JP6850641B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品に関する。
従来、パンティライナー、生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品においては、吸収された体液の移行を制御したり、身体の形状に合わせて本体を変形させたりすること等を目的として、吸収性物品本体に線状の圧搾溝を形成することが知られている。
例えば、特許文献1には、肌当接面に一対の第1中央溝及びハート形状の第1デザイン溝を含む圧縮溝が形成された縦長状の吸収性物品が開示されている。
特許文献2には、前方領域に幅方向に延びる前方圧搾溝と、排泄部対向領域における長手方向に沿う両側部に長手方向に延びる一対の縦圧搾溝とを有し、前方圧搾溝及び各縦圧搾溝は、幅方向内側に向かって括れる括れ部を形成しながら連接されており、前方圧搾溝は、幅方向中央部にて後方側に向かって窪んだ窪み部を有している吸収性物品が開示されている。
特許文献1、2の吸収性物品のいずれにも、体液排出口に対応する領域の周りに前後方向に長い環状の圧搾溝が形成されている。
特開2013−255861号公報 特開2015−97719号公報
吸収性物品を身体の丸みに沿って装着し、さらに吸収性物品に両脚からの力が加わった場合、その力は、圧搾溝を介して前方及び後方の端部領域にまで伝わりやすい。そのため、端部領域、特に環状の圧搾溝の内側にはシワやヨレが発生しやすくなる。その結果、吸収性物品が身体に良好にフィットせず体液の漏れ等が生じることがある。
特許文献1の吸収性物品に設けられた圧搾溝は、端部領域におけるシワ等を防止する観点から形成されたものではない。そのため、吸収性物品に両脚からの力がかかった場合、環状の圧搾溝の内側におけるシワやヨレ十分に防止できないことがある。
また、特許文献2の吸収性物品では、前方圧搾溝の窪み部を起点として折れ曲がり易くすることにより、前方での縦皺が発生し難い構造としている。しかしながら、窪み部を起点として折れ曲がった部分が突出して肌に当たることにより、吸収性物品の装着感を損なう可能性がある。
上記の点に鑑みて、本発明は、端部領域においてシワやヨレを防止し、装着感に優れた吸収性物品を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の形態は、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に設けられた吸収体とを有する本体を備えた吸収性物品であって、前記本体は、前後方向に所定の長さ、及び当該前後方向に直交する方向に所定の幅を有する細長形状であり、前記本体には、前記表面シート側から前記裏面シート側に窪む圧搾溝が形成されており、前記圧搾溝は、前記本体の前後方向に延びる中心線を対称軸として線対称に形成されており、前記前後方向に延びる一対の前後方向圧搾溝と、前記一対の前後方向圧搾溝の前方において幅方向に延びる前方幅方向圧搾溝と、前記一対の前後方向圧搾溝の後方において幅方向に延びる後方幅方向圧搾溝とを有し、前記前方幅方向圧搾溝は前記一対の前後方向圧搾溝の各前端と連結し、前記後方幅方向圧搾溝は前記一対の前後方向圧搾溝の各後端と連結して、前後方向に細長の環状の圧搾溝を形成し、前記吸収性物品の前方及び/又は後方において、前記環状の圧搾溝の内側に、前記中心線上に形成された面状圧搾部が形成されており、前記面状圧搾部は、前記面状圧搾部の前後方向の範囲内での前記一対の前後方向圧搾溝間の最大の距離を幅方向に三等分した中央の領域内に形成されており、前記中心線に直交する線上において前記面状圧搾部の幅方向の長さの合計が前記前後方向圧搾溝の幅方向の長さの合計より大きい部分を含む。
上記第1の形態では、吸収性物品の前方及び/又は後方において、環状の圧搾溝の内側の所定の領域に所定の大きさで面状圧搾部を形成することによって、面状圧搾部を設けた箇所及びその周辺の領域の剛性を高め、吸収性物品本体にコシを持たせることができる。そのため、前方及び/又は後方の端部領域においてシワやヨレが発生し難くなり、吸収性物品を身体へ良好にフィットさせることができ、漏れ等を防ぐことができる。また、面状圧搾部が中心線上にあることで、環状の圧搾溝の内側の領域が中心線に沿って折れ曲がってその部分が肌に当たることも防ぐことができ、優れた装着感を得ることができる。
本発明の第2の形態では、前記面状圧搾部の面積は25〜100mmである。
