JP4089946B2 - 配線用遮断器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラグ端子を移動させることにより接続する導電バーを選択できるようにしたプラグイン式の配線用遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
単相3線式配線路に用いられる配線用遮断器は電圧切り替えのためあるいは線路の負荷バランスを取るために、接続される導電バーを変更することができるようにしておく必要がある。通常のねじ端子を備えた配線用遮断器では、導電バーとの間の接続金具を交換することによりこの要求に対応することができるが、平板状の導電バーを上下3段に平行配置したものや平板から櫛状の分岐部を突設した導電バーに接続されるプラグイン式の配線用遮断器では、配線用遮断器のケース前面に形成されたプラグ端子を直接差し込んで接続するため、上記のような接続金具による対応はできず、接続される導電バーを変更するためにプラグ端子の上下方向動作可能なプラグイン式の配線用遮断器が開発されている。
【0003】
しかし、近年プラグイン式の配線用遮断器及びこの配線用遮断器を搭載した分電盤は小型化求められ、各導電バー間の絶縁距離は非常に短くなり、配線用遮断器に設けられた隣り合う導電バーに接続された状態での各々のプラグイン端子間の絶縁を確保するのが困難になってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した従来の問題点を解決し、プラグイン端子間の絶縁距離を確保しつつ、小型化することができる配線用遮断器を提供するためになされたものである。
【0005】
【発明が解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明の配線用遮断器は、ケース前端部に回転させることにより上下位置変更可能な回転プラグ端子を設けるとともに該回転プラグ端子が端子本体と、該端子本体の弾性接続部より幅方向の少なくとも一方側に膨出させて絶縁機能をもたせた絶縁部材とからなる配線用遮断器を請求項1の発明とし、ケース前端部に回転させることにより上下位置変更可能な回転プラグ端子を設けるとともに該回転プラグ端子が端子部材と、該端子本体のより線接続部の垂直方向に設けて絶縁機能をもたせた絶縁部材とからなる配線用遮断器を請求項2の発明とし、ケース前端部に回転させることにより上下位置変更可能な回転プラグ端子を設けるとともに該回転プラグ端子が端子部材と、該端子本体のより線接続部に接続されて回転プラグ端子3の回転軸方向に延びるより線の垂直方向に設けて絶縁機能をもたせた絶縁部を備えた絶縁部材とからなる配線用遮断器を請求項3の発明とし、ケース前端部に固定プラグ端子を固定するとともにケース前端部に回転させることにより上下位置変更可能な回転プラグ端子を設け、該回転プラグ端子が端子本体と、該端子本体の弾性接続部若しくはより線接続部若しくはより線とケースの溝を通過する回転プラグ端子が接続されない導電バーとの間に設けて絶縁機能をもたせた絶縁部材とからなる配線用遮断器を請求項4の発明とし、ケース前端部に回転させることにより上下位置変更可能な回転プラグ端子を設けるとともに該回転プラグ端子が端子本体と、底部と少なくとも左右の側壁をもつ箱状の絶縁部材とからなる配線用遮断器を請求項5の発明とする。
【0006】
請求項1の発明において、絶縁部が、2個の回転プラグ端子が隣り合う導電バーに接続された際に、一方の回転プラグ端子の弾性接続部と他方の回転プラグ端子の弾性接続部との直線距離間に配置される配線用遮断器を請求項6の発明とし、請求項2の発明において、絶縁部が、2個の回転プラグ端子が隣り合う導電バーに接続された際に、一方の回転プラグ端子のより線接続部と他方の回転プラグ端子の弾性接続部との直線距離間に配置される配線用遮断器を請求項7の発明とし、請求項3の発明において、絶縁部が、2個の回転プラグ端子が隣り合う導電バーに接続された際に、一方の回転プラグ端子のより線と他方の回転プラグ端子の弾性接続部との直線距離間に配置される配線用遮断器を請求項8の発明とし、請求項4の発明において、ケース前端部に固定される固定プラグ端子は、絶縁部材に設けられる回転不能用当接部をケースに嵌合させて固定される配線用遮断器を請求項9の発明とする。
【0007】
請求項1から5の発明において、回転プラグ端子は、端子本体に設けた係合部と絶縁部材に設けた被係合部とを係合して組み付けられる配線用遮断器を請求項10の発明とし、回転プラグ端子の絶縁部材に、他方の回転プラグ端子の弾性接続部が入り込むための凹部が設けられる配線用遮断器を請求項11の発明とし、回転プラグ端子に前後両方の回転軸が設けられる配線用遮断器を請求項12の発明とし、ケースの前面板部の孔は、右半分と左半分とで前面板部の位相をずらして形成される配線用遮断器を請求項13の発明とし、より線接続部は弾性接続部に対して垂直方向に設けた配線用遮断器を請求項14の発明とし、絶縁部材に指を引っかけて操作する回転操作部を設けた配線用遮断器を請求項15の発明とし、ケースに回転プラグ端子の端子位置規制部材である回転式または着脱式のカバーを設けた配線用遮断器を請求項16の発明とする。
【0008】
請求項16の発明において、端子位置規制部材のカバーを開けるときに回転プラグ端子を自動的に回動させる弾発部材が設けられる配線用遮断器を請求項17の発明とし、請求項17の発明において、弾発部材がより線である配線用遮断器を請求項18の発明とし、請求項1から5の発明において、ケースに回転プラグ端子の端子位置規制部材である回転式または着脱式のカバーを設けるとともに、回転プラグ端子を定位置に保持する係合部を設けた配線用遮断器を請求項19の発明とし、請求項4の発明において、固定プラグ端子と回転プラグ端子との色を異ならせた配線用遮断器を請求項20の発明とし、請求項1から5の発明において、ケースまたは回転プラグ端子の端子位置規制部材である回転式または着脱式のカバーに、一体または別体の弾性を備える電圧極表示部または電圧表示部を設けた配線用遮断器を請求項21の発明とするものである。
