JP4081659B2 - 遮水板、遮水板の連結構造及び遮水壁の施工方法 - Google Patents

遮水板、遮水板の連結構造及び遮水壁の施工方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃棄物最終処分場、ラグーン、貯水池等の高精度の遮水施設に用いられる遮水板の連結構造、及び地中水中に遮水壁を施工する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
地中に遮水壁を施工する場合には、地盤に掘削孔を形成し、左右両側に雄雌型の嵌合部が設けられた遮水板を、前記掘削孔内に貫入させて該遮水板を地中に連続的に配設し、遮水板同士を嵌合部で嵌合して連結するようにしている。
【0003】
しかし、遮水板の嵌合部分の遮水性能は劣るので、貯水池の水や地下水等は遮水板の嵌合部分から漏れるという問題があった。
【0004】
そこで、嵌合部の全部又は一部を水膨潤性材料で成形し、嵌合部を嵌合させた後に雄型嵌合部を水で膨張させて雌型嵌合部に密着させるようにしたものが提案されるに至った。
【0005】
しかし、遮水板を土中に貫入する際に、水膨潤性材料の成形部が損傷したり、該成形部に土が付着して遮水性能が低下するという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、遮水板の連結部分の遮水性能を向上させることができる遮水板、遮水板の連結構造及び遮水壁の施工方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の遮水板は、左右両側に雄雌型の嵌合部が設けられた遮水板において、少なくとも一方の前記嵌合部を、遮水性材料の充填が可能な保護袋で囲繞したことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の遮水板の連結構造は、遮水板の左右両側に雄雌型の嵌合部を設け、隣接する遮水板の前記嵌合部同士を嵌合した遮水板の連結構造において、前記嵌合部を保護袋で囲繞し、該保護袋内に可撓性を有する遮水性材料を充填し、前記保護袋の一部を開口し、隣接する前記遮水板の前記嵌合部を前記開口から前記保護袋内に挿入し、前記嵌合部同士を前記遮水性材料の中で嵌合したことを特徴とする。
【0009】
また、前記遮水板の側部から可撓性保持片を延設し、該保持片に前記嵌合部を設けるのが望ましい。
【0010】
また、前記遮水板は、基板部を外皮部で挟んで構成され、前記基板部は可撓性を有する遮水性材料で形成され、前記外皮部は可撓性を有する遮水シートで形成されるのが望ましい。
【0011】
更に、前記保護袋及び前記保持片の少なくとも一方を、前記外皮部を形成する前記遮水シートの側端を延長することにより形成するのが望ましい。
【0012】
また、本発明の遮水板の施工方法は、左右両側に雄雌型の嵌合部が設けられた遮水板を用い、上下方向に配設された第1の遮水板の隣りに第2の遮水板を降下させることにより、隣接する遮水板の嵌合部同士を嵌合させる遮水壁の施工方法において、前記嵌合部を保護袋で囲繞し、硬化後に可撓性を有する液状の遮水性材料を前記保護袋内に充填し、前記第2の遮水板を前記保護袋の開口手段と共に降下させることにより、前記第1の前記遮水板の前記保護袋を前記開口手段で開口しながら、該開口部分から前記保護袋内に第2の前記遮水板の嵌合部を挿入し、前記遮水性材料の中で前記嵌合部同士を嵌合させることを特徴とする。
【0013】
また、前記開口手段を有する保護枠で保護した状態で前記遮水板を降下させたのち、前記保護枠を前記遮水板から分離して引き上げるのが望ましい。
【0014】
また、前記開口手段をカッターで構成し、降下時に該カッターで前記保護袋を上から下に向けて切り裂くのは望ましい。
【0015】
更に、前記遮水板の前記保護袋に水密ファスナーを取り付け、該水密ファスナーのスライダを前記開口手段で押し下げて前記保護袋に開口を形成するのが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1のように、遮水板1は、矩形の本体部2を備え、該本体部2の左右両側には雌型嵌合部3及び雄型嵌合部4が設けられている。遮水板1の本体部2は、基板部5の前後両面に一対の外皮部6を水密的に接着して構成され、外皮部6は可撓性を有する遮水シートにて形成され、基板部5は一対の外皮部6の間に遮水性材料を充填して形成されるものである。該遮水性材料は、ポリウレタン等のように、遮水性に優れ(例えば、透水係数が10-12cm/s以下に設定された材料)、充分な機械的強度を有するものである。なお、遮水シートは軟質の塩化ビニル製シートである。
