JP4087296B2 - 文書処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DTPやワードプロセッサ等の文書処理装置において、いくつかの項目のうちの1つの項目、又は「任意項目」とその任意の数値等を選択、入力することにより、項目の設定を行う文書処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、項目設定を行う際に、選択された項目にその項目に対応する数値入力領域がある場合は、再度、数値入力領域を選択して入力可能としない限り、数値入力が可能にはならなかった。また、数値入力は、対応する項目を選択しない限り、数値入力領域が可能とならず、数値入力ができなかった。
【0003】
例えば、頁呼出しにおいては、「先頭頁」や「最終頁」などの項目を選択するか「任意頁」を選択して、再度、数値入力領域を選択して「頁数」を数値で入力する方法で呼出す頁を入力させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の項目設定方法では、項目を選択したのちに、再度、数値入力領域を選択して入力可能とし、数値を入力しなくてはならず、項目の設定を行う際、手間がかかっていた。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するもので、項目の設定を行うとき、データ設定時の操作の手間を軽減することができる文書処理装置を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、項目を選択する選択手段と、項目に対応する数値入力領域を入力可能にするための入力が行え、該入力または設定テーブル内の設定に基づいて数値入力領域が入力可能になった場合に数値を入力する入力手段と、入力手段によって入力された数値に対応する項目が選択手段によって選択されているか否かを判別する判別手段を有し、入力手段によって数値が入力されたとき、判別手段により項目が選択されていないと判別された場合には、数値が入力された数値入力領域に対応する項目を選択表示する手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、項目の設定を行うとき、データ設定時の操作の手間を軽減することができる文書処理装置が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、項目を選択するか、または、当該項目に対応する数値入力領域が入力可能な場合に数値を入力することにより、項目の設定を行う文書処理装置において、項目を選択する選択手段と、項目に対応する数値入力領域を入力可能にするための入力が行え、該入力または設定テーブル内の設定に基づいて数値入力領域が入力可能になった場合に数値を入力する入力手段と、入力手段によって入力された数値に対応する項目が選択手段によって選択されているか否かを判別する判別手段を有し、入力手段によって数値が入力されたとき、判別手段により項目が選択されていないと判別された場合には、数値が入力された数値入力領域に対応する項目を選択表示する手段を備えたことを特徴とする文書処理装置としたものである。
【0009】
この発明においては、入力手段によって数値が入力され、かつ判別手段により項目が選択されていないと判別された場合は、数値が入力された数値入力領域に対応する項目を選択表示する。これにより既に数値が入力された数値入力領域に対応する項目を重ねて選択する手間が不要になり、データ設定時の操作の手間が軽減されるという作用を有する。
【0010】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態における文書処理装置のブロック図であって、1は装置の制御及びデータの処理を行う中央処理装置(以下、CPUと略称する)、2はキーボードやマウス等の入力部、3はプログラム等を記憶するROM、4は各種データを記憶するRAM、5はRAM4内にあってユーザから設定された項目設定データを管理する設定テーブル、6は表示装置(以下、CRTという)である。
【0012】
図7,8は、本発明の一実施形態の設定テーブル5を示しており、項目の一つ一つに対してフラグを有する。通常は、使用頻度の最も高いデータが1になっており、項目を設定すると、設定された項目のフラグだけが1になり、ウインドウ上では、黒丸で表示される。
【0013】
図2,3,4,5,6は、本発明の一実施形態における文書処理装置の具体的な動作を説明するためのフローチャートである。
【0014】
先ず、図2のステップ1において、入力部2より頁呼出しの要求が行われると、ステップ2において、設定テーブル5内の頁呼出しの項目設定データを見て、フラグが1になっているデータを基に、初期値を判別し、初期値が数値入力領域を伴うもの(この場合は任意頁)である場合には、ステップ3において、任意頁の頁数の数値入力領域を入力可能として、ステップ4において、図10に示すような頁呼出しウインドウが開く(この時、設定テーブル5内の頁呼出しの項目設定データを見て、フラグが1になっているデータを基に、初期値として、黒丸表示する。)。また、ステップ2において、初期値が数値入力領域を伴うもの(この場合は任意頁)でない場合は、直接ステップ4の処理が行われ、頁呼出しウインドウが開く。
【0015】
その後、ステップ5において、入力部2より任意頁の頁数入力領域12に何か入力されたか、それとも現在設定されている以外の頁項目が設定されたか、又は実行キー、取消キーが押されたかを判別し、任意頁の頁数入力領域12に数値が入力された場合は、ステップ6からステップ8の処理が行われ、頁項目が設定された場合はステップ9からステップ11の処理が行われ、実行キーが選択された場合は、ステップ12の処理が行われ、取消キーが選択された場合は、ステップ13の処理が行われ、処理を終了する。
【0016】
