JP2003275870A - アークスポット溶接方法およびアークスポット溶接装置 - Google Patents

アークスポット溶接方法およびアークスポット溶接装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アークスポット溶接による種々の板厚に対す
る溶接作業を可能とし、かつ十分な継手強度を得ること
が可能なアークスポット溶接方法およびアークスポット
溶接装置を提供する。 【解決手段】 アークスポット溶接用トーチTと、前記
トーチTを操作するトーチ操作部10と、溶接補機類3
0と、前記トーチ操作部10および溶接補機類30を制
御する制御部20とを備え、前記制御部20により溶接
電流が段階的に変化させられるとともに、同制御部20
により前記トーチ操作部10を操作して必要に応じてト
ーチTに保持されている溶接電極1に所定の軌跡を描か
せながらアークスポット溶接をなすものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶接方法および溶接
装置に関する。さらに詳しくは、板材を十分な強度で接
合するよう改良されたアークスポット溶接による溶接方
法および溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、板材相互の溶接方法としてス
ポット溶接(抵抗スポット溶接)が行われている。抵抗
スポット溶接は、抵抗発熱を利用して金属の接合を行う
抵抗溶接法の一種であり、図13に示すように、対向配
置された2つの電極101、102の間に溶接対象とな
る各板材W1´、W2´を挟み込み、両側から加圧しつつ
電流103を通電し、各板材W1´、W2´の圧接部分に
ナゲット104を形成するようにして、各板材W1´、
2´を溶接する方法とされる。
【0003】このような抵抗スポット溶接は、短時間で
の溶接が可能であり、また、溶接時に溶融部分が大気に
さらされることがほとんどないため特別のシールドガス
を供給する必要がない、といった利点がある。ところ
が、抵抗スポット溶接においては、各板材を両側から電
極によって挟み込み加圧する必要があるため、溶接対象
が構造的に制約されることがあり、作業の自由度が低い
という難点がある。
【0004】これに対して、アークスポット溶接は重ね
合わされた各溶接対象板材の片側にのみ電極を配置し、
この電極と一方の板材との間にアークを発生させるよう
にして各板材を溶接する方法であるため、溶接対象の形
状・構造に拘わらず比較的自由に溶接することが可能で
あり、また作業効率の向上を図ることも容易である。
【0005】ところが、アークスポット溶接において
は、片側面から各板材を加熱する方式であるため、図1
4に示すように、各板材W1´、W2´の溶融部分111
表面の径D´´に比べて接合部分の径(以下、接合部径
という)D´が小さくなり、継手強度が相対的に小さく
なってしまう、といった難点がある。そして、この傾向
はスパッタを低減させるためにアルゴンのリッチなシー
ルドガス(例えば、アルゴン80%、炭酸ガス20%)
を利用することによって一層助長されてしまう。
【0006】したがって、アークスポット溶接において
は、十分な継手強度を得るため、溶け込みを深くして接
合部径D´を大きくする必要がある。ところが、図15
に示すように、各板材W1´、W2´(特に、下材W
2´)に十分な厚みがない場合、溶け込みを深くすると
溶け落ち112が発生することになり、これを避けるた
めにある程度以上溶け込みを深くすることができないの
で、必要な継手強度を得ることができない、といった問
題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、アークスポット
溶接による種々の板厚に対する溶接作業を可能とし、か
つ十分な継手強度を得ることが可能なアークスポット溶
接方法およびアークスポット溶接装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のアークスポット
溶接方法は、溶接電流を段階的に変化させてアークスポ
ット溶接をなすことを特徴とする。
【0009】本発明のアークスポット溶接方法において
は、溶接電極に所定の軌跡を描かせながらアークスポッ
ト溶接をなすようにしてもよい。その場合、前記所定の
軌跡が円形状とされ、その大きさを溶接する板厚に応じ
