JP4090309B2 - 全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物 - Google Patents

全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
全芳香族ポリエステルカーボネート等の全芳香族ポリエステルカーボネート系組成物は、強靭で、耐衝撃性等の機械的強度、寸法安定性等に優れる有用なエンジニアリングプラスチックであり、各種電子部品、機械部品等の用途に広く利用されている。
【0003】
全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物は、その機械的特性をさらに改良するために、各種の添加剤を添加することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、添加剤として層状化合物を使用し、耐熱性の改善された全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0005】
また、本発明は、層状化合物を配合するに際し、分散性を向上させ、より耐熱性の改善された全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0006】
本発明のさらに他の目的および利点は、以下の説明から明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様によれば、全芳香族ポリエステルカーボネート(M)と層状化合物(N)とを含有する全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物において、
当該全芳香族ポリエステルカーボネート(M)が、下記構成単位(I)、(II)
【0008】
【化4】
【0009】
[上記式(I)中のA1は置換されてもよい芳香族基であり、(I)、(II)中のA2、A3は各々置換されてもよいフェニレン基である。Xは下式群(III)
【0010】
【化5】
【0011】
から選ばれる基を表す。上記式群(III)中のR1、R2、R3、R4、R5およびR6は、各々独立に水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数5または6のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアリール基および炭素数7〜13のアラルキル基から選ばれる基である。qは4〜10の整数を示す。]の構造を有し、
当該全芳香族ポリエステルカーボネート(M)と当該層状化合物(N)との重量比が100:0.1〜100の範囲にあり、
フェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタン混合溶媒(重量比60/40)中、層状化合物を除いたときの濃度が1.2g/100mLとした場合の還元粘度が、測定温度35℃で0.05から3.0dL/gである全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物が提供される。
【0012】
層状化合物(N)が、ハイドロタルサイトとモンモリロナイトとの少なくともいずれか一つを含むこと、ハイドロタルサイトの層間距離が0.2〜5.0nmであること、ハイドロタルサイトの化学組成がMg6Al2(OH)16CO3・4H2Oであることが好ましい。
【0013】
本発明の他の一態様によれば、下記式(IV)
HOOC−A1−COOH (IV)
[上記式(IV)中のA1は上記式(I)における定義と同じである。]
で示される芳香族ジカルボン酸(a)と下記式(V)
HO−A2−X−A3−OH (V)
[上記式(V)中のA2、A3、Xは上記式(I)における定義と同じである。]で示される芳香族ジオール(b)、およびジアリールカーボネート(c)を下記式(1)、(2)
0≦A/B≦1.05 (1)
0.9≦C/(A+B)≦1.1 (2)
[式中、Aは芳香族ジカルボン酸(a)、Bは芳香族ジオール(b)、Cはジアリールカーボネート(c)の各モル数である。]
を同時に満足するモル割合で触媒を用いて重合反応を行う際に、重合反応前にあらかじめ層状化合物(N)を
0.001≦n/x≦1.0 (3)
[式中、xは芳香族ジカルボン酸(a)、芳香族ジオール(b)、ジアリールカーボネート(c)の重量部の総和を示し、nは層状化合物(N)の重量部を示す。]
を満足する割合で加え、重合反応を行う、全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の製造方法が提供される。
【0014】
芳香族ジカルボン酸(a)がテレフタル酸および/またはイソフタル酸、芳香族ジオール(b)がビスフェノールA、ジアリールカーボネート(c)がジフェニルカーボネートであること、前記触媒として下記式
【0015】
【化6】
【0016】
[上記式(VI)中、R7、R8は、各々独立に水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数5〜10のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアリール基および炭素数7〜13のアラルキル基から選ばれるである。また、R7とR8との間に結合があってもかまわない。R9は炭素数1〜6のアルキル基、炭素数5〜10のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアリール基および炭素数7〜13のアラルキル基から選ばれる基である。nは0〜4の整数を示す。]
