JP3353663B2 - 油分除去装置 - Google Patents

油分除去装置

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JP3353663B2 JP21490097A JP21490097A JP3353663B2 JP 3353663 B2 JP3353663 B2 JP 3353663B2 JP 21490097 A JP21490097 A JP 21490097A JP 21490097 A JP21490097 A JP 21490097A JP 3353663 B2 JP3353663 B2 JP 3353663B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工済みの各種の
機械部品や圧延材などの表面に付着している油分や異物
をアルカリ脱脂液で洗浄処理したときに、処理後の洗浄
処理液に含まれている油分や懸濁物質を略完全に除去し
て再生することにより、当該アルカリ脱脂液の循環使用
を可能にする油分除去装置に関し、更に詳しくは、大幅
に油分除去効果が向上した油分除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば帯鋼材の場合、その出荷に先立
ち、表面に付着している油分や異物などの除去作業が行
われる。その除去作業に関しては、従来から、トリクロ
ロエチレンのような塩素系溶剤で被処理材の脱脂洗浄が
行われていた。しかし、これら塩素系溶剤は環境破壊防
止のための規制対象であるということからその使用は極
力抑制され、最近では、アルカリ脱脂液による脱脂洗浄
処理が実施されはじめている。
【0003】このアルカリ脱脂洗浄処理は、被処理材の
表面に付着している油分をアルカリ脱脂液で脱脂し、同
時に異物も除去し、ついで、脱脂後の表面を水のような
リンス液で洗浄し、付着しているアルカリ脱脂液などを
除去し、その後、エアブローや加熱乾燥によりリンス液
を除去することを基本工程として成り立っている。そし
て、その場合、アルカリ脱脂液はその脱脂洗浄効果を発
揮する間は継続して循環使用に供される。
【0004】しかしながら、アルカリ脱脂液を循環使用
していると、被処理材の油分や異物がアルカリ脱脂液に
移行して循環使用している当該アルカリ脱脂液に順次蓄
積していく。そして、アルカリ脱脂液の油分濃度が増加
していくにつれて、当該アルカリ脱脂液の脱脂洗浄能は
低下し、最終的には失効して脱脂洗浄した油分が被処理
材の表面に再付着するという事態が起こってくる。また
異物はアルカリ脱脂液に懸濁して循環し、その量が多く
なると、その懸濁物質によって被処理材の表面に疵など
の障害の発生することがある。
【0005】このような問題が発生することを防止する
ために、従来は、循環使用しているある時点で、アルカ
リ脱脂液の全量を交換したり、または、少しづつ新規な
アルカリ脱脂液を添加して更新したりする処置が採られ
ている。しかしながら、このような処置は、アルカリ脱
脂液の使用量の増加を招いて経済的には好ましいとはい
えず、また、廃液の量も増加してその処理が煩雑とな
る。
【0006】このような問題を解決するために、本発明
者は、循環使用するアルカリ脱脂液の循環経路に、精密
濾過器とコアレッサと限外濾過器とをこの順序で直列配
置した油分除去装置を提案した(特願平8−32069
号参照)。この装置は、脱脂処理に使用されたアルカリ
脱脂液中の懸濁物質や比較的大径の分散油をまず精密濾
過器で除去し、ついで小径の分散油をコアレッサで除去
し、その後限外濾過器で乳化油を分離しこの乳化油をコ
アレッサで捕捉・除去してアルカリ脱脂液を再生するも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した油
分除去装置で乳化油を分離するために配置されている限
外濾過器は、その限外濾過器固有の油分除去量を示す。
また、通常の限外濾過器の透過液量は制限されたもので
あり、最大でも0.7m/min程度である。したがって、
処理対象のアルカリ脱脂液への油分濃度が高い場合、す
なわち油分除去量が増大する場合、そのアルカリ脱脂液
を上記した油分除去装置で再生するためには、多数の限
外濾過器を組み込むことが必要となる。
【0008】本発明は、特願平3−32069号で提案
されている油分除去装置が備えている優れた特質をその
まま生かしつつ、限外濾過器を増設しなくても油分除去
量を大幅に増加させることができる新たな油分除去装置
の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、アルカリ脱脂洗浄処理で循
環使用するアルカリ脱脂液に含まれている油分の除去装
置であって、処理対象の前記アルカリ脱脂液の液路に、
