JP4089620B2 - 車両制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の時間依存データの受信に基づいて車両の挙動を制御するための車両制御システムに関する。
従来、上記のような車両制御システムが提案されている。例えば、車両のクランク角情報、メインスロットル開度の情報、ABS(アンチロックブレーキシステム)ECUの情報を総合的に判断し、車両のブレーキ、エンジンの制御のためのパラメータを算出するような車両制御システムが考えられる。図6に、このような車両制御システム200の例の構成図を示す。
この図に示す例においては、エンジンECU220は、エンジンECU220に接続されたセンサから、車両のアイドル信号、クランク角信号、エンジン吸気量信号、メインスロットル開度信号、ノック信号、エンジン冷却水温信号、スタータ信号の入力を受け、これら受けた入力の一部または全部のデータを、車載LAN250を介して統合ECU210に送信する。
またエンジンECU220の送信と並行して、ABSECU230は、ABSECU230に接続されたセンサから車輪速の信号の入力を受け、この受けた入力のデータを車載LAN250を介して統合ECU210に送信する。
これらエンジンECU220、ABSECU230から送信されるデータは、車両の走行状態、および車両外部の状態に基づいて時々刻々と変化する時間依存データである。
統合ECU210では、エンジンECU220およびABSECU230から送信されたこれら時間依存データを受信し、これら受信したデータを総合的に用いて、エンジンの制御パラメータ、ブレーキの制御パラメータを算出する。エンジンの制御パラメータとは、点火コイルの点火タイミング、燃料噴射量、燃料噴射タイミング等をいい、ブレーキの制御パラメータとは、制動タイミング、制動量等をいう。
統合ECU210は更に、このようにして算出したエンジンおよびブレーキの制御パラメータを、それぞれエンジンECU220およびABSECU230に送信する。そしてエンジンECU220は、統合ECU210から送信されたエンジン制御パラメータに基づいて、エンジンECU220に接続された点火コイル、フューエルポンプ、インジェクタ等のアクチュエータを制御する。またABSECU230は、統合ECU210から送信されたブレーキ制御パラメータに基づいて、ABSECU230に接続されたブレーキアクチュエータを制御する。
上に例示したような、複数の時間依存データの受信に基づいて車両の挙動を制御するための車両制御システムにおいては、車両の挙動の制御のための処理が基づく複数の時間依存データは同時性を有していることが望まれる。このように同時性が望まれるような時間依存データに基づいて行われる制御をリアルタイム制御という。
例えば上記の例において、統合ECU210が制御パラメータを計算する際に用いる時間依存データのうち、ある時間依存データはある時刻tにエンジンECU220から送信され、別の時間依存データは時刻tより1秒も後の時刻tに送信されていた場合、それら時間依存データは、車両および外界の同時期における状況を反映しているものではない。統合ECU210がこのような異なる時期の時間依存データを総合的に用いて制御パラメータを算出してしまうと、結果として車両の挙動が設計時に望んだものと大きく食い違う不整合が発生する可能性がある。
実際、車両制御システムにおいては、車載LAN250において様々な原因(一例として、CANやLIN等の通信プロトコルの特性に起因する原因)によるデータの送信の遅延が発生しうるので、統合ECU210が同じような時期に受信した複数の時間依存データを用いて制御パラメータを算出したとしても、その複数のデータの一部が車載LAN250において遅延のあったデータである場合、上記のような車両の制御の不整合が発生する可能性は無視できない。
このように、車両制御システムにおいては、車両の挙動の制御のための処理が基づく複数の時間依存データは、同時期の車両および車両の外部の状況を反映しているものであることが求められる。これを、複数の時間依存データに同時性があるという。
本発明は上記点に鑑み、複数の時間依存データの受信に基づいて車両の挙動を制御するための車両制御システムにおいて、当該車両の挙動の制御のための処理が基づく複数の時間依存データの同時性を確保することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、車両の挙動を制御するための第1の時間依存データをを車載LANに送信する第1の送信装置(1)と、車両の挙動を制御するための第2の時間依存データをを車載LANに送信する第2の送信装置(2)と、前記第1の送信装置から車載LANに送信される第1の時間依存データと前記第2の送信装置からら車載LANに送信される第2の時間依存データとを受信し、この受信した時間依存データを用いて車両の挙動を制御するための処理を行う受信ECU(3)と、を備えた車両制御システムであって、前記第1の送信装置および前記第2の送信装置は、車載LANを介して互いに時刻情報をやりとりすることで同期のための処理を行い、前記第1の送信装置は、前記送信する第1の時間依存データに、当該第1の時間依存データの送信前基準時刻を付与し、前記第2の送信装置は、前記送信する第2の時間依存データに、当該第2の時間依存データの送信前基準時刻を付与し、前記受信ECUは、前記車両の挙動を制御するための処理に用いる前記第1の時間依存データおよび前記第2の時間依存データに付与された送信前基準時刻を比較し、この比較結果に基づいて、前記第1の時間依存データおよび前記第2の時間依存データの同時性を確保するための処理を行う前記同時性確保手段を備え、前記同時性確保手段は、前記第1の時間依存データの送信前基準時刻と、前記第2の時間依存データの送信前基準時刻とを比較し、これら送信前基準時刻の差が所定量以下である場合に、当該第1の時間依存データおよび第2の時間依存データを用いて車両の挙動を制御するための処理の実行を許可することを特徴とする車両制御システムである。
このように、複数の時間依存データの受信に基づいて車両の挙動を制御するための車両制御システムにおいて、受信ECUが有する同時性確保手段が、受信した第1の時間依存データと第2の時間依存データの同時性を確保するための処理を行うので、当該車両の挙動の制御のための処理が基づく複数の時間依存データの同時性を確保することができる。