【0009】
【発明の実施形態】
図1〜図16は第1の実施形態を示す図であり、右ケース1aと左ケース1bからなる配線用遮断器のケース1の前端部(導電バー側の端部)に、上から順にN極、L1極、L2極の導電バーがそれぞれ接続される3本の溝2が形成されている。これら溝2の奥側には、回転自在な2個の回転プラグ端子3が上下2段に軸支されている。
【0010】
各回転プラグ端子3は図7に示すように導電バーに差し込まれる金属製の端子本体4と樹脂性の絶縁部材5とからなっている。
この金属製の端子本体4には図8、9、10、11に示されるように、導電バーが差し込まれる略コ字状の弾性接続部41と、この弾性接続部41から折り曲げて垂直方向に延びる位置にある導電バーとの当接部42及びより線接続部43と、絶縁部材5に係合する係合部44とが設けられている。この当接部42は導電バーが直接弾性接続部41にぶつかると変形するおそれがあるので、これを防ぐものである。また、より線接続部43は弾性接続部41に対して垂直方向に設けてあるもので、回転プラグ端子3が回転したときに弾性接続部41の左右のスペースが不要なので、横幅も広くならず有利である。この実施形態ではより線接続部43は当接部42と連設して前側に折り曲げているが、一方側部に当接部42を前側に折り曲げて他方側部により線接続部43を後側に折り曲げてもよい。
【0011】
また、絶縁部材5には、底部50aと左右の側壁50bと前後の側壁50cとからなる絶縁部50がある。加えて、ケース1の中間板部11の孔12に軸支するように後面偏心位置に突設させた円形突起51及び抜け止め51aおよびより線挿通用切欠き51bと、ケース1の前面板部14の孔13に軸支するように前面位置に突設させた工具による回転操作部52と、前記端子本体4の係合部44が係合する被係合部53と、他方の端子本体4の弾性接続部41が入り込むための底部50aに設けられた凹部55、指を引っかけて操作できる回転操作部56であるエッジまたはコーナーエッジまたは凸部、回転プラグ端子3が導電バーに接続される定位置に規制する係合部57が設けられている。そして、絶縁部材5には、回転自在な2個の回転プラグ端子3が隣り合う導電バーに接続された際に、一方の回転プラグ端子3の導体部分と他方の回転プラグ端子3の導体部分との絶縁、および回転プラグ端子3と、ケース1の溝2を通過する回転プラグ端子3が接続されない導電バーとの間の絶縁をするための底部50a、左右の側壁50b、前後の側壁50cからなる絶縁部50を備えており、具体的には図7、8、9、10に示されるように、2個の回転プラグ端子3が隣り合う導電バーに接続された際に、一方の回転プラグ端子3の弾性接続部41と他方の回転プラグ端子3の弾性接続部41の直線距離間に沿面空間距離を増すために設けた回転プラグ端子3の弾性接続部41より幅方向の少なくとも一方側に突出させて絶縁機能をもたせた絶縁部54及び、一方の回転プラグ端子3のより線接続部43と他方の回転プラグ端子3の弾性接続部41との直線距離間に沿面空間距離を増やすためにより線接続部43の垂直方向に設けて絶縁機能をもたせた絶縁部58及び、一方の回転プラグ端子3のより線60と他方の回転プラグ端子3の弾性接続部41との直線距離間に沿面空間距離を増やすためにより線60の垂直方向に設けて絶縁機能をもたせた絶縁部59等を備えるものである。
【0012】
より線60はより線接続部43に溶着された後、絶縁部材5の本体切欠き部分と円形突起51に設けたより線挿通用切欠き51bにより線60をくぐらせて端子本体4の係合部44と絶縁部材5の被係合部53とが係合するようにしているのでワンタッチで端子本体4と絶縁部材5を組み付けて回転プラグ端子3とすることができる。回転プラグ端子3は円形突起51と回転操作部52とが回転軸となって、ケース1に回転自在に軸支されている。このことによって回転プラグ端子3はケース1の前端部に上下方向に回転できるようになっており、円形突起51と回転操作部52との両方が回転軸となっている。このように回転プラグ端子3は前後両方に回転軸があり強固に軸支することができる。この回転操作部52の前面はケース1の前面板部14の孔13から突出しており、例えばプラスドライバなどの工具により各回転プラグ端子3を回転させることができるし、回転操作部52の前面をさらに突出して手のつまみ部分とすれば簡単に回転させることができる。より線60は円形突起51の中空部部分を通り抜けて、このとき円形突起51を軸支しているケース1の内部を閉鎖している中間板部11をも通り抜けてケース1の内部につながっているので、ケース1の中間板部11により線60を通す孔を別に設けなくてもよく、回転に際してもより線60が絡まず、引っかかって損傷する恐れもない。
【0013】
各回転プラグ端子3の回転軸の高さは3本の溝2の中央となっており、上段の回転可動する回転プラグ端子3は上方に回転させるとN極の溝2に一致する高さとなり、下方に回転させるとL1極の溝2に一致する高さとなる。同様に下段の回転可動する回転プラグ端子3は上方に回転させるとL1極の溝2に一致する高さとなり、下方に回転させるとL2極の溝2に一致する高さとなる。
【0014】
