JP6515248B1 - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

本体が細長形状を有し圧搾溝を有する吸収性物品において、圧搾溝が、前後方向に延在する一対の前後方向圧搾溝と、前方端部領域及び後方端部領域のうち少なくとも一方の端部領域に形成され、中央領域に向かって突出する略V字形状を含む形状を有する端部領域圧搾溝とを有し、前後方向圧搾溝が、前記体液排出口対応領域から離れる方向に、端部領域圧搾溝の略V字形状の先端の位置を越えて延在している。

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
従来、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品においては、吸収された体液の移行を制御したり、身体の形状に合わせて本体を変形させたりすること等を目的として、吸収性物品本体に線状の圧搾溝を形成することが知られている。
例えば、特許文献1には、前方領域に幅方向に延びる前方圧搾溝と、排泄部対向領域における長手方向に沿う両側部に長手方向に延びる一対の縦圧搾溝とを有し、前方圧搾溝及び各縦圧搾溝が、幅方向内側に向かって括れる括れ部を形成しながら連接されており、前方圧搾溝が、幅方向中央部にて後方側に向かって窪んだ窪み部を有している吸収性物品が開示されている。
特許文献2には、長手方向中心線の両側にそれぞれ、吸収性物品の略長手方向に沿うとともに、長手方向中心線側に曲率中心を有する弧状曲線によって排血口対応部エンボスを形成し、排血口対応部より長手方向に離間幅を設けて前側に位置する前側部に対して、吸収性物品の略幅方向に沿う前側部エンボスを形成し、排血口対応部より長手方向に離間幅を設けて後側に位置する後側部に対して、長手方向中心線上の位置から後側に向けて両側に漸次拡大する略逆V字形状で後側部エンボスを形成してある吸収性物品が開示されている。
特許第6042312号公報 特許第5349283号公報
特許文献1には、前方圧搾溝の窪み部を起点として折れ曲がり易くすることにより、前方での縦皺が発生し難くすることが記載されている。しかしながら、特許文献1の構成では、窪み部を起点として折れ曲がった部分が突出して肌に当たることにより、吸収性物品の装着感を損なう可能性がある。
また、特許文献2には、開示の構成により、吸収性物品が身体の形状及び身体の動きに追従してフィット性が向上した点が記載されている。しかし、特許文献2の吸収性物品においては、身体の丸みに沿った端部領域のフィット性が十分でない場合がある。
上記の点に鑑みて、本発明は、端部領域を身体の丸みに沿って良好にフィットさせることができ、装着感に優れた吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明の第一の形態は、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に設けられた吸収体とを有する本体を備えた吸収性物品であって、前記本体が、前後方向に所定の長さ及び当該前後方向と直交する幅方向に所定の幅を有する細長形状を有し、前記本体が、装着時に装着者の体液排出口に対応する体液排出口対応領域を含む中央領域と、前記中央領域の前方の前方端部領域と、前記中央領域の後方の後方端部領域とを有し、前記表面シート側から前記裏面シート側へと窪む圧搾溝を有し、前記圧搾溝が、前記前後方向に延在する一対の前後方向圧搾溝と、前記前方端部領域及び前記後方端部領域のうち少なくとも一方の端部領域に形成され、前記体液排出口対応領域に向かって突出する略V字形状を含む形状を有する端部領域圧搾溝とを有し、前記前後方向圧搾溝が、前記体液排出口対応領域から離れる方向に、前記端部領域圧搾溝の前記略V字形状の先端の位置を越えて延在している。
本発明の一形態によれば、端部領域を身体の丸みに沿って良好にフィットさせることができ、装着感に優れた吸収性物品を提供することができる。
本発明の一形態による吸収性物品の一部破断図である。 本発明の一形態による吸収性物品のI−I線断面図である。 図1の前方端部領域の拡大図である。 図1の前方端部領域の拡大図である。 本発明の一形態における端部領域圧搾溝の変形例を示す図である。 本発明の別の形態による吸収性物品を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明の一形態による吸収性物品1の一部破断図を示す。また、図2に、図1のI−I線断面を示す。図1、2に示すように、吸収性物品1は、不透液性の裏面シート2と、透液性の表面シート3と、これら両シート2、3間に設けられた吸収体4とを有する本体(吸収性物品本体)8とを備えている。吸収体4の形状保持等のために、吸収体4は、クレープ紙又は不織布等からなる被包シート5によって包まれていてもよい。
