JP4088020B2 - ケーシング回転掘削装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベースフレーム上に昇降可能に設置された昇降フレームと、昇降フレームに取り付けられた第1のガイド筒と、第1のガイド筒内に嵌入されベースフレーム上に立設された第2のガイド筒とを備え、第1のガイド筒と第2のガイド筒でガイドしながら昇降フレームを下降させつつケーシングを回転駆動してケーシングを地中に圧入するケーシング回転掘削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ケーシング回転掘削装置は、土木、建築工事に使用する鋼管杭や鋼管類等のケーシングチューブ(以下単に「ケーシング」という。)を回転駆動しながら下降させて地中を掘削してケーシングを圧入する装置である。このケーシング回転掘削装置は、通常、「同装置の基部をなす略方形枠状のベースフレームと、ケーシングの把持装置及び回転駆動装置が設けられベースフレーム上に昇降可能に設置された昇降フレームと、伸縮することにより昇降フレームを上昇下降させるように駆動する複数本のスラストシリンダと、昇降フレームの昇降時に昇降フレームを上下方向にガイドするガイド装置」とを備えている。
【0003】
このケーシング回転掘削装置でケーシングを圧入するときには、ケーシングを把持装置で把持した後、この把持装置を回転駆動装置で回転駆動しながら、昇降フレームをスラストシリンダで下降させることにより地中を掘削しながらケーシングを押し込む。そして、昇降フレームを下降させるときには、昇降フレームをガイド装置で上下方向にガイドする。こうしてケーシングを押し込んで行く過程で、ケーシングを適宜継ぎ足すとともに、通常、ケーシング内の掘削土砂をハンマーグラブで地上に搬出してケーシングを順次地中に建て込んで行く。
【0004】
昇降フレームを上下方向にガイドするガイド装置は各種あるが、その一つとして、昇降フレームに上下方向に向けて取り付けられた第1のガイド筒とこの第1のガイド筒内に嵌入されベースフレーム上に立設された第2のガイド筒とで構成されたガイド筒によるガイド装置が従来から知られており、この種のガイド装置を備えたケーシング回転掘削装置としては、例えば特開平7ー252832号公報に記載のチュービング装置を挙げることができる。本発明は、こうしたケーシング回転掘削装置を改良しようとものである。
【0005】
そこで、前記特開平7ー252832号公報に記載のケーシング回転掘削装置を従来例として図5及び図6により概説し、併せて、この種の装置による実際の作業方法を説明する。図5は、従来例のケーシング回転掘削装置の要部の拡大断面図、図6は、一部を破断して図示した従来例のケーシング回転掘削装置の概略斜視図である。なお、この従来の技術を説明するに当たって、その用語については、説明の便のため、本発明の説明に使用する用語を一部使用する。
【0006】
これらの図において、Cは土木、建築工事においてケーシング回転掘削装置で地中に圧入するケーシング、1は中央にケーシングCの挿通空間を有しケーシング回転掘削装置の基部をなす略方形枠状のベースフレーム、2はチャックシリンダ14で下降させることにより複数個で協働してケーシングCを把持する楔状のチャック部材、4は上部フレーム8にベアリング10を介して回転自在に支持された回転フレーム、6はこの回転フレーム4に軸支され楔状のチャック部材2を軸支して吊り下げるリンク、8は昇降フレーム12上に複数のチャックシリンダ14により上昇下降させ得るように支持された上部フレーム、12は中央にケーシングCの挿通空間を有しベースフレーム1上に後に詳述する方法で昇降可能に設置された昇降フレーム、14は両端部を上部フレーム8と昇降フレーム12とに軸着して上部フレーム8を昇降フレーム12上に支持するチャックシリンダ、18は昇降フレーム12におけるケーシングCの挿通空間の周囲にベアリング20を介して回転可能に設置されたリング状の回転体、36はこの回転体18を回転駆動する油圧モータである。
【0007】