上段の回転プラグ端子3を上方に回転させてN極に接続させるようにするとともに、下段の回転プラグ端子3を上方に回転させてL1極に接続させるようにした状態では、下段の回転プラグ端子3の弾性接続部41と上段に回転プラグ端子3のより線60やより線接続部43とが非常に近い状態となるので絶縁距離を確保するために、絶縁部材5はこれらの直線距離間に沿面空間距離を増すための絶縁部58と絶縁部59を底部50aとした箱状の絶縁部50が設けられている。この絶縁部材5は一方の回転プラグ端子3の弾性接続部41と他方の回転プラグ端子3の弾性接続部41との直線距離間に沿面空間距離を増すために弾性接続部41より幅方向の一方側に突出した絶縁部54としている。このようにしたものでは隣り合う導電バーに接続した際に、各回転プラグ端子3間に必要な絶縁距離を確保することができる。しかも、底部50aと左右の側壁50bと前後の側壁50cからなる箱状の絶縁部50としているので十分な絶縁距離を確保することができる。この箱状の絶縁部50は底部50bと少なくとも左右の側壁50bをもつものであればよく、前後の側壁50cは回転軸の大きさで不要となる場合もある。加えて図11、12に示すように、絶縁部材5には他方の回転プラグ端子3が入り込むための凹部55を設けることによって、必要な絶縁距離を確保することができるとともに、さらに各回転プラグ端子3間の距離を小さくすることができ、全体寸法を小型化することができる。
【0015】
また、回転プラグ端子3の絶縁部材5にはエッジに指を引っかけて操作できる回転操作部56であるエッジ、コーナーエッジ、凸部が設けられているので、ケース1の前面板部14から突設させた回転操作部52を工具によって操作しなくても、指で直接絶縁部材5を回転させることができる。このエッジ、コーナーエッジ、凸部は少なくともいずれかあればよい。なお、回転操作部56は絶縁部材5が円柱形状だと指の引っ掛かりがないので、絶縁部材5を非円柱形状として回転中心から距離が遠い部分としており、この実施形態の他にも絶縁部材5の側部に連続する溝や凹凸等を用いて表面に接触抵抗を増やすようにしてもよい。
【0016】
この実施形態では、上側をN極、中間側をL1極、下側をL2極をしているので、100Vが必要なときには上段の回転プラグ端子3を上側のN極と接続し、下側の回転プラグ端子3を中間側のL1極若しくは下側のL2極に接続すればよい。このため、1種類の配線用遮断器で、L1、L2の極に接続でき、極のバランスを取ることができる。また、200V必要なときには、L1、L2極に接続することとなるので上段のプラグ端子3を中間位置に、下側の回転プラグ端子3を下側位置とする。このように2つの回転プラグ端子3を設けることによって、L1、L2に接続する極のバランスと100V・200Vの切り替えとを1つの配線用遮断器で容易に行うことができる。なお、導電バーをN極、L1極、L2極は上側、中間側、下側いずれでもよいし、導電バーは平板状のもののほか櫛状のものでもよい。
【0017】
また、ケース1の上面には図1、2、3、4、5、6に示されるように、窓孔15を設け、この窓孔15に対応するように、上段の回転プラグ端子3の弾性接続部41の上面と一番上のN極の導電バーの側端に100V、200V表示またはそれに対応する色表示をしておけば、図15、16に示されるように、100V用としたときには上段の回転プラグ端子3が上側に位置して窓孔15から弾性接続部41の上面の100V表示が見え、200V用としたときには上段の回転プラグ端子3が中間側に位置して窓孔15からN極の導電バーに刻印された200V表示が見えるものである。
【0018】
ケース1の前端部の片側には端子位置規制部材である回転式または着脱式のカバー90が設けられている。このカバー90は実施形態においては、垂直軸のまわりにケース1の外側に向かって回動自在とされ、係止部92でワンタッチでケース1に係止されるものである。前記した各回転プラグ端子3は使用状態ではケース1の前端部にあるが位置変更のため回転経路がケース1の外側を通過するため、必ずケース1の外方へ飛び出した後再びケース1の前端部に戻ってくるように回転して移動する。
【0019】
そして、この実施形態では、各回転プラグ端子3の回転は位置規制部材である回転式のカバー90を開くことによって初めて許容されるようになっており、また各回転プラグ端子3がいずれかの定位置になければカバー90が閉まらないようになっている。具体的にはカバー90を閉じた状態ではその側面91が各回転プラグ端子3の側面に密着するようになっているので、カバー90をケース1の外側に回転させなければ各回転プラグ端子3を回転させることができず、また、各回転プラグ端子3が回転途中では位置規制部材である回転式のカバー90を戻すことができない。また、プラグ端子が定位置から少しずれた状態であってもカバー90を閉じることによって回転プラグ端子3を動かして定位置に強制的に位置させることができる。
【0020】
この実施形態では、弾発部材としてより線60の弾性力を利用するとともに回転プラグ端子3をごくわずかにガタをもたせて軸支させることにより、カバー90を開いたときに回転プラグ端子3が自動的に回動して定位置から飛び出るようにしてある。具体的には約5〜30°程度の角度であるが、特に角度を限定するものではない。こうしておけば、指が引っかかりやすく回転操作が容易である。加えて図13、図14に示すようにケース1には回転プラグ端子3を定位置に保持する傾斜した係合部16が設けられている。具体的には絶縁部材5に設けた係合部57と前記係合部16とで定位置に保持しているが端子本体や他方のプラグ端子の絶縁部材5に係合部を設けてもよいし、端子本体4や絶縁部材5の接触面とケース1の接触面との面接触の摩擦抵抗によって定位置に保持させるようにしてもよい。こうしておけば、カバー90を開いて少し指で力を加えるだけで前記したように回転プラグ端子3が自動的にわずかに回動して指が引っかかりやすくなり操作が容易になり、回動操作が終了すると装着感とともに保持されカバー90が閉めやすくなる。なお、前記したカバー90を開いたときに回転プラグ端子3が自動的に回動する構成と、ケース1に回転プラグ端子3を定位置に保持する係合部を設ける構成はどちらか一方であってもよいし、両方あってもよい。
【0021】