精密濾過器とコアレッサと限外濾過器とがこの順序で直
列配置されており、かつ、前記コアレッサから前記限外
濾過器への液路には、前記精密濾過器への液路に合流す
る分岐液路が設けられていることを特徴とする油分除去
装置が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明装置の基本構成を
示す概略図である図1に基づいて本発明装置を詳細に説
明する。まず、この装置では2個の精密濾過器1a,1
b、コアレッサ2および限外濾過器3がこの順序で直列
配置されている。
【0011】そして、処理対象のアルカリ脱脂液4aを
貯留する槽4には、サクションバルブV1が介装されて
いる液路p1を介して濾過ポンプP1が接続され、この濾
過ポンプP1には、流量調整バルブV2が介装されている
液路p2を介して精密濾過器1aが接続されている。精
密濾過器1aと精密濾過器1bは液路p3を介して互い
に接続され、最下流側に位置する精密濾過器1bには、
液路p4を介してコアレッサ2が接続されている。
【0012】コアレッサ2からの出口液路は2つに分岐
し、一方の液路p5は循環ポンプP2に接続され、他方の
分岐液路p6は流量調整バルブV3を介して槽4に接続さ
れている。循環ポンプP2には、流量調整バルブV4が介
装されている液路p7を介して限外濾過器3が接続さ
れ、ここに、液路p1〜p7を通って処理対象のアルカリ
脱脂液4aが槽4から限外濾過器3にまで流れていく全
体の経路が構成される。
【0013】なお、上記した分岐液路p6は、槽4では
なく液路p1に接続していてもよい。要は、コアレッサ
2の処理液の一部が精密濾過器1aの上流で液路に還流
できるようになっていればよい。そして、限外濾過器3
には液路p8を介してクッションタンク5が接続され、
限外濾過器3の限外濾過膜3aを透過した透過液3bは
前記クッションタンク5に貯留され、流量調整バルブV
5が介装されている液路p9を通って槽4に処理液(3)
として返送されるようになっている。また、クッション
タンク5には、空気バルブV6が介装されている空気路
Lを介して圧縮空気の供給源6が接続されることによ
り、透過液3bへの加圧手段が形成されている。
【0014】更に、限外濾過器3の出口に設けられてい
る液路p10は、途中で2つに分岐し、一方は流量調整バ
ルブV7が介装されている液路p11になっていて、これ
は液路p1に合流している。そして他方は、流量調整バ
ルブV8が介装されている液路p12になっていて、これ
は液路p5と合流している。この全体の液路において、
槽4から流出するアルカリ脱脂液4aの流量と、液路p
9から槽4に還流してくる処理液(3)および液路P6
ら槽4に還流してくる処理液(2)の合計流量とは等し
くなるように調整されることにより液循環全体のバラン
スがとられている。
【0015】本発明の装置は次のように運転される。そ
の1例を以下に説明する。まず、空気バルブV6を閉に
して空気路Lを閉鎖し、他のバルブは全て開にした状態
で、濾過ポンプP1を作動して、槽4内のアルカリ脱脂
液4aを、分岐液路p6を通ってコアレッサ2から槽4
へ還流してくる処理液(2)と液路p9を通ってクッシ
ョンタンク5から槽4へ還流してくる透過液3b(処理
液(3))の合計流量と略等しい流量で液路p1に吸引
する。
【0016】アルカリ脱脂液4aは、液路p2,p3を移
動し、その過程で精密濾過器1a,1bを順次通過して
いく。そして、これら精密濾過器1a,1bによって、
アルカリ脱脂液4aに含まれている懸濁物質と比較的粒
径が大きい分散油が濾過され、除去される。したがっ
て、精密濾過器1bの下流側に位置する液路p4を流れ
る処理液(1)には、比較的粒径が小さい分散油と乳化
油と溶解油と、そして薬剤が含まれていることになる。
【0017】ここで、精密濾過器は1個だけであっても
よいが、複数個(図では2個)を設置し、しかも、上流
側から順次フィルタ孔が小さくなるように精密濾過器を
設置すると、それぞれの精密濾過器に過大な負荷がかか
らなくなり、もって長期の運転寿命を実現することがで
きる。精密濾過器1a,1bで懸濁物質と大径の分散油
が除去された処理液(1)は、次に液路p4からコアレ
ッサ2に導入される。
【0018】このコアレッサ2は、例えば超極細繊維か
ら成る不織布構造体のフィルタを内蔵するものであっ
て、ここに前記処理液(1)を導入すると、含まれてい
る小径の分散油は、繊維表面と繊維の絡み点で捕捉され
て凝集し、粗大化してフィルタ表面から比重分離して浮
上する。そして、浮上した油分はコアレッサ2の上部か
ら廃油として除去され、この時点の処理液(2)はコア
レッサ2の下部に位置する液路p5と分岐液路p6を流れ
ていく。
【0019】液路p5,p6を流れる処理液(2)は、既
に分散油のほとんどが除去された状態になっているが、
