JP3930171B2 - 組電池の監視装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は組電池の監視装置に関し、特に組電池を構成する複数の電池モジュールの端子電圧等を計測する監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
組電池は通常、負荷の電圧に合わせて複数の電池モジュールを直列に接続して構成されている。電池モジュールは一般的に同仕様のものが用いられ、直列に接続されているので同じ充放電電流が流れ各々の電池モジュールの寿命や残存容量は同じはずである。しかしながら、雰囲気温度等の搭載条件の違いや製造工程のばらつき等の要因で、実際には電池モジュールごとの状態は異なっている。このため、特定の電池モジュールのみが過充電や過放電となったり、極端な場合には逆極性に充電されることも考えられる。
【0003】
特に大容量の組電池を搭載する電気自動車等の移動体では、常に安定した走行能力を確保し、上記問題を極力抑制するために、組電池の状態を、これを構成する電池モジュールごとに常々、監視する必要がある。
【0004】
組電池を監視する監視装置の一例を図8に示す。監視装置は、組電池Bを構成する電池モジュールB1ごとにスレーブ装置6が設けられ、これらスレーブ装置6にマスタ装置7からシリアル伝送路8により計測要求などのコマンドが送られる。マスタ装置7には、上記計測要求に応じてスレーブ装置6から計測結果がシリアル伝送路8により送られる。スレーブ装置6は、計測項目である電池モジュールB1の両端子B11,B12間の電圧等が入力線63,64から入力する計測手段61とシリアル伝送路8により計測結果等を送受信する通信手段62とを備えるとともに、電池モジュールB1から受電して作動する。またマスタ装置7は、計測制御や得られた計測結果の演算等を行う監視部71と、シリアル伝送路8によりコマンドの送信や計測結果の受信を行う通信手段72とで構成される。
【0005】
図9は、シリアル伝送線8による通信の回路構成を示すものである。簡単のためスレーブ装置6は2段である。通信手段62,72はスレーブ装置6間、スレーブ装置6とマスタ装置7間とも同じ構成をとっており、受信部62R,72Rにスレーブ装置6間、スレーブ装置6とマスタ装置7間を電気絶縁できるフォトカプラ621,721が用いられ、送信部62T,72Tは信号電流がシリアル伝送路8を構成する通信線81,82を介してフォトカプラ621,721を駆動する構成となっている。通信線81,82は信号電流が送信側のスレーブ装置6またはマスタ装置7のグランド65,73に帰還するリターン線82を有している。
【0006】
このように、上記組電池の監視装置では、電池モジュールB1とスレーブ装置6間、スレーブ装置6間ならびにスレーブ装置6とマスタ装置7間に多くの配線63,64,81,82がある。また、図示はしないがスレーブ装置6間の計測の同時性を確保するためのトリガ線や、スレーブ装置6の電池モジュールB1からの受電をオンオフするスイッチを有し、極めて複雑な構成となっている。
【0007】
そこで特開平9−139237号公報記載の組電池の監視装置では、図10に示すように、相隣れる電池モジュールB1の接続中点B13を、第1の兼用配線94で電圧監視ユニット(上記スレーブ装置に相当)91の+入力端子911と接続して+入力端子911から計測用および受電用として電池モジュールB1の正極入力をとるようにし、+入力端子911を、第2の兼用配線95で、相隣れる前段の電圧監視ユニット91の−入力端子912と接続して−入力端子912から計測用および受電用として電池モジュールB1の負極入力をとるようにしている。このように、前段の電池モジュールB1の負極端子からの引き出し用の配線と次段の電池モジュールB1の正極端子からの引き出し用の配線とを兼用することで、電池モジュールB1と電圧監視ユニット91間の配線数を減らしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平9−139237号公報記載の監視装置のように、電池モジュールと電圧監視ユニット間の配線(上記第2の兼用配線)の数を減らすことができても、結局、電圧監視ユニット間を接続する配線(上記第2の兼用配線)の数が新たに増える。結局、構成を簡単にしているとは必ずしもいえない。