図14は回転プラグ端子3の回転操作部52が軸支されるケース1の前面板部14の部分拡大図で、この前面板部14の孔13は回転軸受けとなり、右半分11aと左半分11bとを軸方向に位相をずらしている。このようなものでは、プラグ端子3を的確に軸支できるとともに、回転しやすいものである。また、ケース1の中間板部11の孔12は左ケース1bと右ケース1aの両方によって形成され、前面板部14の孔13は左ケースのみで形成され、左ケース1bの開口側を前面側に位置させるようにずらせば、組み立てる際に、回転プラグ端子3を左ケース1bの開口側から押し込むと前面板部14が撓んで取付け仮固定ができ、その後右ケース1aを取付け、後ろ側の軸受けを構成させることができ、組み立てが容易になる。なお、この実施形態ではケース1の中間板部11は右ケース1aと左ケース1bとで形成されているが右ケース、中間ケース、左ケースの3ピースによるケースでは左または右ケースと中間ケースとで中間板部11を形成することとなる。
【0022】
図15、図16は100−200電圧表示の説明図である。図1、図2のように上段の回転プラグ端子3が上側に位置するときは端子本体4の弾性接続部41の上面に刻印された100V表示が窓孔15から見え、上段の回転プラグ端子3が中間に位置するときは導電バーの上面に刻印された200V表示が窓孔15から見えるので100Vか200V接続されたか簡単に判別できる。
【0023】
図17から図21は第2の実施形態を示すものである。この実施形態では第1の実施形態を違う部分を説明する。回転プラグ端子3は端子本体4と絶縁部50を備える絶縁部材5とからなっていることは同様であるが、端子本体4は弾性板部41から水平方向に延びるより線接続部43が設けられており、絶縁部材5は、回転軸からより線接続部43まで延設されて内部により線を配設する配線部と、一方の端子本体4のより線接続部43と他方の端子本体4の弾性接続部41との直線距離間に沿面空間距離を増すためにより線接続部43の垂直方向に設けて絶縁機能をもたせた絶縁部58を備えているものである。また、一方の端子本体4のより線60と他方の端子本体4の弾性板部41との直線距離間に沿面空間距離を増すためにより線60の垂直方向に設けて絶縁機能をもたせた絶縁部59を備えているので、各回転プラグ端子3間に必要な絶縁距離を確保しつつ、各回転プラグ端子3間の距離を小さくすることができ全体寸法を小型化することができる。
【0024】
図22から図24は第3の実施形態を示す図である。この実施形態では、100V専用のものとしてL1、L2極の切り替えを行うもので、上段のプラグ端子を上側に固定した固定プラグ端子3aとして、下側の回転プラグ端子3のみを回転するようにしたものである。このようなものでは部品兼用のため前記した実施形態と同じケース1を用いており、上側の固定プラグ端子3aの絶縁部材5の前面の溝をなくして操作不能とした回転操作部52aとするとともに、絶縁部材5に回転不能用当接部101を設けてケース1に嵌合させN極に接続する位置で固定されている。固定プラグ端子3aを固定するとともに、他方の回転プラグ端子3の端子本体4の弾性接続部41若しくはより線接続部43若しくはより線60とケース1の溝2を通過する回転プラグ端子3が接続されない導電バーとの直線距離間に沿面空間距離を増すための絶縁部50が設けられている。このようなものでは必要な絶縁距離を確保することができるとともに、導電バーの間隔、強いてはケース1の溝2間の距離を小さくすることができ、回転プラグ端子3とケース1の溝2を通過する回転プラグ端子3が接続されない導電バーとの絶縁距離を確保することができ、全体寸法を小型化することができる。また、固定する一方の固定プラグ端子3aの絶縁部材5と回転動作する他方の回転プラグ端子3の絶縁部材5とを違う色にしておけば、操作時に判別がしやすい。このときは固定する一方の固定プラグ端子3aの絶縁部材5はケース1と同じ色にするのが好ましい。
【0025】
図25から図27は第4の実施形態を示す図である。この実施形態ではL1極、L2極を切り替えるために回転する回転プラグ端子3と連動して動作するL1極、L2極の電圧極表示部材80を設けている。この実施形態の電圧極表示部材80は図示を省略した弾性部材で常に下方に付勢される棒状のもので上端に表示突出部81があり、中段に第1係合部82、下段に第2係合部83がある。上からN極、L1極、L2極としたものでは下段の回転プラグ端子3を中側若しくは下側に回転させてL1極、L2極の切り替えを行うので、下段の回転プラグ端子3が下側にあるときには図25に示すように上段の回転プラグ端子3と第1係合部82が係止し電圧極表示部材80の表示突出部81がほぼ突出しなくなるようにし、下段の回転プラグ端子3が中間側にあるときには下段の回転プラグ端子3が第2係合部83に係止され電圧極表示部材80の表示突出部81が窓孔から突出して見える。このようのものでは、簡単に電圧極の確認ができるものである。勿論突出の有無がL1極、L2極接続を意味する表示をケースや分電盤にしておく。
【0026】
図28から図31は第5の実施形態を示す図である。この実施形態の第4の実施形態と同様にL1極、L2極の電圧極表示である。下段の回転プラグ端子3の側面に突起状の電圧極表示部材80を設けている。この実施形態の電圧極表示部材80は、上からN極、L1極、L2極としたものでは上段の回転プラグ端子3は上側に位置させ下段の回転プラグ端子3を中側若しくは下側に回転させてL1、L2の切り替えを行うので、下段の回転プラグ端子3が下側にあるときには図28に示すように右側に位置し(カバー90は省略してある)、図30のように図面上ケース右側から突出し見えるようにし、下段のプラグ端子3が中間側にあるときには平面図としての図29では右側(正面図からは左側となる)、図31のようにケース左側から突出する。このようのものでは、簡単に電圧極の確認ができるものである。勿論ケース左右からの表示部材の突出の有無がL1極、L2極接続を意味する表示をケースや分電盤にしておく。
【0027】
図32から図35は第6の実施形態を示す図である。この実施形態では100V・200Vの表示を切り替えるために回転するカバー90の内側に、回転する上段の回転プラグ端子3と当接するか、しないかによって窓孔15に表示、非表示される電圧表示部110を設けている。この電圧表示部110は弾性を備える板状のもので、図33に示すように上段の回転プラグ端子3が上位置にあるときには電圧表示部110は曲げられ、窓孔15からプラグ端子の100V表示が見え、図35に示すように上段の回転プラグ端子3が中間位置にあるときには、電圧表示部材110は延びた状態となり表面の色もしくは200V表示が窓孔15から見える。
