JP4089229B2 - 油水分離装置 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば洗浄液の再利用や排水処理を行うために用いられる膜利用型油水分離手段を利用した油水分離装置に関し、装置全体での油水の処理能力を向上する技術である。
【0002】
【従来の技術】
従来の洗浄液の再利用や排水処理を行うために用いられる油水分離装置には、中空糸膜等の限外濾過膜を利用した膜利用型油水分離手段を採用しているものがある。
【0003】
膜利用型油水分離手段とは、油滴の大きさよりもはるかに小さな微細孔を有する膜を透過させて油水の濾過を行い、油と水を分離して油分の含まない洗浄液等の濾過対象液を得るものである。
【0004】
図6は膜利用型油水分利手段を利用した従来の油水分離装置の一例である。この油水分離装置は、洗浄対象となるワークWに付着した汚れや油分を除去するもので、洗浄槽101の内部に水と洗剤を主成分とする洗浄液Lを入れ、その中にワークWを浸漬して、超音波や撹拌、揺動といった物理的作用により、汚れや油分を除去するものである。ここでは、洗浄槽101内に超音波発信器102を例示した。
【0005】
この洗浄槽101の中に次々と連続的にワークWを投入すると、洗浄槽101内の洗浄液Lの油分濃度が上昇して、ワークWに対する洗浄能力が低下するので、排出経路から油分を含む油水としての洗浄液を、油水分離を行う循環経路103に供給し、この循環経路103で油水分離を行う。
【0006】
循環経路103は、循環経路103内で洗浄液Lの循環を行う流体搬送手段としてのポンプ104と、クロスフロー濾過方式により濾過を行う膜利用型油水分離手段としての中空糸膜モジュール105と、を備える。
【0007】
ここで、中空糸膜モジュール105による濾過方式であるクロスフロー濾過方式とは、より長期間連続して運転するために、中空糸膜モジュール105を濾過対象となる洗浄液の循環経路103中に設け、常に膜に対して平行の流れをつくって膜表面の汚染や汚れの堆積等を最小限に予防する方法である。
【0008】
また、図6の油水分離装置には、主として油成分を分離回収する比重差分離手段としての浮上油回収装置106と、主として異物を分離回収するフィルタ手段としての循環フィルタ装置107と、を循環経路103に対して中空糸膜モジュール105と並列となるように備える。このため、循環経路103を循環する洗浄液の一部が浮上油回収装置106及び循環フィルタ装置107に分流し、油成分及び異物等が取り除かれた後に再び循環経路103に流入する。
【0009】
そして、循環経路103から中空糸膜モジュール105内の中空糸膜の膜表面を透過することで濾過された膜透過洗浄液は、濾過流体経路108を通って洗浄槽101へ供給されるようになっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術の油水分離装置では、中空糸膜モジュールによる処理が比較的低流量でしか行えないことから、処理可能な洗浄液の量が限られていた。
【0011】
また、いくらクロスフロー濾過方式の中空糸膜モジュールを使用しているといっても、長時間の濾過によって多数本の中空糸膜の膜が目詰まりを起こすため、膜透過洗浄液を逆に処理前側へ流して目詰まりを解消するための逆洗を行う必要があり、逆洗中は洗浄液の処理ができなくなって一時的な処理の停止が生じてしまう。このため、濾過された洗浄液の供給が一時的に停止してしまう問題等から処理停止時の不足分を補うための処理能力の向上が求められている。
【0012】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、装置全体での油水の処理能力を向上する油水分離装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、
油水の循環経路と、
該循環経路に配置され、油水を循環させる流体搬送手段と、
前記循環経路に介在してクロスフロー濾過方式により濾過を行う膜利用型油水分離手段と、
を備えた油水分離装置であって、
油水の前処理を行い前処理した一部の油水を前記循環経路へ流入させると共に残りの油水を上流へ戻す単独で逆洗可能なプレフィルタユニットを備えることを特徴とする。
【0014】
