JP3358300B2 - ろ過方法およびろ過装置 - Google Patents

ろ過方法およびろ過装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ろ過方法およびろ過装
置に関し、さらに詳しくは多孔質ろ過膜を利用するろ過
方法およびろ過装置に関する。ここに利用する多孔質ろ
過膜は、精密ろ過膜や限外ろ過膜として使用されている
孔径が1nm〜20μm程度の多孔質多孔質膜のことを
いう。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のろ過器に原水を供給してろ
過するのに、ろ過器の上流側、すなわち、原水供給側に
ポンプを設け、加圧下にろ過を行っていた。図2に、従
来の多孔質ろ過膜を用いたろ過システムの基本的な一例
をフローシートで示す。図を参照して、従来の多孔質ろ
過膜を用いたろ過方法およびろ過装置を簡単に説明す
る。多孔質ろ過膜を用いたろ過器21の上流側、原水貯
槽22との間に原水ポンプ23を設け、原水をろ過器2
1に送入し、原水ポンプ23の吐出圧力で多孔質ろ過膜
を通過させてろ過し、ろ過水貯槽24に送入していた。
そして、ろ過器21の下流側には逆洗用のポンプ25を
設け、分離した固形物などでろ過膜が目詰まりしてくる
と、ポンプ23による原水供給を停止し、逆洗ポンプ2
5を起動して、ろ過水貯槽24のろ過水をろ過器21の
ろ過水出口側に逆に送入し、多孔質ろ過膜を逆洗し、そ
の排水を排出管26から系外に排出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】技術が、より単純な装
置、より簡単な操作を追及することは、ろ過においても
例外ではない。本発明は、単純、コンパクト、故障の少
ない装置を用い、簡単に操作できる多孔質ろ過膜を用い
たろ過方法を目的に完成されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するために、多孔質ろ過膜を用いたろ過器とポンプ
とを用いて原水を減圧ろ過し、前記のポンプと洗浄水と
を用いてろ過器を加圧逆洗するものである。
【0005】本発明を具体的に説明すると、多孔質ろ過
膜を用いたろ過器のろ過水出口側にポンプを設け、ポン
プの吸込側とろ過器のろ過水出口側および洗浄水供給配
管とをそれぞれ弁を介して接続し;ポンプの吐出側とろ
過器のろ過水出口側および所望の送水先へのろ過水配管
とをそれぞれ弁を介して接続し;原水のろ過サイクルで
は、ポンプの吸込側とろ過器のろ過水出口側との間の弁
を開き、洗浄水供給配管との間の弁を閉じ、ポンプの
出側と所望の送水先へのろ過水配管との間の弁を開き、
ろ過器のろ過水出口側との間の弁を閉じ、ポンプによっ
て、ろ過器の原水入口側から原水を吸込んでろ過し、得
られたろ過水を吐出側から所望の行先に送水し;ろ過器
の逆洗サイクルでは、ポンプの吸込側とろ過器のろ過水
出口側との間の弁を閉じ、洗浄水供給配管との間の弁を
開き、ポンプの吐出側と所望の送水先へのろ過水配管と
の間の弁を閉じ、ろ過器のろ過水出口側との間の弁を開
き、ポンプによって、洗浄水供給配管から洗浄水を吸込
み、吐出側からろ過器のろ過水出口側に送水して多孔質
ろ過膜を逆洗し、原水入口側から排水を系外に排出する
方法をあげることができる。
【0006】また、多孔質ろ過膜を用いたろ過器とろ過
器のろ過水出口側に設けたポンプとを含み、ポンプの吸
込側とろ過器のろ過水出口側および洗浄水供給配管とが
それぞれ弁を介して接続され、ポンプの吐出側とろ過器
のろ過水出口側および所望の送水先へのろ過水配管とが
それぞれ弁を介して接続され、ろ過器の原水入口側に
は、弁を介して逆洗排水の排出管が接続されていること
を特徴とするろ過装置を提供する。上記の弁は二方弁に
限られず三方弁などを用いてもよい。
【0007】
【実施態様例と作用】以下、本発明のろ過方法およびろ
過装置を、実施態様例をあげつつ、図面を参照して説明
する。図1は、本発明の好ましい実施態様例を示す概略
フローシートである。本発明は、多孔質の多孔質ろ過膜
を利用したろ過器1を使用するろ過方法であって、多孔
質ろ過膜としては、いわゆる精密ろ過膜や限外ろ過膜を
含む。一般的に、孔径が0.01〜20μmの多孔質膜
を使用する場合を精密ろ過と称している。精密ろ過膜に
使用する膜としては、酢酸セルロースなどのセルロース
誘導体、ポリスルホン、ポリ塩化ビニル、アクリル樹
脂、ポリ4フッ化エチレン、ポリプロピレンなどの有機
高分子や多孔性セラミックなどの多孔質膜があげられ
る。これらの多孔質膜は、プリーツ状にして支持材とと
もにスパイラルに巻いたカートリッジ型や、中空糸束型
などにすることができるが、実施環境の条件に応じてい
ずれの形態でも選択することができる。
【0008】限外ろ過膜は、一般的に、孔径が1〜10
4 nmの多孔質ろ過膜を指し、例えば、原水中のコロイ
ド粒子やそれに近いタンパク質を除去する場合に使用す
る。限外ろ過膜には、ポリアクリロニトリル、ポリスル
ホンなどの有機系の膜、グラファイトや多孔性セラミッ
クスを用いる無機系の膜などを使用することができる。
モジュールの形状や流通方式などは、前記の精密ろ過工
程に準ずる。本発明に使用するポンプ3は、十分なろ過
圧を付与するために吸込圧力の大きいポンプを採用す
る。
【0009】そして、ろ過器1の下流側、すなわち、ろ
