JP4085972B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4085972B2
JP4085972B2 JP2003408857A JP2003408857A JP4085972B2 JP 4085972 B2 JP4085972 B2 JP 4085972B2 JP 2003408857 A JP2003408857 A JP 2003408857A JP 2003408857 A JP2003408857 A JP 2003408857A JP 4085972 B2 JP4085972 B2 JP 4085972B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
tip
polishing
insulating film
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003408857A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005174991A (ja
Inventor
郁也 宮沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2003408857A priority Critical patent/JP4085972B2/ja
Publication of JP2005174991A publication Critical patent/JP2005174991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4085972B2 publication Critical patent/JP4085972B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16135Disposition the bump connector connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip
    • H01L2224/16145Disposition the bump connector connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip the bodies being stacked

Description

本発明は、半導体装置の製造方法、半導体装置、回路基板および電子機器に関するものである。
携帯電話機、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal data assistance)などの携帯型の電子機器には、小型化および軽量化が要求されている。これにともなって、上述した電子機器における半導体チップの実装スペースも極めて制限され、半導体チップの高密度実装が課題となっている。そこで、3次元実装技術が案出されている。3次元実装技術は、半導体チップ同士を積層し、各半導体チップ間を配線接続することで、半導体チップの高密度実装を図る技術である。(たとえば、特許文献1参照)
図15は半導体チップを積層した状態の側面断面図である。図15に示すように、3次元実装技術に用いる各半導体チップ2には、複数の電極34が形成されている。電極34は、半導体チップ2の能動面10aに形成された電極パッド(図示省略)から、半導体チップ2の裏面10bにかけて、半導体チップ2を貫通するように形成されている。
電極34を形成するには、まず半導体基板の能動面10aから内部にかけて凹部を形成し、その内部に絶縁膜を形成し、さらにその内側に導電材料を充填する。このとき、電極34の先端部は、半導体基板の内部に配置されている。そこで、電極34の先端部を半導体基板の裏面10bから露出させる必要がある。
図21は、従来技術に係る電極先端部の露出方法の説明図であり、電極先端部周辺の拡大図である。図21(a)に示すように、半導体基板10の内部に配置された電極34の先端部を、半導体基板10の裏面10bから露出させる。まず、図21(b)に示すように、半導体基板10の裏面10bをエッチングして、絶縁膜22の先端部を露出させる。このエッチングには、ドライエッチングまたはウエットエッチングのいずれを用いることも可能である。次に、図21(c)に示すように、電極34の先端部を覆っている絶縁膜22を研磨により除去して、電極34の先端部を露出させる。なお、半導体基板10の裏面10bのエッチングと同時に、絶縁膜22をエッチングして除去してもよい。このようにして、半導体基板10を貫通する電極34が形成される。
特開2002−25948号公報
図12(b)は従来技術に係る半導体チップの積層時における電極接合部の拡大図である。上記のように形成した半導体チップの積層時には、ハンダ層40を介して各半導体チップの電極34を接合する。しかしながら、従来技術に係る半導体チップでは、電極34の先端部に配置された絶縁膜22を平面的な研磨により除去するので、電極34の先端面37aが平面的に露出している。この場合、電極34の先端面37aのみにハンダ層40が収容されることになり、機械的および電気的な接合信頼性の向上が望まれている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電極の接合信頼性の向上が可能な、半導体装置の製造方法の提供を目的とする。
また、信頼性の高い半導体装置、回路基板および電子機器の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板を貫通する電極を有する半導体装置の製造方法であって、前記半導体基板から突出した前記電極の先端部を研磨することにより、前記電極の先端面とともに前記電極の先端部における側面を露出させることを特徴とする。
この構成によれば、上下に積層された半導体装置の電極を接合する際に、電極の先端面に加えて側面にも接合部材を収容することが可能になる。これにより、機械的および電気的な接合信頼性を向上させることができる。
また、本発明の他の半導体装置の製造方法は、半導体基板を貫通する電極を有する半導体装置の製造方法であって、集積回路が形成された前記半導体基板の能動面から内部にかけて凹部を形成する工程と、前記凹部の内面に第1絶縁層を形成する工程と、前記第1絶縁層の内側に第1導電材料を充填して前記電極を形成する工程と、前記半導体基板の裏面を除去して、前記電極の先端部に配置された第1絶縁層を露出させる工程と、前記第1絶縁層を研磨して、前記電極の先端面とともに前記電極の先端部における側面を露出させる工程と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、上下に積層された半導体装置の電極を接合する際に、電極の先端面に加えて側面にも接合部材を収容することが可能になる。これにより、機械的および電気的な接合信頼性を向上させることができる。
また、前記研磨は、前記電極の先端部に対して研磨手段を当接させることによって行い、前記半導体基板または前記研磨手段は、第1弾性部材を介して支持することが望ましい。
この構成によれば、第1弾性部材を介して半導体基板または研磨手段を支持するので、半導体基板または研磨手段が波打つように自在に変形する。これにより、半導体基板から突出する電極の先端部全体に研磨手段を当接させて研磨することが可能になる。したがって、電極の先端面とともに電極の先端部における側面を露出させることができる。