【0028】
この実施形態では電圧表示部110をカバー90に設けたが、ケース1の中間板部11と前面板部14の間に設けてもよく、ケース1やカバー90を別体に設ける以外に一体に設けもよい。また、上からN極、L1極、L2極のものでは上段の回転プラグ端子3がN極に接続されるかL1極に接続されるかによって100V−200Vの切り替えを行うもので電圧表示をしており、上からL1極、N極、L2極のものでも上段のプラグ端子3がL1極とN極とで切り替えて100V−200Vの切り替えで電圧表示ができ、上からL2極、L1極、N極のものでは、上段の回転プラグ端子3がL2極とL1極とで切り替えて負荷のバランスを取るためにどちらの電圧極に接続されているかを表示する電圧極表示部としてもよい。さらに、この弾性を備える電圧表示若しくは電圧極表示部は下段の回転プラグ端子3がどの導電バーに接続されているかを検知して表示するようにしてもよい。
【0029】
図36は第7の実施形態を示す図である。この実施形態では100V・200Vの表示を切り替えるために、ケース1の前端部の上側の溝2の上部に切り欠いた表示孔と中間側の導電バーの下部に切り欠いた逃がし孔を設けるとともに、第1の実施形態のような端子本体4の一方側に設けた絶縁部材5から弾性接続部41を挟んだ他方側へ延設した電圧表示部120を設けたものである。このようなものでは、下段の回転プラグ端子3が中間位置のL1極か下位置のL2極のいずれかに接続されようとも上段の回転プラグ端子3が上位置にあるときにはN極に接続されて100V接続となり、図36の右側の配線用遮断器のように、回転プラグ端子3の弾性接続部41を挟んだ他方側へ延設した電圧表示部120がケース1の前端部の上側の溝の上部に切り欠いた表示孔から突出して100V接続を示す表示をすることとなる。対して、上側の回転プラグ端子3が中間位置にあるときにはL1極に接続され下段の回転プラグ端子3は下位置のL2極に接続されて200V接続となり、図36の左側の配線用遮断器のように、回転プラグ端子3の弾性接続部41を挟んだ他方側へ延設した電圧表示部120がケース1の前端部の中間側の導電バーの下部に切り欠いた逃がし孔から突出することとなるが、図のように上から見たときには電圧表示部120は導電バーに隠れて見えない。
この実施形態では電圧表示部120が見えたときには100V、見えないときには200Vとしてある。
【0030】
図37、図38は第8の実施形態を示す図である。この実施形態では少なくとも上側と中間側の導電バーを図のようにクランク状に切り欠いておき、導電バーの突出した部分が回転プラグ端子3と接続されるようにしておき、加えて、回転プラグ端子3の回転操作部52と電圧・電圧極表示部130が延設されケース1の前端部から突出するようにしてある。このようなものでは上段と下段の両方の回転プラグ端子3に電圧・電圧極表示部130を設けた場合、上段の回転プラグ端子3が中間側に位置し、下段の回転プラグ端子3が下側に位置したときは200V接続となり、図で示す右側の配線用遮断器のように上段、下段の回転プラグ端子3の電圧・電圧極表示部130は両方ともケース1の左側に現れる。
【0031】
次に上段の回転プラグ端子3が上側に位置し、下段の回転プラグ端子3が中間側に位置したときは100VのL1極接続となり、図で示す中央の配線用遮断器のように上段、下段の回転プラグ端子3の電圧・電圧極表示部130は両方ともケース1の右に現れる。
次に上段の回転プラグ端子3が上側に位置し、下段の回転プラグ端子3が下側に位置したときは100VのL2極接続となり、図で示す左側の配線用遮断器のように上段の回転プラグ端子3の電圧・電圧極表示部130はケース1の右側に現れ、下段の回転プラグ端子3の電圧・電圧極表示部130はケース1の左側に現れ、両方ともに見えるようになる。
【0032】
また、図示は省略するが、この表示の部分を上段の回転プラグ端子3のみに設けた場合には電圧表示部となり、この上段の回転プラグ端子3が上側に位置したときには電圧表示部はケース1の右側に現れて100Vの表示となり、中間側に位置したときには電圧表示部はケース1の左側に現れて200Vの表示となる。
【0033】
また、図示は省略するが、上段のプラグ端子を固定プラグ端子3aとし、下段のプラグ端子のみを回転プラグ端子3としたものでは、100V専用となるがこの下段の回転プラグ端子3のみに表示を設けた場合には、電圧極表示部となり、この下段の回転プラグ端子3が中間側に位置したときには電圧極表示部はケース1の右側に現れてL1極接続の表示となり、下側に位置したときには電圧表示部はケース1の左側に現れてL2極接続の表示となる。なお、電圧・電圧極表示部130は回転操作部52から突出したものなので手で操作する回転操作部56でもある。
【0034】
このほかにも100V・200Vの電圧表示は次のようにすることもできる。図示は省略するが、カバー90の内側の中間位置導電バーが通過する溝の上に、回転プラグ端子3の回転軸と同方向の軸部として上方へ延設された揺動する電圧表示部を設ける。この電圧表示部はカバー90が閉状態のときに上段の回転プラグ端子3方向へ常に付勢するように一体または別体の弾性部が設けられ、上側側部が回転プラグ端子3の当接部となり、上端部がケースの上面に設けられた左右方向の長方形状の窓孔から見認できるようにしておく。そして、この長孔の外側方向半分近傍に100V表示、内側方向半分近傍に200V表示をする。このようなものでは、上段の回転プラグ端子3が上側に位置するときには回転プラグ端子3の側部が電圧表示部の上側側部の当設部を押圧し弾性に抗して上部は外に向く。その際、上端部はケースの長方形状の窓孔の外側方向半分に位置し100Vを示す。また、上段の回転プラグ端子3が中間側に位置するときには上位置に回転プラグ端子3がないので電圧表示部の上部はそのまま内側に付勢されて向かう。その際、上端部はケースの長方形状の窓孔の内側方向半分に位置し200Vを示す。
