JP2002069275A - 芳香族ポリエステルカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

芳香族ポリエステルカーボネート樹脂組成物

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JP2002069275A
JP2002069275A JP2000265252A JP2000265252A JP2002069275A JP 2002069275 A JP2002069275 A JP 2002069275A JP 2000265252 A JP2000265252 A JP 2000265252A JP 2000265252 A JP2000265252 A JP 2000265252A JP 2002069275 A JP2002069275 A JP 2002069275A
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aromatic polyester
polyester carbonate
aromatic
mol
resin composition
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JP2000265252A
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Toyoaki Ishiwatari
豊明 石渡
Hiroshi Sakurai
博志 櫻井
Takanori Miyoshi
孝則 三好
Shunichi Matsumura
俊一 松村
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、工業的生産に適した、良好な溶融
混合性を示し、かつ高温で溶融しているときの着色が少
ない、芳香族ポリエステルカーボネート樹脂組成物を提
供すること。 【解決手段】 下記式(I)で表される芳香族ポリエステ
ルの繰り返し単位が50〜99モル%、および下記式
(II)で表される芳香族ポリカーボネートの繰り返し単
位が50〜1モル%からなる芳香族ポリエステルカーボ
ネート(A)50〜99重量部と、芳香族ポリカーボネ
ート(B)50〜1重量部からなる樹脂組成物であっ
て、該芳香族ポリエステルカーボネート中のヒドロキシ
基末端、アリール基末端のそれぞれの濃度が下記数式
(1) 《ヒドロキシ基末端》/(《ヒドロキシ基末端》+《アリール基末端》) ≦0.95 (1) [上記数式(1)において、《 》はポリマー中の濃度(モ
ル/t)をあらわす。]を満足することを特徴とする芳
香族エステルポリカーボネート樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は優れた色調を有する
芳香族ポリエステルカーボネート樹脂組成物に関する。
さらに詳しくは、特定の構造を有し、ヒドロキシ基末
端、アリール基末端の合計に対するヒドロキシ基末端比
が0.95以下である芳香族ポリエステルカーボネート
と、芳香族ポリカーボネートからなる、色調、透明性、
溶融混合性に優れ、溶融加工時の着色が少ない芳香族ポ
リエステルカーボネート樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年耐熱性が高く機械的強度の優れたエ
ンジニアリングプラスチックに対する要求性能が高まっ
ている。非晶性エンジニアリングプラスチックの1つに
芳香族ジカルボン酸と芳香族ジヒドロキシ化合物に由来
する全芳香族ポリエステルがある。例えば、芳香族ジヒ
ドロキシ化合物として2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン(以下ビスフェノールAと略す。)、
芳香族ジカルボン酸としてテレフタル酸やイソフタル酸
よりなる全芳香族ポリエステルは、耐熱性、透明性、耐
衝撃性等に優れることから、レンズやライトカバーなど
に利用されている。
【0003】さらに全芳香族ポリエステルの透明性、耐
衝撃性等の物性バランスを改良した非晶性エンジニアリ
ングプラスチックの1つに芳香族ポリエステルカーボネ
ートがある。しかしながら、全芳香族ポリエステルおよ
び芳香族ポリエステルカーボネートは両方とも流動性が
低いという欠点があり、この欠点を改良する方法として
芳香族ポリカーボネートとの樹脂組成物が知られてい
る。
【0004】例えば、全芳香族ポリエステルと芳香族ポ