ベースフレーム1の裏側には、後記各スラストシリンダ50と同軸に水平調整ジャッキ68が一対の連結部材70を介して取り付けられている。回転体18には、外歯歯車が形成され、その外歯歯車と噛み合うギヤ(図示せず。)を介して油圧モータ36の回転が減速して伝達されるようになっている。また、この回転体18には、その内周面に、楔状のチャック部材2のテーパ面22と合致するテーパ面24が形成されている。このチャック部材2は、上部フレーム8に回転フレーム4及びリンク6を介して複数個吊り下げられ、回転フレーム4により回転可能に回転体18の内周面に沿うように設置されている。
【0008】
したがって、昇降フレーム12のケーシングCの挿通空間にケーシングCを挿通した状態において、回転フレーム4を複数のチャックシリンダ14で下降させると、複数のチャック部材2は、その回転フレーム4の下降に伴って下降してケーシングCの外周面と回転体18の内周面との間に押し入れられ、ケーシングCを楔作用により把持する。また、この状態で回転体18を油圧モータ36で駆動すると、ケーシングCは、楔状のチャック部材2で把持されて回転駆動される。ここに示す例では、ケーシングCを把持するチャック機構26及びケーシングを回転駆動する回転機構40をこうした要素で構成しているが、ケーシングCを把持する手段を、ケーシングCをバンドで把持するタイプの把持装置にして、この把持装置を、テーパ面24を形成してない回転体18上に取り付けるようにしてもよく、チャック機構26及び回転機構40をどのように構成するのかは、後の説明から分かるように、本発明にとって重要なことではない。
【0009】
次に、本発明と関連する昇降フレーム12をベースフレーム上に昇降可能に設置するための昇降機構60について説明する。
【0010】
42はフランジ部44を有し昇降フレーム12から突き出すように昇降フレーム12に上下方向に向けて取り付けられた第1のガイド筒、48はフランジ部49を有しこの第1のガイド筒42内に嵌入されベースフレーム1に立設された第2のガイド筒、50は伸縮することにより昇降フレーム12を上昇下降させるように駆動するスラストシリンダである。
【0011】
第2のガイド筒48は、ベースフレーム1の四隅に立設され、各第2のガイド筒48は、フランジ部49を介してベースフレーム1の取付座58上にボルトで固定されている。第1のガイド筒42は、各第2のガイド筒48に対応して昇降フレーム12の四隅に設けられ、フランジ部44を介して昇降フレーム12の下面にボルトで取り付けられている。スラストシリンダ50は、第2のガイド筒48の中空部内に納められ、ヘッド側が第1のガイド筒42の上部に取り付けられているとともにロッド52側がピン54により第2のガイド筒48の下部に軸着されている。したがって、スラストシリンダ50を伸縮すると、第1のガイド筒42が第2のガイド筒48に対して摺動しながら、昇降フレーム12が両ガイド筒42,48でガイドされるようにして上昇下降する。なお、第1のガイド筒42には、前記上部フレーム8の下面に取り付けられた筒状のガイド部材45が摺動可能に嵌合している。
【0012】
以上の構造を有するケーシング回転掘削装置によりケーシングを圧入するときには、チャックシリンダ14を縮めてケーシングCを楔状のチャック部材2で把持した後、油圧モータ36を駆動して回転体18を介してチャック部材2を回転駆動するとともに、スラストシリンダ50を縮めて昇降フレーム12を下降させる。そうすると、ケーシングCは、押し込み力が付与されながら回転して、地盤を掘削しつつ地中に押し込まれるて行く。その場合、昇降フレーム12は、下降過程で、第1のガイド筒42が第2のガイド筒48に対して摺動することにより両ガイド筒42,48で上下方向にガイドされる。
【0013】
以上、従来例のケーシング回転掘削装置について概説したが、この種の装置を実際に製作するときには、第1のガイド筒42と第2のガイド筒48は、何れも同一材質の鉄鋼で製作する。そして、こうした装置によりケーシングCの圧入作業を行うと、第1のガイド筒42と第2のガイド筒48との間に若干の隙間があるため、ケーシングCの回転時における回転トルクの反力が第1のガイド筒42に作用して第1のガイド筒42が傾き、特に第1のガイド筒42が上限位置近くまで上昇したときにその傾きの程度が大きくなる。その結果、第1のガイド筒42の下端部が第2のガイド筒48の外周面に接触するとともに第2のガイド筒48の上端部が第1のガイド筒42の内周面に接触して、これらの接触部の接触圧が高くなる。そうすると、両ガイド筒42,48が同一材質で硬度差のないことから、第1のガイド筒42の内周面及び第2のガイド筒48の外周面が共にかじられたり、両ガイド筒42,48の母材同士が密に接触してむしれたりする。
