JP5013997B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明はサイドシートを備えた吸収性物品に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品において、シート材を圧縮して賦型したりシート材同士を接合したりする技術としてエンボス加工がある。他方、吸収性物品の構造についてみると、防漏性の裏面シート、液体吸収性及び保持性を有する吸収体、及び液透過性表面シートからなるものが典型であり、そこにサイドシートを設けたものが開発されている。そして、これらの技術を組み合わせた、すなわち上記サイドシートに上述したエンボス加工を施したものがあり、例えば、フラップ部に格子状のエンボスを設けたものや(特許文献1参照)、フラップ基部において表面シートとサイド不織布とを直線的なエンボスにより固着したものがある(特許文献2参照)。しかし、それらのエンボス加工は専らシート材同士の接合のために採用されたものである。付随的作用はあるかもしれないが、物品の機能性を総合的に高めるものとはいえない。
また、サイドシートに花柄エンボスパターンを付したものが開発されている(特許文献3参照)。デザイン性が高く付加価値が高められているが、吸収性物品の機能性の向上に鑑みたとき、さらに開発の余地がある。
特開2003−284741号公報 特開2002−272786号公報 特開2005−312694号公報
本発明は、サイドシートを備えた吸収性物品において、液体の横漏れ防止性の向上と、物品のヨレ防止性の向上とを両立して実現しうる吸収性物品の提供を目的とする。また、必要に応じて、上記の高機能を維持しつつ、装飾性を付与することができる吸収性物品の提供を目的とする。
本発明は、液透過性の表面シート、液保持性の吸収体、及び防漏シートを備えた吸収性本体の両側縁部の略全長に亘って、その肌当接面側に、前記吸収体の両側の外縁をそれぞれ覆うように左右一対のサイドシートを設けた吸収性物品であって、前記サイドシートと、前記吸収性本体の前記表面シート、吸収体、及び防漏シートのいずれかとを接合し、長手方向に連続的もしくは間欠的に設けた第1エンボス列及び第2エンボス列を、前記各サイドシートにおいて前記吸収体の外縁の両側にそれぞれ配列し、前記第1エンボス列によって前記サイドシートと表面シートと吸収体とを接合し、前記第2エンボス列によって前記サイドシートと防漏シートとを接合し、第1エンボス列による接合強度に対し、第2エンボス列による接合強度が強い吸収性物品により、上記の目的を達成したものである。
本発明は、液透過性の表面シート、液保持性の吸収体、及び防漏シートを備えた吸収性本体の両側縁部の略全長に亘って、その肌当接面側に、前記吸収体の両側の外縁をそれぞれ覆うように左右一対のサイドシートを設けた吸収性物品であって、前記サイドシートと、前記吸収性本体の前記表面シート、吸収体、及び防漏シートのいずれかとを接合し、長手方向に連続的もしくは間欠的に設けた第1エンボス列及び第2エンボス列を、前記各サイドシートにおいて前記吸収体の外縁の両側にそれぞれ配列し、前記第1エンボス列によって前記サイドシートと表面シートとを接合し、前記第2エンボス列によって前記サイドシートと防漏シートとを接合し、第1エンボス列による接合強度に対し、第2エンボス列による接合強度が強い吸収性物品により、上記の目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品は、液体の横漏れ防止性の向上と、物品のヨレ防止性の向上とを両立して実現することができる。また必要に応じて、その高機能を維持しつつ、装飾的なデザインを施し、物品に情緒性を付与しうるという優れた効果を奏する。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい実施形態である生理用ナプキンについて図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の吸収性物品の好ましい形態としての生理用ナプキン(本実施形態1)を一部破断して模式的に示す平面図である。本実施形態1の生理用ナプキン10は、同図に示すように、液透過性の表面シート1、液保持性の吸収体2、及び防漏シート3を備えた吸収性本体4と、該吸収性本体4の肌当接面側の両側縁部それぞれに沿って略全長に亘って設けられた左右一対のサイドシート5とを有する。この一対のサイドシート5は吸収体2の両側の外縁2aの上部を表面シート1を介して覆うように設けられている。