のピリジン系化合物を使用すること、特に4−ジメチルアミノピリジンであること、触媒としてアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を併用すること、特に炭酸カリウムを併用することが好ましい。
【0017】
なお、以下に説明する発明の実施の形態や図面の中で、本発明の更なる特徴が明らかにされる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態をグラフ、表、式等を使用して説明する。なお、これらのグラフ、表、式等および説明は本発明を例示するものであり、本発明の範囲を制限するものではない。本発明の趣旨に合致する限り他の実施の形態も本発明の範疇に属し得ることは言うまでもない。
【0019】
本発明で用いるポリエステルカーボネート(M)は実質的に線状のポリマーであって、上記構成単位(I)、(II)を有している。
【0020】
構成単位(I)中のA1はフェニレン基、ナフチレン基、ジフェニレン基、二価のジフェニルエーテル基、ジフェニルスルホン基、ジフェニルインダン基等の炭素数6〜20の二価の芳香族基である。該芳香族基は、水素の一部または全部がメチル基等の炭素数1〜3のアルキル基や、塩素、フッ素等のハロゲン原子等で置換されてもよい。
【0021】
構成単位(II)中のA2およびA3は各々独立にフェニレン基であり、メチル基等の炭素数1〜3のアルキル基や塩素、フッ素等のハロゲン原子等の置換基を有していてもよい。
【0022】
Xは上記式群(III)
から選ばれる基を表わす。R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、各々独立に水素原子、塩素、フッ素等のハロゲン原子、メチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜6のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の炭素数5または6のシクロアルキル基;フェニル基、ナフチル基等の炭素数6〜12のアリール基;ベンジル基等の炭素数7〜13のアラルキル基から選ばれる。qは4〜10の整数を示す。
【0023】
本発明の全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の重合度は、フェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタン混合溶媒(重量比60/40)中、層状化合物を除いたときの濃度が1.2g/100mLとした場合の、温度35℃で測定した還元粘度が0.05〜3.0dL/g、好ましくは0.3〜2.5dL/gである。還元粘度が0.05dL/gより小さいと得られる全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の耐熱性、靱性が不十分であり、好ましくない。また3.0dL/gより大きいものは実質的に製造が困難である。
【0024】
なお、本発明における全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物は、全芳香族ポリエステルカーボネート(M)と層状化合物(N)とを含有する。その他の成分を含む場合も含まない場合もある。
【0025】
本発明において全芳香族ポリエステルカーボネート(M)と共に用いる層状化合物(N)としては、モンモリロナイト、ハイドロタルサイト、カオリナイト、ハロイサイト、バーミキュライト、膨潤性雲母、層状ポリケイ酸塩等が挙げられるが、分散性の点でハイドロタルサイト、モンモリロナイト等の層状クレーが好ましく、層の表面のイオン構造の点からハイドロタルサイトがさらに好ましい。
【0026】
これら層状化合物(N)中でハイドロタルサイトが特に好ましい。
【0027】
またこのハイドロタルサイトは平均層間距離が0.2〜5.0nmのものであることが好ましく。さらには0.5〜3nm、さらには0.6〜1.5nmのものが好ましく使用される。0.2nmより小さいものは実質的に合成が難しく、分散の際層間剥離が進行しにくく、5.0nmより大きいと層間の相互作用が弱く層状構造を維持するのが困難であり、いずれも好ましくない場合が多い。
【0028】
化学組成はMg6Al2(OH)16CO3・4H2Oで表されるものが好ましく使用され、この化合物の層間距離の実測値は0.77nmである。
【0029】
上記化学組成で表されるハイドロタルサイトの層間には、H2Oや炭酸イオンCO3 2-が存在するが、必要に応じて炭酸イオンCO3 2-を、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等のジカルボン酸の2価イオンからなる有機物で置換されたものを使用しても構わない。
【0030】
これら有機化合物で置換されたハイドロタルサイトの製造方法としてはInorg.Chem.1988,27,4628−4632に記載の方法で製造することが可能である。
【0031】
層状化合物の添加により、耐熱性が改善される。
【0032】
本発明に係る全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物は次のようにして製造できる。
【0033】
本発明では芳香族ジカルボン酸として、上記式(IV)で表わされる芳香族ジカルボン酸(a)が使用できる。
【0034】
