JP4089864B2 - 粉体攪拌装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタなどの画像形成装置に用いられるトナーを攪拌する粉体攪拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンタなどの画像形成装置においては、原稿の画像を光学的に読みとって感光体表面に静電画像を形成し、粉体状のトナーを静電画像上に付着させて紙面に転写することにより画像の現像を行っている。この一連の現像処理は、画像形成装置が備えるいわゆる現像ユニットで行われる。
【0003】
ここで、トナーは、いわゆるトナーカートリッジに大量に充填されており、自重により押し固められた状態となっている。このため、トナーをトナーカートリッジからトナー補給用のリザーブタンクに一旦移し、このリザーブタンク内で、粉体攪拌装置により攪拌した後、粉体状となったトナーを現像ユニットに供給している。このような構成の画像形成装置は、例えば特開平3−217879号公報などに開示されている。尚、トナーカートリッジとリザーブタンクは一体型のものもあれば、別体型のものもある。
【0004】
図8は、プリンタなどの画像形成装置の断面構造図である。同図において、トナーカートリッジ31に充填されているトナーは、リザーブタンク32に補給されて攪拌されながら粉体状となり、リザーブタンク32の補給ローラ33より現像ユニット34へ供給される。これによって、現像ユニット34のドラムに形成された静電画像に微粒子となったトナーが付着され、最終的に用紙などに画像として転写される。
【0005】
したがって、現像ユニット34のドラムに形成された静電画像に均一にトナーを付着させるためには、リザーブタンク32内のトナーを空気と攪拌させて粉体状(微粒子)にすると共に、リザーブタンク32内のトナーを補給ローラ33の長手方向に均一に行き渡らせてトナー量を一定値に制御する必要がある。このため、リザーブタンク32内には、トナーを攪拌したり長手方向に搬送したりするための粉体攪拌装置が内蔵されている。
【0006】
図9は、従来より用いられているリザーブタンクの構造図である。図9において、トナーカートリッジ41の下面側に形成されたトナー排出口42より、リザーブタンク43の上面側に形成されたトナー補給口44へ粒子状のトナーが補給されると、2本の攪拌スクリュー45、46によってトナーが空気と攪拌されてさらさらした粉体となる。
【0007】
さらに、2本の攪拌スクリュー45、46によって、粉体状のトナーは、図の矢印で示すように、リザーブタンク43の長手方向を往復するように循環し、リザーブタンク43に均一に行き渡る。そして、現像するときには、補給ローラ47より図示しない現像ユニットへ粉体状のトナーが送り込まれる。また、リザーブタンク43内のトナー量は、圧電振動子などからなるトナーセンサ48によって計量され、現像に必要とされるトナー量が常にリザーブタンク43に確保されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の粉体攪拌装置のような構造においては、攪拌スクリューの表面にトナーが付着し、トナーを効率的に攪拌することができないという問題がある。特に、プリンタなどの小型の画像形成装置の場合、リザーブタンクの容量が極めて小さく、タンク内の空気量も少ないため、トナーが攪拌スクリューの表面に付着する頻度が高まり、有効にトナーを攪拌することが困難となる。また、攪拌スクリューは、その構造が複雑でコストが高くなる上、小型化が困難であるという問題もある。
【0009】
また、プリンタなどのように、リザーブタンクの容量が小さい場合、トナーの減少が速いため、短いサイクルでトナー量を把握しておく必要がある。しかしながら、従来からトナーセンサとして用いられている圧電センサは、その表面に付着するトナーの量に応じて変化する振動周波数からトナー量を検出する原理となっているため、リアルタイムにトナー量を検出することができない。このため、プリンタなどのような小型の画像形成装置の場合、印刷速度が速いわりにはリザーブタンクが小さいので、トナー量の検出速度が遅いと、リザーブタンク内のトナー量を適切に維持することができなくなるという問題がある。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、簡単な構造でトナーを効果的に攪拌することができる粉体攪拌装置を提供することにある。また、第2の目的は、リザーブタンク内のトナー量をリアルタイムに検出して制御することができる粉体攪拌装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の粉体攪拌装置は、画像形成装置の現像ユニット側に供給される粉末状のトナーを攪拌する粉体攪拌装置であって、前記トナーを一時的に貯蔵するリザーブタンク内に回転自在に支持され、回転軸または該回転軸の近傍を除けて配置された攪拌用の部材(例えば後述する攪拌フィン3のフィン部3a,3b、攪拌フィン11、12,13、攪拌フィン15のフィン部15a,15bに相当する構成要素)を備えたことを特徴とする。