【0009】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、簡単な構成の組電池の監視装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、スレーブ装置を、対応する電池モジュールから受電する構成とする。シリアル伝送路を、マスタ装置から順次、スレーブ装置を通りマスタ装置に戻るリング状に形成する。シリアル伝送路を構成し信号電流を受信側のスレーブ装置の通信手段から送信側のスレーブ装置のグランドに帰還せしめるリターン線を、受信側のスレーブ装置内に配線するとともに受信側のスレーブ装置の正極側の受電部と接続する。
【0011】
受信側のスレーブ装置の受電部は、送信側のグランドのレベルと同電位であるから、シリアル伝送路を流れる信号電流は実質的に送信側のグランドに帰還する。しかもスレーブ装置間は、リターン線を配線する必要がないから配線数が減少し構成が簡単になる。
【0012】
請求項2記載の発明では、シリアル伝送路を、マスタ装置から順次、スレーブ装置を通りマスタ装置に戻るリング状に形成する。スレーブ装置を、マスタ装置からの計測要求を受信してから所定の待ち時間経過後に電池モジュールの端子間電圧の計測を開始する構成とする。上記待ち時間を各スレーブ装置における計測要求の受信遅れ時間に基づいて設定する。
【0013】
シリアル伝送路の通信遅れにより計測要求の受信遅れ時間が生じても、この受信遅れ時間に応じた待ち時間経過後に電池モジュールの端子間電圧の計測が開始されるから、スレーブ装置間の計測の同時性が向上する。計測のタイミングをはかるトリガー線は不要であるから、構成が簡単になる。
【0014】
請求項3記載の発明では、マスタ装置を、スレーブ装置に所定のコマンドを送信しコマンドがスレーブ装置を巡回してマスタ装置で受信されるまでの所要時間を計測し該所要時間に基づいて各スレーブ装置の上記待ち時間を設定する。
【0015】
実際にコマンドを送信して上記受信遅れ時間を規定する上記所要時間を自動で得るから、各監視装置に応じた待ち時間が自動で設定できる。
【0016】
請求項4記載の発明では、スレーブ装置を、対応する電池モジュールから受電する構成とする。スレーブ装置の通信手段と、シリアル伝送路を構成して相隣れるスレーブ装置の間を接続する通信線間にコネクタを介設せしめる。スレーブ装置側のコネクタには電池モジュールに通じる端子とスレーブ装置の受電部に通じる端子とを具備せしめ、通信線側のコネクタには両端子を短絡する短絡部を設ける。
【0017】
スレーブ装置の通信手段と通信線間をコネクタで接続するときに同時にスレーブ装置が電池モジュールから受電される。この時までは電池モジュールが自然放電以上に放電することはない。かかる作用をスレーブ装置の受電部と電池モジュール間の接続と遮断とを切り替えるスイッチによることなく行うことができて構成が簡単になる。しかもスレーブ装置とシリアル伝送線間の接続と、スレーブ装置と電池モジュール間の接続とが同時に行われるので、監視装置の組み立て作業が容易である。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1に本発明の組電池の監視装置の第1の実施形態を示す。組電池Bは複数の電池モジュールB1を直列に接続して構成され、これに監視装置Mが付設される。監視装置Mは、電池モジュールB1ごとにスレーブ装置1が設けられ、これらスレーブ装置1にマスタ装置2からシリアル伝送路3により計測要求などのコマンドが送られるようになっている。マスタ装置2には、上記計測要求に応じてスレーブ装置1から計測結果がシリアル伝送路3により送られる。
【0019】
スレーブ装置1は、計測項目である電池モジュールB1の両端子B11,B12間の電圧や、電池モジュールB1に取り付けられた図示しない温度センサ等からの温度検出信号等の電池モジュールB1の状態を検出する信号が入力する計測手段である計測部11と、シリアル伝送路3により計測結果等を送受信する通信手段である通信部12とを備えている。電池モジュールB1の両端子B11,B12間電圧を計測部11に入力せしめるための入力線13,14は給電用の線でもあり、計測部11および通信部12は電池モジュールB1から受電して作動する。またマスタ装置2は、計測制御や得られた計測結果の演算等を行うマイクロコンピュータ等で構成された監視部21と、シリアル伝送路3によりコマンドの送信や計測結果の受信を行う通信部22とで構成される。
【0020】