上記式(IV)のA1としては、具体的にはフェニレン基、ナフチレン基、ジフェレン基、二価のジフェニルエーテル基、ジフェニルスルホン基、ジフェニルインダン基等の炭素数6〜20の二価の芳香族基を挙げることができる。また該芳香族基は、水素の一部または全部がメチル基等の炭素数1〜3のアルキル基や塩素、フッ素等のハロゲン原子等で置換されてもよい。このような芳香族ジカルボン酸としては、たとえば、テレフタル酸、イソフタル酸、メチルテレフタル酸、メチルイソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸等を挙げることができる。これらの芳香族ジカルボン酸は単独で用いても、複数を同時に用いてもよい。なかでも良好な非結晶性ポリマーを得る上で、特に、テレフタル酸とイソフタル酸とを同時に用いることが望ましい。
【0035】
一方、本発明の方法で用いられる芳香族ジオール(b)は、上記式(V)で表わされるものである。
【0036】
上記式(V)のA2、A3、は各々独立にフェニレン基であり、該フェニレン基は、水素の一部または全部が、メチル基等の炭素数1〜3のアルキル基や、塩素、フッ素等のハロゲン原子等で置換されていてもよい。またXは上記式群(III)から選ばれる基を表わす。R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、各々独立に水素原子、塩素、フッ素等のハロゲン原子、メチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜6のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の炭素数5または6のシクロアルキル基;フェニル基、ナフチル基等の炭素数6〜12のアリール基;ベンジル基等の炭素数7〜13のアラルキル基から選ばれる。qは4〜10の整数を示す。
【0037】
このような芳香族ジオール(b)としては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン等が例示され、これらのうち、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンが好ましい。これらの芳香族ジオールは、単独で用いても、複数を同時に用いてもよい。
【0038】
本発明の方法では、生成するポリマーの性質を損なわない範囲(たとえば、1モル%以上、15モル%以下)で、上記の芳香族ジオールの一部を、ハイドロキノン、4,4’−ジヒドロキシビフェニル等の他の芳香族ジオールと置き換えてもよい。
【0039】
また、本発明の方法で用いられるジアリールカーボネート(c)としては、下記式(VII)で表される化合物か好ましい。
【0040】
【化7】
【0041】
[上記式(VII)中の2つのR10は、それぞれ、互いに同一または相異なる、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、カルボキシル基、エステル基、あるいは炭素数1〜6のアルキル基から選ばれる。]
上記式中のR10としては、具体的には水素;塩素、フッ素等のハロゲン原子;水酸基;カルボキシル基;メチルエステル基、エチルエステル基等の炭素数1〜6のエステル基;メチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜3の低級アルキル基等を挙げることができる。
【0042】
このようなジアリールカーボネート(c)としては、たとえば、ジフェニルカーボネート、ジ−p−トリルカーボネート、ジ−p−クロロフェニルカーボネート、フェニル−p−トリルカーボネート、ジナフチルカーボネート等が挙げられるが、これらのうちでもジフェニルカーボネートが特に好ましい。これらのジアリールカーボネートは単独で用いても、複数を同時に用いてもよい。
【0043】
本発明の方法において、上記の化合物(a)、(b)および(c)は、下記2つの関係式(1)、(2)
0≦A/B≦1.05 (1)
0.9≦C/(A+B)≦1.1 (2)
[式中、Aは芳香族ジカルボン酸(a)、Bは芳香族ジオール(b)、Cはジアリールカーボネート(c)の各モル数である。]
を同時に満足するモル割合で使用する方法が好適に実施される。ここで、上記式(1)は芳香族ジカルボン酸(a)と芳香族ジオール(b)との仕込みモル比を表わしている。この比A/Bが0.95より大きく、1.05以下である場合、生成するポリマーは実質的には上記式(I)で表される構成単位からなる全芳香族ポリエステルとなる。すなわち本発明は全芳香族ポリエステル系組成物およびその製造方法をも含有する。
【0044】
A/B比が0.95以下になり、かつ0に近づくにつれて、得られるポリマーは上記式(I)で表される構成単位に加え、上記式(II)からなる構成単位を次第に含有するようになる。
【0045】
A/B比が0.05以下から0の範囲では得られるポリマーは実質的に(II)で表される構成単位からなる全芳香族ポリカーボネートとなる。すなわち本発明は全芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物およびその製造方法をも含有する。
【0046】
上記モル比(A/B)が0.1より小さいと、得られるポリマーの耐熱性が低下する。また、モル比(A/B)が1.05より大きいと、ポリマーの重合度が上がり難くなるので、好ましくない。本発明者らの研究では、上記式(1)において、0.10≦A/B≦0.95の範囲が好ましく、0.15≦A/B≦0.90の範囲が特に好ましいことが判明している。
【0047】