リカーボネートよりなる樹脂組成物は優れた耐熱変形性
と耐衝撃性を有していることが知られている。例えば、
特許1994132号公報では、カルボキシル基含有量
を限定した全芳香族ポリエステルと芳香族ポリカーボネ
ートからなる樹脂組成物を提案している。そこで具体的
に用いられている全芳香族ポリエステルは芳香族ジカル
ボン酸クロリドの溶液と芳香族ジヒドロキシ化合物のア
ルカリ塩水溶液を用いた界面重合法によって得られてい
る。また、特許2017725号公報では、全カルボキ
シル基の含有量を限定した全芳香族ポリエステルとポリ
カーボネートからなる樹脂組成物を提案している。上記
特許公報は溶融加工時の発泡現象を抑制するものであ
る。特開平6−200141号公報では溶融重合生成物
でフェノール性末端基が特定組成比以下である芳香族ポ
リカーボネートと全芳香族ポリエステルを含む樹脂組成
物について提案されており、耐低温衝撃性が低下しない
ことが示されている。
【0005】しかしながら、近年より複雑な形状を射出
成型で作成するために、流動性の良い樹脂を用いるこ
と、あるいはこれまで以上に高い温度で成型する必要が
生じており、上記特許公報記載の方法で作成した樹脂組
成物でも低温では流動性が不十分である、または高温で
溶融しているときには着色が激しくなるという問題があ
る。これら問題を解決するために、例えば特開平6−2
00141号公報では亜リン酸エステルを安定剤として
加えているが、その効果は不十分であった。
【0006】そのため、全芳香族ポリエステルと芳香族
ポリカーボネートを溶融混合し、樹脂組成物を製造する
には、溶融混合の際、透明かつ均質な樹脂組成物を得る
ために、高温での溶融混合が必要である。この為、より
低温で溶融混合性に優れ、より迅速に、透明かつ均質な
樹脂組成物を得ることが望まれている。また芳香族ポリ
エステルカーボネートに関しても全芳香族ポリエステル
よりは流動性は改善されているものの、より低温で溶融
混合性に優れ、より迅速に、透明かつ均質な樹脂組成物
を得る点においては、いまだ不十分であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、工業的生産に適した、良好な溶融混合性を示し、か
つ高温で溶融しているときの着色が少ない、芳香族ポリ
エステルカーボネートおよび芳香族ポリカーボネートよ
りなる芳香族ポリエステルカーボネート樹脂組成物を提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は下記
式(I)
【0009】
【化3】
【0010】[上記式(I)中のA1,A2は置換基があっ
ても良い芳香族基である。]で表される繰り返し単位が
50〜99モル%、および下記式(II)
【0011】
【化4】
【0012】[上記式(II)中のA3は置換基があっても
良い芳香族基である。]で表される繰り返し単位が50
〜1モル%からなる芳香族ポリエステルカーボネート
(A)50〜99重量部と、芳香族ポリカーボネート
(B)50〜1重量部からなる樹脂組成物であって、該
芳香族ポリエステルカーボネート中のヒドロキシ基末
端、アリール基末端のそれぞれの濃度が下記数式(1) 《ヒドロキシ基末端》/(《ヒドロキシ基末端》+《アリール基末端》) ≦0.95 (1) [上記数式(1)において、《 》はポリマー中の濃度(モ
ル/t)をあらわす。]を満足することを特徴とする芳
香族エステルポリカーボネート樹脂組成物である。
【0013】また該芳香族ポリエステルカーボネートが
芳香族ジカルボン酸、芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸
ジエステルとの溶融重合生成物であり、該芳香族ポリエ
ステルカーボネート中のカルボン酸基末端が20モル/
t以下であり、かつヒドロキシ基末端とカルボン酸基末
端の合計量が300モル/t以下であることを特徴とす
る芳香族ポリエステルカーボネート樹脂組成物について
も本発明に含まれる。
【0014】さらに該芳香族ポリカーボネートが、芳香
族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとの溶融重合生
成物であることを特徴とする前述の芳香族ポリエステル
カーボネート樹脂組成物、および該芳香族ポリエステル
カーボネートにおいて、上記式(I)で表される繰り返し
単位50〜97モル%および上記式(II)で表される繰り
返し単位50〜3モル%からなることを特徴とする芳香
族ポリエステルカーボネート樹脂組成物、該芳香族ポリ