上記第2の形態によれば、面状圧搾部の面積を所定の範囲とすることで、剛性を高める効果を向上させる一方、環状の圧搾溝の内側の領域の可撓性及び弾性を確保することができる。
本発明の第3の形態では、前記面状圧搾部は、高圧搾部と、その周縁に形成された、前記高圧搾部よりも窪みの深さが浅い低圧搾部とを含み、前記高圧搾部は前記中心線上に形成されている。
上記第3の形態によれば、面状圧搾部が高圧搾部と低圧搾部とを有していることにより、圧搾部の形成の際に表面シートが破れることが防止される。また、高圧搾部が中心線上に配置されることで、中心線付近での本体の折れ曲がりをさらに効果的に防ぐと共に、剛性を高める効果を吸収性物品の左右でバランス良く発揮させることができる。
本発明の第4の形態では、前記前後方向圧搾溝は、高圧搾部と、前記高圧搾部よりも窪みの深さが浅い低圧搾部とを含み、前記中心線に直交する線上において前記面状圧搾部の高圧搾部の幅方向の長さの合計が前記前後方向圧搾溝の高圧搾部の幅方向の長さの合計より大きい部分を含む。
上記第4の形態によれば、面状圧搾部の高圧搾部が、所定の面積で形成されているので、端部領域に剛性を付与する面状圧搾部の効果をより一層高めることができる。
本発明の一形態によれば、端部領域においてシワやヨレを防止し、装着感に優れた吸収性物品を提供することができる。
本発明の一形態による吸収性物品の一部破断図である。 本発明の一形態による吸収性物品のI−I線断面図である。 本発明の一形態による吸収性物品の面状圧搾部を説明する図である。 本発明の一形態による吸収性物品の面状圧搾部を説明する図である。 本発明の一形態による吸収性物品を装着した際の変形を説明する図である。 本発明の別の形態による吸収性物品を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
吸収性物品1は、図1及び図2に示すように、不透液性の裏面シート2と、透液性の表面シート3と、これら両シート2、3間に設けられた吸収体4とを有する本体(吸収性物品本体)8とを備えている。吸収体4の形状保持等のために、吸収体4は、クレープ紙又は不織布等からなる被包シート5によって包まれていてもよい。
本体8は、図1に示すように、全体としては、前後方向に所定の長さを有する細長い形状であり、前後方向と直交する方向に略一定の幅を有している。そして、吸収性物品1は、前後方向に延びる中心線CLに対し略線対称の形状になっている。また、吸収性物品1は、体液排出口に対応する領域(体液排出口対応領域)20を含み、この体液排出口対応領域20を含む中央領域Mと、中央領域Mの前方にある前方端部領域Fと、中央領域Mの後方にある後方端部領域Rとを有する。中央領域Mは、その両側方から延びるウィングWGを有している。前方端部領域Fは、ウィングWGの前方の起点となる位置から前方の領域であり、後方端部領域Rは、ウィングWGの後方の起点となる位置から後方の領域とすることができる。
吸収体4の前方及び後方の端縁部では、裏面シート2の外縁と表面シート3の外縁とが、ホットメルト等の接着剤やヒートシール、超音波シール等の接着手段によって接合されている。また、表面シート側の両側部には、それぞれ前後方向(長手方向)に沿ってサイド不織布7が設けられている。サイド不織布7は、本体8の側方に部分的に突出し、同じく側方に突出する裏面シート2に積層され、ホットメルト等の接着剤やヒートシール、超音波シール等の接着手段によって接合されており、これにより、本体8の両側部にウィングWGが形成されている。
裏面シート2としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シート等の少なくとも遮水性を有するシート材を用いることができる。ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布の積層シート等を用いることができる。また、ムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられることがさらに望ましい。このような遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。