一方、上記式(2)は、芳香族ジカルボン酸(a)と芳香族ジオール(b)のモル数の和に対するジアリールカーボネート(c)のモル数の比を表わしている。この比C/(A+B)が0.9より小さいと生成するポリマーの重合が遅くなり易く、また、1.1より大きいと得られるポリマーの着色が激しくなるので、何れも好ましくない。上記式(2)において、0.95≦C/(A+B)≦1.05の範囲が好ましく、さらには0.97≦C/(A+B)≦1.03の範囲が特に好ましい。
【0048】
本発明では(a),(b),(c)に加え反応前にあらかじめ層状化合物(N)を
0.001≦(n)/(x)≦1.0 (3)
[式中、xは芳香族ジカルボン酸(a)、芳香族ジオール(b)、ジアリールカーボネート(c)の重量部の和を示し、(n)は層状化合物(N)の重量部を示す。]
を満足する割合で加え反応を行うことを特徴としている。
ここでいう層状化合物(N)は先にのべたものと同義である。
上記重量比(n)/(x)が0.001より小さいと、得られるポリマーの機械特性等の期待される物性の向上が得られず好ましくない。また、重量比(n)/(x)が1.0より大きいと、ポリマーの重合度が上がり難くなるほか全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の造粒が難しくなり好ましくない。本発明者らの研究では、上記式(3)において、0.01≦(n)/(x)≦0.8の範囲が好ましく、0.01≦A/B≦0.5の範囲が特に好ましいことが判明している。
【0049】
本発明の方法では、上記化合物(a)、(b)、(c)および(N)を、上記式(VI)で示されるピリジン系化合物の存在下で反応を行うことが好ましい。
【0050】
このようなピリジン系化合物としては、たとえば、4−アミノピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、4−ジエチルアミノピリジン、4−ピロリジノピリジン、4−ピペリジノピリジン、4−ピロリノピリジン、2−メチル−4−ジメチルアミノピリジン等が挙げられる。これらのうち、4−ジメチルアミノピリジン、4−ピロリジノピリジンが特に好ましい。
【0051】
この反応においては、初めは主としてジアリールカーボネート(c)が芳香族ジカルボン酸(a)および芳香族ジオール(b)と反応してフェノール類を生じる。一般に芳香族ジカルボン酸は溶解性が低いため、この初期の反応が開始されるには高温を要し、また初期反応が終結する迄には長時間を必要とする。しかし、上記のような特定のピリジン系化合物を用いると、予想外にもこの初期のフェノール類の発生が非常に低温で、しかも短時間で終了する。また驚くべきことに、全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物製造後期においてもエステル交換触媒として働き、短時間で高重合度のポリマーを得ることができる。
【0052】
上記ピリジン系化合物の使用量は、いわゆる触媒量でよいが上記成分(a)1モルに対して、0.00001モルから0.05モルが好ましく、0.0001モルから0.005モルがさらに好ましい。
【0053】
本発明の方法において、上記ピリジン系化合物の存在下で加熱重合する際の重合温度は、200〜400℃までとするのが適当である。重合温度が200℃より低いと、ポリマーの溶融粘度が高くなるため高重合度のポリマーを得ることができず、また400℃よりも高いと、ポリマー劣化等が生じやすくなるので好ましくない。
【0054】
本発明では上記ピリジン系化合物のほかに重合速度を高めるために、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を用いることができる。
【0055】
これらの触媒の具体例としてリチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、ルビジウム等のアルカリ金属類および/またはマグネシウム、カルシウム等アルカリ土類金属類の水酸化物、ハロゲン化物、炭酸塩、炭酸水素塩を挙げることができる。これら中でも炭酸カリウム、ビスフェノールAのジナトリウム塩が特に好ましい。
【0056】
本発明では上記ピリジン系化合物、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩のほか従来公知のエステル交換触媒を使用しても差し支えない。
【0057】
これらアルカリ金属塩類およびアルカリ土類金属塩類の使用量としては、いわゆる触媒量でよく、上記成分(b)1モルに対して0.01μmol%から0.05mol%が好ましく、0.1μmol%から0.005mol%がさらに好ましい。
【0058】
また本発明で用いる層状化合物(N)の中にはハイドロタルサイト、モンモリロナイトなどのようにポリマーの重合中にアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩が溶出するものがあり、これらの層状化合物(N)を使用すればエステル交換触媒を添加することなく芳香族ポリエステルカーボネートを製造することが可能である。
【0059】
本発明の方法では、重合反応温度の初期は比較的低温とし、これを徐々に昇温して最終的に上記重合温度にすることが好ましい。この際の初期重合反応の重合温度は、好ましくは160〜320℃である。
【0060】
本発明の方法ではハイドロタルサイト等の層状化合物を全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の重合前すなわちモノマーの段階から仕込むことを特徴としているが、添加方法としては層状化合物をそのまま添加してもよいし、添加前に層状化合物をあらかじめフェノール、エチレングリコール、トリエチレングリコール、1−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド等の有機溶媒に加え、乳鉢、ホモミキサー、ホモジナイザー等の分散機で分散させてから加えても構わない。