なお、「車両の挙動を制御するための」データおよび処理とは、車両の挙動の制御そのもののためのデータおよび処理、車両の挙動の制御のための前処理に必要なデータおよび処理等を含む概念である。
このように同時性確保の具体適手段として、第1、第2の時間依存データに付与された送信前基準時刻を比較することが考えられる。
なお、送信前基準時刻とは、第1の送信装置、第2の送信装置がそれぞれ第1、第2の時間依存データを送信する前の時刻であって、かつ第1の時間依存データと第2の時間依存データとの同時性を判定する基準とすることができるような時刻をいう。
また、第1、第2の時間依存データに付与された送信前基準時刻を比較する具体的方法としては、このように、送信前基準時刻の差が所定量以下である場合に、当該第1、第2の時間依存データを用いて車両の挙動を制御するための処理の実行を許可することが考えられる。これによって、受信ECUは、同時性確保手段によって許可された時間依存データを用いて車両の挙動を制御するので、当該車両の挙動の制御のための処理が基づく複数の時間依存データの同時性を確保することができる。
また請求項1に記載の車両制御システムにおいて、前記第1の時間依存データの送信前基準時刻とは、前記第1の送信装置が当該第1の時間依存データを送信する時刻であり、前記第2の時間依存データの送信前基準時刻とは、前記第2の送信装置が当該第2の時間依存データを送信する時刻である
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の車両制御システムにおいて、前記第1の送信装置は、車両の挙動を制御するための第1の時間依存データを繰り返し送信し、前記第2の送信装置は、車両の挙動を制御するための第2の時間依存データを繰り返し送信し、前記同時性確保手段は、前記第1の時間依存データおよび前記第2の時間依存データを繰り返し受信し、前記第1の時間依存データの送信前基準時刻と、前記第2の時間依存データの送信前基準時刻とを比較し、これら送信前基準時刻の差が所定量を超える場合に、前記第1の時間依存データおよび前記第2の時間依存データのいずれか一方を、前回受信したものに置き換え、その置き換えたものと他方の時間依存データとを比較し、これら送信前基準時刻の差が所定量以下である場合に、当該置き換えられた時間依存データおよび当該他方の時間依存データを用いて車両の挙動を制御するための処理の実行を許可することを特徴とする。
このようにすることで、第1の時間依存データと第2の時間依存データにおいて、その送信前基準時刻の差が所定量以上の場合であっても、それらのうち一方を過去に受信したデータに置き換えて再度送信前基準時刻を比較することができる。このようにすることで、同時性が成立する最も新しいデータを用いて車両の制御のための処理を行うことができる。また、第1、第2の送信装置から繰り返し送出される時間依存データは、必ずしも受信ECUでその送信された順に受信するとは限らないので、古いデータが新しいデータより後に受信されていることによって、比較した送信前基準時刻の差が所定量以上になっている場合、それを過去に受信したデータに置き換えることで、同時性が成立する可能性がある。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の車両制御システムにおいて、前記同時性確保手段は、前記第1の時間依存データの送信前基準時刻と、前記第2の時間依存データの送信前基準時刻とを比較し、これら送信前基準時刻の差が所定量を超える場合に、当該第1の時間依存データおよび第2の時間依存データを、前記車両の挙動を制御するための処理から除外することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両制御システムにおいて、前記所定量は、前記第1の時間依存データおよび第2の時間依存データが用いられる車両の挙動の制御の内容に基づいていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両制御システムにおいて、前記車両の挙動を制御するための処理に用いる前記第1の時間依存データおよび前記第2の時間依存データに付与された送信前基準時刻に基づいて、これら時間依存データが有効期限切れであるかを判定し、有効期限切れでない場合に限り、これら時間依存データを用いて車両の挙動を制御するための処理の実行を許可することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両制御システムにおいて、前記受信ECUは、プログラムを実行するコンピュータ(35)を備え、前記コンピュータは、前記受信ECUのハードウェア構成に依存した車両制御のための処理を記述する第1の階層のプログラムと、前記第1の階層のプログラムの処理結果を用いることで前記受信ECUのハードウェア構成に依存しない車両制御のための処理を行う第2の階層のプログラムを実行し、前記同時性確保手段は、前記コンピュータが所定の前記第1の階層のプログラムを実行することで実現することを特徴とする。
これによって、第1の階層のプログラムは、同時性確保手段の結果を用いることで、個々に第1および第2の時間依存データの同時性を判断するための処理を含む必要がなくなり、プログラムの作業工数の削減に繋がる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段、または具体的手段として下記統合ECU3のCPU35を機能させるためのプログラムの処理との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1に、本実施形態に係る車両制御システム100の全体構成を示す。車両制御システム100は、車両内の車載LAN50に接続されたABSECU1、エンジンECU2、統合ECU3を有している。
本実施形態においては、ABSECU1が車輪速の時間依存データを統合ECU3に送信し、またエンジンECU2がクランク角、メインスロットル開度、エンジン冷却水温度等のエンジンに関わる時間依存データを統合ECU3に送信する。統合ECU3はこれらの時間依存データを受信し、受信した時間依存データを総合的に用いてブレーキ制御パラメータおよびエンジン制御パラメータを算出する。その後統合ECU3は、算出したブレーキ制御パラメータをABSECU1に送信し、また算出したエンジン制御パラメータをエンジンECU2に送信する。ABSECU1、エンジンECU2は、送信されたこれら制御パラメータを受信し、受信した制御パラメータに基づいてブレーキ、エンジンのリアルタイム制御を行う。
