターンであり、包囲エンボス71の集合体81は、クラスター構造状エンボスを形成している。
本発明におけるクラスター構造状エンボスとは、包囲エンボスを含む複数のエンボスの集合体であり、個々のエンボスが局所的に集まって模様のように視認されるものをいう。例えば図3においては一枚の花びら形状を示す包囲エンボス71の付近では、他に5個の包囲エンボス71が近接した状態で配置されてクラスター構造状エンボスを形成し、花模様のように視認される。また、包囲エンボス73とエンボスライン61も近接した状態で一つの模様と認識できるように配置されているため、クラスター構造状エンボスと判断できる(葉と枝の模様)。
このように複数のエンボスがクラスター構造状に配置されて、クラスター構造状エンボスを形成することで、サイドシートに大きな皺が入り難く形成されるため防漏性を高めることができ、模様パターンによる工夫された印象を与えることができる。さらに、本発明におけるクラスター構造状エンボスでは、包囲エンボスを含んでなることから、肌触りにも優れたものとなる。
包囲エンボス71は、花びら形状を示すパターンエンボスで、包囲エンボス72は、二股の葉っぱ形状を示すパターンエンボスである。
サイドシート5には、形態の異なる複数個の包囲エンボスが散在しており、本実施形態においては、前記包囲エンボス71、72の他にも、例えば包囲エンボス73〜77が設けられている。
包囲エンボスの詳細について、花びら形状の包囲エンボス71を参照して説明する。包囲エンボス71に関する説明は、他の形態の包囲エンボスにも適宜適用される。
図4に示すように、包囲エンボス71には、その周縁部分に深く凹んだエンボス部71A(ハッチング部分)が形成されている。エンボス部71Aの内側部分の非エンボス部71Bは、エンボス部71Aが形成されることにより、エンボス部71Aの外側よりも浅く凹んでいる。更に、図4(a)に示すように、エンボス部71Aの内周部分の曲率半径は、肌触り向上やエンボス切れ防止の観点から、外周部分の曲率半径と同じかそれより大きくなされている。
本実施形態においては、エンボス部71Aは、素材厚みの20%以下(t1/t0)に圧縮された部位で、非エンボス部71Bは、素材厚みの10〜95%(t2/t0)に圧縮された部位(ただしt2t1)である。
本実施形態の生理用ナプキン1に形成されている包囲エンボス71のエンボス部71Aは、光の透過性が周囲と異なっている。これにより、凹凸による視認性(陰影効果)とともに、明度差による視認性を有する。さらに、本発明における包囲エンボス71は、エンボス部71Aの内側が凸に形成されているため、肌触りにも優れたものである。
光の透過性が異なるということは、透明度が異なることであり、透明化されている場合と、白化されている場合とがある。透明化させる場合には、サイドシート5を構成する繊維を融点付近もしくはそれ以上に加熱圧縮して、エンボス部71Aにおいて繊維の形状を失わせて透明化させる。また、白化させる場合には、繊維の形状を失わない程度に加熱圧縮するか、芯鞘構造繊維の鞘成分の融点付近に加熱圧縮して、繊維の形状を部分的に維持して白化させて、エンボス部の周囲より白くする。
透明化させた場合は、視認性が高いだけでなく、サイドシート同士もしくは表面シートなど他の材料との接合性に優れ、防漏性をより高められる点で好ましい。白化させた場合には、視認性が一層高くなり、包囲エンボスやその集合体が形成する模様を形成することができ、好ましい。
前述のように本実施形態では、エンボス部71Aには、広い幅のエンボス領域71Pと狭い幅のエンボス領域71Qを有する。2つのエンボス領域は状態の異なった領域であり、広い幅のエンボス領域71Pは狭い幅のエンボス領域71Qに対して構造的に強い領域であり、狭い幅のエンボス領域71Qは広い幅のエンボス領域71Pに対して構造的に弱い領域である。つまり、エンボス部71Aには、構造的に強い領域71Pと構造的に弱い領域71Qが形成されている。
ここで、構造的に強い又は弱いとは、剛性の強さ又は弱さである。エンボス部71Aに構造的に強い領域71Pと構造的に弱い領域71Qが形成されることにより、サイドシート5が装着による湾曲や変形が生じた際に、包囲エンボス71内で抵抗力が分散され、サイドシート5が柔軟に装着者に追従することができる。