【0061】
該重合反応は常圧下もしくは減圧下で実施されるが、初期重合反応時は常圧下とし、徐々に減圧とすることが好ましい。また、常圧時には反応系は窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下とすることが好ましい。重合反応時間には特に制限はないが、およそ0.2〜20時間程度である。
【0062】
上述の方法により、本発明の全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物を得ることができる。
【0063】
なお、本発明の方法では、上記各成分(a)、(b)、(c)、(N)を反応の当初から同時に反応容器に仕込むのが好ましいが、ジアリールカーボネートを反応開始から数回に分けて反応容器に導入することも可能である。
【0064】
本発明の方法により得られる全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物中の全芳香族ポリエステルカーボネートは非晶性ポリマーであり、これを用いてたとえば射出成形等の溶融成形法により成形物を得ることができる。本発明の方法により得られるポリマーが非晶性であることは、たとえばDSCによりその融点が得られない等の現象から確認することができる。
【0065】
上記の方法により得られる全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の還元粘度は、層状化合物を除いたときの濃度が1.2g/100mLとした場合、測定温度35℃で0.05〜3.0dL/g、好ましくは0.3〜2.5dL/gである。還元粘度が0.05dL/gより小さいと全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物として期待される機械特性が得られず、3.0dL/gより大きいものは実質的に製造が困難である。
【0066】
上記の全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物は、全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の製造時あるいは製造後、必要に応じて安定剤、着色剤、顔料、滑剤等の各種添加剤を添加しても差し支えない。必要に応じて、調色剤、酸化防止剤、帯電防止剤、抗菌剤などの添加剤を配合しても良い。
【0067】
本発明の全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物は、公知の方法により成形される。たとえば、樹脂と必要に応じ添加剤とを、押出機、一軸押出機、二軸押出機、ミキシングロール、ブラベンダーなどを用いて混練して全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物を得た後、射出成形機にて成形する方法などが挙げられる。
【0068】
【実施例】
次に本発明の実施例および比較例を詳述する。なお、例中の「部」は特に断らない限り「重量部」を意味する。
【0069】
得られる全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の還元粘度は、フェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタン混合溶媒(重量比60/40)中、層状化合物を除いた組成物重量分の濃度が1.2g/100mLの濃度で、温度35℃で測定した値であり、ポリマーのガラス転移温度はDSC(TA Instruments製2920型)を用い、20℃/minの昇温速度にて測定した値である。
【0070】
全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の層間距離は理学電気社製RAD−B型X線回折装置を使用し求めた。
【0071】
[参考例1](全芳香族ポリエステルカーボネートの重合)
テレフタル酸69.79部、イソフタル酸29.99部、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称:ビスフェノールA)136.98部、ジフェニルカーボネート257.06部、4−ジメチルアミノピリジン0.08部を撹拌装置および窒素導入口を備えた真空留出系を有する反応容器に入れ、反応容器中を窒素雰囲気とした後、常圧下200℃で反応を開始した。30分後常圧のまま220℃に昇温し、同温度にてフェノールの留出を確認した後、系内を徐々に減圧した。反応開始から3時間後、原料が均一に溶解していることを確認した。
【0072】
その後さらに、昇温、減圧し、反応開始から5時間後、系内の最終到達温度を320℃、真空度を約0.5mmHg(66.7Pa)とした。同条件下にて0.3時間重合を行い、非晶性の全芳香族ポリエステルカーボネートを得た。得られたポリマーは透明な黄色であり、還元粘度は、0.604dL/g、ガラス転移温度は192℃であった。
【0073】
[参考例2](有機化ハイドロタルサイトの合成)
テレフタル酸13.31重量部に8重量%の水酸化ナトリウム水溶液370重量部を加え約100℃にて3時間加熱攪拌した。反応液を室温まで冷却したのちこの反応液に、硝酸マグネシウム6水和物41重量部、硝酸アルミニウム30重量部イオン交換水128重量部に溶かした水溶液を90分かけ滴下した。滴下が終了したのち約74℃にて18時間加熱反応させた。反応後白色の沈殿物が得られこれをろ過乾燥することにより有機化ハイドロタルサイトが得られた。得られた有機化ハイドロタルサイトの層間距離は14.4Åであった。