エステルカーボネート中の塩素含有量が100ppm以
下であることを特徴とする芳香族ポリエステルカーボネ
ート樹脂組成物についても本発明に含まれる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明に使用される芳香族ポリエステルカーボネ
ートは、構成単位が下記式(I)および下記式(II)
【0016】
【化5】
【0017】
【化6】
【0018】で表す繰り返し単位で表される。上記式
(I)中のA1は置換基があっても良い芳香族基であり、例
えば下記式(III)
【0019】
【化7】
【0020】で表される2価の芳香族基をあげることが
出来る。またこれらは単独で用いても良く、複数を同時
に用いても良い。なかでもテレフタル酸とイソフタル酸
を同時に用いることが好ましい。その場合にはテレフタ
ル酸とイソフタル酸の割合は、モル%で10/90〜9
0/10が好ましい。
【0021】上記式(I)中のA2は置換基があっても良い
芳香族基であり、例えば下記式(IV)
【0022】
【化8】
【0023】で表される2価の芳香族基が具体的にあげ
ることが出来る。これらの中で下記式(V)で表される
【0024】
【化9】
【0025】2価の芳香族基が好ましい。また、これら
は単独で用いても良く、複数を同時に用いても良い。
【0026】また上記式(II)中のA3は置換基があって
も良い芳香族基であり、上記式(IV)で例示したA2と同
じ2価の芳香族基があげられる。
【0027】また、その構成比率は上記式(I)で表され
る繰り返し単位が99〜50モル%および、上記式(II)
で表される繰り返し単位が1〜50モル%からなること
が必要である。上記式(II)で表される繰り返し単位が1
モル%未満では、樹脂組成物を溶融混合する際に、充分
な混合性の改善効果が得られない。また、50モル%を
超えると、芳香族ポリエステルカーボネートの耐熱性が
不充分となり、その結果、芳香族ポリエステルカーボネ
ート樹脂組成物の耐熱性が不充分となり、好ましくな
い。好ましくは、3〜50モル%であり、特に好ましく
は、3〜45モル%である。該繰り返し単位の構成比率
は、得られたポリマー1H−NMR測定によって計算で
きる。また重合反応中の昇華物が生じない場合は、原料
の仕込み比から計算した値と1H−NMR測定によって
計算した数値が一致するので、簡易的に仕込み比から計
算した値を用いてもよい。
【0028】また本発明においては該芳香族ポリエステ
ルカーボネート中のヒドロキシ基末端、アリール基末端
のそれぞれの濃度が下記数式(1) 《ヒドロキシ基末端》/(《ヒドロキシ基末端》+《アリール基末端》) ≦0.95 (1) [上記数式(1)において、《 》はポリマー中の濃度(モ
ル/t)をあらわす。]を満足するものである。上記数
式(1)の値が0.95より大きいと芳香族ポリエステ
ルカーボネートの耐熱性が低下し、着色の原因となるこ
とがある。好ましくは0.85以下であり、より好まし
くは0.8以下である。芳香族ジカルボン酸、芳香族ジ
ヒドロキシ化合物に対するジアリールカーボネートの重
合反応の仕込み比を適切に調節する、あるいは重合反応
後期にヒドロキシ基末端封鎖剤を添加し末端封鎖を行う
等の手法により、該ヒドロキシ基末端比を0.95以下
にすることができる。また上記数式(1)でカルボン酸基
末端濃度はできるだけ少ない方が好ましい。しかし非常
に少なくする場合には特殊な末端封止剤と反応させる
か、あるいは長時間反応させる必要があるが、そのため
かえって着色しやすくなることがある。また上述の各末
端基はNMR測定等公知の方法によって求めることがで
き、該ヒドロキシ基末端比もそれらの値から計算でき
る。
【0029】また、本発明に用いられる芳香族ポリエス
テルカーボネートには、その目的とする物性を損なわな
い範囲で亜リン酸、リン酸金属塩、亜リン酸エステル等
の耐熱安定剤;顔料、染料等の着色剤;タルク、ガラス
繊維等の充填剤;ゴム成分等の耐衝撃改良剤;酸化劣化
防止剤;耐候剤;滑剤;離型剤;可塑剤;難燃剤;流動
性改良剤;帯電防止剤;酸性物質捕捉剤;光安定剤;紫
外線吸収剤;金属不活性化剤;金属石鹸;造核剤;加工
安定剤等を配合することも可能である。
【0030】本発明の芳香族ポリエステルカーボネート
の製造方法は特に限定するものではない。溶液重合、界
面重合、溶融重合等の任意の方法を用いて製造すること
ができる。この中でも特に好ましい例として、芳香族ジ
カルボン酸(a)、芳香族ジヒドロキシ化合物(b)と