なお、ここで時間依存データとは車両の走行状態、および車両外部の状態に基づいて時々刻々と変化するデータをいう。
ABSECU1は、データ送受信部11およびマイコン12有している。
データ送受信部11は、マイコン12から受けたデータを、所定の送信タイミングで車載LAN50に送出する。またデータ送受信部11は、車載LAN50を流れるABSECU1宛のデータを受信し、受信したデータをマイコン12のRAM17の所定の領域に記憶させる。
マイコン12は、ROM13、フラッシュメモリ14、CPU15、タイマ16、およびRAM17を有している。
CPU15は、ROM13またはフラッシュメモリ14からプログラムを読み出して実行し、そのプログラムに記述された処理内容に基づいて動作し、その動作において、適宜ROM13、フラッシュメモリ14、RAM17から情報を読み出し、またフラッシュメモリ14およびRAM17に情報を書き込む。またCPU11は、その動作中に車載LAN50の他のECUへのデータの送信のため、送信先のECUの識別データと共にこの送信するデータをデータ送受信部11に出力する。
またCPU15は、その動作において、必要に応じて車輪速センサ41から車輪速の信号を受け取り、またブレーキ42に対して制動タイミング、制動量等の制御を行う。
エンジンECU2は、データ送受信部21およびマイコン22を有している。
エンジンECU2内部の構成は、上記したABSECU1の構成の説明において、ABSECU1をエンジンECU2に、データ送受信部11をデータ送受信部21に、マイコン12をマイコン22に、ROM13をROM23に、フラッシュメモリ14をフラッシュメモリ24に、CPU15をCPU25に、タイマ16をタイマ26に、RAM17をRAM27に、それぞれ読み替えたものと同等である。
ただし、CPU25は、その動作において、車輪速センサ41、ブレーキ42と信号の直接のやりとりは行わず、必要に応じてクランク角センサ43からエンジンのクランク角信号を受け取り、メインスロットルセンサ44からメインスロットルの開度の信号を受け取り、水温センサ45からエンジン冷却水の水温の信号を受け取り、
イグナイタ46に対してエンジン点火のタイミングの制御を行い、インジェクタ47に燃料噴射タイミングの制御を行い、フューエルポンプポンプ48に対して燃料噴射量の制御を行う。
統合ECU3は、データ送受信部31およびマイコン32を有している。
統合ECU3内部の構成は、上記したABSECU1の構成の説明において、ABSECU1を統合ECU3に、データ送受信部11をデータ送受信部31に、マイコン12をマイコン32に、ROM13をROM33に、フラッシュメモリ14をフラッシュメモリ34に、CPU15をCPU35に、タイマ16をタイマ36に、RAM17をRAM37に、それぞれ読み替えたものと同等である。
ただし、CPU35は、その動作において、車輪速センサ41、ブレーキ42と信号の直接のやりとりは行わない。
また、データ送受信部31は、ABSECU1およびエンジンECU2から受信した時間依存データについて、RAM17中の所定の領域に上書き保存を行うのではなく追加保存を行う。すなわち、データ送受信部31は、過去に受信した時間依存データがRAM17中にあれば、そのデータを消去せず、RAM17中の次の領域に新たに受信した時間依存データを記憶させる。
以上のようなハードウェア構成を有する車両制御システム100の作動について以下説明する。
まずABSECU1の作動について説明する。ABSECU1のCPU15は起動すると、上記したようにROM13から所定のプログラムを実行する。そしてその実行による作動中、定期的に車輪速センサ41からの車輪速信号を受け取り、この車輪速信号に基づいて現在の車輪の回転角速度を特定する。またCPU15は、特定した回転角速度に、タイマ16からの信号に基づいた現在時刻のデータおよび統合ECU3を送信先に指定するデータを付与し、その結果のデータをデータ送受信部11に出力する。これによって、データ送受信部11は、車輪速データ、その車輪速を特定した時刻のデータ、宛先が統合ECU3である旨のデータから成る時間依存データを車載LAN50に送出する。なお、車輪速を特定した時刻は、このデータがデータ送受信部11から送出される時刻と同等とみなすことができるよう、データ送受信部11の送信タイミング、CPU15の動作タイミングが予め設計されている。
またCPU15は、その作動中、データ送受信部11が統合ECU3から受信してRAM17の所定の領域に記憶させたブレーキ制御パラメータのデータを読み出し、この読み出したパラメータに基づいてブレーキ42に制動量、制動タイミングの制御信号を出力する。
次にエンジンECU2の作動について説明する。エンジンECU2のCPU25は起動すると、上記したようにROM23から所定のプログラムを実行する。そしてその実行による作動中、定期的にクランク角センサ43からのクランク信号、メインスロットルセンサ44からのメインスロットル開度信号、水温センサ45からのエンジン冷却水温信号を受け取り、この受け取った信号に基づいて現在のクランク角、メインスロットル開度、およびエンジン冷却水温等のエンジン関連状態データを特定する。
またCPU25は、特定したエンジン関連状態データに、タイマ26からの信号に基づいた現在時刻のデータおよび統合ECU3を送信先に指定するデータを付与し、その結果のデータをデータ送受信部21に出力する。これによって、データ送受信部21は、エンジン関連状態データ、そのエンジン関連状態データを特定した時刻のデータ、宛先が統合ECU3である旨のデータから成る時間依存データを車載LAN50に送出する。なお、エンジン関連状態データを特定した時刻は、このデータがデータ送受信部21から送出される時刻と同等とみなすことができるよう、データ送受信部21の送信タイミング、CPU25の動作タイミングが予め設計されている。
またCPU25は、その作動中、データ送受信部21が統合ECU3から受信してRAM27の所定の領域に記憶させたエンジン制御パラメータのデータを読み出し、この読み出したパラメータに基づいてブレーキ46にエンジン点火タイミングの制御信号を、インジェクタ47に燃料噴射タイミングの制御信号を、フューエルポンプポンプ48に燃料噴射量の制御信号を出力する。