過水出口側にろ過圧力を付与するためのポンプ3を設
け、ポンプ3を用いて原水貯槽2などから原水を吸引
し、ろ過器1において減圧ろ過し、ろ過水を所望の送水
先、例えばろ過水貯槽4に送入する。ろ過器1が目詰ま
りしてくると、ポンプ3を用い、ろ過水貯槽4などの浄
水をろ過器1の下流側、すなわち、ろ過水出口側から逆
にろ過器1に送入し、多孔質膜を洗浄し、目詰まりを除
去する。
【0010】さらに本発明のろ過方法およびろ過装置に
ついて、図1に示した好ましい実施態様例を参照して説
明する。本実施態様例では、弁に三方弁を使用してい
る。ポンプ3の吸込側とろ過器1のろ過水出口側および
洗浄水供給配管7とを三方弁5を介して接続し、ポンプ
の吐出側は、所望の送水先(本実施態様例ではろ過水貯
槽4)およびろ過器1のろ過水出口側と三方弁6を介し
て接続している。まず、原水のろ過サイクルでは、三方
弁5を操作し、ろ過器1の処理水出口側とポンプ3の吸
込側との間を開き、洗浄水供給配管7との間を閉じ、三
方弁6を操作し、ポンプ3の吐出側とろ過水貯槽4との
間を開き、ろ過器1のろ過水出口側との間を閉じる。ポ
ンプ3を作動し、原水貯槽2から原水をろ過器1の原水
入口側に吸込んでろ過し、得られたろ過水を吐出側から
ろ過水貯槽4に送水する。この際、原水入口側の排水配
管7は閉じておく。
【0011】ろ過器1の逆洗サイクルの場合には、三方
弁5のろ過器1のろ過水水出口側とポンプの吸入側との
間を閉じ、ろ過水貯槽4との間を開き、三方弁6のポン
プ3の吐出側とろ過器1の処理水出口側との間を開き、
ろ過水貯槽4との間を閉じ、ポンプ3を用い、洗浄水供
給配管7から洗浄水(本例ではろ過水槽中のろ過水)
吸込み、吐出側からろ過器1のろ過水出口側に送水して
多孔質ろ過膜を逆洗し、原水入口側の排水配管から排
水を系外に排出する。これらの一連の操作は、一定時間
ごとの自動切替にしておくとよい。また、本発明の多孔
質ろ過膜を用いたろ過装置は、砂ろ過装置や逆浸透膜装
置などの他の浄水装置と組合わせて用いることができ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明の多孔質ろ過膜を用いたろ過方法
およびろ過装置を利用すると、従来必要であった2台の
ポンプが1台で済み、設備費が軽減され、装置はコンパ
クトに構成することができる。操作は簡易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施態様例を示す概略フロ
ーシート。
【図2】 従来の多孔質ろ過膜を用いたろ過装置の基本
的な一例を示す概略フローシート。
【符号の説明】
1:ろ過器 2:原水貯槽 3:ポンプ 4:ろ過水貯槽 5:ポンプ吸込側三方弁 6:ポ
ンプ吐出側三方弁 7:洗浄水供給配管 8:排水配管 21:ろ過器 22:原水貯槽 23:原
水ポンプ 24:ろ過水貯槽 25:逆洗ポンプ 26:排
水排出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−154362(JP,A) 特開 平5−200256(JP,A) 特開 平6−71279(JP,A) 特開 平6−71277(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 61/00 - 65/10 C02F 1/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質ろ過膜を用いたろ過器のろ過水出口
    側にポンプを設け、ポンプの吸込側とろ過器のろ過水出
    口側および洗浄水供給配管とをそれぞれ弁を介して接続
    し、ポンプの吐出側とろ過器のろ過水出口側および所望
    の送水先へのろ過水配管とをそれぞれ弁を介して接続
    し、 原水のろ過サイクルでは、ポンプの吸込側とろ過器のろ
    過水出口側との間の弁を開き、洗浄水供給配管との間の
    弁を閉じ、ポンプの吐出側と所望の送水先へのろ過水配
    管との間の弁を開き、ろ過器のろ過水出口側との間の弁
    を閉じ、ポンプによって、ろ過器の原水入口側から原水
    を吸込んでろ過し、得られたろ過水を吐出側から所望の
    行先に送水し、 ろ過器の逆洗サイクルでは、ポンプの吸込側とろ過器の
    ろ過水出口側との間の弁を閉じ、洗浄水供給配管との間
    の弁を開き、ポンプの吐出側と所望の送水先へのろ過水
    配管との間の弁を閉じ、ろ過器のろ過水出口側との間の
    弁を開き、ポンプによって、洗浄水供給配管から洗浄水
    を吸込み、吐出側からろ過器のろ過水出口側に送水して
    多孔質ろ過膜を逆洗し、原水入口側から排水を系外に排
    出する、ことを特徴とするろ過方法。
  2. 【請求項2】 多孔質ろ過膜を用いたろ過器とろ過器のろ
    過水出口側に設けたポンプとを含み、 ポンプの吸込側とろ過器のろ過水出口側および洗浄水供
    給配管とがそれぞれ弁を介して接続され、 ポンプの吐出側とろ過器のろ過水出口側および所望の送
    水先へのろ過水配管とがそれぞれ弁を介して接続され、 ろ過器の原水入口側には、弁を介して逆洗排水の排出管
    が接続され、ていることを特徴とするろ過装置。
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