て調整するのが好ましい。
【0010】また、本発明のアークスポット溶接方法に
おいては、溶接時間内に電流値および/または電圧値を
段階的に切り替えながら溶接するのが好ましい。
【0011】一方、本発明のアークスポット溶接装置
は、アークスポット溶接用トーチと、前記トーチを操作
するトーチ操作部と、溶接補機類と、前記トーチ操作部
および溶接補機類を制御する制御部とを備え、前記制御
部により溶接電流が段階的に変化させられてなることを
特徴とする。
【0012】本発明のアークスポット溶接装置において
は、前記トーチ操作部により前記トーチを操作し、同ト
ーチに保持されている溶接電極に所定の軌跡を描かせな
がら溶接するようされてもよい。その場合、前記所定の
軌跡が円形状とされ、その大きさを溶接する板厚に応じ
て調整するようにされてなるのが好ましい。
【0013】また、本発明のアークスポット溶接装置に
おいては、溶接時間内に電流値および/または電圧値を
段階的に切り替えながら溶接するのが好ましい。
【0014】しかして、本発明のアークスポット溶接装
置はロボットに備えられる。
【0015】
【作用】本発明は、前記の如く構成されているので、ア
ークスポット溶接によっても各種板厚のスポット溶接に
おいて所定の継手強度を確保できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる
実施形態のみに限定されるものではない。
【0017】実施形態1 図1に、本発明の実施形態1に係る溶接方法が適用され
る溶接装置Aをブロック図で示す。また、図2に溶接装
置Aの動作の様子を示し、図3に溶接装置Aによる溶接
部の様子を示す。
【0018】溶接装置Aは、アークスポット溶接用のト
ーチTを操作するトーチ操作部10と、トーチ操作部1
0を制御する制御部20とを主要構成要素として備え、
重ね合わされた各板材W1、W2上の各溶接点を順次自動
的に溶接していくよう動作するものとされる。また、溶
接装置Aは、具体的な溶接方法(例;MAG溶接、MI
G溶接、TIG溶接)に応じた溶接用補機類30(例;
溶接用電源装置、シールドガス供給装置、電極用ワイヤ
送給装置)を含む。
【0019】この実施形態1においては、トーチTは、
例えばアルゴン(Ar)と炭酸ガス(CO2)とを所定
の割合(Ar:80%、CO2:20%)で混合したシ
ールドガスにより溶融部分を保護しつつ溶接を実施する
MAG溶接(Metal-Active-Gas溶接)用のツールとさ
れ、図2に示すように、ワイヤ状の溶接電極1と一方の
板材(以下、上材という)W1との間に所定パターンで
溶接電流を供給してアーク2を発生させ、各板材W1
2を溶融しワイングラス状の溶接部分3を形成すると
ともに、溶接部分3に溶加される溶接電極1を制御部2
0により制御されるサーボモータ(不図示である)によ
って駆動されるワイヤ送給装置により補給するようにし
て溶接を実行するものとされる。ここで、前記所定のパ
ターンは、例えば溶接電流を段階的に変化させる、例え
ば減少させるパターンとされる。
【0020】また、トーチTは、1つの溶接点を溶接し
ている間、トーチ操作部10により固定して保持される
ばかりではなく、必要に応じてトーチTに保持されてい
る溶接電極1に所定の軌跡、例えば円形状の軌跡Lを描
くようにトーチ操作部10により駆動されつつ溶接動作
を実施するものとされる。その場合、円形状の軌跡Lの
大きさは、スポット溶接される板厚に応じて適宜調整さ
れる。例えば、溶接する板厚が増加するにつれて、円形
状の軌跡Lは大きくされる。
【0021】なお、溶接装置Aにおいては、前掲の通り
アルゴン・リッチの混合ガスをシールドガスとして用い
ることによって、スパッタを抑えかつ短時間で品質のよ
い溶接を実施することが可能とされる。また、トーチT
はMAG溶接によりアークスポット溶接を実施するもの
に限らず、MIG溶接(Metal-Inert-Gas溶接)または
TIG溶接(タングステン電極を用いたInert-Gas溶
接)によりアークスポット溶接を実施するよう構成する
ことも勿論可能である。この場合、溶接用補機類30の
内容も溶接方法に応じて変更される。
【0022】図4に、実施形態1のトーチ操作部10を
示す。ここでは、トーチ操作部10は多関節型のロボッ
ト(例えば6軸ロボット)10Aとされ、このロボット
10Aは、オフライン・ティーチング等の教示方法によ