そしてサイドシート5には、サイドシート5と、吸収性本体4の表面シート1、吸収体2、及び防漏シート3のいずれかの層とを接合して、機能上一体化して吸収性物品の機能性を高める第1エンボス列7及び第2エンボス列8が設けられている(ただし、本発明においてこの機能性エンボス列は2列に限定されず3列以上設けてもよい。)。その2列のエンボス列7及び8は吸収体2の外縁2aを挟んで、その両側にそれぞれ配列されている。具体的には、物品中央側2cにエンボス列7が、外側2oにエンボス列8がそれぞれ配設されている。
本実施形態1の生理用ナプキン10においては、上記の第1エンボス列7及び第2エンボス列8とは別に、サイドシート5に装飾的な第3エンボス列6が設けられている。この第3エンボス列6は、サイドシートにのみ設けられたものであり、他のシート材と接合されていない。したがって、加工における自由度が高くデザイン性の高いエンボス形状とすることができる。例えば、図示したもののように線状エンボス6aと中抜きエンボス6bとを組み合わせて、サイドシートの防漏性やヨレ防止性を高めるだけでなく、物品にかわいらしさや高級感を付与することができる。これにより、上述した第1エンボス列7及び第2エンボス列8による優れた防漏性およびヨレ防止性を維持しつつ、第3エンボス6により情緒性をも付与することができる。
ここで生理用ナプキン10の断面構造について図2に基づいてさらに詳しく説明する。図2は、図1において示したII−II線の拡大断面図である(ただし、本発明の吸収性物品の構造が本実施形態に限定して解釈されるものではない。)。表面シート1は、吸収体2の上面の全域を被覆しており、吸収体2の両側の外縁2aから若干延出している。一方、防漏シート3は吸収体2の下面の全域を被覆し、吸収体2の外縁2aから外方に延出している。そして、表面シート1、吸収体2、及び防漏シート3から実質的に縦長の(Y方向に長さのある)吸収性本体4が形成されている。
吸収性本体4の肌当接面側の両側縁部それぞれには、さらに、左右一対のサイドシート5が、該両側縁部に沿って略全長に亘り、かつ吸収体の外縁2aの上部全体を覆うように設けられている(図1及び2参照)。このとき図示した形態のように、吸収性本体4において排泄物の集中する長手方向(Y方向)にみて略中央部で、該吸収性本体の両側縁部に、防漏シート3とサイドシート5からなる一対のウイング11を設けることが好ましい。
また図示したものにおいては、防漏シート3とサイドシート5とを、吸収性本体4の両側縁及びウイング11の周縁においてサイドシール12を形成して接合している。また、表面シート1と防漏シート3とは、それぞれ吸収体2の前後端から延出し、その延出部分において接合するようエンドシール13を形成している。防漏シート3とサイドシート5とは接着剤(図示せず)によって接合することが好ましい。そして、本実施形態1の生理用ナプキン10は、吸収性本体4の非肌当設面にホットメルト粘着剤(図示せず)を設け、その粘着面を下着に固定して装着することが好ましい。
本実施形態1において、サイドシート5は上層5x及び下層5yをなすように物品中央側のシート端が折り返されている(図2参照)。このように折り返すことで、上述した機能性エンボス列の作用を高めることができ好ましい。折り返された上層5xと下層5yとの間は接着剤により接合することが好ましい。
機能性の第1エンボス列7及び第2エンボス列8についてさらに詳しく説明する。
本実施形態1の生理用ナプキン10において、第1エンボス列7は、吸収体の外縁2aより中央側2cに配設され、サイドシート5と表面シート1と吸収体2とを接合するように設けられている。第2エンボス列8は、吸収体の外縁2aより外側2oに配設し、サイドシート5と防漏シート3とを接合するように設けられている(図2参照)。上記のエンボスによる連結接合により各層が機能的に一体化されている。