【0018】
遮水板1の一側部には保護袋7が設けられている。保護袋7は、図1の2点鎖線のように雌型嵌合部3が一体成形された遮水シート7aを、平断面C字状に湾曲し、該遮水シート7aの両端部を外皮部6に水密的に熱溶着して形成されるものである。また、保護袋7の下端部は遮水シートにて閉塞されている。なお、保護袋7は雌型嵌合部3の保持体を兼ねている。
【0019】
遮水板1の本体部2の他側部には雄型嵌合部4が設けられている。雄型嵌合部4は遮水性を有するシート状の保持体8と一体成形され、保持体8は外皮部6に水密的に熱溶着されている。なお、雌型嵌合部3及び雄型嵌合部4は半硬質の塩化ビニル成形体である。
【0020】
また、保護袋7、雌型嵌合部3、雄型嵌合部4及び保持片8は遮水板1の縦方向のほぼ全長にわたって形成されている。また、雌型嵌合部3及び雄型嵌合部4は半硬質の塩化ビニルの成形体であって、雄型嵌合部4は遮水シートと一体成形されている。このように、保持体8及び保持袋7を外皮部2から延長して形成し、保持体8の先端に雄型嵌合部4を一体成形することにより、遮水性能が向上する。
【0021】
なお、遮水シート、雌型嵌合部3及び雄型嵌合部4は、HDPEやポリウレタン等で形成しても良い。
【0022】
遮水板1の本体部2は、例えば、前後一対の外皮部6間に、遮水性材料である不透水性又は難透水性材料を液状原料の形態で注入して形成される。液状原料としては、熱可塑性樹脂等のように遮水用材料そのものが液化しているもののほか、例えば2液常温硬化型ポリウレタンのような材料を使用することができる。また、予め基板部5を形成し、該基板部5の前後両面に外皮部6を接着して遮水板1の本体部2を形成するようにしても良い。
【0023】
なお、基板部5と外皮部6との厚み比は特に限定はされず、基板部5を薄くして外皮部6とほぼ同じ厚さとなるようにしても良いが、、基板部5の厚みは10mm以上が好ましい。
【0024】
また、図3に示すように、遮水板1の上下両端には金属材料等で形成された硬質の補強板1A,1Bが取り付けられている。補強板1A,1Bにはボルトの貫通孔10A,10Bが形成されている。
【0025】
図3乃至図7は遮水板1の変形防止等のための保護枠9を示している。該保護枠9は前後一対の側面枠部10と底盤枠部11とを備えている。
【0026】
側面枠部10は左右方向に複数並設される補強材13を面板12に固定して形成されている。面板12の一端部には円弧状の袋保護部14が形成され、面板12の他端部には雄保護部15が形成されている。側面枠部10の上端部には貫通孔16aを有する吊り込み部16が形成され、一方の側面枠部10の吊り込み部16には、側面枠部10をクレーン102の図外のワイヤー(索条)で吊り下げるための孔17が設けられている。また、吊り込み部16の外側にはワイヤー(索条)W1,W2の吊り下げ部18が形成され、該吊り下げ部18にワイヤーW1,W2の端部が止め具(ワイヤークリップ等)によって固定され、一方のワイヤーW2の下端にはフック23a付きの緊結具(ターンバックル等)23が固定されている。また、フック23a付きの緊結具23は側面枠部10の上側に位置するように設定されている。
【0027】
底盤枠部11の上面側には位置決め部19及びボルトBの貫通孔20aを有する遮水板1の固定部20がそれぞれ複数対形成されている。また、底盤枠部11の一端部には刃先が下方を向いたカッター21(開口手段の一例)が設けられ、底盤枠部11の下面側にはくさび体22が設けられている。また、底盤枠部11の両側には前記ワイヤーW1の挿通孔11aが形成されている。
【0028】
