JP4085044B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、前面枠の窓開口の内周面に弧状のレール案内溝が成形され、該レール案内溝に外側ガイドレールが取り付けられる弾球遊技機に関するものである。
従来、例えば弾球遊技機の一種であるパチンコ遊技機として本出願人による次のようなものが有る。すなわち、このパチンコ遊技機は、遊技盤の遊技部が臨む窓開口を有し、前記窓開口の内周面に弧状のレール案内溝が成形され、前記レール案内溝の前縁側の長手方向に沿って該レール案内溝の底壁面よりも突出する支持段部が成形される前面枠と、前記前面枠の前面であって前記窓開口の下方に取り付けられる打球発射レールと、前記打球発射レールと所定の間隔離して連なると共に裏面の前縁側のみが前記支持段部に当接して支持され前記底壁面との間に空間が成形される状態で前記レール案内溝に取り付けられる外側ガイドレールとを備えた構成からなる(特許文献1参照。)。
特開2003−180980号公報(第4−6頁、図10)
しかしながら、前記特許文献1のパチンコ遊技機にあっては、外側ガイドレールがその裏面の前縁側で支持段部に支持されており、しかも、通常この種のガイドレールはステンレス製の金属帯板からなり比較的剛性に富んだ構成になっている。一方、打球発射レールから発射されるパチンコ球は、所定の間隔離れて連なる外側ガイドレールの上面に着地し、それから該外側ガイドレールに沿って飛走して遊技盤の遊技部に飛入する。そこで、パチンコホールでの稼動中には前記打球発射レールから発射される無数のパチンコ球が外側ガイドレールのほぼ一個所に頻繁に着地して当たることになる。このため、短期間では問題ないが、長い間(例えば6ヶ月以上)稼動していると、その個所の表面にパチンコ球が当たる衝撃により窪みができてしまい、ともするとパチンコ球がその窪みに嵌り込んで飛走方向に狂いが生ずるといった不安定な球飛び状態が起きる傾向があるという改良すべき点が残っている。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、外側ガイドレールにおいて発射されるパチンコ球が着地する着地部位付近の弾力性を高めてしなやかさを出し、発射球による傷や窪みが付くことを少なくして長期に亘り球飛び状態を安定させることができる弾球遊技機を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明に係る弾球遊技機は、遊技盤の遊技部が臨む窓開口を有し、前記窓開口の内周面に弧状のレール案内溝が成形され、前記レール案内溝の前縁側の長手方向に沿って該レール案内溝の底壁面よりも突出する支持段部が成形される前面枠と、前記前面枠の前面であって前記窓開口の下方に取り付けられる打球発射レールと、前記打球発射レールと所定の間隔離して連なると共に、始端部と終端部のみを前記前面枠に止着するようにしかつ裏面の前縁側のみが前記支持段部に当接して支持され前記底壁面との間に空間が成形される状態で前記レール案内溝に取り付けられる外側ガイドレールとを備えた弾球遊技機であって、前記打球発射レールから発射されるパチンコ球が着地する前記外側ガイドレールの着地部位付近の前縁に、その長手方向に沿って所定の範囲に亘り前記支持段部から外れる横幅を有した切欠条部を設けた構成からなる。
また、本発明は、遊技盤の遊技部が臨む窓開口を有し、前記窓開口の内周面に弧状のレール案内溝が成形され、前記レール案内溝の前縁側の長手方向に沿って該レール案内溝の底壁面よりも突出する支持段部が成形される前面枠と、前記前面枠の前面であって前記窓開口の下方に取り付けられる打球発射レールと、前記打球発射レールと所定の間隔離して連なると共に、始端部と終端部のみを前記前面枠に止着するようにしかつ裏面の前縁側のみが前記支持段部に当接して支持され前記底壁面との間に空間が成形される状態で前記レール案内溝に取り付けられる外側ガイドレールとを備えた弾球遊技機であって、前記打球発射レールから発射されるパチンコ球が着地する前記外側ガイドレールの着地部位付近の前縁に、その長手方向に沿って所定の範囲に亘り前記支持段部から外れる横幅を有した切欠条部を設け、前記外側ガイドレールの着地部位付近の後縁に、その長手方向に沿って前記切欠条部とほぼ同じ長さの切欠条部を設けた構成からなる。