【0012】
前記粉体攪拌装置において、前記攪拌用の部材は、例えば、棒状に形成され、前記回転軸と並行をなすようにして回転自在に支持されたことを特徴とする(例えば後述する攪拌フィン3のフィン部3a,3bに相当する構成要素)。
前記粉体攪拌装置において、前記攪拌用の部材は、クランク状に形成されたことを特徴とする(例えば後述する攪拌フィン11,12に相当する構成要素)。
前記粉体攪拌装置において、前記攪拌用の部材は、スパイラル状に形成されたことを特徴とする(例えば後述する攪拌フィン13に相当する構成要素)。
【0013】
前記粉体攪拌装置において、前記攪拌用の部材は、前記回転軸と並行をなすようにして該回転軸に関して対象に配置された1対の棒状部分(例えば後述するフィン部15a,15bに相当する構成要素)と、前記1対の棒状部分の回転外周面に沿って形成され、前記回転軸に対して斜交するように前記1対の棒状部分の間を接続するリブ部(例えば後述するスパイラルリブ16a,16b,16cに相当する構成要素)と、からなることを特徴とする。
【0014】
前記粉体攪拌装置において、前記リザーブタンク内のトナーの残量を検出する検出手段を備え、前記検出手段は、前記攪拌用の部材による攪拌領域を透過する光量を検出する光学式センサ(例えば後述する発光素子22および受光素子23に相当する構成要素)であることを特徴とする。
前記粉体攪拌装置において、前記攪拌手段の近傍には、前記現像ユニットへトナーを供給するための補給ローラ(例えば後述する補給ローラ27に相当する構成要素)が設けられ、前記攪拌用の部材(例えば後述する攪拌フィン24に相当する構成要素)は、その回転外周面が前記補給ローラに接触するように配置されたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る粉体攪拌装置について説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る粉体攪拌装置が内蔵されたリザーブタンクの構造図である。このリザーブタンク1は、前述の図8に示すリザーブタンク32に対応するもので、現像ユニット34に装着され、図8に示すトナーカートリッジ31から補給されたトナーを攪拌しながら一時的に貯蔵するためのものである。
【0016】
図1において、リザーブタンク1は、略長方形の容器であり、その長手方向の両端側には、それぞれ、回転自在にシャフト2a、2bが取り付けられている。これらのシャフト2a、2bを回転軸としてリザーブタンク1内には攪拌フィン3が回転自在に支持されて取り付けられている。攪拌フィン3は、棒状に形成されたフィン部3a,3bを有し、これらフィン部3a,3bは、回転軸(即ちシャフト2a,2b)と並行をなし、かつその回転軸をよけるようにして取り付けられる。従って、攪拌フィン3は、その回転軸を含む中心部分が中空に形成されている。フィン部3aとフィン部3bの間には適当な間隔で補給用のリブ4a、4bが取り付けられている。モータなどによってシャフト2a,2bを回転駆動すると、攪拌フィン3がリザーブタンク1内で回転し、フィン部3a,3bによってリザーブタンク内のトナーを攪拌するようになっている。
【0017】
また、リザーブタンク1の長手方向に亘って攪拌フィン3の近傍には、図示しない現像ユニットにトナーを供給するための補給ローラ5が設けられている。補給ローラ5はスポンジなどの弾力性のある材質を用いて構成されていて、この補給ローラ5が回転することにより、リザーブタンク1内で攪拌されたトナーが図示しない現像ユニットに補給されるようになっている。
さらに、リザーブタンク1の底面側には、リザーブタンク1内のトナー量を検出するためのトナーセンサ7が設けられている。この例では、トナーセンサ7として圧電振動子などの圧電センサが用いられ、トナーの残量に応じて変化する圧電振動子の振動周波数から残量を検出するようになっている。
尚、光学式のトナーセンサを用いた場合の実施の形態は後述する。
【0018】
このように構成された攪拌フィンを含む粉体攪拌装置を内蔵するリザーブタンク1において、攪拌フィン3は、図示しないモータの回転駆動によってシャフト2a、2bと共に回転し、攪拌フィン3の外周部に設けられたフィン部3a、3bがリザーブタンク1内のトナーを攪拌する。このとき、攪拌されたトナー粒子は、フィン部3aとフィン部3bとの間の中空部分で散乱する結果、トナー粒子の間に空気の層が有効に入り込み、トナーがさらさらの粉体状となる。
【0019】