本体8は、図1に示すように、全体としては、前後方向に所定の長さを有し、前後方向と直交する方向に略一定の幅を有する細長い形状を有している。そして、吸収性物品1は、前後方向に延びる中心線CLに対し略線対称の形状になっている。また、吸収性物品本体8は、装着時に装着者の膣口等の体液排出口に対応する領域(体液排出口対応領域)40を含む中央領域Mと、中央領域Mの前方にある前方端部領域Fと、中央領域Mの後方にある後方端部領域Rとを有する(前方端部領域F及び後方端部領域Rを合せて端部領域とも呼ぶ)。中央領域Mは、その両側方から延びる、吸収性物品1を装着の際に下着に確実に固定するためのウィングW、Wを有していてよい。前方端部領域Fは、ウィングWの前方の起点となる位置から前方の領域であり、後方端部領域Rは、ウィングWの後方の起点となる位置から後方の領域とすることができる。
吸収体4の前方及び後方の端縁では、裏面シート2の外縁と表面シート3の外縁とが、ホットメルト等の接着剤やヒートシール、超音波シール等の接着手段によって接合されていてよい。また、表面シート3側の両側部には、それぞれ前後方向(長手方向)に沿ってサイド不織布7が設けられている。サイド不織布7は、本体8の側方に部分的に突出し、同じく側方に突出する裏面シート2に積層され、ホットメルト等の接着剤やヒートシール、超音波シール等の接着手段によって接合されていてよく、これにより、本体8の両側部にウィングW、Wを形成することができる。
裏面シート2としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シート等の少なくとも遮水性を有するシート材を用いることができる。ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布の積層シート等を用いることができる。また、ムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられることがさらに望ましい。このような遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。
表面シート3は、経血、おりもの、尿等の体液を速やかに透過させる透液性のシートである。表面シート3としては、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックシート等が好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、及びこれらの混紡繊維、並びに綿等の天然繊維を単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。また、不織布の加工法としては、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等が挙げられる。これらの加工法のうち、スパンレース法は柔軟性、スパンボンド法はドレープ性に富む不織布を製造できる点で好ましく、サーマルボンド法は嵩高でソフトな不織布を製造できる点で好ましい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維、サイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維を用いることができる。
裏面シート2と表面シート3との間に介在される吸収体4は、体液を吸収して保持できる材料であれば限定されないが、綿状パルプと吸水性ポリマーとを含むことが好ましい。吸水性ポリマーとしては、高吸水ポリマー粒状粉(superabsorbent polymer(SAP))、高吸水ポリマー繊維(superabsorbent fiber(SAF))及びこれらの組合せを用いることができる。パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられる。化学パルプの原料材としては、広葉樹材、針葉樹材等が用いられるが、繊維長が長いこと等から針葉樹材が好適に使用される。
また、吸収体4には合成繊維を混合してもよい。合成繊維としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン等のポリアミド、及びこれらの共重合体を使用することができ、これらのうちの2種を混合して使用することもできる。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維、サイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。なお、疎水性繊維を親水化剤で表面処理し、体液に対する親和性を付与したものを用いることもできる。
