JP6020432B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークを介してデータ通信可能に接続される電子制御装置に関する。
従来、車両に搭載された複数の電子制御装置が通信ラインを介して互いに通信可能に接続されている車両制御システムとして、車両側のコネクタを介して外部診断装置と接続可能に構成されているものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−136701号公報
外部診断装置と接続可能に構成されている車両制御システム内の特定の電子制御装置(以下、管理装置という)が、車両制御システム内の他の電子制御装置(以下、個別装置という)からデータを受信し、受信データに基づいて演算を行う場合に、以下のような問題が考えられる。
上記外部診断装置が、個別装置に対して、個別装置が演算した演算データを変更するデータ変更要求を発行した場合に、データ変更要求を受信した個別装置は、データ変更要求に従って演算データを変更する。一方、管理装置は、個別装置から演算データを順次受信している。そして、個別装置が演算データを送信してから管理装置が演算データを受信するまでには、通信ラインを介する通信に起因した遅延時間が存在する。このため管理装置は、個別装置から受信した演算データが、データ変更要求が発行された後のものであるか否かを判断することができず、受信データに基づいた演算を適切に行うことができないおそれがある。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、受信データがデータ変更要求の発行後のものであるか否かを判断した上で、受信データに基づいた演算を行うことができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の電子制御装置は、演算手段と、演算禁止手段と、禁止解除手段とを備える。
まず演算手段は、ネットワークを介してデータ通信可能に接続されるネットワークシステムを構成する複数の電子制御装置をそれぞれネットワーク構成装置として、複数のネットワーク構成装置の少なくとも1つから、ネットワークを介して、ネットワーク構成装置が演算した演算データを受信し、受信した演算データである受信演算データに基づいて演算を行う。
また演算禁止手段は、演算データを送信するネットワーク構成装置とは異なる電子制御装置である送信対象外装置から、ネットワークを介して、複数のネットワーク構成装置のうち少なくとも1つのネットワーク構成装置に対して演算データの変更を要求するデータ変更要求を受信すると、演算手段による演算を禁止する。
そして禁止解除手段は、複数のネットワーク構成装置から受信する受信演算データがデータ変更要求に従って変更された後のものであることを示す予め設定された変更済条件が成立すると、演算禁止手段による禁止を解除する。
このように構成された電子制御装置では、データ変更要求を受信すると、ネットワーク構成装置から受信した受信演算データに基づいた演算を禁止し、その後、受信演算データが変更された後のものであることを示す変更済条件が成立すると、演算の禁止を解除する。
このため、変更済条件が成立した後にネットワーク構成装置から受信した演算データは、データ変更要求に従って変更されたものであると判断することができる。これにより、ネットワーク構成装置から受信した演算データがデータ変更要求の発行後のものであるか否かを判断した上で、受信演算データに基づいた演算を行うことができる。
車両制御システム1の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の待機状態設定処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の統合処理を示すフローチャートである。 第1実施形態における車両制御システム1の動作を示すタイミングチャートである。 第2実施形態の待機状態設定処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の統合処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における車両制御システム1の動作を示す第1のタイミングチャートである。 第2実施形態における車両制御システム1の動作を示す第2のタイミングチャートである。 第2実施形態における車両制御システム1の動作を示す第3のタイミングチャートである。 車両制御システム101の構成を示すブロック図である。 第3実施形態の待機状態設定処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の統合処理を示すフローチャートである。 車両制御システム101の動作を示す第1のタイミングチャートである。 車両制御システム101の動作を示す第2のタイミングチャートである。 車両制御システム101の動作を示す第3のタイミングチャートである。 車両制御システム101の動作を示す第4のタイミングチャートである。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の車両制御システム1は、車両に搭載され、図1に示すように、電子制御装置(Electronic Control Unit)2,3,4,5を備える。
電子制御装置2,3,4,5は、共通の通信ライン6を介して相互に通信可能となるように接続されている。
電子制御装置2,3,4,5は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、ROMに記憶されたプログラムに基づいて各種処理を実行する。
また電子制御装置2,3は、処理を実行することにより算出されたデータのうち車両制御システム1内で統合する必要があるデータとして予め設定された統合用個別データを、電子制御装置4へ送信する。なお 電子制御装置2,3が算出する統合用個別データは、オンまたはオフになるデータである。
また電子制御装置4は、処理を実行することにより算出されたデータのうち車両制御システム1内で統合する必要があるデータとして予め設定された統合用個別データと、電子制御装置2,3から受信した統合用個別データとを統合して、第1統合後データを算出する。なお、電子制御装置4が算出する統合用個別データは、オンまたはオフになるデータである。そして第1統合後データは、電子制御装置2,3,4の統合用個別データのうち少なくとも1つがオンである場合にオンになり、電子制御装置2,3,4の統合用個別データの全てがオフである場合にオフになる。
また電子制御装置4は、第2統合後データを算出する。第2統合後データは、第1統合後データがオンである場合にインクリメント(1加算)されるデータである。なお、第2統合後データがクリア(0に設定)される条件は後述する。
電子制御装置5は、個別トリガイベントまたは全体トリガイベントを発行する。具体的には、電子制御装置5は、個別トリガイベントまたは全体トリガイベントを示すトリガイベント情報を、通信ライン6を介して、電子制御装置2,3,4へ送信する。個別トリガイベントは、電子制御装置2,3,4の何れか1つに対して統合用個別データをクリアするイベントである。全体トリガイベントは、電子制御装置2,3,4の全てに対して統合用個別データをクリアするイベントである。
電子制御装置2,3,4は、電子制御装置5からトリガイベント情報を受信すると、トリガイベント情報に基づいて、全体トリガイベントであるか個別トリガイベントを判別するとともに、個別トリガイベントである場合には自装置を対象としたイベントであるか否かを判断する。