また、前記研磨は、第2弾性部材からなる研磨手段を前記電極の先端部に当接させることによって行うことが望ましい。前記第2弾性部材は、研磨布の表面に配置された起毛であることが望ましい。
この構成によれば、研磨手段を第2弾性部材により構成するので、半導体基板から突出する電極の先端部全体に研磨手段を当接させて研磨することが可能になる。したがって、電極の先端面とともに電極の先端部における側面を露出させることができる。
また、前記半導体基板の裏面に、第2絶縁層を形成する工程を有することが望ましい。
この構成によれば、半導体装置を積層する際に電極間の接合部材が変形しても、その接合部材と半導体基板の裏面との短絡を防止することが可能となる。したがって、信号線とグランドとの短絡を防止することができる。
また、前記研磨により、前記電極の先端部に形成された前記第2絶縁層を除去することが望ましい。
この構成によれば、製造プロセスを簡略化することが可能になり、製造コストを低減することができる。
また、前記電極の先端部に、前記電極の構成材料より酸化されにくい導電材料からなる電極キャップを形成し、前記研磨により、前記電極キャップの先端面とともに前記電極キャップの先端部における側面を露出させることが望ましい。
この構成によれば、半導体装置の電極が酸化されて濡れ性が低下するのを防止することができる。したがって、半導体装置の形成から長時間の経過後に当該半導体装置を積層する場合でも、電極相互の接合が可能になるので、電極相互の導通不良を回避することができる。
一方、本発明の半導体装置は、上述した半導体装置の製造方法を使用して製造したことを特徴とする。
この構成によれば、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
また、上述した半導体装置が複数積層され、上下に隣接する前記半導体装置の電極が電気的に接続されている構成としてもよい。
この構成によれば、高密度実装された小型の半導体装置の信頼性を向上させることができる。
一方、本発明の回路基板は、上述した半導体装置が実装されていることを特徴とする。
この構成によれば、信頼性の高い回路基板を提供することができる。
一方、本発明の電子機器は、上述した半導体装置を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、信頼性の高い電子機器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
[第1実施形態]
最初に、本発明に係る半導体装置の第1実施形態である半導体チップにつき、図1を用いて説明する。
図1は本実施形態に係る半導体チップの電極部分の側面断面図である。本実施形態に係る半導体チップ2は、集積回路が形成された半導体基板10と、半導体基板10の能動面10aから半導体基板10の裏面10bにかけて形成された貫通孔H4の内部に、第1の絶縁層である絶縁膜22を介して形成された電極34と、半導体基板10の裏面10bに形成された第2の絶縁層である絶縁膜26とを有するものである。
[半導体装置]
図1に示す半導体チップ2では、Si(ケイ素)等からなる半導体基板10の能動面10aに、トランジスタ、メモリ素子、その他の電子素子からなる集積回路(図示省略)が形成されている。その半導体基板10の能動面10aには、SiO2(酸化ケイ素)等からなる絶縁膜12が形成されている。さらに、その絶縁膜12の表面には、硼燐珪酸ガラス(以下、BPSGという)等からなる層間絶縁膜14が形成されている。
その層間絶縁膜14の表面の所定部分には、電極パッド16が形成されている。この電極パッド16は、Ti(チタン)等からなる第1層16a、TiN(窒化チタン)等からなる第2層16b、AlCu(アルミニウム/銅)等からなる第3層16c、およびTiN等からなる第4層(キャップ層)16dを、順に積層して形成されている。なお、電極パッド16の構成材料は、電極パッド16に必要とされる電気的特性、物理的特性、および化学的特性に応じて適宜変更してもよい。すなわち、集積回路の電極として一般に用いられるAlのみを用いて電極パッド16を形成してもよく、電気抵抗の低いCuのみを用いて電極パッド16を形成してもよい。
この電極パッド16は、平面視において半導体チップ2の周辺部に並んで形成されている。なお、電極パッド16は、半導体チップ2の周辺部に並んで形成される場合と、中央部に並んで形成される場合とがある。周辺部に形成される場合には、半導体チップ2の少なくとも1辺(多くの場合、2辺又は4辺)に沿って並んで形成される。そして、各電極パッド16は、上述した集積回路と、図示しない箇所で電気的に接続されている。なお、電極パッド16の下方には集積回路が形成されていない点に注意されたい。
その電極パッド16を覆うように、層間絶縁膜14の表面にパッシベーション膜18が形成されている。パッシベーション膜18は、SiO2(酸化ケイ素)やSiN(窒化ケイ素)、ポリイミド樹脂等からなり、例えば1μm程度の厚さに形成されている。
そして、電極パッド16の中央部には、パッシベーション膜18および電極パッド16の第4層16dを貫通する開口部H1と、残りの電極パッド16、層間絶縁膜14および絶縁膜12を貫通する開口部H2とが形成されている。なお、開口部H2の直径は、開口部H1の径よりも小さく、例えば60μm程度に設定されている。一方、パッシベーション膜18の表面ならびに開口部H1および開口部H2の内面には、SiO2(酸化ケイ素)等からなる絶縁膜20が形成されている。この絶縁膜20は、次述する孔部H3を形成する際にマスクとして機能するものである。
そして、電極パッド16の中央部に、半導体基板10を貫通する孔部H3が形成されている。孔部H3の直径は、開口部H2の直径より小さく、例えば30μm程度に形成されている。なお、孔部H3は、平面視円形に限られず、平面視矩形に形成してもよい。そして、開口部H1、開口部H2および孔部H3により、半導体基板の能動面から裏面に貫通する貫通孔H4が形成される。
その貫通孔H4の内面および絶縁膜20の表面に、第1の絶縁層である絶縁膜22が形成されている。この絶縁膜22は、電流リークの発生や、酸素または水分等による浸食などを防止するものであり、SiOやSiN等の電気絶縁性材料によって、1μm程度の厚さに形成されている。また、絶縁膜22は、半導体基板10の裏面10bから突出形成されている。一方、絶縁膜20および絶縁膜22は、電極パッド16の第3層16cの表面のP部において、一部除去されている。
これによって露出した電極パッド16の第3層16cの表面と、残された絶縁膜22の表面には、下地膜24が形成されている。この下地膜24は、絶縁膜22等の表面に形成されたバリヤ層(バリヤメタル)と、バリヤ層の表面に形成されたシード層(シード電極)とによって構成されている。バリヤ層は、後述する電極34の構成材料が基板10に拡散するのを防止するものであり、TiW(チタンタングステン)やTiN(チタンナイトライド)、TaN(タンタルナイトライド)等からなる。一方、シード層は、後述する電極34をメッキ処理によって形成する際の電極になるものであり、CuやAu、Ag等からなる。