吸収体4の厚みは、0.5〜25mmの範囲内とすることができ、1.5〜6.5mmの範囲であると好ましい。吸収体4は、前面にわたり均一な厚みを有していなくともよく、体液排出口対応領域40及びその付近の領域、また臀部の溝に対応する部分(臀部溝対応部)及びその付近の領域を膨出させた構造とすることもできる。また、吸収体4は、積繊又はエアレイド法によって製造されたものが好ましい。
サイド不織布7としては、撥水処理不織布又は親水処理不織布を使用することができる。例えば、経血やおりもの等が浸透するのを防止する効果又は肌触り感を高める場合は、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロライド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いることが好ましい。また、ウィングWにおける経血等の吸収性を高める場合には、不織布の材料として、親水処理された不織布を用いることが好ましい。不織布の種類としては、折り癖が付きにくく、シワに成りにくく柔らかいエアスルー不織布が好ましい。
ウィングW、Wの外縁には、サイド不織布7と裏面シート2との接合のため及び剛性を高める目的で、所定の箇所に、ドット状や所定の形状を有する圧搾部(エンボス)が設けられていてもよい。
吸収性物品1の全長は、130〜450mmとすることができ、140〜360mmであると好ましく、170〜270mmであるとより好ましい。
吸収性物品1には、圧搾溝(圧縮溝、エンボスともいう)が設けられている。この圧搾溝は、表面シート3から裏面シート2側に窪む線状の溝として形成されたものである。圧搾溝は、吸収体4のヨレを抑えたり、表面又は内部での体液の移行をコントロールしたり、身体の形状に適合した変形を容易にしたりする機能を有する。圧搾溝は、吸収体4の上に表面シート3を積層させた積層体を、一対の加圧ロールの間に通過させることによって形成することができる。例えば、上記積層体を、表面シート3側及び吸収体4側に、凸状のロール及び平坦なロールがそれぞれ配置されるようにして通過させることができる。
圧搾溝には、図1に示すように、本体の前後方向中心線CLを対称軸として線対称に、前後方向に延びる一対の前後方向溝10、10が含まれる。この一対の前後方向圧搾溝10、10は、体液排出口対応領域40上を通らないよう、体液排出口対応領域40の側方に沿って又は体液排出口対応領域40から側方に所定の距離を置いた位置を通るようにして延びていてよい。前後方向圧搾溝10、10は、主として中央領域Mに設けられていてよく、図1に示すように、中央領域Mを前後方向に越えて延びていてもよい。前後方向圧搾溝10、10は、全体として直線状に延びていてもよく、また、図示の例のように、途中で湾曲していてもよい。なお、一対の前後方向溝10、10は、必ずしも線対称に設けられていなくてもよい。但し、一対の前後方向溝10、10は、前後方向中心線CLの両側にそれぞれ設けられていることが好ましい。
一対の前後方向圧搾溝10、10があることで、この圧搾溝を起点(可撓軸)として吸収性物品1の本体8が折り曲げやすくなる。そのため、吸収性物品1の装着時に本体8が両脚からの力を側方から受けると、前後方向圧搾溝10、10間の領域が身体側に盛り上がりやすくなり、特に中央領域Mの身体へのフィット性を高めることができる。
吸収性物品1の圧搾溝には、前方端部領域F及び後方端部領域Rのうちの少なくとも一方に形成された端部領域圧搾溝20が含まれる。すなわち、端部領域圧搾溝20は、前方端部領域Fに形成された前方端部領域圧搾溝21及び/又は後方端部領域Rに形成された後方端部領域圧搾溝22を指す。図1の例では、前方端部領域圧搾溝21及び後方端部領域圧搾溝22の両方が形成されている。
端部領域圧搾溝20は、体液排出口対応領域40に向かって突出する略V字形状を含む形状を有している。図1の例では、前方端部領域圧搾溝21は、ハート形を有しており、体液排出口対応領域40に向かって突出するV字の先端21sを有するとともに、この先端21sより前方に、同様に体液排出口対応領域40に向かって突出するV字の先端21s’を有する。後方端部領域圧搾溝22は、逆ハート形を有しており、体液排出口対応領域40に向かって突出するV字の先端22sを有するとともに、この先端22sより後方に、同様に体液排出口対応領域40に向かって突出するV字の先端22s’を有する。このように、図示の例では、前方端部領域圧搾溝21及び後方端部領域圧搾溝22はいずれも、複数のV字部分をそれぞれ含む形状を有している。
図1の例では、吸収性物品1は、左右対称になっており、且つ前後対称(図中では、上下対称)にもなっている。つまり、前方端部領域圧搾溝21及び後方端部領域圧搾溝22の一方を前後方向に反転させて他方に重ねた場合、そのサイズ及び形状は同じである。しかし、吸収性物品1は前後対称でなくてよく、前方端部領域圧搾溝21及び後方端部領域圧搾溝22のサイズは異なっていてもよいし、形状も前後対称になっていなくともよい。また、吸収性物品1又は本体8の構成(形状を含む)は、左右対称でなくともよい。