【0035】
以上に説明したように、ケース1前端部に回転することによって上下方向位置変更可能な回転プラグ端子3を設け、この回転プラグ端子3は端子本体4と、端子本体4の弾性接続部41より幅方向の少なくとも一方側に突出する絶縁部54を備えた絶縁部材5とからなることを特徴とするものでは、回転による上下方向動作可能なプラグイン式の配線用遮断器の各プラグイン端子間の絶縁距離や、回転プラグ端子3とケース1の溝2を通過する回転プラグ端子3が接続されない導電バーとの間の絶縁距離を確保しつつ、小型化することができる。
【0036】
ケース1前端部に回転することによって上下位置変更可能な回転プラグ端子3を設け、この回転プラグ端子3は端子本体4と、端子本体4のより線接続部43の垂直方向に設けた絶縁部58を備えた絶縁部材5とからなることを特徴とするものでは、回転による上下方向動作可能なプラグイン式の配線用遮断器の各プラグイン端子間の絶縁距離や、回転プラグ端子3とケース1の溝2を通過する回転プラグ端子3が接続されない導電バーとの間の絶縁距離を確保しつつ、小型化することができる。
【0037】
ケース1前端部に回転することによって上下位置変更可能な回転プラグ端子3を設け、この回転プラグ端子3は端子本体4と、端子本体4のより線接続部43に接続されたより線60の垂直方向に設けた絶縁部59を備えた絶縁部材5とからなることを特徴とするものでは、回転による上下方向動作可能なプラグイン式の配線用遮断器の各プラグイン端子間の絶縁距離や、回転プラグ端子3とケース1の溝2を通過する回転プラグ端子3が接続されない導電バーとの間の絶縁距離を確保しつつ、小型化することができる。
【0038】
ケース1前端部に固定された固定プラグ端子3aと、ケース1前端部に回転することによって上下位置変更可能な回転プラグ端子3を設け、回転プラグ端子3は端子本体4と、端子本体4の弾性接続部41若しくはより線接続部43若しくはより線60とケース1の溝2を通過する回転プラグ端子3が接続されない導電バーとの直線距離間に設けた絶縁部50を備えた絶縁部材5とからなることを特徴とするものでは、回転による上下方向動作可能なプラグイン式の配線用遮断器の回転プラグイン端子3と、ケース1の溝2を通過する回転プラグ端子3が接続されない導電バーとの間の絶縁距離を確保しつつ、小型化することができる。
【0039】
ケース1前端部に回転させることにより上下位置変更可能な回転プラグ端子3を設けるとともに該回転プラグ端子3が端子本体4と、底部50aと少なくとも左右の側壁50bをもつ箱状の絶縁部材5とからなることを特徴としたものでは、回転による上下方向動作可能なプラグイン式の配線用遮断器の各プラグイン端子間の絶縁距離や、回転プラグ端子3とケース1の溝2を通過する回転プラグ端子3が接続されない導電バーとの間の絶縁距離を確保しつつ、小型化することができる。
【0040】
ケース1前端部に固定される一方の固定プラグ端子3aは、絶縁部材5に回転不能用当接部101を設けてケース1に嵌合させて固定したことを特徴とするものでは、同じケース1を用いることができ兼用部品によるコストダウンを図ることができる。
【0041】
回転プラグ端子3は、端子本体4に設けた係合部44と絶縁部材5に設けた被係合部53とが係合して組み付けることを特徴とするものでは、ワンタッチで端子本体4と絶縁部材5を組み付けて回転プラグ端子3とすることができ、生産性を向上させることができる。
【0042】
回転プラグ端子3の絶縁部材5は、他方の回転プラグ端子3の弾性接続部41が入り込むための凹部55を設けたことを特徴とするものでは、必要な絶縁距離を確保することができるとともに、さらに各回転プラグ端子3間の距離を小さくすることができ、全体寸法を小型化することができる。
【0043】
回転プラグ端子3は前後両方に回転軸があることを特徴とするものでは、強固に軸支することができ、円滑に回転させることができる。
【0044】
ケース1の前面板部14の孔13は、右半分11aと左半分11bとを軸方向にずらしたことを特徴とするものでは、回転プラグ端子3を的確に軸支できるとともに回転しやすいものとなり、しかも、抜き型を用いる必要がないので金型の構造が簡素で安価になるうえに、抜き型の作動による時間的ロスがないので成形速度を低下させることがないので生産性が向上し製造コストを低減できる。
【0045】
より線接続部43は弾性板部41に対して垂直方向に設けたことを特徴とするものでは、回転プラグ端子3が回転したときに弾性接続部41の左右のスペースが不要なので、横幅も広くならず有利である。
【0046】
絶縁部材5には指を引っかけて操作する回転操作部56を設けたことを特徴とするものでは、工具等を用いることなく指で直接絶縁部材5を回転させることができる。
【0047】
ケース1に回転プラグ端子3の端子位置規制部材である回転式または着脱式のカバーを設けたことを特徴とするものでは、回転プラグ端子3が回動することがなく端子位置を適正位置に維持できる。
【0048】
ケース1に回転プラグ端子3の端子位置規制部材である回転式のカバー90を設けるとともに、このカバー90を開いたときに弾発部材により回転プラグ端子3が自動的に少し回動することを特徴とするものでは、カバー90に指が引っかけやすくなり開放操作が容易である。
【0049】
弾発部材をより線60であることを特徴とするものでは、カバー90に別の弾発部材が不要となり構造が複雑になることがないうえに安価なものとなる。
【0050】
ケース1に回転プラグ端子3を定位置に保持する係合部16を設けたことを特徴とするものでは、回動操作が終了すると装着感が得られるとともに保持されカバー90が閉めやすくなる。
【0051】