次に統合ECU3の作動について説明する。統合ECU3は、ABSECU1、エンジンECU2が統合ECU3宛に送信した時間依存データを受信し、この受信した時間依存データを用いて車両の挙動を制御するための処理を行う。
図2に、CPU35が実行するプログラム(ソフトウェア)の構成を示す。CPU35が実行するプログラムは、アプリケーション層38、プラットフォーム層39に階層分けされる。プラットフォーム層39は、統合ECU3のハードウェア構成に依存した車両制御のための処理を記述するプログラムが属する階層であり、アプリケーション層38は、プラットフォーム層39に属するプログラムの処理結果を用いることで統合ECU3のハードウェア構成に依存しない車両制御のための処理を行うプログラムが属する階層である。
アプリケーション層38に属するプログラムとしては、エンジン制御パラメータ算出プログラム381、ブレーキ制御パラメータ算出プログラム382がある。プラットフォーム層39に属するプログラムとしては、同時性確保プログラム391、送信プログラム394がある。
同時性確保プログラム391は、ABSECU1、エンジンECU2が統合ECU3宛に送信した時間依存データに含まれる時刻データ(送信前基準時刻に相当する)を比較し、これら時刻の差が所定量以下である場合に、エンジン制御パラメータ算出プログラム381、ブレーキ制御パラメータ算出プログラム382が時間依存データ用いて車両の挙動を制御するための処理を行うことを許可する。なお、同時性確保プログラム391は、この作動のために、RAM37中の所定の領域をバッファA392、バッファB392として確保する。バッファA392は、ABSECU1から統合ECU3宛に送信された時間依存データをデータ送受信部31が保存したRAM17中の領域であり、バッファB393は、エンジンECU2から統合ECU3宛に送信された時間依存データをデータ送受信部31が保存したRAM17中の領域である。先述した通り、データ送受信部31は、受信した時間依存データを追加的にRAM37に記憶させるので、バッファA392、バッファB393には、データ送受信部31が受信した順にバッファA392またはバッファB393の先頭アドレスに対して、それぞれABSECU1、エンジンECU2からの時間依存データが格納される。最新の時間依存データがバッファA392またはバッファB393の先頭アドレスに格納される度に、過去の時間依存データはバッファA392またはバッファB393の最大記憶容量に達するまで所定アドレス分(最新の時間依存データが必要とするアドレス領域分)移動する。時間依存データがバッファA392またはバッファB393に対して最大記憶容量まで記憶されると最も古い時間依存データは削除されていく。
エンジン制御パラメータ算出プログラム381は、定期的に(負荷に応じた処理間隔で)、統合ECU3が受信したABSECU1およびエンジンECU2からの時間依存データのうち、同時性確保プログラム391によって用いることが許可されたデータに基づいて、上述したエンジン制御パラメータの値を演算する。用いることが許可されたデータは、後述の同時性確保プログラム391の処理によってRAM37の所定の領域に記憶されている。そして、演算したエンジン制御パラメータをRAM37の別の所定の領域に記憶させることで、送信プログラム394に当該制御パラメータを渡す。
ブレーキ制御パラメータ算出プログラム382は、定期的に(負荷に応じた処理間隔で)、統合ECU3が受信したABSECU1、エンジンECU2からの時間依存データのうち、エンジン同時性確保プログラム391によって用いることが許可されたデータに基づいて、上述したブレーキ制御パラメータの値を演算する。用いることが許可されたデータは、後述の同時性確保プログラム391の処理によってRAM37の所定の領域に記憶されている。そして、演算したブレーキ制御パラメータをRAM17の所定の領域に記憶させることで、送信プログラム394に当該制御パラメータを渡す。
送信プログラム394は、定期的に、RAM17の所定の領域に記憶されたブレーキ制御パラメータ、エンジン制御パラメータを読み出し、ブレーキ制御パラメータには宛先をABSECU1に指定するデータを付加し、エンジン制御パラメータには宛先をエンジンECU2に指定するデータを付加し、その結果のデータをそれぞれデータ送受信部31に出力する。
CPU35が実行するプログラムがこのような階層構成になっていることで、第1の階層のプログラムは、同時性確保手段の結果を用いることで、エンジン制御パラメータ算出プログラム381、ブレーキ制御パラメータ算出プログラム382といったアプリケーション層38に属するプログラムの設計において、時間依存データの同時性の判断を考慮する必要がなくなり、エンジン制御パラメータ算出プログラム381、ブレーキ制御パラメータ算出プログラム382のプログラムの作業工数の削減に繋がる。
ここで、同時性確保プログラム391を実行するCPU35の詳細な作動について説明する。図3および図4に、同時性確保プログラム391のフローチャートを示す。
CPU35による同時性確保プログラム391の実行は、定期的に(負荷に応じた処理間隔で)行われる。
まずステップ305では、バッファA392にデータがあるか否かを判定する。データが1つでもあれば処理はステップ310に進み、1つもなければ処理はステップ320に進む。
ステップ310では、バッファB393にデータがあるか否かを判定する。データが1つでもあれば処理はステップ315に進み、1つもなければ処理はステップ320に進む。
ステップ315では、バッファA392、バッファB393の先頭のデータをそれぞれ1つ読み出して、RAM37中の作業用の所定の領域に記憶させる。先頭のデータとは、一番新しく当該バッファに記憶されたデータをいう。以下、バッファA392から読み出したデータをAn、バッファB393から読み出したデータをBnと記す。
ステップ320315では、エラーが発生した旨の情報をフラッシュメモリ34に記録し、同時性確保プログラム391の処理を異常終了させる。
このようなステップ305〜320の処理により、バッファA392、バッファB393の両方にデータがあればそれらをそれぞれデータAn、データBnとして読み出し、バッファA392、バッファB393のいずれか一方でも空ならばエラー情報を記録して終了する。