以下、電子制御装置2,3を個別ECU2,3、電子制御装置4をマージECU4、電子制御装置5をトリガECU5という。
このように構成された車両制御システム1において、マージECU4は、待機状態設定処理と統合処理を実行する。
まず、マージECU4が実行する待機状態設定処理の手順を説明する。待機状態設定処理は、マージECU4の動作中に繰り返し実行される処理である。
この待機状態設定処理が実行されると、マージECU4は、図2に示すように、まずS10にて、トリガイベントが発行されたか否かを判断する。ここで、トリガイベントが発行されていない場合には(S10:NO)、待機状態設定処理を一旦終了する。一方、トリガイベントが発行された場合には(S10:YES)、S20にて、待機状態カウンタの値を、予め設定された通信遅延設定値(本実施形態では、例えば1.5秒に相当する値)に設定し、待機状態設定処理を一旦終了する。
次に、マージECU4が実行する統合処理の手順を説明する。統合処理は、マージECU4の動作中に繰り返し実行される処理である。
この統合処理が実行されると、マージECU4は、図3に示すように、まずS110にて、待機状態カウンタの値が0より大きいか否かを判断する。ここで、待機状態カウンタの値が0より大きい場合には(S110:YES)、S120にて、待機状態カウンタをデクリメント(1減算)する。
そしてS130にて、待機状態カウンタの値が0であるか否かを判断する。ここで、待機状態カウンタの値が0より大きい場合には(S130:NO)、S160に移行する。一方、待機状態カウンタの値が0である場合には(S130:YES)、S140にて、第1統合後データを算出し、S160に移行する。具体的には、待機状態カウンタの値が0になってから新たに、個別ECU2と個別ECU3の両方から統合用個別データを取得し、取得した2つの統合用個別データと、マージECU4が算出した最新の統合用個別データとを統合する。
またS110にて、待機状態カウンタの値が0である場合には(S110:NO)、S150にて、第1統合後データを算出して、S160に移行する。具体的には、これまでに個別ECU2と個別ECU3から取得した最新の統合用個別データと、マージECU4が算出した最新の統合用個別データとを統合する。
そしてS160に移行すると、第2統合後データを算出して、統合処理を一旦終了する。具体的には、トリガイベントに起因して第1統合後データがオンからオフに更新された場合に、第2統合後データをクリアする。また、上記の場合以外には、第1統合後データがオフのときに第2統合後データを保持する一方、第1統合後データがオンのときに第2統合後データをインクリメント(1加算)する。
次に、このように構成された車両制御システム1の動作の具体例を説明する。
図4は、全体トリガイベントが発行された場合の動作を示すタイミングチャートである。なお図4では、説明の簡略化のために、個別ECU2の統合用個別データとマージECU4の統合用個別データとを統合して第1統合後データを算出するとして説明する。
図4に示すように、まず、マージECU4が通常状態であり、マージECU4と個別ECU2の統合用個別データがそれぞれオンとオフであるとする(時刻t01を参照)。このため、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t01を参照)。
その後、個別ECU2の統合用個別データがオフからオンに変化する(時刻t02を参照)。そして、個別ECU2からマージECU4へ統合用個別データを送信するために要する遅延時間(以下、送信遅延時間という)が経過した後に、マージECU4は、個別ECU2の統合用個別データがオフからオンに変化したことを認識する(時刻t03を参照)。この時点では、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t03を参照)。
さらに、マージECU4の統合用個別データがオンからオフに変化する(時刻t04を参照)。この時点では、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t04を参照)。
その後、全体トリガイベントが発行されると、待機状態カウンタの値が通信遅延設定値に設定されて、マージECU4が通常状態から待機状態に変化する(時刻t05を参照)。また、個別ECU2の統合用個別データがオンからオフに変化する(時刻t05を参照)。そして、上記送信遅延時間が経過した後に、マージECU4は、個別ECU2の統合用個別データがオンからオフに変化したことを認識する(時刻t06を参照)。この時点では、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t06を参照)。
その後、待機状態カウンタの値が0になると、マージECU4が待機状態から通常状態に変化する(時刻t07を参照)。この時点で、マージECU4と個別ECU2の統合用個別データが両方ともオフであるため、第1統合後データがオンからオフに変化する(時刻t07を参照)。さらに、全体トリガイベントの発行に起因して第1統合後データがオンからオフに変化したため、第2統合後データがクリアされる(時刻t07を参照)。
その後、個別ECU2の統合用個別データがオフからオンに変化する(時刻t08を参照)。そして、上記送信遅延時間が経過した後に、マージECU4は、個別ECU2の統合用個別データがオフからオンに変化したことを認識する(時刻t09を参照)。これにより、第1統合後データがオフからオンに変化し、第2統合後データは0からインクリメントを開始する(時刻t09を参照)。
さらに、マージECU4の統合用個別データがオフからオンに変化する(時刻t10を参照)。この時点では、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t10を参照)。
その後、個別ECU2の統合用個別データがオンからオフに変化する(時刻t11を参照)。そして、上記送信遅延時間が経過した後に、マージECU4は、個別ECU2の統合用個別データがオンからオフに変化したことを認識する(時刻t12を参照)。この時点では、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t12を参照)。
その後、マージECU4の統合用個別データがオンからオフに変化する(時刻t13を参照)。これにより、この時点で、マージECU4と個別ECU2の統合用個別データが両方ともオフであるため、第1統合後データがオンからオフに変化する(時刻t13を参照)。そして、トリガイベントの発行に起因して第1統合後データがオンからオフに変化したのではないため、第2統合後データはクリアされず、第2統合後データの値が保持される(時刻t13を参照)。
このように構成されたマージECU4では、まず、通信ライン6を介してデータ通信可能に接続される車両制御システム1を構成する個別ECU2,3から、通信ライン6を介して、個別ECU2,3が演算した統合用個別データを受信し、受信した統合用個別データと、マージECU4が演算した統合用個別データとを統合して、第1統合後データを算出する(S140,S150)。
また、個別ECU2,3とは異なる電子制御装置であるトリガECU5から、通信ライン6を介して、統合用個別データのクリアを要求するトリガイベントを受信すると、第1統合後データの算出を禁止する(S10,S20,S110,S130)。
そして、個別ECU2,3がトリガイベントに従って変更した統合用個別データを、通信ライン6を介して受信するまでに要する時間に基づいて設定された通信遅延設定値に対応する時間が経過すると(S130:YES)、第1統合後データの算出の禁止を解除する(S130)。