第1エンボス列7もしくは第2エンボス列8は、短い列をいくつか部分的に偏在させて設けてもよいが、図1に示したもののように、サイドシートの長手方向に亘って延びるように設けることが好ましい。具体的にいうと、図示したもののようにエンボス列を複数のエンボスにより形成するときには、個々のエンボスを離しすぎず、後に詳しく述べる液体の横漏れ防止作用や物品のヨレ防止作用が発現する程度に個々のエンボスを近接させて設けることが好ましい。このとき、横漏れ防止作用を一層高める点では、第1エンボス列7及び第2エンボス列8を実質的連続状態にして設けることが好ましい(本発明において、エンボス列の「実質的連続状態」とは、間欠的な状態であっても、連続した線の状態であってもよいが、長手方向に直交する方向(X方向)にエンボスを投影したときに、その投影像が長手方向(Y方向)にエンボスの作用上実質的に間断なく連続していることを意味する。)。第1エンボス列7及び第2エンボス列8、さらに第3エンボス列6においては、エンボス列の実質的連続状態を、吸収性本体の長手方向(Y方向)の全長の50%以上に亘って設けることが好ましく、略全長に亘って設けることがより好ましい。
本実施形態1の生理用ナプキン10において、第1エンボス列7及び第2エンボス列8を設けた部分の繊維は通常圧密化されているため、平面方向で見た場合外側へ拡散する液体を遮断する状態となっている。そのような状態で、特に第1エンボス列7は、サイドシート5、表面シート1、及び吸収体2にいたる深さにまで設けられており、3層にわたって液体遮断機能が付与され、その部分を浸透してくる液体がより確実に堰き止められる。
他方、第2エンボス列8は、吸収性本体のより外側で、とりわけ通常液体をより多く保持している吸収体2の外縁2aより外側で、しかも外縁2aと空洞23を介し間隔を確保した位置に設けられている。さらに樹脂が溶融化された状態で一体化されているため、拡散するための空隙が存在しないため、液体を堰き止める作用は高まる。
そして、本実施形態1の生理用ナプキン10においては、中央側の第1エンボス列7と外側の第2エンボス列8とが上述したように吸収体の外縁2aを挟んで両側に設けられており、それによって効果的に液体の横漏れを防止することができる。
また、上述したような複数のシートを接合した、深さのある第1エンボス列7及び第2エンボス列8は、通常その部分においてシートの剛性が高められており変形しにくい。また変形した際にも形態を復元する機能が高まる。このような機能性のエンボス列を、型崩れのしやすい吸収層の外縁2aを挟んで両側に設け、しかも図示したものにおいては縦長の吸収性物品において、その長手方向のほぼ全長に亘って設けたため(図1参照)、高いヨレ防止性を発揮しうる。
上記の防漏性及びヨレ防止性の向上について、人体に吸収性物品を装着したときの作用機序を考慮し、さらに説明する。
防漏性に関しては、液体の漏れという現象が次のような要因により影響を受けることを考慮する必要がある:(i)吸収体の吸収容量、(ii)吸収性物品の装着時のズレや動きに起因して変化する排泄部と吸収体との位置関係、(iii)経血等の排泄パターン(例えば多量に一度に排泄される、少量ずつ時間をかけて排出される、一時的に粘度の高い液が排出される等)、さらにこれら3点だけに限らず様々な要因により物品の外側へ液が拡散していく経路が異なってくる。そのような影響を受け液体の漏れる態様は、例えば次のように異なってくる:(a)サイドシートをじわじわと拡散して漏れる、(b)吸収体端からサイドシートを貫通して漏れる、(c)サイド不織布とバックシートとの間を伝って物品端から漏れる。実用時には上記のような液漏れ態様が複雑に組み合わされる。
本発明においては、深溝の第1エンボス列7及び第2エンボス列8の組み合わせ相互作用により多様な液漏れ態様に効果的に対応することができる。すなわち、第1エンボス列7及び第2エンボス列8を吸収体2の外縁2aを挟んで両側に設けるので、吸収体中の液が外側へ漏れ出す経路をとる場合でも、サイドシート部分に存在する液が拡散していく経路をとる場合でも、液を確実に遮断し漏れを防ぐ。