本発明に係る弾球遊技機は、外側ガイドレールが前面枠に始端部と終端部のみを止着するようにして取り付けられ、打球発射レールから発射されるパチンコ球が着地する外側ガイドレールの着地部位付近の前縁側または前・後縁側にその長手方向に沿って所定の範囲に亘り支持段部から外れる横幅を有した切欠条部を設けたので、その部位付近はレール幅が狭くなりしかも支持されるものがなくなる。よって、その部位付近は、弾力性が高められしかもしなやかさが引き出されることになり、長期に亘り使用しても着地するパチンコ球の衝撃によって傷や窪みが付くことも少なく球飛び状態が安定する。更には、これにより外側ガイドレールの寿命を伸ばすことができるといった効果が有る。
以下、本発明に係る弾球遊技機の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、弾球遊技機には、例えばパチンコ遊技機、アレンジボール機または雀球遊技機があるが、本発明にあっては、一例としてパチンコ遊技機について説明する。図1は本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図、図2は前面枠の正面図、図3は同分解斜視図である。図において、1はパチンコ遊技機Pの機枠であって縦長方形枠状に成形されており、その前面に額縁状の前面枠2がその一側上下部を前記機枠1の一側上下部に設けた軸支部3,3によって軸支され、回動自在に装着されている。この前面枠2の上部中央には、窓開口4が開設されている。前面枠2の裏面には遊技盤5が配置され、その前面の遊技部5aが前記窓開口4に臨むようになっている。
前記前面枠2の前面には、遊技盤5前面の遊技部5aを覆い2枚の透明板であるガラス板6を備えた透明板保持枠7及び遊技盤5の下部を覆う前面板8とが、いずれもその一側上下部を前面枠2の一側上下間に所定の間隔離して設けた複数の軸支部9に軸支され、回動自在に装着されている。前記前面板8の前面に、貯留される弾球であるパチンコ球を後記する打球発射部Aに供給するための打球供給皿10が装着されている。また、前記前面枠2の下部にも下部前板11が回動自在に装着され、この下部前板11の前面には、前記打球供給皿10から溢れるパチンコ球を貯留する下部球受皿12が装着されている。13は、下部前板11の前面一側に設けられ、打ち出されるパチンコ球の打球力の強弱を調節する操作ハンドルである。
前記遊技盤5の前面に遊技部5aを囲う内側ガイドレール14が取り付けられ、前記前面枠2の窓開口4の内周面に外側ガイドレール15が取り付けられる。これら誘導レールとしての内側・外側ガイドレール14,15は、ステンレス製の金属帯板からなり、遊技盤5の前面に渦巻き状に配設される。内側ガイドレール14と外側ガイドレール15との間には、球飛走通路16が成形されると共にその内側ガイドレール14の終端位置に前記遊技部5aと連なる球放出口17が成形される。
前記遊技部5aには、そのほぼ中央に表示部18aを備えた表示装置18が装着され、その下方にパチンコ球の入賞により前記表示部18aの文字、数字、図形等の表示を変動表示させる始動入賞口19が配設される。更に、その下方に、前記変動した表示が一定の時間経過後に停止して特定の表示(例えば「777」)を示し、遊技者にとって有利な特別遊技状態になったとき、一定の条件の下で開閉扉20aを所定回数開成させ一度に多くの入賞球が得られる入賞装置20が配設されている。前記始動入賞口19は、パチンコ球が入賞し難い起立またはパチンコ球が入賞し易い傾動位置に自在に変換可能な一対の可動翼片19a,19aを有している。