端部領域圧搾溝20が略V字形状を含む形状を有していることで、装着時には、V字の部分を起点として端部領域を前後方向にも幅方向にも曲げやすくなる。これにより、装着前の状態では平面状である本体8の端部領域が曲面を形成するように、言わばカップ状に変形させることができる。そのため、吸収性物品1の端部領域を、身体の前側及び/又は後側で、身体の丸みに沿って自然にフィットさせることができる。したがって、歩行時や運動時においても吸収性物品1が身体に追従できるので、装着中の違和感を防止できる。また、本体8の身体にフィットしていない部分に余分な力が加わってヨレが生じること等も防止することができる。
端部圧搾溝20の上記V字形状を有するV字部分の先端20sは、前後方向中心線CL上にあると、端部領域を左右バランス良く湾曲させることができるので、好ましい。
さらに、本例では、図1、4に示すように、前後方向圧搾溝10、10は、体液排出口対応領域40から離れる方向に、端部領域圧搾溝20の略V字形状の先端20sの位置を越えて延在している。別言すれば、図4に示すように、端部領域圧搾溝20の先端20sを通る幅方向に延びる仮想線をX1とした場合、前後方向圧搾溝10、10が、中央領域Mから離れる方向に仮想線X1を越えて延在している。
この場合、前後方向圧搾溝10、10が、前方端部領域Fにおいて、前方端部領域圧搾溝21の略V字形状の先端21sの位置を越えて、体液排出口対応領域40から離れる方向に延在していてよく、或いは、後方端部領域Rにおいて、後方端部領域圧搾溝22の略V字形状の先端22sの位置を越えて体液排出口対応領域40から離れる方向に延在していてよい。また、図示の例のように、前方端部領域Fにおいて、前後方向圧搾溝10、10の前方端部11、11が、体液排出口対応領域40から離れる方向に(本体8の前方に向かって)、前方端部領域Fに形成された前方端部領域圧搾溝21のV字形状の先端21sの位置を越えて延在しており、且つ後方端部領域Rにおいて、前後方向圧搾溝10、10の後方端部12、12が、体液排出口対応領域40から離れる方向に(本体8の後方に向かって)、後方端部領域Rに形成された前方端部領域圧搾溝22のV字形状の先端22sの位置を越えて延在していると好ましい。
上記構成により、端部領域においては、前後方向圧搾溝10、10も起点となって本体8を変形させることができる。具体的には、図4に示す仮想線X1上では、前方端部領域圧搾溝21のV字の先端21s、及び一対の前後方向圧搾溝10、10のそれぞれの前方端部11、11の3箇所が折れの起点となり得る。また、仮想線X2上では、前方端部領域21のV字の先端21sよりやや前方の、枝分かれした各圧搾溝、及び一対の前後方向圧搾溝10、10のそれぞれの前方端部11、11の計4箇所が折れの起点となり得る。端部領域において、このような複数の折れの起点ができることで、平面状の本体8をより自然に湾曲させることができる。そのため、前方端部領域Fであれば装着者の恥骨のカーブに、また後方端部領域Rであれば装着者のお尻のカーブに良好にフィットさせることができるので、装着感を向上させ、また端部領域圧搾溝20の側方での体液の漏れも良好に防止することができる。
また、図1に示すように、前後方向圧搾溝10、10の、端部領域圧搾溝20の略V字形状の先端20sの位置を越えて延在している側の端部が、幅方向内側に向かって湾曲又は傾斜している。別の言い方をすれば、前後方向圧搾溝10、10は、その先端に近付く程、前後方向中心線に近付くように形成されている。
前後方向圧搾溝10、10の端部は、前後方向中心線CLと略平行に延在していてもよいし、幅方向内側又は幅方向外側に湾曲又は屈曲して延在していてもよい。しかし、前後方向圧搾溝10、10の端部は幅方向内側に曲げられていると好ましい。
この場合、前後方向圧搾溝10、10の前方端部11、11及び後方端部12、12のいずれか一方が幅方向内側に向かって湾曲し得るが、前後方向圧搾溝10、10の前方端部11、11が幅方向内側に湾曲していると好ましい。また、図示の例のように、前方端部領域Fにおいて、前後方向圧搾溝10、10の前方の端部11、11が、幅方向内側に向かって湾曲しており、且つ後方端部領域Rにおいては、前後方向圧搾溝10、10の後方の端部12、12が、幅方向内側に向かって湾曲していると好ましい。なお、前後方向圧搾溝10、10の前方の端部11、11とは、前後方向圧搾溝10、10の前方の端縁を含む、ある程度の長さを持った部分を指し、後方の端部12、12とは、前後方向圧搾溝10、10の後方の端縁を含む、ある程度の長さを持った部分を指す。