遮水板1に保護枠9を取り付ける場合には、図3(b)のように、遮水板1の補強板1Bを底盤枠部11の固定部20間に挿入して補強板1Bと固定部20とをボルトBにて固定する。また、底盤枠部11の固定部20と位置決め部19との間に側面枠部10の下端部を上方に引き抜き可能に挿入し、側面枠部10の袋保護部14間に遮水板1の保護袋7を位置させ、雄保護部15間に雄嵌合部4を位置させる。また、側面枠部10の吊り込み部16及び遮水板1の補強板1Aの貫通孔16a,10AにボルトBを挿通して側面枠部10同士をボルト連結する。また、ワイヤーW1を挿通孔18,11aに挿通してワイヤーW1の端部に形成されたリング部W11を緊結具23のフック23aに引っ掛け、その後緊結具23にてワイヤーW1,W2を緊張させて側面枠部10と底盤枠部11とを連結する。
【0029】
次に、上述の遮水板1及び保護枠9を用いた遮水壁の施工方法を、図7乃至図13に基づいて説明する。
(1)先行掘削
まず、遮水板1を建て込む前に、図外の削孔機により所定深度まで地盤100を先行掘削する。削孔機としては、公知の装置を使用でき、例えば、オーガー削孔機。チェーン式削孔機、機械撹件固化杭造成機などが挙げられる。また、先行掘削を行う際には、削孔壁の保護材としてベントナイトまたは現地発生粘土を用いて作成される泥水を用いる。
(2)遮水板1の建て込み
上述の要領で遮水板1に保護枠9を取り付け、図7及び図8のように、クレーン102で遮水板1及び保護枠9を吊り下げて掘削孔101内に降下させる。クレーン102は振動式貫入機103を装備し、必要に応じて振動させながら遮水板1を貫入する。その後、図13(a)のように保護枠9の上部に設けられる枠保持具24の先端を掘削孔101の孔縁部に係止して保護枠9を保持する。
(3)保護袋7への注入
遮水板1を掘削孔101内に建て込んだ後、粘着性及び遮水性を有する遮水性材料Aである不透水性又は難透水性材料を液状原料の形態で遮水板1の保護袋7内に注入する。液状原料としては、熱可塑性樹脂等のように遮水用材料そのものが液化しているもののほか、例えば2液常温硬化型ポリウレタンのような材料を使用し、その配合により充填材の硬化時間を設定でき、硬化前はその良好な充填性により保護袋7内に空隙のない遮水部を形成することができる。なお、硬化後に可撓性及び機械的強度(せん断強度)を有する液状の遮水性材料であれば、これに限定されない。また、遮水性材料Aとして、水膨潤性材料を用いる場合は、例えば水膨潤性材料と水を予め混合し、これと液状原料等と混合し、得られた混合物を注入すれば良い。また、遮水性材料Aには、疎水性シリカ等のチクソ性付与材が添加されている。
(4)次に、図10のように、既に地中に建て込まれた第1の遮水板1の隣りに第2の遮水板1を降下させる。このとき、第2の遮水板1の保護枠9のカッター21により、第1の遮水板1の保護袋7が上から下に向けて切り裂かれ、図2のように保護袋7に開口7aが形成されると共に、開口7aから保護袋7内に第2の遮水板1の雄型嵌合部4が侵入し、第2の遮水板1の雄型嵌合部4が第1の遮水板1の雌型嵌合部3に上から下に向けて挿入され、保護袋7内の遮水性材料Aの中で雄型嵌合部4と雌嵌合部3とが嵌合される。保護袋7内への泥水等の侵入は、保護袋7内の遮水性材料によって阻止される。また、保護袋7の引き裂きや保護袋7内への雄型嵌合部4の侵入に伴い、遮水性材料Aはチクソ性によって流動化し、図2(a)のように該遮水性材料Aによって保護袋7の開口7aと遮水板1との間の隙間を確実に塞ぎ、雄型嵌合部4の周囲の流れ、保護袋7内で空隙が発生するのを防止する。
【0030】
また、遮水性材料Aと掘削孔101内の泥水との比重差や遮水性材料Aの流動化の度合いによっては、図2(b)のように遮水性材料Aの一部は前記隙間から外部に流れ出る。
【0031】
更に、保護袋7は自己保持性を有し、開口7aから保護袋7内に第2の遮水板1の嵌合部が挿入されても、該開口7aが大きく開くことがなく、保護袋7からの遮水性材料Aの流出を防止できるようになっている。
【0032】
なお、その後、遮水性材料Aはチクソ性によってもとの状態に回復する。
【0033】
遮水性材料Aの注入方法は、例えば不透水性・難透水性材料の注入装置(図示省略)の注入ホースを遮水シートの保護袋7内に挿入して行うことができる。なお、遮水性材料Aが不足する場合は、保護袋7内に再度注入する。
【0034】
以下、(2)〜(4)を繰り返し行い、順次、遮水板1の建て込みを行う。
(5)保護枠9の撤去