更に、前記表示装置18の両側やや下方位置に一般入賞口21が配設され、これら一般入賞口21の上方位置にはパチンコ球が通過することによりそれを検知し、前記始動入賞口19の一対の可動翼片19a,19aをパチンコ球が受入れ易いように傾動させるための通過チャッカー22が配設されている。23は、前記遊技部5aの適宜位置に回転自在に装着され流下するパチンコ球の流れを変えて面白みを出させるための風車であり、24は障害釘である。更にまた、遊技部5aの下部には、遊技部5aを流下して前記始動入賞口19、一般入賞口21などに入賞しなかったパチンコ球をアウト球として遊技盤5の後方へ回収するアウト球口25が開設されている。
前記前面枠2は、合成樹脂製であって縦長方形状に成形され、周縁には枠部26が設けられると共にその内側に基板部27が張設されている。そして、この基板部27に前記窓開口4が開設されることとなる。前記基板部27の前面下部には、その平坦な取付面Eに打球発射レール28と該打球発射レール28の打球発射部Aに供給するパチンコ球を発射させるための発射装置29が取り付けられる。
前記前面枠2の裏面には、図4に示すように窓開口4を囲うようにして方形枠状の取付枠部30が一体に設けられ、下部の棚部30a上面に遊技盤5を載置して嵌め込むようになっている。なお、遊技盤5は取付枠部30から脱落しないように固定具(図示せず。)により、しっかりと固定されることになる。
前記窓開口4には、前記前面枠2の一部を構成しその上部を覆う上部覆い部材31とその一側を覆う側部覆い部材32とが交換可能に取り付けられている。上部覆い部材31と側部覆い部材32は、共に合成樹脂材により成形され、窓開口4の内周面となる内側下面や内側側面にそれぞれ前記外側ガイドレール15を取り付けるためのレール案内溝33が成形される。また、上部覆い部材31と側部覆い部材32は、これら裏側の周縁と内側面に後方へ突出するリブ34が設けられ、周縁部の内面に沿って前記窓開口4の内周縁の所定個所に設けた突片36の螺子挿通孔37と対応位置する螺子孔(図示せず。)を設けたボス35が設けられている。そして、前記上部覆い部材31や側部覆い部材32は、前側から前記窓開口4の所定位置に配置され、各螺子挿通孔37を介して螺子孔に螺子38を螺入させることにより、図2に示すように上部覆い部材31と側部覆い部材32とがそれぞれ窓開口4の前面上部と前面一側部に装着される。
前記各レール案内溝33は、図3に示すように上部・側部覆い部材31,32における前端縁の弧状縁部31a,32aの裏面に、該弧状縁部31a,32aに沿って成形される。このレール案内溝33には、図5、図6に示すようにその前側縁部の長手方向に沿って、外側ガイドレール15のレール幅の例えば約8分の1(2mm)の幅を有し、かつ、レール案内溝33の底壁33a面よりも突出する弧状の支持段部39が成形されている。また、前記上部覆い部材31と側部覆い部材32とは連続せず分離して設けられており、上部覆い部材31の一側下端と側部覆い部材32の一側上端との間に所定幅の曲率調整空間Mが成形される。これにより、前記レール案内溝33及び支持段部39も長手方向における略中間位置で切除されることとなる。前記曲率調整空間Mに対応する基板部27の内側端縁に、内側へ突設され先端に外側ガイドレール15に係合し得る爪部40を設けた外れ防止片41が一体に設けられている。
図5、図6に示すように、前記レール案内溝33の始端側に側部覆い部材32の裏面に位置して螺子孔42を有する突起43が突設されている。また、図8、図9に示すように、レール案内溝33の終端部は上方へ折り曲げられて一定の長さの終端折曲部44が設けられている。そして、その側方近傍とやや上方位置であって上部覆い部材31の裏面に螺子孔45を有する支持突起46と前記螺子孔42を有する突起43が突設されている。そして、前記終端折曲部44近傍の支持突起46に、前記外側ガイドレール15のレール案内溝33に対する緩みを無くし該外側ガイドレール15を正位置に設置する正位置設置手段としての正位置設置具47が装着される。