ここで、仮に、フィン部3aとフィン部3bとの間の中空部分が面で構成され、即ち攪拌フィン3が板状に形成されているとした場合、攪拌によってフィンに付着したトナー粒子が板状のフィンの表面を滑り落ちるだけであるので、空気と充分に攪拌しない。しかし、図1のように中空部分のある攪拌フィン3によれば、攪拌によってトナー粒子が攪拌フィン3の中空部分を自在にくぐり抜けるので、トナーが空気と攪拌される確率が高まる。このため、リザーブタンク1内のトナーは、タンク内の空気と充分に混合され、さらさらした粉体状となる。
【0020】
また、プリンタなどの小型の画像形成装置の場合、リザーブタンクのサイズが比較的小さいので、前述の図9に示すような攪拌スクリューを用いなくても、図1に示すような中空形状の攪拌フィン3によって攪拌することにより、トナーをリザーブタンク1の長手方向へ充分に行き渡らせることができる。即ち、中空部分を有する攪拌フィン3によれば、トナー粒子が攪拌されることにより、トナーがあらゆる方向に飛散するので、攪拌されたトナーがリザーブタンク1の長手方向に均等に行きわたる。
このようにしてリザーブタンク1内で攪拌されたトナーは、補給ローラ5により図示しない現像ユニットに供給され、画像の現像が行われる。
【0021】
尚、本実施の形態では、回転軸部分を中空とし、回転軸を除けてトナーを攪拌するように攪拌フィン3を形成したが、回転軸上にシャフト2a,2bを延在させ、そのシャフト(回転軸)の近傍を除けてフィン2a,2bを配置してもよい。要するに、フィン部2a,2bの回転軌道の内側に、トナーが自由に散乱し得る空間が有効に形成されていれば、回転軸上にシャフトが存在していてもよい。また、シャフト2a,2bを回転駆動する図示しないモータの回転速度を可変し、攪拌フィン3の回転速度を制御するようにすれば、フィン部3a、3bによる攪拌力や、トナー粒子の飛散力を調節することができる。また、リザーブタンク内のトナーの残量に応じてモータの回転速度を2段階あるいは3段階に制御し、攪拌の度合いを可変するようにしてもよい。
【0022】
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図2は、本発明の第2の実施の形態における攪拌フィン11の形状を示す図である。本実施の形態に係る粉体攪拌装置を内蔵するリザーブタンクは、図1に示す構成において、攪拌フィン3に代えて攪拌フィン11を備えて構成される。尚、リザーブタンク内のその他の構成は、図1と同じである。
【0023】
図2に示すように、攪拌フィン11はクランク状に形成されており、その両端部分がシャフト2a,2bに固定される。そして、攪拌フィン11の両端部分を回転軸として回転させることにより、リザーブタンク1内のトナー粒子は、クランク部分によって効果的に攪拌されて粉体状のトナーとなる。
第2の実施の形態によれば、上述の第1の実施の形態に比較して攪拌力は劣るものの、構成が簡単となり、より小型のリザーブタンクに収納することが可能となる。
【0024】
<第3の実施の形態>
図3は、本発明の第3の実施の形態に係る攪拌フィン12の形状を示す図である。図3に示すように、この攪拌フィン12は、図2に示す攪拌フィン11の変形であり、複数段に亘ってクランクが形成されている。したがって、この第3の実施の形態によれば、図2に示す第2の実施の形態の攪拌フィン11に比較して攪拌力や搬送力に優れた粉体攪拌装置を小型に実現できる。
【0025】
<第4の実施の形態>
図4は、本発明の第4の実施の形態に係る攪拌フィン13の形状を示す図である。図4に示すように、この攪拌フィン14はスパイラル状(螺旋状)に形成されていて、両端を回転軸として回転させると、上述の第1ないし第3の実施の形態のような攪拌力が発生すると共に、搬送力も同時に発生する。
従って、この実施の形態によれば、大きなリザーブタンクであっても、トナーを有効に攪拌しながら均一に行き渡らせることができる。尚、螺旋のピッチは必要とする攪拌力や搬送力に応じて適切に設定すればよい。
【0026】
<第5の実施の形態>
図5は、本発明の第5の実施の形態に係る攪拌フィン15の形状を示す2面図(正面図および側面図)である。図5に示すように、この攪拌フィン15は、図1に示す補強用リブ4a、4bを半円状かつスパイラル状に変形したものであり、スパイラルリブ16a,16b,16c,…を備える。
【0027】
即ち、攪拌フィン15は、回転軸を含むその近傍が中空になっており、外周部分の長手方向に亘って棒状のフィン部15a、15bが形成されている。また、フィン部15aとフィン部15bの間には所定のピッチ間隔でスパイラルリブ15a、16b、16cが設けられている。
この実施の形態によれば、前述の第1の実施の形態と同様に、フィン部15a,15bによって攪拌力が発生し、上述の第4の実施の形態と同様に、スパイラルリブ16a,16b,16c,…により搬送力も発生する。従って、攪拌と搬送を一層有効に行うことができる。
【0028】
<第6の実施の形態>