【0074】
[実施例1]
テレフタル酸58.1部、イソフタル酸24.9部、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称:ビスフェノールA)125.6部、ジフェニルカーボネート224.9部、4−ジメチルアミノピリジン0.061部、協和化学工業社製の層間距離7.7Åのハイドロタルサイト(Mg6Al2(OH)16CO3・4H2O)5.9部を撹拌装置および窒素導入口を備えた真空留出系を有する反応容器に入れ、反応容器中を窒素雰囲気とした後、常圧下200℃で反応を開始した。30分後常圧のまま220℃に昇温し、同温度にてフェノールの留出を確認した後、系内を徐々に減圧した。反応開始から3時間後、原料が均一に溶解していることを確認した。
【0075】
その後さらに、昇温、減圧し、反応開始から5時間後、系内の最終到達温度を320℃、真空度を約0.5mmHg(66.7Pa)とした。同条件下にて0.3時間重合を行い、非晶性の全芳香族ポリエステル樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物は透明な黄色であり、還元粘度は、0.949dL/g、ガラス転移温度は205.05℃であった。評価結果を表1に示す。
【0076】
[実施例2]
ハイドロタルサイトを21.3部用いたほかは実施例1と同様の操作を行った。得られた全芳香族ポリエステル樹脂組成物は透明な黄色であり、還元粘度は、0.44dL/g、ガラス転移温度は190℃であった。評価結果を表1に示す。
【0077】
[実施例3]
テレフタル酸69.79部、イソフタル酸29.99部、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称:ビスフェノールA)136.98部、ジフェニルカーボネート257.06部、4−ジメチルアミノピリジン0.08部、ハイドロタルサイト6.70部を用いたほかは実施例1と同様の操作を行った。
【0078】
得られた全芳香族ポリエステル樹脂組成物は透明な黄色であり、還元粘度は、0.605dL/g、ガラス転移温度は197℃であった。評価結果を表1に示す。
【0079】
[実施例4]
参考例2にて合成した有機化ハイドロタルサイト6.70重量部を用いたほかは実施例3と同様の操作を行った。
【0080】
得られた全芳香族ポリエステル樹脂組成物は透明な黄色であり、還元粘度は、0.651dL/g、ガラス転移温度は199℃であった。
【0081】
[実施例5]
テレフタル酸58.1部、イソフタル酸24.9部、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称:ビスフェノールA)125.6部、ジフェニルカーボネート224.9部、4−ジメチルアミノピリジン0.061部、ハイドロタルサイト5.9部を撹拌装置および窒素導入口を備えた真空留出系を有する反応容器に入れ、反応容器中を窒素雰囲気とした後、常圧下200℃で反応を開始した。30分後常圧のまま220℃に昇温し、同温度にてフェノールの留出を確認した後、系内を徐々に減圧した。反応開始から3時間後、原料が均一に溶解していることを確認した。
【0082】
その後さらに、昇温、減圧し、反応開始から5時間後、系内の最終到達温度を320℃、真空度を約0.5mmHg(66.7Pa)とした。真空度を0.5mmHgに設定した後5分毎にポリマーをサンプリングし11点のサンプルを得た。各サンプルのηsp/C(還元粘度、dL/g)−Tg(ガラス転移点)の相関関係を図1にプロットした。
【0083】
[比較例1]
テレフタル酸69.79部、イソフタル酸29.99部、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称:ビスフェノールA)136.98部、ジフェニルカーボネート257.06部、4−ジメチルアミノピリジン0.08部を撹拌装置および窒素導入口を備えた真空留出系を有する反応容器に入れ、反応容器中を窒素雰囲気とした後、常圧下200℃で反応を開始した。30分後常圧のまま220℃に昇温し、同温度にてフェノールの留出を確認した後、系内を徐々に減圧した。反応開始から3時間後、原料が均一に溶解していることを確認した。
【0084】
その後さらに、昇温、減圧し、反応開始から5時間後、系内の最終到達温度を320℃、真空度を約0.5mmHg(66.7Pa)とした。真空度を0.5mmHgに設定した後5分毎にポリマーをサンプリングし19点のサンプルを得た。各サンプルのηsp/C−Tgの相関関係を図1にプロットした。
【0085】
【表1】
【0086】
上記に示すように、本発明に係る全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物では、層状化合物の添加による機械的性質の向上に加えて、層状化合物の分散性が向上し、耐熱性が向上していることが理解できる。
【0087】
【発明の効果】
本発明により、層状化合物を配合した、物性、特に耐熱性にすぐれた全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物が得られる。
【0088】
また、層状化合物を配合するに際し、分散性を向上させることができ、より耐熱性の改善された全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ηsp/CとTgとの関係を表すグラフである。