ステップ315の次に、処理はステップ325に進み、Anに付与されている時刻データtAnとBnに付与されている時刻データtBnとを比較し、その差の絶対値|tAn−tBn|が所定量εより小さいか否かを判定する。なお所定量εの値はROM33またはフラッシュメモリ34に予め記憶されている。|tAn−tBn|が所定量εより小さい場合、処理はステップ335に進み、そうでない場合、処理はステップ330に進む。
ステップ335では、タイマ36によって計測した現在時刻tnowがtAnに所定の有効期間LAnを加えた有効期限時刻より前であるか否かを判定する。なお有効期間LAnの値はROM33またはフラッシュメモリ34に予め記憶されている。現在時刻tnowが当該有効期限時刻より前であれば、すなわち有効期限切れでなければ、処理はステップ340に進み、現在時刻tnowが当該有効期限時刻より前でなければ、すなわち有効期限切れであれば、処理は図4のステップ360に進む。
ステップ340では、現在時刻tnowがtBnに所定の有効期間LBnを加えた有効期限時刻より前であるか否かを判定する。なお有効期間LBnの値は、有効期間LAnの値とは別にROM33またはフラッシュメモリ34に予め記憶されている。現在時刻tnowが当該有効期限時刻より前であれば、すなわち有効期限切れでなければ、処理はステップ345に進み、現在時刻tnowが当該有効期限時刻より前でなければ、すなわち有効期限切れであれば、処理は図4のステップ350に進む。
ステップ345では、AnのデータとBnのデータに同時性を付与する。具体的には、AnのデータとBnのデータをRAM37中の所定の領域に記憶させる。この所定の領域とは、先述したエンジン制御パラメータ算出プログラム381、ブレーキ制御パラメータ算出プログラム382が、その領域に記憶されているデータAn、Bnを、車両の挙動を制御するためのそれぞれの処理のために用いるようになっている領域、すなわち利用許可領域である。ステップ345の後、処理は終了する。
このように、ステップ325、335、340、345の処理により、AnのデータとBnのデータに付与された時刻データ(すなわち当該データが算出された時刻)とが所定の時間差ε以内であり、かつAnのデータとBnのデータとが有効期限切れでない場合に限り、AnのデータおよびBnのデータに同時性を与え、エンジン制御パラメータ算出プログラム381、ブレーキ制御パラメータ算出プログラム382にこのデータの使用を許可する。
|tAn−tBn|が所定量ε以上である場合に処理が移るステップ330では、時刻tAnが時刻tBnより遅い(現在時刻tnowに近い時刻)か否かを判定する。時刻tAnが時刻tBnより遅い場合、処理は図4のステップ360に進み、時刻tAnが時刻tBn以前である場合、処理は図4のステップ350に進む。
ステップ350では、バッファB393にデータがあるか否かを、図3のステップ310と同様に判定し、データがあれば処理はステップ355に進み、なければ処理はステップ370に進む。
ステップ355では、バッファB393の先頭のデータを1つ読み出して、RAM37中の変数Bnの領域に記憶させる。その後処理は図3のステップ325に戻る。
ステップ360では、バッファA392にデータがあるか否かを、図3のステップ305と同様に判定し、データがあれば処理はステップ365に進み、なければ処理はステップ370に進む。
ステップ365では、バッファA392の先頭のデータを1つ読み出して、RAM37中の変数Anの領域に記憶させる。その後処理は図3のステップ325に戻る。
ステップ370では、エラーが発生した旨の情報をフラッシュメモリ34に記録し、同時性確保プログラム391の処理を異常終了させる。
このようなステップ330、350、355、360、365、370の処理によって、最初にバッファA392、バッファB393から読み出したデータに付与された時刻データが所定の時間差ε以上である場合(ステップ325参照)、それらのデータをエンジン制御パラメータ算出プログラム381、ブレーキ制御パラメータ算出プログラム382が用いることは許可されず、データAn、データBnのうち時刻tAnが時刻tBnより遅い方(ステップ330参照)を、新たに当該バッファA392またはバッファB393からデータ(すなわち1つ前のアドレスに記憶されたデータ)を読み出したものに置き換え(ステップ355、365参照)、その置き換わったものと、置き換わらなかった方のデータとを比較し、同時性、有効期限等について判定する(ステップ325、335、340)。
なお、An、Bnのデータを置き換えるとき、当該バッファA392またはバッファB393に1つ前のアドレスに記憶されたデータがない場合(ステップ350、360参照)、エラー情報を記録して終了する(ステップ370参照)。
また、最初にバッファA392、バッファB393から読み出したデータに付与された時刻データが所定の時間差ε未満であった場合でも、An、Bnのデータのいずれかが有効期限切れである場合(ステップ335、340参照)、その有効期限切れのデータを上記の場合と同様にバッファA392またはバッファB393中の1つ前のアドレスに記憶されたデータと置き換え、その置き換わったものと、置き換わらなかった方のデータとを比較し、同時性、有効期限等について判定する。
このように、比較対照となるデータAn、Bnにおいて、同時性がない、有効期限切れである等の判定がなされた場合は、当該バッファに1つ前のアドレスに記憶されたデータがある限り、その1つ前のアドレスに記憶されたデータへの置き換えと、その置き換えたデータと置き換わらなかったデータとの比較が繰り返される。そして、バッファA392、バッファB393に置き換えた対象のデータがないと判定された場合、エラーがフラッシュメモリ34に記憶され、処理は終了する。
なお、上記のような処理によってフラッシュメモリ34に記憶されたエラー情報は、そのエラー情報の記憶の回数も記憶されるようになっていてもよい。この情報は、後にダイアグツールによる検査に用いられることが可能である。またCPU35は、所定のプログラムを定期的に実行することにより、この回数の情報をフラッシュメモリ34から読み出し、この回数が所定回数以上となっている場合は、ABSECU1、エンジンECU2、あるいは統合ECU3の故障等の異常が起こっている旨の情報をフラッシュメモリ34に記憶させる。またこのとき、この回数が所定回数以上となっている場合は、所定量εの値を大きくする等の学習機能を実行してもよい。