遮水板1の保護袋7内の遮水性材料Aが硬化した後、側面枠部10の前記固定ボルトを緩め、図11及び図12のように、保護枠9の側面枠部10を引き上げて回収する。すなわち、地上近くにある緊結具23を操作してワイヤーW1,W2を緩め、フック23aからワイヤーW2のリング部W11を外して側面枠部10と底盤枠部11との連結を解除し、また、ボルトBを外して遮水板1と側面枠部10との連結を解除する。その後、ボルトBで側面枠部10同士を連結した状態で側面枠部10のみを引き上げ、底盤枠部11は遮水板1と共に掘削孔101内に残す。
【0035】
次に、図13(b)のように遮水板1の補強体1Aに保持具25をボルトBにて固定し、該保持具25の両端部を掘削孔101の孔縁部に係止して遮水板1を保持する。
(6)埋め戻し
側面枠部10を撤去した後に、掘削孔101を埋め戻すか、又は掘削孔101内の泥水にセメント等の固化材を添加して硬化させて遮水板1を地中に埋設する。その後、遮水板1の上部から保持具25を撤去する。
【0036】
このようにして地中に図9のように遮水壁Bが形成されるが、遮水板1の連結部分は、図2に示すように、硬化して可撓性を有する遮水性材料Aによって雄雌嵌合部分が囲繞され、また、該遮水性材料Aが雄型嵌合部4と雌型嵌合部3との間に介在する構造となるので、遮水性に優れた連結構造を得ることができる。
【0037】
また、雌型嵌合部3は可撓性を有する遮水シート(保護袋7)に、雄型嵌合部4は可撓性を有する遮水シート(保持片8)にそれぞれ設けられているので、雄雌嵌合部分の可撓性が発揮される。したがって、遮水板1の連結部分は、軟弱な地盤上に建設される場合や地震時においても地盤の変状に追随し、遮水性を保つことができる。
【0038】
また、保護袋7内に充填される遮水性材料Aと、遮水板1の基板部5を形成する遮水性材料とが連続した構造になっているので、遮水壁全体としても遮水性に優れたものになる。
【0039】
したがって、これを廃葉物最終処分場等の鉛直遮水構造に適用した場合には、鉛直3重遮水構造を一度に築造でき、接合部や隅角部においても遮水性能が低下せず、高度な安全性と信頼性を有する鉛直遮水構造を得ることができる。
【0040】
また、遮水板1自体の基板部5は、優れた遮水性及び充分な機械的強度を有しているので、遮水板1の破損事故が起きても充分な遮水性を保持することができ、耐久性、耐薬品性及び耐候性にも優れたものになる。
【0041】
なお、以上の実施形態では、保護袋7に開口7aを形成するのに、カッター21を用いたが、保護袋7に図外の水密ファスナーを取り付け、該水密ファスナーのスライダを操作体(開口手段)で押し下げて保護袋7に開口7aを形成するようにしても良い。
【0042】
図14は遮水板1の第2実施態様を示し、遮水板の外皮部6の一側部には遮水シート製の保護袋7を、外皮部6の他側部には遮水シート製の保持片8をそれぞれ熱溶着などで水密的に接着して構成されている。なお、保持片8の先端には、雄型嵌合部4が熱溶着などで水密的に接着されている。
【0043】
図15は遮水板1の第3の実施形態を示し、外皮部6、保護袋7及び雄型嵌合部4の保持体8は一枚物の遮水シートにて形成されている。すなわち、遮水シートの中央部を平断面C字状に湾曲して保護袋7を形成し、遮水シートの両側部にて保持体8を形成し、保護袋7と保持体8との間を外皮部6とするものである。なお、雌型嵌合部3及び雄型嵌合部4は遮水シートと一体成形しても良いし、遮水シートに熱溶着しても良い。
【0044】
遮水用材料Aは、前記のものには限定されず、例えば樹脂類、ゴム類、ベントナイト、粘性土、混合土、高分子ゲル、セメント、無機ゲル等の公知の材料を使用することができる。すなわち、公知の有機材料、無機材料及びこれらの混合物のいずれも使用することができる。
【0045】
このような材料としては、上記の透水係数及び変形率を充足するものであれば特に限定されない。有機材料として、例えばポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、エポキシ等の樹脂類、天然ゴム、イソプレン、ブチルゴム、ネオプレン(登録商標)等のゴム類等を挙げることができる。これら有機材料はエラストマーを好適に使用することもできる。また、無機材料として、例えばセメント・コンクリート、石膏、粘土類、珪酸及びその塩類等が挙げられる。これらは1種又は2種以上で用いることができる。特に、本発明では、樹脂類を使用することが好ましく、その中でもポリウレタンが好ましい。