このようにマージECU4では、トリガイベントを受信すると(S10:YES)、個別ECU2,3から受信した統合用個別データに基づいた演算を禁止し、その後、統合用個別データが変更された後のものであることを示す変更済条件が成立すると(S130:YES)、演算の禁止を解除する。
このため、変更済条件が成立した後に個別ECU2,3から受信した統合用個別データは、トリガイベントに従って変更されたものであると判断することができる。これにより、個別ECU2,3から受信した統合用個別データがトリガイベントの発行後のものであるか否かを判断した上で、受信した統合用個別データに基づいた演算を行うことができる。
また、通信遅延設定値に対応する時間が経過したか否かを判断するという簡便な方法で、受信した統合用個別データがトリガイベントの発行後のものであるか否かを判断することができる。
以上説明した実施形態において、車両制御システム1は本発明におけるネットワークシステム、マージECU4は本発明における電子制御装置、個別ECU2,3は本発明におけるネットワーク構成装置、トリガECU5は本発明における送信対象外装置、S140,S150の処理は本発明における演算手段、S10,S20,S110,S130の処理は本発明における演算禁止手段、S130の処理は本発明における禁止解除手段である。
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態を図面とともに説明する。なお第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。
まず、第2実施形態の個別ECU2,3は、トリガイベントに基づいて統合用個別データをオンからオフに変化させたときに、変更後の統合用個別データとともに反映許可情報を、マージECU4へ送信する点が第1実施形態と異なる。
また、第2実施形態のマージECU4は、待機状態設定処理と統合処理が変更された点が第1実施形態と異なる。
まず、第2実施形態のマージECU4が実行する待機状態設定処理の手順を説明する。
この待機状態設定処理が実行されると、マージECU4は、図5に示すように、まずS210にて、トリガイベントが発行されたか否かを判断する。ここで、トリガイベントが発行されていない場合には(S210:NO)、待機状態設定処理を一旦終了する。一方、トリガイベントが発行された場合には(S210:YES)、S220にて、待機状態フラグをセットし、待機状態設定処理を一旦終了する。
次に、第2実施形態のマージECU4が実行する統合処理の手順を説明する。
この統合処理が実行されると、マージECU4は、図6に示すように、まずS310にて、待機状態フラグがセットされているか否かを判断する。ここで、待機状態フラグがセットされている場合には(S310:YES)、S320にて、個別ECU2,3のうち、トリガイベントの対象となっている個別ECUの全てから反映許可情報を受信したか否かを判断する。
ここで、トリガイベントの対象となっている個別ECUの全てから反映許可情報を受信した場合には(S320:YES)、S330にて、第1統合後データを算出する。具体的には、これまでに個別ECU2と個別ECU3から取得した最新の統合用個別データと、マージECU4が算出した最新の統合用個別データとを統合する。
さらにS340にて、待機状態フラグをクリアして、S360に移行する。
またS310にて、待機状態フラグがクリアされている場合には(S310:NO)、S350にて、第1統合後データを算出して、S360に移行する。具体的には、これまでに個別ECU2と個別ECU3から取得した最新の統合用個別データと、マージECU4が算出した最新の統合用個別データとを統合する。
そしてS360に移行すると、第2統合後データを算出して、統合処理を一旦終了する。具体的には、トリガイベントに起因して第1統合後データがオンからオフに更新された場合に、第2統合後データをクリアする。また、上記の場合以外には、第1統合後データがオフのときに第2統合後データを保持する一方、第1統合後データがオンのときに第2統合後データをインクリメント(1加算)する。
次に、このように構成された車両制御システム1の動作の具体例を説明する。
図7は、全体トリガイベントが発行された場合の動作を示すタイミングチャートである。
図7に示すように、まず、マージECU4が通常状態であるとする(時刻t21を参照)。また、マージECU4、個別ECU2および個別ECU3の統合用個別データがそれぞれ、オン、オフおよびオフであるとする(時刻t21を参照)。このため、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t21を参照)。
その後、個別ECU2の統合用個別データがオフからオンに変化する(時刻t22を参照)。そして、個別ECU2からマージECU4へ統合用個別データを送信するために要する遅延時間(送信遅延時間)が経過した後に、マージECU4は、個別ECU2の統合用個別データがオフからオンに変化したことを認識する(時刻t23を参照)。この時点では、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t23を参照)。
その後、個別ECU3の統合用個別データがオフからオンに変化する(時刻t24を参照)。さらに、マージECU4の統合用個別データがオンからオフに変化する(時刻t25を参照)。そして、個別ECU3からマージECU4へ統合用個別データを送信するために要する遅延時間(送信遅延時間)が経過した後に、マージECU4は、個別ECU3の統合用個別データがオフからオンに変化したことを認識する(時刻t26を参照)。この時点では、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t26を参照)。
その後、全体トリガイベントが発行されると、マージECU4が通常状態から待機状態に変化する(時刻t27を参照)。また、個別ECU2,3の統合用個別データがオンからオフに変化する(時刻t27を参照)。そして、個別ECU2の送信遅延時間が経過した後に、マージECU4は、個別ECU2の統合用個別データがオンからオフに変化したことを認識するとともに、反映許可情報(矢印RA1を参照)を受信する(時刻t28を参照)。この時点では、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t28を参照)。
さらに、個別ECU3の送信遅延時間が経過した後に、個別ECU2の統合用個別データがオンからオフに変化したことを認識するとともに、反映許可情報(矢印RA2を参照)を受信する(時刻t29を参照)。これにより、トリガイベントの対象となっている個別ECUの全てから反映許可情報を受信したことになるため、マージECU4が待機状態から通常状態に変化する(時刻t29を参照)。この時点で、マージECU4と個別ECU2,3の統合用個別データがオフであるため、第1統合後データがオンからオフに変化する(時刻t29を参照)。さらに、全体トリガイベントが発行されたことに起因して第1統合後データがオンからオフに変化したため、第2統合後データがクリアされる(時刻t29を参照)。
図8は、個別ECU2を対象とする個別トリガイベントが発行された場合の動作を示すタイミングチャートである。