ここで、プレフィルタユニットで行う前処理とは、クロスフロー濾過方式により濾過を行う膜利用型油水分離手段の処理(濾過)よりも性能の劣る処理(濾過)であるが、膜利用型油水分離手段よりも高流量で処理を行うことができるものである。
【0015】
したがって、循環経路に流入する油水を予めプレフィルタユニットで前処理しておくことから、循環経路の膜利用型油水分離手段では前処理後の油水を処理すればよく、従来のように前処理をしていない油水を濾過するよりも比較的濾過が容易に行え、処理可能な油水の量が増加し、装置全体での油水の処理能力の向上が図れる。
【0016】
また、プレフィルタユニットは循環経路へ流入させない前処理した油水をプレフィルタユニットの上流へ戻すので、膜利用型油水分離手段の逆洗中、すなわち前処理した油水を循環経路に流入させない間もプレフィルタユニットは稼動し続け、前処理を繰り返すことで油水の清浄度を徐々に上げることができ、装置全体での油水の処理能力の向上が図れる。
【0017】
さらに、プレフィルタユニットは単独で逆洗可能であることから、省メンテナンス化でき、かつ部品の交換が不要で消耗品を削減することができ、安価で環境負荷の小さい装置とすることができる。
【0018】
前記プレフィルタユニットは、油水の前処理を行う逆洗可能なプレフィルタ手段と、該プレフィルタ手段の下流側に配置される逆洗液を溜めておくタンクと、前記プレフィルタ手段の上流側に設けられる前記プレフィルタ手段の濾過時と逆洗時とで異なる2つの油水の経路と、を有することが好適である。
【0019】
これにより、プレフィルタユニットは単独で逆洗可能となる。
【0020】
前記プレフィルタユニットと前記循環経路との間に、前記膜利用型油水分離手段の逆洗時の透過排出液を溜めるバッファータンクを備えることが好適である。
【0021】
これにより、膜利用型油水分離手段の逆洗時の透過排出液が循環経路からプレフィルタユニットへ遡ることがなく、バッファータンクに溜められるので、膜利用型油水分離手段の逆洗時もプレフィルタユニットは通常の稼動ができる。
【0022】
前記循環経路を循環する油水の一部を分流させて油成分を取り除く比重差分離手段と、前記循環経路を循環する油水の一部を分流させて油水の中に含まれる異物を取り除くフィルタ手段と、を備えることが好適である。
【0023】
これにより、循環経路を循環する油水の油分濃度及び異物量を一定範囲内に維持して連続運転ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0025】
図1〜図5を用いて実施の形態に係る油水分離装置について説明する。図1は実施の形態に係る油水分離装置の濾過作動状態を示す図である。図2はプレフィルタの逆洗作動状態を示す図である。図3は中空糸膜モジュールの逆洗作動状態を示す図である。図4、図5は本実施の形態でプレフィルタとして用いられるフィルタを示す図である。
【0026】
図1に示す油水分離装置は、膜利用型油水分利手段を利用している。この油水分離装置は、洗浄対象となるワークWに付着した汚れや油分を除去するもので、洗浄槽1の内部に水と洗剤を主成分とする洗浄液Lを入れ、その中にワークWを浸漬して、超音波や撹拌、揺動といった物理的作用により、汚れや油分を除去するものである。ここでは、洗浄槽1内に超音波発信器2を例示した。
【0027】
この洗浄槽1の中に次々と連続的にワークWを投入すると、洗浄槽1内の洗浄液Lの油分濃度が上昇して、ワークWに対する洗浄能力が低下するので、排出経路3から油分を含む油水としての洗浄液を、本発明に係るプレフィルタユニット4を介して油水分離を行う循環経路12に供給し、この循環経路12で油水分離を行う。
【0028】
すなわち、本実施の形態の油水分離装置は、洗浄槽1の下流に前段としてまずプレフィルタユニット4が設けられ、プレフィルタユニット4で前処理した一部の洗浄液をさらに下流の後段に設けられた循環経路12に流入させている。
【0029】
プレフィルタユニット4は、洗浄液の前処理を行い、前処理した一部の洗浄液を循環経路12へ流入させると共に残りの洗浄液を上流へ戻すものであり、単独で逆洗可能な構成である。
【0030】
本実施の形態では、プレフィルタユニット4が前処理済みの洗浄液を上流へ戻す先は、図1に示すように濾過流体経路17と合流して洗浄槽1へ供給されるようになっている。このため、プレフィルタユニット4だけでも多少ではあるが洗浄槽1内の洗浄液の清浄度を上げている。