上述のように、前後方向圧搾溝10、10の端部が幅方向内側に向かって曲げられていることによって、装着時に端部領域を身体に沿わせた場合に、前後方向圧搾溝10、10の端部より前側方及び/又は後側方の領域が身体に向かって曲がりやすくなる。そのため、本体8を身体の丸みに沿ってより一層良好にフィット(密着)させることができる。また、端部領域圧搾溝20の側方からの体液の漏れも一層良好に防止することができる。
前後方向圧搾溝10の端部の湾曲の程度は、特に限定されないが、湾曲した端部の延びの方向が前後方向中心線CLとなす角度αが、10〜80°であると好ましく、10〜50°であるとより好ましく、15〜40°であるとより好ましい。角度αを、上記範囲とすることで、身体の丸みに適合させて端部領域を湾曲させ、フィット性を向上させるという上述の効果を一層向上させることができる。
上記角度αは、例えば、前後方向圧搾溝10の幅方向に直交する中心線(溝中心線)の接線と、前後方向中心線CLとがなす角度であってよい。また、角度αは、前後方向圧搾溝10の溝中心線の接線と前後方向中心線CLとがなす角度の最大値であってよい。
図3に、図1の吸収性物品1の、主として前方の部分の拡大図を示す。図3の例では、前後方向圧搾溝10の端部11における溝中心線の接線Y1が、前後方向中心線CLに平行な線Y2となす角度として、角度αが示されている。
また、端部領域圧搾溝20のV字の角度βも、特に限定されないが、60〜150°であると好ましく、90〜130°であるとより好ましく、100〜120°であるとさらに好ましい。角度βを上記範囲とすることで、端部領域の変形を、身体の丸みにより適合させることが可能となる。
上記角度βは、端部領域圧搾溝20に含まれるV字部分が、直線的に延びる2つの溝が連結して形成されている場合には、その2つの溝の溝中心線がなす角度とすることができる。また、端部領域圧搾溝20に含まれるV字部分が、湾曲して延びる2つの溝が連結して形成されている場合には、その2つの溝の溝中心線の接線がなす角度とすることができる。
なお、図示の例では、前記端部領域圧搾溝20のV字部分の先端20sは、2つの圧搾溝が連結されて形成されているが、先端20sを起点とする、身体の前側及び/又は後側に適合させた本体の変形が可能になってフィット性を向上させるという上述の効果を得ることができるのであれば、2つの圧搾溝は連結されていなくともよい。但し、その場合にも、2つの圧搾溝の溝中心線の延長線が連結する位置が、前後方向中心線CL上にあると好ましい。
図4に、図3と同様、図1の吸収性物品1の、主として前方の部分の拡大図を示す。図4においては、前方端部領域圧搾溝21のV字形状の先端21sを通り、幅方向に延びる仮想線をX1、前後方向圧搾溝10、10の前方の先端(終端)11s、11sを通り、幅方向に延びる仮想線をX2とし、仮想線X1と仮想線X2との間隔をaとしている。つまり、間隔aは、前方端部領域圧搾溝21の先端21sの位置と、前後方向圧搾溝10、10の前方の端部11、11の先端11s、11sの位置との前後方向の間隔である。
上記間隔aは、2.0〜8.0mmであると好ましく、3.0〜6.0mmであるとより好ましい。間隔aを2.0mm以上とすることで、前後方向圧搾溝10、10が湾曲の起点として働く機能を向上させることができる。また、間隔aを8.0mm以下とすることで、前後方向圧搾溝10、10によって端部領域に過度に剛性が付与されることを防止し、これにより、装着時の違和感を防止することができる。
前後方向圧搾溝10、10は、高圧搾部18と、高圧搾部18よりも窪みが浅い低圧搾部19とを含んでいてよい(図1、4)。図面においては、高圧搾部18は黒色で、低圧搾部19は白色(無色)で示す。高圧搾部18及び低圧搾部19の圧搾深さは、特に限定されないが、高圧搾部18は、低圧搾部19の底面より、0.5mm〜3mm程度溝深さを相対的に深く形成した部分であってよい。このような高圧搾部と低圧搾部とを含む圧搾溝の構成は、所望の構成に対応する凹凸を有する加圧ロールを用いることによって得ることができる。例えば、圧搾溝全体の形状に対応する凸部を設け、さらに凸部上に、高圧搾部に対応する微細凸部を設けた加圧ロールを用いることができる。また、圧搾溝を構成しようとする領域に、比較的低い圧力で低圧搾部をまず形成し、その後、形成された低圧搾部の領域の一部に、比較的高い圧力で高圧搾部を形成することによって得ることができる。圧搾部の深さの調整は、圧搾溝の形成のために用いられる上述の加圧ロールの印圧を調整することによって行うことができる。
前後方向圧搾溝10、10が、高圧搾部18と低圧搾部19とを有している場合、前後方向圧搾溝10、10の、端部領域圧搾溝20のV字形状の先端20sの位置を越えて延在している部分が、高圧搾部18を有していないことが好ましい。すなわち、図3に示すように、前後方向圧搾溝10、10が、仮想線X1と仮想線X2との間の前後方向の範囲には、高圧搾部18を有していないことが好ましい。