そして、この下地膜24の内側に、電極34が形成されている。この電極34は、CuやW等の電気抵抗の低い導電材料からなる。なお、poly−Si(ポリシリコン)にBやP等の不純物をドープした導電材料により電極34を形成すれば、基板10への拡散を防止する必要がなくなるので、上述したバリヤ層が不要となる。そして、貫通孔H4に電極34を形成することにより、電極34のプラグ部36が形成される。なお、プラグ部36の下端面は外部に露出している。一方、電極パッド16の上方にも電極34を延設することにより、電極34のポスト部35が形成される。このポスト部35は、平面視円形に限られず、平面視矩形に形成してもよい。なお、ポスト部35と電極パッド16とは、図1中のP部において下地膜24を介して電気的に接続されている。
また、電極34のポスト部35の上面には、ハンダ層40が形成されている。このハンダ層40は、一般的なPbSn合金等で形成してもよいが、AgSn合金等の鉛フリーのハンダ材料で形成するのが環境面等から好ましい。なお、軟蝋材であるハンダ層40の代わりに、SnAg合金等からなる硬蝋材(溶融金属)層や、Agペースト等からなる金属ペースト層を形成してもよい。この硬蝋材層や金属ペースト層も、鉛フリーの材料で形成するのが環境面等から好ましい。
一方、半導体基板10の裏面10bには、第2の絶縁層である絶縁膜26が形成されている。絶縁膜26は、SiO(酸化ケイ素)やSiN(窒化ケイ素)などの無機物や、PI(ポリイミド)などの有機物からなる。絶縁膜26は、電極34のプラグ部36の下端面を除いて、半導体基板10の裏面10bの全面に形成されている。なお、半導体基板10の裏面10bにおける電極34の先端部の周辺のみに、選択的に絶縁膜26を形成してもよい。
また、基板10の裏側における電極34のプラグ部36の先端面は、絶縁膜26の表面から突出形成されている。プラグ部36の突出高さは、たとえば10μm〜20μm程度とされている。これにより、複数の半導体チップを積層する際に、半導体チップ相互の間隔を確保できるので、各半導体チップの隙間にアンダーフィル等を容易に充填することができる。なお、プラグ部36の突出高さを調整することにより、積層された半導体チップ相互の間隔を調整することができる。また、積層後にアンダーフィル等を充填する代わりに、積層前に半導体チップ2の裏面10bに熱硬化性樹脂等を塗布する場合でも、突出したプラグ部36を避けて熱硬化性樹脂等を塗布することができるので、半導体チップの配線接続を確実に行うことができる。
さらに、電極34のプラグ部36の先端部では、その先端面37aとともに側面37bが露出されている。すなわち、電極34を覆うように配置された絶縁膜22および下地膜24が、電極34の下端部における先端面37aから側面37bにかけて除去されている。なお、電極34の先端面37aの周縁部には、丸面取りが施されていてもよい。
本実施形態に係る半導体チップ2は、以上のように構成されている。
図2は、第1実施形態に係る半導体チップの変形例の電極部分における側面断面図である。図2に示すように、電極34のプラグ部36の先端部に、電極キャップ38を形成してもよい。この電極キャップ38は、電極34の構成材料より酸化されにくい導電材料からなり、たとえばイオン化傾向が小さい金属からなる。具体的には、AuやAg、Pt(白金)、Pd(パラジウム)等によって電極キャップ38が形成されている。この電極キャップ38は、プラグ部36の先端面全体を覆うように形成されている。これにより、プラグ部36の先端面が酸化されるのを防止することができる。なお電極キャップは、プラグ部36の先端面の一部を覆うように形成してもよい。この場合でも、電極キャップの形成部分においてプラグ部36の酸化を防止することができるので、半導体チップの積層時に電極相互を接合することができる。したがって、電極相互の導通不良を回避することができる。
そして、電極キャップ38を形成した場合には、電極キャップ38の先端面37aとともに、電極キャップ38の先端部における側面37bを露出させる。
[製造方法]
次に、本実施形態に係る半導体チップの製造方法につき、図3〜図12を用いて説明する。図3〜図7は、本実施形態に係る半導体チップの製造方法の説明図である。本実施形態に係る半導体チップの製造方法は、半導体基板10の能動面から内部にかけて凹部H0を形成する工程と、凹部H0の内面に絶縁膜22を形成する工程と、絶縁膜22の内側に第1導電材料を充填して電極34を形成する工程と、半導体基板10の裏面10bをエッチングして絶縁膜22の先端部を露出させる工程と、絶縁膜22の先端部を研磨して電極34の先端部における先端面37aおよび側面37bを露出させる工程とを有するものである。なお以下には、半導体基板における多数の半導体チップ形成領域に対して同時に処理を行う場合を例にして説明するが、個々の半導体チップに対して以下に示す処理を行ってもよい。
まず、図3(a)に示すように、半導体基板10の表面に、絶縁膜12および層間絶縁膜14を形成する。そして、層間絶縁膜14の表面に電極パッド16を形成する。具体的には、まず層間絶縁膜14上の全面に、電極パッド16の第1層から第4層の被膜を順次形成する。なお、各被膜の形成はスパッタリング等によって行う。次に、その表面にレジスト等を塗布する。さらに、フォトリソグラフィ技術により、レジストに電極パッド16の最終形状をパターニングする。そして、パターニングされたレジストをマスクとしてエッチングを行い、電極パッドを所定形状(例えば、矩形形状)に形成する。その後、電極パッド16の表面にパッシベーション膜18を形成する。
次に、パッシベーション膜18に対して開口部H1を形成する。その具体的な手順は、まずパッシベーション膜の全面にレジスト等を塗布する。レジストは、フォトレジストや電子線レジスト、X線レジスト等の何れであってもよく、ポジ型またはネガ型の何れであってもよい。また、レジストの塗布は、スピンコート法、ディッピング法、スプレーコート法等によって行う。なお、レジストを塗布した後にプリベークを行う。そして、開口部H1のパターンが形成されたマスクを用いてレジストに露光処理を行い、さらに現像処理を行うことによってレジストに開口部H1の形状をパターニングする。なお、レジストのパターニング後にポストベークを行う。
そして、パターニングされたレジストをマスクとして、パッシベーション膜18をエッチングする。なお本実施形態では、パッシベーション膜18とともに電極パッド16の第4層もエッチングする。エッチングには、ウエットエッチングを採用することもできるが、ドライエッチングを採用することが好ましい。ドライエッチングは、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)であってもよい。なお、パッシベーション膜18に開口部H1を形成した後で、パッシベーション膜18上のレジストを剥離液によって剥離する。以上により、図3(a)に示すように、パッシベーション膜18に開口部H1が形成されて、電極パッド16が露出する。
次に、図3(b)に示すように、電極パッド16、層間絶縁膜14および絶縁膜12に対して開口部H2を形成する。その具体的な手順は、まず露出した電極パッド16およびパッシベーション膜18の全面にレジスト等を塗布して、開口部H2の形状をパターニングする。次に、パターニングされたレジストをマスクとして、電極パッド16をドライエッチングする。なお、ドライエッチングにはRIEを用いることができる。その後、レジストを剥離すれば、図3(b)に示すように、電極パッド16に開口部H2が形成される。