【0031】
なお、プレフィルタユニット4が前処理済みの洗浄液を上流へ戻す先は、その他の例としては洗浄槽1とプレフィルタユニット4との間でもよく、この場合にはプレフィルタユニット4中の洗浄液に対して前処理を繰り返すことにより、循環経路12へ流入する洗浄液の清浄度を予め上げておくことができる。
【0032】
プレフィルタユニット4は、洗浄液の前処理を行う逆洗可能なプレフィルタ手段としてのプレフィルタ5と、プレフィルタ5の下流側に配置されるプレフィルタ5の逆洗時に用いる逆洗液を溜めておくタンクとしての逆洗タンク6と、プレフィルタ5の上流側に設けられるプレフィルタ5の濾過時と逆洗時とで異なる2つの洗浄液の経路7,8と、2つの洗浄液の経路7,8の上流に設けられるサクションストレイナー9と、を有する。
【0033】
プレフィルタ5としては、図4、図5に示すような逆洗可能なフィルタを用いる。
【0034】
図4はプレフィルタ5としてのSMC株式会社製のリフレッシュフィルタである。リフレッシュフィルタは、リング状のウェーブワッシャ51とプレート52から構成され、図4(a)に示すように断面円環状で、図4(b)に示すように濾過時に各プレート52間のウェーブワッシャ51が圧縮され、形成された濾過レベル相当の隙間にて洗浄液を濾過する。プレート52の両面には、図4(b)のA部に拡大するように溝部(深20μm)52aが形成されている。また、リフレッシュフィルタは、図4(c)に示すように逆洗時に逆洗圧(ここでは逆洗タンク6にエアーが吹き込まれることによって生じる)によって圧縮を解除してウェーブワッシャ51にウェーブが生じて隙間が拡開され、付着した異物を効果的に除去する。
【0035】
図5はプレフィルタ5としてのバックフィルタである。バックフィルタは、図5に示すように下向きの開口53aを有するフィルタバック53を内部に備え、通常濾過時は図示矢印のように下向きの開口の下から洗浄液を流入させ、フィルタバック53で濾過した洗浄液を流入口54よりも高い位置にある流出口55から排出することにより、重い異物Q1を下へ落とし且つ濾過した軽い異物Q2を上に浮上させてフィルタバック53自体に異物が付着しないようにして濾過を行う。また、バックフィルタは、逆洗時には、流出口55から逆洗液を流入し、最下部の排出口56から排出を行う。
【0036】
このように、プレフィルタ5は、逆洗が可能で、交換の必要のないフィルタを用いての濾過を前処理として行っている。
【0037】
ここで、前処理は、中空糸膜モジュール等でクロスフロー濾過方式により濾過を行う場合に比して洗浄液の濾過の清浄性能の点では劣るが、高流量で処理を行うことができるものである。
【0038】
一方、2つの洗浄液の経路のうち濾過時の経路7には、ポンプ10が配設されており、洗浄液を下流へ押し流している。
【0039】
また、2つの洗浄液の経路のうち逆洗時の経路8には、メッシュストレイナー付きタンク11が配設されており、図2に示すように逆洗時の異物捕集を行い異物をタンク11内に留めることで、プレフィルタ5の逆洗により洗浄槽1に異物が入り込むことを防止している。
【0040】
サクションストレイナー9は、洗浄槽1のすぐ下流で、ネジ等の巨大異物を吸引してしまうことによる破損を防ぐために用いられている。
【0041】
以上のプレフィルタユニット4の構成から、プレフィルタ5の逆洗は、図2のように、逆洗タンク6からエアーを吹き込み、プレフィルタ4、メッシュストレイナー付きタンク11を介する逆洗時の経路8、サクションストレイナー9を経て洗浄槽1に逆洗液を送り込んでおり、プレフィルタユニット4単独でプレフィルタ5の逆洗が可能となっている。
【0042】
次に、循環経路12は、循環経路12内で洗浄液の循環を行う流体搬送手段としてのポンプ13と、クロスフロー濾過方式により濾過を行う膜利用型油水分離手段としての中空糸膜モジュール14と、を備える。
【0043】
ここで、中空糸膜モジュール14による濾過方式であるクロスフロー濾過方式とは、より長期間連続して運転するために、中空糸膜モジュール14を濾過対象となる洗浄液の循環経路12中に設け、常に膜に対して平行の流れをつくって膜表面の汚染や汚れの堆積等を最小限に予防する方法である。