炭酸ジエステル(c)との溶融重合があげられる。溶融
重合によって得られた芳香族ポリエステルカーボネート
を用いた樹脂組成物は、驚くべきことに界面重合によっ
て得られた芳香族ポリエステルカーボネートを用いた樹
脂組成物よりも溶融時の着色が少ない。この原因につい
ては、界面重合によって得られる芳香族ポリエステルカ
ーボネートはそのポリマー中から完全に塩素原子を取り
除くことが困難であるのに対し、溶融重合で得られた芳
香族ポリエステルカーボネートは塩素原子を含まないた
めであると推測される。
【0031】溶融重合によって該芳香族ポリエステルカ
ーボネートを製造する場合、芳香族ジカルボン酸(a)
としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、メチ
ルテレフタル酸、メチルイソフタル酸、ナフタレン−
2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボ
ン酸、ナフタレン−1,4−ジカルボン酸、ジフェニル
ジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフ
ェニルスルホンジカルボン酸、フェニルインダンジカル
ボン酸等を挙げることが出来る。
【0032】これら芳香族ジカルボン酸は単独で用いて
も良く、複数を同時に用いても良い。特に、テレフタル
酸とイソフタル酸を同時に用いることが好ましい。その
場合、テレフタル酸とイソフタル酸の割合は、モル%で
10/90〜90/10が好ましい。より好ましくは、
20/80〜80/20である。
【0033】芳香族ジヒドロキシ化合物(b)として
は、ビスフェノールA、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(3−メチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(3,5−
ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ハイド
ロキノン、4,4’−ジヒドロキシビフェニル等が例示
され、これらのうちビスフェノールA、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−
ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン
が好ましい。また、これら芳香族ジヒドロキシ化合物
は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
【0034】炭酸ジエステル(c)としては、例えばジ
フェニルカーボネート、ジ−p−トリルカーボネート、
ジナフチルカーボネート、ジ−p−クロロフェニルカー
ボネート、フェニル−p−トリルカーボネート等が挙げ
られるが、これらのうちジフェニルカーボネートが特に
好ましい。これらは単独で使用しても2種以上を併用し
てもよい。
【0035】本発明に用いられる芳香族ポリエステルカ
ーボネート中のカルボン酸基末端は20モル/t以下で
ある。カルボン酸基末端が20モル/tを超えると、ポ
リカーボネートとの樹脂組成物の溶融加工時に発泡して
しまう。カルボン酸基末端は好ましくは0.01〜18
モル/t、より好ましくは0.05〜15モル/tであ
る。カルボン酸基末端が0.01モル/t未満とするた
めには特殊な末端封止剤と反応させるか、あるいは長時
間反応させる必要があるが、末端封鎖剤や長時間反応す
ることが着色の原因になることがあり好ましくない。
【0036】一方、ヒドロキシ基末端とカルボン酸基末
端の合計量は300モル/t以下である。この合計量が
300モル/tを超えると、芳香族ポリカーボネートを
含む樹脂組成物の溶融加工時に激しく着色する。ヒドロ
キシ基末端とカルボン酸基末端の合計量は好ましくは
0.05〜250モル/t、より好ましくは0.1〜2
00モル/tでり、0.2〜100モル/tが特に好ま
しい。ヒドロキシ基末端とカルボン酸基末端の合計量を
0.05モル/t以下とするためには特殊な末端封止剤
と反応させるか、あるいは長時間反応させる必要があ
り、着色などの点から好ましくない。
【0037】これらヒドロキシ基末端とカルボン酸基末
端を一定数値以下にするには、先述のヒドロキシ基末端
基比を0.95以下にするのと同様な手法で達成でき
る。
【0038】上記化合物(a)、(b)、(c)から本
発明に用いられる全芳香族ポリエステルカーボネートを