【0014】
特に、第2のガイド筒48は、ベースフレーム1上に立設されていて損傷すると折れる恐れがあり、しかも、昇降フレーム12をガイドするときの中心的な役割を果たすものであるから、こうした現象により第2のガイド筒48の損傷が進展すると、解体して交換するという面倒な作業を行うことが必要になる。そのため、ガイド筒42,48を備えたこの種のケーシング回転掘削装置では、第2のガイド筒48を重点的に保護するという設計思想のもとに、第2のガイド筒48に高周波焼き入れを施してその硬度を高めることにより、第1のガイド筒42との間に硬度差を設けて、第2のガイド筒48が第1のガイド筒42と接触しても損傷しないようにしていた。こうした処置に加えて、第2のガイド筒48の外周面にグリスを刷毛塗りして、第1のガイド筒42の摺動時に第2のガイド筒48との摩擦抵抗を軽減するようにしていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした処置をしても、第1のガイド筒42の摺動時に鉄鋼製のガイド筒42,48同士が接触するため、実際には、第1のガイド筒42や第2のガイド筒48の母材がむしれ、これが引き金となってかじりが生じて、両ガイド筒42,48の周面の損傷が助長されることがあった。また、ケーシングC内の掘削土砂を排出する際に、ハンマグラブから漏れ落ちた土砂が第2のガイド筒48の外周面のグリスに付着して第1のガイド筒42の内部に巻き込まれて行き、ガイド筒42,48の内外周面が摩耗損傷することもあった。これらのことが起因して、酷いときには、第1のガイド筒42及び第2のガイド筒48の双方を交換しなければならない事態も生じた。これらガイド筒42,48は、装置本体に一体結合されている大型の加工品であるため、その交換には、多大な費用と手間を要して、経済的な負担が非常に大きかった。
【0016】
本発明は、従来の技術にみられるこうした問題を解消するために創作されたものであり、その技術課題は、第1のガイド筒の摺動により摺動部が損傷したとしても、高価な第1のガイド筒や第2のガイド筒それ自体を交換することなく安価に補修することができ、かつ、その補修の際に部品交換を少なくすることができるケーシング回転掘削装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明のこうした技術課題は、
ケーシングを回転駆動する手段が設けられベースフレーム上に昇降可能に設置された昇降フレームと、この昇降フレームに上下方向に向けて取り付けられた第1のガイド筒と、この第1のガイド筒内に嵌入されベースフレーム上に立設された第2のガイド筒とを備え、これら第1のガイド筒と第2のガイド筒でガイドして昇降フレームを下降させつつケーシングを回転駆動して、地中を掘削しつつケーシングを圧入するケーシング回転掘削装置において、
第2のガイド筒よりも硬度が小さく第2のガイド筒に対して滑動する材料で形成された円筒状の摺動部材を、第1のガイド筒の下端部側の内周部に着脱可能にかつ第2のガイド筒と摺動可能に設けたこと
により達成される。
【0018】
本発明のケーシング回転掘削装置では、このように、第2のガイド筒よりも硬度が小さく第2のガイド筒に対して滑動する材料で形成された円筒状の摺動部材を第1のガイド筒の下端部側の内周部に設けているので、第1のガイド筒が摺動時に傾いてその下端部が第2のガイド筒の外周面に接触しようとしたときでも、第2のガイド筒より硬度が小さく滑動する摺動部材が接触するため、第2のガイド筒の外周面を第1のガイド筒の下端部でかじりむしったり摩耗させたりして第2のガイド筒を損傷させるようなことはない。
【0019】