【0044】
また、循環経路12には、主として油成分を分離回収する比重差分離手段としての浮上油回収装置15と、主として異物を分離回収するフィルタ手段としての循環フィルタ装置16と、を循環経路12に対して中空糸膜モジュール14と並列となるように備える。
【0045】
浮上油回収装置15は、内部に極細繊維構造体のコアレッサーフィルタを備えている。浮上油回収装置15は、定期的に回収した浮上油を排出経路から除去する必要がある。
【0046】
循環フィルタ装置16は、内部のフィルタで異物成分を分離回収する。循環フィルタ装置16は、内部のフィルタを定期的に交換する必要がある。
【0047】
このため、循環経路12を循環する洗浄液の一部が浮上油回収装置15及び循環フィルタ装置16に分流し、油成分及び異物等が取り除かれた後に再び循環経路12に流入する。このようにして、循環経路12を循環する洗浄液の油分濃度及び異物量を一定範囲内に維持して連続運転ができるようになっている。
【0048】
そして、循環経路12から中空糸膜モジュール14内の中空糸膜の膜表面を透過することで濾過された膜透過洗浄液は、濾過流体経路17を通って洗浄槽1へ供給されるようになっている。
【0049】
なお、本実施の形態では、プレフィルタユニット4と循環経路12との間に、バッファータンク18が設けられている。バッファータンク18は、中空糸膜モジュール14の逆洗時の透過排出液を溜めるものである。このバッファータンク18上部には、透過排出液入口配管径に対して絞ったチューブを配設し、エア抜きとして使用する。このバッファータンク18が設けられることで、中空糸膜モジュール14の逆洗時の透過排出液が循環経路12からプレフィルタユニット4へ遡ることがなく、バッファータンク18に溜められるので、中空糸膜モジュール14の逆洗時もプレフィルタユニット4は通常の稼動、すなわち前処理を行い続けることができる。
【0050】
つまり、中空糸膜モジュール14の逆洗は、図3に示すように、濾過流体経路17からエアーを吹き込み、中空糸膜モジュールを経てバッファータンク18に逆洗時の透過排出液を送り込んでおり、プレフィルタユニット4とは独立して中空糸膜モジュール14の逆洗を行うことができるようになっている。
【0051】
またここで、プレフィルタユニット4と循環経路12との間の配管が長く、中空糸膜モジュール14の逆洗時の透過排出液がプレフィルタユニット4に戻らない場合には、バッファータンク18を設けない構成としても同様の効果を発揮することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、油水の前処理を行い前処理した一部の油水を循環経路へ流入させると共に残りの油水を上流へ戻す単独で逆洗可能なプレフィルタユニットを備えることで、循環経路に流入する油水を予めプレフィルタユニットで前処理しておくことから、循環経路の膜利用型油水分離手段では前処理後の油水を処理すればよく、従来のように前処理をしていない油水を濾過するよりも比較的濾過が容易に行え、処理可能な油水の量が増加し、装置全体での油水の処理能力の向上が図れる。
【0053】
また、プレフィルタユニットは循環経路へ流入させない前処理した油水をプレフィルタユニットの上流へ戻すので、膜利用型油水分離手段の逆洗中、すなわち前処理した油水を循環経路に流入させない間もプレフィルタユニットは稼動し続け、前処理を繰り返すことで油水の清浄度を徐々に上げることができ、装置全体での油水の処理能力の向上が図れる。
【0054】
さらに、プレフィルタユニットは単独で逆洗可能であることから、省メンテナンス化でき、かつ部品の交換が不要で消耗品を削減することができ、安価で環境負荷の小さい装置とすることができる。
【0055】
プレフィルタユニットは、油水の前処理を行う逆洗可能なプレフィルタ手段と、プレフィルタ手段の下流側に配置される逆洗液を溜めておくタンクと、プレフィルタ手段の上流側に設けられるプレフィルタ手段の濾過時と逆洗時とで異なる2つの油水の経路と、を有することで、プレフィルタユニットは単独で逆洗可能となる。
【0056】
プレフィルタユニットと循環経路との間に、膜利用型油水分離手段の逆洗時の透過排出液を溜めるバッファータンクを備えることで、膜利用型油水分離手段の逆洗時の透過排出液が循環経路からプレフィルタユニットへ遡ることがなく、バッファータンクに溜められるので、膜利用型油水分離手段の逆洗時もプレフィルタユニットは通常の稼動ができる。