物品のヨレという現象も、上述の液漏れ現象と同様に、複雑な要因が絡み合って生じる。人体の体形や動作、そのときの経血の吸収量などの相異によって、ヨレを生じる態様が異なる。具体的に、図示した生理用ナプキン10でいうと、ウイング部11のみがヨレたり、吸収性本体4が長手方向に全体的に折曲がったようにヨレたりする。このような多様なヨレの態様に対しても、上述の深溝の機能性のエンボス列を組み合わせて設けることにより、様々なヨレの原因となる外力に対する抵抗力を付与することができる。その結果、物品のヨレが抑制される。
本発明においては、深溝の第1エンボス列7及び第2エンボス列8の組み合わせ相互作用により多様なヨレ態様に効果的に対応することができる。すなわち、第1エンボス列7及び第2エンボス列8を吸収体2の外縁2aを挟んで両側に設けるので、第1エンボス列7と第2エンボス列8とを異なる硬さとすることができる。どちらのエンボスをより硬いものとするかは求められる性能やエンボス深さ等に応じて適宜定めればよいが、例えば、第2エンボス列をより硬いものとすることが好ましい。このように第1エンボス列7と第2エンボス列8とを硬さが異なるものとすることで、吸収性物品の変形によってかかる応力が加わった際、弾性変形から塑性変形となる応力の変曲点を2段階にわたって設けることができる。このため、弱い応力に対しても強い応力に対しても、ヨレることなく体に追従する変形が可能となり、装着性に優れた吸収性物品を提供することができ、好ましい。
本実施形態1の生理用ナプキン10においては、図示したもののようにサイドシートの内側縁5aの近傍に第1エンボス列7を設けたとき、前記内側縁5aが適度に立ち上がる。その結果、吸収性本体の中央側に向けて開放した空間21を保持した防漏壁構造が形成される。これにより、例えば体形の幾分異なる人が装着したときや、運動により物品が多少ずれたようなときにも、上記内側縁5aの起立状態が適度に変化してフィットし、より信頼性の高い液漏れ防止性を実現しうる。
本実施形態1においてエンボス7a及び8aは、サイドシート5の長手方向に沿う直線を2箇所以上横切る形状、すなわち略S字形状を有している。このように緩やかな曲線状のエンボスを、間欠的に設けることにより、曲げに対する応力が適度に分散され、エンボス自体が皺になりにくく好ましい。そのためサイドシートの長手方向に曲げ応力が生じにくく、柔らかな曲げ状態でソフトに肌に当接する形態とすることができる。さらに、このような略波線形状のエンボス列は、エンボスが付された以外の部分に皺を分散し、エンボスが付された部分には硬い皺ができにくいため、皺が生じたとしても柔らかく肌触りが良い。また、サイドシート5にはエンボスパターン6が形成されているため、表面シート1においても皺が入りにくくさらに良好な肌触りを実現しうる。そして各エンボス7a及び8aは、その両端部それぞれに向かって徐々に細くなっている。このような形状にすることで、エンボス両端部の細い部分で折れ曲がり、エンボス幅の広い部分が隆起しにくく、柔軟性を高くしうる。
エンボス7a及び8aの平面図の形状は図示したもののほか、略S字状のエンボスを複数重ね合わせた、例えば端部を3〜5個有するエンボスや、中央部が徐々に細くなるよう形成されたエンボスにしてもよい。そのようにして柔軟性を維持し皺の発生を抑制したり、デザイン的特徴を変化させたり、肌触りや防漏性を良化させたりしてもよい。なお、各エンボス及びそれにより形成される列には直線状の部分があってもよい。またサイドシート5の内側縁5aに弾性体を配置してそこにギャザーを形成することもできる。
本発明の吸収性物品においては、先にも述べたとおり、装飾的な第3エンボス列6を設けることが好ましい。この第3エンボス列6は主に看者の注目を引き付けるデザイン性のあるものが好ましい。このとき、あわせて機能性を付与することもできる。例えば、第3エンボス列6を前記の機能性の第1エンボス列7及び第2エンボス列8と並列して、サイドシート5の長手方向に亘って実質的連続状態に延びた列をなす。それにより、各エンボス列がその利点を相互に補完し合い、液体の流動を各所で遮断し、高い横漏れ防止機能を発揮しうる。なお、エンボス6aを略S字形状にしたときの作用、その両端部それぞれに向かって徐々に細くしたことによる作用については、第1エンボス列7及び第2エンボス列8と同様である。