シリアル伝送線3は、マスタ装置2から最前段のスレーブ装置1を通り、順次、次段のスレーブ装置1を通り、最後段のスレーブ装置1からマスタ装置2に戻るリング状に形成してあり、マスタ装置2から出力された計測要求等のコマンドがスレーブ装置1を巡回して再びマスタ装置2に戻るようになっている。また計測要求に応答して各スレーブ装置1が計測した結果が順次、次段のスレーブ装置1に転送され最後段のスレーブ装置1からマスタ装置2に送信されるようになっている。
【0021】
図2にシリアル伝送線3による通信の回路構成を示す。簡単のため電池モジュールB1は2段の構成とし、したがってスレーブ装置1は2段の構成としている。スレーブ装置1の通信部12とマスタ装置2の通信部22とは同じ構成をとっており、受信回路12R,22Rにスレーブ装置1間、スレーブ装置1とマスタ装置2間を電気絶縁できるフォトカプラ121,221が用いられ、送信回路12T,22Tは信号電流が電流制限抵抗122,222、およびシリアル伝送路3を構成する通信線31と通信線32または通信線31と通信線33を介してフォトカプラ121,221を駆動する構成となっている。
【0022】
次にこれら通信部12,22間を接続する通信線31〜33について説明する。通信線31は電流制限抵抗122または222とフォトカプラ121のダイオードのアノードの間、または電流制限抵抗122とフォトカプラ221のダイオードのアノードの間を接続する配線で、スレーブ装置1間、スレーブ装置1とマスタ装置2間を這うワイヤハーネス等で構成される。
【0023】
通信線32,33はリターン線で、スレーブ装置1とマスタ装置2間の通信用のリターン線32の一端は最前段のスレーブ装置1のフォトカプラ121またはマスタ装置2のフォトカプラ221のカソードと接続され、スレーブ装置1間の通信用のリターン線33の一端はスレーブ装置1のフォトカプラ121のカソードと接続されているが、リターン線32とリターン線33とで異なる構成をとる。
【0024】
すなわち、リターン線32は、通信線31とともにスレーブ装置1とマスタ装置2間を這うワイヤハーネス等で構成され、リターン線32により、送信側のマスタ装置2の通信部22から送出された信号電流が受信側の最前段のスレーブ装置1の通信部12からマスタ装置2のグランド23に帰還するようになっている。また、送信側の最後段のスレーブ装置1の通信部12から送出された信号電流が受信側のマスタ装置2の通信部22から最後段のスレーブ装置1のグランド15に帰還するようになっている。
【0025】
一方、リターン線33は受信側のスレーブ装置1内に配線され、当該スレーブ装置1の入力線13と導通する正極側の受電部16と接続せしめてある。例えば計測部11や通信部12を実装する電子基板上の配線パターンとして配線される。
【0026】
さて、各スレーブ装置1は対応する電池モジュールB1により作動するから、各スレーブ装置1のグランド15の電位は、対応する電池モジュールB1の負極端子B12の電位と等しい。そして各電池モジュールB1の負極端子B12とその次段の電池モジュールB1の正極端子B11とが導通しているから、各電池モジュールB1の負極端子B12の電位は、次段の電池モジュールB1の正極端子B11電位である。
【0027】
しかしてスレーブ装置1間の通信用のリターン線33は、受信側のスレーブ装置1の正極側の受電部16〜対応する電池モジュールB1の正極端子B11〜その前段の電池モジュールB1の負極端子B12という経路で、送信側のスレーブ装置1のグランド15と接続されていることになり、送信側のスレーブ装置1の通信部12から送出された信号電流が受信側の次段のスレーブ装置1の通信部12から上記リターン線33、上記経路を経て送信側のスレーブ装置1のグランド15に帰還する。
【0028】
このリターン線33はスレーブ装置1間を這うワイヤハーネス等によらないから、シリアル伝送路3を構成する通信線の数を約半減することができ、監視装置の構成を簡単にすることができる。
【0029】
次にスレーブ装置1について詳細に説明する。図3にスレーブ装置1で実行されるアルゴリズムを示す。
【0030】