前記エンボス部71A内に、状態の異なる構造的に強い領域71Pと弱い領域71Qとを形成させる手段としては、特に構造的に強くする場合には、エンボス部の幅を広くする、エンボス部を深く形成する、加熱圧縮により透明化(フィルム化)を行う、加熱圧縮により白化させる等の手段を単独もしくは複合して組み合わせたものが挙げられる。このような手段により、構造的に強い領域71P及び弱い領域71Qをもつ包囲エンボス71を形成できる。ここでは、特に構造的に強くする場合を示したが、構造的に弱くする場合はその反対の手段またはその他の手段を組み合わせるとよい。
クラスター構造状エンボスを形成する包囲エンボス71の集合体81は、図4(a)に示すように、包囲エンボス71のエンボス部71A内の構造的に強い領域71Pと、クラスター構造状エンボスの中心点Oとを結ぶ線、もしくは該中心線Oと包囲エンボス71の最近接点を結ぶ線(以下「クラスター構造線」と呼ぶ)が、互いに平行とならず、クラスター構造線が多方向に延びている形態を有していることが好ましい。
このようにクラスター構造線が多方向に延びることにより、クラスター構造状エンボスの形状が安定化して皺の発生を防止することができるため、装着者の体との隙間が形成されず、液漏れを防止する効果が得られる。このクラスター構造線は、好ましくは放射状に延びるよう形成されることが、上述した効果を高める点で好ましい。一方、包囲エンボス71のエンボス部71A内の構造的に弱い領域71Qは、他のエンボスとの近接位置、即ちクラスター構造状エンボスの内部に存在するため、肌触り向上の効果がある。構造的に弱い領域71Qが間欠部である場合、一層この効果が向上する。
更に、図4(a)に示すように、エンボス部71Aの内周部分の曲率半径は、肌触り向上やエンボス切れ防止の観点から、その外周部分の曲率半径と同じかそれより大きくなされている。
本実施形態の吸収性物品に用いられる材料は、特に制限なく用いることができる。表面シートとしては液透過性であれば特に制限はなく、不織布や開孔フィルム等が挙げられる。本実施形態においては親水性不織布が用いられている。
裏面シートとしては液不透過性であれば特に制限はなく、不織布やフィルム等が挙げられる。ここでいう「液不透過性」とは液を通しにくい難透過性の材料も含んでいる。本実施形態においては防漏性のフィルムシートが用いられている。
吸収体としては、パルプや不織布、紙やそれに高吸水性ポリマーが配合されたもの等の公知のものが用いられる。
サイドシートとしては、液不透過性であれば不織布、フィルムシート、紙等、特に制限がなく用いられる。ここでいう「液不透過性」とは液を通しにくい難透過性の材料も含んでいる。装着感からは、不織布が好ましく、本実施形態においては熱融着性繊維をエアースルー法で不織布化した疎水性不織布が用いられている。
サイドシートの坪量には特に制限はないが、前述のような効果をもたらすためには、坪量が15g/m2以上あるほうが好ましく、更に好ましくは、複数枚を重ねあわせ接合するようにエンボスを設け、全体として30g/m2以上の坪量を有するものである。
サイドシートの素材厚みt0に関して特に制限はないが、0.5mm以上の厚みがある方がよりエンボスパターンが立体的に見えやすいという観点から好ましい。
サイドシートは一枚でも良いし、さらに防漏性やクッション性、エンボスの視認性を高めるために2枚以上を組合せてもよい。防漏性を高めるエンボスは2枚以上のシートに対して重ね合わせて施しても良いし、どれか一部の層のみに施しても良い。
エンボスライン61,62及び63並びに包囲エンボス71〜77の形成方法には特に制限はなく、本実施形態においてはヒートシールにより曲線状に形成されている。
本実施形態の吸収性物品においては、包囲エンボス71〜77の設けられたサイドシート5は、柔軟性が保持されており折り曲げてもエンボスパターン形状が変化し難く、皺がエンボスパターン自体ではなくエンボスパターン間にできるためヨレ難く肌触りも良好である。また、エンボスパターンが立体的に浮き上がるように見えるため、視認性に優れている。本実施形態においては、重ね合わされたサイドシート5を接合するように設けられているため、特に明瞭である。
また、包囲エンボス71〜77において、クッション性が高く、肌との接触面積が小さく、肌とエンボスとの間に空隙が保たれるため、肌を閉蓋してムレることが少ない。サイドシート5自体を伝わる液体の伝搬が包囲エンボス71〜77のシール部で止められ、サイドシート5の上面を伝わる液体の伝搬が包囲エンボス71〜77の凹みで止められるため、サイドシート5による吸収層の側縁部の防漏性が優れている。しかも、包囲エンボスの美観が優れている。
また、サイドシート5にエンボスパターンが形成されているため、表面シートには皺が入りにくく、装着感や側部への液の拡散が防止できる。