高圧搾部18は、より強い圧力で圧搾された部分であるので、高圧搾部18が設けられていると、また高圧搾部18が密集して設けられていると、その部分の剛性が大きくなり、圧搾溝周辺の柔軟性は低下する。そのため、前後方向圧搾溝10、10の、端部領域圧搾溝20のV字形状の先端20sの位置を越えて延在している部分に、高圧搾部18を設けないことにより、前後方向圧搾溝10、10の端部付近及びその周辺の領域における柔軟性の低下を抑えることができる。これにより、前後方向圧搾溝10、10の端部が湾曲の起点になり得るという作用を維持しつつ、前後方向圧搾溝10、10の端部付近及びその周辺の領域が当たることによって生じる違和感を低減又は防止できる。
なお、図示の例では、前後方向圧搾溝10、10の、端部領域圧搾溝20のV字形状の先端20sの位置を越えて延在している部分が、高圧搾部18を有していない構成としているが、高圧搾部18自体のサイズを小さくしたり、高圧搾部18間のピッチを小さくしたりすることによって、前後方向圧搾溝10、10の仮想線X1と仮想線X2との間の領域の剛性を小さくすることができる。そのような構成も、違和感の低減又は防止に寄与することができる。
なお、高圧搾部及び低圧搾部を含む構成は、前後方向圧搾溝10、10以外の圧搾溝においても設けられていてよい。図示の例では、端部領域圧搾溝20(前方端部領域圧搾溝21及び後方端部領域圧搾溝22)にも、高圧搾部と低圧搾部とが設けられている。
前後方向圧搾溝10、10と端部領域圧搾溝20とは、連結していてもよいし、離間していてもよい。しかし、前後方向圧搾溝10、10と端部領域圧搾溝20とが離間していると、端部領域の側部において剛性が過度に高くなることを回避することができる。これにより、装着時に端部領域における違和感を低減させることができる。
図4においては、前後方向圧搾溝10、10と端部領域圧搾溝20との間隔をbで示す。間隔bは、前後方向圧搾溝10、10と端部領域圧搾溝20との最短距離である。間隔bは、5〜15mmであると好ましく、7〜10mmであるとより好ましい。
なお、図示の例では、前方端部領域圧搾溝21の略V字形状を含む形状は、1本の環状の圧搾溝からなるハート形であるが、形状は図示のものに限られない。例えば、図5(a)のようなV字形状であってよいし、図5(b)に示すような滴形状であってよい。また、図5(c)のように、全体としてハート形状であるが、前後方向で分断された形状であってもよい。さらに、図5(d)のように、V字形状を前後方向に複数連ねた構成とすることもできる。
図1、3、4、並びに図5(c)及び(d)のように、体液排出口対応領域40に向かって突出するV字の部分を複数含む形状であると、本体8を湾曲させる際、湾曲の起点が前後方向で複数形成されるので、本体8を身体の丸みに沿って変形させるという観点から好ましい。図5(c)、(d)はいずれも、複数のV字の先端20s、20s’を有している。一方、図5(a)及び(b)のように、体液排出口対応領域40に向かって突出する1つの先端20sを有する形状では、圧搾部の密集を回避でき剛性を比較的小さくできるので、ごわつき防止等の観点から好ましい。
以上、吸収性物品1の特徴を、主として本体8の前方端部領域Fに関して説明したが、同様の特徴を、吸収性物品1の後方端部領域Rにおいても有することができる。
図6に、本発明の別の形態による吸収性物品601を示す。吸収性物品601は、吸収性物品1と同様、表面シート603と、吸収体と、裏面シートとを備えた本体608を有し、前後方向中心線CLを対称軸とした左右対称の一対の前後方向圧搾溝610、610と、体液排出口対応領域40に向かって突出する略V字形状を含む形状を有する端部領域圧搾溝620とを有し、前後方向圧搾溝610、610が、体液排出口対応領域40から離れる方向に、端部領域圧搾溝620の略V字形状の先端620sの位置を越えて延在している。しかし、吸収性物品601においては、吸収性物品1に比べて後方端部領域Rの長さ及び前後方向圧搾溝610、610の長さが長い。また、端部領域圧搾溝としては、前方端部領域圧搾溝620を備えており、後方端部領域Fに端部領域圧搾溝を有していない。
吸収性物品601においても、前後方向圧搾溝610、610の前方の端部611、611は、幅方向内側に向かって曲げられているので、装着時に前方端部領域Fを身体に沿わせた場合に、恥骨のカーブに沿って自然に湾曲させることができる。
前後方向圧搾溝610の端部611の曲がり具合は、端部611の延びの方向と、前後方向中心線CLとなす角度αが、10〜50°であると好ましく、15〜30°であるとより好ましい。