スレーブ装置1はマスタ装置2からの計測要求の受信を待ち(ステップS101)、計測要求を受信すると、計測要求を次段のスレーブ装置1に送信する(ステップS102)。続くステップS103では各スレーブ装置1ごとに設定された後述する待ち時間の経過を待つ。なお、スレーブ装置1をn段として、最前段(1段目)のスレーブ装置1の待ち時間をTW (1)、2段目のスレーブ装置1の待ち時間をTW (2)、・・・、(n−1)段目のスレーブ装置1の待ち時間をTW (n−1)、最後段(n段目)のスレーブ装置1の待ち時間をTW (n)で表すものとする(以下、同じ)。待ち時間TW (i)(i=1〜n、以下、同じ)が経過すると、対応する電池モジュールB1の端子B11,B12間電圧や温度等の諸量を計測する(ステップS104)。
【0031】
次いでマスタ装置2からの送信要求の受信を待ち(ステップS105)、送信要求を受信すると、自己の計測値を次段のスレーブ装置1に送信し(ステップS106)、次いで送信要求を次段のスレーブ装置1に転送する(ステップS107)。
【0032】
なお図示はしていないが、各スレーブ装置1は、前段のスレーブ装置1から計測値が送信されたらそのまま無条件で次段のスレーブ装置1(最後段のスレーブ装置1はマスタ装置2)に転送するようになっている。このようにして最前段のスレーブ装置1から順番に計測値がマスタ装置1へと送られる。したがって、マスタ装置2では、計測値を、送られてきた順番からどのスレーブ装置1からのものか、すなわちどの電池モジュールB1のものかを判断できる。したがって必ずしもスレーブ装置1にIDを付与する必要はない。勿論、スレーブ装置1ごとにIDを付与して、各スレーブ装置1において計測値送信時に自己のIDをヘッダに書き込むことにより、マスタ装置2が、IDから計測値がどのスレーブ装置1からのものかを判断する構成でもよい。
【0033】
また、すべてのスレーブ装置1の送信動作が正常に終了すると、マスタ装置2では全計測値を受信した後に最後段のスレーブ装置1から送信要求を受信するため、この送信要求の受信をもって一連の送信動作終了を判断できる。
【0034】
次に本監視装置Mの特徴を明確にするため従来の監視装置のスレーブ装置のアルゴリズムを図11により説明する。共通する手順については本監視装置と同じ番号を用いるものとする。従来の監視装置では、計測までの待ち時間の待機(図3のステップS103)が設けられていない点が大きく異なる。したがって次の問題がある。すなわち、図12に示すようにマスタ装置からのコマンドの転送時に、通信遅れ時間tが生じ、後段のスレーブ装置ほど通信遅れ時間tが積算して各スレーブ装置における計測要求の受信遅れ時間が長くなる。計測要求の受信後すぐに計測(ステップS104)を行ったのではスレーブ装置間で計測時刻がずれることになり、計測の同時性が確保できない。最後段のスレーブ装置が計測要求を受信した直後に一斉に計測を開始するのが理想的であるが、そのためには、スレーブ装置間で同期をとるための専用のトリガ信号線が必要になり、配線が複雑化することになる。
【0035】
これに対して本監視装置Mでは、上記アルゴリズム(図3)をとることにより、計測要求受信後、所定の待ち時間経過後に計測が行われる(ステップS103,S104)。待ち時間TW (i)は、例えば最前段のスレーブ装置1の計測要求受信タイミングを基準とする各スレーブ装置1の受信遅れ時間を予め求めておき、各スレーブ装置1の待ち時間を、最前段のスレーブ装置1の待ち時間よりも各々のスレーブ装置1の上記受信遅れ時間だけ短くなるように設定する。これにより、図4に示すように、すべてのスレーブ装置1の計測開始時間を一致することができ、計測の同時性が得られる。上記トリガ信号線のような同期をとるための手段を用いないので、構成が簡単である。なお、最後段のスレーブ装置1の待ち時間を0に設定することで、計測開始時間は、最後段のスレーブ装置1が計測要求を受信した後すぐに計測が行われる理想的な計測開始時間となる。
【0036】
(第2実施形態)
本実施形態は、図1、図2に示す第1実施形態の監視装置において、マスタ装置2のアルゴリズムを一部異なる構成としたものであり、図5にこのマスタ装置2のアルゴリズムを示す。なお、以下の説明において、第1実施形態と実質的に同じ作動をする部分については第1実施形態と同じ番号を付すものし、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0037】