表面シート3は、経血、おりもの、尿等の体液を速やかに透過させる透液性のシートである。表面シート3としては、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックシート等が好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、及びこれらの混紡繊維、並びに綿等の天然繊維を単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。また、不織布の加工法としては、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等が挙げられる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、スパンボンド法はドレープ性に富む不織布を製造できる点で好ましく、サーマルボンド法は嵩高でソフトな不織布を製造できる点で好ましい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維、サイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維を用いることができる。
裏面シート2と表面シート3との間に介在される吸収体4は、体液を吸収して保持できる材料であれば限定されないが、綿状パルプと吸水性ポリマーとを含むことが好ましい。吸水性ポリマーとしては、高吸水ポリマー粒状粉(superabsorbent polymer(SAP))、高吸水ポリマー繊維(superabsorbent fiber(SAF))及びこれらの組合せを用いることができる。パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられる。化学パルプの原料材としては、広葉樹材、針葉樹材等が用いられるが、繊維長が長いこと等から針葉樹材が好適に使用される。
また、吸収体4には合成繊維を混合してもよい。合成繊維としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン等のポリアミド、及びこれらの共重合体を使用することができ、これらのうちの2種を混合して使用することもできる。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維、サイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。なお、疎水性繊維を親水化剤で表面処理し、体液に対する親和性を付与したものを用いることもできる。
吸収体4の厚みは、0.5〜25mmの範囲内とすることができ、1.5〜6.5mmの範囲であると好ましい。吸収体4は、前面にわたり均一な厚みを有していなくともよく、体液排出口対応領域等を膨出させた構造とすることもできる。また、吸収体4は、積繊又はエアレイド法によって製造されたものが好ましい。
サイド不織布7としては、撥水処理不織布又は親水処理不織布を使用することができる。例えば、経血やおりもの等が浸透するのを防止する効果又は肌触り感を高める場合は、シリコン系、パラフィン系、アルキル塩化クロム系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いることが好ましい。また、ウィングWGにおける経血等の吸収性を高める場合には、不織布の材料として、親水処理された不織布を用いることが好ましい。不織布の種類としては、折り癖が付きにくく、シワに成りにくく柔らかいエアスルー不織布が好ましい。
ウィングWGの外縁には、サイド不織布7と裏面シート2との接合のため及び剛性を高めるために、所定の箇所に、ドット状や所定の形状を有する圧搾部(エンボス)を設けることができる。
吸収性物品1の全長は、130〜450mmとすることができ、140〜360mmであってよく、170〜270mmとすることができる。
図1に示すように、本形態の吸収性物品1には、複数の圧搾溝(圧縮溝、エンボスともいう)が設けられている。この圧搾溝は、身体の形状に適合した変形を容易にすることや、表面又は内部での体液の移行をコントロールすることを目的として、表面シート3から裏面シート2側に窪む溝として形成されたものである。このような溝は、吸収体4の上に表面シート3を積層させた積層体を、一対の加圧ロールの間に通過させることによって形成することができる。例えば、積層体を、表面シート3側及び吸収体4側に、凸状のロール及び平坦なロールがそれぞれ配置されるようにして通過させることにより形成することができる。
圧搾溝は、本体8の前後方向に延びる中心線CLを対称軸として線対称に、前後方向に延びる一対の前後方向圧搾溝11、11を含む。この前後方向圧搾溝11、11は、中央領域Mにある体液排出口対応領域20の前後方向の範囲を越える範囲で設けることができる。また、前後方向圧搾溝11、11は、図1に示すように、中央領域Mにわたり、さらに中央領域Mを前後に越えて設けることができる。前後方向圧搾溝11、11があることで、装着時に吸収性物品の側部が容易に折れ曲がり、体液排出口対応領域20を盛り上げることができ、身体へのフィット性を高めることができる。