前記正位置設置具47は、前記支持突起46に嵌合して該支持突起46を中心として回動し、後端面が閉塞する円筒状の軸筒部48aと、該軸筒部48aの外周面に張設され上部覆い部材31の裏面とほぼ平行に配置される張出板部48bと、からなる。軸筒部48aの後端面には、前記螺子孔45と連通する螺子挿通孔49が開設され、この螺子挿通孔49を介して螺子孔45に螺子50を螺合することにより正位置設置具47が軸着される。前記張出板部48bはほぼ円板状に成形され一側に外側へ突出する操作部51が設けられると共にその一側面に指先で摘んで操作できる摘み片部52が設けられている。軸筒部48aの中心は張出板部48bの中心より終端折曲部44側へずれており、軸筒部48aが張出板部48bの偏心位置にある。そして、正位置設置具47を一方へ回動させることにより、張出板部48bの外周面63が漸次終端折曲部44側に接近(最終的には圧接する。)するようになっている。
前記軸筒部48aの螺子50は、指先で回さないと正位置設置具47が回動しない程度に比較的強く締められ、しかも、前記操作部51の内面に一つの係止歯53aが設けられ、これと対向する上部覆い部材31裏面に前記係止歯53aと互いに噛合し得る複数の係止歯53bが軸筒部48aを中心とする円弧状に設けられている。そして、指先で摘み片部52を摘み正位置設置具47を回動させ適宜位置で止めると、各係止歯53a,53bが互いに噛合して正位置設置具47が停止するようになっている。
前記外側ガイドレール15は、始端部が外側へV字状に屈曲されると共にその先端に前記突起43に嵌合する円筒部54aが設けられる。終端部も同じく外側へV字状に屈曲されて前記終端折曲部44に添わせる折曲片部55が成形され、その先端に前記上方の突起43に嵌合する円筒部54bが設けられている。そして、外側ガイドレール15には、始端側であって打球発射レール28から発射されるパチンコ球が着地する着地部位付近Lの前縁に、その長手方向に沿って所定の範囲に亘り前記支持段部39から外れる横幅を有した切欠条部56が設けられている。
この切欠条部56は、打球発射レール28から発射されるパチンコ球が一番始めに着地する地点を実験的に引き出し、その地点を含む範囲でその長さが決められる。また、その横幅は前記支持段部39から外れる幅であってかつ外側ガイドレール15のレール幅の中央部に達しない範囲で設定される。その中央に達すると着地するパチンコ球が切欠条部56に落ち込んでしまい球飛びに支障をきたすからである。前記外側ガイドレール15のレール幅は通常16〜17mmであるのに対し、切欠条部56の横幅は例えば、3mmに設定される。外側ガイドレール15の後側縁の中間位置には、前記外れ防止片41の爪部40が係合し得る切欠15aが設けられている。
本発明は上記構成からなり、前記外側ガイドレール15を前記レール案内溝33に沿わせ、図6に示すように、始端部側の円筒部54aを側部覆い部材32a側の突起43に嵌合し、裏側から前記円筒部54aより大きい外径の鍔57aを有する螺子57を螺子孔42に螺合する。これにより、円筒部54aが突起43から抜けることなくしっかりと固定される。また、前記レール案内溝33の始端部の前面側には固定部材58が螺着される。この固定部材58は、略直角三角形状をなし、基板部58a裏側の上縁部に前記支持段部39の上面39aと平行になる押え面部59が設けられている。そして、基板部58aに開設された螺子挿通孔60を介して側部覆い部材32に設けられた螺子孔61に螺子62を螺締することにより、支持段部39の上面39aに載る外側ガイドレール15の前側縁側をその上面39aと押え面部59とでしっかりと固定できることになる。
同様に、図示は省略するが、前記外側ガイドレール15の終端部側の円筒部54bを上部覆い部材31側の突起43に嵌合し、裏側から前記と同じ螺子57を螺子孔42に螺合する。この際、折曲片部55が、終端折曲部44と正位置設置具47との間に位置し、しかも、折曲片部55と終端折曲部44との間には少しの隙間が成形されるようになっている。また、図7に示すように前記切欠15aに外れ防止片41の爪部40が係合する。このように切欠15aに外れ防止片41を係合させておくのは、外側ガイドレール15を前記レール案内溝33に取り付ける場合、両端部のみを前面枠2に止着する構造であり、しかも、外側ガイドレール15が弧状に湾曲していることから、遊技盤5を装着するまでの間に両端部を支点として後方へ回転してレール案内溝33から抜け出てしまうことがあり、このような事態を回避するためである。