一方、第1のガイド筒が摺動時に傾いてその内周面に第2のガイド筒の上端部が接触しようとした場合において、その接触しようとする個所に摺動部材が存在しないときでも、その個所に、摺動部材の代わりに隙間があるため、第2のガイド筒の上端部が第1のガイド筒の内周面に少なくとも強く接触するようなことはなくなって、第1のガイド筒を第2のガイド筒の上端部で損傷させるようなこともない。これらのことから、本発明のケーシング回転掘削装置では、装置本体に一体結合されている高価な第1のガイド筒や第2のガイド筒を従来のように交換することは要しない。
【0020】
第1のガイド筒の内周部に設けた摺動部材は、通常、ケーシングCの回転時における回転トルクの反力の方向において第2のガイド筒の外周面と接触して特定部位だけが摩耗するため、摩耗した場合には、その摩耗部位を回転トルクの反力が作用しない個所に変位させることにより再使用することができる。すなわち、この円筒状の摺動部材は、第1のガイド筒に着脱可能に設けているので、第1のガイド筒内に設けたままの状態で回動させることができない場合でも、第1のガイド筒から取り外した後、その周方向に所定角度回動変位させた状態で第1のガイド筒内に再配置することにより、摩耗した摺動部材も交換することなく再使用することができる。こうした手法により一つの摺動部材を何度か再使用した後、再使用できなくなったときには、その摺動部材を取り外して交換すればよい。以上のように、本発明のケーシング回転掘削装置では、ガイド装置を補修する際、高価な第1のガイド筒や第2のガイド筒を交換することなく、装置本体と一体化されていない摺動部材を部品として交換することができて安価に補修することができ、かつ、その補修の際に部品交換回数も少なくすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が実際上どのように具体化されるのかを示す具体化例を図1乃至図4を用いて説明することにより本発明の実施の形態を明らかにする。図1は、本発明の具体化例のケーシング回転掘削装置についての要部の拡大断面図、図2は、図1のケーシング回転掘削装置の変形例についての要部の拡大断面図、図3は、図1のケーシング回転掘削装置にケーシング回転時の回転トルクの反力が作用しているときの状態を概略的に示す水平断面図、図4は、図1のケーシング回転掘削装置の軸受が摩耗したときの補修操作を概念的に示す図で、(1)は補修操作前の状態を示す図、(2)は補修操作後の状態を示す図ある。これらの図において前述の図5及び図6と同一の符号を付けた部分は、両図と同等の部分を表すので、詳述しない。
【0022】
本具体化例のケーシング回転掘削装置は、図5及び図6に図示の従来例のケーシング回転掘削装置と同様、楔状のチャック部材2、上部フレーム8、チャックシリンダ14及び回転体18等で構成されケーシングCを把持するチャック機構26と、回転体18及び油圧モータ36等で構成されチャック機構26のチャック部材2を回転駆動する回転機構40と、チャック機構26及び回転機構40が設けられベースフレーム1上に昇降可能に設置された昇降フレーム12と、昇降フレーム12をベースフレーム上に昇降可能に設置するための昇降機構60とを備えている。また、この昇降機構60は、従来例のものと同様、昇降フレーム12に上下方向に向けて取り付けられた第1のガイド筒42と、この第1のガイド筒42内に嵌入されベースフレーム1上に立設された第2のガイド筒48と昇降フレーム12を上昇下降させるように駆動するスラストシリンダ50とを備えていて、基本的な構造は従来例の装置と変わらない。
【0023】
そこで、以下に本具体化例のケーシング回転掘削装置について特徴的な構造を中心に説明する。図1乃至図4において、100は、第2のガイド筒48よりも硬度が小さく第2のガイド筒48に対して滑動する材料で形成された円筒状の摺動部材としての軸受である。この軸受100は、第1のガイド筒42の下端部側(少なくとも昇降フレーム12の上面よりも下方側の適当な領域)の内周部に着脱可能にかつ第2のガイド筒48に摺動可能に設ける。具体的には、内周面を第2のガイド筒48の外周面に対して摺動可能な径に形成した軸受100を第1のガイド筒42の下端部側の内周部に嵌入して固定することにより第1のガイド筒42に着脱可能に取り付けている。また、この軸受100は、第1のガイド筒42内に嵌入した状態のままで回動できるように、第1のガイド筒42内に回動可能に設けている。
【0024】