前後方向圧搾溝11、11は直線状であってもよく、湾曲していてもよい。その場合、図1に示すように、幅方向内側に凹状に湾曲していてもよいし、幅方向外側に凸状となるように湾曲していてもよい。幅方向内側に凹状に湾曲している場合には、装着時に両脚(両腿)の丸みに沿って自然に吸収性物品1を変形させることができる点で好ましい。
前後方向圧搾溝11、11は、高圧搾部11aと低圧搾部11bとを含む(図2)。この高圧搾部11a及び低圧搾部11bの圧搾深さは、特に限定されないが、高圧搾部11aは、低圧搾部11bの底面より、0.5mm〜3mm程度溝深さを相対的に深く形成した部分であってよい。
圧搾溝は、さらに、上記一対の前後方向圧搾溝の前方において、中心線CLを対称軸として線対称に幅方向に延びる前方幅方向圧搾溝14と、上記一対の前後方向圧搾溝の後方において、中心線CLを対称軸として線対称に幅方向に延びる後方幅方向圧搾溝15とを含む。前方幅方向圧搾溝14及び後方幅方向圧搾溝15によって、吸収体に吸収された体液が前後方向に漏れることを防ぐことができる。
前方幅方向圧搾溝14及び後方幅方向圧搾溝15は、幅方向に直線的に延びていてもよいし、それぞれ前方の端部及び後方の端部方向に凸状となるよう湾曲していてもよい。また、前方幅方向圧搾溝14及び後方幅方向圧搾溝15は、図1に示すように、凹凸を有する形状であってもよい。すなわち、中心線CLと交差する位置で最も外側に突出する凸部とその両側の凹部とを有する形状であってよい。
図1に示すように、前方幅方向圧搾溝14は一対の前後方向圧搾溝11、11の各前端と連結し、後方幅方向圧搾溝15は一対の前後方向圧搾溝11、11の各後端と連結し、これにより、細長の環状の圧搾溝(全周溝)が形成されている。このような環状の圧搾溝が形成されていると、吸収性物品1の全方向にわたって吸収された体液の漏れを防止することができる。
図5に、吸収性物品1の装着時の状態を模式的に示す。図5に示すように、吸収性物品1を身体Bの丸みに沿って装着した場合、体液排出口対応領域20を含む中央領域よりそれぞれ前方及び後方の前方端部領域F及び後方の後方端部領域R(合せて、端部領域ともいう)は、肌側に曲げられる。そのため、端部領域には、応力が掛りやすい。さらに、装着状態では通常、吸収性物品1には、両脚(両腿)からの力が両側から加わる。その際、吸収性物品1に加わった力が、一対の前後方向圧搾溝11、11を介して前後方向に伝わり、前方及び後方の端部領域が引っ張られやすくなる。そのため、吸収性物品1を長時間着用したり、使用者が歩行を続けたりした場合等には、端部領域にシワやヨレが生じやすい。
これに対し、本形態では、吸収性物品1の前方及び/又は後方において、中心線CL上に、環状の圧搾溝の内側の所定の位置に所定の大きさの面状圧搾部12が形成されている。
面状圧搾部12は、環状の圧搾溝のような線状の溝とは異なり、所定の領域を占める比較的大きな面状の圧搾溝である。このような面状圧搾部12を、環状の圧搾溝の内側の所定の位置に集中させて形成することにより、その位置での本体8の剛性を高めることができる。これにより、面状圧搾部12が設けられた領域及びその周辺の領域にシワが入りにくくなり、ヨレも生じにくくなる。そのため、本体8が体液を多量に含んだ場合等、通常であれば本体8のコシが低下するような場合でも、初期の適切な装着状態を保持することができる。
また、面状圧搾部12が中心線CL上に設けられているので、環状の圧搾溝の内側において、中心線CLの両側が引っ張られて中心線CLに沿って折れ曲がり、折れ曲げ線が突出して肌に当たることを防ぐことができる。そのため、吸収性物品1を身体に沿わせて装着した際の端部領域おける違和感を防ぐことができる。
また、面状圧搾部12は、環状の圧搾溝(前後方向圧搾溝11、11、前方幅方向圧搾溝14、及び後方幅方向圧搾溝15)から独立して、すなわち環状の圧搾溝とは連結しないで形成されている。そのため、装着時に、本体の側部が両脚から受けた力が圧搾溝に沿って端部領域に伝わっても、その力は、環状の圧搾溝から面状圧搾部12には直接的に伝わらない。そのため、両脚の力に起因する環状の圧搾溝の内側での変形は、起こりにくい。