【0057】
循環経路を循環する油水の一部を分流させて油成分を取り除く比重差分離手段と、循環経路を循環する油水の一部を分流させて油水の中に含まれる異物を取り除くフィルタ手段と、を備えることで、循環経路を循環する油水の油分濃度及び異物量を一定範囲内に維持して連続運転ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る油水分離装置の濾過作動状態を示す図である。
【図2】油水分離装置でプレフィルタの逆洗作動状態を示す図である。
【図3】油水分離装置で中空糸膜モジュールの逆洗作動状態を示す図である。
【図4】プレフィルタの例を示す図である。
【図5】プレフィルタの例を示す図である。
【図6】従来技術の油水分離装置を示す図である。
【符号の説明】
1 洗浄槽
2 超音波発信器
3 排出経路
4 プレフィルタ
4 プレフィルタユニット
5 プレフィルタ
6 逆洗タンク
9 サクションストレイナー
12 循環経路
14 中空糸膜モジュール
15 浮上油回収装置
16 循環フィルタ装置
17 濾過流体経路
18 バッファータンク
Claims (4)
- 油水の循環経路と、
該循環経路に配置され、油水を循環させる流体搬送手段と、
前記循環経路に介在してクロスフロー濾過方式により濾過を行う膜利用型油水分離手段と、
を備えた油水分離装置であって、
油水の前処理を行い前処理した一部の油水を前記循環経路へ流入させると共に残りの油水を上流へ戻す単独で逆洗可能なプレフィルタユニットを備えることを特徴とする油水分離装置。 - 前記プレフィルタユニットは、油水の前処理を行う逆洗可能なプレフィルタ手段と、該プレフィルタ手段の下流側に配置される逆洗液を溜めておくタンクと、前記プレフィルタ手段の上流側に設けられる前記プレフィルタ手段の濾過時と逆洗時とで異なる2つの油水の経路と、を有することを特徴とする請求項1に記載の油水分離装置。
- 前記プレフィルタユニットと前記循環経路との間に、前記膜利用型油水分離手段の逆洗時の透過排出液を溜めるバッファータンクを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の油水分離装置。
- 前記循環経路を循環する油水の一部を分流させて油成分を取り除く比重差分離手段と、前記循環経路を循環する油水の一部を分流させて油水の中に含まれる異物を取り除くフィルタ手段と、を備えることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の油水分離装置。
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JP2002001174A JP4089229B2 (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 油水分離装置 |
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JP2003200003A JP2003200003A (ja) | 2003-07-15 |
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---|---|---|---|
JP2002001174A Expired - Lifetime JP4089229B2 (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 油水分離装置 |
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JP (1) | JP4089229B2 (ja) |
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2002
- 2002-01-08 JP JP2002001174A patent/JP4089229B2/ja not_active Expired - Lifetime
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