ガイド筒46、48は前述したとおり鉄鋼製であるが、軸受100を、鉄鋼製の第2のガイド筒48より硬度が小さい材料で形成するので、第2のガイド筒48は、従来のように高周波焼き入れを行わなくても、その硬度を軸受100よりも高めることができる。そのため、第1のガイド筒42の摺動時にその下端部が第2のガイド筒48の外周面に接触してもその外周面が摩耗損傷するようなことはない。また、軸受100をその鉄鋼製の第2のガイド筒48に対して滑動する材料で形成するので、第1のガイド筒42のスムーズな摺動動作も保持することができる。こうした材料としては、合成樹脂を挙げることができる。
【0025】
軸受100は、こうした合成樹脂で製作するのが望ましく、ここに示す例では特に合成樹脂系の無給脂タイプの軸受、換言すると樹脂系自己潤滑軸受を使用している。この樹脂系自己潤滑軸受は、例えば、アラミド繊維を基材としてバインダにフェノール樹脂を用い固体潤滑材を添加した材料(CTM−55)で表面層を形成し、荷重を支えるバック層(内部の層)を布又はガラス繊維入りフェノール樹脂(♯250−07)で形成したものである。軸受100をこうした樹脂系自己潤滑軸受にすると、イ)高荷重が作用しても本来の性能を発揮する(許容載荷重500kgf/cm2 )、ロ)表面に異物が付着したときに異物を内部に埋没させる性質が優れている、ハ)耐衝撃性が優れているという、ケーシング回転掘削装置にとって有用な種々の効果を発揮することができる。
【0026】
軸受100は、第1のガイド筒42の下端部から昇降フレーム12の位置に達する一本の円筒状の摺動部材で構成してもよいが、ここに示す例では、こうした円筒状の摺動部材を長手方向で分割した分割筒体としての上下二つの軸受100で分割構成して、両軸受100間に間隔保持部材としてのカラー101を介在させている。軸受100をこのように分割構成することにより、単位交換部品を小型化することができる。また、軸受100間にカラー101を介在させることにより、軸受100の長さを節減しながら軸受100を第1のガイド筒42内の必要な部位に配置することができる。
【0027】
ここでは、カラー101として、外径が第1のガイド筒42の内径とほぼ同じで第1のガイド筒42よりも肉薄のものを使用している。このため、このカラー101の内周面と第2のガイド筒48の外周面との間に間隙が生じるが、この間隙をグリス等の潤滑材を貯溜する潤滑材溜め104として利用している。また、図示はしていないが、この潤滑材溜め104に潤滑材を注入することができるように、潤滑材溜め104に対応する位置の第1のガイド筒42にグリースニップル等の潤滑材の注入装置を設けている。軸受100に前記の樹脂系自己潤滑軸受を用いると、第1のガイド筒42を円滑に摺動させるための潤滑は、基本的に必要なくなるが、第2のガイド筒48の表面に油膜を形成しておくと、第2のガイド筒48が錆びるのを防ぐことができる。ここでは、このように、第2のガイド筒48の防錆の目的で潤滑材溜め104や潤滑材の注入装置を設けている。
【0028】
前述したように、軸受100は、第1のガイド筒42の内周部における下端部側に設けているので、第2のガイド筒48の上端部側では、第1のガイド筒42の内周面との間に隙間sができている。そのため、第1のガイド筒42が最上部まで上昇した場合においてケーシングCの回転時における回転トルクの反力により傾いたときに、第2のガイド筒48の上端部に対応する位置に軸受100が存在していなくても、第2のガイド筒48の上端部が第1のガイド筒42の内周面に少なくとも強く接触することは防ぐことができる。
【0029】
すでに述べたように、こうしたケーシング回転掘削装置では、ケーシングCの回転時における回転トルクの反力が第1のガイド筒42に作用する。すなわち、図3に示すように、ケーシングCが図の矢印方向に回転するものとすると、その回転時における回転トルクの反力が第1のガイド筒42に作用して4個の各軸受100に伝達され、各軸受100は、常に図の各矢印方向に回転トルクの反力を受ける。そのため、各軸受100は、専ら矢印方向の部位が摩耗し、他の部位はほとんど摩耗しない。このように各軸受100の摩耗個所は定まっていることから、各軸受100が図4(1)の状態で摩耗したときには、各軸受100を図4(1)の状態から45°回動させることにより各摩耗部位fを回転トルクの反力の方向から変位させて図4(2)に示す状態にする。軸受100が摩耗する都度こうした処置を施すことにより、摩耗した軸受100も交換することなく再使用することができる。ここでは、軸受100を摩耗の都度45°回動させるようにしているので、同じ軸受100を4回ほど回動して再使用することができるが、軸受100の摩耗状態をみながらその回動角度を適切に選定することにより、一つの軸受100を更に多くの回数再使用することもできる。