製造するには、下記数式(2)(3) 0.5≦A/B≦0.99 (2) 0.95≦C/(A+B)≦1.05 (3) [上記数式(2)、(3)中、Aは芳香族ジカルボン酸
成分(a)、Bは芳香族ジヒドロキシ化合物(b)、C
は炭酸ジエステル(c)の各モル数である。]が同時に
成立するようなモル比で使用する。
【0039】上記数式(2)において、0.5≦A/B
≦0.99にすることにより、芳香族ポリエステルカー
ボネートの耐熱性と、溶融混合性の改善効果のバランス
がよくなり好ましい。
【0040】上記数式(3)において、0.95≦C/
(A+B)≦1.05にすることにより、着色が少ない
芳香族ポリエステルカーボネートが適切な重合時間で得
ることができ、また得られた該芳香族ポリエステルカー
ボネートのカルボン酸基末端が20モル/t以下となり
好ましい。
【0041】また、本発明に使用される芳香族ポリエス
テルカーボネートを製造する場合、上記化合物(a)、
(b)、(c)とともに、物性を損なわない範囲で、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカン二酸、ドデカ
ン二酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂肪
(環)族ジカルボン酸およびそのエステル形成性誘導
体、エチレングリコール、トリメチレングリコール、テ
トラメチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール等の脂肪(環)族ジオールおよびそのエステル
形成性誘導体、p-ヒドロキシ安息香酸、m−ヒドロキシ
安息香酸、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸等のヒドロ
キシカルボン酸およびそのエステル形成性誘導体等を共
重合しても構わない。
【0042】本発明に使用される芳香族ポリエステルカ
ーボネートを製造する場合、上記化合物(a)、
(b)、(c)を触媒の存在下で重合反応を行う。
【0043】得られる芳香族ポリエステルカーボネート
中のカルボン酸基末端が20モル/t以下であり、かつ
ヒドロキシ基末端とカルボン酸基末端の合計量が300
モル/t以下とするためには、該触媒として、特開平7
−133345号公報において提案した特定のピリジン
化合物を用いることが好ましい。例として、4−ジメチ
ルアミノピリジン、4−ジエチルアミノピリジン、4−
ピロリジノピリジン、4−ピペリジノピリジン、4−ピ
ロリノピリジン、2−メチル−4−ジメチルアミノピリ
ジン等を挙げることが出来るが、これらに限定されな
い。これらの化合物は単独で用いても良く、また、2種
以上を組み合わせても良い。これらの化合物は、芳香族
ジヒドロキシ化合物(b)に対して0.01モル%〜1
0モル%の量とすることが好ましく、0.05モル%〜
1モル%の量とすることがより好ましい。また、かかる
ピリジン化合物を有機酸塩または無機酸塩の形で用いて
も良い。
【0044】また触媒として上記ピリジン化合物と共に
従来のエステル交換触媒を用いても良い。該エステル交
換触媒としては、例えば、錫、アンチモン、ストロンチ
ウム、亜鉛、コバルト、ニッケル、チタン、ゲルマニウ
ム、アルカリ金属、アルカリ土類金属等の単体、酸化
物、水酸化物、ハロゲン化物、炭酸塩等の無機酸塩類、
有機酸塩類、錯塩等が挙げられる。これら従来公知のエ
ステル交換触媒の使用量は特に制限はないが、芳香族ジ
ヒドロキシ化合物(b)に対して0.001モル%〜1
モル%の量とすることが好ましい。より好ましくは、
0.005モル%〜0.1モル%である。
【0045】本発明に使用される芳香族ポリエステルカ
ーボネートを溶融重合する際の重合温度は280〜40
0℃とすることが好ましい。ここで、重合温度とは重合
後期あるいはその終了時における温度を意味する。重合
温度が280℃よりも低いとポリマーの溶融粘度が高く
なるため高重合度のポリマーを得ることが出来ず、また
400℃よりも高いとポリマーの劣化等が生じ易くなる
傾向がある。
【0046】本発明に使用される芳香族ポリエステルカ
ーボネートを溶融重合する際、重合反応温度の初期は比
較的低温とし、これを徐々に昇温して最終的に上記重合
温度にすることが好ましい。この際の初期重合反応の反
応温度は好ましくは160〜320℃である。この重合
反応は常圧下、または減圧下で実施される。また、常圧
時には窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下とするこ