固定プラグ端子3aと回転プラグ端子3との色を異ならせたものでは、操作時に判別がしやすく間違えることがない。
【0052】
ケース1または回転プラグ端子3の端子位置規制部材である回転式のカバー90に、一体または別体の弾性を備える電圧極表示部または電圧表示部を設けたものでは、的確に電圧極または電圧を知ることができ、接続を間違えることがない。
【0053】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明は、ケース前端部に回転させることにより上下方向位置変更可能な回転プラグ端子を設けるとともに該回転プラグ端子が端子本体と、該端子本体の弾性接続部より幅方向の少なくとも一方側に膨出させて絶縁機能をもたせた絶縁部を備えた絶縁部材とからなることを特徴とするものでは、回転による上下方向動作可能なプラグイン式の配線用遮断器の回転プラグ端子間の絶縁距離を確保しつつ、小型化することができる。
また、ケース前端部に回転させることにより上下方向位置変更可能な回転プラグ端子を設けるとともに該回転プラグ端子が端子本体と、該端子本体のより線接続部の垂直方向に設けて絶縁機能をもたせた絶縁部を備えた絶縁部材とからなることを特徴とするものでは、回転による上下方向動作可能なプラグイン式の配線用遮断器の回転プラグ端子間の絶縁距離を確保しつつ、小型化することができる。
また、ケース前端部に回転させることにより上下方向位置変更可能な回転プラグ端子を設けるとともに該回転プラグ端子が端子本体と、該端子本体のより線接続部に接続されて回転プラグ端子3の回転軸方向に延びるより線の垂直方向に設けて絶縁機能をもたせた絶縁部を備えた絶縁部材とからなることを特徴とするものでは、回転による上下方向動作可能なプラグイン式の配線用遮断器の回転プラグ端子間の絶縁距離を確保しつつ、小型化することができる。
また、ケース前端部に固定プラグ端子を固定するとともにケース前端部に回転させることにより上下方向位置変更可能な回転プラグ端子を設け、該回転プラグ端子は端子本体と、該端子本体の弾性接続部若しくはより線接続部若しくはより線とケースの溝を通過する回転プラグ端子が接続されない導電バーとの間に設けて絶縁機能をもたせた絶縁部を備えた絶縁部材とからなることを特徴とするものでは、回転による上下方向動作可能なプラグイン式の配線用遮断器の回転プラグ端子とケースの溝を通過する回転プラグ端子が接続されない導電バーとの間の絶縁距離を確保しつつ、小型化することができる。
ケース前端部に回転させることにより上下位置変更可能な回転プラグ端子を設けるとともに該回転プラグ端子が端子本体と、底部と少なくとも左右の側壁をもつ箱状の絶縁部材とからなることを特徴とするものでは、回転による上下方向動作可能なプラグイン式の配線用遮断器の回転プラグ端子間の絶縁距離や、回転プラグ端子とケースの溝を通過する回転プラグ端子が接続されない導電バーとの間の絶縁距離を確保しつつ、小型化することができる。
従って、本発明は従来の問題点を解決した配線用遮断器として業界の発展に寄与するところ大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態において回転プラグ端子を上段と中段に配置した状態を示す斜視図である。
【図2】カバーを開いた状態を示す斜視図である。
【図3】カバーを開いて中段の回転プラグ端子を下段へ移動中の状態を示す斜視図である。
【図4】中段の回転プラグ端子を下段へ移動中の状態を示す斜視図である。
【図5】下段への移動を完了してカバーを閉めた状態を示す斜視図である。
【図6】第1の実施形態において、回転プラグ端子を中段と下段に配置した状態を示す斜視図である。
【図7】回転プラグ端子の前面と後面を示す斜視図である。
【図8】回転プラグ端子を端子本体と絶縁部材に分離した状態の左後面を示す斜視図である。
【図9】回転プラグ端子を端子本体と絶縁部材に分離した状態の左前面を示す斜視図である。
【図10】回転プラグ端子を端子本体と絶縁部材に分離した状態の右前面を示す斜視図である。
【図11】回転プラグ端子の底面を示す斜視図である。
【図12】回転プラグ端子を上下に並列させた状態を示す側面図である。
【図13】回転プラグ端子をケースに組み込んだ状態を示す一部切欠側面図である。
【図14】ケースの前面板部に形成された孔を示す一部切欠斜視図である。
【図15】配線用遮断器が接続される導電バーの極に応じる電圧を表示する弾性接続部を示す平面図である。
【図16】各配線用遮断器が接続される導電バーの極に応じる電圧を表示する弾性接続部を示す平面図である。
【図17】第2の実施形態の回転プラグ端子を示す斜視図である。
【図18】第2の実施形態の回転プラグ端子を端子本体と絶縁部材に分離した状態の左後面を示す斜視図である。
【図19】第2の実施形態の回転プラグ端子を端子本体と絶縁部材に分離した状態の右前面を示す斜視図である。
【図20】第2の実施形態の回転プラグ端子を上段と下段に配置させた状態を示す正面図である。
【図21】第2の実施形態の回転プラグ端子を上段と中段に配置させた状態を示す正面図である。
【図22】第3の実施形態の回転プラグ端子を一方のケースに組み込んだ状態を示す斜視図である。
【図23】第3の実施形態のケースを示す一部切欠斜視図である。
【図24】第3の実施形態の回転プラグ端子と導電バーを示す正面図である。
【図25】第4の実施形態を示す正面図である。
【図26】第4の実施形態を状態を異ならせて示す正面図である。
【図27】第4の実施形態の回転プラグ端子とカバーを分解して示す斜視図である。
【図28】第5の実施形態を示す斜視図である。
【図29】第5の実施形態を導電バーに接続させた状態を示す一部切欠平面図である。
【図30】第5の実施形態の正面図である。
【図31】第5の実施形態を状態を異にして示す正面図である。
【図32】第6の実施形態の回転プラグ端子を示す斜視図である。
【図33】第6の実施形態の回転プラグ端子とカバーを分解して示す斜視図である。