【0030】
ここに示す例では、軸受100を第1のガイド筒42内に回動可能に設けているので、軸受100の回動を第1のガイド筒42内に嵌入したままの状態で行えるが、軸受100を第1のガイド筒42内に回動可能に設けることは、軸受100を再使用可能にする上で不可欠の要件ではなく、軸受100を第1のガイド筒42内に着脱可能に設けただけも、同じ軸受100を再使用することが可能になる。すなわち、円筒状の軸受100の所定部位が摩耗したとき、この軸受100を第1のガイド筒42から取り外した後、円筒状の軸受100をその周方向に適宜の角度回動して、前記回転トルクの反力が作用しない個所に摩耗部位fを変位させた状態で第1のガイド筒42内に再配置ことにより、摩耗した一つの軸受100を交換することなく再使用することができる。
【0031】
本ケーシング回転掘削装置では、すでに述べたように、第2のガイド筒48よりも硬度が小さく第2のガイド筒48に対して滑動する材料で形成された円筒状の軸受100を第1のガイド筒42の下端部側の内周部に設けているので、第1のガイド筒42が摺動時に傾いてその下端部が第2のガイド筒48の外周面に接触しようとしたときでも、第2のガイド筒48より硬度が小さく滑動する摺動部材が接触するため、従来のように第2のガイド筒48の外周面をむしりかじったり摩耗させたりして第2のガイド筒48を損傷させるようなことはない。
【0032】
一方、第1のガイド筒42が摺動時に傾いてその内周面に第2のガイド筒48の上端部が接触しようとした場合において、その接触しようとする個所に軸受100が存在しないときでも、その個所に、軸受100の代わりに隙間sがあるため、第2のガイド筒48の上端部が第1のガイド筒42の内周面に少なくとも強く接触するようなことは回避することができて、第1のガイド筒42を第2のガイド筒48の上端部で損傷させるようなこともない。これらのことから、本発明のケーシング回転掘削装置では、装置本体に一体結合されている高価な大型の加工品であるガイド筒42,48を従来のように交換することは要しない。
【0033】
さらに、円筒状の軸受100を第1のガイド筒42に着脱可能に設けているので、その軸受100が摩耗したとき、前述したように円筒状の軸受100を適宜の角度回動して摩耗部位fをケーシングCの回転時における回転トルクの反力の方向から変位させた状態で第1のガイド筒42に再配置することにより補修することができ、摩耗した軸受100も交換することなく再使用することができる。ここに示す例では、円筒状の軸受100を第1のガイド筒42に特に回動可能に設けているので、こうした軸受100の回動を第1のガイド筒42内に嵌入したままの状態で行えてその補修も簡便に行える。そして、こうした手法で同じ軸受100を何度か再使用した後、再使用できなくなったときには、その軸受100を取り外して交換すればよい。以上のように、本ケーシング回転掘削装置では、ガイド装置を補修する際、高価な第1のガイド筒42や第2のガイド筒48を交換することなく、装置本体と一体化されていない軸受100を交換部品として部品単位で交換することができて安価に補修することができ、かつ、その補修の際に部品交換回数も少なくすることができる。
【0034】
こうした基本的な効果を奏することに加え、従来のように第2のガイド筒48に高周波焼き入れを施すことは要せず、そのため、第2のガイド筒48を、高周波焼き入れを行うための高価な特別の材料で製作する必要がなくなるので、第2のガイド筒48を安価に製作することができる。このように第2のガイド筒48に高周波焼き入れを施す必要がないので、高周波焼き入れで生じる歪みにより第2のガイド筒48に曲がりが生じるようなこともなく、従来行っていた高周波焼き入れによる第2のガイド筒48の曲がりを修正するというような無駄な作業も省略することができて、このことによっても第2のガイド筒48を安価に製作することができる。さらに、第1のガイド筒42の内周面を機械加工する場合、その内周面のうちの、軸受100を設ける下端部側だけを加工すれば足り、従来のように内周面全体にわたって加工することは必要なくなるので、加工工程を簡素化することができて第1のガイド筒42も安価に製作することができる。
【0035】
ここに示す例では、前述したように軸受100を複数の分割筒体に分割構成しているため、単位交換部品を小型化することができる。その結果、軸受100の交換をする際、複数の分割筒体のうちの摩耗損傷したものだけを交換することが可能になって無駄な交換が生じず、かつ、その交換の便もよい。また、分割筒体間にカラー101を介在させることにより、軸受100の全体の長さを節減しながら軸受100を第1のガイド筒42内の必要な部位に適正配置することができる。また、軸受100は、特に、前述したような樹脂系自己潤滑軸受を用いているので、過酷な作業環境下で使用しても損傷しにくいとともに、作業中に土砂やコンクリート等の異物が第2のガイド筒48の外周面に付着して、万一、軸受100内に巻き込まれたときでも、その異物が軸受100内に埋没して第2のガイド筒48の外周面を傷めるようなこともない。さらに、従来行っていた第1のガイド筒42を円滑に摺動させるための潤滑も基本的に必要なくなる。
【0036】
次に、こうしたケーシング回転掘削装置に有用な構造を付加した図1のケーシング回転掘削装置の変形例を図2に基づいて説明する。
【0037】
この変形例は、図1の装置において、第1のガイド筒42の下端部に両リップタイプのシール102を設けたものである。図には明示されていないが、この両リップタイプのシール102は、第2のガイド筒48の外周部と密に接触するようにリング状なし、第1のガイド筒42の下端に取り付けられるシール基部に上下一対のリップを設けたものである。これらのリップのうち上方側のリップは、先端部が第2のガイド筒48の外周部に接触するよう上方に向かって傾斜し、下方側のリップは、先端部が第2のガイド筒48の外周部に接触するよう下方に向かって傾斜しており、これら一対のリップとシール基部とで断面横倒しのY字状をなしている。シール基部は、図2に示すように、第1のガイド筒42の下端に固着された断面L字状のシール押え103により把持するようにして取り付けられている。
【0038】
図1のケーシング回転掘削装置において、第1のガイド筒の下端部に、こうした両リップタイプのシール102を設けたため、第2のガイド筒48の防錆の目的で潤滑材溜め104を設けてグリス等の潤滑材を貯溜したときでも、第1のガイド筒42の昇降時に、両リップタイプのシール102における上下何れかのリップで潤滑材を確実にシールして、従来のように潤滑材が垂れ落ちて装置を汚すようなことは防げる。また、第2のガイド筒42の外周面にグリスを介して付着した土砂を、第1のガイド筒42の下降の際に、両リップタイプのシール102における下方側のリップにより掻き落すことができるため、第2のガイド筒48に付着した土砂が従来のように第1のガイド筒内42に巻き込まれるようなことはなくなって、付着土砂による軸受100の摩耗損傷も防止することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、「課題を解決するための手段」の項に示した手段を採用しているので、本発明によれば、第1のガイド筒の摺動により摺動部が損傷したとしても、高価な第1のガイド筒や第2のガイド筒それ自体を交換することなく安価に補修することができ、かつ、その補修の際に部品交換を少なくすることができるケーシング回転掘削装置が得られる。
【0040】