【0046】
また、上記材料の一部又は全部として、気孔率10%以上、好ましくは10〜50%の発泡体を好適に使用することができる。このような材料としては、例えば発泡ポリウレタン、発泡スチロール、発泡エポキシ樹脂等を挙げることができる。
【0047】
上記材料では、必要に応じて、増量材等を配合することもできる。例えば、金属系充填材(鉄球、鉄粉等)、無機系充填材(砂利、石膏、セメント、ベントナイト等)、有機系充填材(ポリマー塊、ポリマーパウダー等)を適宜配合することができる。これらは廃材等も使用することができる。配合量は、用いる増量材の種類等に応じて適宜設定すれば良いが、通常は本発明材料中10〜70体積%程度とすれば良い。本発明では、増量材を配合した後の遮水用材料の物性が上記の透水係数及び変形率を充足していることが望ましい。
【0048】
増量材としては、特に、水膨潤性材料を使用することが好ましい。上記材料は、水分を吸収して体積膨張するものであれば特に限定されない。例えば、アクリル系高分子材料等の有機材料、ベントナイト等の無機材料を使用できる。これらは市販品を用いることもできる。本発明では、特にポリビニルアルコール系高分子材料及びアクリル系高分子材料の少なくとも1種を好適に用いることができる。ポリビニルアルコール系高分子材料としては、例えばポリビニルアルコール及びその誘導体が挙げられる。また、アクリル系高分子材料としては、例えばアクリル系樹脂、ポリメタクリル酸メチル等が挙げられる。
【0049】
遮水性材料の中で前記嵌合部同士を嵌合した発明の遮水用材料の形態は特に限定的ではなく、使用目的等に応じて適宜設計すれば良い。特に、廃棄物最終処分場、ラグーン、貯水池等における施工のように、地中への透水を遮断するために基礎地盤上に敷設して施工する場合には、厚さ10mm以上(好ましくは10〜1000mm)のシート状とすることが好ましい。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、少なくとも一方の前記嵌合部を、遮水性材料の充填が可能な保護袋で囲繞したので、隣接する遮水板の雄雌嵌合部分を遮水性材料で囲繞可能となって連結部分の遮水性能が向上する。
【0051】
前記嵌合部を保護袋で囲繞し、該保護袋内に可撓性を有する遮水性材料を充填し、前記保護袋の一部を開口し、該開口から前記保護袋内に隣接する前記遮水板の前記嵌合部を挿入して前記遮水性材料の中で前記嵌合部同士を嵌合したので、可撓性を有する遮水性材料で雄雌嵌合部分が囲繞されて遮水性に優れた連結構造になる。しかも、遮水性材料が保護袋によって保護され、遮水性材料の損傷や土の付着等による遮水性能の低下を防止できる。
【0052】
また、前記遮水板の側部から可撓性の保持片を延設し、該保持片に前記嵌合部を設ければ、遮水板の連結部も地盤変形に追従することができる。
【0053】
また、前記遮水板を、基板部を外皮部で挟んで構成し、前記基板部を可撓性を有する遮水性材料で形成し、前記外皮部を可撓性を有する遮水シートで形成すれば、遮水板自体が地盤変形に追従できるものとなり、この結果、遮水板の連結部分の地盤追従性と相俟って、遮水壁全体を地盤追従性に富んだものにすることができる。更に、高度な安全性と信頼性を有する鉛直3重遮水構造を一度に築造できる。
【0054】
また、前記保護袋及び前記保持片を、前記外皮部を形成する前記遮水シートの側端を延設して形成すれば、遮水板の基板部と保護袋内の遮水性材料とが連続することになり、連結部分の遮水性を更に向上させることができる。
【0055】
また、前記遮水板を開口手段と共に降下させることにより、既設の前記遮水板の前記保護袋を開口しながら、該開口部分から前記保護袋内に第2の前記遮水板の嵌合部を挿入し、前記遮水性材料の中で前記嵌合部同士を嵌合させるので、保護袋内への泥水等の侵入は、保護袋内の遮水性材料によって阻止され、保護袋内の嵌合部と保護袋の周辺物質との接触が回避され、遮水板の連結部の遮水性を向上させることができる。
【0056】
また、前記開口手段を有する保護枠で保護した状態で前記遮水板を降下させたのち、前記保護枠を前記遮水板から分離して引き上げれば、遮水板の打設時などに遮水板が変形するのを防止できる。
【0057】