いまだ除去対象の乳化油と、溶解油と薬剤が含まれてい
る。本発明の装置では、コアレッサ2からの処理液
(2)が液路p5,p6で2つに分流され、液路p5を流
れる一部の処理液(2)は液路p12からの循環流ととも
に循環ポンプP2で増圧され、液路p7から限外濾過器3
に導入される。そして、残りの処理液(2)は液路p6
を流れて槽4に返送される。
【0020】この限外濾過膜(中空子膜)3aに導入さ
れた処理液(2)と液路p12からの循環流は、膜面の内
外における圧力差により、膜面を通過した粒径が極めて
小さい溶解油や薬剤を含む透過液3bと、粒径が比較的
大きい乳化油を含む濃縮液とに分離される。透過液3b
は、液路p8を通ってクッションタンク5に貯留され、
液路p9を通り、処理液(3)として槽4に返送され
る。
【0021】一方、限外濾過器3から流出した濃縮液
は、液路p10を流れ、その一部が液路p11を通って液路
1に還流され、残りは液路p12を通って液路p5に流入
する。そして、この濃縮液は上記した態様で全体の液路
を循環し、その循環過程で、濃縮液に含まれている乳化
油は順次濃縮され、コアレッサ2で比重差分離する分散
油(浮上油)と一緒になって定期的に系外に除去され
る。
【0022】また、分岐液路p6を通って槽4に返送さ
れた処理液(2)は、処理対象のアルカリ脱脂液4aと
混合してそれを希釈し、再び、精密濾過器1a,1bと
コアレッサ2で処理される。そしてこの循環過程で、処
理液(2)に含まれていたわずかな小径の分散油も除去
されることになり、コアレッサ2からの処理液(2)に
含まれる分散油の濃度は低減していく。
【0023】そのことは、液路p5を通って限外濾過器
3に導入される処理液(2)の分散油濃度も低減させる
ことになり、そのため、分散油に対する限外濾過器3の
負荷を軽減させることになる。すなわち、分岐液路p6
を設けてコアレッサ2の処理液(2)の一部を再び上流
側に還流して処理することを反復することにより、限外
濾過器3にとっては、そこに導入される処理液(2)に
対する分散油除去の前処理が進められていることにな
る。
【0024】このように、本発明の装置を連続運転する
と、処理対象のアルカリ脱脂液4aに含まれている懸濁
物質と大径の分散油は精密濾過器1a,1bで除去さ
れ、小径の分散油はコアレッサ2で除去され、そして乳
化油は限外濾過器3で分離される。コアレッサ2からの
処理液(2)の一部は槽4に返送されて再び処理されて
残存する分散油の除去が進み、より分散油濃度が低い処
理液(2)になり、それが限外濾過器3で処理され、そ
の処理液(3)が槽4に返送されて再び処理される。こ
の一連の循環過程が進むにつれて、処理対象のアルカリ
脱脂液の油分濃度は順次低減していくので、アルカリ脱
脂液は帯鋼材などをアルカリ脱脂するための循環使用が
可能な状態になる。
【0025】しかしながら、この装置で限外濾過器3を
長期に亘って連続運転していると、わずかではあれ、上
流側で除去されなかった分散油が処理液(2)に含まれ
ているため、その分散油が限外濾過膜3aの内面に付着
して膜面を閉塞したりして目詰まりを引き起こし、その
結果、透過液3bの量が漸減してくる。このため、限外
濾過器の実働に際しては、一般に、清浄な洗浄水を用い
て定期的に逆洗することが必要になる。しかし、その場
合には、別に清浄な洗浄水を大量に用意することが必要
であり、また、逆洗後の処理水に対する排水処理が必要
になってくる。
【0026】しかしながら、本発明の装置においては、
大量の洗浄水を用意する必要もなく、限外濾過器3の逆
洗を行うことができる。すなわち、逆洗時には、まず、
濾過ポンプP1と循環ポンプP2の両方を停止するか、ま
たは停止することなく透過液3bを限外濾過膜3aに逆
流させる。サクションバルブV1と流量調整バルブV5
閉にし、同時に、空気バルブV6を開にして、供給源6
から圧縮空気をクッションタンク5に圧入する。クッシ
ョンタンク5内の透過液3bは液路p8を通って限外濾
過器3に圧入され、限外濾過膜3aの膜面においては、
外側が加圧状態になっている内外の圧力差が発生する。
【0027】透過液3bは限外濾過膜3aを逆流してい
き、その過程で限外濾過膜3aの目詰まりを引き起こし
ていた分散油を当該限外濾過膜3aの内側に押し出す。
この押し出された分散油は逆流してきた透過液に含まれ
た状態で液路p10から流出し、全体の液路を循環し、こ
の循環の過程で、コアレッサ2で浮上油として捕捉さ
れ、系外に排出される。
【0028】このように、本発明の装置では、大量の洗
浄水を用いることなく、限外濾過器の逆洗を行うことが
できる。
【0029】
【実施例】フィルタ孔径が5μmの精密濾過器1a、フ
ィルタ孔径が1μmの精密濾過器1b、超極細繊維の不
織布構造体を使用したカートリッジタイプ公称目間0.