とが好ましい。重合反応時間は特に制限はないが、だい
たい1〜20時間程度である。
【0047】本発明に使用される芳香族ポリエステルカ
ーボネートは単独で用いても良く、また2種以上を併用
しても構わない。
【0048】本発明に使用される全芳香族ポリエステル
カーボネートを溶融重合する際、必要に応じて前述の耐
熱安定剤、着色剤、充填剤、耐衝撃改良剤、酸化劣化防
止剤、離型剤等の各種添加剤を添加しても構わない。
【0049】本発明に使用される芳香族ポリエステルカ
ーボネート中の塩素原子含有量は100ppm以下であ
ることが好ましい。100ppmを超えると、樹脂組成
物の溶融加工時着色が激しくなり好ましくない。芳香族
ポリエステルカーボネート中の塩素原子含有量は好まし
くは80ppm以下、より好ましくは50ppm以下で
ある。塩素含有量を100ppm以下にするためには、
使用する原料に塩素含有量の少ない純度の高いものを使
用する、触媒や添加剤にも塩素含有量の少ないものを用
いることで達成できる。塩素原子含有量はイオンクロマ
トグラフ法など公知の方法で測定できる。
【0050】本発明に使用される芳香族ポリカーボネー
トとは、主として下記式(VI)
【0051】
【化10】
【0052】[上記式(VI)においてA4およびA5は各々
置換基があっても良いフェニレン基である。Xは下記式
群(VII)
【0053】
【化11】
【0054】から選ばれる基を表す。上記式群(VII)中
のR1,R2,R3及びR4は、各々独立に水素原子、ハロ
ゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数5または
6のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアリール基及
び炭素数7〜12のアラルキル基から選ばれる。qは4
〜10の整数を示す。]で表される繰り返し単位からな
る。また、これらを2種以上併用することもできる。上
記式(VI)の代表的かつ好ましい例としては、下記式(VI
II)
【0055】
【化12】
【0056】からなる繰り返し単位が挙げられる。
【0057】また、上記式(VI)と上記式(II)とで表さ
れる繰り返し単位の中で、少なくとも1成分同じものが
含まれていることが好ましい。更には上記式(VI)におけ
るポリカーボネートの主成分の繰り返し単位と上記式(I
I)における主成分の繰り返し単位とが実質的に同じ化学
構造であることが特に好ましい。こうすることにより芳
香族ポリエステルカーボネートと芳香族ポリカーボネー
トの溶融混合性が向上する。本発明においては、ポリマ
ーを溶融混合した際に均一に混合するまでの所要時間が
短いものを溶融混合性が良好であるとする。
【0058】また、該芳香族ポリカーボネートの品質を
著しく低下させない範囲(好ましくは1モル%以上20
モル%以下)で上記式(VI)以外の繰り返し単位を含有し
ていてもよい。
【0059】芳香族ポリカーボネートの製造方法は特に
限定するものではなく、従来公知のいずれの製造方法を
用いてもよい。例えば界面重合、溶液重合及び溶融重合
などがあげられ、これらの中で任意の方法を用いること
が出来る。好ましくは、芳香族ジヒドロキシ化合物と炭
酸ジエステルとの溶融重合生成物であり、溶融重合によ
る芳香族ポリカーボネートのほうが芳香族ポリエステル
カーボネートとの溶融混合性が良好となり、より好まし
い例としてあげられる。製造する際に用いる芳香族ジヒ
ドロキシ化合物と炭酸ジエステルとしては、上記芳香族
ポリエステルカーボネートを製造する際に用いる化合物
(b)、(c)と同じものが挙げられる。
【0060】また、本発明に用いられる芳香族ポリカー
ボネートには、その特性を損なわない範囲で耐熱安定
剤、着色剤、充填剤、耐衝撃改良剤、酸化劣化防止剤、
耐候剤、滑剤、離型剤、可塑剤、難燃剤、流動性改良
剤、帯電防止剤、酸性物質捕捉剤、光安定剤、紫外線吸
収剤、金属不活性化剤、金属石鹸、造核剤、加工安定剤
等を配合することも可能である。またこれらの各種添加
剤は前述の重合反応中に配合することも可能である。
【0061】本発明の樹脂組成物は上記の芳香族ポリエ
ステルカーボネートと芳香族ポリカーボネートからなる
ものであり、具体的には両ポリマーを溶融混合して得ら
れるものである。
【0062】本発明の樹脂組成物は芳香族ポリエステル
カーボネート(A)99〜50重量部と芳香族ポリカー
ボネート(B)1〜50重量部を含むことが必要であ