り教示される各溶接点にトーチTを移動するとともに、
各溶接点において溶接の実行中に必要に応じて所定の軌
跡LでトーチTを移動するよう動作するものとされる。
【0023】次に、制御部20を説明する。
【0024】制御部20は、ロボット10Aに対する各
軸指令値を生成するいわゆるロボット・コントローラと
しての機能を含み、ロボット10Aが各溶接点にトーチ
Tを移動させるよう制御するとともに、必要に応じて各
溶接点において軌跡LでトーチTを移動させるよう制御
する(以下、溶接実行時軌跡制御という)ものとされ
る。以下、制御部20が実施する溶接実行時軌跡制御を
説明する。
【0025】溶接実行時軌跡制御においては、トーチT
が上材W1の表面に平行な径D(図3参照)の円を描い
て移動するように各軸指令値が生成される。ここで、径
Dは各溶接点に対して要求される継手強度(以下、要求
継手強度という)に応じて設定される。
【0026】すなわち、トーチTを固定して溶接を実行
する場合、その溶接部(以下、トーチ固定時溶接部とい
う)3による各板材W1、W2の接合面3aの径(以下、
接合面径という)D1は溶け落ちの発生を回避するため
の一定の制約を受けることになる。このため、実施形態
の溶接装置Aにおいては、溶接電流パターンを適宜変更
するとともに、必要に応じて軌跡Lに沿ってトーチTを
移動させつつ溶接を実行するようにして、より大きな溶
接部(以下、トーチ移動時溶接部という)4の形成を可
能とし、これによって溶接部4による各板材W1、W2
接合面(以下、トーチ移動時接合面という)4aの径D
Xを要求継手強度を満足させるように所定の大きさにす
ることを可能とするものとされる。
【0027】このように、実施形態1の溶接装置Aによ
れば、各溶接点において、制御部20が、要求継手強度
に応じた溶け込み量を確保するための電流パターンを設
定するとともに、必要に応じてトーチTが径Dの軌跡L
を描くように移動させつつ溶接を実行するようトーチ操
作部10および補機類30を制御するので、各板材
1、W2の厚み等に起因する制約を排除して、十分な継
手強度で各板材W1、W2を溶接することが可能となる。
【0028】実施形態2 次に、図5を参照して本発明の実施形態2を説明する。
実施形態2の溶接装置A1は、実施形態1と同様のトー
チT1を操作するトーチ操作部10として、直交2軸の
自由度を有するロボット10Bを採用するよう改変した
もので、その余の構成は実施形態1と同様とされる。
【0029】すなわち、溶接装置A1のロボット10B
は、第1直動ガイド11により第2直動ガイド12を1
つの軸方向(X軸方向)に直動自在に支持し、第2直動
ガイド12によりトーチT1をX軸に垂直な1つの軸方
向(Y軸方向)に直動自在に支持するよう構成される。
【0030】そして、操作部20は、各溶接点にトーチ
1を移動させるとともに、各溶接点において必要に応
じて実施形態1と同様の軌跡L1でトーチT1を移動させ
つつ溶接を実行するようロボット10Bおよび溶接電流
を制御するものとされる。
【0031】このように、実施形態2の溶接装置A1に
おいては、トーチ操作部10として比較的簡易な構造の
2軸ロボット10Bを採用するものとされているので、
各溶接点が1つの平面上にある場合等に対応して、より
安価に溶接装置A1を構成することが可能となる。
【0032】実施形態3 次に、図6を参照して本発明の実施形態3を説明する。
実施形態3の溶接装置A2は、実施形態1と同様のトー
チT2を操作するトーチ操作部10として、トーチ回転
機構40を有する、多関節型または直動型のロボット1
0Cを採用するよう改変したもので、その余の構成は実
施形態1と同様とされる。
【0033】すなわち、溶接装置A2のロボット10C
は、長棒状のトーチT2の反電極1B側の一端部を支持
部材14により支持するとともに、トーチT2の中間部
分に歯車15を偏心させて装着し、この歯車15をモー
タ16により駆動される歯車17を介して回転させるよ
うにして、電極1Bが円状の軌跡L2を描くように移動
するように構成されている。
【0034】また、制御部20は、各溶接点にトーチT
2を移動させるとともに、各溶接点において円状の軌跡
2でトーチT2を移動させつつ溶接を実行するようロボ
ット10Cを制御するものとされる。
【0035】このように、実施形態3の溶接装置A2に
おいては、トーチ操作部10としてトーチ回転機構40