上述の第1ないし第5の実施の形態では、トナーセンサとして圧電センサが用いられているので、トナー量を検出するのにタイムラグを生じる場合がある。従って、トナー量の制御を精度よく行うことができない場合がある。この実施の形態では、以下に説明するように、リザーブタンク内のトナーの残量を検出する検出手段として、攪拌フィンによる攪拌領域を透過する光量を検出する光学式センサを用いる。これにより、リアルタイムにトナーの残量を検出する。
【0029】
図6は、トナーーセンサとして光学式センサを用いる場合の概念図である。光学式センサとしては、発光素子と受光素子より構成される照射型フォトセンサ、または発光素子と受光素子が一体となり対向面に光の反射板を備えた反射型フォトセンサを用いる。図6の例を照射型フォトセンサについて説明すると、リザーブタンク21内の内壁面であって対向する位置に発光素子22と受光素子23とが配置される。発光素子22の光軸は略水平状に設定される。また、リザーブタンク21内の中心付近に回転軸を有した攪拌フィン24は、上述の第1ないし第5の実施の形態に係る攪拌フィンのように、回転軸を含むその近傍が中空に形成されている。このため、発光素子22から放出された光は、攪拌フィン24で遮られることなく受光素子23に受光される。
【0030】
ここで、受光素子23の受光量からリザーブタンク21内のトナーの残量が把握される。即ち、リザーブタンク21内のトナー25の量が適量である場合は、攪拌フィン24によってトナー25が攪拌されると、発光素子22から照射される光26がトナーによって散乱されて、受光素子23のが受光量が減少する。また、リザーブタンク21のトナー25の量が少ない場合は、攪拌フィン24によってトナー25が攪拌されても、発光素子22から放出された光26の散乱が少なくなるので、受光素子23の受光量が増加する。この受光量からリザーブタンク21内のトナーの残量が把握される。
【0031】
このように、本実施の形態は、トナーを攪拌する攪拌フィンに中空部分を設けたことに着目し、この中空部分を透過する光量から、リザーブタンク内のトナーの残量をリアルタイムに検出するものである。
一般に、小型のリザーブタンクの場合、トナーの貯蔵量が比較的少ないために、トナーの残量が急激に減少する傾向がある。しかし、この実施の形態によれば、トナーの残量をリアルタイムに検出することができるので、トナーカートリッジからリザーブタンクへの補給を適切なタイミングで行うことができ、トナーの急激な減少に対応することが可能となる。しかも、トナーの残量に応じて攪拌フィンの回転数を最適に制御することが可能となり、トナーの攪拌や搬送を精度よく制御することが可能となる。
尚、図6において、反射型フォトセンサを用いても、トナー量の検出動作は、上述の照射型フォトセンサの場合と同じである。
【0032】
<第7の実施の形態>
本実施の形態では、攪拌フィンと補給ローラとの位置関係を調整可能な構成とする。図7は、攪拌フィン24と補給ローラ27との位置関係を示す概念図である。これら攪拌フィン24と補給ローラ27は、上述の各実施の形態における攪拌フィンおよび補給ローラに相当する。
【0033】
図7に示すように、攪拌フィン24の近傍には、現像ユニットにトナーを供給するための補給ローラ27が設けられる。攪拌フィン24は、その回転外周面が補給ローラ27の外周面に接触するように配置される。この構成によれば、攪拌フィン24の回転によって、攪拌フィン24の先端部分がトナーの補給ローラ27に接する。従って、攪拌フィン24により補給ローラ25の表面に付着したトナーが払拭され、常に新たなトナーが補給ローラ25により現像ユニット側に補給され続け、トナーの補給が滞ることがなくなる。
【0034】
以上説明したように、上述の実施の形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(a)プリンタなどの小型の画像形成装置においてトナーの攪拌と搬送を効率的に行うことができる。したがって、リザーブタンクなどの粉体攪拌装置の構造が簡素化されて、プリンタなどの更なる小型化とコストダウンを図ることができる。特に、カラープリンタなどにおいては、リザーブタンクを多数使用するので、小型化及びコストダウンに一層の効果がある。さらには、複写機やプリンタの小型化が必須となってきている現状においては、リザーブタンクの構造の簡素化によって、電子写真式現像装置の小型化、低コスト化に大いに貢献することができる。
【0035】
(b)また、従来より、プリンタなどにおいては、リザーブタンクの機構部をトナーカートリッジに組み込んでいたため、カートリッジ機構が複雑で高価なものとなっており、カートリッジの交換リサイクルにかなりの手間がかかっていた。しかし、リザーブタンクを本発明のような簡単な構造にすることにより、カートリッジ機構が簡素化できるため、カートリッジを安価に実現することが可能となる。
【0036】