更にこの状態で、指先で摘み片部52を摘み、正位置設置具47を図8の矢視方向(反時計方向)へ回動させ、その外周面63を前記折曲片部55の表面に圧接する。これにより、図10、図11に示すように折曲片部55が外側ガイドレール15の他端部側へ押され折曲片部55がほとんど終端折曲部44に密接するので、外側ガイドレール15が両端部側から圧縮されその間の距離が縮まることとなり、これに伴い外側ガイドレール15がレール案内溝33側へ撓む。そして、その裏面がレール案内溝33内面に圧接して安定する。また、前面枠2側に、しかも、両端部のみを支着して、外側ガイドレール15が取り付けられるので、その取付作業が簡単になる。さらに、外側ガイドレール15はレール案内溝33に圧接され、常に円滑な弧面が具現されるように設置されるので、球飛び状態が安定する。
これにより、外側ガイドレール15がレール案内溝33の弧状縁部31a,32aと遊技盤5の前面との間に挟まれて取り付けられる。また、外側ガイドレール15は、一旦発射されるも飛走力が弱い等の理由により戻ってくるパチンコ球を下部球受皿12に導くための戻り球排出口64を介して前記打球発射レール28の先端部と連なることとなる。
また、外側ガイドレール15は、裏面の前縁側のみが前記支持段部39に当接して支持されることとなる。一方、支持されない部分は、その裏面に前記始端部と終端部との間の全体に亘り空間Sが形成される。これにより、外側ガイドレール15に、所要の弾力性が付与されることとなり、飛走するパチンコ球は、特に打球発射レール28から飛び出して外側ガイドレール15の表面に着地するときもその衝撃が吸収され、飛走中にパチンコ球が無用に跳ね返ることを押え、これによっても球飛び状態が極めて良好となる。
更に、前記上部覆い部材31と側部覆い部材32との間に曲率調整空間Mを形成しているが、通常、上部覆い部材31と側部覆い部材32との内周面、すなわちレール案内溝33、の曲率半径は異なっている。よって、製作された段階で一定の曲率半径に設定された外側ガイドレール15をレール案内溝33に取り付けたとき、外側ガイドレール15の上部側と下部側とで曲率半径が異なることから、歪みが生じてその表面がうねり、結果、球飛び状態が安定しなくなる。そこで、前記歪みを自由に湾曲できる曲率調整空間M内で逃すことによって、外側ガイドレール15の表面を滑らかな面とし、安定した球飛び状態を確保しようとするものである。
本発明にあっては、前記外側ガイドレール15であって、前記打球発射レール28から発射されるパチンコ球が着地する着地部位付近Lの前縁に、その長手方向に沿って所定の範囲に亘り支持段部39から外れる横幅を有した切欠条部56を設けてなるので、該切欠条部56を設けた範囲に亘り外側ガイドレール15のレール幅が狭くなりその分レール本来の剛性が弱まり弾力性が高められると共にしなやかさが引き出される。しかも、その裏側には空間Sが成形される。よって、打球発射レール28から打ち出されたパチンコ球が戻り球排出口64を越えて着地した場合、その衝撃がうまく吸収され外側ガイドレール15の表面に傷も窪みも付きにくくなる。これにより、長期間使用しても発射されたパチンコ球の球飛び状態に狂いが生ずることがなく、常に安定した球飛び状態が得られることになる。しかも、外側ガイドレール15の寿命も伸ばすことができる。
図12乃至図14は他の実施の形態に係るものである。この実施の形態では本実施の形態と略同じ構成からなるので、同一部位は同一番号を付すことによって詳しい説明は割愛する。この場合は、前記打球発射レール28から発射されるパチンコ球が着地する前記外側ガイドレール15での着地部位付近Lの前縁に、本実施の形態と同様にその長手方向に沿って所定の範囲に亘り前記支持段部39から外れる横幅を有した切欠条部56が設けられる。また、外側ガイドレール15での着地部位付近Lの後縁にも、外側ガイドレール15の長手方向の中央線を中心として線対称となるように同様な切欠条部56が設けられている。