面状圧搾部12は、一対の前後方向圧搾溝11、11間の最大の距離Dを幅方向に三等分し、そのうちの中央の領域内に形成されている。すなわち、図3に示すように、中心線CLを中心線とする、幅dを有する領域内に形成されている。ここで、一対の前後方向圧搾溝11、11間の最大の距離Dは、面状圧搾溝12が設けられている前後方向の範囲における最大の距離とする。上記最大の距離Dは、前後方向圧搾溝11、11間の最も大きな距離となる場合もある。
上記幅dは、図3の例では、Dの3分の1(D/3)であるが、Dの4分の1(D/4)とすると好ましい。
面状圧搾部12を上述のような所定の位置に集中して形成することにより、装着時に端部領域が曲げられ且つ両側部に両脚からの力が加えられたような場合でも、シワ等を効果的に防止し、また中心線CLでの折れ曲がりも防ぐことができる。
面状圧搾部12は、所定の大きさを有する。すなわち、中心線CLに直交する方向で切ったとき、面状圧搾部12の幅方向の長さが、前後方向圧搾溝11の幅方向の長さの合計より大きい部分を含む。例えば、図3に示すように、中心線CLに直交する方向に延びる仮想線Xで吸収性物品1を切った場合、仮想線X上において、面状圧搾部12の幅方向の長さL2は、前後方向圧搾溝11の幅方向の長さの合計、すなわち図3中の左側の前後方向圧搾溝11の長さL1と右側の前後方向圧搾溝11の長さL1´との合計よりも大きい部分(L2>L1+L1´)を含む。
また、面状圧搾溝12の30%以上が上記条件を満たしていることが好ましく、50%以上が上記条件を満たしていることがより好ましい。
なお、中心線CLに直交する仮想線X上において、面状圧搾部12の幅方向の長さが、複数存在する場合には、面状圧搾部12の幅方向の長さの合計と、前後方向圧搾溝11の幅方向の長さの合計とを比較することができる。
このように、面状圧搾部12は、一対の前後方向圧搾溝11、11間の距離及び幅に対する所定の幅で形成されている。つまり、面状圧搾部12は、前後方向圧搾溝11、11間の配置及び幅に対してバランスのとれた大きさを有している。そのため、環状の圧搾溝の内側の領域における応力のバランスを良好にとることができ、シワやヨレを防ぐことができる。よって、使用者が連続して歩行する等して本体8に継続的に力がかかった場合でも、端部領域のシワやヨレを防止でき、装着時の違和感又は不快感を防止することができる。
面状圧搾部12は、高圧搾部12aと、その周縁に形成された、高圧搾部12aよりも窪みの深さが浅い低圧搾部12bとを含む(図2)。図1及び図3においては、黒色の領域が高圧搾部12aであり、この高圧搾部12bの周縁を囲う線内の白色の領域が低圧搾部12bである。高圧搾部12a及び低圧搾部12bの圧搾深さは、特に限定されず、前後方向圧搾溝11、11の高圧搾部11a及び低圧搾部11bについて述べた深さと同様の深さとすることができる。
面状圧搾部12も、上述の圧搾溝と同様に、吸収体4及び表面シート3の積層体を、一対の加圧ロールの間に通過させることによって形成することができるが、その際、面状圧搾部12には特に応力が集中しやすい。そのため、始めに、図示の低圧搾部11b及び高圧搾部12bを含む領域をより低い圧力で圧搾し、続いて高圧搾部12bの領域をより高い圧力で圧搾するという2段階の工程を経ることによって、高圧搾部12aとその周りを囲う浅い低圧搾部12bとの構造を形成する。これにより、集中した応力によって表面シート3が破れることを防止することができる。
また、面状圧搾部12のうち、高圧搾部12aが中心線CL上に形成されていることが好ましい。面積の比較的大きい高圧搾部12aが中心線CLを跨いで形成されていることで、幅方向に左右バランス良く、環状の圧搾溝の内側におけるシワ防止の効果を発揮させることができる。
面状圧搾部12の高圧搾部12aは、中心線CLに直交する線上において、高圧搾部12aの幅方向の長さが、前後方向圧搾溝11の高圧搾部11aの幅方向の長さの合計より大きい部分を含む。例えば、図3に示すように、中心線CLに直交する方向に延びる仮想線Xで吸収性物品1を切ったとき、仮想線X上において、面状圧搾部12の高圧搾部12aの幅方向の長さL2aは、前後方向圧搾溝11の高圧搾部11aの幅方向の長さの合計、すなわち図3中の左側の前後方向圧搾溝11の高圧搾部11aの長さL1aと右側の前後方向圧搾溝11の長さL1a´との合計よりも大きい部分(L2a>L1a+L1a´)を含む。
面状圧搾溝12の高圧搾部12aの30%以上が上記条件を満たしていることが好ましく、50%以上が上記条件を満たしていることがより好ましい。