こうした基本的な効果を奏することに加え、従来のように第2のガイド筒に高周波焼き入れを施すことは要せず、第2のガイド筒を高周波焼き入れ用の高価な材料で製作する必要がなくなるので、第2のガイド筒を安価に製作することができる。このように第2のガイド筒に高周波焼き入れを施す必要がないので、高周波焼き入れで生じる歪みにより第2のガイド筒に曲がりが生じるようなこともなく、従来行っていた高周波焼き入れによる第2のガイド筒の曲がりを修正するというような無駄な作業も省略することができて、このことによっても第2のガイド筒を安価に製作することができる。さらに、第1のガイド筒の内周面を機械加工する場合、その内周面のうちの、摺動部材を設ける下端部側だけを加工すれば足り、従来のように内周面全体にわたって加工する必要はないので、加工工程を簡素化することができて第1のガイド筒も安価に製作することができる。
【0041】
本発明を具体化する場合、特に、特許請求の範囲の請求項2に記載のように具体化すれば、以上の効果を奏することに加え、摺動部材を複数の分割筒体に分割構成しているため、単位交換部品を小型化することができる。その結果、摺動部材の交換をする際、複数の分割筒体のうちの摩耗損傷したものだけを交換することが可能になって無駄な交換が生じず、かつ、その交換の便もよい。また、分割筒体間に間隔保持部材を介在させることにより、摺動部材の全体の長さを節減しながら摺動部材を第1のガイド筒内の必要な部位に適正配置することができる。
【0042】
本発明を具体化する場合、特に、特許請求の範囲の請求項3に記載のように具体化すれば、潤滑材溜めを設けてグリス等の潤滑材を貯溜したときでも、従来のように第1のガイド筒の昇降時に潤滑材が垂れ落ちて装置を汚すようなことは、両リップタイプのシールの働きより防げる。また、第2のガイド筒の外周面に付着した土砂を、第1のガイド筒の昇降の際に両リップタイプのシールにより掻き落すことができるため、第2のガイド筒に潤滑材を介して付着した土砂が従来のように第1のガイド筒内に巻き込まれるようなことはなくなって、付着土砂による摺動部材の摩耗損傷も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体化例のケーシング回転掘削装置についての要部の拡大断面図である。
【図2】図1のケーシング回転掘削装置の変形例についての要部の拡大断面図である。
【図3】図1のケーシング回転掘削装置にケーシング回転時の回転トルクの反力が作用しているときの状態を概略的に示す水平断面図である。
【図4】図1のケーシング回転掘削装置の軸受が摩耗したときの補修操作を概念的に示す図で、(1)は補修操作前の状態を示す図、(2)は補修操作後の状態を示す図である。
【図5】従来例のケーシング回転掘削装置の要部の拡大断面図である。
【図6】一部を破断して図示した従来例のケーシング回転掘削装置の概略斜視図である。
【符号の説明】
C ケーシング
1 ベースフレーム
2 楔状のチャック部材
4 回転フレーム
6 リンク
8 上部フレーム
12 昇降フレーム
14 チャックシリンダ
18 回転体
26 チャック機構
36 油圧モータ
40 回転機構
42 第1のガイド筒
48 第2のガイド筒
50 スラストシリンダ
60 昇降機構
100 軸受
101 カラー
102 土砂シール
103 シール押え
104 潤滑材溜め

Claims (3)

  1. ケーシングを回転駆動する手段が設けられベースフレーム上に昇降可能に設置された昇降フレームと、この昇降フレームに上下方向に向けて取り付けられた第1のガイド筒と、この第1のガイド筒内に嵌入されベースフレーム上に立設された第2のガイド筒とを備え、これら第1のガイド筒と第2のガイド筒でガイドして昇降フレームを下降させつつケーシングを回転駆動して、地中を掘削しつつケーシングを圧入するケーシング回転掘削装置において、第2のガイド筒よりも硬度が小さく第2のガイド筒に対して滑動する材料で形成された円筒状の摺動部材を、第1のガイド筒の下端部側の内周部に着脱可能にかつ第2のガイド筒と摺動可能に設けたことを特徴とするケーシング回転掘削装置。
  2. 円筒状の摺動部材を、長手方向で分割した分割筒体で構成して分割筒体間に間隔保持部材を介在させたことを特徴とする請求項1に記載のケーシング回転掘削装置。
  3. 間隔保持部材と第2のガイド筒の間に間隙を設けて潤滑材溜めを形成するとともに、第1のガイド筒の下端部に両リップタイプのシールを設けたことを特徴とする請求項2に記載のケーシング回転掘削装置。
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