図8に示すように、時刻t31から時刻t36までの動作は、図7における時刻t21から時刻t26までの動作と同じである。そして、時刻t37にて、個別ECU2を対象とする個別トリガイベントが発行されると、マージECU4が通常状態から待機状態に変化する(時刻t37を参照)。また、個別ECU2の統合用個別データがオンからオフに変化する(時刻t37を参照)。なお、発行された個別トリガイベントは個別ECU2を対象とするものであるため、個別ECU3とマージECU4の統合用個別データはオンのままである(時刻t37を参照)。
その後、個別ECU3の統合用個別データがオフからオンに変化する(時刻t38を参照)。そして、個別ECU3の送信遅延時間が経過した後に、マージECU4は、個別ECU3の統合用個別データがオフからオンに変化したことを認識する(時刻t39を参照)。この時点では、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t39を参照)。
そして、個別ECU2の送信遅延時間が経過した後に、マージECU4は、個別ECU2の統合用個別データがオンからオフに変化したことを認識するとともに、反映許可情報(矢印RA3を参照)を受信する(時刻t40を参照)。これにより、トリガイベントの対象となっている個別ECUの全てから反映許可情報を受信したことになるため、マージECU4が待機状態から通常状態に変化する(時刻t40を参照)。この時点で、マージECU4と個別ECU2,3の統合用個別データがオフであるため、第1統合後データがオンからオフに変化する(時刻t40を参照)。ただし、個別トリガイベントが発行された時点では、個別ECU3の統合用個別データはオンのままであったため、第2統合後データは保持される(時刻t40を参照)。
図9は、個別ECU2を対象とする個別トリガイベントが発行された場合の動作を示すタイミングチャートである。
図9に示すように、まず、マージECU4が通常状態であるとする(時刻t51を参照)。また、マージECU4、個別ECU2および個別ECU3の統合用個別データがそれぞれ、オン、オフおよびオフであるとする(時刻t51を参照)。このため、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t51を参照)。
その後、個別ECU2の統合用個別データがオフからオンに変化する(時刻t52を参照)。そして、個別ECU2からマージECU4へ統合用個別データを送信するために要する遅延時間(送信遅延時間)が経過した後に、マージECU4は、個別ECU2の統合用個別データがオフからオンに変化したことを認識する(時刻t53を参照)。この時点では、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t53を参照)。
その後、マージECU4の統合用個別データがオンからオフに変化する(時刻t54を参照)。この時点では、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t54を参照)。
その後、個別ECU2を対象とする個別トリガイベントが発行されると、マージECU4が通常状態から待機状態に変化する(時刻t55を参照)。また、個別ECU2の統合用個別データがオンからオフに変化する(時刻t55を参照)。この時点では、第1統合後データがオンであり、第2統合後データは定期的にインクリメントされる(時刻t55を参照)。
そして、個別ECU2の送信遅延時間が経過した後に、マージECU4は、個別ECU2の統合用個別データがオンからオフに変化したことを認識するとともに、反映許可情報(矢印RA4を参照)を受信する(時刻t56を参照)。これにより、トリガイベントの対象となっている個別ECUの全てから反映許可情報を受信したことになるため、マージECU4が待機状態から通常状態に変化する(時刻t56を参照)。この時点で、マージECU4と個別ECU2,3の統合用個別データがオフであるため、第1統合後データがオンからオフに変化する(時刻t56を参照)。さらに、個別トリガイベントが発行されたことに起因して第1統合後データがオンからオフに変化したため、第2統合後データがクリアされる(時刻t56を参照)。
このように構成されたマージECU4では、まず、通信ライン6を介してデータ通信可能に接続される車両制御システム1を構成する個別ECU2,3から、通信ライン6を介して、個別ECU2,3が演算した統合用個別データを受信し、受信した統合用個別データと、マージECU4が演算した統合用個別データとを統合して、第1統合後データを算出する(S330,S350)。
また、個別ECU2,3とは異なる電子制御装置であるトリガECU5から、通信ライン6を介して、統合用個別データのクリアを要求するトリガイベントを受信すると、第1統合後データの算出を禁止する(S210,S220,S310,S320)。
そして、トリガイベントが統合用個別データのクリアの対象としている全ての個別ECUから、トリガイベントに従って統合用個別データをクリアしたことを示す反映許可情報を受信すると(S320:YES)、第1統合後データの算出の禁止を解除する(S320)。
このようにマージECU4では、トリガイベントを受信すると(S210:YES)、個別ECU2,3から受信した統合用個別データに基づいた演算を禁止し、その後、統合用個別データが変更された後のものであることを示す変更済条件が成立すると(S320:YES)、演算の禁止を解除する。
このため、変更済条件が成立した後に個別ECU2,3から受信した統合用個別データは、トリガイベントに従って変更されたものであると判断することができる。これにより、個別ECU2,3から受信した統合用個別データがトリガイベントの発行後のものであるか否かを判断した上で、受信した統合用個別データに基づいた演算を行うことができる。
また、トリガイベントが統合用個別データのクリアの対象としている全ての個別ECUから反映許可情報を受信するという方法を用いることにより、受信した統合用個別データがトリガイベントの発行後のものであるか否かを確実に判断することができる。
以上説明した実施形態において、S330,S350の処理は本発明における演算手段、S210,S220,S310,S320の処理は本発明における演算禁止手段、S320の処理は本発明における禁止解除手段である。
(第3実施形態)
以下に本発明の第3実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の車両制御システム101は、車両に搭載され、図10に示すように、後処理ECU102、変速機ECU103、エンジンECU104および故障診断装置105を備える。
ECU102,103,104および故障診断装置105は、共通の通信ライン106を介して相互に通信可能となるように接続されている。
ECU102,103,104および故障診断装置105は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、ROMに記憶されたプログラムに基づいて各種処理を実行する。
エンジンECU104は、車両のエンジン150(本実施形態ではディーゼルエンジン)の制御を行う。
エンジン150には、エンジン150の気筒に燃料を噴射するインジェクタ151が設けられている。
インジェクタ151には、燃料の蓄圧容器であるコモンレール152から伸びた燃料供給用配管153が接続されている。またコモンレール152には、車両の燃料タンク154に貯留された燃料が、燃料ポンプ155によって圧送される。これにより、コモンレール152に蓄えられた高圧の燃料は、燃料供給用配管153を介してインジェクタ151に供給される。
そしてエンジンECU104は、エンジン150の回転数、アクセル開度、およびコモンレール152の燃料圧力(レール圧)などに基づいて、インジェクタ151の燃料噴射圧力を制御する噴射圧制御と、インジェクタ151の燃料噴射量および噴射時期を制御する燃料噴射制御を実行する。