次に、図3(c)に示すように、基板10の上方の全面に絶縁膜20を形成する。この絶縁膜20は、ドライエッチングにより基板10に孔部H3を穿孔する際に、マスクとして機能するものである。なお、絶縁膜20の膜厚は、基板10に穿孔する孔部H3の深さにより、例えば2μm程度に設定する。本実施形態では、絶縁膜20としてSiO2を用いたが、Siとの選択比が取れればフォトレジストを用いてもよい。また、絶縁膜20には、PECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)を用いて形成した正珪酸四エチル(Tetra Ethyl Ortho Silicate:Si(OC254:以下、TEOSという)すなわちPE−TEOS、またはオゾンを用いた熱CVDであるO3−TEOS、またはCVDを用いて形成した酸化シリコンなどを用いることができる。
次に、絶縁膜20に孔部H3の形状をパターニングする。その具体的な手順は、まず絶縁膜20の全面にレジスト等を塗布して、孔部H3の形状をパターニングする。次に、パターニングされたレジストをマスクとして、絶縁膜20をドライエッチングする。その後、レジストを剥離すれば、絶縁膜20に孔部H3の形状がパターニングされて、基板10が露出する。
次に、高速ドライエッチングにより、基板10に孔部H3を穿孔する。なお、ドライエッチングとしてRIEやICP(Inductively Coupled Plasma)を用いることができる。その際、上述したように絶縁膜20(SiO2)をマスクとして用いるが、絶縁膜20の代わりにレジストをマスクとして用いてもよい。なお、孔部H3の深さは、最終的に形成する半導体チップの厚みに応じて適宜設定される。すなわち、半導体チップを最終的な厚さまでエッチングした後に、孔部H3の内部に形成した電極の先端部が基板10の裏面に露出し得るように、孔部H3の深さを設定する。以上により、図3(c)に示すように、基板10に孔部H3が形成される。そして、開口部H1、開口部H2および孔部H3により、基板10の能動面から内部にかけて凹部H0が形成される。
次に、図4(a)に示すように、凹部H0の内面および絶縁膜20の表面に、第1の絶縁層である絶縁膜22を形成する。この絶縁膜22は、例えばPE−TEOS又はO−TEOSなどからなり、例えばプラズマTEOSなどにより、表面膜厚が1μm程度となるように形成する。
次に、図4(b)に示すように、絶縁膜22および絶縁膜20に異方性エッチングを施して、電極パッド16の一部を露出させる。なお本実施形態では、開口部H2の周縁部において、電極パッド16の表面の一部を露出させる。その具体的な手順は、まず絶縁膜22の全面にレジスト等を塗布して、露出させる部分をパターニングする。次に、パターニングされたレジストをマスクとして、絶縁膜22および絶縁膜20を異方性エッチングする。この異方性エッチングには、RIE等のドライエッチングを用いることが好適である。
次に、露出させた電極パッド16の表面と、残された絶縁膜22の表面に、下地膜24を形成する。下地膜24として、まずバリヤ層を形成し、その上にシード層を形成する。バリヤ層およびシード層は、例えば真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等のPVD(Phisical Vapor Deposition)法や、CVD法、IMP(イオンメタルプラズマ)法、無電解メッキ法などを用いて形成する。
次に、図5(a)に示すように、電極34を形成する。その具体的な手順は、まず基板10の上方の全面にレジスト32を塗布する。レジスト32として、メッキ用液体レジストまたはドライフィルムなどを採用することができる。なお、半導体装置で一般的に設けられるAl電極をエッチングする際に用いられるレジストまたは絶縁性を有する樹脂レジストを用いることもできるが、後述の工程で用いるメッキ液およびエッチング液に対して耐性を持つことが前提である。
レジスト32の塗布は、スピンコート法やディッピング法、スプレーコート法などによって行う。ここで、レジスト32の厚さは、形成すべき電極34のポスト部35の高さにハンダ層40の厚さを加えたものと同程度に設定する。なお、レジスト32を塗布した後にプリベークを行う。
次に、形成すべき電極34のポスト部35の平面形状をレジストにパターニングする。具体的には、所定のパターンが形成されたマスクを用いて露光処理および現像処理を行うことにより、レジスト32をパターニングする。ここで、ポスト部35の平面形状が矩形であれば、レジスト32に矩形形状の開口部をパターニングする。開口部の大きさは、半導体チップにおける電極34のピッチなどに応じて設定するが、例えば120μm四方または80μm四方の大きさに形成する。なお、パターニング後にレジスト32の倒れが生じないように、開口部の大きさを設定する。
なお以上には、電極34のポスト部35を取り囲むようにレジスト32を形成する方法について説明した。しかしながら、必ずしもポスト部35の全周を取り囲むようにレジスト32を形成しなければならないという訳ではない。例えば、図5(a)の紙面の左右方向にのみ隣接して電極34が形成される場合には、同紙面の奥行き方向にはレジスト32を形成しなくてもよい。このように、レジスト32はポスト部35の外形形状の少なくとも一部に沿って形成される。
なお以上には、フォトリソグラフィ技術を用いてレジスト32を形成する方法について説明した。しかしながら、この方法でレジスト32を形成すると、レジストを全面に塗布する際にその一部が孔部H3内に入り込んで、現像処理を行っても孔部H3内に残渣として残るおそれがある。そこで、例えばドライフィルムを用いることにより、またスクリーン印刷等の印刷法を用いることにより、パターニングされた状態でレジスト32を形成するのが好ましい。また、インクジェット装置等の液滴吐出装置を用いて、レジストの液滴をレジスト32の形成位置のみに吐出することにより、パターニングされた状態でレジスト32を形成してもよい。これにより、孔部H3内にレジストが入り込むことなく、レジスト32を形成することができる。
次に、このレジスト32をマスクとして電極材料を凹部H0に充填し、電極34を形成する。電極材料の充填は、メッキ処理やCVD法等によって行う。メッキ処理には、例えば電気化学プレーティング(ECP)法を用いる。なお、メッキ処理における電極として、下地膜24を構成するシード層を用いる。また、メッキ装置としてカップ式メッキ装置を用いる。カップ式メッキ装置は、カップ形状の容器からメッキ液を噴出させてメッキすることを特徴とする装置である。これにより、凹部H0の内部に電極材料が充填されて、プラグ部36が形成される。また、レジスト32に形成された開口部にも電極材料が充填されて、ポスト部35が形成される。
次に、電極34の上面にハンダ層40を形成する。ハンダ層40の形成は、ハンダメッキ法やスクリーン印刷等の印刷法などによって行う。なお、ハンダメッキの電極として、下地膜24を構成するシード層を用いることができる。また、メッキ装置として、カップ式メッキ装置を用いることができる。一方、ハンダ層40の代わりに、SnAgなどからなる硬蝋材層を形成してもよい。硬蝋材層も、メッキ法や印刷法などによって形成することができる。以上により、図5(a)に示す状態となる。