Claims (8)

  1. 全芳香族ポリエステルカーボネート(M)と層状化合物であるハイドロタルサイトとを含有する全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物において、
    当該全芳香族ポリエステルカーボネート(M)が、下記構成単位(I)、(II)
    [上記式(I)中のAは置換されてもよい芳香族基であり、(I)、(II)中のA、Aは各々置換されてもよいフェニレン基である。Xは下式群(III)
    から選ばれる基を表す。上記式群(III)中のR、R、R、R、RおよびRは、各々独立に水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数5または6のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアリール基および炭素数7〜13のアラルキル基から選ばれる基である。qは4〜10の整数を示す。]の構造を有し、
    当該ハイドロタルサイトの層間距離が0.2〜5.0nmであり、
    当該全芳香族ポリエステルカーボネート(M)と当該ハイドロタルサイトとの重量比が100:0.1〜100の範囲にあり、
    フェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタン混合溶媒(重量比60/40)中、ハイドロタルサイトを除いたときの濃度が1.2g/100mLとした場合の還元粘度が、測定温度35℃で0.05から3.0である
    全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物。
  2. ハイドロタルサイトの化学組成がMgAl(OH)16CO・4HOである請求項1に記載の全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物。
  3. 下記式(IV)
    HOOC−A−COOH (IV)
    [上記式(IV)中のAは上記式(I)における定義と同じである。]
    で示される芳香族ジカルボン酸(a)と下記式(V)
    HO−A−X−A−OH (V)
    [上記式(V)中のA、A、Xは上記式(I)における定義と同じである。]で示される芳香族ジオール(b)、およびジアリールカーボネート(c)を下記式(1)、(2)
    0≦A/B≦1.05 (1)
    0.9≦C/(A+B)≦1.1 (2)
    [式中、Aは芳香族ジカルボン酸(a)、Bは芳香族ジオール(b)、Cはジアリールカーボネート(c)の各モル数である。]
    を同時に満足するモル割合で触媒を用いて重合反応を行う際に、重合反応前にあらかじめ、層間距離が0.2〜5.0nmである層状化合物であるハイドロタルサイトを
    0.001≦n/x≦1.0 (3)
    [式中、xは芳香族ジカルボン酸(a)、芳香族ジオール(b)、ジアリールカーボネート(c)の重量部の総和を示し、nはハイドロタルサイトの重量部を示す。]
    を満足する割合で加え、重合反応を行い、請求項1または2に記載の全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物を得る全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の製造方法。
  4. 芳香族ジカルボン酸(a)がテレフタル酸および/またはイソフタル酸、芳香族ジオール(b)がビスフェノールA、ジアリールカーボネート(c)がジフェニルカーボネートである請求項3に記載の全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の製造方法。
  5. 前記触媒として下記式
    [上記式(VI)中、R、Rは、各々独立に水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数5〜10のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアリール基および炭素数7〜13のアラルキル基から選ばれる基である。また、RとRとの間に結合があってもかまわない。Rは炭素数1〜6のアルキル基、炭素数5〜10のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアリール基および炭素数7〜13のアラルキル基から選ばれる基である。nは0〜4の整数を示す。]
    のピリジン系化合物を使用する請求項3または4に記載の全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の製造方法。
  6. 前記触媒が4−ジメチルアミノピリジンである請求項5に記載の全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の製造方法。
  7. 触媒としてアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を併用する請求項3〜6のいずれかに記載の全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の製造方法。
  8. 触媒として炭酸カリウムを併用する請求項3〜6のいずれかに記載の全芳香族ポリエステルカーボネート系樹脂組成物の製造方法。
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