後処理ECU102は、エンジン150から排出される排気を浄化する浄化装置170を制御する。
浄化装置170は、SCR(Selective Catalytic Reduction)触媒171、尿素水インジェクタ172、尿素水タンク173、配管174、尿素水ポンプ175、NOxセンサ176およびレベルセンサ177を備える。
SCR触媒171と尿素水インジェクタ172は、エンジン150から排出される排気の通路を構成する排気管180に設けられている。
SCR触媒171は、アンモニアにより排気中の窒素酸化物(NOx)を還元して、窒素と水蒸気に分解するための触媒である。
尿素水インジェクタ172は、排気管180において排気がエンジン150からSCR触媒171に到るまでの経路上のSCR触媒171付近に配置され、排気管180内に尿素水を噴射する。なお、尿素水インジェクタ172から噴射された尿素水は、SCR触媒171に吸着され、排気温度が所定温度以上になると加水分解されることによりアンモニアと二酸化炭素とに分解される。
尿素水インジェクタ172には、尿素水を貯留する尿素水タンク173から伸びた配管174が接続されている。そして、尿素水タンク173に貯留された尿素水が、尿素水ポンプ175によって圧送され、配管174を介して尿素水インジェクタ172に供給される。
NOxセンサ176は、排気管180において排気がSCR触媒171から車両外に到るまでの経路上のSCR触媒171付近に配置され、排気管180内の排気のNOx濃度を検出する。
レベルセンサ177は、尿素水タンク173に設けられ、尿素水タンク173内における尿素水の水位を検出する。
そして後処理ECU102は、NOxセンサ176およびレベルセンサ177の検出信号を入力する。
後処理ECU102は、NOxセンサ176により検出されたNOx濃度に基づいて、排気中に含まれるNOxがSCR触媒171における還元反応で除去できるように尿素水量を算出する。そして後処理ECU102は、算出した尿素水量に基づいて尿素水インジェクタ172を駆動することにより、尿素水の噴射量を制御する。
また後処理ECU102は、レベルセンサ177の検出結果に基づいて、尿素噴射前における尿素水の水位と、尿素噴射後における尿素水の水位とを比較し、尿素噴射前後の水位差が予め設定された故障判定値よりも大きいか否かを判断する。そして後処理ECU102は、尿素噴射前後の水位差が故障判定値よりも大きい場合には、尿素の消費量の故障が発生したと判断し、その旨を示す尿素消費量故障通知を通信ライン106を介してエンジンECU104へ送信する。
変速機ECU103は、運転者が操作するシフトレバー(不図示)の操作位置(P,R,ND,1st,2nd等)、アクセル開度、および車速などに基づいて、自動変速機(不図示)の変速比を車両の運転状態に応じて変化させる制御を実行する。
故障診断装置105は、所謂ダイアグツールである。故障診断装置105は、例えばコネクタ(不図示)を介して着脱可能になっており、故障診断時等に、通信ライン106を介してECU102,103,104と通信可能に接続される。なお故障診断装置105は、マイコンおよび表示装置を備えたハンディタイプの装置または小型のパソコン等である。
また車両制御システム101は、車両全体のMI(Malfunction Indicator)状態と、ECU102,103,104それぞれのMI状態を算出するように構成されている。
MI状態は、厳しいものから「Continuous-MI」、「Short-M」、「On demand MI」および「正常」に分類される。
ECU102,103,104それぞれのMI状態は、ECU102,103,104自身により算出される。なお、ECU102のMI状態は、ECU102が故障診断を行う複数の診断項目のMI状態を統合(マージ)することにより算出される。同様に、ECU103,104のMI状態はそれぞれ、ECU103,104が故障診断を行う複数の診断項目のMI状態を統合することにより算出される。
車両全体のMI状態は、エンジンECU104が、後処理ECU102および変速機ECU103から通信により取得したMI状態と、エンジンECU104自身のMI状態とを統合(マージ)することにより算出される。
ECU102,103,104のMI状態と車両全体のMI状態とに基づいて、MIL(Malfunction Indicator Lamp)の点灯と消灯とが切り替わる。
また車両制御システム101は、車両Continuous-MIカウンタ(以下、車両MIカウンタという)、後処理Continuous-MIカウンタ(以下、後処理MIカウンタという)、変速機Continuous-MIカウンタ(以下、変速機MIカウンタという)およびエンジンContinuous-MIカウンタ(以下、エンジンMIカウンタという)を備える。
車両MIカウンタは、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であるときのエンジン稼働時間を積算するためのカウンタである。後処理MIカウンタは、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」であるときのエンジン稼働時間を積算するためのカウンタである。変速機MIカウンタは、変速機ECU103のMI状態が「Continuous-MI」であるときのエンジン稼働時間を積算するためのカウンタである。エンジンMIカウンタは、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」であるときのエンジン稼働時間を積算するためのカウンタである。
そして、車両MIカウンタ、後処理MIカウンタ、変速機MIカウンタおよびエンジンMIカウンタは、MI状態が「Continuous-MI」以外であるとき、またはエンジン150が稼動していないときに保持される。
また、車両MIカウンタ、後処理MIカウンタ、変速機MIカウンタおよびエンジンMIカウンタは、以下に示す第1消去条件、第2消去条件および第3消去条件の何れかが成立したときに、カウンタ値が0に設定(以下、クリアという)される。
第1消去条件は、MI状態が「Continuous-MI」以外の状態で40回のウォームアップサイクルが経過することである。第2消去条件は、MI状態が「Continuous-MI」以外の状態で3回のドライビングサイクルが経過した後に、MI状態が再度「Continuous-MI」になることである。第3消去条件は、故障診断装置105からのダイアグクリア要求を受信することである。
なお、故障診断装置105からのダイアグクリア要求は、車両全体を対象とするものと、ECU102,103,104それぞれを対象とするものがある。
このように構成された車両制御システム1において、エンジンECU104は、待機状態設定処理と統合処理を実行する。
まず、エンジンECU104が実行する待機状態設定処理の手順を説明する。待機状態設定処理は、エンジンECU104の動作中に繰り返し実行される処理である。
この待機状態設定処理が実行されると、エンジンECU104は、図11に示すように、まずS410にて、故障診断装置105からダイアグクリア要求を受信したか否かを判断する。ここで、ダイアグクリア要求を受信していない場合には(S410:NO)、待機状態設定処理を一旦終了する。一方、ダイアグクリア要求を受信した場合には(S410:YES)、S420にて、ダイアグクリア要求がエンジンECU104を対象とするものであるか否かを判断する。ここで、エンジンECU104を対象とするものでない場合には(S420:NO)、S470に移行する。