なお、中心線CLに直交する線上に、面状圧搾部12の高圧搾部12aの幅方向の長さが複数存在する場合には、高圧搾部12aの幅方向の長さの合計と、前後方向圧搾溝11の高圧搾部11aの幅方向の長さの合計とを比較することができる。
面状圧搾部12の面積は、20〜100mmであると好ましく、40〜80mmであるとより好ましい。面積を20mm以上とすることによって、剛性を高める上記効果をより一層発揮させることができ、100mm以下とすることによって、環状の圧搾溝の内側の領域の可撓性及び弾性を維持することができる。
また、高圧搾部12aの面積(後述のように高圧搾部12aが複数の部分からなる場合には、それらの部分の面積の合計)は、15〜30mmであると好ましく、18〜28mmであるとより好ましい。また、低圧搾部12bの面積は、2〜70mmであると好ましく、22〜52mmであるとより好ましい。
また、面状圧搾部12の幅方向の最大長さは、6〜12mmであると好ましく、7.5〜9.5mmであるとより好ましい。また、面状圧搾部12の前後方向の最大長さは、6〜12mmであると好ましく、7〜10mmであるとより好ましく、8.5〜9.5mmであるとさらに好ましい。
図1及び図3の例では、面状圧搾部12の高圧搾部12aは、4つの楕円が融合して形成された花びら様の形状を有しており、その周縁に設けられた低圧搾部12bは、高圧搾部12aに相似の形状を有している。高圧搾部12a及び低圧搾部12bの形状は、図1のものに限定されない。例えば、図4の(a)〜(d)に示すように、高圧搾部12aの形状をそれぞれ円形、楕円形、星形、ハート形とし、低圧搾部12bをその周縁に形成することができる。高圧搾部12a及び低圧搾部12bの形状は互いに相似であってもよい。また、低圧搾部12bは、高圧搾部12aを取り囲んでいれば、高圧搾部12aの形状と異なる形状に形成することもできる。
また、図4(e)に示すように、高圧搾部12aを複数の部分の集合体とすることもできる。その場合には、それらの部分の形状及び面積は互いに異なっていてもよい。このような高圧搾部12aの複数の部分は、中心線CL上にあってもなくてもよいが、複数の部分のうちいずれか1つが中心線CL上にあると、上述の剛性を高める効果をより発揮できるので、好ましい。
面状圧搾部12の前後方向における位置は、吸収性物品1の全長、ウィングWGの形状や長さ、吸収体の厚さ等によって異なるが、中央領域Mの端から5〜25mmの範囲内とすることができる。また、吸収性物品1を下着に装着した時に、クロッチ部分の端部より前後方向内側の範囲内にあることが好ましい。これにより、ポイント圧搾部12とクロッチ部分の端部の縫い目とが重なって肌に当たることによる違和感を防ぐことができる。
図1の例では、面状圧搾部12は、前方端部領域F及び後方端部領域Rの両方に設けられているが、面状圧搾部12は、吸収性物品1の使用目的に応じて、前方又は後方のどちらか一方とすることもできる。吸収性物品1の前方は、通常、装着時に肌側へより大きな角度で曲げられるため(図5)シワが生じやすい。そのため、面状圧搾部12は、少なくとも前方端部領域Fに設けられていると好ましい。
吸収性物品1には、面状圧搾部12の中央領域M側に形成された補助圧搾溝16が設けられていてよい。図1の例では、前方及び後方にそれぞれ、外側に凸になるよう湾曲して幅方向に延びる補助圧搾溝16、16が形成されている。補助圧搾溝16、16は、前方及び後方への体液の拡がりを防止し、装着時に前方端部領域F及び後方端部領域Rが肌方向に、身体に沿って曲げられるよう補助する機能を有する。
なお、上述のように、図1の例では、前方幅方向圧搾溝14及び後方幅方向圧搾溝15の形状は、中心線CLと交差する位置で最も外側に突出する凸部とその両側の凹部とを含む凹凸を有するものとなっていてよい。このような凹凸を有する場合、凹部を起点として本体8が曲がりやすくなるため、身体へのフィット性は高い。しかも、図示の形態では、凹部が中心線CLの両側に設けられているので、端部領域において環状の圧搾溝の内側の領域に大きな力がかかっても、凹部を起点として曲がる箇所が複数に分散されるため、本体8は比較的低い高さで隆起するに留まる。さらに、上述の面状圧搾部12によって環状の圧搾溝の内側において剛性が高められているので、そもそも環状の圧搾溝の内側の領域の折れ曲がりは起こりにくい。
図6に、本発明の別の形態による吸収性物品1Aを示す。吸収性物品1Aは、吸収性物品1と同様の構成を有するが、面状圧搾部12Aの形状がハート形となっている。また、比較的小さな面積の追加的な圧搾溝(追加圧搾溝)が設けられている。例えば、面状圧搾部12Aの幅方向の両側の、より中央領域Mに近い位置に追圧搾部13A、13Aが設けられており、前方幅方向圧搾溝14Aの前後方向外側に、追加圧搾部17A、17Aが設けられている。