【図34】第6の実施形態を示す一部切欠正面図である。
【図35】第6の実施形態を状態を異にして示す一部切欠正面図である。
【図36】第7の実施形態を示す一部切欠正面図である。
【図37】第8の実施形態を示す一部切欠正面図である。
【図38】第8の実施形態の回転プラグ端子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース
2 溝
3 回転プラグ端子
3a 固定プラグ端子
4 端子本体
5 絶縁部
11a 右半分
11b 左半分
13 孔
14 前面板部
16 係合部
41 弾性接続部
43 より線接続部
44 係合部
50 絶縁部
50a 底部
50b 左右の側壁
53 被係合部
54 絶縁部
55 凹部
58 絶縁部
56 回転操作部
59 絶縁部
60 より線
90 カバー
101 回転不能当接部

Claims (21)

  1. ケース1前端部に回転させることにより上下位置変更可能な回転プラグ端子3を設けるとともに該回転プラグ端子3が端子本体4と、該端子本体4の弾性接続部41より幅方向の少なくとも一方側に膨出させて絶縁機能をもたせた絶縁部54を備えた絶縁部材5とからなるものとしたことを特徴とする配線用遮断器。
  2. ケース1前端部に回転させることにより上下位置変更可能な回転プラグ端子3を設けるとともに該回転プラグ端子3が端子部材4と、該端子本体4のより線接続部43の垂直方向に設けて絶縁機能をもたせた絶縁部58を備えた絶縁部材5とからなるものとしたことを特徴とする配線用遮断器。
  3. ケース1前端部に回転させることにより上下位置変更可能な回転プラグ端子3を設けるとともに該回転プラグ端子3が端子部材4と、該端子本体4のより線接続部43に接続されて回転プラグ端子3の回転軸方向に延びるより線60の垂直方向に設けて絶縁機能をもたせた絶縁部59を備えた絶縁部材5とからなるものとしたことを特徴とする配線用遮断器。
  4. ケース1前端部に固定プラグ端子3aを固定するとともにケース1前端部に回転させることにより上下位置変更可能な回転プラグ端子3を設け、該回転プラグ端子3が端子本体4と、該端子本体4の弾性接続部41若しくはより線接続部43若しくはより線60とケース1の溝2を通過する回転プラグ端子3が接続されない導電バーとの間に設けて絶縁機能をもたせた絶縁部50を備えた絶縁部材5とからなることを特徴とする配線用遮断器。
  5. ケース1前端部に回転させることにより上下位置変更可能な回転プラグ端子3を設けるとともに該回転プラグ端子3が端子本体4と、底部50aと少なくとも左右の側壁50bをもつ箱状の絶縁部材5とからなるものとしたことを特徴とする配線用遮断器。
  6. 絶縁部54が、2個の回転プラグ端子3が隣り合う導電バーに接続された際に、一方の回転プラグ端子3の弾性接続部41と他方の回転プラグ端子3の弾性接続部41との直線距離間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の配線用遮断器。
  7. 絶縁部58が、2個の回転プラグ端子3が隣り合う導電バーに接続された際に、一方の回転プラグ端子3のより線接続部43と他方の回転プラグ端子3の弾性接続部41との直線距離間に配置されることを特徴とする請求項2に記載の配線用遮断器。
  8. 絶縁部59が、2個の回転プラグ端子3が隣り合う導電バーに接続された際に、一方の回転プラグ端子3のより線60と他方の回転プラグ端子3の弾性接続部41との直線距離間に配置されることを特徴とする請求項3に記載の配線用遮断器。
  9. ケース1前端部に固定される固定プラグ端子3aは、絶縁部材5に設けられる回転不能用当接部101をケース1に嵌合させて固定されることを特徴とする請求項4に記載の配線用遮断器。
  10. 回転プラグ端子3は、端子本体4に設けた係合部44と絶縁部材5に設けた被係合部53とを係合して組み付けられることを特徴とする請求項1から5に記載の配線用遮断器。
  11. 回転プラグ端子3の絶縁部材5に、他方の回転プラグ端子3の弾性接続部41が入り込むための凹部55が設けられることを特徴とする請求項1から5に記載の配線用遮断器。
  12. 回転プラグ端子3に前後両方の回転軸が設けられることを特徴とする請求項1から5に記載の配線用遮断器。
  13. ケース1の前面板部14の孔13は、右半分11aと左半分11bとで前面板部14の位相をずらして形成されることを特徴とする請求項1から5に記載の配線用遮断器。
  14. より線接続部43は弾性接続部41に対して垂直方向に設けたことを特徴とする請求項1から5に記載の配線用遮断器。
  15. 絶縁部材5に指を引っかけて操作する回転操作部56を設けたことを特徴とする請求項1から5に記載の配線用遮断器。
  16. ケース1に回転プラグ端子3の端子位置規制部材である回転式または着脱式のカバー90を設けたことを特徴とする請求項1から5に記載の配線用遮断器。
  17. 端子位置規制部材のカバー90を開けるときに回転プラグ端子3を自動的に回動させる弾発部材が設けられることを特徴とする請求項16に記載の配線用遮断器。
  18. 弾発部材がより線60であることを特徴とする請求項17に記載の配線用遮断器。
  19. ケース1に回転プラグ端子3の端子位置規制部材である回転式または着脱式のカバー90を設けるとともに、回転プラグ端子3を定位置に保持する係合部16を設けたことを特徴とする請求項1から5に記載の配線用遮断器。
  20. 固定プラグ端子3aと回転プラグ端子3との色を異ならせたことを特徴とする請求項4に記載の配線用遮断器。
  21. ケース1または回転プラグ端子3の端子位置規制部材である回転式または着脱式のカバー90に、一体または別体の弾性を備える電圧極表示部または電圧表示部を設けたことを特徴とする請求項1から5に記載の配線用遮断器。
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