マスタ装置2は、時間計測タイマをリセットした(ステップS201)後、待ち時間TW (i)の計測要求のコマンドをシリアル伝送路3により最前段のスレーブ装置1に送信する(ステップS202)。待ち時間TW (i)の計測要求は、順次、後段のスレーブ装置1に転送される。この間、マスタ装置2は時間計測要求の受信待ちとなる(ステップS203)。そして待ち時間の計測要求が最後段のスレーブ装置1からマスタ装置2へ転送されるとステップS204に進み、上記時間計測タイマより、時間計測要求を送信した時から、時間計測要求がスレーブ装置1を順次、巡回し、最後段のスレーブ装置1から時間計測要求を受信した時までの所要時間(以下、巡回時間)Tを計測する。
【0038】
続くステップS205では、ステップS204で計測した巡回時間Tに基づいて各スレーブ装置1の待ち時間TW (i)を算出する。算出は次のように行う。どの相隣れるスレーブ装置1間、スレーブ装置1とマスタ装置2間の通信でも通信遅れ時間tには大差はない。そこで、マスタ装置2から送信されたコマンドがスレーブ装置1を巡回して再びマスタ装置2に戻るまでに行われるスレーブ装置1間、スレーブ装置1とマスタ装置2間の通信回数(以下、巡回通信回数)が(スレーブ装置1の数+1)であるから、上記巡回時間Tを(スレーブ装置1の数+1)で除すことにより、通信遅れ時間tを算出する。
【0039】
そして、待ち時間TW (i)は、最前段のスレーブ装置(1段目)1がt×(n−1)、i段目のスレーブ装置1がt×(n−i)、・・・、(n−1)段目のスレーブ装置1がt×1、最後段(n段目)のスレーブ装置1が0というように設定する。次いで、各スレーブ装置1の待ち時間TW (i)を送信する(ステップS206)。
【0040】
各スレーブ装置1では、受信した自己の待ち時間TW (i)を記憶し、計測要求受信時には待ち時間TW (i)の経過後に対応する電池モジュールB1の計測を行う。
【0041】
本実施形態では、実際に通信遅れ時間tを規定する巡回時間Tを計測することで個別の監視装置Mごとにスレーブ装置1の待ち時間TW (i)を得ることができるので、きわめて正確な計測の同時性を得ることができる。しかも、待ち時間TW (i)の設定が自動で行われるので、保守作業において、待ち時間TW (i)の再設定が必要となるスレーブ装置1の交換作業が容易である。
【0042】
本実施形態の変形例としてはスレーブ装置1およびマスタ装置2を次のように構成するのもよい。すなわち、マスタ装置2にて各スレーブ装置1の待ち時間TW (i)を算出して送信する(ステップS205,S206)のではなく、ステップS204で計測した上記巡回時間Tを上記巡回通信回数(スレーブ装置1の数+1)で除した通信遅れ時間tをスレーブ装置1に送信する。
【0043】
そして、これを受信するスレーブ装置1は次のように構成する。図6にこのスレーブ装置1のアルゴリズムを示す。上記時間計測要求を待ち(ステップS301)、受信すると、時間計測要求を次段のスレーブ装置1に送信し(ステップS302)、通信遅れ時間t待ちとなる(ステップS303)。この間に最後段のスレーブ装置1からマスタ装置2に時間計測要求が送信されて、マスタ装置2において通信遅れ時間tが算出され最前段のスレーブ装置1に送信される。通信遅れ時間tは最前段のスレーブ装置1から順次、後段のスレーブ装置1へと転送される。
【0044】
スレーブ装置1では、通信遅れ時間tが受信されると(ステップS303)、自己の待ち時間TW (i)を算出し(ステップS304)、設定する(ステップS305)。待ち時間TW (i)の算出は、上記ステップS205のごとく算出する。
【0045】
かかる構成では、マスタ装置2の演算負荷が軽減されるので、各スレーブ装置1で待ち時間TW (i)が設定されるまでに要する時間を短くすることができる。
【0046】
なお、各スレーブ装置1の、tに乗ずる数(n−i)(待ち時間設定数)は、スレーブ装置1の物理的な接続状態(スレーブ装置1の段数nがいくつであるかや、何段目のスレーブ装置1であるか)により決定される数であり、この物理的な接続状態が決定された後で、例えば各スレーブ装置1に設けたディップスイッチ等のハード的な手段により設定し、知られるようにすればよいが、あるいは、次のように設定することもできる。
【0047】
すなわち、マスタ装置2が、最前段のスレーブ装置1に、通信遅れ時間tを送信するときに一緒にスレーブ装置1の段数nから1を減じた数(n−1)を送信し、スレーブ装置1において、受信した上記数からさらに1を減じた数を、自己の待ち時間設定数として記憶するとともに次段のスレーブ装置1に通信遅れ時間tを送信するときに一緒に送信する。かかる構成では、待ち時間設定数が自動的に最前段のスレーブ装置1から順次、n−1,n−2,・・・,2,1,0と決まっていく。なお、この構成では、この割り振られた待ち時間設定数をIDとすることにより、スレーブ装置1のIDの自動設定も可能となる。