吸収性物品601においては、一対の前後方向圧搾溝610、610は、後方端部領域Rにおいて、互いに連結している。このような形状により、後方への漏れを防止することができる。よって、図6に示す吸収性物品601は、特に、夜用又は長時間用の生理用ナプキンとして好適に使用することができる。
本発明の第一の形態は、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に設けられた吸収体とを有する本体を備えた吸収性物品であって、前記本体が、前後方向に所定の長さ及び当該前後方向と直交する幅方向に所定の幅を有する細長形状を有し、前記本体が、装着時に装着者の体液排出口に対応する体液排出口対応領域を含む中央領域と、前記中央領域の前方の前方端部領域と、前記中央領域の後方に位置する後方端部領域とを有し、前記表面シート側から前記裏面シート側へと窪む圧搾溝を有し、前記圧搾溝が、前記本体の前記前後方向に延びる中心線を対称軸として線対称に、前記前後方向に延在する一対の前後方向圧搾溝と、前記前方端部領域及び前記後方端部領域のうち少なくとも一方の端部領域に形成され、前記体液排出口対応領域に向かって突出する略V字形状を含む形状を有する端部領域圧搾溝とを有し、前記前後方向圧搾溝が、前記体液排出口対応領域から離れる方向に、前記端部領域圧搾溝の前記略V字形状の先端の位置を越えて延在している。
以下、本発明の好ましい態様を付記する。
(付記1)
付記1に係る態様は、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に設けられた吸収体とを有する本体を備えた吸収性物品であって、前記本体が、前後方向に所定の長さ及び当該前後方向と直交する幅方向に所定の幅を有する細長形状を有し、前記本体が、装着時に装着者の体液排出口に対応する体液排出口対応領域を含む中央領域と、前記中央領域の前方の前方端部領域と、前記中央領域の後方の後方端部領域とを有し、前記表面シート側から前記裏面シート側へと窪む圧搾溝を有し、前記圧搾溝が、前記前後方向に延在する一対の前後方向圧搾溝と、前記前方端部領域及び前記後方端部領域のうち少なくとも一方の端部領域に形成され、前記体液排出口対応領域に向かって突出する略V字形状を含む形状を有する端部領域圧搾溝とを有し、前記前後方向圧搾溝が、前記体液排出口対応領域から離れる方向に、前記端部領域圧搾溝の前記略V字形状の先端の位置を越えて延在している。
上記付記1に係る態様によれば、少なくとも一方の端部領域に形成され、略V字形状を含む形状を有する端部領域圧搾溝が設けられているので、端部圧搾溝の略V字形状の先端部分が起点となって、吸収性物品本体の端部領域が前後方向に湾曲しやすくなり、また略V字の先端から延びる2本の溝に沿って幅方向にも湾曲しやすくなる。さらに、前後方向圧搾溝が、端部領域圧搾溝の略V字形状の先端の位置を越えて延在していることにより、前後方向圧搾溝も起点となって端部領域の側部が変形可能となる。そのため、本体の端部領域を身体の丸みに沿って変形させ、身体に良好にフィットさせることができ、装着感を向上させることができる。
(付記2)
付記2に係る態様では、前記前後方向圧搾溝の前記少なくとも一方の端部が、前記幅方向内側に向かって湾曲している。
上記付記2に係る態様によれば、前後方向圧搾溝の端部が、幅方向内側に向かって湾曲し、端部領域圧搾溝の方を向いている。これにより、前後方向圧搾溝の端部より前側方及び/又は後側方の領域が身体に向かって曲がりやすくなるやすくなるので、吸収性物品本体を身体の丸みに沿って一層良好にフィットさせることができる。
(付記3)
付記3に係る態様では、前記端部領域圧搾溝の前記略V字形状の先端の位置と、前記前後方向圧搾溝の、前記先端の位置を越えて延在している部分の先端の位置との間の前記前後方向の間隔が、2.0〜8.0mmである。
上記付記3に係る態様によれば、端部領域圧搾溝の略V字形状の先端の位置と、前後方向圧搾溝の、端部領域圧搾溝の略V字形状の先端の位置を越えて延在している部分の先端の位置との間の前後方向の間隔を所定の範囲に規定している。これにより、前後方向圧搾溝が湾曲の起点となる機能を維持できる一方、前後方向圧搾溝によって端部領域の剛性が過度に大きくなって、装着時の違和感が生じることを防止することができる。
(付記4)
付記4に係る態様では、前記前後方向圧搾溝が、高圧搾部と、当該高圧搾部より窪みが浅い低圧搾部とを有し、前記前後方向圧搾溝の、前記端部領域圧搾溝の前記略V字形状の先端の位置を越えて延在している部分が、前記高圧搾部を有さない。
上記付記4に係る態様によれば、前後方向圧搾溝の、端部領域圧搾溝の略V字形状の先端の位置を越えて延在している部分が、高圧搾部を有していないことで、前後方向圧搾溝の、端部領域圧搾溝の先端を越えて延在している部分の剛性を比較的小さくすることができる。そのため、前後方向圧搾溝の、湾曲の起点としての機能を維持しつつ、前後方向圧搾溝の端部が過度に剛性を有して肌に触れた時に違和感を生じさせることを防止できる。