また、前記開口手段をカッターで構成し、降下時に該カッターで前記保護袋を上から下に切り裂いたり、前記遮水板の前記保護袋に水密ファスナーを取り付け、該水密ファスナーのスライダを押し下げて前記保護袋に開口を形成すれば、施工能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の遮水板の平断面図である。
【図2】本発明の実施形態の遮水板の連結構造の平断面図である。
【図3】(a)は本発明の実施形態の遮水板に保護枠を取り付けた状態を示す正面図、(b)はその側面図である。
【図4】(a)は本発明の実施形態の遮水板の保護枠の底盤枠部の平面図、(b)はその正面図である
【図5】本発明の実施形態の遮水板に保護枠を取り付けた状態を示す平面図である。
【図6】本発明の実施形態の遮水板に保護枠を取り付けた状態で遮水板同士を連結した状態を示す平面図である。
【図7】本発明の実施形態の遮水壁の施工工程を示す概略図である。
【図8】本発明の実施形態の遮水壁の施工工程を示す概略図である。
【図9】本発明の実施形態の遮水壁の施工工程を示す概略図である。
【図10】本発明の実施形態の遮水壁の施工工程を示す正面図である。
【図11】本発明の実施形態の遮水壁の施工工程を示す正面図である。
【図12】本発明の実施形態の遮水壁の施工工程を示す正面図である。
【図13】本発明の実施形態の遮水壁の施工工程を示す側断面図である。
【図14】本発明の第2の実施形態を示す平断面図である。
【図15】本発明の第3の実施形態を示す平断面図である。
【符号の説明】
1 遮水板
3 雌型嵌合部
4 雄型嵌合部
7 保護袋
A 遮水性材料

Claims (9)

  1. 左右両側に雄雌型の嵌合部が設けられた遮水板において、少なくとも一方の前記嵌合部を、遮水性材料の充填が可能な保護袋で囲繞したことを特徴とする遮水板。
  2. 遮水板の左右両側に雄雌型の嵌合部を設け、隣接する遮水板の前記嵌合部同士を嵌合した遮水板の連結構造において、
    前記嵌合部を保護袋で囲繞し、該保護袋内に可撓性を有する遮水性材料を充填し、前記保護袋の一部を開口し、隣接する前記遮水板の前記嵌合部を前記開口から前記保護袋内に挿入し、前記嵌合部同士を前記遮水性材料の中で嵌合したことを特徴とする遮水板の連結構造。
  3. 前記遮水板の側部から可撓性保持片を延設し、該保持片に前記嵌合部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の遮水板の連結構造。
  4. 前記遮水板は、基板部を外皮部で挟んで構成され、前記基板部は可撓性を有する遮水性材料で形成され、前記外皮部は可撓性を有する遮水シートで形成されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の遮水板の連結構造。
  5. 前記保護袋及び前記保持片を、前記外皮部を形成する前記遮水シートの側端を延設することにより形成したことを特徴とする請求項4に記載の遮水板の連結構造。
  6. 左右両側に雄雌型の嵌合部が設けられた遮水板を用い、上下方向に配設された第1の遮水板の隣りに第2の遮水板を降下させることにより、隣接する遮水板の嵌合部同士を嵌合させる遮水壁の施工方法において、
    前記嵌合部を保護袋で囲繞し、硬化後に可撓性を有する液状の遮水性材料を前記保護袋内に充填し、
    前記第2の遮水板を前記保護袋の開口手段と共に降下させることにより、前記第1の前記遮水板の前記保護袋を前記開口手段で開口しながら、該開口部分から前記保護袋内に第2の前記遮水板の嵌合部を挿入し、前記遮水性材料の中で前記嵌合部同士を嵌合させることを特徴とする遮水壁の施工方法。
  7. 前記開口手段を有する保護枠で保護した状態で前記遮水板を降下させたのち、前記保護枠を前記遮水板から分離して引き上げることを特徴とする請求項6に記載の遮水壁の施工方法。
  8. 前記開口手段はカッターで構成され、降下時に該カッターで前記保護袋を上から下に向けて切り裂くことを特徴とする請求項6又は7に記載の遮水壁の施工方法。
  9. 前記遮水板の前記保護袋に水密ファスナーを取り付け、該水密ファスナーのスライダを前記開口手段で押し下げることにより、前記保護袋に開口を形成することを特徴とする請求項6又は7に記載の遮水壁の施工方法。
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