【0048】
(第3実施形態)
図7に本発明の組電池の監視装置の第3の実施形態を示す。基本的な構成は図1、図2に示す第1実施形態の監視装置と同じであり、以下の説明において、第1実施形態と実質的に同じ作動をする部分については第1実施形態と同じ番号を付すものし、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0049】
シリアル伝送路3の通信線31とスレーブ装置1とは、嵌合するコネクタ4U,4Wを介して接続するようになっている。コネクタ4U,4Wには、それぞれ端子41U,42U,43U,44U、および端子41W,42W,43W,44Wが設けてあり、コネクタ4U,4Wの嵌合時に対になる端子41Uと端子41W、端子42Uと端子42W、端子43Uと端子43W、端子44Uと端子44W同士が弾接して導通する。各コネクタ4U,4Wの端子41U〜44U,41W〜44Wは2つが通信用で、2つが受電用である。なお図例は最前段と最後段とを除くスレーブ装置1のもので、マスタ装置2と接続される最前段と最後段のスレーブ装置1の場合には、リターン線32の分、通信用の端子数が増える。
【0050】
スレーブ装置1側のコネクタ(以下、ユニット側コネクタ)4Uは、第1の通信用端子41Uが引き込み線17により通信部12の受信回路12Rと接続してあり、第2の通信用端子42Uが引き込み線18により通信部12の送信回路12Tと接続してある。
【0051】
また、スレーブ装置1は、電池モジュールB1の端子B11,B12間電圧を計測部11に入力するための入力線13が途中で分断され、分断された入力線131,132のうち、電池モジュールB1と通じている入力線131の分断端がユニット側コネクタ4Uの第1の受電用端子43Uと接続してある。計測部11と通じている入力線132の分断端がユニット側コネクタ4Uの第2の受電用端子44Uと接続してある。
【0052】
一方、通信線31側のコネクタ(以下、ワイヤ側コネクタ)4Wの第1の通信用端子41Wは、前段のスレーブ装置1に対応するワイヤ側コネクタ4Wの第2の通信用端子42Wと通信線31で接続されている。また第2の通信用端子42Wは次段のスレーブ装置1に対応するワイヤ側コネクタ4Wの第1の通信用端子41Wと通信線31で接続されている。
【0053】
また、ワイヤ側コネクタ4Wの第1、第2の受電用端子43W,44Wは短絡部たる短絡環45により互いに導通している。
【0054】
かかる構成により、監視装置Mは、これと組電池Bとを搭載するシステムへ組付けられるまで(図の状態)は、電池モジュールB1とスレーブ装置1の間が遮断されているから、計測部11や通信部12に給電されない。そしてコネクタ4U,4Wによる通信線31とスレーブ装置1の接続時に初めて入力線131と入力線132とが導通しスレーブ装置1に給電されるようになる。すなわち、上記組付け時までは電池モジュールB1の放電が確実に防止される。
【0055】
さて、組電池の監視装置では、特に生産段階で組電池にスレーブ装置が搭載されて一体化するものでは、電池モジュールから計測部等への通電による電池モジュールの放電を防ぐ必要がある。計測部にマイクロコンピュータを有するものではマイクロコンピュータをスリープモードで作動させる等の方法もあるが、それでもある程度の暗電流が避けられず、生産段階で組電池にスレーブ装置を搭載して一体化した後、倉庫等に保管する場合には、暗電流が積算されて電池モジュールを過放電に至らしめるおそれがある。このため、確実に電池モジュールの放電を防止するには、従来、電池モジュールからの通電をオンオフするスイッチが別途必要である。
【0056】
本実施形態になる本発明の監視装置Mを、かかる従来の装置と対比すると、組付け時の必須作業であるコネクタ4U,4Wによる通信線31とスレーブ装置1の接続時に同時に上記入力線131と入力線132とが導通するから、スイッチを設ける必要がなく構成が簡単になる。しかも、スイッチ操作が不要となるから作業性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の組電池の監視装置を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の組電池の監視装置を示す別の構成図である。