中抜きエンボス6bについていうと、このエンボスは平面図で内側に非エンボス部を有しており、その周囲を凹部とした領域を有するものである。そして中抜きエンボス6bを複数集めて、図示したもののように花びら形状のエンボスパターンとすることが好ましい(図1参照)。このような中抜きエンボスが設けられた領域においては、エンボス部分は隆起せず、中抜きされた領域が柔らかく盛り上がるため、柔軟性をさほど低下させることなく、エンボスによる液体の伝搬防止効果を得られる。そして図示したものにおいては、中抜きエンボス6bにより花柄パターンをなし、前記略S字状エンボス6aを連続して設けた蔓状のエンボスパターンと相俟って、装飾的な美観を与えている。
表面層1としては、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品に用いられているものを特に制限無く用いることができるが、本実施形態2の生理用ナプキンにおいては第2エンボスの深さを深くする観点から、嵩高な構造をしていることが望ましく、エアスルー不織布などがその例として挙げられる。また、開孔加工や凹凸加工などのシート加工によりシートの見かけ厚みを増す方法を用いるのも良い。
防漏層3としては、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品に用いられているものを特に制限無く用いることができるが、防漏性のフィルムシートを用いることが好ましい。具体的な材料としては、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂組成物を用いたフィルムシートが挙げられる。
吸収体2の形成材料としては、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パット等の吸収性物品に用いられているものを特に制限無く用いることができるが、繊維集合体又はこれと高分子吸水ポリマーとを併用させたもの等を好ましく用いることができる。繊維集合体を構成する繊維としては、パルプ繊維等の親水性天然繊維や、合成繊維(好ましくは親水化処理を施したもの)等を用いることができる。本実施形態1の生理用ナプキンにおいては、第2エンボスの深さをより深くするという観点から吸収層2は嵩高で繊維集合体の坪量が高いことが望ましいが、著しく高坪量のものはエンボス部位が過度に硬化するため装着性が悪くなることが懸念される。坪量は50g/m〜500g/mの範囲が好ましい。
吸収体2と防漏層3は通常ホットメルトなどの接着剤におり接合させている場合が多いが、吸収した液によってその接着力が低下し、吸収体2が防漏層3から剥がれて物品中を遊動することを、外縁2aの両側に深溝の機能性エンボス列を付すことで防ぐ機能もある。
サイドシート5の材料としては、不織布、フィルムシート、紙等が挙げられる。防漏性の観点からは、サイドシートを液不透過性又は難透過性である疎水性不織布、防漏性のフィルムシート等により形成することが好ましい。
上記吸収性本体の各層及びサイドシートは一枚でもよいし、さらに機能性のシート等と組み合わせて2枚以上のものとしてもよい。複数のシートにより各層を構成するとき、機能性の第1エンボス列7及び第2エンボス列8は、そのシートすべてを接合するよう設けてもよく、一部のみを接合するように設けてもよい。例えば、第1エンボス列7はサイドシート5と吸収性本体のいずれかの層とを接合するように設けられるが、サイドシート5を構成する複数のシートの一部と、各層を一体化する形態で設けたものも本発明に含まれる。
エンボスの形成方法は特に限定されず、所望の形状に形成することができれば、部材を高密度化する押込み圧着であっても、部材を接合させる熱融着(ヒートシール)であってもよい。