一方、エンジンECU104を対象とするものである場合には(S420:YES)、S430にて、エンジンECU104の複数の診断項目のMI状態を更新する。具体的には、本実施形態では、ダイアグクリア要求が車両全体を対象とするものである場合には、全ての診断項目のMI状態が「正常」に設定される。また、ダイアグクリア要求が車両全体を対象とするものでない場合には、複数の診断項目のうち一部の診断項目はMI状態が保持され、残りの診断項目は「正常」に設定される。
その後S440にて、S430で更新された診断項目のMI状態を統合することにより、エンジンECU104のMI状態を更新する。
そしてS450にて、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」以外であるか否かを判断する。ここで、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」である場合には(S450:NO)、待機状態設定処理を一旦終了する。一方、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」以外である場合には(S450:YES)、S460にて、エンジンMIカウンタをクリアし、S470に移行する。
そしてS470に移行すると、待機状態カウンタの値を、予め設定された通信遅延設定値(本実施形態では、例えば1.5秒に相当する値)に設定し、待機状態設定処理を一旦終了する。
次に、エンジンECU104が実行する統合処理の手順を説明する。統合処理は、エンジンECU104の動作中に繰り返し実行される処理である。
この統合処理が実行されると、エンジンECU104は、図12に示すように、まずS510にて、待機状態カウンタの値が0より大きいか否かを判断する。ここで、待機状態カウンタの値が0より大きい場合には(S510:YES)、S520にて、待機状態カウンタをデクリメント(1減算)する。
そしてS530にて、待機状態カウンタの値が0であるか否かを判断する。ここで、待機状態カウンタの値が0より大きい場合には(S530:NO)、S560に移行する。一方、待機状態カウンタの値が0である場合には(S530:YES)、S540にて、車両全体のMI状態を算出して、S560に移行する。具体的には、待機状態カウンタの値が0になってから新たに、後処理ECU102と変速機ECU103の両方からMI状態を取得し、取得した2つのMI状態と、エンジンECU104が算出した最新のMI状態とを統合する。
またS510にて、待機状態カウンタの値が0である場合には(S510:NO)、S550にて、車両全体のMI状態を算出して、S560に移行する。具体的には、これまでに後処理ECU102と変速機ECU103から取得した最新のMI状態と、エンジンECU104が算出した最新のMI状態とを統合する。
そしてS560に移行すると、車両MIカウンタを更新して、統合処理を一旦終了する。具体的には、ダイアグクリア要求に起因して車両全体のMI状態が「Continuous-MI」から「Continuous-MI」以外に更新された場合、および、上記第1消去条件または上記第2消去条件が成立した場合の何れかで、車両MIカウンタをクリアする。また、上記の場合以外には、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」以外のときに車両MIカウンタを保持する一方、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」のときに車両MIカウンタをインクリメント(1加算)する。
次に、このように構成された車両制御システム101の動作の具体例を説明する。
図13は、車両全体を対象とするダイアグクリア要求が発行された場合の動作を示すタイミングチャートである。なお図13では、説明の簡略化のために、後処理ECU102のMI状態とエンジンECU104のMI状態とを統合して車両全体のMI状態を算出するとして説明する。
図13に示すように、まず、待機状態カウンタの値が0であり、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」以外であり、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」であるとする(時刻t61を参照)。このため、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t61を参照)。
その後、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」に変化し、後処理ECU102からエンジンECU104へMI状態を送信するために要する遅延時間(送信遅延時間)が経過した後に、エンジンECU104は、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」に変化したことを認識する(時刻t62を参照)。この時点では、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t62を参照)。
その後、車両全体を対象とするダイアグクリア要求が発行されると、待機状態カウンタの値が通信遅延設定値に設定されるとともに、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化する(時刻t63を参照)。
また、車両全体を対象とするダイアグクリア要求により、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化し、送信遅延時間が経過した後に、エンジンECU104は、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化したことを認識する(時刻t64を参照)。この時点では、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t64を参照)。
その後、待機状態カウンタの値が0になると、後処理ECU102とエンジンECU104のMI状態が両方とも「Continuous-MI」以外であるため、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化する(時刻t65を参照)。さらに、ダイアグクリア要求の発行に起因して車両全体のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化したため、車両MIカウンタがクリアされる(時刻t65を参照)。
図14は、エンジンECU104を対象とするダイアグクリア要求が発行された場合の動作を示すタイミングチャートである。なお図14では、説明の簡略化のために、後処理ECU102のMI状態とエンジンECU104のMI状態とを統合して車両全体のMI状態を算出するとして説明する。
図14に示すように、まず、待機状態カウンタの値が0であり、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」以外であり、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」であるとする(時刻t71を参照)。このため、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t71を参照)。