を有するロボット10Cが採用されているので、実施形
態1および実施形態2のようにロボットアームの動作に
よりトーチTを軌跡Lを描くように移動させる場合と比
較して遙かに高速にトーチTを駆動することが可能とな
る。これにより、作業効率をより一層向上させることが
可能となる。
【0036】
【実施例】以下、本発明をより具体的に実施例に基づい
てより詳細に説明する。
【0037】実施例1および実施例2 板厚が0.8mmの薄板2枚を重ね合わせて、図7に示
すように、トーチを移動させることなくギャップを0m
m(実施例1)および1mm(実施例2)に保って、図
8に示す電流パターンにて下記表1に示す条件の下にス
ポット溶接を行った。
【0038】
【表1】
【0039】ついで、スポット溶接個所の継手強度を確
認するために引張せん断試験を行った。実施例1および
実施例2の引張せん断強度はそれぞれ6.21kNおよ
び5.24kNであり、実施例1および実施例2それぞ
れの引張せん断強度がJISZ 3140に規定する規
定値(3.9kN)を超えているのが確認された。
【0040】実施例3および実施例4 板厚が1.2mmの薄板2枚を重ね合わせて、図9に示
すように、トーチを円形状の軌跡を描くように移動させ
ながらギャップを0mm(実施例3)および1mm(実
施例4)に保って、図10に示す電流パターンにて下記
表2に示す条件の下にスポット溶接を行った。なお、図
9中、トーチの軌跡中の破線は高電流範囲を示し、点線
は低電流範囲を示す。また、円形状の軌跡の大きさは、
3mmとされている。
【0041】
【表2】
【0042】ついで、スポット溶接個所の継手強度を確
認するために引張せん断試験を行った。実施例3および
実施例4の引張せん断強度はそれぞれ9.21kNおよ
び9.02kNであり、実施例3および実施例4それぞ
れの引張せん断強度がJISZ 3140に規定する規
定値(7.0kN)を超えているのが確認された。
【0043】実施例5および実施例6 板厚が1.6mmの薄板2枚を重ね合わせて、図9に示
すように、トーチを円軌跡を描くように移動させながら
ギャップを0mm(実施例5)および1mm(実施例
6)に保って、図11に示す電流パターンにて下記表3
に示す条件の下にスポット溶接を行った。また、円形状
の軌跡の大きさは、4mmとされている。
【0044】
【表3】
【0045】ついで、スポット溶接個所の継手強度を確
認するために引張せん断試験を行った。実施例5および
実施例6の引張せん断強度はそれぞれ14.62kNお
よび13.44kNであり、実施例5および実施例6そ
れぞれの引張せん断強度がJIS Z 3140に規定す
る規定値(10.8kN)を超えているのが確認され
た。
【0046】実施例7および実施例8 板厚が2.3mmの薄板2枚を重ね合わせて、図9に示
すように、トーチを円軌跡を描くように移動させながら
ギャップを0mm(実施例7)および1mm(実施例
8)に保って、図12に示す電流パターンにて下記表4
に示す条件の下にスポット溶接を行った。また、円形状
の軌跡の大きさは、5mmとされている。
【0047】
【表4】
【0048】ついで、スポット溶接個所の継手強度を確
認するために引張せん断試験を行った。実施例7および
実施例8の引張せん断強度はそれぞれ23.76kNお
よび20.82kNであり、実施例7および実施例8そ
れぞれの引張せん断強度がJIS Z 3140に規定す
る規定値(18.6kN)を超えているのが確認され
た。
【0049】以上、本発明を実施形態および実施例に基
づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態および
実施例に限定されるものではなく、種々改変が可能であ
る。例えば、実施形態および実施例に板在の重ね合わせ
数は2枚とされているが、重ね合わせ数は2枚に限定さ
れるものではなく、3枚とすることもできる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
アークスポット溶接によっても各種板厚のスポット溶接
において、所定の継手強度を確保できるという優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る溶接方法が適用され
る溶接装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】同溶接装置による溶接動作を示す斜視図であ