本実施形態1の生理用ナプキン10の具体的な作製手順についていうと、例えばサイドシート5をなす長尺部材を準備し、そこにあらかじめ第3エンボス列6を形成しておく。その長尺部材を防漏シート3と組み合わせ両者を接合する第2エンボス列8を設けて複合部材とする。そして、これとは別に、吸収体2及び表面シート1をセットする。このセットと上記複合部材とを組み合わせ必要に応じて接着剤により接着する。次いで、サイドシート5と表面シート1と吸収体2とを接合するように所定の部材を圧密化して第1エンボス列7を形成する。さらにヒートシールによりサイドシール12及びエンドシール13を設けることで図示したような生理用ナプキンが得られる。
本発明においては第1エンボス列7及び第2エンボス列8の深さを第3エンボス列6より深くすることが好ましい。本発明においてエンボス列の深さとは、エンボス列の開口部のシート表面からエンボス列に含まれるエンボスのうち最も深いエンボスの底部までの距離をいい、図3に示したエンボス部分の拡大断面図でいうと、第3エンボス列6の深さは6dであり、第1エンボス列7の深さは7dとなる。本発明においては、この深さの関係を深さ7d>深さ6dとすることが好ましい。図3においては第2エンボス列8について示していないが、エンボス列8の深さ8d(図示せず)>深さ6dとすることが好ましい。
このように第3エンボス列6を浅いものとすることで、先にも述べたとおり、深いものでは加工が難しい複雑な平面図の形状のエンボスとすることができ、それによりデザイン性の高い装飾的なものとすることができる。そして第1エンボス列7及び第2エンボス列8については深くすることで、通常液体の横漏れ防止性及び物品のヨレ防止性が高まる。
さらに、第3エンボス列6が浅くてそれ自体が十分に目立たなくても、第1エンボス列7及び第2エンボス列8が深いため、まずそれが看者の注意を引き、第3エンボス列6の情緒性を惹きたてて印象づけることができる。
また、第1エンボス列7及び第2エンボス列8は深いことにより、それ自体液体の横漏れ性に優れるという印象を与え、機能的な美観を有する。さらにまた、第1エンボス列7及び第2エンボス列8は深く陰影が際立ち、その一方で浅い第3エンボス列6と組み合わされて、硬すぎる印象を与えずに肌にやさしい感じを与える。
本実施形態1の生理用ナプキンにおいては、例えば第1エンボス列7の深さ(最も深い部分の深さ)7dを0.5〜10mm程度、第2エンボス列8の深さ8dを0.2〜4.0mm程度、とすることが好ましく、装飾エンボス列6の深さ6dを0.1〜2.0mm程度とすることが好ましい。深さ7d(もしくは8d)と深さ6dとの差は特に限定されないが、外観において両エンボスにメリハリをつけ印象的にその美観を与える点から、その差を0.5mm以上とすることが好ましい。
図4は本発明の吸収性物品の別の好ましい形態としての生理用ナプキン(本実施形態2)を模式的に示す平面図である。そして図5は、図4に示すV−V線断面を示す拡大断面図である。
本実施形態2においては、吸収体の外縁2aより中央側2cの第1エンボス列72がサイドシート5と表面シート1とを接合するように設けられ、外縁2aより外側2oの第2エンボス列8がサイドシート5と防漏シート3とを接合するように設けられている。このように吸収層の外縁2aを挟んで両側に深さのある第1エンボス列72及び第2エンボス列8を設けることで、良好な液漏れ防止性と物品のヨレ防止性とを両立して実現しうる。このときの両エンボス列の奏する作用は本実施形態1のものと同様に説明しうる。なお、図示したものにおいては、第3エンボス列6を図示していないが、サイドシートにデザイン性のある第3エンボス列6を設けて、情緒性を付与しうることは本実施形態1と同様である。
本実施形態2における生理用ナプキンの作製手順は特に限定されないが、例えば、必要に応じてサイドシート5に第3エンボス列6を形成し、それを表面シート1と接合した複合シートとする。その複合シートの所定の位置を熱圧着することにより表面シートとサイドシート5とを一体化した第1エンボス列72を設ける。これを別途防漏シート3と吸収体2とを組み合わせ、第2エンボス列8を設け、必要な部分を接合して生理用ナプキン20の形態が得られる。
本実施形態2の第1エンボス列72及び第2エンボス列8並びに任意の第3エンボス列6の長手方向における配列や平面図における形状の特徴及びその利点については、本実施形態1におけるものと同様である。