(c)さらに、従来、トナーセンサとして圧電センサを用いていたので、トナー量の検出にタイムラグがあり、小型のプリンタなどには適していなかった。しかし、本発明のように、トナーを攪拌および搬送するための攪拌フィンを中空形状にすることにより、トナーセンサとして光学式トナーセンサを用いることが可能となり、トナー量の検出速度を高速化することが可能となる。従って、プリンタなどの小型の画像形成装置において、トナー量を精度良くリアルタイムに検出することができ、リザーブタンク内のトナーの残量を最適に制御することが可能となり、しかも、トナーの残量に応じて攪拌力や搬送力を適切に調節することが可能となる。
【0037】
以上述べた実施の形態は、本発明を説明するための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可能である。例えば、トナーを攪拌したり搬送したりする攪拌フィンの形状は、前述の各実施の形態で述べた形状に限定されるものではなく、1個の攪拌フィンであって、トナーが自在に飛散できるような中空部分が形成されているような攪拌フィンであれば、どのような形状の攪拌フィンであってもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、リザーブタンク内に回転自在に支持され、回転軸を除けてトナーを攪拌するように形成された攪拌用の部材を備えたので、簡単な構造でトナーを効果的に攪拌することが可能となる。また、上記の攪拌用の部材と組み合わせて、光学式のトナーセンサを用いたので、リザーブタンク内のトナー量をリアルタイムに検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るリザーブタンクの構造を示す図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態に係る攪拌フィンの形状を示す図である。
【図3】 本発明の第3の実施の形態に係る攪拌フィンの形状を示す図である。
【図4】 本発明の第4の実施の形態に係る攪拌フィンの形状を示す図である。
【図5】 本発明の第5の実施の形態に係る攪拌フィンの形状を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図6】 本発明の第6の実施の形態に係るトナーセンサの概念図である。
【図7】 本発明の第6の実施の形態に係る攪拌フィンと補給ローラとの位置関係を示す図である。
【図8】 プリンタなどの画像形成装置の構成を概略的に示す図である。
【図9】 従来技術に係るリザーブタンクの構造図である。
【符号の説明】
1,21,32,43 リザーブタンク
2a,2b シャフト
3,11,12,13,15,24 攪拌フィン
3a,3b,15a,15b フィン部
4a,4b 補強用リブ
5,27,33,47 補給ローラ
7,48 トナーセンサ
16a,16b,16c スパイラルリブ
22 発光素子
23 受光素子
26 光
31,41 トナーカートリッジ
34 現像ユニット
42 トナー排出口
44 トナー供給口
45,46 攪拌スクリュー
Claims (4)
- 画像形成装置の現像ユニット側に供給される粉末状のトナーを攪拌する粉体攪拌装置であって、
一の方向に延びた回転軸を有し、かつ、前記一の方向に長く形成され、前記トナーが一時的に貯蔵されるリザーブタンクと、
前記回転軸を中心として回転自在となるように前記リザーブタンクに支持され、前記一の方向に沿って並行に配置され、かつ、前記回転軸に関して対称に形成された一対の棒状部分を有する攪拌用の部材と、
を備え、
前記攪拌用の部材は、前記回転軸または前記回転軸の近傍が中空になるように形成された前記一対の棒状部分に加え、両端が各々前記一対の棒状部分に接続されて前記一対の棒状部分を架橋し、前記攪拌用の部材が回転した際に前記棒状部分の軌跡が形成する回転外周面に沿って半円の曲線部分を成すように形成され、さらに、前記半円により形成される面が前記回転軸に対して斜交するように形成されたリブ部をさらに有することを特徴とする、粉体攪拌装置。 - 前記攪拌用の部材は、所定のピッチ間隔で前記リブ部が形成されてスパイラル状に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の粉体攪拌装置。
- 前記リザーブタンク内のトナーの残量を検出する検出手段をさらに備え、
前記検出手段は、前記攪拌用の部材による攪拌領域を透過する光量を検出する光学式センサであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の粉体攪拌装置。 - 前記現像ユニットへトナーを供給するための補給ローラをさらに備え、
前記攪拌用の部材は、その回転外周面が前記補給ローラに接触するように配置されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の粉体攪拌装置。
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