次に、図5(b)に示すように、剥離液等を用いてレジスト32を剥離(除去)する。なお、剥離液にはオゾン水等を用いることができる。続けて、基板10の上方に露出している下地膜24を除去する。その具体的な手順は、まず基板10の上方の全面にレジスト等を塗布し、電極34のポスト部35の形状をパターニングする。次に、パターニングされたレジストをマスクとして、下地膜24をドライエッチングする。なお、ハンダ層40の代わりに硬蝋材層を形成した場合には、その硬蝋材層をマスクとして下地膜24をエッチングすることができる。この場合、フォトリソグラフィが不要となるので、製造工程を簡略化することができる。
次に、図6(a)に示すように、基板10を上下反転させた上で、基板10の下方に補強部材50を装着する。補強部材50として、保護フィルム等を採用してもよいが、ガラス等の硬質材料を採用するのが好ましい。これにより、基板10の裏面10bを加工する際に、基板10に割れ等が発生するのを防止することができる。補強部材50は、接着剤52等を介して基板10に装着する。接着剤52として、熱硬化性接着剤や光硬化性接着剤等の硬化性接着剤を使用するのが望ましい。これにより、基板10の能動面10aにおける凹凸を吸収しつつ、補強部材50を強固に装着することができる。さらに、接着剤52として紫外線硬化性接着剤等の光硬化性接着剤を使用した場合には、補強部材50としてガラス等の透光性材料を採用するのが好ましい。この場合、補強部材50の外側から光を照射することによって、簡単に接着剤52を硬化させることができる。
次に、図6(b)に示すように、基板10の裏面10bの全面をエッチングして、電極34の先端部に配置された絶縁膜22を露出させる。さらに、露出した絶縁膜22を研磨して、電極34の先端面37aとともに、電極34の先端部における側面37bを露出させる。その詳細な方法については後述する。
次に、図7に示すように、基板10の裏面10bにおける電極34の形成領域以外の領域に、第2の絶縁層である絶縁膜26を形成する。具体的には、電極34の形成領域をレジスト等によりマスクし、それ以外の領域に絶縁膜26を形成して、最後にマスクを除去すればよい。絶縁膜26としてSiOやSiNなどの被膜を形成する場合には、CVD法によって形成するのが好ましい。また、絶縁膜26としてPIなどの被膜を形成する場合には、液状の被膜材料をスピンコート法によって塗布し、乾燥・焼成して形成するのが好ましい。また、SOGを用いて絶縁膜26を形成してもよい。SOG(Spin On Glass)は、塗布した後に400℃程度の温度でベーキングすることによりSiOとなる液体であり、平坦化を目的としてLSIの層間絶縁膜に使用されている。具体的には、シロキサン結合を基本構造とするポリマーであって、アルコールなどが溶媒として使用されている。このSOGを塗布する場合にも、スピンコート法を用いる。
なお、電極34の形成領域をマスクしてそれ以外の領域に絶縁膜26を形成する代わりに、基板10の裏面10bの全面に絶縁膜26を形成して、電極34の形成領域に配置された絶縁膜26を上記研磨により絶縁膜22と同時に除去してもよい。この場合には、フォトリソグラフィによるマスクのパターニングが不要となり、製造プロセスが簡略化されて、製造コストを低減することができる。
その後、溶剤等により接着剤52を溶解して、基板10から補強部材50を取り外す。次に、基板10の裏面10bにダイシングテープ(図示省略)を貼り付けた上で、基板10をダイシングすることにより、半導体チップの個片に分離する。なお、COレーザやYAGレーザを照射して基板10を切断してもよい。
以上により、図1に示す状態となり、本実施形態に係る半導体チップ2が完成する。
(電極先端部の露出方法)
ここで、電極34の先端部を露出させる方法について説明する。本実施形態では、電極34の先端部に配置された絶縁膜22を研磨することによって、電極34の先端部を露出させる。
図8は、電極先端部の露出方法の説明図である。なお図8(a)は、図6(a)の電極34の先端部周辺における拡大図である。図8(a)に示すように、半導体基板10の内部に配置された電極34の先端部を、半導体基板10の裏面10bから露出させる。まず、図8(b)に示すように、半導体基板10の裏面10bをエッチングして、電極34の先端部に配置された絶縁膜22を露出させる。このエッチングには、ウエットエッチングまたはドライエッチングのいずれを用いてもよい。なお、基板10の裏面10bをグラインダ等により粗研磨した後に、エッチングを行って絶縁膜22を露出させるようにすれば、製造時間を短縮することができる。また、基板10の裏面10bをブラスト処理することにより、絶縁膜22を露出させてもよい。
次に、図8(c)に示すように、絶縁膜22を研磨することによって、電極34の先端部を露出させる。具体的には、電極34の先端部に配置された絶縁膜22および下地膜24を研磨により除去して、電極34の先端面37aとともに、電極34の先端部における側面37bを露出させる。これと同時に、電極34の先端面37aの周縁部に丸面取りを施してもよい。
図9は、様々な研磨方法の説明図である。上記研磨には、様々な研磨方法を使用することが可能である。図9(a)はグラインダによる研磨方法である。これは、砥石が固着されたディスク82を回転させて基板10を研磨するものであり、粗研磨に利用される。図9(b)はラップ盤による研磨方法である。これは、遊離砥粒を分散させた研磨剤を基板10とラップ84との間に介在させた状態で、両者を擦り合わせることにより基板10を研磨するものである。このラップ盤では、グラインダより高精度の研磨が可能になる。図9(c)は、CMP(Chemical and Mechanical Polishing)による研磨方法の説明図である。CMPは、研磨布(パッド)93による機械的研磨と、そこに供給される研磨液(スラリー)による化学作用との兼ね合いによって、基板10の研磨を行うものである。このCMPでは、ラップ盤やグラインダより高精度の研磨が可能になる。以下には、CMPによる研磨方法を例にして説明する。
図10は、本実施形態の研磨装置の説明図である。図10に示す研磨装置90では、研磨布93を備えた定盤91と、研磨対象の基板が装着されるヘッド95とが対向配置されている。その定盤91およびヘッド95は、それぞれ水平面内において逆方向に回転可能とされ、またそれぞれの回転軸がオフセット配置されている。一方、定盤91およびヘッド95の対面部付近には、スラリー供給手段98が設けられている。スラリー供給手段98は、定盤91およびヘッド95の対面部付近にスラリー99を供給するものである。スラリー99として、アルミナやシリカ、セリア等の研磨砥粒をアルカリ等の溶液中に分散させたものを採用することが可能である。
上述した定盤91は、研磨布93を備えている。この研磨布93は、硬質の発砲ポリウレタン等により、厚さ1〜2mm程度に形成されている。研磨布93として、具体的にはRodel社製のIC1000等を使用することが可能である。そして、この研磨布93は、第1弾性部材である弾性体92を介して定盤91に装着されている。弾性体92は、軟質の発砲ポリウレタン等により、厚さ1〜5mm程度に形成されている。この弾性体92として、例えば硬度が30〜70程度のものを採用することが望ましく、また弾性回復率が70〜90%程度のものを採用することが望ましい。具体的には、Rodel社製のsuba400等を使用することが可能である。
次に、図10に示す研磨装置90を使用した研磨方法について説明する。まず、ヘッド95の表面に、研磨対象である半導体基板10を装着する。半導体基板10は、その能動面10aに補強部材50を装着し、その裏面10bから電極34の先端部に配置された絶縁膜22を露出させた状態で、補強部材50を背にしてヘッド95の表面に装着する。次に、定盤91およびヘッド95を回転させつつ、研磨布93の表面にスラリー供給手段98からスラリー99を供給する。そして、定盤91およびヘッド95を接近させ、ヘッド95に装着された基板10を、定盤91に装着された研磨布93の表面に当接させる。