なお、サイドシートの内側縁5aは吸収性本体と接合せずに遊動状態にしてもよいが、肌に当接したときのヨレによる違和感があるときには、例えばサイドシート5と表面シート1との界面で接着剤により接合してもよい。
本実施形態2は、吸収体の坪量が十分にあり、吸収体中の液拡散の懸念およびヨレの懸念が比較的小さい場合に好んで用いることができる。第1エンボス列7によって吸収体を圧密化させないので、吸収体を硬くしすぎることがないからである。
図6は吸収性物品の参考例の形態としての生理用ナプキン(本実施形態3)を模式的に示す平面図である。そして図7は、図6に示すVII−VII線断面を示す拡大断面図である。
本実施形態3においては、外側の第2エンボス列83をサイドシート5と表面シート1とを接合するように設けている。そして内側の第1エンボス列7については、サイドシート5と表面シート1と吸収体2とを接合するように設けている。このように吸収体の外縁2aを挟んで両側にほぼ物品の全長に亘って機能性の第1エンボス列7及び第2エンボス列83が配されているため、多様な液漏れ態様に対応し液体を効果的に遮断することができる。また、物品のヨレ防止性についても優れた作用効果を発揮する。なお、図示したものについては第3エンボス列6を設けていないが、必要に応じてサイドシート5にのみ同エンボス列を設けてもよい。これにより吸収性物品に情緒性を付与することができる。
本実施形態3における生理用ナプキン30の作製手順は特に限定されないが、例えば、サイドシート5に必要に応じて第3エンボス列6を形成しておき、それを表面シート1と接合した複合シートとする。その複合シートの所定の位置を熱圧着によりサイドシート5と表面シート1とを一体化して深溝の第2エンボス列83を設ける。この複合シートを、別途防漏シート3と吸収体2とを組み合わせたものに重ね合わせ、所定の部分に深溝の第1エンボス列7を設けて各層を機能的に一体化することにより生理用ナプキン30の形態が得られる。
本実施形態3の第1エンボス列7及び第2エンボス列83並びに任意の第3エンボス列6の長手方向における配列や平面図における形状の特徴及びその利点については、本実施形態1におけるものと同様である。
本実施形態3は、防漏層3の坪量が小さいまたは、透湿性を有しているなど、防漏層の強度が低い場合に好んで用いることができる。本実施形態3は、第2エンボス列8が防漏層と一体化させていないため、エンボスによる防漏層へのダメージがなく、切れや穴あきなどの懸念が全くなくなるからである。
本発明の吸収性物品においては、さらに本実施形態1、2、及び3を適宜に組み合わせた形態としてもよい。例えば、機能性のエンボス列7、8、72、83(図2、5、7参照)を適宜に組み合わせた形態としてもよい。なかでも本実施形態1又は2のエンボス列形態が好ましい。エンボス列を集中させすぎて硬い印象を与えてしまうことなく、より高い機能性エンボス列の組み合わせ効果が得られる点で好ましい。
本発明の吸収性物品においては、機能性のエンボス列7、8、72、83と装飾性のエンボス列6とを異なる白度とすることが好ましい。そのようにすることで、両エンボスの光の透過性を互いに異なるものとすることができ、凹凸の陰影効果による視認性を高め、先に述べた美感的相互作用を高めることができる。例えば、光の透過性の差を大きくし、透明化したエンボスと白化したエンボスとの組み合わせにより、両者をより印象付けることができる。透明化させる場合には、シート材料の種類にもよるが、サイドシート5を構成する繊維を融点付近もしくはそれ以上に加熱圧縮して、繊維の形状を失わせて透明化させることができる。白化させる場合には、やはりシート材の種類にもよるが、繊維の形状を失わない程度に加熱圧縮するか、芯鞘構造繊維の鞘成分の融点付近に加熱圧縮して、繊維の形状を部分的に維持して白化させて、エンボス部の周囲より白くすることができる。透明化させた場合は、視認性が高いだけでなく、サイドシート同士もしくは表面シートなど他の材料との接合性に優れ、防漏性をより高められる点で好ましい。白化させた場合には、視認性が一層高くなり、包囲エンボスやその集合体が形成する模様を形成することができ、好ましい。