5μmのフィルタが内蔵されているコアレッサ2、限外
濾過膜3aがポリスルホン製で内径1.2mmの中空子膜
から成り、その数百本が膜面積6m2となるように内蔵
されている限外濾過器3を用いて、図1で示した装置を
構成した。
【0030】なお、この限外濾過器3は、膜入口圧力を
2.5kg/cm2で運転したときの透過液量は最大で5.1
L/minになる性能のものである。油分濃度4220mg
/L,懸濁物質の濃度656mg/Lであるアルカリ脱脂
液4aを用意した。空気バルブV6を閉にし、他のバル
ブの開度を調節して、濾過ポンプP1をその入口圧力が
2.0kg/cm2となるように作動し、液路p1→液路p2
液路p3→液路p4→液路p5→液路p7の液路において液
路p4の流量を30L/min,液路p7の流量を60L/m
in,分岐液路p6を流れる処理液(2)の流量を7.7L
/min,液路p12における流量を55L/minに設定し、
また、液路p5を流れる処理液(2)を循環ポンプP2
増圧して限外濾過器3の膜入口圧力を2.5kg/cm2に保
持することにより処理液(3)の流量を5.0L/minに
設定した状態で前記アルカリ脱脂液4aの油分除去運転
を行った。
【0031】処理液(2)の油分濃度は約540mg/L
となり、また処理液(3)の油分濃度は約39mg/Lで
あった。したがって、この運転条件下における装置の油
分除去量は次のようになる。(4220−39)×5+
(4220−540)×7.7=49241mg/min。
【0032】次に、比較のために、バルブV3を閉にし
てコアレッサ2の処理液(2)の槽4への返送を停止
し、油分濃度が4050mg/Lのアルカリ脱脂液に対し
て装置運転を行った。なお、運転時には、限外濾過器3
の膜入口圧力を2.5kg/cm2に設定したところ、処理液
(3)の流量は5.1L/minになった。
【0033】この運転条件下では、処理液(3)の油分
濃度は21mg/Lになった。したがって、油分除去量
は、(4050−21)×5.1=20548mg/minに
なる。以上から明らかなように、コアレッサ2からの処
理液(2)の一部を槽4へ分流するだけで、油分除去量
は49241/20548=2.4倍に増加する。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
装置は、特願平8−32069号で提案した油分除去装
置におけるコアレッサからの処理液(2)の一部を槽4
に返送するものであり、そのような簡単な処置だけで、
特願平8−32069号の油分除去装置の性能を維持し
たまま、油分除去量を大幅に増大させることができる。
【0035】このようなことから、本発明の装置を用い
れは、脱脂処理後のアルカリ脱脂液に大量の油分が含ま
れている場合であっても、限外濾過器を増設することな
く、充分に有効に対処することができるので、その工業
的な価値は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の基本構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1a,1b 精密濾過器 2 コアレッサ 3 限外濾過器 3a 限外濾過膜 3b 透過液 4 槽 4a アルカリ脱脂液 5 クッションタンク 6 圧縮空気の供給源 P1 濾過ポンプ P2 循環ポンプ p1,p2,p3,p4,p5,p6,p7,p8,p9
10,p11,p12 液路 L 圧縮空気の空気路 V1 サクションバルブ V2,V3,V4,V6,V7,V8 流量調整バルブ V5 空気バルブ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ脱脂洗浄処理で循環使用するア
    ルカリ脱脂液に含まれている油分の除去装置であって、 処理対象の前記アルカリ脱脂液の液路に、精密濾過器と
    コアレッサと限外濾過器とがこの順序で直列配置されて
    おり、かつ、前記コアレッサから前記限外濾過器への液
    路には、前記精密濾過器への液路に合流する分岐液路が
    設けられていることを特徴とする油分除去装置。
  2. 【請求項2】 前記限外濾過器には、透過液を逆流させ
    る加圧手段が接続されている請求項1の油分除去装置。
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