すると、研磨布93の表面の凹凸およびスラリー99に含まれる研磨砥粒が、電極34の先端部に配置された絶縁膜22を機械的に研磨する。また、スラリーを構成するアルカリ溶液等が絶縁膜22に対して化学的に作用する。これにより、絶縁膜22が除去されて、電極34の先端面が露出する。また、研磨布93は薄板状に形成され、しかも弾性体92に支持されているので、研磨布93は波打つように自在に変形する。このように変形した研磨布93は、電極34の先端面の周縁部から側面にかけて当接し、当該部分に配置された絶縁膜22を機械的に研磨する。したがって、電極34の先端部における先端面および側面を外部に露出させることができる。なお、電極34の先端部に配置された絶縁膜22の研磨にともなって、電極34の先端面の周縁部も研磨されて、当該部分に丸面取りが施される。
図11は、本実施形態の研磨装置の変形例の説明図である。この変形例では、研磨布93が定盤91に対して直接装着されている一方で、基板10が第1弾性部材である弾性体96を介してヘッド95に装着されている。この弾性体96も、軟質の発砲ポリウレタン等により形成されている。この場合にも、基板10は薄板状に形成され、しかも弾性体96に支持されているので、基板10は波打つように自在に変形する。この場合、基板10に形成された各電極34はそれぞれ独立して揺動可能となり、様々な角度で研磨布93に当接して、電極34の先端部に配置された絶縁膜22が研磨される。したがって、電極34の先端部おける先端面および側面を外部に露出させることができる。
図12は、半導体チップの積層時における電極接合部の拡大図である。なお、図12(a)は本実施形態により製造した半導体チップの積層状態であり、図12(b)は従来技術により製造した半導体チップの積層状態である。従来技術に係る半導体チップの製造方法では、電極34の先端部に配置された絶縁膜22を2次元的な研磨により除去するので、図12(b)に示すように電極34の先端面37aのみが露出している。したがって、ハンダ層40は電極34の先端面37aのみに収容される。これに対して、本実施形態に係る半導体チップの製造方法では、電極34の先端部に配置された絶縁膜22を3次元的な研磨により除去するので、図12(a)に示すように電極34の先端面37aに加えて側面37bが露出している。これにより、電極34の先端面37aに加えて側面37bにもハンダ層40が収容され、その側面37bに乗り上げるようにハンダ層40のフィレットが形成される。したがって、電極相互の接合面積が大きくなり、機械的および電気的な接合信頼性を向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る半導体チップの製造方法につき、図13を用いて説明する。
図13は、第2実施形態の研磨装置の説明図である。第2実施形態に係る半導体チップの製造方法は、研磨布93の表面に起毛94を配置して、電極34の先端部に配置された絶縁膜22を研磨することにより、電極34の先端面とともに電極34の先端部における側面を露出させるものである。なお、第1実施形態の半導体チップの製造方法と同様の構成となる部分については、その詳細な説明を省略する。
図13に示す第2実施形態の研磨装置では、定盤91に対して研磨布93が直接装着されている。そして、研磨布93の表面には起毛94が配置されている。この起毛94は、ナイロン等の弾性繊維からなり、高さ1〜2mm程度に形成されている。そして、ヘッド95に装着された基板10を、定盤91に装着された研磨布93に当接させて、研磨を行う。すると、研磨布93の表面に配置された起毛94が自在に変形して、電極34の先端面から側面に当接し、当該部分に配置された絶縁膜22を機械的に研磨する。また、起毛94にトラップされたスラリーが、電極34の先端面から側面に対して化学的に作用する。したがって、電極34の先端部における先端面および側面を外部に露出させることができる。
図14は、本実施形態に係る研磨装置の変形例の説明図である。この変形例は、第1実施形態の研磨装置およびその変形例、並びに第2実施形態の研磨装置をすべて組み合わせたものである。すなわち、基板10は弾性体96を介してヘッド95に装着され、また研磨布93は弾性体92を介して定盤91に装着されている。さらに、研磨布93の表面には、自在に変形しうる起毛94が配置されている。そして、基板10を研磨布93に当接させて研磨を行うと、基板10および研磨布93が波打つように自在に変形し、電極34の先端面の周縁部から側面にかけて起毛94または研磨布93が当接して、当該部分に配置された絶縁膜22を機械的に研磨する。したがって、電極34の先端部における先端面および側面を外部に露出させることができる。
以上に詳述したように、第2実施形態に係る半導体チップの製造方法では、研磨布93の表面に起毛94を配置して、電極34の先端部に配置された絶縁膜22を研磨することにより、電極34の先端面とともに電極34の先端部における側面を露出させる構成とした。これにより、半導体チップの積層時に、電極34の先端面に加えて、側面にもハンダ層が収容される。したがって、電極相互の接合面積が大きくなり、機械的および電気的な接合信頼性を向上させることができる。
[積層構造]
以上のように形成した半導体チップを積層して、3次元実装された半導体装置を形成する。図15は、実施形態に係る半導体チップを積層した状態の側面断面図であり、図16は図15のA部における拡大図である。各半導体チップ2a,2bは、下層の半導体チップ2bにおける電極34のポスト部の上面に、上層の半導体チップ2aにおける電極34のプラグ部の下端面が位置するように配置する。そして、図16に示すように、ハンダ層40を介することにより、各半導体チップ2a,2bにおける電極34を相互に接合する。具体的には、リフローによりハンダ層40を溶解させつつ、各半導体チップ2a,2bを相互に加圧する。これにより、ハンダ層40と電極34との接合部にハンダ合金が形成されて、両者が機械的および電気的に接合される。以上により、各半導体チップ2a,2bが配線接続される。なお、必要に応じて、積層した各半導体チップ相互の隙間にアンダーフィルを充填する。
ところで、溶解したハンダ層40は、上層の半導体チップ2aにおける電極のプラグ部36の外周に沿って上方に変形するので、上層の半導体チップ2aの裏面10bに当接する場合がある。なお、ハンダ層40には信号線が接続され、半導体チップ2aの裏面10bにはグランドが接続されているので、両者の短絡を防止する必要がある。この点、本実施形態では、半導体チップ2aの裏面10bに絶縁膜26が形成されているので、半導体チップを積層する際に、ハンダ層40と半導体チップ2aの裏面10bとの短絡を防止することが可能となる。したがって、信号線とグランドとの短絡を防止しつつ、3次元実装を行うことができる。
[再配置配線]
以上のように積層形成された半導体装置を回路基板に実装するため、再配線を行うのが望ましい。まず、再配線について簡単に説明する。図17は、半導体チップの再配線の説明図である。図17(a)に示す半導体チップ61の表面には、その対辺に沿って複数の電極62が形成されているので、隣接する電極相互のピッチが狭くなっている。このような半導体チップ61を回路基板に実装すると、隣接する電極相互が短絡するおそれがある。そこで、電極相互のピッチを広げるため、半導体チップ61の対辺に沿って形成された複数の電極62を中央部に引き出す再配線が行われている。