本発明の吸収性物品においては、機能性のエンボス列7、8、72、83と装飾性のエンボス列6とを異なる硬さとすることが好ましい。どちらのエンボスをより硬いものとするかは求められる性能やエンボス深さ等に応じて適宜定めればよい。本発明の吸収性物品は、生理用ナプキン以外に、パンティライナー、おりものシート、失禁パッド等にも適用することができる。
本発明の吸収性物品の好ましい形態としての生理用ナプキンを模式的に示す平面図である。 図1に示すII−II線断面を示す拡大断面図である。 図2の領域IIIの周辺をさらに拡大して示す断面図である。 本発明の吸収性物品の別の好ましい形態としての生理用ナプキンを模式的に示す平面図である。 図4に示すV−V線断面を示す拡大断面図である。 吸収性物品の参考例の形態としての生理用ナプキンを模式的に示す平面図である。 図6に示すVII−VII線断面を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 表面シート
2 吸収体
2a 吸収体の外縁
2x 吸収体の内部
3 防漏シート
4 吸収性本体
5 サイドシート
5a サイドシート内側縁
5x、5y サイドシート折返し部
6 第3エンボス列
6a 略S字型エンボス
6b 中抜きエンボス
7、72 第1エンボス列
7a、72a 第1エンボス列を構成するエンボス
8、83 第2エンボス列
8、83a 第2エンボス列を構成するエンボス
10、20、30 生理用ナプキン(吸収性物品)
11 ウイング
12 サイドシール
13 エンドシール
21 防漏構造をなす空間
23 吸収性物品の側部の空洞

Claims (6)

  1. 液透過性の表面シート、液保持性の吸収体、及び防漏シートを備えた吸収性本体の両側縁部の略全長に亘って、その肌当接面側に、前記吸収体の両側の外縁をそれぞれ覆うように左右一対のサイドシートを設けた吸収性物品であって、
    前記サイドシートと、前記吸収性本体の前記表面シート、吸収体、及び防漏シートのいずれかとを接合し、長手方向に連続的もしくは間欠的に設けた第1エンボス列及び第2エンボス列を、前記各サイドシートにおいて前記吸収体の外縁の両側にそれぞれ配列し
    前記第1エンボス列によって前記サイドシートと表面シートと吸収体とを接合し、前記第2エンボス列によって前記サイドシートと防漏シートとを接合し、第1エンボス列による接合強度に対し、第2エンボス列による接合強度が強い吸収性物品。
  2. 液透過性の表面シート、液保持性の吸収体、及び防漏シートを備えた吸収性本体の両側縁部の略全長に亘って、その肌当接面側に、前記吸収体の両側の外縁をそれぞれ覆うように左右一対のサイドシートを設けた吸収性物品であって、
    前記サイドシートと、前記吸収性本体の前記表面シート、吸収体、及び防漏シートのいずれかとを接合し、長手方向に連続的もしくは間欠的に設けた第1エンボス列及び第2エンボス列を、前記各サイドシートにおいて前記吸収体の外縁の両側にそれぞれ配列し、
    前記第1エンボス列によって前記サイドシートと表面シートとを接合し、前記第2エンボス列によって前記サイドシートと防漏シートとを接合し、第1エンボス列による接合強度に対し、第2エンボス列による接合強度が強い吸収性物品。
  3. 前記第1エンボス列及び、前記第2エンボス列はサイドシートの長手方向に間欠的に設けられており、前記第1エンボス及び、前記第2エンボス列は、物品の長手方向に沿って伸びる略S字形状を有する個々のエンボスが物品の長手方向に沿って整列した形状である請求項1または2記載の吸収性物品。
  4. 前記サイドシートに第3エンボス列を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記第1エンボス列及び第2エンボス列の深さを、前記第3エンボス列より深くした請求項に記載の吸収性物品。
  6. 前記第1エンボス列又は第2エンボス列を物品長手方向に直交する方向に投影したとき、その投影像が長手方向に間断なく連続するようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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