JP5934505B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
前記吸収性物品は、四方の外形線が、幅方向両側の外形を画成する側縁外形線と、前端の外形を画成する前端縁外形線と、後端の外形を画成する後端縁外形線とから構成され、
前記側縁外形線は、吸収性物品の長手方向中央に位置する中央部外形線と、この中央部外形線より前側に位置する前側外形線と、前記中央部外形線と前側外形線との間を接続するとともに、外形線の方向を急激に変化させる前側急変部と、前記前側外形線と前端縁外形線とを接続するとともに、外形線の方向を反転させる反転部と、前記中央部外形線より後側に位置する後側外形線と、前記中央部外形線と後側外形線との間を接続するとともに、外形線の方向を急激に変化させる後側急変部と、前記後側外形線と後端縁外形線との間を接続するとともに、外形線の方向を反転させる反転部とから構成され、
前記前側急変部は、前記側縁外形線の外側に中心点を有する10mm以下の曲率半径R1の円弧で構成され、前記中央部外形線は前記側縁外形線の外側に中心点を有する前記曲率半径R1に対して20倍以上の曲率半径R3の円弧又は直線で構成され、前記前側外形線は前記側縁外形線の外側に中心点を有する前記曲率半径R1に対して10倍以上の曲率半径R2の円弧又は直線で構成され、前記中央部外形線の始端と終端とを結んだ線と前記前側外形線の始端と終端とを結んだ線との交角θ1が45度以上60度以下に設定され、
前記後側急変部は、前記側縁外形線の外側に中心点を有する10mm以下の曲率半径R4の円弧で構成され、前記後側外形線は前記側縁外形線の外側に中心点を有する前記曲率半径R4に対して15倍以上の曲率半径R5の円弧又は直線で構成され、前記中央部外形線の始端と終端とを結んだ線と前記後側外形線の始端と終端とを結んだ線との交角θ2が30度以上50度以下に設定されていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
前記立体ギャザーは、少なくとも前記前側急変部を含む範囲が起立範囲とされている請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
前記エンボス溝は、少なくとも前記前側急変部が介在する幅方向領域に、形成されないか、他の領域よりエンボス深さを浅くするかエンボス溝幅を狭くして形成されている請求項1〜6いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
前記エンボス溝は、少なくとも前記前側急変部が介在する幅方向領域において、離隔幅が極大となるように形成されている請求項1〜8いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
本発明に係る失禁パッド1は、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、尿などを速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2,3間に介在された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、この吸収体4の形状保持および拡散性向上のために前記吸収体4を囲繞するクレープ紙5と、表面両側部にそれぞれ長手方向に沿って形成されたサイド不織布7,7とから構成されている。前記吸収体4の周囲において、その上下端縁部では、前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記不透液性裏面シート2と前記サイド不織布7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合されている。
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他にポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。
失禁パッド1は、図1に示されるように、四方の外形線が、幅方向両側の外形を画成する側縁外形線10、10と、前端の外形を画成する前端縁外形線11と、後端の外形を画成する後端縁外形線12とから構成されている。
Claims (12)
- 透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在された吸収性物品において、
前記吸収性物品は、四方の外形線が、幅方向両側の外形を画成する側縁外形線と、前端の外形を画成する前端縁外形線と、後端の外形を画成する後端縁外形線とから構成され、
前記側縁外形線は、吸収性物品の長手方向中央に位置する中央部外形線と、この中央部外形線より前側に位置する前側外形線と、前記中央部外形線と前側外形線との間を接続するとともに、外形線の方向を急激に変化させる前側急変部と、前記前側外形線と前端縁外形線とを接続するとともに、外形線の方向を反転させる反転部と、前記中央部外形線より後側に位置する後側外形線と、前記中央部外形線と後側外形線との間を接続するとともに、外形線の方向を急激に変化させる後側急変部と、前記後側外形線と後端縁外形線との間を接続するとともに、外形線の方向を反転させる反転部とから構成され、
前記前側急変部は、前記側縁外形線の外側に中心点を有する10mm以下の曲率半径R1の円弧で構成され、前記中央部外形線は前記側縁外形線の外側に中心点を有する前記曲率半径R1に対して20倍以上の曲率半径R3の円弧又は直線で構成され、前記前側外形線は前記側縁外形線の外側に中心点を有する前記曲率半径R1に対して10倍以上の曲率半径R2の円弧又は直線で構成され、前記中央部外形線の始端と終端とを結んだ線と前記前側外形線の始端と終端とを結んだ線との交角θ1が45度以上60度以下に設定され、
前記後側急変部は、前記側縁外形線の外側に中心点を有する10mm以下の曲率半径R4の円弧で構成され、前記後側外形線は前記側縁外形線の外側に中心点を有する前記曲率半径R4に対して15倍以上の曲率半径R5の円弧又は直線で構成され、前記中央部外形線の始端と終端とを結んだ線と前記後側外形線の始端と終端とを結んだ線との交角θ2が30度以上50度以下に設定されていることを特徴とする吸収性物品。 - 前記前側急変部は、排尿口対応部から10〜20mm前側の位置に形成されている請求項1記載の吸収性物品。
- 前記交角θ1、θ2は、θ1>θ2の関係にある請求項1,2いずれかに記載の吸収性物品。
- 前記後側急変部は、臀部の溝の開始位置に対応する部位から10〜20mm前側の位置に形成されている請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品の肌当接面側の両側部に、肌側に起立する立体ギャザーが設けられ、
前記立体ギャザーは、少なくとも前記前側急変部を含む範囲が起立範囲とされている請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品。 - 前記前側急変部における吸収性物品の幅寸法は、前記後側急変部における吸収性物品の幅寸法と同等である請求項1〜5いずれかに記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品は、前記透液性表面シートの面側に、左右対で略長手方向に沿うとともに、長手方向中央部で離隔幅が極小となるエンボス溝が形成され、
前記エンボス溝は、少なくとも前記前側急変部が介在する幅方向領域に、形成されないか、他の領域よりエンボス深さを浅くするかエンボス溝幅を狭くして形成されている請求項1〜6いずれかに記載の吸収性物品。 - 前記吸収性物品は、前記透液性表面シートの面側に、左右対で略長手方向に沿うとともに、長手方向中央部で離隔幅が極小となるエンボス溝が形成され、
前記エンボス溝は、少なくとも前記前側急変部が介在する幅方向領域において、離隔幅が極大となるように形成されている請求項1〜7いずれかに記載の吸収性物品。 - 前記吸収体は、少なくとも前記前側急変部が介在する幅方向領域に、該吸収体を長手方向に折り曲げやすくするための折り容易化手段が施されている請求項1〜8いずれかに記載の吸収性物品。
- 少なくとも前記前側急変部より前側の領域に、補強層が設けられている請求項1〜9いずれかに記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品の幅方向両側部であって、少なくとも前記前側急変部を含む領域にそれぞれ、吸収性物品の長手方向に沿って弾性伸縮部材が配設されている請求項1〜10いずれかに記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品は、周縁部のほぼ全周に亘って全周シール部が設けられ、少なくとも前記前側急変部を含む領域に、前記全周シール部の間欠部が形成されるか、前記全周シール部の一部を窪ませた凹部が形成されている請求項1〜11いずれかに記載の吸収性物品。
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