図17(b)は、再配線を行った半導体チップの平面図である。半導体チップ61の表面中央部には、円形状の複数の電極パッド63がマトリクス上に配列形成されている。各電極パッド63は、再配線64により1個または複数個の電極62に接続されている。これにより、狭ピッチの電極62が中央部に引き出されて、広ピッチ化されている。
図18は、図17(b)のA−A線における側面断面図である。上記のように積層形成された半導体装置を上下反転して、最下層となる半導体チップ61の底面中央部には、図18に示すソルダーレジスト65が形成されている。そして、電極62のポスト部からソルダーレジスト65の表面にかけて、再配線64が形成されている。再配線64のソルダーレジスト65側の端部には電極パッド63が形成され、その電極パッドの表面にバンプ78が形成されている。バンプ78は、たとえばハンダバンプであり、印刷法等によって形成する。なお、半導体チップ61の底面全体には、補強用の樹脂66等が成型されている。
[回路基板]
図19は、回路基板の斜視図である。図19では、半導体チップを積層して形成した半導体装置1が、回路基板1000に実装されている。具体的には、半導体装置1における最下層の半導体チップに形成されたバンプが、回路基板1000の表面に形成された電極パッドに対して、リフローやFCB(Flip Chip Bonding)等を行うことにより実装されている。なお、回路基板との間に異方導電性フィルム等を挟み込んで、半導体装置1を実装してもよい。
[電子機器]
次に、上述した半導体装置を備えた電子機器の例について、図20を用いて説明する。図20は、携帯電話の斜視図である。上述した半導体装置は、携帯電話300の筐体内部に配置されている。
なお、上述した半導体装置は、携帯電話以外にも種々の電子機器に適用することができる。例えば、液晶プロジェクタ、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ(PC)およびエンジニアリング・ワークステーション(EWS)、ページャ、ワードプロセッサ、テレビ、ビューファインダ型またはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲーション装置、POS端末、タッチパネルを備えた装置などの電子機器に適用することが可能である。
なお、上述した実施形態の「半導体チップ」を「電子素子」に置き換えて、電子部品を製造することもできる。このような電子素子を使用して製造される電子部品として、例えば、光素子、抵抗器、コンデンサ、コイル、発振器、フィルタ、温度センサ、サーミスタ、バリスタ、ボリュームおよびヒューズなどを挙げることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な材料や層構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
第1実施形態に係る半導体チップの電極部分における側面断面図である。 第1実施形態に係る半導体チップの変形例の側面断面図である。 第1実施形態に係る半導体チップの製造方法の説明図である。 第1実施形態に係る半導体チップの製造方法の説明図である。 第1実施形態に係る半導体チップの製造方法の説明図である。 第1実施形態に係る半導体チップの製造方法の説明図である。 第1実施形態に係る半導体チップの製造方法の説明図である。 電極先端部の露出方法の説明図である。 様々な研磨方法の説明図である。 第1実施形態の研磨装置の説明図である。 第1実施形態の研磨装置の変形例の説明図である。 半導体チップの積層時における電極接合部の拡大図である。 第2実施形態の研磨装置の説明図である。 第2実施形態の研磨装置の変形例の説明図である。 積層された半導体装置の全体の側面断面図である。 積層された半導体装置の電極部分における側面断面図である。 再配線の説明図である。 再配線の説明図である。 回路基板の説明図である。 電子機器の一例である携帯電話の斜視図である。 従来技術に係る電極先端部の露出方法の説明図である。
符号の説明
10半導体基板 10b裏面 34電極 92弾性体 93研磨布

Claims (8)

  1. 半導体基板を貫通する電極を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体基板から突出した前記電極の先端部を研磨することにより、前記電極の先端面とともに前記電極の先端部における側面を露出させ
    前記研磨は、前記電極の先端部に対して研磨手段を当接させることによって行い、
    前記半導体基板または前記研磨手段は、第1弾性部材を介して支持することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板を貫通する電極を有する半導体装置の製造方法であって、
    集積回路が形成された前記半導体基板の能動面から内部にかけて凹部を形成する工程と、
    前記凹部の内面に第1絶縁層を形成する工程と、
    前記第1絶縁層の内側に導電材料を充填して前記電極を形成する工程と、
    前記半導体基板の裏面を除去して、前記電極の先端部に配置された第1絶縁層を露出させる工程と、
    前記第1絶縁層を研磨して、前記電極の先端面とともに前記電極の先端部における側面を露出させる工程と、を有し、
    前記研磨は、前記電極の先端部に対して研磨手段を当接させることによって行い、
    前記半導体基板または前記研磨手段は、第1弾性部材を介して支持することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 半導体基板を貫通する電極を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体基板から突出した前記電極の先端部を研磨することにより、前記電極の先端面とともに前記電極の先端部における側面を露出させ、
    前記研磨は、第2弾性部材からなる研磨手段を前記電極の先端部に当接させることによって行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 半導体基板を貫通する電極を有する半導体装置の製造方法であって、
    集積回路が形成された前記半導体基板の能動面から内部にかけて凹部を形成する工程と、
    前記凹部の内面に第1絶縁層を形成する工程と、
    前記第1絶縁層の内側に導電材料を充填して前記電極を形成する工程と、
    前記半導体基板の裏面を除去して、前記電極の先端部に配置された第1絶縁層を露出させる工程と、
    前記第1絶縁層を研磨して、前記電極の先端面とともに前記電極の先端部における側面を露出させる工程と、を有し、
    前記研磨は、第2弾性部材からなる研磨手段を前記電極の先端部に当接させることによって行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記第2弾性部材は、研磨布の表面に配置された起毛であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記半導体基板の裏面に、第2絶縁層を形成する工程を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記研磨により、前記電極の先端部に形成された前記第2絶縁層を除去することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記電極の先端部に、前記電極の構成材料より酸化されにくい導電材料からなる電極キャップを形成し、