ステップ5において、入力部2より、任意頁の頁入力領域12に頁数が入力された場合は、ステップ6において、任意頁の頁数入力領域12に頁数を表示し、ステップ7において、設定テーブル5内の頁呼出しの項目設定データを見て、任意頁のフラグが1であるかを判別して、フラグが1でない場合は、ステップ8において、任意頁のフラグを1にして、図10のようにウインドウの任意頁を黒丸で表示して、ステップ5の処理へ戻る。
【0017】
ステップ5において、頁項目が設定された場合は、ステップ9において、設定された頁項目のフラグを1にして、ウインドウの頁項目を黒丸で表示する。このとき、後述するように入力部2より頁数入力領域12がクリックされると、頁数入力領域12が入力可能状態になる。ステップ10において、設定テーブル5内の頁呼出しデータを見て、数値入力領域が伴うもの(この場合、任意頁)のフラグが1であるかを判別して、フラグが1である場合には、ウインドウの任意頁を黒丸で表示して、ステップ11において、頁数の数値入力領域を入力可能にし、ステップ5の処理へ戻る。
【0018】
ステップ5において、実行キーが押されると、ステップ12において、ウインドウ表示を閉じ、設定された頁が呼出され、処理が終了する。
【0019】
ステップ5において、取消キーが押されると、ステップ13において、ウインドウ表示をとじ、処理を終了する次に、本発明の一実施形態の文書処理装置の具体的な動作を一例を挙げて説明する。
【0020】
文書の5頁を編集しているものとして説明する。入力部2より、頁呼出しの要求が行われると、図7の設定テーブル5より、最終頁が初期値と判断され、図9に示すように、最終頁11が黒丸で表示されるとともに、頁呼出しウインドウが開かれる。
【0021】
入力部2より、頁数入力領域12がクリックされると頁数入力領域12が入力可能状態になり、頁数を2と入力すると、図10に示すように頁数入力領域12に頁数"2"が表示され、図8の設定テーブルに示すように、設定テーブル5内の任意頁データ9のフラグだけが1になり、図10に示すように任意頁13が黒丸で表示され、実行キーが押されると、ウインドウが閉じ、2頁が呼出される。
【0022】
また、次のような動作もある。入力部2より、頁呼出しの要求が行われると、図7の設定テーブル5より、最終頁が初期値と判断され、図9に示すように、最終頁11が黒丸で表示されるとともに、頁呼出しウインドウが開かれる。
【0023】
入力部2より、任意頁13が選択されると、図8の設定後の設定テーブル5内に示すように、設定テーブル5内の任意データ9のフラグが1になり、図10に示すように任意頁13が黒丸で表示され、頁数入力領域12が入力可能状態となり、直接、頁数を入力可能にし、頁数入力領域12をクリックせずに、直接、頁数"2"が入力でき、その後、実行キーが押されると、ウインドウが閉じ、2頁が呼出される。
【0024】
なお、以上の実施形態は、数値入力を伴う設定項目を1つとして説明したが、数値入力を伴う設定項目が複数存在する場合でも、同様に実行できる。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかになるように、本発明によれば、項目を選択する選択手段と、項目に対応する数値入力領域を入力可能にするための入力が行え、該入力または設定テーブル内の設定に基づいて数値入力領域が入力可能になった場合に数値を入力する入力手段と、入力手段によって入力された数値に対応する項目が選択手段によって選択されているか否かを判別する判別手段を有し、入力手段によって数値が入力されたとき、判別手段により項目が選択されていないと判別された場合には、数値が入力された数値入力領域に対応する項目を選択表示する手段を備えたことにより、既に数値が入力された数値入力領域に対応する項目を重ねて選択する手間が不要になり、データ設定時の操作の手間を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における文書処理装置のブロック図
【図2】本発明の一実施形態における文書処理装置の具体的な動作を説明するためのフローチャート
【図3】本発明の一実施形態における文書処理装置の具体的な動作を説明するためのフローチャート
【図4】本発明の一実施形態における文書処理装置の具体的な動作を説明するためのフローチャート
【図5】本発明の一実施形態における文書処理装置の具体的な動作を説明するためのフローチャート
【図6】本発明の一実施形態における文書処理装置の具体的な動作を説明するためのフローチャート
【図7】本発明の一実施形態における設定テーブルの具体的例を示す図
【図8】本発明の一実施形態における設定テーブルの具体的例を示す図
【図9】本発明の一実施形態における頁呼出しウインドウ内の表示例を示す図
【図10】本発明の一実施形態における頁呼出しウインドウ内の表示例を示す図
【符号の説明】
1 CPU
2 入力部
3 ROM
4 RAM
5 設定テーブル
6 CRT

Claims (1)

  1. 項目を選択するか、または、当該項目に対応する数値入力領域が入力可能な場合に数値を入力することにより、前記項目の設定を行う文書処理装置において、前記項目を選択する選択手段と、前記項目に対応する数値入力領域を入力可能にするための入力が行え、該入力または設定テーブル内の設定に基づいて前記数値入力領域が入力可能になった場合に数値を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された数値に対応する項目が前記選択手段によって選択されているか否かを判別する判別手段を有し、前記入力手段によって数値が入力されたとき、前記判別手段により前記項目が選択されていないと判別された場合には、前記数値が入力された数値入力領域に対応する項目を選択表示する手段を備えたことを特徴とする文書処理装置。
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