る。
【図3】同溶接装置により形成される溶接部を示す2面
図であって、同(a)は溶接部の横断面図を示し、同
(b)は(a)図におけるI−I断面図を示す。
【図4】本発明の実施形態1のトーチ操作部を示す模式
図である。
【図5】本発明の実施形態2に係る溶接装置を示す模式
図である。
【図6】本発明の実施形態3に係る溶接装置を示す模式
図である。
【図7】実施例1および実施例2のトーチの軌跡を示す
模式図である。
【図8】実施例1および実施例2の電流パターンのグラ
フである。
【図9】実施例3ないし実施例8のトーチの軌跡を示す
模式図である。
【図10】実施例3および実施例4の電流パターンのグ
ラフである。
【図11】実施例5および実施例6の電流パターンのグ
ラフである。
【図12】実施例7および実施例8の電流パターンのグ
ラフである。
【図13】抵抗スポット溶接における溶接原理を示す模
式図である。
【図14】アークスポット溶接における溶接原理を示す
断面図である。
【図15】従来のアークスポット溶接の問題点を示す断
面図である。
【符号の説明】
A 溶接装置 L 溶接実行時トーチ軌跡 T トーチ W 板材 1 溶接電極 10 トーチ操作部 10A、10B、10C ロボット 20 制御部 30 補機類 40 トーチ回転機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬渡 賢 神戸市中央区東川崎町3丁目1番1号 川 崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 小池 健 明石市川崎町1番1号 川崎重工業株式会 社明石工場内 Fターム(参考) 4E001 AA04 BB07 BB08 DD02 DD04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接電流を段階的に変化させてアークス
    ポット溶接をなすことを特徴とするアークスポット溶接
    方法。
  2. 【請求項2】 溶接電極に所定の軌跡を描かせながらア
    ークスポット溶接をなすことを特徴とする請求項1記載
    のアークスポット溶接方法。
  3. 【請求項3】 前記所定の軌跡が円形状とされ、その大
    きさを溶接する板厚に応じて調整することを特徴とする
    請求項2記載のアークスポット溶接方法。
  4. 【請求項4】 溶接時間内に電流値および/または電圧
    値を段階的に切り替えながら溶接することを特徴とする
    請求項1記載のアークスポット溶接方法。
  5. 【請求項5】 アークスポット溶接用トーチと、前記ト
    ーチを操作するトーチ操作部と、溶接補機類と、前記ト
    ーチ操作部および溶接補機類を制御する制御部とを備
    え、 前記制御部により溶接電流が段階的に変化させられてな
    ることを特徴とするアークスポット溶接装置。
  6. 【請求項6】 前記トーチ操作部により前記トーチを操
    作し、同トーチに保持されている溶接電極に所定の軌跡
    を描かせながら溶接するようされてなることを特徴とす
    る請求項5記載のアークスポット溶接装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の軌跡が円形状とされ、その大
    きさが溶接する板厚に応じて調整されてなることを特徴
    とする請求項6記載のアークスポット溶接装置。
  8. 【請求項8】 溶接時間内に電流値および/または電圧
    値を段階的に切り替えながら溶接することを特徴とする
    請求項5記載のアークスポット溶接装置。
  9. 【請求項9】 請求項5ないし請求項8のいずれか一項
    に記載のアークスポット溶接装置を備えてなることを特
    徴とするロボット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102500869A (zh) * 2011-11-01 2012-06-20 上海交通大学 一种新型的金属材料电弧点焊方法
CN111203611A (zh) * 2020-01-16 2020-05-29 中国航发长江动力有限公司 一种多层薄壁金属材料的焊接方法及焊接件

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