(付記5)
付記5に係る態様では、前記略V字形状のV字の角度が、60〜150°である。
上記付記5に係る態様によれば、端部領域圧搾溝の略V字形状のV字の角度を所定の角度にしているため、本体の、身体の丸みに沿った自然な変形が可能になる。
(付記6)
付記6に係る態様では、前記前後方向圧搾溝と前記端部領域圧搾溝とが、前記幅方向に離間している。
上記付記6に係る態様によれば、前後方向圧搾溝と端部領域圧搾溝とを離間して形成しているため、圧搾溝が密集して剛性が過度に高くなることを防止することができる。
(付記7)
付記7に係る態様では、前記端部領域圧搾溝が前記前方端部領域に形成されており、 前記一対の前後方向圧搾溝が前記後方端部領域において互いに連結している。
上記付記7に係る態様によれば、前方端部領域に端部領域圧搾溝が設けられており、一対の前後方向圧搾溝が後方端部領域において互いに連結しているので、第一の形態により得られる効果が、吸収性物品本体の前方端部領域において得られる一方、後方端部領域では、一対の前後方向圧搾溝が閉じられているので、後方への漏れを良好に防止することができる。
本出願は、2017年6月19日に日本国特許庁に出願された特願2017−119743号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容は参照をもってここに援用される。
1、601 吸収性物品
2 裏面シート
3、603 表面シート
4 吸収体
5 被包シート
7 サイド不織布
8、608 本体(吸収性物品本体)
10、610 前後方向圧搾溝
11、611 前後方向圧搾溝の前方の端部
11s 前後方向圧搾溝の前方の先端
12s 前後方向圧搾溝の後方の先端
12 前後方向圧搾溝の後方の端部
18 高圧搾部
19 低圧搾部
20、620 端部領域圧搾溝
21 前方端部領域圧搾溝
22 後方端部領域圧搾溝
20s、20s’、21s、21s’、22s、22s’、620s V字の先端
40、640 体液排出口対応領域
CL 前後方向中心線
F 前方端部領域
M 中央領域
R 後方端部領域
W ウィング

Claims (7)

  1. 透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に設けられた吸収体とを有する本体を備えた吸収性物品であって、
    前記本体が、前後方向に所定の長さ及び当該前後方向と直交する幅方向に所定の幅を有する細長形状を有し、前記本体が、装着時に装着者の体液排出口に対応する体液排出口対応領域を含む中央領域と、前記中央領域の前方の前方端部領域と、前記中央領域の後方の後方端部領域とを有し、前記表面シート側から前記裏面シート側へと窪む圧搾溝を有し、
    前記圧搾溝が、
    前記前後方向に延在する一対の前後方向圧搾溝と、
    前記前方端部領域及び前記後方端部領域のうち少なくとも一方の端部領域内に形成され、前記体液排出口対応領域に向かって突出する略V字形状を含む形状を有する端部領域圧搾溝とを有し、
    前記前後方向圧搾溝が、前記中央領域を含む領域に設けられ、前記体液排出口対応領域から離れる方向に、前記端部領域圧搾溝の前記略V字形状の先端の位置を越えて延在しており、
    前記前後方向圧搾溝の、少なくとも前記略V字形状の先端の位置を越えて延在する端部は、該端部の先端に近付く程、前後方向中心線から離れること無く近付くように形成されている、吸収性物品。
  2. 前記前後方向圧搾溝の前記少なくとも一方の端部が、前記幅方向内側に向かって湾曲している、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記端部領域圧搾溝の前記略V字形状の先端の位置と、前記前後方向圧搾溝の、前記先端の位置を越えて延在している部分の先端の位置との間の前記前後方向の間隔が、2.0〜8.0mmである、請求項1に記載の吸収性物品。
  4. 前記前後方向圧搾溝が、高圧搾部と、当該高圧搾部より窪みが浅い低圧搾部とを有し、
    前記前後方向圧搾溝の、前記端部領域圧搾溝の前記略V字形状の先端の位置を越えて延在している部分が、前記高圧搾部を有さない、請求項1に記載の吸収性物品。
  5. 前記略V字形状のV字の角度が、60〜150°である、請求項1に記載の吸収性物品。
  6. 前記前後方向圧搾溝と前記端部領域圧搾溝とが、前記幅方向に離間している、請求項1に記載の吸収性物品。
  7. 前記端部領域圧搾溝が前記前方端部領域に形成されており、
    前記一対の前後方向圧搾溝が前記後方端部領域において互いに連結している、請求項1に記載の吸収性物品。
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