JP4089755B2 - タンデムアーク溶接装置 - Google Patents

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Description

本発明は、動作プログラムによって所定の動作パターンで動作し、所定の溶接条件で被溶接物を溶接するタンデムアーク溶接装置に関する。
各種溶接構造物の製造においては、高速溶接や高溶着溶接を行うことにより作業能率の向上を図っている。近年さらにこれを進めるために、1本の溶接トーチから2本の溶接ワイヤを送給する2電極一体型の溶接トーチや、近接して配置した2つの単電極溶接トーチを使用する溶接法が採用されている。これらは、タンデムアーク溶接法と呼ばれている。
タンデムアーク溶接を行う溶接システムは、動作プログラムに従って所定の速度で所定の動作を行い、所定の溶接制御を実行することにより溶接を行う。動作プログラムは、溶接区間では2つの電極および各々を貫通して送給される2本の溶接ワイヤが概ね溶接線上に溶接方向に対して前後に並ぶような位置関係を前提としている。
図1を用いて、タンデムアーク溶接装置の概略構成および動作について説明する。図1は、2電極一体型の溶接トーチを使ったタンデムアーク溶接装置の機器構成を簡略化して示している。2電極一体型の溶接トーチ50は、図示しない溶接ロボットマニュピレータ等の動作を行う装置に搭載されており、溶接対象ワーク60の所定溶接部に沿って移動動作する。溶接ロボットマニュピレータ等の移動動作を行う装置は、制御器20に接続されている。制御器20は、2台の溶接機30と溶接機40が接続されている。溶接機30と溶接機40には各々に図示しない溶接ワイヤ送給装置が接続されており、図示しない溶接ワイヤ各々1本ずつ計2本が溶接トーチ50に供給される。溶接トーチ50内では2本の溶接ワイヤは、図示しない2つの電極チップに貫通して供給されている。各電極チップはパワーケーブル31とパワーケーブル42を介して溶接機30と溶接機40の出力端子に接続されており、溶接機30と溶接機40からの電力が各溶接ワイヤに供給される。溶接対象ワーク60はアースケーブル32とアースケーブル41を介して溶接機30と溶接機40のアース端子に接続されている。溶接ワイヤと溶接対象ワーク60の間にアークが発生することにより溶接電流が流れる回路が形成される。
制御器20は、動作プログラムおよび溶接条件を保持しており、溶接ロボットマニュピレータ等の動作を行う装置を動作プログラムに従って、適時、制御線33と43を介して溶接機30と溶接機40に対して指令やパラメータの転送を行う。溶接機30と溶接機40は、各々に接続された溶接ワイヤ送給装置を制御することによって、制御器20から指令されたパラメータに見合ったワイヤ送給量で各溶接ワイヤを供給する。このようにして、タンデムアーク溶接装置は、溶接対象ワーク60の所定箇所に所定の溶接を行う。
次に、図2を用いて、タンデムアーク溶接を行っている様子について説明する。図2は、2電極一体型の溶接トーチ50(図1参照)により、図2の右から左の方向にタンデムアーク溶接を行っている様子を示している。以下、溶接方向に対して前方にあるものには「先行」、後方にあるものには「後行」という言葉をつけて説明する。
図2において、2電極一体型の溶接トーチ50のノズル58内に、2つの電極チップすなわち先行電極チップ51と後行電極チップ52が所定の電極間距離を有して配置されている。先行電極チップ51には先行ワイヤ53が、後行電極チップ52には後行ワイヤ54が供給されている。
図2において、先行ワイヤ53は、先行電極チップ51を介して図示しない先行電極用の溶接用電源から電力供給を受け、先行ワイヤ53と溶接対象ワーク60の間に先行アーク55を発生させる。そのアーク熱により先行ワイヤ53および溶接対象ワーク60が溶融し、溶融プール61に溶融金属が供給される。同時に、後行ワイヤ54は、後行電極チップ52を介して図示しない後行電極用の溶接用電源から電力供給を受け、後行ワイヤ54と溶接対象ワーク60の間に後行アーク56が発生する。そのアーク熱により後行ワイヤ54および溶接対象ワーク60を溶融し、溶融プール61に溶融金属を供給する。先行ワイヤ53と後行ワイヤ54は連続的に送給され、かつ、2電極一体型の溶接トーチ50が所定の速度で移動していくことにより、溶融プール61を移動させその後ろに溶接ビード62を形成することで溶接プロセスが実施される。なお、先行電極チップ51(または後行電極チップ52)と先行ワイヤ53(または後行ワイヤ54)を総称して電極と呼ぶ。
タンデムアーク溶接において、先行電極が行う溶接と後行電極が行う溶接には溶接プロセスの中での各々の異なる役割がある。例えば、1つの例としては、図2において、先行ワイヤ53から発生している先行アーク55によって形成される溶融プール61の溶融金属は、先行アーク55のアーク力によって後方へ流れていこうとする。一方、後行ワイヤ54から発生している後行アーク56のアーク力がこれを前方に押し返し、このバランスによって溶融プール61を安定させている。この他にも溶け込みに対する寄与の仕方や、ビード62形状に対する寄与の仕方にも各々の役割がある。このように、両電極は同じ溶接を行っているわけではないので、異なる溶接条件パラメータを溶接機30と溶接機40に与えて溶接を行う必要がある。
図2の矢印59は例えば溶接を順方向で行う場合、即ち図2の右から左へ向かって溶接する場合を示している。一方、例えば溶接を逆方向で行う場合は矢印59と反対の方向であり、即ち図2の左から右へ向かって溶接する場合である。先行となっている溶接機30(または、溶接機40)へ指令するパラメータと後行となっている溶接機40(または、溶接機30)へ指令するパラメータは異なるため、溶接を逆方向で行う場合は、溶接機30と溶接機40に与える溶接条件パラメータは入れ代わることになる。このため、従来のタンデムアーク溶接装置での溶接条件の制御は、プログラムの中にどちらが先行となるかを指定する手順を設けることが必要である。例えば、溶接機30と溶接機40の両者を使いその一方を先行電極としてタンデム溶接するのか、あるいは、他方を先行電極としてタンデム溶接するのか、あるいは、溶接機30と溶接機40のどちらか片方だけを使ってシングル溶接を行うのかを示す4つのモードが定義される。動作プログラム作成時には、そのモードを指定するタンデムアーク溶接装置の一般的な手法がある。この従来のタンデムアーク溶接装置の一般的な手法は、例えば、特許文献1に開示されている。
従来のタンデムアーク溶接装置では、上記に示したように、電極50aと電極50bのうちどちらが先行となっているかを意識して溶接条件を設定し、動作プログラムの中に記述しなければならないという制限がある。このことは、溶接対象ワーク60に対する動作プログラム及びその中に記述される溶接条件は、どちらの電極が先行であるかに依存する。そのため、動作プログラム作成時には常にどちらの電極が先行であるかを意識しておかなければならないだけでなく、その動作プログラム及びその中に記述される溶接条件の別の溶接対象ワーク60への再利用が制限されるという課題がある。
特開2003−053535号公報
タンデムアーク溶接装置は、2つの電極を有し、動作プログラムによって動作し、被溶接物を溶接するタンデムアーク溶接装置において、2つの電極のうち溶接進行方向に対して先行となる先行電極の溶接機に送る電流指令と電圧指令を含む先行用溶接条件パラメータと、2つの電極のうち溶接進行方向に対して後行となる後行電極の溶接機に送る電流指令と電圧指令を含む後行用溶接条件パラメータとを一括した溶接条件を動作プログラムとは別個に保持する溶接条件保持部と、溶接条件を構成するデータ項目を編集する溶接条件編集部と、動作プログラムにある2つの電極のうちいずれが先行であるかを示す先行電極情報を基にして先行電極を決定する電極決定部と、電極決定部の決定に従って、2つの溶接機の一方を先行電極の溶接機とし、他方を後行電極の溶接機とし、溶接機各々に溶接条件の中に先行用溶接パラメータと後行用溶接パラメータを送る溶接機制御部とを備える。
本発明は、タンデムアーク溶接条件と動作内容を記述する動作プログラムとを独立させた上で、溶接条件を単に先行の溶接に必要なパラメータと後行の溶接に必要なパラメータとして一括して扱うタンデムアーク溶接装置を提供する。こうすることで、本発明は、2台の溶接機のいずれが先行電極となるかを意識することなくプログラミング作業が進められ、かつ、再利用性、再現性に優れたプログラムおよび溶接条件を作ることができるタンデムアーク溶接装置を提供する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1から図7を用いていて以下に説明する。
(実施の形態1)
図3は、本発明の実施の形態1におけるタンデムアーク溶接装置を、図1における制御器20の機能として構成したものを示している。なお、図1に示されているものと同様のものについては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図3において、制御器20は、制御線33により溶接機30と接続されており、制御線43により溶接機40と接続されている。
制御器20において、溶接条件保持部100は、先行用溶接条件パラメータ120(以下、先行用パラメータ120と呼ぶ)と後行用溶接条件パラメータ130(以下、後行用パラメータ130と呼ぶ)を一括して1組の溶接条件としたものを、動作プログラム140とは別個の溶接条件テーブル110に格納して管理している。先行用パラメータ120は、溶接進行方向に対して先行となる電極50a(または電極50b)の溶接機30(または溶接機40)に送る電流指令や電圧指令やパルスの有無の指定やパルス波形制御パラメータ等を含んだパラメータの集まりである。後行用パラメータ130は、溶接進行方向に対して後行となる電極50b(または電極50a)の溶接機40(または溶接機30)に送る電流指令や電圧指令やパルスの有無の指定やパルス波形制御パラメータ等を含んだパラメータの集まりである。そして、溶接条件保持部100内の溶接条件テーブル110の内容は、溶接条件編集部200により所望の値に編集することが可能である。なお、電極50a(または電極50b)は、ワイヤ53(またはワイヤ54)と電極チップ51(または電極チップ52)との総称である。
また、図3に示すように、動作プログラム140には、その属性情報として、電極50aと電極50bのうちいずれが溶接線に対して先行した位置にあるかの先行電極情報150がある。この先行電極情報150に基づいて電極決定部300が電極50aと電極50bのうちいずれが先行電極となるかを決定する。
実際に自動運転を行う際に、電極決定部300は、先行電極情報150に従って2つの溶接機30と溶接機40の一方を先行電極の溶接機とし、他方を後行電極の溶接機と認識する。この電極決定部300の認識結果に基づいて、溶接機制御部400は、溶接条件保持部100の中にある先行用パラメータ120と後行用パラメータ130を、対応する溶接機30あるいは溶接機40に送ることで、所望のタンデムアーク溶接が実行される。
なお、先行用パラメータ120と後行用パラメータ130の構成項目のいずれかの項目、例えば溶接電流値が0に設定されている場合には、その電極は溶接を行わないことを意味する。こうすることにより、タンデム溶接ではなく、シングル溶接を行うことも可能である。
以上のように、実施の形態1のタンデムアーク溶接装置によれば、電極50aと電極50bのうちのいずれが先行となるかという実位置関係とは切り離して溶接条件を管理することができる。かつ、タンデムアーク溶接に必要なパラメータを一括管理できる。このことから、再利用性と再現性に優れた溶接条件管理を行うことができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2におけるタンデムアーク溶接装置を、図1における制御器20の機能として構成したものを示している。なお、実施の形態2において、実施の形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態2のタンデムアーク溶接装置は、実施の形態1のように動作プログラム140の属性情報として先行電極情報150をもつものではない。実施の形態2のタンデムアーク溶接装置は、動作プログラム140の中の命令として先行電極情報150を記述しておき、これをもとに電極決定部300が電極50aと電極50bのうちいずれが先行電極となるかを決定する。以上の点が、実施の形態1のタンデムアーク溶接装置と異なる点である。
以上のように、実施の形態2のタンデムアーク溶接装置によれば、実施の形態1の効果に加え、電極50aと電極50bのうちのいずれが先行となるかをプログラムの中で自由に入れ替えて使用することができる。こうすることで、タンデムアーク溶接装置としての自由度が高まり、溶接ロボットシステムなどのフレキシブルな用途への適用範囲が広まる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3におけるタンデムアーク溶接装置を、図1における制御器20の機能として構成したものを示している。なお、実施の形態3において、実施の形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態3のタンデムアーク溶接装置は、実施の形態1のように動作プログラム140の属性情報として先行電極情報150をもつものではない。実施の形態3のタンデムアーク溶接装置では、動作プログラムに登録された溶接線の方向と溶接トーチ50を保持するロボット(保持装置)の姿勢から電極50aと電極50bのうちいずれを先行となる電極とするかを電極決定部300が判断する。これをもとに、電極決定部300が電極50aと電極50bのうちいずれが先行電極となるかを決定する。以上の点が実施の形態1のタンデムアーク溶接装置と異なる点である。
ロボットの位置と姿勢を(数1)の同時変換行列T6で表した場合、同時変換行列T6の各要素は、接近ベクトルaと、方向ベクトルoと法線ベクトルnおよび位置ベクトルpの各要素で構成されている。ここで、一方の電極(電極50a)から他方の電極(電極50b)へ向かう方向を方向ベクトルoが表している。
Figure 0004089755
動作プログラム140に登録された位置P13から位置P14へ向かうベクトルをl=(lx、ly、lz)とすると、ベクトルoとベクトルlの内積から成す角αが求められる。例えば、αが90度以下のとき、電極50bが先行と判定され、αが90度を越えるとき電極50aが先行電極と判定される。
以上のように、実施の形態3のタンデムアーク溶接装置によれば、実施の形態1の効果に加え、電極50aと50bのうちのいずれが先行となるかを自由に入れ替えて使用することができ、かつ、それを意識してプログラムを作成する必要がない。このことから、タンデムアーク溶接装置としての自由度が高まり、溶接ロボットシステムなどのフレキシブルな用途への適用範囲が広まる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4におけるタンデムアーク溶接装置を、図1における制御器20の機能として構成したものを示している。なお、実施の形態4において、実施の形態1から実施の形態3と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態4のタンデムアーク溶接装置は、実施の形態1から3と異なり、溶接条件テーブル110はひとつだけでない。実施の形態4のタンデムアーク溶接装置は、図6に示すように溶接条件テーブル111、溶接条件テーブル112のように複数持つことができるようにしたものである。動作プログラム140には、その属性情報として、溶接条件テーブルを指定する溶接条件テーブル指定情報160がある。この溶接条件テーブル指定情報160をもとに溶接条件決定部500が複数ある溶接条件テーブルに含まれる溶接条件からどれを使うかを決定した上で、その結果を溶接機制御部400が利用する。以上の点が、実施の形態1から実施の形態3と異なる点である。
なお、溶接機制御部400が、溶接条件テーブル111あるいは溶接条件テーブル112にある先行用パラメータ120と後行用パラメータ130を対応する溶接機30あるいは溶接機40に送る点については、実施の形態1から実施の形態3のいずれかと同様な方法で行えば良い。
以上のように、実施の形態4のタンデムアーク溶接装置によれば、実施の形態1から実施の形態3の効果に加え、1つの継手だけでなく複数の継手に対する溶接を行えることから、タンデムアーク溶接装置としての適用範囲が広まる。
(実施の形態5)
図7は、本発明の実施の形態5におけるタンデムアーク溶接装置を、図1における制御器20の機能として構成したものを示している。なお、実施の形態5のタンデムアーク溶接装置は、動作プログラム140の中の命令として複数の溶接条件テーブル指定情報160を記述している。これをもとに溶接条件決定部500が複数ある溶接条件テーブルからどれを使うかを決定した上で、その結果を溶接機制御部400が利用する。以上の点が実施の形態4と異なる点である。
以上のように、実施の形態5のタンデムアーク溶接装置によれば、実施の形態4の効果に加え、1つの継手だけでなく複数の継手に対する溶接を行うかをプログラムの中で自由に指定して使用することができ、タンデムアーク溶接装置としての適用範囲が広まる。
実施の形態1から実施の形態5で説明した通り、本発明のタンデムアーク溶接装置は、2台の溶接機のいずれが先行電極であるかという実際の状態から切り離してタンデムアーク溶接における溶接条件を扱うことができる。かつ、その溶接条件を所望の値に設定できる。実際に自動運転を行う際には、動作プログラムの内容に従って自動的にどちらの溶接機が先行電極であるかの関連付けを判断して溶接制御を行うことから、2台の溶接機のいずれが先行電極であるかを意識することなくプログラミング作業が進められる。かつ、再利用性、再現性に優れたプログラムおよび溶接条件を作ることができる。そうして、2台の溶接機を複雑に駆使して行う必要のあるタンデムアーク溶接を容易に利用することができる。
本発明のタンデムアーク溶接装置は、タンデムアーク溶接条件と動作内容を記述したプログラムとを独立させ、タンデムアーク溶接条件は2台の溶接機のいずれが先行電極となるかに係わらず、単に先行の条件と後行の条件を含めて必要なパラメータとして一括して扱う。こうすることで、2台の溶接機のいずれが先行電極となるかを意識することなくプログラミングでき、かつ、再利用性・再現性に優れた溶接条件管理を行うことができる。そのため、2台の溶接機を複雑に駆使して行う必要のあるタンデムアーク溶接を行うタンデムアーク溶接装置等として産業上有用である。
タンデムアーク溶接装置の概略構成を示す図 2電極一体型の溶接トーチによる溶接状態を示す模式図 本発明のタンデムアーク溶接装置の実施の形態1における機能構成図 本発明のタンデムアーク溶接装置の実施の形態2における機能構成図 本発明のタンデムアーク溶接装置の実施の形態3における機能構成図 本発明のタンデムアーク溶接装置の実施の形態4における機能構成図 本発明のタンデムアーク溶接装置の実施の形態5における機能構成図
符号の説明
20 制御器
30 溶接機
31 パワーケーブル
32 アースケーブル
33 制御線
40 溶接機
41 アースケーブル
42 パワーケーブル
43 制御線
50 溶接トーチ
50a 電極
50b 電極
51 電極チップ
52 電極チップ
53 ワイヤ
54 ワイヤ
55 アーク
56 アーク
58 ノズル
60 溶接対象ワーク
62 溶接ビード
61 溶融金属
100 溶接条件保持部
110 溶接条件テーブル
111 溶接条件テーブル
112 溶接条件テーブル
120 先行用溶接条件パラメータ
130 後行用溶接条件パラメータ
140 動作プログラム
150 先行電極情報
160 溶接条件テーブル指定情報
200 溶接条件編集部
300 電極決定部
400 溶接機制御部
500 溶接条件決定部

Claims (6)

  1. 2つの電極を有し、動作プログラムによって動作し、被溶接物を溶接するタンデムアーク溶接装置において、
    前記2つの電極のうち溶接進行方向に対して先行となる先行電極の溶接機に送る電流指令と電圧指令を含む先行用溶接条件パラメータと、前記2つの電極のうち溶接進行方向に対して後行となる後行電極の溶接機に送る電流指令と電圧指令を含む後行用溶接条件パラメータとを一括した溶接条件を前記動作プログラムとは別個に保持する溶接条件保持部と、
    前記溶接条件を構成する前記先行用溶接条件パラメータと前記後行用溶接条件パラメータを編集する溶接条件編集部と、
    前記動作プログラムにある前記2つの電極のうちいずれが先行であるかを示す先行電極情報を基にして前記先行電極を決定する電極決定部と、
    前記電極決定部の決定に従って、前記2つの溶接機の一方を先行電極の溶接機とし、他方を後行電極の溶接機とし、前記溶接機各々に前記溶接条件の中の前記先行用溶接条件パラメータと前記後行用溶接条件パラメータを送る溶接機制御部と
    を備えたタンデムアーク溶接装置。
  2. 前記先行電極情報は、前記2つの電極のうちいずれが溶接線に対して先行した位置にあるかを示す前記動作プログラムの属性情報である請求項1記載のタンデムアーク溶接装置。
  3. 前記先行電極情報は、前記動作プログラム中の命令として記述されている請求項1記載のタンデムアーク溶接装置。
  4. 前記電極決定部は、前記動作プログラムに登録された溶接線の方向と溶接トーチを保持する保持装置の姿勢に基づいて前記2つの電極のうちいずれが先行電極となるかを決定する請求項1記載のタンデムアーク溶接装置。
  5. 前記溶接条件保持部は、前記溶接条件を複数有し、
    前記複数の溶接条件から一つの溶接条件を決定する溶接条件決定部を更に備え、
    前記溶接条件決定部は、前記動作プログラムの属性情報である溶接条件指定情報に基づいて一つの溶接条件を決定する請求項1から4のいずれか1項に記載のタンデムアーク溶接装置。
  6. 前記溶接条件保持部は、前記溶接条件を複数有し、
    前記複数の溶接条件から一つの溶接条件を決定する溶接条件決定部を更に備え、
    前記溶接条件決定部は、前記動作プログラム中の命令として記述された溶接条件指定情報に基づいて一つの溶接条件を決定する請求項1から4のいずれか1項に記載のタンデムアーク溶接装置。
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