    前記研磨により、前記電極キャップの先端面とともに前記電極キャップの先端部における側面を露出させることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
JP2003408857A 2003-12-08 2003-12-08 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4085972B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003408857A JP4085972B2 (ja) 2003-12-08 2003-12-08 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003408857A JP4085972B2 (ja) 2003-12-08 2003-12-08 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005174991A JP2005174991A (ja) 2005-06-30
JP4085972B2 true JP4085972B2 (ja) 2008-05-14

Family

ID=34730421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003408857A Expired - Fee Related JP4085972B2 (ja) 2003-12-08 2003-12-08 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4085972B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8017439B2 (en) * 2010-01-26 2011-09-13 Texas Instruments Incorporated Dual carrier for joining IC die or wafers to TSV wafers
JP2011187771A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Omron Corp 電極部の構造
JP5880283B2 (ja) * 2012-05-29 2016-03-08 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置の製造方法
CN104871431B (zh) 2012-12-26 2018-04-10 日本碍子株式会社 复合基板及其制造方法,以及弹性波装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005174991A (ja) 2005-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100636449B1 (ko) 반도체 장치의 제조 방법, 반도체 장치, 회로 기판 및전자기기
JP4492196B2 (ja) 半導体装置の製造方法、回路基板、並びに電子機器
US7074703B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same, circuit board, and electronic instrument
US7138710B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same, circuit board, and electronic instrument
KR100554779B1 (ko) 반도체 장치, 회로 기판 및 전자 기기
US8586477B2 (en) Semiconductor apparatus, method of manufacturing the same, and method of manufacturing semiconductor package
US20040192033A1 (en) Semiconductor device, method of manufacturing the same, circuit board, and electronic instrument
JP2004228392A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体モジュールの製造方法
JP2005183689A (ja) 支持基板、搬送体、半導体装置の製造方法、半導体装置、回路基板、並びに電子機器
JP2008091628A (ja) 半導体装置、半導体装置の製造方法、回路基板および電子機器
JP3951944B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US20050230805A1 (en) Semiconductor device, method for producing the same, circuit board, and electronic apparatus
JP4155154B2 (ja) 半導体装置、回路基板、及び電子機器
JP4085972B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2004281793A (ja) 半導体装置の製造方法、半導体装置、回路基板および電子機器
JP2006041148A (ja) 半導体装置の製造方法、半導体装置、及び電子機器
JP4706180B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP5655825B2 (ja) 半導体装置、半導体装置の製造方法、回路基板および電子機器
JP2008153352A (ja) 半導体装置とその製造方法、および電子機器
JP4019985B2 (ja) 半導体装置の製造方法、回路基板、及び電子機器
JP2006041218A (ja) 半導体装置の製造方法、半導体装置、及び電子機器
JP2005191170A (ja) 半導体装置の製造方法、半導体装置の製造装置、半導体装置、回路基板および電子機器
JP2005174990A (ja) 半導体装置の製造方法、半導体装置、回路基板および電子機器
JP5266650B2 (ja) 半導体装置とその製造方法および電子機器
JP2003273107A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置並びに回路基板及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080211

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4085972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees