JP4084310B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係るトレンチゲート構造を有する高耐圧の半導体装置としての縦型パンチスルー型IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:以下、単にIGBTという)を示す断面図である。このIGBTは微細設計ルールを適用したものである。
V=(qN/2εSi)×a2
と表わされる。そして、この電位差を1V以内に抑えるためには、
1≧(qN/2εSi)×a2
の関係式を満たせば良い。
1≧{(1.60218×10-19 ×N)/(2×8.85418×10-14 ×11.9)}×a2 となり、これを変形して、
a2 ≦(1.315×107 )/N[/cm3 ]が得られる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るIGBTを示す断面図である。なお、図1と対応する部分には図1と同一符号を付してあり、詳細な説明は省略する(他の実施形態も同様)。
図9は、本発明の第3の実施形態に係るIGBTを示す断面図である。
図10は、本発明の第4の実施形態に係るIGBTを示す断面図である。
図11に、第1の実施形態のIGBTとその制御回路を同一基板に形成した高耐圧の半導体装置の断面図を示す。制御回路はn型ベース層3上に絶縁膜16を介して形成されている。制御回路を構成する半導体素子はポリシリコン膜に形成してある。
図16は本発明の第6の実施形態に係るIGBTの平面図、図17は図16のIGBTのA−A’断面図である。
図25〜図27は、本発明の第6の実施形態に係るIGBTの製造方法を示す工程断面図である。なお、本実施形態はn型ソース層およびp型コンタクト層に対するコンタクトホールの微細化に特徴があるので、n型ベース層より下の構造は図には示していない。
図29、図30は、本発明の第8の実施形態に係るIGBTの製造方法を示す工程断面図である。なお、本実施形態はn型ソース層およびp型コンタクト層に対するコンタクトホールの微細化に特徴があるので、n型ベース層より下の構造は図には示していない。
図31、図32は、本発明の第9の実施形態に係るIGBTの製造方法を示す工程断面図である。なお、本実施形態はn型ソース層およびp型コンタクト層に対するコンタクトホールの微細化に特徴があるので、n型ベース層より下の構造は図には示していない。
20…マスクパターン、21…酸化膜、22…窒化膜、23…レジスト、24…SiO2 マスク、25…酸化膜(スペーサ絶縁膜)、26…PSG膜、27…酸化膜、28…p型不純物イオン、29…酸化膜、30…窒化膜マスク、31…マスクパターン、32…n型不純物イオン。
Claims (5)
- 高抵抗で第1導電型の第1ベース層と、この第1ベース層の裏面に設けられた第2導電型のドレイン層と、このドレイン層と前記第1ベース層との間に設けられ、かつ前記ドレイン層よりも厚い第1導電型のバッファ層と、前記第1ベース層の表面に形成された第2導電型の第2ベース層と、この第2ベース層の表面に形成された第1導電型のソース層と、このソース層および前記第2ベース層を貫いて前記第1ベース層の途中の深さまで達するトレンチ内にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前記ドレイン層に設けられたドレイン電極と、前記ソース層および前記第2ベース層に設けられたソース電極とを具備してなるパンチスルー型の高耐圧半導体素子を含む半導体装置の製造方法であって、
第1導電型のバッファ層の表面上に、該バッファ層よりも薄い、高抵抗で第1導電型の第1ベース層をエピタキシャル成長させる工程と、
この工程の後に、前記第1導電型のベース層の表面に第2導電型の第2ベース層を、この第2ベース層の表面に第1導電型のソース層を、ならびに、前記ソース層および前記第2ベース層より深く、前記第1ベース層まで達するトレンチをそれぞれ形成する工程と、
この工程の後に、前記バッファ層の厚さを前記第1ベース層よりも薄くする工程と、
この工程の後に、前記バッファ層の裏面から第2導電型不純物のイオン注入を行って、前記バッファ層の前記裏面に該バッファ層よりも薄い第2導電型のドレイン層を形成する工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 高抵抗で第1導電型の第1ベース層と、この第1ベース層の裏面に設けられた第2導電型のドレイン層と、このドレイン層と前記第1ベース層との間に設けられ、かつ前記ドレイン層よりも厚い第1導電型のバッファ層と、前記第1ベース層の表面に形成された第2導電型の第2ベース層と、この第2ベース層の表面に形成された第1導電型のソース層と、このソース層および前記第2ベース層を貫いて前記第1ベース層の途中の深さまで達するトレンチ内にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されてなるトレンチゲート構造と、前記ドレイン層に設けられたドレイン電極と、前記ソース層および前記第2ベース層に設けられたソース電極とを具備してなるパンチスルー型の高耐圧半導体素子を含む半導体装置の製造方法であって、
高抵抗で第1導電型の半導体基板を用意し、この第1導電型の半導体基板を薄くして、高抵抗で第1導電型のベース層を形成する工程と、
この工程の後に、前記ベース層の表面に第1導電型のバッファ層を形成する工程と、
この工程の後に、前記ベース層の裏面側にトレンチゲート構造を形成する工程と、
この工程の後に、前記ベース層の表面と接する表面と反対側のバッファ層の表面から第2導電型不純物のイオン注入を行って、前記ベース層の前記表面と接する前記表面と反対側の前記バッファ層の前記表面に第2導電型のドレイン層を形成する工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 高抵抗で第1導電型の第1ベース層と、この第1ベース層の裏面に設けられた第2導電型のドレイン層と、このドレイン層と前記第1ベース層との間に設けられ、かつ前記ドレイン層よりも厚い第1導電型のバッファ層と、前記第1ベース層の表面に形成された第2導電型の第2ベース層と、この第2ベース層の表面に形成された第1導電型のソース層と、このソース層および前記第2ベース層を貫いて前記第1ベース層の途中の深さまで達するトレンチ内にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されてなるトレンチゲート構造と、前記ドレイン層に設けられたドレイン電極と、前記ソース層および前記第2ベース層に設けられたソース電極とを具備してなるパンチスルー型の高耐圧半導体素子を含む半導体装置の製造方法であって、
高抵抗で第1導電型のベース層を形成する工程と、
この工程の後に、前記ベース層の表面側にトレンチゲート構造を形成する工程と、
この工程の後に、前記ベース層を薄くする工程と、
この工程の後に、前記ベース層の裏面に第1導電型のバッファ層を形成する工程と、
この工程の後に、前記ベース層の裏面と接する表面と反対側のバッファ層の表面から第2導電型不純物のイオン注入を行って、前記ベース層の前記裏面と接する前記表面と反対側の前記バッファ層の前記表面に第2導電型のドレイン層を形成する工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第1ベース層の厚さは40〜70μmであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記薄くしたベース層の厚さは40〜70μmであることを特徴とする請求項2または3に記載の半導体装置の製造方法。
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