追加圧搾部13A、13Aが設けられていることで、環状の圧搾溝の内側の領域の剛性を高め、本体8にコシを持たせる効果を高めることができる。追加圧搾部13A、13Aを設ける場合、追加圧搾部13Aは高圧搾部と低圧搾部とを有していてよいが、低圧搾部の面積を高圧搾部の面積より大きくしておくと、面状圧搾部12Aの両側に広がる領域の可撓性及び弾性を向上させることができる。
また、追加圧搾部17A、17Aが設けられていることで、吸収性物品1を身体の丸みに沿わせて装着した場合、追加圧搾部17A、17Aを起点として、斜めの折り目を付けることができるので、より身体にフィットした装着が可能となる。
さらに、図6の形態では、前後方向圧搾溝11A、11A、前方幅方向圧搾溝14A、及び後方幅方向圧搾溝15Aが連結して形成されている環状の圧搾溝の内側に、環状の補助圧搾溝16Aが形成されている。この補助圧搾溝16Aによって、両脚(両腿)からの力によって本体8Aの中央部分を盛り上げる効果を高め、また体液を体液排出口対応領域20Aとその近傍に閉じ込める効果が得られる。
1、1A 吸収性物品
2 裏面シート
3 表面シート
4 吸収体
5 被包シート
7 サイド不織布
8、8A 本体(吸収性物品本体)
11、11A 前後方向圧搾溝
11a 前後方向圧搾溝の高圧搾部
11b 前後方向圧搾溝の低圧搾部
12、12A 面状圧搾部
12a 面状圧搾部の高圧搾部
12b 面状圧搾部の低圧搾部
13A 追加圧搾部
14、14A 前方幅方向圧搾溝
15、15A 後方幅方向圧搾溝
16、16A 補助圧搾溝
17A 追加圧搾部
20、20A 体液排出口対応領域
B 身体
F 前方端部領域
M 中央領域
R 後方端部領域
WG ウィング
CL 前後方向中心線

Claims (4)

  1. 透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に設けられた吸収体とを有する本体を備えた吸収性物品であって、
    前記本体は、前後方向に所定の長さ、及び当該前後方向に直交する方向に所定の幅を有する細長形状であり、
    前記本体には、前記表面シート側から前記裏面シート側に窪む圧搾溝が形成されており、
    前記圧搾溝は、前記本体の前後方向に延びる中心線を対称軸として線対称に形成されており、前記前後方向に延びる一対の前後方向圧搾溝と、前記一対の前後方向圧搾溝の前方において幅方向に延びる前方幅方向圧搾溝と、前記一対の前後方向圧搾溝の後方において幅方向に延びる後方幅方向圧搾溝とを有し、
    前記前方幅方向圧搾溝は前記一対の前後方向圧搾溝の各前端と連結し、前記後方幅方向圧搾溝は前記一対の前後方向圧搾溝の各後端と連結して、前後方向に細長の環状の圧搾溝を形成し、
    前記吸収性物品の前方及び/又は後方において、前記環状の圧搾溝の内側に、前記中心線上に形成された面状圧搾部が形成されており、
    前記面状圧搾部の前後方向の範囲内で、前記一対の前後方向圧搾溝間の距離は、前記面状圧搾部の、体液排出口対応領域に近い方の端部において最大となり、
    前記面状圧搾部は、前記面状圧搾部の前後方向の範囲内での前記一対の前後方向圧搾溝間の前記最大の距離を幅方向に三等分した中央の領域内に形成されており、前記中心線に直交する線上において前記面状圧搾部の幅方向の長さが前記前後方向圧搾溝の幅方向の長さの合計より大きい部分を含む、吸収性物品。
  2. 前記面状圧搾部の面積は、25〜100mmである、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記面状圧搾部は、高圧搾部と、その周縁に形成された、前記高圧搾部よりも窪みの深さが浅い低圧搾部とを含み、
    前記高圧搾部は前記中心線上に形成されている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記前後方向圧搾溝は、高圧搾部と、前記高圧搾部よりも窪みの深さが浅い低圧搾部とを含み、
    前記中心線に直交する線上において前記面状圧搾部の高圧搾部の幅方向の長さの合計が前記前後方向圧搾溝の高圧搾部の幅方向の長さの合計より大きい部分を含む、請求項3に記載の吸収性物品。
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