本発明の吸収性物品は、前記実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更が可能である。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキン以外に、パンティライナー、おりものシート、失禁パッド等にも適用することができる。
包囲エンボスは、サイドシートに設けるだけでなく、吸収性物品の外面を形成するシートであれば、表面シート、裏面シート、ウイング等に設けることができる。例えば、表面シートにおけるエンドシール部近傍に設け、防水シートと接合することで、従来用いていたエンドシールの代わりとすることができる。
表面シートで吸収体の一部を覆い、サイドシートと表面シートを吸収体側部上面にて重ね、そこに包囲エンボス、エンボスラインや単エンボスなどによりサイドシートと表面シートを接合して形成しても良い。
包囲エンボスおよびクラスター構造状エンボスの形状は、花びら形状、木の葉形状に制限されず、例えば、星形状、ハート型形状、雲型形状のほか、動植物等の複雑な絵図柄形状でもよい。
包囲エンボスのエンボス部における構造的に強い領域は、エンボス部において部分的に強くシールすることにより形成することもできる。
クラスター構造状エンボスは、包囲エンボスのみが組み合わされて形成されていてもよく、包囲エンボスとその他のエンボスが組み合わされて形成されていてもよい。その他のエンボスとしては、例えば、凹部のみよりなる単エンボスが挙げられる。
図1は、本実施形態の吸収性物品を示す平面図である。 図2(a)は図1に示すIIA−IIA断面図、図2(b)は図1に示すIIB−IIB断面図である。 図3は、図1に示す実施形態の吸収性物品におけるエンボスパターン及び包囲エンボスを示す拡大図である。 図4は、包囲エンボスを示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)に示すB−B断面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 サイドシート
61、62、63 エンボスライン
71、72、73、74、75、76、77 包囲エンボス
71A エンボス部
71B 非エンボス部
81 包囲エンボスの集合体
A 吸収層
B 防漏層
C 吸収性本体
D ウイング
E サイドシール部
F エンドシール部
P エンボスパターン

Claims (6)

  1. 液保持性の吸収層及び液不透過性の防漏層を備えた実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の肌当接面側の両側縁部それぞれに沿って略全長に亘って設けられた左右一対の液不透過性であるサイドシートとを有する吸収性物品であって、
    前記サイドシートに、非エンボス部を包囲した形状に形成された包囲エンボスが複数設けられ、該包囲エンボスを含む複数のエンボスによりクラスター構造状エンボスが形成されており、
    前記包囲エンボスのエンボス部は、部分的にエンボス幅が変化している吸収性物品。
  2. 液保持性の吸収層及び液不透過性の防漏層を備えた実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の肌当接面側の両側縁部それぞれに沿って略全長に亘って設けられた左右一対の液不透過性であるサイドシートとを有する吸収性物品であって、
    前記サイドシートに、非エンボス部を包囲した形状に形成された包囲エンボスが複数設けられ、該包囲エンボスを含む複数のエンボスによりクラスター構造状エンボスが形成されており、
    前記包囲エンボスのエンボス部は、白化によりその周囲より白くなされている吸収性物品。
  3. 前記包囲エンボスのエンボス部は、部分的に構造的に強い領域を有している請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記包囲エンボスのエンボス部は、その内周部分の曲率半径がその外周部分の曲率半径と同じかそれより大きくなされている請求項1又は2記載の吸収性物品。
  5. 前記非エンボス部は、前記包囲エンボスの外側よりも浅く凹んでいる請求項1又は2記載の吸収性物品。
  6. 前記包囲エンボスのエンボス部は、素材厚みの20%以下に圧縮された部位であり、前記非エンボス部は、素材厚みの10〜95%に圧縮された部位であり、該エンボス部の厚みが該非エンボス部の厚みよりも小さい請求項1又は2記載の吸収性物品。
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