る。好ましくは(A)を95〜55重量部を含むこと、
さらに好ましくは(A)を90〜60重量部を含むこと
である。該芳香族ポリエステルカーボネートが50重量
部より少ないと得られる樹脂組成物の耐熱性が不十分と
なる。また芳香族ポリカーボネートが1重量部より少な
いと溶融粘度が高くなり得られる樹脂組成物の流動性が
悪くなる。また該樹脂組成物には目的とする物性を損な
わない程度で他の樹脂を混ぜても構わない。該樹脂とし
てはポリスルホン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメタク
リレート樹脂、ポリアクリル樹脂等があげられる。
【0063】溶融混合装置としては、溶融した粘ちょう
塊体を処理できる装置ならば任意の溶融混合法を使用で
きる。特に、押出し機、バンバリーミキサー、ローラ
ー、ニーダー、攪拌装置、またはポリマー投入口、およ
び/またはポリマー吐出口を不活性ガスで置換する装置
等を有する混合槽等を例として挙げられる。実質的には
溶融混合温度は260〜360℃である。260℃未満
では溶融粘度が高く、円滑に溶融混合することが困難で
ある。360℃より高いとポリマーの着色が激しくな
り、高品質の樹脂組成物が得られない。好ましくは27
0〜355℃であり、より好ましくは、280〜350
℃である。
【0064】溶融混合は空気中および/または窒素、ア
ルゴンといった不活性ガス雰囲気でも行うことが出来
る。また、混合時に必要に応じて、芳香族ポリエステル
カーボネート樹脂組成物の特性を損なわない範囲で前述
の耐熱安定剤、着色剤、充填剤、耐衝撃改良剤、酸化劣
化防止剤、耐候剤、滑剤、離型剤、可塑剤、難燃剤、流
動性改良剤、帯電防止剤、酸性物質捕捉剤、光安定剤、
紫外線吸収剤、金属不活性化剤、金属石鹸、造核剤、加
工安定剤等を配合することも可能である。
【0065】
【発明の効果】本発明の芳香族ポリエステルカーボネー
ト樹脂組成物を用いることにより、芳香族ポリエステル
カーボネートと芳香族ポリカーボネートが良好な溶融混
合性を示し、かつ色調、透明性に優れ、溶融加工時の着
色が非常に少ない(YI値が小さい)樹脂組成物が得ら
れる。
【0066】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。得られたポリ
マーのヒドロキシ基末端、アリール基末端、カルボン酸
基末端の濃度は1H−NMRにて測定した。また、塩素
含有量は試料100mgを燃焼ガス吸収装置内(900
℃、Ar−O2雰囲気下)で処理し、発生したガスを純
水に吸収させてイオンクロマトグラフ法で測定した。ま
た溶融混合して得られたペレットを用い、シリンダー温
度340℃、金型温度100℃にて2mm厚の成型板を
作成し、これの黄色度(YI値)をJISK7103に
従いNDH−2000(日本電色工業(株)製)で測定し
た。また、全光線透過率はNDH−2000を用いて測
定した。またポリマーの還元粘度はフェノール/1,
1,2,2−テトラクロロエタン混合溶媒(重量比60
/40)中、濃度は1.2g/dlで、35℃にて測定
した。
【0067】[実施例1〜4、比較例1〜4]以下の成
分を表1に示した比率(重量部)で配合し、攪拌装置を
備えた混合槽にて、300℃および340℃で溶融混合
し、芳香族ポリエステルカーボネート樹脂組成物のTg
が1点になる時間を測定し、溶融混合性の評価とした。
【0068】PEC−1:芳香族ジカルボン酸とビスフ
ェノールA、ジフェニルカーボネートから溶融重合によ
って得られた全芳香族ポリエステルカーボネート[テレ
フタル酸残基とイソフタル酸残基、ビスフェノールA残
基のモル比0.7:0.3:1.1、還元粘度が0.6
3dl/g、カルボン酸基末端10モル/t、ヒドロキ
シ基末端とカルボン酸基末端の合計量は42モル/tで
あった。塩素含有量は測定限界(10ppm)以下であ
った。また式(1)で表されるヒドロキシ基末端比は
0.62であった。]、式(I)成分91モル%、式(II)
成分9モル%であった。
【0069】PEC−2:芳香族ジカルボン酸とビスフ
ェノールA、ジフェニルカーボネートから溶融重合によ
って得られた全芳香族ポリエステルカーボネート[テレ
フタル酸残基とイソフタル酸残基、ビスフェノールA残
基のモル比0.7:0.3:1.1、還元粘度が0.6
3dl/g、カルボン酸基末端12モル/t、ヒドロキ
シ基末端とカルボン酸基末端の合計量52モル/tであ
った。塩素含有量は測定限界(10ppm)以下であっ
た。また式(1)で表されるヒドロキシ基末端比は0.