このように、外側ガイドレール15の前縁と後縁とに切欠条部56,56を設けるようにすれば、外側ガイドレール15のレール幅がさらに狭くなり、その分本実施の形態に比べより弾力性が高められると共にしなやかさも引き出され、打球発射レール28から打ち出されたパチンコ球が戻り球排出口64を越えて着地した場合、その衝撃がさらにうまく吸収され外側ガイドレール15の表面に傷も窪みも付きにくい。これにより、長期に亘り使用しても発射されたパチンコ球の球飛び状態に狂いが生ずることがなく、常に安定した球飛び状態が得られる。しかも、外側ガイドレール15の寿命もより伸ばすことができる。
前縁と後縁とに切欠条部56を設けた外側ガイドレール15は、例えば図示は省略するが前記レール案内溝33の前縁と後縁とに支持段部39が設けられている場合にも適用することができる。そして、前記両実施の形態と同様な作用・効果が得られる。この場合、いずれの切欠条部56も各支持段部39から外れる横幅を有することは勿論である。
本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図。 前面枠の正面図。 同分解斜視図。 同裏面から見た斜視図。 同外側ガイドレールを取り外した一部裏面斜視図。 図2のV−V線断面図。 図2のW−W線断面図。 前面枠の要部裏面図。 図8のX−X線断面図。 作用を示す前面枠の要部裏面図。 図10のY−Y線断面図。 他の実施の形態に係り、前面枠の裏面から見た斜視図。 同外側ガイドレールを取り外した一部裏面斜視図。 図12のZ−Z線断面図。
符号の説明
2 前面枠
4 窓開口
5 遊技盤
5a 遊技部
15 外側ガイドレール
28 打球発射レール
33 レール案内溝
39 支持段部
56 切欠条部
L 着地部位付近
P 弾球遊技機(パチンコ遊技機)
S 空間

Claims (2)

  1. 遊技盤の遊技部が臨む窓開口を有し、前記窓開口の内周面に弧状のレール案内溝が成形され、前記レール案内溝の前縁側の長手方向に沿って該レール案内溝の底壁面よりも突出する支持段部が成形される前面枠と、前記前面枠の前面であって前記窓開口の下方に取り付けられる打球発射レールと、前記打球発射レールと所定の間隔離して連なると共に、始端部と終端部のみを前記前面枠に止着するようにしかつ裏面の前縁側のみが前記支持段部に当接して支持され前記底壁面との間に空間が成形される状態で前記レール案内溝に取り付けられる外側ガイドレールとを備えた弾球遊技機であって、
    前記打球発射レールから発射されるパチンコ球が着地する前記外側ガイドレールの着地部位付近の前縁に、その長手方向に沿って所定の範囲に亘り前記支持段部から外れる横幅を有した切欠条部を設けてなることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技盤の遊技部が臨む窓開口を有し、前記窓開口の内周面に弧状のレール案内溝が成形され、前記レール案内溝の前縁側の長手方向に沿って該レール案内溝の底壁面よりも突出する支持段部が成形される前面枠と、前記前面枠の前面であって前記窓開口の下方に取り付けられる打球発射レールと、前記打球発射レールと所定の間隔離して連なると共に、始端部と終端部のみを前記前面枠に止着するようにしかつ裏面の前縁側のみが前記支持段部に当接して支持され前記底壁面との間に空間が成形される状態で前記レール案内溝に取り付けられる外側ガイドレールとを備えた弾球遊技機であって、
    前記打球発射レールから発射されるパチンコ球が着地する前記外側ガイドレールの着地部位付近の前縁に、その長手方向に沿って所定の範囲に亘り前記支持段部から外れる横幅を有した切欠条部を設け、前記外側ガイドレールの着地部位付近の後縁に、その長手方向に沿って前記切欠条部とほぼ同じ長さの切欠条部を設けてなることを特徴とする弾球遊技機。
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