図5に、CPU35が上記の様な同時性確保プログラム391を実行することによるABSECU1、エンジンECU2、統合ECU3の作動のタイミングの具体例を示す。この図は、横軸51、52、53の矢印方向に流れる時間における、矩形61〜70等で示される事象の発生時間帯を示すタイミング図である。横軸51にはABSECU1における時間依存データ送信事象61、65、67のタイミングが、横軸52にはエンジンECU2における時間依存データ送信事象63、69のタイミングが、横軸53には統合ECU3における時間依存データ受信事象62、64、66、68、70等のタイミングが、それぞれ記載されている。
なお、この例においては、上述した有効期間LAn、LBnは、バッファA392、バッファB393から読み出したデータ毎に異なるようになっている。またこのデータ毎の有効期間の値は、ABSECU1、エンジンECU2から送信される時間依存データに付加されるようになっていてもよい。
この図においては、まず時刻tA1を基点とし矩形61の幅を継続時間とする時間依存データA1の送信がABSECU1において行われ、このデータA1は矩形62の位置および幅で示される時間帯に統合ECU3のデータ送受信部31で受信されてバッファA392に記憶される。
次に時刻tB1を基点とし矩形63の幅を継続時間とする時間依存データB1の送信がエンジンECU2において行われ、このデータB1は矩形64の位置および幅で示される時間帯に統合ECU3のデータ送受信部31で受信されてバッファB393に記憶される。
次に時刻tA2を基点とし矩形65の幅を継続時間とする時間依存データA2の送信がABSECU1において行われ、このデータA2は矩形66の位置および幅で示される時間帯に統合ECU3のデータ送受信部31で受信されてバッファA392に追加記憶される。
その後、横軸53上に示される時刻Tnow1に、統合ECU3のCPU35が同時性確保プログラム391の実行を開始したとする。この場合、図3のステップ315で、バッファA392からデータA2が読み出され、バッファB393からデータB1が読み出される。
そしてステップ325では、データA2、データB1に付与された送信時刻(算出時刻)データの差の絶対値|tB1−tA2|が所定量εと比較される。
ここで|tB1−tA2|<εなら、ステップ335、ステップ340でデータA2、データB1が有効期限切れでないかが判定されるが、図5の例においては、データA2については有効期間が矢印線72で示されるLA2であり、データB1については有効期間が矢印線74で示されるLB1であり、現在時刻Tnow1はデータA2、データB1に付与された送信時刻にそれぞれの有効期間を加えた時刻より前なので、ステップ345でこれらデータA2、データB1をRAM37の利用許可領域に記憶させることで、エンジン制御パラメータ算出プログラム381、ブレーキ制御パラメータ算出プログラム382にこれらデータの利用許可を与える。
またステップ325で、|tB1−tA2|≧εの場合、データA2の送信時刻がデータB1の送信時刻よりも後なので(ステップ330参照)、ステップ365でバッファA392からデータA1を読み出して、比較対象をA2からA1に置き換え、この置き換わったA1と置き換わらなかったB2とについてステップ325、335、340の判定を行う。ここで|tB1−tA1|<εなら、図5に示すように、データA1については有効期間が矢印線71で示されるLA1であるので、データA1、データB1は有効期限切れではない、したがって、ステップ345でこれらデータA1、データB1の利用許可がエンジン制御パラメータ算出プログラム381、ブレーキ制御パラメータ算出プログラム382に与えられる。
その後、時刻tA3を基点とし矩形67の幅を継続時間とする時間依存データA3の送信がABSECU1において行われ、このデータA3は矩形68の位置および幅で示される時間帯に統合ECU3のデータ送受信部31で受信されてバッファA392に記憶される。
その後、横軸53上に示される時刻Tnow2に、統合ECU3のCPU35が同時性確保プログラム391の実行を開始したとする。このとき、時刻Tnow1のエンジン制御パラメータ算出プログラム381のステップ315の実行によってバッファB393からデータB1が削除されていれば、今回のエンジン制御パラメータ算出プログラム381の実行においてはステップ310でバッファB393にデータがないと判定され、ステップ320でエラーがフラッシュメモリ34に記録されて同時性確保プログラム391の実行が終了する。
また、バッファB393にデータB1が残っていれば、ステップ315でデータB1、A3が読み出され、読み出したデータについてステップ325以下で同時性、有効期間切れ等について比較され、その比較結果に基づいてデータへの同時性付与、エラー情報記録等の処理が成される。
その後、時刻tB2を基点とし矩形69の幅を継続時間とする時間依存データB2の送信がエンジンECU2において行われ、このデータB2は矩形70の位置および幅で示される時間帯に統合ECU3のデータ送受信部31で受信されてバッファB393に記憶される。
その後、横軸53上に示される時刻Tnow3に、統合ECU3のCPU35が同時性確保プログラム391の実行を開始したとする。この場合、バッファA392にデータA3が残っている場合、図3のステップ315で、バッファA392からデータA3が読み出され、バッファB393からデータB2が読み出される。
そしてステップ325では、データA2、データB1に付与された送信時刻(算出時刻)データの差の絶対値|tB2−tA3|が所定量εと比較される。
ここで|tB2−tA3|<εなら、ステップ335、ステップ340でデータA3、データB2が有効期限切れでないかが判定されるが、図5の例においては、データA3については有効期間が矢印線73で示されるLA3であり、データB2については有効期間が矢印線75で示されるLB2であり、現在時刻Tnow3はデータA3、データB2に付与された送信時刻にそれぞれの有効期間を加えた時刻より前なので、ステップ345でこれらデータA3、データB2をRAM37の利用許可領域に記憶させることで、エンジン制御パラメータ算出プログラム381、ブレーキ制御パラメータ算出プログラム382にこれらデータの利用許可を与える。
またステップ325で、|tB2−tA3|≧εの場合、データB2の送信時刻がデータA3の送信時刻よりも後なので(ステップ330参照)、ステップ350でバッファB393にデータが残っているか否かを判定し、残っていなければステップ370でフラッシュメモリ34にエラー情報を記憶させて同時性確保プログラム391の実行を終了する。
以上の様な車両制御システム100の作動により、車両の挙動を制御するための時間依存データを送信するABSECU1と、エンジンECU2と、これらECU前記第1の送信装置から送信される時間依存データを受信し、この受信した時間依存データを用いて車両の挙動をリアルタイム制御するための処理を行う統合ECU3と、を備えた車両制御システムにおいて、統合ECU3が、ABSECU1、エンジンECU2が統合ECU3宛に送信した時間依存データに含まれる時刻データ(データの算出、送信時刻を示す)を比較し、これらの時刻の差が所定量以下である場合に、この時間依存データを用いてエンジン制御パラメータ算出、ブレーキ制御パラメータ算出を行うことを許可する。
このようになっていることで、複数の時間依存データの受信に基づいて車両の挙動を制御するための車両制御システム100において、統合ECU3のCPU35が同時性確保プログラム391を実行することで、受信した時間依存データの同時性を確保するための処理として、各時間依存データ送信時刻の差の絶対値が所定量ε以下である場合に、当該時間依存データを用いて車両の挙動を制御するための処理を行うことを許可する。これによって、統合ECU3は、同時性確保手段によって許可された時間依存データを用いて車両の挙動を制御するので、当該車両の挙動の制御のための処理が基づく複数の時間依存データの同時性を確保することができる。
またABSECU1、エンジンECU2は、車両の挙動を制御するための時間依存データを繰り返し送信し、統合ECU3のデータ送受信部31はこの時間依存データを繰り返し受信し、CPU35は同時性確保プログラム391のステップ325の比較の結果、送信時刻の差が所定量を超える場合に、ABSECU1からの時間依存データ、エンジンECU2からの時間依存データのうち一方を、データ送受信部31が受信したものに置き換え、その置き換えたものと他方の時間依存データとを比較し、これら送信前基準時刻の差が所定量以下である場合に、当該置き換えられた時間依存データおよび当該他方の時間依存データを用いて車両の挙動を制御するための処理を行う。
このようにすることで、ABSECU1からの時間依存データとエンジンECU2からび時間依存データにおいて、その送信時刻の差が所定量ε以上の場合であっても、それらのうち一方を過去にデータ送受信部31が受信したデータに置き換えて再度送信時刻を比較することができる。このようにすることで、同時性が成立する最も新しいデータを用いて車両の制御のための処理を行うことができる。また、ABSECU1、エンジンECU2から繰り返し送出される時間依存データは、必ずしも統合ECU3でその送信された順に受信するとは限らないので、古い時間依存データが新しい時間データより後に受信されていることによって、比較した送信前基準時刻の差が所定量以上になっている場合、それを過去に受信したデータに置き換えることで、同時性を付与することができる可能性がある。
また、比較する時間依存データの送信時刻の差が所定量εより少ない場合でも、これら時間依存データが有効期限切れであるかを、現在時刻、有効期間、送信時刻に基づいて判定し、有効期限切れでない場合に限り、これら時間依存データを用いて車両の挙動を制御するための処理を行うことを許可するようになっている。これによって、リアルタイム制御のためには古すぎるデータを使用してしまう恐れが低減される。
なお、本実施形態においては、時間依存データの同時性に基づいた処理が行われるようになっているので、車両制御システム100内のABSECU1、エンジンECU2および統合ECU3における計測時刻が同期していることが望ましい。このために、CPU15、CPU25およびCPU35は車載LAN50を介して互いに時刻情報をやりとりすることで同期のための処理を行うようなプログラムを実行するようになっていてもよい。
また、本実施形態においては、ABSECU1、エンジンECU2からの時間依存データに付与される時刻は、それぞれ当該データがABSECU1、エンジンECU2から送信される時刻(本実施形態においては当該データが特定される時刻と同等)であるが、必ずしもこのようになっていなくてもよい。例えば、これら時間依存データに付与される時刻は、もしこれら時間依存データが車内のセンサからの検出データに基づいているなら、その検出データの生成時刻、またはその検出データをABSECU1、エンジンECU2が受けた時刻でもよい。
また、本実施形態においては、同時性を有したデータAn、Bnを次処理に用いることができるようになっているが、必ずしもこのようになっていなくてもよい。例えば、同時性を付与した時点で、An、Bnデータをセットで処理することが達成できたため、次データとは別の扱いとし、削除する(削除したアドレス分シフトする)ようになっていてもよい。
また、本実施形態においては、同時性を有しないデータは、車両の挙動を制御するための処理に用いられないようになっているが、必ずしもこのようになっていなくてもよい。例えば、同時性を有しないデータについては、送信時刻が古い方のデータについて、過去に受信したそのデータを元に、当該データの時間依存性を推定し、その推定に基づいて、新しい方のデータの送信時刻における当該古い方のデータの推定値を算出し、その算出された値と当該新しい方のデータを用いて、車両の挙動を制御するための処理を行うようになっていてもよい。
また、本実施形態においては、時間依存データを送信するのはABSECU1、エンジンECU2であったが、時間依存データを送信するのはECUでなくともよく、車両の制御のためのデータを送信するものであれば、センサであってもよい。そして、その場合、センサからの時間依存データの出力は車載LAN50を介する必要はなく、センサから直接統合ECU3に出力されるようになっていてもよい。
また、車両制御システム100内において上記のようなリアルタイム制御が複数ある場合、所定量εは、そのリアルタイム制御毎に異なっていてもよい、その場合、所定量εは、そのリアルタイム制御の内容に基づいていてもよい。
本発明の実施形態に係る車両制御システム100の全体構成を示す図である。 CPU35の実行するプログラムの構成を示すソフトウェア図である。 CPU35の実行する同時性確保プログラム391のフローチャートである。 CPU35の実行する同時性確保プログラム391のフローチャートである。 ABSECU1、エンジンECU2、統合ECU3間の時間依存データの受け渡しの一例を示すタイミング図である。 従来技術における車両制御システム200の全体構成を示す図である。
符号の説明
1…ABSECU、2…エンジンECU、3…統合ECU、11…データ送受信部、
12…マイコン、13…ROM、14…フラッシュメモリ、15…CPU、
16…タイマ、17…RAM、21…データ送受信部、22…マイコン、
23…ROM、24…フラッシュメモリ、25…CPU、26…タイマ、
27…RAM、31…データ送受信部、32…マイコン、33…ROM、
34…フラッシュメモリ、35…CPU、36…タイマ、37…RAM、
38…アプリケーション層、39…プラットフォーム層、41…車輪速センサ、
42…ブレーキ、43…クランク角センサ、44…メインスロットルセンサ、
45…水温センサ、46…イグナイタ、47…インジェクタ、
48…フューエルポンプポンプ、50…車載LAN、100…車両制御システム、
200…車両制御システム、210…統合ECU、220…エンジンECU、
230…ABSECU、250…車載LAN、
381…エンジン制御パラメータ算出プログラム、
382…ブレーキ制御パラメータ算出プログラム、
391…同時性確保プログラム、392…バッファA、393…バッファB。

Claims (6)

  1. 車両の挙動を制御するための第1の時間依存データを車載LANに送信する第1の送信装置(1)と、
    車両の挙動を制御するための第2の時間依存データを前記車載LANに送信する第2の送信装置(2)と、
    前記第1の送信装置から前記車載LANに送信される第1の時間依存データと前記第2の送信装置からら前記車載LANに送信される第2の時間依存データとを受信し、この受信した時間依存データを用いて車両の挙動を制御するための処理を行う受信ECU(3)と、を備えた車両制御システムであって、
    前記第1の送信装置および前記第2の送信装置は、前記車載LANを介して互いに時刻情報をやりとりすることで同期のための処理を行い、
    前記第1の送信装置は、前記送信する第1の時間依存データに、当該第1の時間依存データの送信前基準時刻を付与し、
    前記第2の送信装置は、前記送信する第2の時間依存データに、当該第2の時間依存データの送信前基準時刻を付与し、
    前記受信ECUは、前記車両の挙動を制御するための処理に用いる前記第1の時間依存データおよび前記第2の時間依存データに付与された送信前基準時刻を比較し、この比較結果に基づいて、前記第1の時間依存データおよび前記第2の時間依存データの同時性を確保するための処理を行う前記同時性確保手段を備え、
    前記同時性確保手段は、前記第1の時間依存データの送信前基準時刻と、前記第2の時間依存データの送信前基準時刻とを比較し、これら送信前基準時刻の差が所定量以下である場合に、当該第1の時間依存データおよび第2の時間依存データを用いて車両の挙動を制御するための処理の実行を許可し、
    前記第1の時間依存データの送信前基準時刻とは、前記第1の送信装置が当該第1の時間依存データを送信する時刻であり、
    前記第2の時間依存データの送信前基準時刻とは、前記第2の送信装置が当該第2の時間依存データを送信する時刻であることを特徴とする車両制御システム。
  2. 前記第1の送信装置は、車両の挙動を制御するための第1の時間依存データを繰り返し送信し、
    前記第2の送信装置は、車両の挙動を制御するための第2の時間依存データを繰り返し送信し、
    前記同時性確保手段は、前記第1の時間依存データおよび前記第2の時間依存データを繰り返し受信し、前記第1の時間依存データの送信前基準時刻と、前記第2の時間依存データの送信前基準時刻とを比較し、これら送信前基準時刻の差が所定量を超える場合に、前記第1の時間依存データおよび前記第2の時間依存データのいずれか一方を、前回受信したものに置き換え、その置き換えたものと他方の時間依存データとを比較し、これら送信前基準時刻の差が所定量以下である場合に、当該置き換えられた時間依存データおよび当該他方の時間依存データを用いて車両の挙動を制御するための処理の実行を許可することを特徴とする請求項に記載の車両制御システム。
  3. 前記同時性確保手段は、前記第1の時間依存データの送信前基準時刻と、前記第2の時間依存データの送信前基準時刻とを比較し、これら送信前基準時刻の差が所定量を超える場合に、当該第1の時間依存データおよび第2の時間依存データを、前記車両の挙動を制御するための処理から除外することを特徴とする請求項に記載の車両制御システム。
  4. 前記所定量は、前記第1の時間依存データおよび第2の時間依存データが用いられる車両の挙動の制御の内容に基づいていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両制御システム。
  5. 前記車両の挙動を制御するための処理に用いる前記第1の時間依存データおよび前記第2の時間依存データに付与された送信前基準時刻に基づいて、これら時間依存データが有効期限切れであるかを判定し、有効期限切れでない場合に限り、これら時間依存データを用いて車両の挙動を制御するための処理の実行を許可することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両制御システム。
  6. 前記受信ECUは、プログラムを実行するコンピュータ(35)を備え、
    前記コンピュータは、前記受信ECUのハードウェア構成に依存した車両制御のための処理を記述する第1の階層のプログラムと、前記第1の階層のプログラムの処理結果を用いることで前記受信ECUのハードウェア構成に依存しない車両制御のための処理を行う第2の階層のプログラムを実行し、
    前記同時性確保手段は、前記コンピュータが所定の前記第1の階層のプログラムを実行することで実現することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両制御システム。
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