91であった。]、式(I)成分91モル%、式(II)成分
9モル%であった。
【0070】PAR−1:芳香族ジカルボン酸とビスフ
ェノールA、ジフェニルカーボネートから溶融重合によ
って得られた全芳香族ポリエステル[テレフタル酸残基
とイソフタル酸残基、ビスフェノールA残基のモル比
0.7:0.3:1、還元粘度が0.58dl/g、カ
ルボン酸基末端13モル/t、ヒドロキシ基末端とカル
ボン酸基末端の合計量45モル/tであった。塩素含有
量は測定限界(10ppm)以下であった。]、式(I)
成分100モル%、式(II)成分0モル%であった。
【0071】PAR−2:芳香族ジカルボン酸クロライ
ドの塩化メチレン溶液とビスフェノールAの水酸化ナト
リウム水溶液から界面重合によって得られた全芳香族ポ
リエステル[テレフタル酸残基とイソフタル酸残基、ビ
スフェノールA残基のモル比0.5:0.5:1、還元
粘度が0.68dl/g、カルボン酸基末端47モル/
t、ヒドロキシ基末端とカルボン酸基末端の合計量61
モル/tであった。塩素含有量は131ppmであっ
た。]、式(I)成分100モル%、式(II)成分0モル%
であった。
【0072】PC:ビスフェノールAとジフェニルカー
ボネートから溶融重合によって得られた芳香族ポリカー
ボネート(還元粘度が0.71dl/g)。
【0073】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三好 孝則 山口県岩国市日の出町2番1号 帝人株式 会社岩国研究センター内 (72)発明者 松村 俊一 山口県岩国市日の出町2番1号 帝人株式 会社岩国研究センター内 Fターム(参考) 4J002 CG00X CG01X CG03X CG04W 4J029 AA08 AA10 AB02 AB07 AD02 AD03 BB05A BB10A BB13A BB13B BD09A BG08X CB05A CB05B CB06A CB06B CB10A CC05A CC06A CF08 CH02 DB13 HC03 HC05A HC05B KB02 KE05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I) 【化1】 [上記式(I)中のA1,A2は置換基があっても良い芳香
    族基である。]で表される繰り返し単位が50〜99モ
    ル%、および下記式(II) 【化2】 [上記式(II)中のA3は置換基があっても良い芳香族基
    である。]で表される繰り返し単位が50〜1モル%か
    らなる芳香族ポリエステルカーボネート(A)50〜9
    9重量部と、芳香族ポリカーボネート(B)50〜1重
    量部からなる樹脂組成物であって、該芳香族ポリエステ
    ルカーボネート中のヒドロキシ基末端、アリール基末端
    のそれぞれの濃度が下記数式(1) 《ヒドロキシ基末端》/(《ヒドロキシ基末端》+《アリール基末端》) ≦0.95 (1) [上記数式(1)において、《 》はポリマー中の濃度(モ
    ル/t)をあらわす。]を満足することを特徴とする芳
    香族ポリエステルカーボネート樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 該芳香族ポリエステルカーボネートが芳
    香族ジカルボン酸、芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジ
    エステルとの溶融重合生成物であり、該芳香族ポリエス
    テルカーボネート中のカルボン酸基末端が20モル/t
    以下であり、かつヒドロキシ基末端とカルボン酸基末端
    の合計量が300モル/t以下であることを特徴とする
    請求項1記載の芳香族ポリエステルカーボネート樹脂組
    成物。
  3. 【請求項3】 該芳香族ポリカーボネートが芳香族ジヒ
    ドロキシ化合物と炭酸ジエステルとの溶融重合生成物で
    あることを特徴とする請求項1または請求項2記載の芳
    香族ポリエステルカーボネート樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 該芳香族ポリエステルカーボネートにお
    いて上記式(I)で表される繰り返し単位50〜97モル
    %および上記式(II)で表される繰り返し単位50〜3モ
    ル%からなることを特徴とする請求項1〜請求項3のい
    ずれか1項に記載の芳香族ポリエステルカーボネート樹
    脂組成物。
  5. 【請求項5】 芳香族ポリエステルカーボネート中の塩
    素含有量が100ppm以下であることを特徴とする請
    求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の芳香族ポリエ
    ステルカーボネート樹脂組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002069281A (ja) * 2000-09-01 2002-03-08 Teijin Ltd ポリカーボネート樹脂組成物
JP2011084611A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Kuraray Co Ltd 繊維補強全芳香族ポリエステル樹脂成形体
US10767052B2 (en) 2016-10-20 2020-09-08 Lg Chem, Ltd. Polycarbonate resin composition

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