【図3】本発明の第1の組電池の監視装置のスレーブ装置におけるアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の組電池の監視装置の作動を示すタイムチャートである。
【図5】本発明の第1の組電池の監視装置の変形例のマスタ装置におけるアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の組電池の監視装置の別の変形例のスレーブ装置におけるアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の組電池の監視装置を示す構成図である。
【図8】従来の組電池の監視装置を示す構成図である。
【図9】従来の組電池の監視装置を示す別の構成図である。
【図10】従来の別の組電池の監視装置を示す構成図である。
【図11】従来の組電池の監視装置のアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図12】従来の組電池の監視装置の作動を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
B 組電池
B1 電池モジュール
B11 正極端子
B12 負極端子
M 監視装置
1 スレーブ装置
11 計測部(計測手段)
12 通信部(通信手段)
16 受電部
2 マスタ装置
3 シリアル伝送路
31 通信線
33 リターン線
4U,4W コネクタ
43U,44U,43W,44W 受電用端子(端子)
45 短絡環(短絡部)
Claims (4)
- 直列に接続された複数の電池モジュールからなる組電池の監視装置であって、各電池モジュールごとに設けられ、電池モジュールの端子間電圧を計測する計測手段と、シリアル伝送路により計測手段での計測結果を送受信する通信手段とを備えたスレーブ装置と、スレーブ装置の計測結果を受信するマスタ装置とを具備する組電池の監視装置において、スレーブ装置を、対応する電池モジュールから受電する構成とし、シリアル伝送路を、マスタ装置から順次、スレーブ装置を通りマスタ装置に戻るリング状に形成し、シリアル伝送路を構成し信号電流を受信側のスレーブ装置の通信手段から送信側のスレーブ装置のグランドに帰還せしめるリターン線を、受信側のスレーブ装置内に配線するとともに受信側のスレーブ装置の正極側の受電部と接続したことを特徴とする組電池の監視装置。
- 直列に接続された複数の電池モジュールからなる組電池の監視装置であって、各電池モジュールごとに設けられ、電池モジュールの端子間電圧を計測する計測手段と、シリアル伝送路により計測手段での計測結果を送受信する通信手段とを備えたスレーブ装置と、スレーブ装置の計測結果を受信するマスタ装置とを具備する組電池の監視装置において、シリアル伝送路を、マスタ装置から順次、スレーブ装置を通りマスタ装置に戻るリング状に形成し、スレーブ装置を、マスタ装置からの計測要求を受信してから所定の待ち時間経過後に電池モジュールの端子間電圧の計測を開始する構成とし、かつ上記待ち時間を各スレーブ装置における計測要求の受信遅れ時間に基づいて設定したことを特徴とする組電池の監視装置。
- 請求項2記載の組電池の監視装置において、マスタ装置を、スレーブ装置に所定のコマンドを送信し該コマンドがスレーブ装置を巡回してマスタ装置で受信されるまでの所要時間を計測し該所要時間に基づいて各スレーブ装置の上記待ち時間を設定するようになした組電池の監視装置。
- 直列に接続された複数の電池モジュールからなる組電池の監視装置であって、各電池モジュールごとに設けられ、電池モジュールの端子間電圧を計測する計測手段と、シリアル伝送路により計測手段での計測結果を送受信する通信手段とを備えたスレーブ装置と、スレーブ装置の計測結果を受信するマスタ装置とを具備する組電池の監視装置において、スレーブ装置を、対応する電池モジュールから受電する構成とし、スレーブ装置の通信手段と、シリアル伝送路を構成して相隣れるスレーブ装置の間を接続する通信線間にコネクタを介設せしめ、スレーブ装置側のコネクタには電池モジュールに通じる端子とスレーブ装置の受電部に通じる端子とを具備せしめ、通信線側のコネクタには両端子を短絡する短絡部を設けたことを特徴とする組電池の監視装置。
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