その後、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」に変化し、後処理ECU102からエンジンECU104へMI状態を送信するために要する遅延時間(送信遅延時間)が経過した後に、エンジンECU104は、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」に変化したことを認識する(時刻t72を参照)。この時点では、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t72を参照)。
その後、エンジンECU104を対象とするダイアグクリア要求が発行されると、待機状態カウンタの値が通信遅延設定値に設定されるとともに、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化する(時刻t73を参照)。
そして、待機状態カウンタの値が0になると、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」であり、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」以外であるため、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t74を参照)。
その後、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化し、送信遅延時間が経過した後に、エンジンECU104は、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化したことを認識する(時刻t75を参照)。この時点では、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」以外であり、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」以外であるため、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化する(時刻t75を参照)。さらに、ダイアグクリア要求の発行に起因して車両全体のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化したのではないため、車両MIカウンタが保持される(時刻t75を参照)。
図15は、エンジンECU104を対象とするダイアグクリア要求が発行された場合の動作を示すタイミングチャートである。なお図15では、説明の簡略化のために、後処理ECU102のMI状態とエンジンECU104のMI状態とを統合して車両全体のMI状態を算出するとして説明する。
図15に示すように、まず、待機状態カウンタの値が0であり、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」以外であり、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」であるとする(時刻t81を参照)。このため、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t81を参照)。
その後、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」に変化し、後処理ECU102からエンジンECU104へMI状態を送信するために要する遅延時間(送信遅延時間)が経過した後に、エンジンECU104は、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」に変化したことを認識する(時刻t82を参照)。この時点では、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t82を参照)。
さらに、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化する(時刻t83を参照)。この時点では、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t83を参照)。
その後、エンジンECU104を対象とするダイアグクリア要求が発行されると、待機状態カウンタの値が通信遅延設定値に設定される(時刻t84を参照)。なお、エンジンECU104のMI状態は、「Continuous-MI」以外を保持する(時刻t84を参照)。この時点では、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t84を参照)。
そして、待機状態カウンタの値が0になると、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」であり、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」以外であるため、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t85を参照)。
その後、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化し、送信遅延時間が経過した後に、エンジンECU104は、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化したことを認識する(時刻t86を参照)。この時点では、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」以外であり、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」以外であるため、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化する(時刻t86を参照)。さらに、ダイアグクリア要求の発行に起因して車両全体のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化したのではないため、車両MIカウンタが保持される(時刻t86を参照)。
図16は、後処理ECU102を対象とするダイアグクリア要求が発行された場合の動作を示すタイミングチャートである。なお図16では、説明の簡略化のために、後処理ECU102のMI状態とエンジンECU104のMI状態とを統合して車両全体のMI状態を算出するとして説明する。
図16に示すように、まず、待機状態カウンタの値が0であり、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」以外であり、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」であるとする(時刻t91を参照)。このため、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t91を参照)。
その後、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」に変化し、後処理ECU102からエンジンECU104へMI状態を送信するために要する遅延時間(送信遅延時間)が経過した後に、エンジンECU104は、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」に変化したことを認識する(時刻t92を参照)。この時点では、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t92を参照)。
さらに、エンジンECU104のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化する(時刻t93を参照)。この時点では、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t93を参照)。
その後、後処理ECU102を対象とするダイアグクリア要求が発行されると、待機状態カウンタの値が通信遅延設定値に設定される(時刻t94を参照)。なお、エンジンECU104のMI状態は、「Continuous-MI」以外を保持する(時刻t94を参照)。この時点では、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t94を参照)。
また、後処理ECU102を対象とするダイアグクリア要求により、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化し、送信遅延時間が経過した後に、エンジンECU104は、後処理ECU102のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化したことを認識する(時刻t95を参照)。この時点では、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」であり、車両MIカウンタは定期的にインクリメントされる(時刻t95を参照)。
その後、待機状態カウンタの値が0になると、後処理ECU102とエンジンECU104のMI状態が両方とも「Continuous-MI」以外であるため、車両全体のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化する(時刻t96を参照)。さらに、ダイアグクリア要求の発行に起因して車両全体のMI状態が「Continuous-MI」以外に変化したため、車両MIカウンタがクリアされる(時刻t96を参照)。
このように構成されたエンジンECU104では、まず、通信ライン106を介してデータ通信可能に接続される車両制御システム101を構成する後処理ECU102および変速機ECU103から、通信ライン106を介して、後処理ECU102および変速機ECU103が演算したMI状態を受信し、受信したMI状態と、エンジンECU104が演算したMI状態とを統合して、車両全体のMI状態を算出する(S540,S550)。
また、後処理ECU102および変速機ECU103とは異なる故障診断装置105から、通信ライン106を介して、ダイアグクリア要求を受信すると、車両全体のMI状態の算出を禁止する(S410,S470,S510,S530)。
そして、後処理ECU102および変速機ECU103がダイアグクリア要求に従って変更したMI状態を、通信ライン106を介して受信するまでに要する時間に基づいて設定された通信遅延設定値に対応する時間が経過すると(S530:YES)、車両全体のMI状態の算出の禁止を解除する(S530)。
このようにエンジンECU104では、ダイアグクリア要求を受信すると(S410:YES)、後処理ECU102および変速機ECU103から受信したMI状態に基づいた演算を禁止し、その後、MI状態が変更された後のものであることを示す変更済条件が成立すると(S530:YES)、演算の禁止を解除する。
このため、変更済条件が成立した後に後処理ECU102および変速機ECU103から受信したMI状態は、ダイアグクリア要求に従って変更されたものであると判断することができる。これにより、後処理ECU102および変速機ECU103から受信したMI状態がダイアグクリア要求の発行後のものであるか否かを判断した上で、受信したMI状態に基づいた演算を行うことができる。
以上説明した実施形態において、車両制御システム101は本発明におけるネットワークシステム、エンジンECU104は本発明における電子制御装置、後処理ECU102および変速機ECU103は本発明におけるネットワーク構成装置、故障診断装置105は本発明における送信対象外装置、S540,S550の処理は本発明における演算手段、S410,S470,S510,S530の処理は本発明における演算禁止手段、S530の処理は本発明における禁止解除手段である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態では、車両制御システム1が2台の個別ECUを備えるものを示したが、個別ECUを3台以上備えるようにしてもよい。
また上記第3実施形態では、上記第1実施形態のように、通信遅延設定値に対応する時間が経過すると、車両全体のMI状態の算出の禁止を解除するものを示した。しかし、上記第3実施形態において、上記第2実施形態のように、ダイアグクリア要求の対象となっている全てのECUから反映許可情報を受信した場合に、車両全体のMI状態の算出の禁止を解除するようにしてもよい。
1…車両制御システム、2,3…個別ECU、4…マージECU、5…トリガECU、6…通信ライン、101…車両制御システム、102…後処理ECU、103…変速機ECU、104…エンジンECU、105…故障診断装置、106…通信ライン

Claims (3)

  1. ネットワーク(6,106)を介してデータ通信可能に接続されるネットワークシステム(1,101)を構成する複数の電子制御装置をそれぞれネットワーク構成装置(2,3,102,103)として、複数の前記ネットワーク構成装置の少なくとも1つから、前記ネットワークを介して、前記ネットワークシステムで統合する必要があるデータとして予め設定されるとともに前記ネットワーク構成装置が演算した統合用個別データを受信し、受信した前記統合用個別データである受信演算データに基づいて、複数の前記統合用個別データを統合した統合後データを算出する演算を行う演算手段(S140,S150,S330,S350,S540,S550)と、
    前記統合用個別データを送信する前記ネットワーク構成装置とは異なる電子制御装置である送信対象外装置から、前記ネットワークを介して、複数の前記ネットワーク構成装置のうち少なくとも1つの前記ネットワーク構成装置に対して前記統合用個別データの変更を要求するデータ変更要求を受信すると、前記演算手段による演算を禁止する演算禁止手段(S10,S20,S110,S130,S210,S220,S310,S320)と、
    複数の前記ネットワーク構成装置から受信する前記受信演算データが前記データ変更要求に従って変更された後のものであることを示す予め設定された変更済条件が成立すると、前記演算禁止手段による禁止を解除する禁止解除手段(S130,S320,S530)とを備える
    ことを特徴とする電子制御装置(4,104)。
  2. 前記変更済条件は、
    前記演算手段による演算を前記演算禁止手段が禁止してから、複数の前記ネットワーク構成装置が前記データ変更要求に従って変更した前記統合用個別データを、前記ネットワークを介して受信するまでに要する時間に基づいて設定された通信遅延時間が経過することである
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記変更済条件は、
    前記データ変更要求が前記演算データの変更の対象としている全ての前記ネットワーク構成装置から、前記データ変更要求に従って前記統合用個別データを変更したことを示す変更要求反映情報を受信することである
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
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